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生徒の活躍

「戦争語り部」の公演がありました

 5月30日(金)放課後、退職女性教員でつくる「白萩の会」の皆さんによる「戦争語り部」の公演が行われ、美術科・普通科1~2年生の有志が鑑賞しました。

 「白萩の会」は、約30年前から仙台市内の多くの小中学校で「戦争語り部」公演を続けています。3年前に、「これまで公演で使用してきた数枚の古い絵を、ぜひ宮城野高校の生徒に新しく描き直してほしい」との要望があり、当時の美術科の生徒たち有志がボランティアで3枚の絵を描いたことがありました。今回は、そのときの経験を活かして、さらに数枚の絵を追加で描くため、「戦争語り部」公演を再び校内で実施したのです。

 教室には約20名の生徒が集まり、約45分間の公演を熱心に視聴しました。「白萩の会」の皆さんも、その熱心さに感激していました。今後は、戦争体験者のお話を直接聞く機会を経て、絵の制作に着手する予定です。秋ごろの完成・引き渡しをめざしています。

塩竈市杉村惇美術館「こども探偵事務所」にボランティアとして参加しました

5月11日(日)

塩竈市杉村惇美術館にて、「こども探偵事務所」をサポートするボランティアを行いました。

「こども探偵事務所」とは、小学生を対象にしており「こどもたちの視点で美術館を巡り、作品や対象物を観察、知性や感性に響かせる機会をつくる、こどものための美術館体験」です。今回は、「ざくろ」をテーマにざくろが描かれた世界の名画をカードにしてカードゲームをして遊んだり、中庭にあるざくろの木を観察したり、杉村惇氏の描きかけのざくろの絵

を鑑賞するなどして、多くの作品に描かれたざくろの謎に迫りました。

生徒たちは、カードゲームの見守りや記録撮影や、こどもたちの様子を観察する仕事を与えられて、意欲的に活動していました。

【生徒感想】

・こどもたちから活発な発言が出ていてすごいと思った。

・自分では想像もしない発言が、こどもたちから出ていて学びになった。感心した。

・こどもたちが自由に発言できる雰囲気を作っている学芸員の方がすごいと思った。

・こどもたちとコミュニケーションをとれて楽しかった。 

法学ゼミで「檻とライオン」の講義を聴きました

 法学ゼミでは、4月16日(水)午後に、広島の楾大樹(はんどう・たいき)弁護士さんを招いて、「檻とライオン」の講義を聴講しました。この講義は、中学校の教科書にも掲載されるほど著名な、憲法に関する楽しいお話です。80分の短縮バージョンのため急ぎ足でのお話になりましたが、生徒たちは憲法の存在意義などについて大いに学びを深めることができました。

法学ゼミが模擬裁判大会に参加しました

 3月27日(木)、仙台地方裁判所を会場に、仙台弁護士会主催の「模擬裁判大会」が開催されました。本校「法学ゼミ」所属の生徒7名が参加、「検察側」で法廷に臨みました。

  準備作業は今年1月から始まっていました。宮城野高校担当の2名の弁護士さんによる事前指導を受けながら、2ヶ月かけて事件資料を読み込み証人尋問・被告人質問・論告を作成しました。

  大会当日は、仙台第三高校(弁護側)との間で、彫刻刀で同僚を切りつけた事件について「傷害罪」の成立を争いました。両校とも、証人尋問・被告人質問では鋭い質問を次々と繰り出し、最終の論告・弁論の内容も高い水準でした。

  熱戦の結果、裁判官(本職の裁判官・検察官・弁護士・研究者が務めた)による「判決」は、残念ながら「無罪」でしたが、閉廷後の検討会で裁判官役をつとめた諸先生方から貴重なアドバイスをたくさん頂戴し、とても有意義な学びの機会となりました。

 

国際・語学ゼミナールで、サウジアラビアに壁画を発送しました

 国際・語学ゼミナールで取り組んでいる「アートマイル国際協働学習プロジェクト」で、今年はサウジアラビアと気候変動について議論を深めてきました。

 サウジアラビアの石油のリサイクル、砂漠における都市化による動物の生態系の危機、植林などの議論から、ニューエネルギーとしての植物発電への関心、サボテン等のCAM植物が持つ独特な光合成について関心が高まり、それを1.5m×3.6mの壁画に表現しました。

 半分まで日本で描いたものをサウジアラビアに送り、サウジアラビアで半分を仕上げることになっています。壁画の題名は、”The symbiosis of human and nature” (人と自然の共生)です。

全体像