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校長通信

河北美術展・・・「賞候補」・「入選」おめでとう

 今日も、雨が降ったりやんだりの天気で、気温も10度以下の、肌寒い天気です。でも、昨日お知らせしたとおり、3年次は模擬試験、1・2年次はGPS-Academicに熱心に取り組んでいます。特にGPS-Academicについては、本校で初めての取り組みということで、小生もみなさんの取り組む様子を見学させてもらいました。びっくりしました。組み立ては「選択式問題」・「記述・論述式問題」→「思考力の自己評価」→「グループワーク①」「グループワーク②」となっています。グループワークでは、記述・論述式問題の「振り返り」を実施します。このグループワークで、みなさんがわいわい議論するところを見て、思わず感動してしまいました。特に1年次のみなさんは、入学して3週間ほどが経過したわけですが、こちらもほとんど余裕がなく、授業の様子を見る機会がないままに、ここまできてしまいました。実のところ、ホームの雰囲気はどうなっているんだろうと心配していました。でも、今日の様子で、そんな心配は吹き飛んでしまいました。みんなでワイワイと楽しく議論する様子をみて、安心しました。みんなが仲良く学ぶ様子、本当によかったです。この調子で頑張ってほしいと思います。先生方も、休みのところ、ありがとうございました。昨日の、短時間の研修だけで、これだけのことをきちんとマスターして、生徒の指導に当たっていただけることに、深く敬意を表したいと思います。

 保護者のみなさまに対しましても、4月8日のスタートからここまで、大きな事故もなく子供たちが学校生活を送っていることについて、深いご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。5/11のPTA総会を楽しみにしております。ご出席、よろしくお願いします。

 

 さて、4/25から開催している「河北美術展」ですが、今年度、本校からは「賞候補」2名、入選6名の合計8名が受賞しました。おめでとうございます。「賞候補」については、「入賞」まであと一歩ということで、美術展の図録には入賞作品と同等に、写真入りで掲載されることになります。一般の方々と肩を並べての公募展において「賞候補」2名は、大変意義のあることと思います。また入選も6名ということで、今年も美術科の現役生徒が大活躍しました。さらには今年3月に卒業したばかりの22回生からも、4名が入選したとのこと。これまたおめでとうございます。会場は例年の藤崎に加え、今年からTFUギャラリーミニモリにも展示されているとのこと。保護者のみなさま、ご家族のみなさま、ぜひご高覧いただきたいたいと思います。生徒のみなさんも、ぜひ友達を誘って見にいってください。

 1年次の美術科のみなさんは、今日の午後から明日まで「デッサン講習会」です。腕をどんどん磨き、これからの様々な美術展で活躍してください。

 今日は、このへんで。

 

平成から令和へ

今日は、4月授業日の最終日。平成という時代がいよいよ閉じようとしています。万感の思いで平成を見送り、令和を迎えたいと思います。

今日は、朝から冷たい雨が降り、本当に寒い一日でした。夕刊にも「寒の戻り」が大きく見出しになっていました。みなさん、明日は3年次が模擬試験。1・2年次がGPS-Academicです。このGPS-Academicとは、みなさんの「問題発見・解決に必要な思考力を測定・育成するアセスメント」です。模擬試験とは違うものです。これからの時代を担うみなさんに必要な「思考力」を多角的に測定・育成するものと考えてください。学校としても初めて実施するものです。明日、お天気が心配ですが、防寒対策をしっかりして、受験してください。

明日の模試とGPSが終わると、いよいよみなさんはGW。(と思ったら、美術科1年次は、デッサン講習会が日曜日までありました。頑張ってくださいね。)GW中にも、いろいろと学習課題を出してもらったと思います。学習時間をきちんと確保し、「知の体力」をしっかりと養い、そうした上で、家族との時間やプライベートの時間を有意義に過ごしてほしいと思います。

なお、河北美術展も開催中。本校からもたくさんの入賞者が出ました。私も見に行きたいと思います。

今日は、このへんで。

 

1対1の授業

昨日は、出張で終日学校を不在にしました。どうも最近は一日でも学校を休むと、ボーとして、仕事がなかなかはかどらなくなります。体力の限界かなと思っていたら、突然国語科のG先生が入ってきて、「校長先生、通信に書いていた『知の体力』ですが、1年次の国語の教科書に掲載されていますよ」とのこと。どれどれと見たら、本当に教科書の冒頭は永田和宏氏の「知の体力」でした。はい、まいりました。「からだ」の体力がなくなったら、「知」の体力でなんとかしろということですね。年寄りですから、なんとかしないといけません。でも、永田氏は、すごかったですね。理系でいながら、歌人としてもすごい作品を作っていました。敬愛する人です。1年次のみなさん、永田氏を師匠として、がんばりましょう。ついでに、先日、『昭和の古本屋』で寺山修司の評伝(文庫本)を見つけて、久しぶりに寺山を読み始めました。記憶をさかのぼると、当然学生時代にかぶれたのですが、宮城野高校創立時の一回生対象の授業で、「1対1」の授業をやっていました。今考えると恐ろしいですが、あの頃の特権です。確か一回生が2年次にあがったときだったと思います。1年間、ひたすら現代短歌を二人で読んでいました。塚本邦雄の短歌「革命歌作詞家に凭りかかられてすこしずつ液化してゆくピアノ」。これで何時間も議論したのが懐かしい思い出です。

 今日は、このへんで。

 

キャッチボールと青葉山

  昨日の放課後、某保健体育科の先生と久しぶりにキャッチボールをさせていただきました。もちろん、体育祭での生徒チームとの試合のための練習です。(体育祭のテーマが昇降口に登場しました。すごいです。)10球ほど投げたら、下半身にピリピリと何かが走ったので、やめました。もう年ですね。無理はしないようにします。

 昨日の夕刻には、宮城教育大学の国語の先生のところにご挨拶にうかがいました。なんか青葉山がどんどん変わってきているなという印象を受けました。かつてゴルフ場だったところは、今や東北大の一大キャンパスです。日曜日の説明では、そこに学生寮を作るという話を聞きました。寮というより、大学では「ユニバーシティ・ハウス」と称するとか。すごいハウスが誕生します。大学の進化はすごいですね。でも、青葉山に「ホー・ホケキョ!」と聞こえてきた時には、思わず感動しました。いつまでも、あの鳴き声はあそこで変わらないでいてほしいです。

 さて、明日は終日出張です。新しい仲間とも再会します。楽しみです。

今日は、このへんで。

 

PTA三団体のみなさんに感謝

 今日は、初夏の汗ばむくらいの陽気で、グランドで体育をしているみなさんが、うらやましくなるくらいの天気でした。

先週末、土曜日には、新旧のPTA三団体のみなさんが勢揃いで役員会を実施しました。恒例の昼食会では、みなさんの挨拶が面白いこと面白いこと、和気藹々の雰囲気でした。5/11の総会が楽しみです。みなさん、花見日和のところ、学校にお越しいただき、ありがとうございました。1年次の新しい役員のみなさん、よろしくお願いします。また卒Pのみなさん、長い間、本当にありがとうございました。このお礼は5/11に、ゆっくりとさせていただきます。

さて、4/8以来、三週目に突入です。平成も実質最後の週となりました。名残惜しいところですが、テレビでは、平成を懐かしむ番組が毎日どの放送局でもやっています。歌番組は、まさにそうですね。みなさんにとって、平成を代表する曲は、いったい何でしょうか? 自分にとっては、ナツメロというと、平成というより、昭和なのですが・・・。

昨日の日曜日に、国際センターで、東北大学の進学説明会がありました。4月の早い時期ということで、受験生の意識がまだまだのようで、高校生の入りが今ひとつでした。みなさん、いろいろな大学が今後説明会を実施すると思います。志望校の幅を広げて、積極的に情報収集にあたってほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

良識

4/19(金) 

昨日、新しい管理校医の先生にお越しいただき、内科検診を行っていただきました。生徒のみなさんが行儀良く検診を受けてもらえればいいのですが、待っている間のおしゃべり等がちょっと心配でした。でも終わってみればとても行儀がよくて何にも問題なかったですよとのこと。看護師さんからも同じような感想をいただき、安心しました。みなさん、さすがですね。待っている間に、うるさくすることもなく、とても良識ある態度だったようです。これからも若い大人として、社会生活の基本的なマナーを大切にする宮城野高生であってほしいと思います。4月の第二週目、大きな事故もなく、無事終えられそうなことを喜びたいと思います。

 今日は、このへんで。

 

昭和の古本屋

昨日の河北新報に、仙台の某出版社さんが古本屋さんをオープンしたとの記事が掲載されていました。うれしいことです。古本屋の言は感動的です。「目指すのは若い頃に通っていたような『昭和の古本屋』。本好きはいつの時代もいる。はやりのカフェはないが、しっかりと本を届けたい」。『昭和の古本屋』。「平成」ではありません。もちろん「令和」を先取りしたものではありません。『昭和』です。実は私の部屋も『昭和の古本屋』です。古本に占領され、足の踏み場もありません。家族には、怒られっぱなしです。それでも、これだけは、やめられません。昨日も、国語科の某女史から、『手の変幻』を貸してくださいと言われました。単行本のほうは、どこかに埋もれているのはずなのですが、見つかりませんでした。でも、講談社の文芸文庫本で出たものだけはすぐ見つかりました。教科書で習う「ミロのヴィーナス」。あれを読んだら、絶対清岡卓行のファンになるべきで、出典の本全体を読むべきです。ついでに彼の詩集も読むべきです。そうしたら、しばらく至福の時間に浸ることができます。『昭和の古本屋』は、まだまだ健在です。

今日は、このへんで。

 

校医の先生

 今日は、出張のため、午前中に利府高校、午後から仙台青陵中等学校、そして夕方には仙台二高とまわってきました。少しハードな一日でした。が、何がよかったかというと、それぞれの学校で桜が満開だったということです。とてもきれいで、本当に心が洗われるようでした。このまま天気が続いて、今度の週末もお花見ができると良いですね。本校のハナモモも、満開になるかもしれません。グランド脇にあるモクレンの花は写真のとおり。グランドの芝も写真のとおり次第に生き返ってきました。来月の体育大会の頃には、青々としたグランドになると思います。

 明日は、内科検診。代替わりした管理校医の先生が本校に初めてお越しになります。本校生徒の健康管理について、よろしくお願いしたいと思います。

 今日はこのへんで。

 

 

挑戦状

  花の都、パリのノートルダム大聖堂で火災発生というショッキングなニュースが飛び込んできました。怖いです。尖塔が崩れ落ちたということなので、フランスの方々はどんなに落胆されたことか。さらには、日本でも阿蘇山が噴火したというニュースも入ってきました。大地震で大きな被害があった熊本の方々も、復興がまだまだという状況だと思います。大きな噴火にならないことを祈るばかりです。

 さて、昨日から校長室前の廊下には、恒例の美術科入学生の自画像が展示されました。写真のとおり、それぞれに合格、入学の喜びをストレートに表現しています。みなさん、この初心を大事にして3年間を過ごしてくださいね。先輩たちは、これから開催される河北美術展をはじめ、たくさんの美術展で入選、入賞の活躍を見せています。ぜひ先輩たちに続いて力作をたくさん生み出してほしいと思います。

 グランドには、体育の授業で気持ちのよい汗を流す生徒たちの姿。これからどんどん暖かくなって、運動に最適な季節を迎えます。5月の体育祭まであっという間です。準備をよろしくお願いします。

今年も教員チームと、野球orソフトボールの試合をしたいです。去年、出場できなかった分、今年はちゃんと練習して生徒チームをやっつけたいと思います。ぜひ試合の実現を! これは、挑戦状です。

 昼休みに外に出て、ハナモモ+梅+ムスカリの写真を撮ってきました。生徒のみなさん、ムスカリがどこに咲いているか、わかりますか?

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナモモが咲き始めました

  早いもので、今日は4月15日。平成は残り半月となりました。土曜、日曜は花見に絶好のお天気。みなさんは、どうだったでしょうか?

さて、今年は桜前線が早かったと思っていたのですが、去年はもっと早かったようで、去年の入学式で、私はこのように式辞を読み上げていました。

「今年は桜前線が駆け足で日本列島を北上し、すでに県内各地で桜の花が満開となっております。本校でも,校舎南側のハナモモの花がきれいに紅色に咲き始めました。」

 校舎南側に植えられている、そのハナモモの花ですが、去年より一週間ほど遅く、今日あたりでその花が紅色に咲き始めました。きれいなものです。みなさん、気づいていますか? 新年度の授業が始まって、いろいろと大変だと思いますが、気持ちを落ち着けるためにも、時々ハナモモに目をやることも大事だと思います。

 さて、明日のLHRでは、進路希望調査が行われます。新年度早々、記入するのは大変かもしれませんが、みなさんが家庭で親御さんと進路について相談する良い機会だと思います。これからの勉学の目標作りにもなります。高い目標をぜひ持ってほしいと思います。

 今日は、このへんで。

 

満開

  入学式から始まった今週ですが、なんとかその年度最初の週をのりきりました。新入生のみなさんは、本日オーエンス泉岳でのオリエンテーション合宿を終え、15時過ぎに元気な顔で学校に戻ってきました。お疲れ様でした。本日10時からは、村上育朗先生を講師に迎えての進路講演会がありました。いかがでしたか? 『去稚心』から始まって、相当インパクトの強い講演会だったと思います。でも、みなさんには、早く一皮も二皮もむけた高校生になってほしい、そう強く思います。『自律』とは、自分をコントロールできること。『凡事徹底』とは、あたりまえのことを、心をこめて実行すること、その他もろもろ、たくさんの記憶に残る言葉があったと思います。ぜひとも今後の高校生活に生かしてほしいと思います。村上先生には、昨日の2年次生への講演会、その後の教職員向けの講演会に続いて、本日わざわざ場所をオーエンス泉岳に移しての講演会でした。陸前高田のご自宅から本校生徒のために、わざわざお越しいただき、二日続きの講演会を実施していただきました。本当にうれしく思います。今後とも、本校をあたたかく見守ってほしいと思います。

さて、今日泉が岳からの帰りに、仙台市内の町中の学校に寄ったら、校庭の桜が満開でした。おととい、昨日の大雪に耐え、きれいに咲き誇っています。週末には、県内の花の名所は、どこも花見の人たちでいっぱいになると思います。みなさん、今週の疲れを上手に癒やすためにも、どこかで花見もよろしいかと思います。一方で週明けには、1年次の生徒は本格的な授業開始となります。予習もしっかりやってきて、月曜日を迎えてほしいと思います。

今日はこのへんで。

 

授業スタート・カウンセラーの先生着任

  今日から2・3年次生は、通常授業がスタート。最初の授業の感想は、いかがだったでしょうか?

ある先生に聞いたら、久しぶりの2年次生相手の授業ということで、お互いに様子見の、とても気持ちの良い緊張感に満ちた、最初の時間でした・・・と報告をいただきました。さすがベテランの先生です。

今日は、新しいスクールカウンセラーの先生も着任しました。高校時代は、いろいろと悩みは尽きないもの。一人で悶々と抱えるよりも、カウンセラーの先生に相談したほうが、いろいろと解決のヒントをくださるかも。どうぞ、ハードルが高いなあと思い込まず、気楽に相談してみてください。

 さて、先ほど夕刊を見たら、今夜から雪マーク。一年次生は、明日からオリエンテーション合宿のため、「オーエンス泉岳 自然ふれあい館」に出かけます。幸い、外での活動は予定していませんが、明日の道路状況があまり悪くならないことを祈るばかりです。

 ところで明日の午後は、学校で二年次対象に、村上育朗先生の進路講演会です。村上先生には、若い頃から、進路指導のみならず、教員として大事にすべき心構えなどを教えていただきました。今回年度初めにあって、村上先生から、生徒それぞれが自分の未来に向けてこれまで以上に力強く踏み出す力をたくさんもらってほしい、そう思ってこの講演会を設けました。心して聞いてほしいと思います。

 

鷲田清一氏の「濃霧の中の方向感覚」。先日も書きましたが、短い文章が集められたものなので、ちょっと隙間の時間があると、さっと適当なところを開いて拾い読みします。これがまたなかなか面白く、きらりと光る箇所に出会うと、やめられなくなります。今日は、こんなところ。

 

 どこまで息を詰めていられるか。複雑性の増大にどこまで耐えられるか。すべてはそこにかかっています。一所から世界を見透すにはわたしたちは背が低すぎます。見えないさまざまなものでわたしたちの歴史的な生は編まれています。だから見晴らしのよい場所に立つには努力が要るのです。意見の異なる人たちとあえて執拗なまでに意見をつきあわせ、交換する必要があるのもそのためです。寛容という精神は呻きとともにあり、それを乗り越えようとする苦行のなかからしか生まれてきません。

たいせつなことは、わからないけれどこれは大事と見定めることができること、そしてそのわからないものに、わからないまま正確に対応できるということです。

 

     中略

デペイズマン。居心地の悪いこと、異郷にあること、立ち位置をずらされること、見晴らしのよい場所に出るためには、さしあたってここが確かな場所でなくなることが前提となります。

 

     中略

 

 わかりやすい話の外にいつも出ること、そしてその無呼吸の状態に耐え続けること。そういう「ため」がもてるかどうかに、生きることの意味のすべてがかかっているのだと思います。

     後略

 

 

さて、心配なのは、明日の天気。あまり雪が積もらないことを祈って、帰るとします。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

スタサポ・課題テスト・始業式概要

 今日、新入生はスタディーサポートを実施しました。昨日の入学式の疲れがあったかもしれませんが、いかがだったでしょうか? 結果が返ってくると、どれだけ学習習慣がきちんと身についているか、そしてどこに注意して高校での学習を進めていけばよいか、わかるようなしくみになっています。特に、みなさんにはぜひ「未来」の学習について、その方向性をきちんと把握してほしいなと思います。

二年次、三年次は、課題テストでした。この春休みの学習の成果が試されたはずです。明日からは、いよいよ新しい年次、新しいホームでの学習に入ります。良いスタートがきれるよう、予習をしっかりしてのぞんでください。

 さて、昨日の始業式で話した内容、概要ですが、アップします。

 

                    平成31年度 始業式

 

 みなさん、改めましておはようございます。みなさんが元気に、そして大きな事故もなくこの春休みを過ごせたこと、そして一緒に新年度をスタートできることをうれしく思います。平成31年度、平成は残りわずかとなりましたが、一日一日を大事に過ごしてほしいと思います。午後には、平成最後の入学生がやってきます。新入生が最高のスタートをきれるよう、準備のほうをよろしくお願いします。

 

 さて、先日4/1に新しい元号「令和」が発表されました。5/1からは「令和」元年となります。その記念の年に、本校は創立25年目を迎えることとなります。四半世紀ということで、一つの区切り、節目です。そこで記念式典を含む記念事業を行うこととしました。テーマは

          大庭にまこう『sowzoU』の種  

                   ~ 未来に輝く宮城野の花 ~

 式典自体は、来年の10月30日に行います。方針として、宮城野らしさを追求し、学校の一層の活性化を図っていきたいと考えています。

 そう思って学校の「教育方針」に「未来デザイン力の育成」を掲げました。(自他の)未来をデザインすることを通じてひとにしあわせをもたらすこと、そのひとが喜ぶ姿を見て、自分も笑顔に、しあわせになること、この宮城野での学びが自他のしあわせに通じる道をつくること、そういう願いをこめました。しっかりとこれらの点をおさえて、今後の学びに励んでほしいと思います。

 さて、話は変わりますが、今朝の河北新報を見ましたら、トップに気仙沼の大島と本土を結ぶ橋が完成したとの記事が大きく掲載されていました。東日本大震災から8年が経過し、ようやく命をつなぐ橋ができたことを、みんなで喜びたいと思います。と同時に、その次に何ができるか、どういうふうに行動しなければならないか、そういうことをしっかり考えてほしいと思います。平成32年、つまり令和2年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。一方でその年度内に東日本大震災から10年目を迎えます。そういう年に本校では、創立25周年記念事業・記念式典が行われます。一日一日を大事に過ごしながら、平成を見送り、令和を迎え、そして令和2年を迎えてください。繰り返しになりますが、そういう中でしっかりと自他の未来をデザインしてほしいと思います。 以上です。

 

   今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祝・入学

本校25回生の入学式を本日無事挙行することができました。改めまして、入学生のみなさん、保護者の皆様、ご家族の皆様に対して、心からお祝い申し上げます。

 校長式辞を改めてアップします。明日からの本校での高校生活において、自他の未来をしっかりとデザインできるよう、一日一日を大切に過ごしてください。

 

                                                                                                    式     辞

 

心優しい春の光を浴びて、つい先日梅の花が見頃を迎えたと思いましたら、先週末には県内にも桜の開花宣言が出されました。春本番を実感できる本日ここに、PTA会長柴田つが子様をはじめとするご来賓の皆様と、保護者のみなさまのご臨席を賜り、平成三十一年度入学式を挙行できますことに、厚く感謝申し上げます。

 ただ今、入学を許可しました美術科四十名、普通科百六十名、総合学科八十名、計二百八十名の新入生のみなさん、宮城野高校入学、おめでとうございます。

 また、今日までこの上ない愛情をもってお子様の成長を支えてこられた保護者のみなさま、またご家族のみなさまに心よりお祝い申し上げます。

 さて、新入生のみなさんに本校入学にあたってしっかりと理解してほしいことがあります。

第一に、本校は、本県教育改革のパイロットスクールであり、「個性化・多様化のための新しいタイプの高等学校」であるということです。教育活動の全分野にわたり、生徒の自主性・主体性を重んじる学校として、平成七年四月に本校が誕生しました。「宮城野・・・・・ここでは一人ひとりが輝きます」。これを改革の一大テーマとし、真に一人ひとりが輝くために、「個性」尊重の教育を推進してまいりました。

第二に、本校は「未来からの呼びかけに応える学校だ」ということです。本校初代校長の八巻一雄先生は、ことある毎に生徒に対して「合い言葉は未来」と訴えました。また30歳のときの自分を想像し、深く学んでほしいと語りかけました。

この「未来」について、今年度新しい教育方針の一つに「未来デザイン力の育成」を掲げます。グローバル化、少子高齢化、AI社会の到来等、現代社会は激しい変化にさらされています。そのような変化に主体的に対応し、共生と奉仕の精神に基づいて未来をデザインできるようになってほしい、そういう願いを込めて設けました。ここでの「デザイン」の意味ですが、ある大学の先生は「問題解決をするために何かを作り上げる行為であり、それによって人をしあわせにするものである」と言っています。今、「しあわせ」と伝えました。ここでお願いです。この社会の未来デザインを通じて、ひとにしあわせをもたらしてください。もちろん、みなさん一人ひとりが自分の未来デザインを通じて自分のしあわせをつかんでください。本校が大事にする「一人一ひとりが輝く」とは、つまり、ひとりひとりがしあわせになること。この入学式にあたってみなさんに強くお願いしておきます。

それでは、本校の特色ある取り組みを少しばかり紹介します。たとえば生徒企画による行事ですが、本校では最初から各行事があらかじめセットされているわけではありません。生徒が自ら企画して、体育的行事や文化的行事を作り上げる、そういうスタンスです。もろもろの行事においても、その都度ボランティアスタッフを募り、生徒の自治活動として運営されます。放課後活動においても、他の高校にあるような部活動の形態をとりません。生徒が自主的にサークル活動を組織し、生徒が自ら課題を発見し、考え、判断し、行動する力を養います。自立した集団の一員として、責任を担い、他の個性を尊重しながら、自らの個性を生かそうとする態度を身につけられるよう、我々は支援してまいります。この宮城野でそれぞれの個性を思う存分、大いに磨いてください。

ところで、今年度で本校は創立二十五年目を迎えます。入学生のみなさんは、二十五回生。よちよち歩きだった本校が、創立以来ようやく四半世紀を迎えることになります。それを記念し、また一層の発展を期して、来年度、創立二十五周年記念式典を催すとともに、様々な記念事業を推進していく予定です。新入生のみなさんは、来年度、本校中核の二年次生となります。活躍を大いに期待したいと思います。

さて、保護者のみなさま、ご家族のみなさま、ただ今申し上げたような本校の教育方針について、よろしくご理解とご支援をいただきたいと存じます。高校時代とは、先ほど申し上げたように、人生の中で最も輝かしい時代でありますが、それぞれが社会的自立を果たすための厳しい期間、揺れ幅の大きい期間でもあります。学校と連携を深め、子どもたちを温かく見守り、しっかりと支えていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。また、先ほどお伝えしました「本校創立二十五周年記念事業」についてですが、保護者のみなさまにもぜひ我々と一緒に記念事業を推進する仲間となっていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

最後にみなさんにお伝えしたいことがあります。先日、新たな元号が「令和」と発表されました。出典は万葉集の巻第五と聞きました。その巻第五には、子を思う歌人として有名な山上憶良の、このような歌が収録されています。

                                 銀も金も玉も何せむにまされる宝子にしかめやも

どんな宝物よりも子供が大事。そういう思いを、保護者の皆様やご家族の皆様と確実に共有し、平成最後の入学生のみなさんの、本校での学びのスタートを心からお祝いして、式辞といたします。

                                           平成三十一年四月八日

                                                                      宮城県宮城野高等学校

                           校長   遠 藤 吉 夫

 

 

 

 

 

 

祝・転入学

 天気予報どおり、とても暖かくなり、ニュースによると仙台でも桜の開花宣言が出たとか。この週末から仙台でも花見かもしれません。でもまだまだつぼみのところが多いと思います。風邪を引かないように気をつけて。月曜日は、いよいよ入学式です。その前の開花宣言。ありがたいことです。

 さて、その入学式本番の前に、今日は転入学式が行われました。青森県から女子生徒2名の転入学生をお迎えしました。二人とも3年次普通科に転入します。みなさん、仲良くしてくださいね。

 お二人には、プレゼントとして、パウル・クレーの「グラジオラスの静物」と広瀬淡窓の漢詩を贈りました。さらには藤村の碑の存在を伝えました。

   今日は、このへんで。

 

清明

 明日、4/5は、二十四節気の一つ「清明」。辞書によると、春分の日から数えて15日目頃。「春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもの」とあります。「雨が多い頃で、暖かくなった後に、小雨が降り続いて、寒くなったりもします」との説明も。確かに、今年は暖かくなったと思ったら、突然雨ならぬ4月の雪に見舞われたりもしました。でも、もう雪は降らないですよね。今日も少し肌寒く感じましたが、明日は、天気予報によると仙台は最高気温が20度。だいぶ暖かくなります。そろそろ桜の開花が待ち遠しく・・・。この週末に一気に桜前線が北上してほしいです。

さて、今日は今年度最初の職員会議。4/8の始業式、入学式を迎えるにあたって準備が着々と進行中。あとは、明日に最終チェックをするばかりです。年次が一つ上がった在校生、そして新入生の顔を見るのが楽しみです。新入生は、期待と不安の入り交じったところかもしれません。まずは落ち着いて、「入学のしおり」を読み返してください。再度チェックして、やるべきことが残っていたら、この週末に片付けること。私には、入学式の式辞を考えるという大事な仕事が、明日に控えています。もちろん始業式における在校生へのメッセージも考えなければなりません。

今日は、このへんで。

 

我が園に~

 4月がスタートして三日目。今日は、先生方みんなで「総合的な探究の時間」研修会を開催しました。サブタイトルは「~探究型学習へのデザイン思考の活用~」。山形にある東北芸術工科大学の柚木泰彦先生、渡部桂先生、池田努先生をお招きし、実際にデザイン思考を活用した演習を実体験しました。ただ講話を聞いているだけでなく、アイスブレイクから始まって、先生方が本当にアクティブに学ぶことができた研修会でした。芸工大の先生方に感謝です。

午後からは、実際にPSやFTの担当者の研修会が行われました。いよいよ本校独自の「探究」の時間が作られ始めていると実感できました。先生方、お疲れ様です。「探究」の時間を活用して、生徒それぞれの学びをぜひ一層深めてほしいなと思います。

さて、「令和」の出典となった万葉集です。巻第五「梅花三十二首」の序から「令和」が選ばれたと新聞にはありました。その三十二首には、このような歌も含まれています。

 

我が園に 梅の花散る ひさかたの 天(あめ)より雪の 流れ来るかも   大伴旅人

 

昨日の大雪。まさに仙台は梅が見ごろで、その梅の花に雪が降りかかったのでした。もちろん、この歌は、梅の花が舞い散るさまを、天より降ってくる雪に見立てているのですが。

 

今日は、このへんで。

 

気をつけよう

  交通事故に気をつけることと、天候の急変に気をつけること。どちらもすごく大事なことです。昨日、県庁への出張からの帰途、福田町で電車を降りて、学校に向かう途中での出来事です。田子中の北東角の交差点で、南方向から走ってきた自動車が一時停止せず、速度を少し緩めたぐらいで交差点に進入しました。ちょうどそこに交差点の西側から走ってきた車が衝突したのです。幸い少しハンドルを切ったので、真横にぶつかることはなかったのですが、バンパーが吹き飛びました。幸い両方の運転手にけがはなかったのですが、すぐそばで目撃した私は、本当にびっくりしました。またその交差点には、田子中の生徒が3名いたのですが、幸い事故に巻き込まれることはありませんでした。しかし、ちょっと間違えば、大事故になったかもしれません。この交差点は、みなさん承知のとおり、本校生徒の通学路です。くれぐれも気をつけてください。

また、今日は午後から一時大雪になりました。プロ野球の楽天戦が一時中断になるくらいです。3月はとても暖かい日が続いたので、4/2の大雪はびっくりです。みなさん、すべったりして思わぬ怪我などしないように、あるいは事故に巻き込まれたりしないよう、くれぐれも注意してください。

今日は、このへんで。

 

新年度スタート

 新年度のスタートです。街には、新入社員らしい装いの、若人がたくさん見受けられました。未来社会を担う若者にエールを送りたいと思います。

 本校でも、転入された教職員の着任式があり、辞令を交付させていただきました。ベテラン、中堅、初任者、それぞれに本校にとって貴重な新戦力になる方々です。よろしくお願いします。今日は、各分掌のチーフの先生方からの説明と校舎案内等があり、全体での正式な顔合わせは、明日となります。よろしくお願いします。

 さて、本日のビックニュースは、なんといっても新元号「令和」であると思います。お昼ちょっと前に発表され、おそらくお昼休みは、どこでもこの話題で持ちきりであったと思います。私の好きな「万葉集」からの出典と聞きました。これを機に「万葉集」がもっともっと読まれることを期待したいと思います。小生が本格的に「万葉集」に目覚めたのは大学二年次に日本文学専攻に進み、「万葉集」を専門にする先生に教わるようになってから。古今集や新古今集に比べて、率直に自分の思いを吐露する万葉人の歌に大いに心を動かされました。特に柿本人麻呂に夢中になり、卒論は絶対に「万葉集」と思っていた頃が懐かしいです。最後は、近代文学を卒論にしましたが、今も時々懐かしく「万葉集」を読み返すことがあります。「万葉集」は、ふところがとても広くて深いのです。ひととおり「万葉集」を学んでから、「万葉集」に詠まれた土地を訪ねる旅をすると、すごい感動ものですよ。ぜひ、どうぞ若いうちに。

 ということで、生徒のみなさんにメッセージです。4/1を迎えて、どうしていますか?

みなさんにとっての新年度は、確かに実質来週の4/8がスタートですが、本当は今日からが新年度スタート。きちんと気持ちを入れ替えて、スタートを切れましたか? 4/8に入学式を迎えるみなさんも、準備は大丈夫ですか? みなさん、4/8までの、これからの一週間、大事にしてくださいね。

今日は、このへんで。

 

感謝

  昨日、離任式が終わった後、午後からは職員室の大清掃。今朝、職員室に入ってみると、少しばかり雑然としていた職員室がすっかり見違えるようにきれいになっていました。先生方の座席も新年度の体制に合わせて大移動となっており、先生方の座る位置が昨日までと違っているので、とても新鮮でした。いよいよ週明けは4/1。新年度のスタートです。4/1が月曜日というのも、なにかしら区切りがちゃんとあるようで、助かります。そしてその4月1日には、新元号の発表となります。いったいどんな元号になるのか、楽しみであるのと同時に一抹の寂しさも・・・。昭和は、ますます遠く遙かな存在に。でも、まだまだ平成生まれに負けてはいられません。新年度も、「皆さんの知恵と勇気と笑顔を集めて、子供たち一人一人そして人々の幸福のために」。これは、今年度末で退任する高橋仁教育長からの最後のメッセージです。ご指導、ありがとうございました。

今日は、このへんで。