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後期始業式&内定第一号

今日も秋晴れの、本当に気持ちの良い一日でした。朝方、ゴミ出しをしていると、近所のおじいさんから「おはよう。今日も天気がいいね。」と声をかけられました。「おはようございます。本当に気持ちのよい朝ですね」と答えた私です。

さて、今日は後期の始業式。朝1時間目は、全校集会。私から生徒に話した内容を紹介します。

 

みなさん、おはようございます。後期始業式にあたって、私から3点、お話をさせていただきます。

さて、10月に入りました。総合学科の生徒のみなさんは、わかっていると思いますが、10/3と10/4に総合学科の東北大会があります。みなさんにとっても、先生方にとっても大事な勉強会となります。総合学科の3年生は、あさって10/3の午後に、この体育館でこれまでのプロジェクトスタディーについて、ポスターセッションの形式でプレゼンを行います。1年次2年次の総合学科のみなさんは、その3年次生の発表を聞いて質問する側に回ります。総合学科のみなさんは、6年に1回の晴れ舞台です。発表する3年次生は、もちろんこれまでの研究成果を堂々と発表してほしいです。1年次2年次のみなさんも、良き聞き手となれるよう、また良き質問ができるよう、気合いを入れてほしいと思います。また、県内と東北各県の総合学科設置校の先生方が多数本校に見えます。先生方は、校舎に入って各教室で行われている通常の授業を見学されるかもしれません。だから宮城野高校全体が10/3の午後に学校公開を実施するのと同じです。みんなに一つ注文。挨拶はきちんと。自分から先に。これが基本です。

 さて、3年生のみなさん、いよいよセンター試験の出願となります。今日、200名を超える生徒が願書を発送すると聞きました。これから本番です。何度も繰り返しているように、ちっぽけな、やせ細ったリアリストになるな、みみっちい数字で妥協しちゃったなと、後で後悔するな。自分自身に対して誇りと思えるロマンを追い続けろ、みんなの一層の努力を期待したいと思います。

3年次のみなさんがセンター試験出願ということは、来年今頃に、2年次のみなさんは共通テスト出願です。1年次は、その次です。あっという間です。大学入試、高大接続というものが大きな変革期にあります。この変革期をぜひともチャンスに変えてほしいと思います。

ところで、先週ですが、中国へ学校視察に行ってまいりました。みなさんの学ぶ宮城野高校が中国の学校に注目されています。進学重視はもちろんのことですが、一人一人の主体性や自主性、一人一人の輝く個性を大事にする本校の教育理念が今、中国で注目されています。本校と交流関係を結びたい、そういう学校を8校ほど訪問してきました。今後については、ハードルがいくつかあるわけですが、本校に対して興味を抱いている学校がたくさんあります。今後、本校で学びたいという中国の高校生のみなさんが来校するかもしれません。美術科作品の交換交流、PSやFTの合同研究交流、そういうことが実現するかもしれません。そのときには、ぜひ積極的に手をあげてほしいと思います。本年度3月に実施するマレーシア研修もそうですが、機会があったらどんどん外に出て、自分を見つめ直すと同時に、日本の良い点、悪い点、そういうのを自分の肌で把握してほしいです。

 中国を訪問した裏の動機を話します。自分にとってこの学校で1回生を担任したときのホームの男子生徒、彼は不登校になり、本校を4年かかって卒業したのですが、彼は大学に入ると中国に渡り、ボランティア活動を始めました。在学時に引っ込み思案で、ボランティアをほとんどしなかった男が大きく変わったのです。彼を大きく変えた国をこの目で見たい、そういう気持ちもありました。確かに中国にはそれだけのエネルギーが満ちていました。

小さな枠に収まるな、大きく世界に羽ばたいてほしい、これをみなさんに対するメッセージにしたいと思います。以上です。

 

昼休みには、民間就職試験で内定第一号をもらった生徒が校長室に挨拶に来てくれました。ファッションセンス抜群の女子生徒です。いつか自分のお店を持てたらいいですね。将来がとても楽しみな女子生徒です。

今日は、このへんで。