☆卒業生の活躍☆007_尾形 徳理(おがた えり)さん(美術科14回生) 会社員(グラフィックデザイナー)
○現在の職業について
高校時代は洋画を専攻、その後富山大学芸術文化学部デザイン工芸コースに進学し、漆芸を学びました。卒業後は建設会社の事務員を6年、半導体関連の製造員として2年半勤務しながらグラフィックデザインの勉強をし、今年から仙台市内にある制作会社(有)クリックキューブでグラフィックデザイナー兼オペレーターとして勤務しています。チラシや機関誌などの印刷物・Webサイトなど、様々なデザイン業務を行っています。
他の卒業生の方と比べると、美術分野からやや脱線した職歴ですが、この数年間の他業種で得た知識や経験は、今のデザイン業務で非常に活かされています。
もし今、「美術が好きだけど職業として働いていくのが不安」な方がいたら、ひとまず美術分野以外の業種で働いてみるのも良い経験になると思います。
○宮城野高校の後輩に伝えたいこと
何かと混沌とした世の中ですが、周りに惑わされず、シンプルに今「自分が本当に好きなことは何か?」「これから自分が何をしていきたいのか?」をよく考えて、気持ちに素直に、目標に向かって進んで行ってください。
美術を学んでから何年経っても、自分が持っている感性は衰えることは無いと思っています。それは宮城野高校で学んで得た美術の基礎力と、美術が好きな仲間と切磋琢磨して刺激し合いながら、モノを作り上げていった経験があるからです。
宮城野高校美術科は、美術を学ぶ場として良い条件が揃った環境だと思います。それを最大限に活かして、自分の好きなことがこれからの“強み”になるように、高校生活を送ってください。応援しています!