美術科TOPICS
第77回宮城県高等学校美術展
「第77回宮城県高等学校美術展」が、令和7年1月25日(土)から1月29日(水)まで、「せんだいメディアテーク」にて開催されました。県内73校の高校生による760点(美術作品529点、ポスター作品231点)の作品が展示される大きな展覧会となりました。
宮城野高校美術科生が出品した作品は、優秀ポスター賞3作品、優秀賞9作品、奨励賞6作品の合計18名の作品が受賞しました。おめでとうございます。さらに、優秀賞を受賞した2名の作品が、宮城県代表作品に選出され、来年度夏開催の「第49回全国高等学校総合文化祭 かがわ総文祭2025」へ出展される事になりました。おめでとうございます。 最終日には、授賞式が行われ、賞状伝達・審査委員長より講評を受けました。その後、講評会が行われ、美術の教員から個人的に講評をもらい、今後の制作活動に活かしていきます。
仙台八坂神社に大絵馬を奉納しました!!
今年も仙台市宮城野区岩切にある仙台八坂神社様からのご依頼で、美術科生5名が大絵馬を制作しました。昨年の「辰」と同様に、来年の干支である「巳」をモチーフに大絵馬を描き、奉納に参加させていただきました。
今年の大絵馬は、年の変わり目を表現しており、元旦の朝日とともに竜が去り、蛇が現れた場面を表現しました。この大絵馬は神社境内でご覧になれますので、ぜひ現地で実物をご覧下さい。
宮城野高校 美術科 デッサン実技講習会
12/6(金)~7(土)にかけて、湘南美術学院から講師の先生をお招きし「デッサン実技講習会」を開催しました。美術科以外の普通科の生徒達も参加し、物の見方から形の捉え方など、先生の実演を交えながら、木炭デッサンや鉛筆デッサン、着彩の実技指導を受けました。1年次は、3回目の木炭デッサン挑戦となりました。2年次・3年次は、美大受験を意識しながら各コースに分かれて、より専門性の高い実技指導を受けました。
参加した生徒達は、限られた時間の中で集中し、とても熱心に取り組んでおりました。講評会では沢山のアドバイスを頂き、今後の更なる技術向上につながることでしょう。
令和6年度 美術科 第2回中学生美術実技講習会を開催
11月30日(土)に、2回目となる「中学生美術実技講習会」を開催しました。1回目よりも更に多くの中学生に参加して頂き、会場(教室)を増やしての講習会開催となりました。
今回の「鉛筆デッサン(静物)」では、構図をイメージしながら3つのモチーフ(主題)を机上に配置し、それをデッサンしていきました。中学生の皆さんはとても熱心に話を聴き、意欲的にデッサンに取り組んでおりました。最後の講評会でも、メモを取りながら聴く姿勢も見られ、意欲の高さに驚かされました。今後も継続して、デッサンや作品制作に取り組んで欲しいと思います。
生徒応募作品 受賞・入選 報告(令和6年8月~11月)
・第3回みやぎ災害伝承ポスターコンクール
【高校生の部】
最優秀賞1(美術科1年)、特別賞1(美術科1年)、優秀賞1(美術科2年)、佳作2(美術科1年)
第1回から3年連続で、宮城野高生の作品が最優秀賞になりました。おめでとうございました。
・令和6年度 明るい選挙啓発ポスターコンクール
【高等学校の部】
仙台市(一次):金賞1(美術科1年)、銀賞2(美術科2年・1年)、銅賞2(美術科2年)
宮城県(二次):2位(美術科1年)、3位(美術科2年)、佳作2(美術科2年・1年)
・令和6年全国地域安全運動 防犯作文・ポスターの募集
【防犯ポスターの部(高校生の部)】
優秀賞2(美術科2年)、佳作2(美術科2年)
生徒応募作品受賞報告「第18回東北の建築を描く展」
令和6年10月18日(金)から22日(火)まで、東北工業大学が主催する「第18回東北の建築を描く展」が、せんだいメディアテークにて開催されました。(東北工業大学HP)
【高校の部】において、宮城野高校 美術科生の応募作品が、大賞1、奨励賞2、入選26となりました。大賞の受賞は、「16回展」から3年連続の宮城野高生が受賞という快挙になりました。また、【一般の部】においても宮城野高校 美術科の教員が、奨励賞を受賞しました。入賞・入選おめでとうございました。
第28回美術科卒業制作展「White hole」
令和6年11月12日(火)から17日(日)まで、仙台市宮城野区文化センターを会場に「第28回美術科卒業制作展」が開催されました。美術科3年次生が、自ら実行委員を立ち上げ、企画・構想から計画・実践まで行います。
28回展のテーマは「White hole(ホワイトホール)」とし、「あるか無いか分からない宇宙へのワクワクは、やりたいことをやりたいようにやってしまえる制作活動と似ているように感じます。
ホワイトホールは未だ観測されていない天体であり、物質を放出するとされています。アイデアや作品を0から生み出す過程は既知の枠組みを超えて未知の領域に踏み込むことです。この「White hole」というテーマに、「0から1を創造する」ことをそれぞれが成し遂げる卒展にしたいという思いを込めました。私たちの無限の可能性を感じていただきたいです。」という意味が込められています。 仙台市宮城野区文化センターの1階から3階までの全てのフロアと外会場を使い、各主専攻(洋画、日本画、彫刻、クラフトデザイン、ビジュアルデザイン)でこれまで取り組んできたバラエティに富んだ作品を集大成として展示・発表しました。
16日(土)には、仙台市宮城野区文化センターのパトナホール(コンサートホール)にて、武蔵野美術大学 教授 諏訪 敦 先生をお迎えして、記念講演・作品講評会・パネルディスカッションをして頂きました。また、美術科2年次生が主体となって、会場の一部を用いて、ワークショップを開催しました
最終日となる17日(日)には、みんなの前で作品のプレゼンテーションを実施し、作品への思いを発表しました。来場して下さった多くの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。
美術科2年次(29回生)日本美術研修旅行
美術科2年次生は、10月に三泊四日で「日本美術研修旅行」に行ってきました。
日本古来の伝統文化や優れた美術作品に直接触れ、その体験を通して豊かな創造力の育成と美意識の向上を図る事が目的です。
春から事前学習に取り組み、美術科の授業である「美術史」や「鑑賞研究」にて班別研修のテーマ設定や研修場所の設定など、調査・研究と話し合いを進めてきました。また、5月には東北工業大学 建築学科 中村琢巳先生の「和の伝統美をさぐる」の授業で、日本建築の構造を学び、9月には女子美術大学 楢山満照先生の「仏像というフィギュアのデザイン」の授業で、仏像の鑑賞方法も学びました。10月には東北芸術工科大学 杉山恵助先生の「装潢文化財について」では、掛け軸の構造や保存・修復について学びました。
旅行全日程とも天候に恵まれ、奈良や京都を巡り、また「京都市立美術工芸高校」の作品展を鑑賞し、交流会も行いました。毎日がとても充実した研修旅行となりました。
美術科1年次(30回生)東京研修旅行
美術科1年次生は、10月に一泊二日で「東京研修旅行」に行ってきました。
目的は、東京の美術大学を見学し、進路研究を進めるとともに、自身の興味・関心のある分野を探る事。また、班別研修では、優れた美術作品に触れ、豊かな創造力の育成と美意識の向上を図る事としています。
「多摩美術大学」や「武蔵野美術大学」、「東京藝術大学」を見学し、東京周辺の美術館などを班別研修しました。
実物の名作に触れることで、作品鑑賞の質を高め、よりよい作品制作活動につながります。さらに宿泊を伴った研修を通して、級友たちとの関係を深め、宮城野美術科生としての成長と学校生活の活性化につながりました。
令和6年度 美術科 中学生美術実技講習会を開催
今年度も、宮城県の美術教育の振興を図ることを目的として、県内の中学生を対象とした、美術の実技講習会を宮城野高校にて開催しました。
1回目は、9月21日(土)に「鉛筆デッサン(自画像)」を開催しました。
2回目は、11月30日(土)に「鉛筆デッサン(静物)」に開催予定です。
今回も、多くの中学生の生徒さんに参加して頂き、美術に対する熱い想いや向上心の高さを感じています。講習会では、デッサン用鉛筆の削り方から始まり、物の見方や形の捉え方など、説明や実践を交えながら鉛筆デッサンの基礎を体験していきます。
参加した生徒さんたちは、どの会場においても、とても真剣な眼差しで話を聴き、意欲的にデッサンに取り組んでいました。最後の講評会では、お互いの素晴らしい自画像デッサンに、とても刺激を受けていた様子です。今後も継続してデッサンに取り組んで欲しいと思います。