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切磋琢磨

 先日の台風21号で、自宅の萩がかなりひどい状態になってしまったのですが、なんとか持ち直してきました。柔らかさというのは、本当に大事ですね。これが中途半端な直立型だと、途中でポキンと折れておしまいです。柔軟性や修正能力の高さ、これが今の社会では特に大事になっているような気がします。

 栄養分についても同じです。私は、恥ずかしながら農業科のある学校で初めて「徒長」という言葉を知りました。それまで「トチョウ」と聞いて「都庁?」と捉えていたのが正直なところです。なんて浅はかな知識しかなかったのだろうと悔やむばかりです。

 「徒長」の意味は、辞書でひくと、「作物や果樹の茎や枝葉がむだに伸びること」とあります。たとえば、肥料のやりすぎから、茎や枝葉、あるいは根っこが無駄にのびてしまうかもしれません。これを人間にたとえてみると、どうでしょうか。最初から教えすぎると、あるいは与えすぎると(イコール肥料をやりすぎると)、力強さの欠ける、やせ細った人間しかできないかもしれない。主体性に欠ける、受け身的な人間しか育たないかもしれない。あえて、肥料を少なめにする、あるいは遠くに置いて、そこまで伸びてくるのをじっとがまんする。そういう育て方のほうが、芯の強い人間を育てられるかもしれない。そういうことを思いながら、この秋は何にチャレンジしようかなと悩んでいるところです。

 本を読むのにふさわしい季節の到来に心が弾むのですが、どうもなかなか時間がとれません。さて、どうするか・・・。勉強も同じですね。時間がない、時間がないとぼやいてばかりいる者は、遅れていくばかりです。自分はちょっと弱いなあと思ったら、強い意志で必死に頑張っている人のそばに行って、その緊張感のところに我が身を置くのです。どんなに意志が弱い人でも、やるしかなくなります。切磋琢磨が大事です。ちょっと意味がずれているような気がしますが許してください。

 今日は、このへんで。