ブログ

福島県の総合文化祭に行ってきました

今年も残りわずか。昨日は成績会議があり、みなさんの第3期の成績について先生方と会議を持ちました。

さて、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。先週12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。福島県内は5ブロックに分かれており、会津地区からスタートして、今回は一巡目の最後に相双地区での開催でした。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。震災と原発事故で生徒数が減少している中での開催でした。厳しい状況にあるにもかかわらず、どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。「まんまミイラ」と題されたそのお芝居の中で、ラスト近くになって、二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって、「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。プログラムの紹介文の最後には、「――今の、そのまんまの、私ら――」とありました。確かに「今の、そのまんまの、私ら」が、すごくまぶしく輝いていました。「今の、そのまんまの、私ら」が未来に生きようとする、そういう高校生たちの元気、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。相双地区の高校生のみなさん、ありがとうございました。

今日は、このへんで。