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2023年12月の記事一覧

☆卒業生の活躍☆006_若生 啓太(わこう けいた)さん(普通科6回生) 公務員(宮城県高校教諭)

○現在の職業について

 高校を卒業後、福島大学教育学部(現在の人間発達文化学類)に進学。大学卒業後は高校で数学の非常勤講師や常勤講師として勤め、その後宮城県の高校教員として採用。現在は母校である宮城野高校に勤務し、今年度は1年次主任を務めています。

 宮城野高校での生活を忘れられずに教員になった私にとって、母校で教壇に立ち、後輩である生徒と過ごす今はかけがえのない貴重な時間です。

○宮城野高校の後輩に伝えたいこと

 宮城野に集まった君たちには、君たちが考え感じている以上にすごい力があるということ。しかし、その力を目覚めさせる・発揮するには「やってみる」「本気でする」必要があること。

 自分自身の高校時代を振り返ったときに、友達も多く、要領よく時間を使い、自分を高めることにも時間を使っていた友人たちがいました。カメラマンになったり医師になったり、そんなみんなは今もとても輝いています。高校時代の種があとから芽吹いて輝く人たちもいっぱいいますが、高校時代の「やってみる」「本気でする」過ごし方で輝けるタイミングは早めることができます。時代は変わりましたが、これまで送り出してきた卒業生にもそれを感じています。

 自己責任が問われる「宮城野の自由」。なにかを「やってみる」「本気でする」ために、自分の自由の使い方を今の状態より一歩進めてみてください。その一歩が、見える世界を必ず変えてくれます。新しい景色が見えるようになったとき、自由の使い方や捉え方も変わって、周りの人をしあわせにする喜びや自分自身がしあわせを感じる瞬間も増えるはずです。

 一人ではできないとき、みんなの周りには信頼できる仲間がいます。宮城野でできた友は、お互いを輝かせるとても貴重な存在です。一緒になって「やってみる」「本気でする」時間も大切にして、しあわせな時間をともに作っていきましょう。

☆卒業生の活躍☆005_吉田 愛美(よしだ あみ)さん(美術科16回生)  彫刻家

○現在の職業について

 宮城野高校卒業後、東北芸術工科大学に進学し、引き続き彫刻を専攻。作品制作と展覧会の企画・実施に学生時代の大半を費やしました。

 大学卒業後は残業の少ない会社に勤めたりアルバイトをしたりと、作家活動が両立できるような働き方をしながら、年に1~2回のペースで個展を行うなど、作品の制作・発表を続けてきました。最近はアルバイトも継続しつつ、大学の非常勤講師としての依頼や、ワークショップの依頼を受けるなど活動範囲を広げています。

○宮城野高校の後輩に伝えたいこと

 特に美術科の学生に関して、世間一般では特殊な進路に進んだ分、将来の自分の目標達成のためには、普通の人よりも活動を広げ、頑張る必要があると思います。覚悟を決めるといいますか、制作・学業、共にしっかり取り組み、自分の進路の幅を広げてください。学生時代に何かに打ち込み、それを通して忍耐力を鍛えた人間は、やはり強いと感じます。また自分の知見を広げて、卒業時に悔いのない進路選択ができるようにしてください。

☆卒業生の活躍☆004_KENT(けんと)さん  漫画家

○現在の職業について

職業は漫画家です。

 宮城野高校美術科を卒業後は、新潟県の長岡造形大学で主に彫刻分野を専攻しました。

 大学卒業後は、株式会社プライム1スタジオで大型フィギュア等のデザイナーを務め、その後に漫画家として独立しました。

 リイド社コミックボーダーでデビュー作「カラーレス」を約4年間連載し、現在は講談社月刊ヤングマガジンで「大怪獣ゲァーチマ」を連載中です。

○宮城野高校の後輩に伝えたいこと

 学生時代は何かと不自由に感じる場面が多くありますが、色々な事に挑戦できる自由な時期でもあります。自分には出来ない、無駄かもしれないと感じても、面白そうな事は何でもやってみて下さい。そしてそれを周囲の人と一緒に楽しんで下さい。

 現代では、自身の生活範囲を超えたところから来る意見に振り回されがちですが、まずは自分が良いと思う方向に進めばいいと思います。