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芥川

昨夜から降り続いた雨が登校時には小雨となり、9時頃にはやんでくれました。その後は、からっとした良いお天気でした。週初めの酷暑がうそのようです。

さて、昨日お知らせしたとおり、今日7校時は、『FTⅠ・産業社会と人間』において「話を聞いてみよう」が実施されました。校長室にも一年生の7名が来てくれました。ありがとうございます。「古本の世界に取り憑かれた男のこれまでの軌跡、ついでになんで文学というやっかいな世界があるのか、その存在意義について、みなさんと考えてみたい」という内容でしたが、やっぱり時間が足りなかったですね。ついつい早口になり、みなさんの期待するような話は何もできずに終わってしまったような気がします。ごめんなさい。

特に、「校長先生が特におすすめの作家は?」という質問には、具体的にこの人という話ができませんでした。みなさん一年生で、今ちょうど芥川をやっているので、芥川の話を少ししましたが、本来は「地獄変」あたりで、もう少し具体的な話をすればよかったなあと思っています。それと、好きになった作家とは、とことん付き合うこと。デビュー作から、最後の作品まで、つなげることで1人の人間の全体像が見えてきます。良い意味でも悪い意味でも。1人の人間のおいしい部分だけでなく、つらい部分もひっくるめて、引き受けること。そういう作家を何人か抱えることができたら、たぶん自分の「生」もずいぶんと幅の広さと深さが出てくるのでは・・・ということで、今日は、ごめんなさい。明日、少し続きを。

今日は、このへんで。