学校行事

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地域交流推進事業《田子地区共同画制作》を行いました!

 8月20日(火)に本校会議室で田子地区に位置する児童館、中学校、高校の児童・生徒43名が集まり、「田子地区共同画制作」のワークショップを行いました。

 この取り組みは「地域交流推進事業《共同画制作》」として仙台市田子児童館、仙台市田子中学校美術部、宮城野高校美術科が協力し、毎年8月に開催しているものです。

 事前準備として7月23日(火)には中・高生によるテーマ・構図決めを行い、8月7日(水)には宮城野生ボランティアが田子中美術部を訪問して下絵制作の助言や加筆を行いました。

 中・高生による事前準備を経て、20日のワークショップ当日は田子児童館に所属している小学生も合流し、学年を超えて楽しく活動しました。

 今年のテーマは『田子ランド』。中・高生が考えた迫力のある構図が特徴です。小学生が染めた紙をちぎってカラフルに仕上げた田子児童館のキャラクター「たごやきくん」や、田んぼ越しに見える仙台の夜景と花火の下で踊る人たち、生き物たちを描きました。

 田子地区にある宮城野高校ですが、県内様々な地域から通学している生徒が多数を占めています。この共同画制作を通して、田子の小・中学生からは田子地区の歴史や文化を教えてもらい、宮城野高校生からは絵の技術やアイディアを提供するなど、相互に新しい発見を得て賑やかに活動することができました。

ゼミフェス(探究発表会)を行いました。

 本校で育みたい3つの資質の1つ「未来デザイン力」育成の柱である「未来構想ゼミナール」の探究活動の成果を発表するゼミフェスを開催しました。

 本発表会は,ゼミ活動の集大成となる発表であり、本校生に限らず外部の講師や教員、他校生なども含め、多くの方々からの指導や助言、講評や意見を得て、更なる探究活動の活性化を進めるための機会となるものです。

 他校からの生徒を招いての招待発表3題、4領域12系統からなり、発表形式も多岐にわたる本校生の発表272題、総発表数275題というバラエティに富んだものとなりました。

 東北学院大学の稲垣忠教授からは、「この発表題数、そしてテーマの自由度が高い探究発表会は全国的にも珍しい」「コンテンツについて、今後切り口を変えてみるなどして探究を深め、コンピテンシーを身に付けていってほしい」などの講評をいただきました。

 生徒からは、「先輩の発表を見て、発表の仕方にもたくさんの種類があることがわかり、発表の様子からその熱意が伝わってきた。」「自分がこれまで全く思いつかなかった視点や考えから物事を見ている人や、考えを巡らせている人 がいて、興味深かった。」「誰かに強制されたわけではない、自分の興味にありのままに探究したその熱意は、作るパワポや喋り方にも伝染していて、聞いていて気持ちよかった。この自分の興味にまっすぐに向かっていくという精神を大切になにごとにも挑戦したいと気づけた。」「音声言語と文字言語のメリットデメリットを理解しそれぞれのメリットを活かした発表をできるようにしていきたい。」などの振り返りがありました。

 10月からの新たなゼミ活動にも期待です。

 

Connect.Ⅲ 仙台で開催されました。

 Connect.Ⅲの展示には本校卒業生の先輩方が出品されていました。

 曽根絵里子さん中川和寿さんJugoさんは本校美術科4回生、佐藤寛和さんは普通科4回生です。現在、プロデューサーや作家、アーティストとしてご活躍されています。Jugoさんはこけしをモチーフにした仙台弁こけしのキャラクターを生み出した作家さんです。

 皆さんも先輩方の作品を鑑賞したり応援していただければ幸いです。また、当日は本校美術科3年生2名も飛び入りで出品させていただき、貴重な経験となりました。ありがとうございました。

 

 

京都市立堀川高等学校主催「探究道場サミット」に参加してきました!

 中学生向けに探究活動の面白さを伝えるワークショップ「探究道場」を実施する全国の連携校9校が京都に一堂に会し、フィールドワーク・ワークショップを行うイベント「探究道場サミット」に、8月1日~3日の日程で本校生徒21名が参加してきました。

 「第2回探究道場のテーマ設定を行う」ことを目的としたイベントであり、どのように探究のタネを見つけるのか、ということを意識した活動となりました。

 初日(8月2日)は同志社大学野口範子先生の基調講演を受けたのち、京都市内5コースに分かれてのフィールドワークを行いました。行き先は「京都大学総合博物館」「西本願寺・京都鉄道博物館」「花山天文台と蹴上インクライン」「黄桜・城南宮」「島津製作所」で、歴史・文学・技術・化学・物理学・地学といった多様な分野についてそれぞれが学びを深めてきました。

 夕方からは堀川高校を会場に立食形式の交流会が開催され、生徒たちは他校の生徒と交流を深めながら、思い思いの時間を過ごしていました。

 2日目(8月3日)はフィールドワークの内容を踏まえた「テーマ設定」と「ポスター・スライド作成」を行いました。文系分野、理系分野のテーマを1つずつ挙げることを目標に5コースそれぞれのメンバーで話し合いを行い、まとまったものを「ワールドカフェ方式」で紹介・意見交換を行い、テーマ候補を絞り込んでいきました。

 午後は、コースごとの代表生徒がパワーポイントを使用してプレゼンテーションを行い、探究道場全体としての文系・理系テーマを決定しました。生徒同士の熱い議論がそこかしこで行われ、自分たちの思い・熱意を少しでも伝えようと工夫を凝らした発表を行っておりました。

 京都から仙台に戻ったのは3日の21:30頃でしたが、参加生徒21名皆、疲れは見せつつも充実した表情を浮かべており、学びの多い、実りある3日間となりました。

 今後は、12月に本校で開催予定の第2回探究道場に向けて、決定したテーマをブラッシュアップし、中学生の皆さんに探究活動の面白さを伝えられるよう、準備を進めていきます。

探究道場サミット新聞記事(PDF)のダウンロード ⇒探究道場サミット.pdf

模擬裁判大会に参加しました

3月27日(水)、仙台地方裁判所を会場に、仙台弁護士会主催の「模擬裁判大会」が開催されました。本校「法学ゼミ」所属の生徒6名が2チームに分かれて参加、どちらも「弁護側」で法廷に臨み、いずれも「無罪」判決を獲得しました。

準備作業は今年1月から始まっていました。宮城野高校担当の計4名の弁護士さんによる事前指導を受けながら、2ヶ月かけて事件資料を読み込み証人尋問・被告人質問・弁論を作成しました。

大会当日は、育英学園高校・古川学園高校(いずれも検察側)との間で、コーヒー粉の万引き容疑での「窃盗罪」の成立を争いました。いずれの高校も、証人尋問・被告人質問では鋭い質問を次々と繰り出し、最終の論告・弁論の内容も高い水準でした。熱戦の結果、裁判官(本職の裁判官・検察官・弁護士が務めた)による「判決」は、いずれも「無罪」でした。

閉廷後の検討会では、裁判官役をつとめた諸先生方から貴重なアドバイスをたくさん頂戴しました。生徒たちにとって、とても有意義な深い学びの機会となりました。