2025年10月の記事一覧
「戦争語り部」の絵が完成しました
退職女性教員でつくる「白萩の会」の「戦争語り部」公演で使用される3枚の絵がこのほど完成し、制作に関わった美術科の有志生徒から「白萩の会」への引渡会が、10月1日(水)放課後に開かれました。
「白萩の会」は、約30年前から仙台市内の多くの小中学校で「戦争語り部」公演を続けています。3年前に、「これまで公演で使用してきた数枚の古い絵を、ぜひ宮城野高校の生徒に新しく描き直してほしい」との要望があり、当時の美術科の生徒たち有志がボランティアで3枚の絵を描いたことがありました。今回は、そのときの経験を活かして、さらに3枚の絵を追加で描いたものです。
去る5月30日には、絵が使われることになる「語り部」公演を実際に体験し、また6月26日には戦争体験者のお話を聴く会をもち、それらを踏まえて夏休みに約1ヶ月かけて制作に取り組みました。
絵の受け取りに来校した「白萩の会」の皆さんは、披露された絵を見て大いに感激。今後の「語り部」活動がいっそう充実すると喜んでおられました。生徒一人一人から「絵を描きながら戦争の悲惨さを改めて感じた」などの感想もありました。セレモニーの後は、お茶とお菓子で懇談しました。