1. 高校生模擬裁判大会に参加しました

投稿日時: 2019/04/05 管理者05

3月29日(金)午後、仙台地方裁判所をメイン会場に、「第2回高校生模擬裁判大会in仙台」(主催:仙台弁護士会、共催:仙台地方裁判所・仙台地方検察庁)が開催され、本校の1年生有志3名が参加しました。


 このイベントは、宮城県では昨年に続いて2度目の開催で、県内6つの高校から参加がありました。題材となる事件の資料(警察官による捜査記録や容疑者の供述調書など)を事前に読みこみ、担当弁護士の支援を受けながら約2ヶ月間の準備を経て、仙台地方裁判所の実際の法廷で、検察官(あるいは弁護士)として有罪(あるいは無罪)の主張を行い、本職の法律家チームから判決を言い渡されるという企画です。
今回題材となった事件は、殺人犯を蔵匿したという事件で、本校は抽選で弁護側を担当しました。もともと決定的証拠が乏しく弁護側に若干有利と思われましたが、検察側を担当した宮城一高生もしっかり準備をしていて、互角の論戦となりました。判決は「被告人無罪」の弁護側勝利でした。
模擬裁判終了後に弁護士会館で行われた検討会では、審査員役の弁護士・検察官・裁判官から、検察側・弁護側双方の主張を評価するコメントがたくさん出されました。また本校の生徒たちの奮闘ぶりにも賞賛の声が寄せられました。
 

 今回のイベントは、根拠に基づいて論理的に思考し分かりやすく発表する力を磨くという意味で、将来法律専門家をめざしている高校生はもちろん、そうでない生徒たちにとっても貴重な学習機会になっただろうと思います。
 

 準備に当たられた弁護士会の皆さん、企画に賛同し協力いただいた検察庁と裁判所の皆さんには大いに感謝したいと思います。ありがとうございました。