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小学校への高校生教育助手派遣プログラム

 

学校が地域のために、どのような役割を果たせるか、それは高校にとって大きな課題です。特に防災面では、東日本大震災以降大きな課題です。地元出身の本校生徒も、地域の防災訓練に参加して、地域の防災体制の一助となっています。また防災のみならず、学習面での協力も重要です。本校では、平成15年から、地元の小学校と提携して、「小学校への高校生教育助手派遣プログラム」を実施しています。その目的は、『本校生徒を教育助手として近隣地域の小学校に派遣することにより、その体験活動を通して生徒の勤労観や社会性を養うとともに自らの在り方生き方を再検証させ、今後の勉学に対する一層の自覚と意欲の高揚を図る。併せて、小学校と高校の交流を通して開かれた学校づくりを促進し、教育活動の相互理解・相互活性化を図る。』というものです。この2年間、私も視察させていただきました。本校の参加生徒が児童と交流する中で、学校の先生という仕事に大きな喜びを感じる様子を毎年視察することができ、とても楽しみにしているところです。

 今年度も、コロナ禍という厳しい状況にありますが、感染症対策を徹底しながら、お隣の田子小学校のご協力をいただき、5名の生徒を参加させていただくことができました。昨日1/27からスタートし、来週の2/4まで、1週間のプログラムです。田子小学校の先生方には、お忙しいところ、本校生徒のために、ご配慮いただき、深く感謝申し上げます。今日は、国語や算数、音楽の時間などを見学させていただきました。また6年生が卒業記念品を制作する時間もありました。本校生徒が児童の机間を回りながら、アドバイスする様子を視察することができました。みなさんが、この1週間の経験で、また大きく成長するのを期待したいと思います。

 ここ数日の暖かさで、自宅の臘梅のつぼみがふくらみはじめました。春の予感です。でも、週末はまた寒波がやってくるようです。思い出す言葉は、三寒四温。如月は、まもなくです。

今日は、このへんで。