2019年度 総合学科活動報告

2月12日 総合学科1年次 企画書づくりのワークショップ

 2月12日(水)午後、総合学科1年生を対象に、全国高等学校デザイン選手権大会(通称:デザセン)への応募を視野に入れた「企画書づくりのワークショップ」を行いました。講師として、デザセンを主催している東北芸術工科大学から、企画構想学科教授のボブ田中先生と学生さんをお招きしました。

 前半は、デザセンに応募するために必須の「デザイン」とは何かについて、ボブ田中先生から講義をしていただきました。後半は、5つの教室に分散して、生徒たちが昨年秋から取り組んできた「地域未来デザインプロジェクト」の研究成果を対象に、それらをデザセンに応募できる水準に高めるための課題について、学生さんたちから直接、個別に指導をしていただきました。どのグループでも、学生さんたちの指導をきっかけに、ワークシートを埋めるため、時間を忘れて熱心に話し合いを行っている様子が見られ、たいへん有意義な時間となりました。

 今回も、司会進行や開会の挨拶を生徒自身が務めたことで、「与えられたもの」としてではなく、「自分たちから求めるもの」として学ぶ機会になったと思います。

1月22日 総合学科1年次 「地域未来デザインプロジェクト発表会」

 総合学科1年次生(80名)は、「地域の未来をデザインする」というテーマで9月からグループ別に調査・研究をしてきました。その成果を発表する「地域未来デザインプロジェクト発表会」が、1月22日(水)午後に開催されました。

 地域の問題を具体的にとらえ、その問題に取り組んでいる人々を訪ねて取材する活動(フィールドワーク)を交えながら、高校生らしい視点からの解決提言をするものです。

 昨年度までと違って研究分野ごとの予選を経ずに、全24グループが一堂に会し、8グループずつ3セッション(1セッションは発表5分+質疑1分)で発表を行いました。

 発表会には、9月に「地域課題講習会」の講師をしていただいた宮城野区中央市民センターの社会教育主事の先生を再び招き、発表の参観後に講評をいただきました。先生からは、「地域に密着する問題を的確にとらえ、具体的な解決提言がたくさん出されていて感心した。1つの問題を解決しようとすると他の多くの問題が次々と出てくることが実感できたと思う。逆に見ると1つの問題解決が他の多くの問題解決につながるということでもある。これからも頑張ってください」とお話されました。

 なお今回も、司会進行や開会・閉会の挨拶を生徒自身が務めたことで、「与えられたもの」としてではなく、「自分たちから求めるもの」としての講習会になったと思います。

10月3日 総合学科3年次 総合学科高校東北大会でPSⅡ全体発表会

 10月3日(木)~4日(金)に、東北地区総合学科高校教育研究大会が開催されました。東北6県で総合学科を有する高校(約40校)から、合計約120名の先生方が集まり、教育課程、授業実践や進路指導などに関して研究発表などを行いました。

 初日の3日(木)には、公開授業として「PSⅡ全体発表会」が行われ、本校総合学科3年次生徒全員が1年間かけて研究してきた成果をポスターセッション形式で発表しました。1・2年次生徒に加えて御来校した多くの先生方にも参観していただき、多数の貴重なアドバイスを受けることができました。

 教育研究大会としては、3日に「全体会」、翌4日(金)には3つの「分科会」が開かれて、合計8件の研究発表が行われました。発表後は、活発な質疑応答や、来賓として招いた指導主事の先生方による指導助言があり、たいへん有意義な大会となりました。

 

9月11日 総合学科1年次 「地域課題講習会」

 9月11日(水)午後、宮城野区中央市民センターで社会教育主事として地域密着のお仕事をしていらっしゃっる佐藤昭典先生を講師に招いて、総合学科1年次生80名を対象に、「地域課題講習会」を実施しました。

 今年度の「産業社会と人間」の後期授業は、「未来デザインプロジェクト」というテーマで、地域の諸問題に着目し解決法を考えていきます。今回の講習会は、9月4日(水)に実施した「課題解決ワークショップ」に続く企画で、地域の課題をどう見出すかという点に焦点を当てた内容でした。

 講師の佐藤先生は、統計資料などを活用することで地域に潜む問題点を見つけ、適切な施策を提案することの大切さについて、仙台市宮城野区の場合を例に、具体的にお話をしてくださったので、たいへん充実した講習会となりました。

 今回も、司会進行や開会・閉会の挨拶を生徒自身が務めたことで、「与えられたもの」としてではなく、「自分たちから求めるもの」としての講習会になったと思います。

9月5日 プロジェクトスタディⅡ 発表会

 総合学科3年次生が総合的な学習の時間(プロジェクトスタディ=PSⅡ)で取り組んできた個人研究の全体発表会(代表発表の部)が、9月5日(木)午後、宮城野区文化センターを会場に盛大に開催され、9名の代表生徒によるプレゼンテーションが行われれました。

 総合学科の1年次と2年次の生徒全員をはじめ、保護者など多数の参観者の前で、それぞれ独自の視点からの様々な研究発表が行われ、質疑応答も含め、たいへん見ごたえのある発表会となりました。

 最後に、講師としてお招きした、宮城大学准教授の石田祐先生と、東北芸術工科大学准教授の山縣弘忠先生からそれぞれ講評をいただきました。

 なお、例年同時開催している、3年次生徒全員による「ポスターセッションの部」は、10月3日(木)から開催される「第15回東北地区総合学科高等学校教育研究大会」での「公開授業」として、宮城野高校体育館を会場に実施される予定です。

9月4日 総合学科1年次 「課題解決ワークショップ」

 9月4日(水)午後、宮城大学准教授の石田祐先生を講師に招いて、総合学科1年次生80名を対象に、「課題解決ワークショップ」を実施しました。

 石田先生からは、探究活動をおこなう上での心構えについて講義していただいたほか、実際に「自転車」を題材に「研究したいキーワード」を書き出すブレインストーミングをおこなう活動を通して、研究テーマの設定のしかたを具体的に教えていただきました。

 今回、司会進行役や開会・閉会の挨拶を生徒自身が務めたことで、「与えられたもの」としてではなく、「自分たちから求めるもの」としての講習会になったと思います。