2023年10月の記事一覧
塩竈市杉村惇美術館への訪問学習(実習体験系教育ゼミ)
本校教育ゼミナールの1年次12名が塩竈市杉村惇美術館にて訪問学習を行いました。学芸員の阿部様より施設の説明を受けたあと、杉村惇美術館で実施している「こども探偵事務所」の体験を全員でさせていただきました。
「こども探偵事務所」とは、こどもたちの視点で美術館を巡り作品や対象物を観察して知性や感性に響かせる機会をつくるというこどものための美術館体験プログラムです。
小学生の立場だったら・・・とこどもの視点を持っての体験と、学芸員さんの仕事に触れる実習の視点と二つの視点で得るものの多い、貴重な学びの機会となりました。
【生徒の感想から】
・「探偵事務所」の名前がかっこいいし、自分が実際に絵を調査するのはワクワクするなと感じた。クイズ形式になっていることでいっぱい正解するぞ!と意気込みながら鑑賞すると思った。
・クイズ形式になっていることで何度も作品を鑑賞することができた。《こどもの視点》
○幅広い年齢のこどもたちが体験したり、実際にものを作ったりするので安全に特に気をつけていることがわかった。
○発表が得意でない子や話すことが好きな子などを見分けて楽しい発表になるよう気をつけてくれていることがわかった。
○説明を丁寧にすることが安全な実施につながることがわかった。
○いつでもわからないことが聞ける環境にしていることがわかった。
○こどもたちから出た考えや意見は否定せずに聞いていること、また注意点を伝える際は問いかけの形で伝えていることがわかった。《学芸員さんの視点》
◇資料を作るときや説明するときは「相手について考えることを意識する」を大事にしようと思う。
◇物事について多角的にみる、という視点を今後のゼミの活動で活かしていきたい。
◇こどもの視点を大切にすることが教育者として大切だと分かった。《今後活かしたい点》
仙台市歴史民俗資料館への訪問学習
仙台市歴史民俗資料館への訪問学習(令和5年10月18日)に本校の教育ゼミナールの生徒(1年次12名・2年次19名)が参加しました。
建物自体が歴史的な価値を持つ仙台市歴史民俗資料館様のご協力のもと、小学3年生向けの体験プログラム(石臼・行灯体験)から児童教育の手法を学び取るとともに、学芸室長の畑井洋樹様から講話をいただいたことで、学校教員以外の教育の道を具体的に理解することができました。
〈生徒感想抜粋〉
・体験プログラムについて
「話し方を意識して聞くと、小学生の記憶に残るような工夫がたくさんあった。話題の対象を指さしたり、触ったりしてわかりやすく示していたり、覚えて欲しいことを一文字ずつゆっくり話したり、身振り手振りが大きく目をみて話したりしていた。対象年齢が小学生の時の伝え方は難しいと思っていたのでとても参考になりました。少し意識すればすぐできるものもあったので習得したいなと思いました。」
・講話について
「何かを教えるのは教員だけじゃないと言っていたように、教育関係や人に何かを教えたいとなったときに将来の夢を教員一本で考えるのは少しもったいないと思った。自分は将来教員になりたいわけではないが、自分の好きなことを見つけて、夢を一本に絞るのではなく、広い視野をもって人生と向き合うのも大事だと思った。」
塩竈市杉村惇美術館「こども探偵事務所」にボランティア参加しました
塩竈市杉村惇美術館で行われた「こども探偵事務所」(令和5年10月14日)に本校の1年次3名と教育ゼミナールの2年次2名がボランティア参加しました。
「こども探偵事務所」とは、こどもたちの視点で美術館を巡り、作品や対象物を観察、知性や感性に響かせる機会をつくる、こどものための美術館体験プログラムです。今回は杉村惇画伯が描いた魚の絵を鑑賞し、絵の具にさまざまな質感のメディウムを混ぜ合わせて絵肌(マチエール)をつくって絵を描く活動を補助しました。自分たちが絵を描きたくなる衝動に駆られながらも、支援活動を通してこどもたちの感性の豊かさに触れる貴重な機会となりました。
「しおがまお絵かき水族館」にボランティア参加しました
塩竈市教育委員会が主催するイベント「しおがまお絵かき水族館」(令和5年10月7日)に本校の1・2年次26名がボランティア参加してきました。
公園のアスファルトを強大な水槽に見立て、チョークを使って絵を描いて水族館をつくりました。ライン引きやブラシを使って大きな作品を描いたり、手書きで繊細な作品を作ったりと、地域の方々や子どもたちと協力・交流しながら楽しく活動させていただきました。