平成29年度宮城野高等学校総合学科活動報告

平成29年度総合学科活動報告

FTⅡ・PSⅠ全体発表会

 2年次総合的な学習の時間で1年間取り組んできた研究の全体発表会を行いました。今年度は普通科・美術科から6分野と、総合学科の代表2名がPSⅡに向けての中間発表を行いました。在校生は次年度の授業・進路探究に向けて、よい刺激になったのではないでしょうか。

 

全体発表会 分野一覧


  分野 テーマ
1 FTⅡ 経済 東南アジアから学ぶ東北の地方創生
2 FTⅡ 文学・語学 話し言葉と書き言葉の比較
3 FTⅡ 美術(普通科) 抽象化して伝える
4 FTⅡ 食物 小・中学生の肥満から考える食生活の改善
5 FTⅡ 情報 人が心惹かれる情報
6 FTⅡ 美術科 伝統工芸品の魅力について
7 PSⅠ 理科 日焼け止めについて
8 PSⅠ地歴公民 取り調べへのAIの導入

卒業式:3月1日(木)

卒業生との別れを惜しむかのような雨の中、3月1日に第21回卒業式が行われました。
呼名の際には凛とした大きな声が体育館に響き、代表者の卒業証書授与も厳かに行われました。

卒業式

「地域未来デザイン」総合学科分野内発表会・全体発表会:1月17日(水) 1月24日(水)

 総合学科1年次生が、「地域の未来をデザインする」というテーマで8月からグループで調査してきた内容についてパワーポイントを使用して発表する「地域未来デザインプロジェクト」発表会を行いました。1月17日が分野内発表会で、1月24日が各分野から選ばれた4班による全体発表会でした。グループ7分以内の発表でしたが、グループが協力して工夫を凝らした発表が数多く見られました。全体発表会では発表内容等について,宮城大学准教授 石田 祐 先生や,宮城野区中央市民センター社会教育主事 千葉 完 先生、佐藤典明先生に講評をいただきました。

「地域未来デザイン」総合学科分野内発表会・全体発表会

NRI小論文コンテスト2017 審査員特別賞 受賞!! : 12月22日(月)

 「NRI小論文コンテスト2017」(メインテーマ Share the Next Values! 地域の課題をイノベーションで解決する。 サブテーマ 1.震災復興 2.地域創生 3.地方の産業革命)の最終審査会及び表彰式が野村総合研究所東京本社で行われ,全国からの応募総数1,661名(高校生の部)の中から総合学科1年次長谷川その香(仙台市立愛宕中学校出身)が審査員特別賞を受賞しました。
 審査は事務局による予備審査、NRIグループ社員による一次審査を経て、特別審査委員の池上彰氏(ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授)、最相葉月氏(ノンフィクションライター)、岩田徹氏(いわた書店社長)を迎えた審査員8名によって行われ、大学生・高校生の各5作品(計10作品)が最終審査対象作品として選ばれました。
 12月22日(金)の最終審査会では、特別審査員の先生方を含む審査員の先生方の前で執筆内容に関するプレゼンテーションを行いました。審査会後の表彰式・レセプションでは特別審査員の池上彰氏や最相葉月氏から直接論文やプレゼンテーションに関する講評を頂くことができ、大変貴重な経験となりました。
受賞作品名は以下の通りです。
  サブテーマ【地域創生】
  「文化を地方から世界へ~互いを理解し合う劇で世界をもっとよくしよう!~」

総合学科1年次生によるフィールドワーク:11月8日(水)・10日(金)・15日(水)

 総合学科1年次80名が,21のグループに分かれて,地域の課題を調査し解決策を模索する「地域未来デザインプロジェクト」の一環として仙台市内を中心とした県内各地でフィールドワークを実施しました。訪問先は以下の通りです。
 「現代社会を捉える」で捉えた現代社会の諸問題について,地元である宮城では具体的にどのような課題として現れているのか,それを解決するためにはどうすれば良いのかなど,それぞれ8月下旬より調査してきた内容に関する質問をしたり,自分たちの考えた仮説(解決策)を見てもらったりと,有意義な時間を過ごすことができました。

「地域未来デザインプロジェクト」フィールドワーク訪問先一覧

全国高等学校デザイン選手権大会 決勝大会:10月22日(日)

 10月22日に、東北芸術工科大学で実施された、「第24回全国高等学校デザイン選手権大会 決勝大会」に、本校総合学科2年次の板橋実紅・菊地陽菜・小島愛美の3名が出場しました。20日の夕方から現地入りして、21日のリハーサルを経ての本番となりました。
本番では、約1か月間の準備期間の成果を存分に発揮し、大変すばらしいプレゼンテーションを披露してくれました。残念ながら上位入賞とはなりませんでしたが、全国1113チームのうちの上位10チームの一つとして全国大会の場でプレゼンをしたことは快挙であり、今後の生徒たちの更なる活躍に期待が膨らむ、1日となりました。

全国高等学校デザイン選手権大会 決勝大会

全国高等学校デザイン選手権大会 入賞!

 9月11日,東北芸術工科大学主催「全国高等学校デザイン選手権大会」の二次審査が行われ,本校総合学科2年次から一組が入賞,一組が入選をしました。

 入賞タイトル  「職人一首」   総合学科2年次 小島愛美 板橋実紅 菊地陽菜 

 入選タイトル  「Xaler」   総合学科2年次 吉田晴稀 小野寺健太 高橋駆琉

このうち,入賞した3名は10月22日(日)に東北芸術工科大学で行われる最終審査に出場することとなります。

課題探求学習ワークショップ:8月30日(水)

 総合学科1年次生80名を対象に,「課題探求学習」をテーマとしたワークショップを,宮城大学准教授石田祐先生に本校を会場として行っていただきました。前半は探求学習を行う上での重要な視点を講義していただき,後半は実際に「地域」・「未来」・「デザイン」をキーワードとしてブレインストーミングを行いながら,課題を発見する方法や,探究すべきテーマ設定の仕方を教えていただきました。グループで考えを共有することで様々な視点が得られることを実感するとともに,改めて地域が抱える多様な課題について考えるきっかけとなりました。

課題探求学習ワークショップ

プロジェクトスタディ全体発表会:8月25日(金)

 3年次総合学科が、総合的な学習の時間で取り組んできた研究の全体発表を行いました。今回は11人の3年生が,それぞれ独自の視点から様々な研究を行い、見ごたえのある発表となりました。

発表を聞いた生徒の感想

「ハリーポッターと人種問題」を聞いての感想 
 ハリーポッターシリーズを読んだことのある私にとって、ハリーポッターと人種問題を結びつけた研究は興味深く、面白かったです。この研究を共有していただいたおかげでストーリーに込めた作者のメッセージを発見することができ、よりハリーポッターを楽しむことができました。また、話し方、スライドのレイアウト、話す順番なども印象に残り、今後の参考にしていきたいと思いました。

プロジェクトスタディ全体発表会

2年次宿泊研修:8月4日(金)・5日(土)

 2017年8月4日・5日の1泊2日で、2年次普通科・総合学科で東京方面の宿泊研修を行いました。総合学科は、初日は、東京都木場にある、野村総合研究所を訪問し、「コンサル一日体験」というプログラムを受講させてもらいました。以下にいくつかの生徒たちの感想を掲載させていただきます。

受講した生徒の感想・今日の研修は、今後の個人研究に役立ちそうだと思いました。解決策の考え方の、「ゴールを明確化する→原因になりうるものをすべて検証→原因を見つける→具体的な解決策を見つける→解決策の効果の推定」この流れを具体例や、実際に自分たちで考えることができて、理解を深められました。

・昔からアイディアを出すのが苦手で今日のグループワークも良いアイディアがなかなかでませんでした。それはこれまで色々な経験や本を読んだりしていなかったからなのかなと思いました。これから様々な知識をインプットして、いつでもアウトプットできるようにしたいと思います。

・将来の夢にも多く通ずるところがあって、とてもためになったし、自分の考え方の幅が広がった気がする。

2年次後期からスタートする個人課題研究に向けて、よい時間とすることができました。

2年次宿泊研修

総合学科1年次 産業社会と人間「わくわく社会発表会」:7月21日(金)

 総合学科1年次生80名が、「現代社会の課題を捉える」というテーマで5月からグループで調査してきた内容についてポスターセッション形式で発表する「わくわく社会」発表会を行いました。1グループ5分以内の発表でしたが、工夫を凝らした発表が数多く見られました。当日は発表内容等について,宮城大学准教授 石田 祐 先生や,宮城野区中央市民センター社会教育主事 千葉 完 先生に講評をいただきました。

総合学科1年次 産業社会と人間「わくわく社会発表会」

社会課題解決コンペ:7月11日(火)

 総合学科2年次生が、1年次の2月より研究を進めてきた、地域や社会の課題に関する解決策を提案する、「社会課題解決コンペ」に取り組みました。当日は、3つの教室に分かれて、東北芸術工科大学のデザイン選手権大会で使用される企画書を用いながら、5分間で、自分たちの発見した課題や、課題の解決策について提案を行いました。どのグループもわかりやすく、自分たちの企画書を説明しており、実りのある会となりました。

社会課題解決コンペ01 社会課題解決コンペ02

総合学科2年次特別企画 「大学生とともに考える」:6月24日(土)

 総合学科2年次生77名が、「総合的な学習の時間(PSⅠ)」の授業の一環で、東北芸術工科大学の企画構想学科のボブ田中教授と、教授のゼミ生8名に来校いただき、「企画書作成」に関するワークショップに参加しました。
 当日は、前半はボブ先生のレクチャーの後、ゼミ生の方の一人から「企画のプレゼンテーション」の実演を見せていただき、後半はグループごとに分かれて、授業で作成している企画書に関して、ゼミ生の方々より助言をもらうという活動を行いました。
 年齢の近い学生さんとの活動を通して、生徒たちは、自分たちの企画のウリの売り出し方や、プレゼンテーションの方法、より見やすい企画書の体裁についてなど、様々なことを学ぶことができました。

総合学科2年次特別企画 「大学生とともに考える」

総合学科2年次生による宮城野区役所・宮城野区文化センター訪問:5月22日(月)

 総合学科2年次生3名が、「総合的な学習の時間」(PSⅠ)の授業の一環で、宮城野区役所まちづくり推進課と、宮城野区文化センターを訪問し、グループで作成した企画書を見ていただきました。まちづくり推進課や文化センターの方々からは、企画書の目的や内容、方法について様々な助言や質問をいただき、企画書の内容を深めることができました。
今後、企画をさらに練り上げ、実現に向けて動けるように準備を進めていきたいと、生徒たちは志を新たにしていました。

総合学科2年次生による宮城野区役所・宮城野区文化センター訪問

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学校行事記事作成:総合学科担当