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夏休み明け・・・放送による全校集会

本校は、本日8/17に夏休みが明けて、今日から1週間は午前授業、午後は実力養成講座です。コロナの影響で長期の臨時休業を余儀なくされた分、夏休みが短縮され、今日から授業がスタート。みんなの元気な笑顔を見ることができ、安心しました。今のところ休み中、特に大きな事故のニュースも聞いていません。短かったけれども、みなさんがそれぞれに一日一日を大切にしてこの実質9日間の夏休みを過ごしたと信じています。

 さて、本日、放送により全校集会を実施しました。そこで話した内容を下に添付します。聞き漏らしたところがあれば、確認してください。明日も暑いようです。くれぐれも熱中症にも気をつけて。

 

令和2年度夏休み明け 全校集会   校 長 挨 拶
令和2年8月17日
 みなさん、改めましておはようございます。みなさんが今朝方、元気に登校してくる様子を見て、こちらも元気をもらいました。ありがとうございます。宮城野高校開校以来、最も短い夏休み、みなさんはどう過ごされたでしょうか。今年は夏らしい活動をする状況でもなく、自分も遠くに行くことはあきらめました。ただお盆には墓参りだけはしましたが、心なしか墓参りをする家族連れも例年よりは少なかったような気がします。自分としては、少しでも心に弾みをつけようとペルセウス流星群が見られるチャンスと聴き、夜中に起きだして年甲斐もなくチャレンジしてみました。残念ながら老眼のこの目には見つけることはかなわなかったのですが、心の内で願い事だけはしておきました。早くコロナが終息すること。これだけは忘れずに、夏の夜空にお願いしました。
 さて、そのコロナ対策を継続してきちんと実行しつつ、夏休み明け後は、着実に授業の遅れを挽回し、また25周年記念事業と式典もやるべきことはきちんとやっておきたい、そう思います。
 25周年記念のテーマをみなさんは、わかっていますか? 改めてみなさんに伝えます。
「大庭にまこう SOWZOUの種  ――未来に輝く宮城野の花」。
 アルファベットのSOWZOUには、イマジネーションの「想像」も、クリエーションの「創造」も重ねています。今、コロナ禍という厳しい状況だからこそ、想像力を働かして相手のことを思いやってください。いつもならすぐそばについてやって、相手を見守ってやる、そういうことができないからこそ、想像力を働かして、相手のことを思いやってください。逆も同じ。いつもなら自分のそばにいて見守ってくれる人がいるはず。そういう人がそばにいないからこそ、その相手が自分を遠くから応援してくれていると想像して、実は一人でない自分を実感する、そういう想像力を大事にしていきたい、そう思います。また、今までと同じことができないからこそ、そこでダメだとあきらめず、新たな価値、活動の仕方を「創造」する、そういうチャレンジ精神豊かな若者がたくさん出始めています。厳しい状況だからこそ、自分たちにもチャンスがある、宮城野の生徒は、そのようなSOWZOUの種をたくさん持っていると信じています。
 さて今年度は、本来、25周年を祝って体育祭や文化祭も、一段と華やかなものにしたいと思っていました。それが中止になり、甚だ残念なのですが、この秋、コロナ対策をしっかりと講じながら、本校にできることは何なのか、そのあたりをみなさんと検討できればと思っています。なお、25周年記念事業と式典のことに改めてふれておきます。記念事業として、保護者のみなさんに感謝しておかなければならないものとして、みなさんが今使用している個人ロッカー。上級生は以前の細長いものを覚えていると思いますが、あれを今のものに更新してもらいました。新しいロッカーを使えていることは、すべてみなさんのお父さんお母さんのご支援のおかげです。また25周年記念と直接関係はしませんが、今使用している普通教室のエアコンもみなさんのお父さんお母さんのご支援によります。本校の教育環境がみなさんの理解あるお父さんお母さんのご協力のおかげであると改めて感謝してください。
 本題です。25周年記念事業により、食堂前の中庭にタイルアートを作成します。題して「25年目のグラジオラス」。本校の教育方針を象徴するクレーの「グラジオラスの静物」については、みなさんに説明してあると思います。改めて示しますが、これです。よろしいですか。中庭に全校生徒でタイルアートを今年度後半に作成します。みなさんには、一人一人にタイル1枚配ります。好きな色を塗ってもらいます。宮城野の花をイメージして。一人ひとりが宮城野の花をイメージして色を塗ったタイルを、中庭の半円状の突起部分の内側側面に張り付けて、全校生徒の力で「25年目のグラジオラス」を完成させます。よろしいですか。本校にしかできないことをやりましょう。自分は絵心がないと不安に思う人も大丈夫です。私自身がたぶん最も下手です。詳しくは、また後日連絡します。
また式典はもちろん縮小しますが、記念講演として、日本で最もクリエイティブな仕事をしている放送作家、企画会社経営の小山薫堂先生を招きます。みなさんのなじみのものとしては、熊本の人気キャラクターの「くまモン」を生み出した人です。仮題として「しあわせの企画術」。この状況にあって、どんな生き方が自分も含めて一人ひとりに「しあわせ」をもたらすのか、そのあたりを先生から聞くことができたらと思います。
さて、現実に戻ります。8月が終わって9月に入るとすぐに今年度最初の定期考査があります。1年次のみなさんは高校入学後、初めての定期考査です。気合を入れて頑張ってください。また3年次は、その前に来週ですが、実力考査があります。先生方が総力をあげて共通テスト対策の問題を作成しました。ぜひとも本番に向けて弾みをつけてほしいと思います。就職を考えているみなさんはいつもよりひと月後ろ倒しの日程になりますが、間もなく本番です。みなさんの合格を祈っています。さて2年次のみなさん、25回生のみなさんは現在、本校の中核の年次です。宮城野高校生の主体性、自主性はどこで発揮されるのか、みなさんの知恵が試されるところです。みなさんの「そうぞうりょく」に期待しています。今、ひらがなで表現しました。
 ところで、昨年度先生方チームと有志生徒チームとのソフトボールの試合がありました。先生方チームがコテンパンにやられました。川崎先生は昨年度のリベンジを果たそうとたくらんでいます。私もです。楽しみにしています。さて、これから残暑が厳しいところです。みんなで励まし合い、注意し合いながら、実りの秋を迎えられるようにしましょう。以上です。

 

今日はこのへんで。