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東大国語入試問題/明日は高校入試初日

  早くも3/3のひな祭り。春がどんどん近づいています。おひなさまと言えば、自分は先月、丸森を訪問した際、町内の齋理屋敷に飾ってあるおひなさまを見てきました。先日の河北新報にも掲載されていましたが、実にきれいなものでした。そこだけ世界が違うという感じでした。

 さて、国公立大学の2次試験が2/25~2/26に行われたところですが、各大学の問題を見ていて、やはり今年もすごいなと思う問題に出くわしました。

 東京大学の国語の問題。第四問は、毎年話題になるところです。問題文は、なんと夏目漱石の『子規の画』から。問題文は、「次の文章は、夏目漱石が正岡子規を偲んで記したものである。子規は闘病のかたわら「写生」を唱えて短歌・俳句の革新運動を行い、三十代半ばで逝去した。これを読んで、後の設問に答えよ。」で始まります。(入試問題は、ネットで簡単に検索できます)

 この「子規の画」は、とても有名な文章です。そしてまた、傍線を施して問いとして設定したところもまたすごく有名なところです。ちなみに問三は、こうです。

 

「余は微笑を禁じ得ないのである」(傍線部ウ)とあるが、それはなぜか、説明せよ。

 

この漱石の「微笑」を、受験生に堂々と説明させる大学、東京大学の国語の問題に、私はやはり敬意を表します。この問題に対して、大学受験という大きな壁のところで、四つに取り組むことのできる受験生は、やはり幸せ者だと思います。

 

明日は、高校入試初日。受験生が思う存分に自分の力を発揮できることを期待します。頑張れ!

今日は、このへんで。