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2024年1月の記事一覧

☆卒業生の活躍☆008_半澤 智明(はんざわ ともあき)さん(普通科10回生)  会社員(映像制作等 ディレクター)

○現在の職業について

 大学進学後、専門学校へ。2年間税理士事務所に勤務したのち、現在の(株)エドワードアンドカンパニーへ転職。エンターテインメント業に入りライブハウス運営やコンサートスタッフなど、ステージ裏方の制作業務を多数経験。コロナ禍により業界自体がストップせざるを得ない状況となり、社内で映像制作部を立ち上げ現在に至る。TVCMや各企業のPR映像、Youtube用映像やミュージックビデオ等、クライアントの要望に合わせて様々なジャンルについて受注制作を行う。

○宮城野高校の後輩に伝えたいこと

 学問でも趣味でも「夢中」になっている事を、大切にしてみてください。

 在学中、私は音楽・アニメ漫画に夢中になっていました。その経験がこの業界に入るきっかけにもなり、今現在の「映像制作」という仕事にも役立っている事が 多々あります。無駄な経験など無いんだなと改めて思います。

 何を目指したら良いのか分からない…そんな迷いがちな時期だからこそ、様々な事に興味を持って、夢中になってみてください。一つでもピンときたものがあったら、あなたが進むべき道の可能性があります。そしてその道を突き詰められたら、一生使える自分自身の立派な財産となります!夢中になれるって事は、惹かれる何かがあるはずです。その何かを言語化できたら、目標は定めやすいかもしれません!

 また私は普通科出身であり、元々クリエイティブの領域に足を踏み入れたことはありませんでした。自分で「好き!面白い!」と感じた方向に進んでいった結果、他の卒業生の方々と比べ異色の経歴にはなってしまいましたが…

 こんな生き方もあるんだなとサンプルの一つとして、皆さんの参考にしていただけると嬉しいです。高校生活はあっという間ですが、格別に濃厚な3年間でした!一生の友人にも出逢える時期なので、1日1日大切に過ごしてくださいね!

 

※半澤 智明さんが監督し制作した、本校を舞台としたミュージックビデオを公開!

チアダンスサークル チェリーズ「LET'S GET DANCE」

☆卒業生の活躍☆007_尾形 徳理(おがた えり)さん(美術科14回生)  会社員(グラフィックデザイナー)

○現在の職業について

 高校時代は洋画を専攻、その後富山大学芸術文化学部デザイン工芸コースに進学し、漆芸を学びました。卒業後は建設会社の事務員を6年、半導体関連の製造員として2年半勤務しながらグラフィックデザインの勉強をし、今年から仙台市内にある制作会社(有)クリックキューブでグラフィックデザイナー兼オペレーターとして勤務しています。チラシや機関誌などの印刷物・Webサイトなど、様々なデザイン業務を行っています。

 他の卒業生の方と比べると、美術分野からやや脱線した職歴ですが、この数年間の他業種で得た知識や経験は、今のデザイン業務で非常に活かされています。

 もし今、「美術が好きだけど職業として働いていくのが不安」な方がいたら、ひとまず美術分野以外の業種で働いてみるのも良い経験になると思います。

○宮城野高校の後輩に伝えたいこと

 何かと混沌とした世の中ですが、周りに惑わされず、シンプルに今「自分が本当に好きなことは何か?」「これから自分が何をしていきたいのか?」をよく考えて、気持ちに素直に、目標に向かって進んで行ってください。

 美術を学んでから何年経っても、自分が持っている感性は衰えることは無いと思っています。それは宮城野高校で学んで得た美術の基礎力と、美術が好きな仲間と切磋琢磨して刺激し合いながら、モノを作り上げていった経験があるからです。

 宮城野高校美術科は、美術を学ぶ場として良い条件が揃った環境だと思います。それを最大限に活かして、自分の好きなことがこれからの“強み”になるように、高校生活を送ってください。応援しています!