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探究TOPICS

数学ゼミが東北学院大学データサイエンス学科で学び

7月10日(水)に探究の時間を利用し、数学ゼミの2名が東北学院大学情報学部データサイエンス学科の牧野悌也、石田弘隆教授を訪れ、サイバーメトリクスの研究内容について発表し、指導助言をいただきました。お二方の先生方は熱心に耳を傾け、的確な助言を与えてくださいました。これからの生徒2人の研究内容が楽しみです。

未来構想学概論「現代の諸課題」探究テーマ設定体験を行いました。

  

1年次生243名対象の、「未来構想学概論」において、「現代の諸課題」探究テーマ設定体験を5/22・29と2週に渡り行いました。

22日は、自己の日常の困り感を、現代の諸課題と紐付けて考え、マンダラートと呼ばれる思考ツールで多面的に捉えていきました。

29日は各自のマンダラートを共有し、グループで共通項を見いだし、そこを中心として「問い作り」の手法を用いて、「探究の問い」へと磨き上げていきました。

思考の拡散と収束、仮説設定、新規性の検討、規模感の調節などなど、様々な過程を通し、傍目にも面白い問いが多く立てられたようでした。今回立てたテーマをもとに次週から4回に渡ってグループごとにミニ探究を行っていきます。どのようなものになるのか楽しみです。

未来構想学概論「自分の価値観を知る」体験を行いました。

  

1年次生243名対象の、「未来構想学概論」において、「自分の価値観を知る」体験を行いました。自分の大切にしている価値観と自己の判断基準を付箋に書き出した上で、それぞれ配置していき、それらの関連性を書き込んでいく過程で、自己の判断の傾向をメタ認知していきました。

先日の「現代の国語」において「自分の大切にしているもの」というスピーチを行ったこともあってか、価値観の列挙はスムーズにいきましたが、付箋を用いての図示については苦戦している生徒も多い様子でした。

生徒の声としては、「自分について色々と新しい発見があった。」「表面的な言葉の意味では結びつかなくとも、様々な視点から考えると結びつくことに驚いた。」「明確な夢や目標は決まっていないが、こうなりたいという理想はある程度かたちになったし、それに向けた自己のあり方についても考えるきっかけになった。」などといったものがありました。

今後文理選択~進路選択など、様々な選択の場面が続きます。自分の価値観や判断の傾向を踏まえた上で、よりしあわせな選択をしていって欲しいと思います。

 

未来構想学概論「デザイン思考」体験を行いました。

1年次生243名対象の、「未来構想学概論」において、「デザイン思考」体験を行いました。「デザイン思考」とは、ユーザーやクライアントのニーズを基盤に、「共感」「定義」「概念化」「試作」「検証」のステップを踏みながらアイデアを創出する方法で、宮城野の探究のベースとなるものです。

先週と今週の2回に渡って、「理想の小学校について考える」というテーマで、班ごとに課題となる部分を挙げ、隣の班に「共感」してもらえるように伝え、隣の班の「しあわせ」のための解決策を考え、プレゼンするという、「デザイン思考」のサイクルを体験する活動を行いました。

生徒の声としては、「隣の班の困りに対して具体的な解決案を提案することができた。世の人の幸せを叶えられそうです。」「現実的なものからユニークなものまで、考えを共有することができ、自分の中の視野が広がった。」などといった声がありました。

世の中の様々なことに対して、デザイン思考のフィルターを通して考えていけたらと思います。

「未来構想学概論」のガイダンスを行いました。

 

 

1年次生243名を対象に、本校の探究の礎を為す「未来構想学概論」のガイダンスを行いました。

前半は本校の探究のキーワードとなる「自他の『しあわせ』」を考えるにあたって、各自の「しあわせ」観を比較し、視野を広げました。後半は本校の校風である「創造的『自由』」についてKJ法を用いて理解を深め、グループで話し合い明文化する活動を行いました。

生徒からは、宮城野の自由について、

「自分の幸せのために、まわりの人の幸せを保障するもの」

「『人に迷惑をかけない』という最低限の常識を持った上で、それぞれの個性を尊重し自分も幸せになること。」

「常識や秩序の上で成り立っていて、互いに個性を認め合い、責任を持って行動すること。」といった表現が出されました。

本日得た気付きとツールをもとに、探究のサイクルを回すことに挑戦していきたいと思います。