2018年9月の記事一覧
つゆくさ
今日も、秋晴れの一日。こんな日は、外でお弁当なんか、最高ですね。案の定、昼休みには、校長室から見えるグランド前の広場ベンチに、女子生徒6人組が仲良くお弁当を広げていました。おいしそうでした。秋ですねえ。なんといっても食欲の秋。おいしいものをたくさん食べたいところですが、私は年のせいか年々胃袋の許容量が減少の一途をたどっているような気がします。残念無念。どんなに食べても太らなかった頃が懐かしいです。
さて、先週の三連休では、雨の合間に庭の草取りも頑張ったのですが、庭の隅に露草を発見しました。本当に小さいですね。名前のごとく露のような、はかなさを実感させる花です。でも青紫の小さな花は、そのまま見捨てておけないような、そんな気持ちにさせますよね。
古来、詩歌に詠まれてきたはずで、検索するとやはり出てきました。万葉集には、こんな歌が。露草は月草とも言われていたようです。
百(もも)に千(ち)に、人は言ふとも、月草(つきくさ)の、うつろふ心、我れ持ためやも
なんだかんだと人は色々言うけれど、月草のような移ろい易い気持ちは、私にはありません。
(私は一途にあなたのことを想っています。)
月草で染めた着物は、水で色が落ち易いことから、心変わりをたとえるのに詠み込まれているそうです。
庭に咲いていたものを写真に撮ってきました。本校では、まだ発見していないのですが、どこかに咲いているでしょうか? 見つけたら教えてください。
今日は、このへんで。明日からの定期考査、頑張ってください。
午後のお客様
三連休明けの、秋晴れ。気持ちの良い一日でした。そしてお客様の多い一日でした。最後は、本校開校当初から10年ほど、本校の実習講師として長く本校の理科教育に尽力されたG先生がいらっしゃいました。小生も3年間一緒に勤務したのでとても懐かしく、昔話に花を咲かせました。今度の9/22の同窓会総会に恩師としてご出席をお願いしたかったのですが、残念ながら所用があり、どうしても出席できないとのこと。残念ですが、ご自宅が田子なので、これから時々午後のお茶会をすると約束して、お見送りしました。本校の良き応援団の一人です。いつまでもお元気でいてほしいです。
さて、生徒のみなさんは三連休をどう過ごしたでしょうか。もちろん定期考査に向けた学習に勤しんだと思います。でも少しはお家のお手伝いを、そして敬老の日ということで、おじいちゃんおばあちゃんに、ちゃんとますます元気になるメッセージを贈ったと思います。小生も久しぶりに80歳を超える母親を連れて食事に出かけてきました。久しぶりに歩いて疲れたと言っていましたが、たぶん大丈夫でしょう。
明後日からは、いよいよ今年度2回目の定期考査。間にもう一度三連休を挟みますが、くれぐれも最初から「後半勝負」と考えず、初日から全力投球で。みなさんの頑張りを期待します。
今日は、このへんで。
中学校訪問
今日も、近くの中学校へ挨拶に出かけました。前の学校で一緒に勤務していた先生が異動した中学校だったので、とても楽しみでした。初任校で3年間過ごした後の、二つ目の学校です。学校にとっては貴重な戦力、本人にとっても大いに力を発揮したいところです。校長先生への挨拶が終わった後、案内してもらい、彼女の授業を見学へ。廊下から、一段と成長してしっかりと授業している彼女を発見しました。授業の邪魔をしてはいけないなと思っていたのですが、やっぱりお互いに目があった瞬間、授業の流れが変化・・・。生徒のみなさん、すみませんでした。でも、生徒のみなさんが、廊下にいる自分に向かって「こんにちは!」と大きな声で挨拶をしてくれました。気持ちよかったですね。中学生の生徒のみなさんの、ふだんの礼儀正しさ、元気のよさが思いやられて、感激しました。宮城野高校にたくさんの生徒さんが入学してくれることを祈っています。
さて、明日から三連休。でも明日の土曜日は、三年次は土曜講座、一・二年次は土曜学習会です。活用してどんどん学力向上に努めてほしいです。明日は、英語の弁論大会も宮城学院を会場に開催され、本校から2名出場予定です。優勝目指して頑張ってください。そして9/17の月曜日は、敬老の日です。おじいちゃん、おばあちゃんにとって、かわいい孫からの「いつまでも元気でいてね」の一言が一番のプレゼントです。心をこめて、よろしく。
今日は、このへんで。
切磋琢磨
先日の台風21号で、自宅の萩がかなりひどい状態になってしまったのですが、なんとか持ち直してきました。柔らかさというのは、本当に大事ですね。これが中途半端な直立型だと、途中でポキンと折れておしまいです。柔軟性や修正能力の高さ、これが今の社会では特に大事になっているような気がします。
栄養分についても同じです。私は、恥ずかしながら農業科のある学校で初めて「徒長」という言葉を知りました。それまで「トチョウ」と聞いて「都庁?」と捉えていたのが正直なところです。なんて浅はかな知識しかなかったのだろうと悔やむばかりです。
「徒長」の意味は、辞書でひくと、「作物や果樹の茎や枝葉がむだに伸びること」とあります。たとえば、肥料のやりすぎから、茎や枝葉、あるいは根っこが無駄にのびてしまうかもしれません。これを人間にたとえてみると、どうでしょうか。最初から教えすぎると、あるいは与えすぎると(イコール肥料をやりすぎると)、力強さの欠ける、やせ細った人間しかできないかもしれない。主体性に欠ける、受け身的な人間しか育たないかもしれない。あえて、肥料を少なめにする、あるいは遠くに置いて、そこまで伸びてくるのをじっとがまんする。そういう育て方のほうが、芯の強い人間を育てられるかもしれない。そういうことを思いながら、この秋は何にチャレンジしようかなと悩んでいるところです。
本を読むのにふさわしい季節の到来に心が弾むのですが、どうもなかなか時間がとれません。さて、どうするか・・・。勉強も同じですね。時間がない、時間がないとぼやいてばかりいる者は、遅れていくばかりです。自分はちょっと弱いなあと思ったら、強い意志で必死に頑張っている人のそばに行って、その緊張感のところに我が身を置くのです。どんなに意志が弱い人でも、やるしかなくなります。切磋琢磨が大事です。ちょっと意味がずれているような気がしますが許してください。
今日は、このへんで。
「夢」が生まれる場所
西日本のほうには、秋雨前線が相変わらず停滞中。こちらはようやく晴れ間がのぞき、久しぶりに傘の心配のいらない、過ごしやすい一日でした。
昨日は、午後から「平成30年度宮城県総合学科高等学校研究協議会」が石巻北高校で開催され、私も参加してきました。石巻北高校の総合学科では「食農系列」「家庭系列」「経情系列」「教養系列」「進学系列」の5系列が設置されているそうで、生徒は入学してから好きな系列を決めることができるそうです。また石巻北高校の学校紹介パンフレット表紙には
「夢」が生まれる場所がある
人の数だけ道がある
とあります。素敵ですね。総合学科設置校ならではのキャッチフレーズだと思います。
最初にこの夏に竣工したばかりの新校舎見学と農場見学があり、「とらまい」という学校で開いているお店も見学してきました。学校で作っている農産物や加工品等を生徒のみなさんが地域の方々に販売しており、とても評判が良いそうです。私も買いたかったのですが、残念ながらお店がちょうどお休みでした。10月末の文化祭のときにお邪魔できればと思います。
せっかくなので紹介しておきたいのが、11/11(日)に勾当台公園で開催予定の、「さんフェア2018」です。(10時~14時)。県内の専門高校や支援学校で作っているものを展示、販売したり、学びの成果を披露したりする大々的なイベントです。私は毎年とても楽しみにしていて、ここでシクラメンを買っています。みなさんもぜひ見ていただければと思います。近くなったら、また宣伝させていただきます。
さて、9月も中旬に入り、AO入試が本格化してきたように思います。週末の15日からは、いよいよ就職試験が解禁です。進路実現に向かって、それぞれに頑張ってください。
今日は、このへんで。