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文化祭・・・天気予報を吹き飛ばせ

雨にはなりませんが、どんよりした梅雨空が続き、気温は上がらないまま。なんかこのまま冷夏になりそうなお天気です。夕刊には、この後2週間も低温が続くとか。もしかしたら昨夏の反動で、今年の夏は過ごしやすいかもしれません。そういう淡い(?)期待を抱かせる7月です。

今週はいよいよ文化祭です。準備もいよいよ最終コーナー。みんな朝早くから、放課後の下校時間ぎりぎりまで、準備に大忙しです。この梅雨空が心配なのですが、みんなのパワーで吹き飛ばしてほしいです。

 さて、村上春樹様の新作(短編)が出ました。1年生の「総合的な探究の時間」において「話を聞いてみよう」という企画があり、私のところにもフレッシュな1年次生が7人、やってきました。その私の拙い話の中で、村上春樹様との長い長いおつきあいをお話しさせていただいたのです。レポートの代わりとなる新聞(7/9現在、未発行)に、その村上春樹様のことがしっかり「おすすめの作家」として紹介されています。ぜひ一読を。

さて、その村上春樹様の新作短編が「文学界 8月号」に2編、掲載されています。「ウィズ・ザ・ピートルズ With the Beatles」と「ヤクルト・スワローズ詩集」。いかにも彼らしい掌編です。文化祭明けには、読み終わると思いますので、興味ある方は、どうぞ校長室へ。早い者勝ちです。

本日、教育実習の3週間組の3名が最終日を迎えました。とても元気の良い、はきはきとした実習生のみなさんでした。母校で実習ができて、最高でした。「自分たちの頃と変わらず、好きなことに一生懸命、夢中になっていて、みんなとても輝いて見えました」と語ってくれました。例の広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩についても、一生懸命プレゼンしてくれました。私は、結句の「君 汲 川 流 我 拾 薪」(君は水を汲んできなさい、私は薪を拾ってこよう。)から、教えられることを伝えました。苦しいとき、辛いとき、そういうときに、人には往々にして迷いが生じるもの。迷いが生じてしまうと、自分のやっていること、作っているものに、自然と「狂い」出てしまうもの。そういうときに、アドバイスできることとして「君 汲 川 流 我 拾 薪」をあげたいと思います。川の流れの「水」。薪は、もちろん「火」。「水」も「火」も人間生活の基本中の基本。迷ったら、基本に立ち返ること。基本を徹底していれば、自ずと結果が出てくるはず。それまでどれだけ「辛抱」できるか。

 2週間組の実習生からは、お礼状が届きました。うれしいですね。最終日に伝えた『桂林荘雑詠諸生に示す』についての感想もしっかり書いてくれました。ありがとうございます。実習生、計6名のますますの活躍と精進を期待します

今日は、このへんで。