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社会に開かれた教科学習

京都市立堀川高校主催の令和5年度第2回探究道場を視察してきました。

10月14日に京都市立堀川高校で行われた第2回探究道場に本校生徒3名が代表として視察をしてきました。当日は京都市内の中学生60名に対して、堀川高校の生徒さんがファシリテーターをする様子を見学し、疑問に感じたことなどを質問するなど、大変有意義なひと時となりました。

探究道場終了後には第3回の道場実施に向けて、早速堀川高校の生徒さんと本校生徒とで意見交換を行いました。京都市立堀川高校さんの本能館3Fの宮城野高校控室の様子

18日には代表生徒3名が校長室を表敬訪問し、視察を通して学んだことや、第3回の探究道場実施に向けての意気込みを校長先生に報告しました。

第3回の探究道場は12月23日(土)に実施されます。詳細は11月下旬以降に本校HPにてアップされる予定です。ぜひ県内・市内の中学生の皆さんの参加をお待ちしております。

 

 

10月18日、校長室にて早坂校長に探究道場視察の報告を行う生徒3名です。

「第1回 探究道場 ~矛盾プロジェクト~」を行いました

1月28日(土)に第1回探究道場を,宮城野高校物理室で実施しました。

探究道場は中学生を対象とした探究的・発展的な特別講義・実習であり,京都市立堀川高校と連携して今年度初めて実施いたしました。今回のテーマは「矛盾(むじゅん)プロジェクト」というもので,故事成語にちなみ壊れない盾とはどういうものなのかということを実験・探究しました。発泡スチロールで作った盾に力学台車を衝突させる実験を通して,衝撃が加わったときに壊れにくい構造物とはどういうものなのかを中学生が理解できるように,本校の生徒がファシリテートを行いました。

初めて実施した行事ですが,生徒も気合十分に中学生を愉しませながら,自分たちも交流を愉しんでいる様子が見られました。

  ご参加くださった中学生の皆さん本当にありがとうございました。この日の体験をこれからの学習や探究活動に活かしてくださることを期待しています。

 

令和4年度 小学校教育助手派遣プログラムを行いました

1月26日(木)から2月3日(金)までの7日間にわたって令和4年度 小学校教育助手派遣プログラムが行なわれました。コロナ禍で中止となっており,2年ぶりの派遣となりました。 進路先が決まった3年次の生徒が近隣の仙台市立田子小学校,仙台市立高砂小学校,仙台市立福室小学校の3校に受け入れていただき,小学校の担任の先生や養護の先生の補助的な仕事を行いました。生徒の感想を抜粋したものを紹介します。

・行く前は期待半分不安半分でしたが,実際は毎日明るく楽しい日々を過ごすことができました。席につかせたり,指示を聞かせるには児童たちの「なぜ?」を解決しながらコミュニケーションをとることを意識しました。教えるだけでなく,褒めることも意識しながら見て回ることが難しいなと思いました。(美術科)

・小学校で7日間,目を見て会話し,体を動かして相手と関わることで,本来のコミュニケーションのあり方に触れられたと感じています。今後は県職員になるにあたり,小学生が生き生きと過ごすことのできる,大人も本来の自分を発揮できるような宮城県の環境づくりに尽力していきたいと思いました。(普通科)

・保健室での活動では,どんな理由で保健室に来る子に対しても同じ目線にしゃがんで耳を傾け,蔑ろにせず向き合う先生の姿を見ることができました。私もなんでも話しに来たくなるような愛される空間を作れる養護教諭になりたいという目標ができました。(普通科)

・私はこのプログラムに参加して,改めて小学校の先生方は大変だと感じました。授業においても全員に理解させることは難しく,しかしまだ理解ができていない子に合わせてゆっくり授業をすすめることも簡単にできない,そういった中で試行錯誤しながら児童に向き合うことは,本当にすごいことだと思いました。私は1年生の児童のサポートを行っていましたが,特に意識したことはヘルプではなくサポートです。算数の授業では答えを教えずに考え方を伝えるというのはとても難しかったです。そしてその考え方というのも高校生の私のやり方ではなく,小学1年生に分かる考え方でなくてはいけないのでとても苦戦しました。しかし先生の教え方を参考にし,数字をサクランボにして計算しやすくする方法を伝えたり,メモリを使って私は声を出さずに一緒に数えたりしました。その甲斐があってか,最終日のプリントを解く時間にはわかりやすく早くたくさんの児童に教えることができました。(総合学科)

・実際にコミュニケーションを取る中で,私が授業中にみんなが書いたノートを見て回ると隠す子がいました。私も小学生の頃,自分の意見や考えが合っているのかわからず不安に思っていたのを思い出し,気持ちが分かっているのにうまく伝えられない自分にもどかしさを感じました。うまくコミュニケーションを取るためにどうすればいいのか考え,しゃがんでみんなの顔を見ながら話を聞くと少しずつ声を出してくれることに気がつきました。このことで小学生にとって,一番伝わり易い方法を考えたり,気持ちを知るために思考錯誤する先生方の配慮や取り組みに気づくことができました。教師という仕事は「誰かのための仕事」の「誰か」がはっきりしていてすごく魅力を感じました。(総合学科)

最新の測量技術とのコラボ授業を行いました

1月11日に、株式会社データアシスト様のご協力により、数学Ⅰの三角比の授業で「距離を測る」を机上と実測で学び、体験する授業を行いました。基礎データを事前に測っていただき、そこから数学の力を利用して距離を測ると実測とあまり誤差がないことを実感したようです。その後、「点群」と呼ばれる手法やドローンによる処理の測定の手法を教えていただき、生徒は「ものを測る仕事」があることを知り、キャリアの視座を広げることもできました。

この内容は、建築新聞と株式会社データアシストのホームページにも掲載されました。

株式会社データアシストHP

20230116建設新聞 (4).jpg 建設新聞掲載記事