平成30年度総合学科活動報告

3月20日 FTⅡPSⅠ全体発表会

3月20日(水)午前、体育館で2年次の「総合的な学習の時間」の全体発表会が開催されました。

「FT(フロンティアタイム)Ⅱ」(美術科・普通科)や「PS(プロジェクトスタディ)Ⅰ」(総合学科)の時間を使って班別に進められた調査研究の成果について、FTⅡからは7班、PSⅠから2班(合計9班)が代表として発表しました。

テーマは文学・経済・工学・美術など多岐にわたり、また夏の研修旅行を利用して訪ねていった専門家から学んだことを盛り込むなど、いずれの班の発表も非常に内容の濃いものでした。

 近隣の田子中学校の1・2年生が見学に参加し、「先輩たち」の発表を聞いて感心していました。

 

2月20日 総合学科1年次 企画書づくりのワークショップ

 2月20日(水)午後、総合学科1年生を対象に、全国高等学校デザイン選手権大会(通称:デザセン)への応募を視野に入れた「企画書づくりのワークショップ」を行いました。

 講師として、デザセンを主催している東北芸術工科大学から、企画構想学科教授のボブ田中先生と学生さん、デザセン事務局の担当者の皆さんをお招きしました。

 前半は、「デザセンとは何か」、またデザセンに応募するために必須の「デザイン」とは何かについて、先生方から説明をしていただきました。

 後半は、4つの教室に分散して、生徒たちが昨年秋から取り組んできた「地域デザインプロジェクト」の研究成果をもとに、それらをデザセンに応募できる水準に高めるための課題などについて、学生さんたちから個別に指導をしていただきました。どのグループでも、学生さんたちの指導をきっかけに、与えられた項目を埋めるため、時間を忘れて熱心に話し合いを行っている様子が見られ、たいへん有意義な時間となりました。

9月19日 総合学科1年次 「地域課題講習会」

 9月19日(水)午後、宮城野区中央市民センターで社会教育主事として地域密着のお仕事をしていらっしゃっる佐藤昭典先生と髙野洋平先生を講師に招いて、総合学科1年次生80名を対象に、「地域課題講習会」を実施しました。

 今年度後期の「産業社会と人間」は「未来デザインプロジェクト」というテーマで地域の諸問題に着目し解決法を考えていく予定です。今回の講習会は、今仙台市が抱える問題について理解を深め、今後の研究テーマ設定の参考にするため実施されました。

 講師の先生からは、今仙台市が抱えている福祉関連の課題のほか、「まちづくりの施策」を考える際の着眼点などについても説明していただき、たいへん充実した講習会となりました。

 

9月6日 プロジェクトスタディⅡ全体発表会

 総合学科3年次生が総合的な学習の時間(プロジェクトスタディ=PSⅡ)で取り組んできた個人研究の全体発表会が、9月6日(木)午後に盛大に開催されました(今年度からの新しい取り組みとして、宮城野区文化センターを会場に実施されました)。

 開会後、まず9名の代表生徒によるプレゼンテーションが行われ、そのあと総合学科3年次生徒全員によるポスターセッションが行われました。総合学科の1年次と2年次の生徒全員をはじめ、保護者など多数の参観者の前で、それぞれ独自の視点からの様々な研究発表が行われ、質疑応答も含め、たいへん見ごたえのある発表会となりました。

 最後に、講師としてお招きした、国立教育政策研究所総括研究官の沼野太郎先生、宮城大学准教授の佐々木秀之先生、東北芸術工科大学教授のボブ田中先生の3名の先生方からそれぞれ講評をいただきました。

 生徒の皆さんには研究成果を今後に生かして、私たちの社会をよりよいものに変えていくために引き続き頑張ってほしいと思います。

8月29日 総合学科1年次 「課題解決ワークショップ」

 8月29日(水)午後、宮城大学准教授の石田祐先生を講師に招いて、総合学科1年次生80名を対象に、「課題解決ワークショップ」を実施しました。

 前半は、探究活動をおこなう上での心構えについて講義していただき、後半はグループ単位で「自転車」を題材に「地域」・「未来」・「デザイン」の観点からブレインストーミングをおこなう活動を通して、研究テーマの設定のしかたを教えていただきました。

 生徒たちは、メンバーのアイデアを共有することで様々な視点が得られることを実感するとともに,改めて地域が抱える多様な課題について考える際のヒントを得て、たいへん充実した様子でした。