☆卒業生の活躍☆003_千田 マミ(ちだ まみ)さん(美術科20回生)会社員(コレクターアシスタント/アートディレクター)
○現在の職業について
今私は、タグチアートコレクションという現代アートコレクションのアシスタントとして、作品管理から展示・グッズ企画、プロジェクト運営など、幅広く携わらせていただいています。
宮城野高校ではデザインを専攻していましたが、やりたいことが一つに絞れなかった私は、今までとはまた違う観点から、アートに関われる学科に行こうと「女子美術大学芸術学部アートプロデュース表現領域」に進みました。その後、大学4年生でコロナウイルスの影響により大学に行けなかった頃、授業の講師として来ていた方からの「現代アート興味ある?」という一言をきっかけに、思い切って現代アートの世界に飛び込みました。
宮城野高校、女子美術大学に入学したのも、コレクションで働くことを決めたのも、自分の知らない領域を知りたい、という気持ちがきっかけになっていて、それが今もこれからも自分を動かす原動力になっていくのだろうなと思っています。
○宮城野高校の後輩に伝えたいこと
自分の好きなことを深めるには、他の分野にこそきっかけがある。クリエイティブのおもしろいところは、そこなのではと私は思います。
アートの世界はとても広いです。私は現代アートの分野に足を踏み入れてから、入口も関わり方も人の数だけあるのだと実感しました。これはアートに限らず言えることかもしれません。
宮城野高校は自由な校風に合った、本当に個性豊かな人が集まっている場所です。まずは身近にいる人から。改めて外に目を向けてみて、経験して、その中で得た何かいいなという感覚や衝動は、きっと自分なりの生き方につながっていくと思います。これから出会うたくさんの入口にいいきっかけがありますように、応援しています。