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2020年2月の記事一覧

卒業式について(2/26連絡)

 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、卒業式の実施要領について変更もやむなしと判断しました。日時については予定通りですが、1・2年次の生徒の参加を見送る等、例年と異なるものにしました。詳しくは、3年次の生徒・保護者に向けた緊急連絡メールのとおりです。ご確認下さい。文書については、明日、3年次の生徒を通じて配布いたします。例年と異なるものとなりますが、いつも以上に心のこもったものとなるよう、準備を進めております。ご理解とご協力をお願いします。
 今日は、このへんで。

卒業式の詳しい連絡は、明日以降

  三連休明けの火曜日、1・2年次の生徒は、定期考査最終日です。みなさん、手応えは、いかがでしたか? 三連休明けということで、今日の結果については、大いに期待したいところです。
さて、明日は、その定期考査の返却日ということで、採点の終わったところから30分刻みで各教科科目から返却されます。そして明後日は、卒業式の準備となります。
 さて、その卒業式について、新型コロナウィルス対策のため、変更があります。詳しくは、明日以降、決まり次第連絡します。冷静な対応を、よろしくお願いします。

今日は、このへんで

新型コロナウィルス対策について

1・2年次の生徒は、定期考査三日目。今日も日中は、ぽかぽか陽気でした。このまま卒業式まで暖かい日が続いてくれることを祈りたいです。
 さて、国内でも新型コロナウィルスに感染した事例が相次いで報告され、この拡大をなんとか防止しなければなりません。本校でも、参加予定の生徒の安全を第一に考え、3月に予定していた海外研修を延期することにしました。また本日2/21付けで保護者宛の文書「新型コロナウィルスに関連した感染症対策に関する対応について(その2)」を発出しました。ご確認いただき、各家庭においても感染症対策の徹底にご協力願います。
 今日は、このへんで。

 

『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告

今日2/18は、3年次の生徒の出校日。担任の先生から、卒業認定のお知らせを受けたと思います。在籍の生徒全員が無事卒業認定となりました。おめでとうございます。これまでの努力の賜です。自分自身を大いにほめてやってください。そして支えてくださったご家族ををはじめ、お世話になったたくさんの方々に、感謝の気持ちを伝えてください。みんな、笑顔で3/1を迎えてくださいね。今年は、卒業式が日曜日なので、たくさんの方々が会場にお越しになると思います。素敵な卒業式になるように、我々も一生懸命準備します。
 もちろん、3/1の前には、国公立大学の前期日程試験があります。たくさんの受験生がチャレンジします。みなさんも、ちょうど一週間後となった前期日程試験に向けて、最後の仕上げを念入りに行ってください。
 今日のお昼頃に、3年次の生徒ふたりが校長室にやってきました。今年度の『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』によって、お隣の田子小学校と、高砂小学校へ派遣された12名の生徒を代表して、おふたりが報告にやってきたわけです。私もそれぞれの小学校に視察に訪問しましたが、派遣された生徒は、みんな本当に一生懸命に小学生の中に入って、小学生の学びのお手伝いをしていました。机間巡視をしながら、児童の質問に答えたり、時には校庭で長縄飛びをいっしょにしたり、図書室で司書の先生のお手伝いをしたり、あっという間の一週間だったようです。お疲れ様でした。ふたりの報告をうかがっていると、改めて教え教えられる関係って、こんなに素敵なことなんだなと実感します。小生も初心に返って、良い意味での緊張感をもって明日からの学校運営に臨みたいと思います。報告に来たお二人のみならず、今回のプログラムに参加したみなさん、お疲れ様でした。そして、お世話になった田子小学校、高砂小学校のみなさん、どうもありがとうございました。

今日は、このへんで。

2/15の諸会議へのご出席、ありがとうございました

 昨日2/15(土)は、週末のお休みの日であり、年度末のお忙しいところであるにもかかわらず、学校で複数の会議がありました。
多数の保護者の皆様や、関係の皆様に学校にお越しいただきました。改めて感謝申し上げます。PTAの件、海外研修の件、25周年記念事業・式典等の件、そして本校の教育環境整備の件など、みなさまから寄せていただいた貴重な御意見をもとにして、本校教育の一層の充実をはかっていきたいと存じます。ありがとうございました。

「デザセン企画書を作ろう」・『社会と情報』プレゼン・『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告会

おととい月曜日の夕刻から今年初めての本格的な雪になり、県内平野部でも数センチの積雪になりました。2/11早朝には、今冬初めての雪かきに追われた家庭も多かったと思います。でも昨日は晴れて天気もよく、午前中に雪が消え、今日はなんと天気予報では最高気温が10度。日中は本当にぽかぽか陽気でした。予報では、この暖かさが週末まで続くとのこと。やはり暖冬なのでしょうか?
 さて、今日は、いろいろな行事がバタバタ重なりました。外部では、県高文連の表彰式がホテル白萩でありました。個人と団体、受賞者数を合計すると400名近い生徒のみなさんを表彰しました。みなさん、これまでの鍛錬の賜ということで、心からお祝い申し上げます。今後とも、精進を重ねてほしいと思います。表彰式後には、某ラジオ局が取材に来ました。生放送でラジオから生徒の喜びの声が聞こえたと思います。ご家族のみなさんは、聞いていらっしゃったでしょうか? 案外、車の運転をしている方だと、聞いていたかもしれません。
 さて校内では、1年次『社会と情報』において、生徒プレゼンテーションを先週から実施中で、今日が最終日でした。表彰式のため、聞けませんでした。みなさん、ごめんなさい。
 また、13:30からは、『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』の報告会がありました。お隣の田子小学校と高砂小学校へ計12名が参加しておりました。実際の現場へは、それぞれの小学校へ挨拶と見学に行きましたが、今日の報告会はやはり欠席。残念です。後日、改めて各自から報告をもらいたいと思います。参加されたみなさん、お疲れ様でした。
 さらには、本日は、3~4校時に総合学科1年次の『産業社会と人間』において、「デザセン企画書を作ろう」オリエンテーションがあり、東北芸工大のボブ田中先生と、10名の学生さんが来校され、1年次総合学科の生徒が田中先生の講話と学生さんからのアドバイスを受けました。これまた田中先生からの講話が大変素晴らしいもので、私は昨年聞きましたが、デザインの何たるかについて、貴重な教えをいただきました。今日は高文連の表彰式のため、聞けませんでしたが、本校1年次の総合学科の者たちには、ぜひともデザセン(全国高等学校デザイン選手権大会)に応募して、上位入賞を果たしてほしいと思います。
 今日は、このへんで。

学校評議員会、開催

  昨日の日曜日は、満月。夕刻、東の空に大きなお月様がぽっかり浮かんでおりました。2月もこの時期になると、年度末のラストスパート。今日2/10の午後から学校評議員会を開催させていただきました。5名の学校評議員の方々にお越しいただき、今年1年の学校運営の状況を報告し、それに対して貴重な御意見を頂戴したところです。年度末のお忙しいところ、また寒さの厳しいところ、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。いただきました御意見を、今後の学校運営に活かしていきたいと思います。

3年次の生徒が進路決定の報告にやってくるのも、この時期からです。国公立や私大のセンター利用型の推薦やAO入試等の結果通知が届くころです。今日も、良い知らせをもって1名、やってきました。おめでとうございます。

3年次生のみなさん、後に続け!

 

今日は、このへんで。

 

「詩の器」

今日2/5は、国公立大学個別学力試験(前期・後期)の出願締切日です。3年次の生徒で、国公立大学に挑戦する者たちは、みんな出願手続きが完了したと思います。出願先が確定したからには、あとはまず2/25の前期試験まで一生懸命やるだけです。もちろんその間に私大の入試がある者もいるはず。それぞれの受験カレンダーに従って、体調を崩さず、一日一日を大切に過ごしてほしいです。そのためにも学校で頑張ること。最後まで学校の授業にしがみついた者に栄冠が輝いてきたことは、先輩たちが証明しています。みなさんの粘りと根性を期待しています。

 

 さて、昨日は夏目漱石の『永日小品』の一節「火鉢」のタイトルだけで終わりました。自宅に帰って開いてみると、ありました。その「火鉢」の話は、このような内容です。

 

鉛のように曇った底冷えのする冬の一日、漱石は書斎で寒さにすくんでいる。とても机に向かう気になれない。そんなところへ次々にいろんな人が訪ねてくる。みな借金や身の上話ばかりである。やりきれなくなって漱石はとうとう銭湯へ行く。湯からあがって、せいせいして家に帰ると、書斎に洋燈がともり、火鉢に新しい切り炭が活けてある。妻が蕎麦湯を持ってきてくれる。

 

その後の文章を紹介します。

 

 「妻が出て行ったらあとが急に静かになった。まったくの雪の夜である。泣く子はさいわいに寝たらしい。熱い蕎麦湯を啜りながら、あかるい洋燈の下で、継ぎ立ての切り炭のぱちぱち鳴る音に耳を傾けていると、赤い火気が、囲われた灰の中で仄かに揺れている。時々薄青い炎が炭の股から出る。自分はこの火の色にはじめて一日の暖か味を覚えた。そうして次第に白くなる灰の表を五分ほど見守っていた。」

 

 これで「火鉢」の話は終わりです。森本さんは、漱石の『永日小品』のこの一節を読んで、こんなふうに感想をかきとめます。

 

 こんな暖かい文章を私は読んだことがない。読めば読むほど、火鉢の暖かさがこの一文からつたわってくるような気がするのである。ほんとうに暖かいというのは、こういうことなのではなかろうかと思う。

 

 続けて森本さんは、漱石の作品の中に、火鉢がいたるところに出てくることを紹介し、最後に、蕪村の「火鉢」の句を紹介します。

 

 埋火(うづみび)や終(つひ)には煮(にゆ)る鍋のもの  蕪村

 

 埋火(うづみび)や春に消行(きえゆく)夜(よ)やいくつ   蕪村

 

ひとり小さな火鉢に倚りながら、彼はおそらく灰を火箸で掻きならしつつ、冬の一夜一夜がこうして春に向かって消えてゆくのをじっと見送っていたのであろう。火鉢は、そのような想いを托することのできるすばらしい「詩の器」でもあったのである。

 

今回の古本市において、この森本氏の本に出会えたことに、無上の喜びを感じます。

 

さて、森本氏は「火桶」の句を最後に紹介しています。

 

桐火桶(きりひをけ)無絃(むげん)の琴(きん)の撫(なで)ごゝろ  蕪村

 

 

今日はこのへんで

 

早くも立春

 今日2/4は、立春。といってもまだまだ寒いこの季節。今年は雪が少ないですが、まだまだ寒さが続くので用心です。でも夕刊には榴岡天満宮の梅の花がほころんできたというニュースが掲載されていました。そして私立高校でも入試がスタート。あっというまに時が過ぎてゆくのを、こちらはやっとこさ追いかける始末。ダメですね。計画的に一日一日を過ごしましょう。

週末に、仙台の某デパートで開催されていた古本市に出かけて、これはという本を仕入れてきました。

そのうちの1冊。森本哲郎さんの『日本の挽歌  失われゆく暮らしのかたち』。そこの見開きには徒然草の一節が引用されていました。

『何事も、古き世のみぞしたはしき。』

 

冒頭の章は「冷たい火鉢」。その中では夏目漱石の『永日小品』の「火鉢」が紹介されています。家に帰ったら読んでみます。

 今日は、このへんで。