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校長通信

『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告

今日2/18は、3年次の生徒の出校日。担任の先生から、卒業認定のお知らせを受けたと思います。在籍の生徒全員が無事卒業認定となりました。おめでとうございます。これまでの努力の賜です。自分自身を大いにほめてやってください。そして支えてくださったご家族ををはじめ、お世話になったたくさんの方々に、感謝の気持ちを伝えてください。みんな、笑顔で3/1を迎えてくださいね。今年は、卒業式が日曜日なので、たくさんの方々が会場にお越しになると思います。素敵な卒業式になるように、我々も一生懸命準備します。
 もちろん、3/1の前には、国公立大学の前期日程試験があります。たくさんの受験生がチャレンジします。みなさんも、ちょうど一週間後となった前期日程試験に向けて、最後の仕上げを念入りに行ってください。
 今日のお昼頃に、3年次の生徒ふたりが校長室にやってきました。今年度の『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』によって、お隣の田子小学校と、高砂小学校へ派遣された12名の生徒を代表して、おふたりが報告にやってきたわけです。私もそれぞれの小学校に視察に訪問しましたが、派遣された生徒は、みんな本当に一生懸命に小学生の中に入って、小学生の学びのお手伝いをしていました。机間巡視をしながら、児童の質問に答えたり、時には校庭で長縄飛びをいっしょにしたり、図書室で司書の先生のお手伝いをしたり、あっという間の一週間だったようです。お疲れ様でした。ふたりの報告をうかがっていると、改めて教え教えられる関係って、こんなに素敵なことなんだなと実感します。小生も初心に返って、良い意味での緊張感をもって明日からの学校運営に臨みたいと思います。報告に来たお二人のみならず、今回のプログラムに参加したみなさん、お疲れ様でした。そして、お世話になった田子小学校、高砂小学校のみなさん、どうもありがとうございました。

今日は、このへんで。

2/15の諸会議へのご出席、ありがとうございました

 昨日2/15(土)は、週末のお休みの日であり、年度末のお忙しいところであるにもかかわらず、学校で複数の会議がありました。
多数の保護者の皆様や、関係の皆様に学校にお越しいただきました。改めて感謝申し上げます。PTAの件、海外研修の件、25周年記念事業・式典等の件、そして本校の教育環境整備の件など、みなさまから寄せていただいた貴重な御意見をもとにして、本校教育の一層の充実をはかっていきたいと存じます。ありがとうございました。

「デザセン企画書を作ろう」・『社会と情報』プレゼン・『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告会

おととい月曜日の夕刻から今年初めての本格的な雪になり、県内平野部でも数センチの積雪になりました。2/11早朝には、今冬初めての雪かきに追われた家庭も多かったと思います。でも昨日は晴れて天気もよく、午前中に雪が消え、今日はなんと天気予報では最高気温が10度。日中は本当にぽかぽか陽気でした。予報では、この暖かさが週末まで続くとのこと。やはり暖冬なのでしょうか?
 さて、今日は、いろいろな行事がバタバタ重なりました。外部では、県高文連の表彰式がホテル白萩でありました。個人と団体、受賞者数を合計すると400名近い生徒のみなさんを表彰しました。みなさん、これまでの鍛錬の賜ということで、心からお祝い申し上げます。今後とも、精進を重ねてほしいと思います。表彰式後には、某ラジオ局が取材に来ました。生放送でラジオから生徒の喜びの声が聞こえたと思います。ご家族のみなさんは、聞いていらっしゃったでしょうか? 案外、車の運転をしている方だと、聞いていたかもしれません。
 さて校内では、1年次『社会と情報』において、生徒プレゼンテーションを先週から実施中で、今日が最終日でした。表彰式のため、聞けませんでした。みなさん、ごめんなさい。
 また、13:30からは、『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』の報告会がありました。お隣の田子小学校と高砂小学校へ計12名が参加しておりました。実際の現場へは、それぞれの小学校へ挨拶と見学に行きましたが、今日の報告会はやはり欠席。残念です。後日、改めて各自から報告をもらいたいと思います。参加されたみなさん、お疲れ様でした。
 さらには、本日は、3~4校時に総合学科1年次の『産業社会と人間』において、「デザセン企画書を作ろう」オリエンテーションがあり、東北芸工大のボブ田中先生と、10名の学生さんが来校され、1年次総合学科の生徒が田中先生の講話と学生さんからのアドバイスを受けました。これまた田中先生からの講話が大変素晴らしいもので、私は昨年聞きましたが、デザインの何たるかについて、貴重な教えをいただきました。今日は高文連の表彰式のため、聞けませんでしたが、本校1年次の総合学科の者たちには、ぜひともデザセン(全国高等学校デザイン選手権大会)に応募して、上位入賞を果たしてほしいと思います。
 今日は、このへんで。

学校評議員会、開催

  昨日の日曜日は、満月。夕刻、東の空に大きなお月様がぽっかり浮かんでおりました。2月もこの時期になると、年度末のラストスパート。今日2/10の午後から学校評議員会を開催させていただきました。5名の学校評議員の方々にお越しいただき、今年1年の学校運営の状況を報告し、それに対して貴重な御意見を頂戴したところです。年度末のお忙しいところ、また寒さの厳しいところ、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。いただきました御意見を、今後の学校運営に活かしていきたいと思います。

3年次の生徒が進路決定の報告にやってくるのも、この時期からです。国公立や私大のセンター利用型の推薦やAO入試等の結果通知が届くころです。今日も、良い知らせをもって1名、やってきました。おめでとうございます。

3年次生のみなさん、後に続け!

 

今日は、このへんで。

 

「詩の器」

今日2/5は、国公立大学個別学力試験(前期・後期)の出願締切日です。3年次の生徒で、国公立大学に挑戦する者たちは、みんな出願手続きが完了したと思います。出願先が確定したからには、あとはまず2/25の前期試験まで一生懸命やるだけです。もちろんその間に私大の入試がある者もいるはず。それぞれの受験カレンダーに従って、体調を崩さず、一日一日を大切に過ごしてほしいです。そのためにも学校で頑張ること。最後まで学校の授業にしがみついた者に栄冠が輝いてきたことは、先輩たちが証明しています。みなさんの粘りと根性を期待しています。

 

 さて、昨日は夏目漱石の『永日小品』の一節「火鉢」のタイトルだけで終わりました。自宅に帰って開いてみると、ありました。その「火鉢」の話は、このような内容です。

 

鉛のように曇った底冷えのする冬の一日、漱石は書斎で寒さにすくんでいる。とても机に向かう気になれない。そんなところへ次々にいろんな人が訪ねてくる。みな借金や身の上話ばかりである。やりきれなくなって漱石はとうとう銭湯へ行く。湯からあがって、せいせいして家に帰ると、書斎に洋燈がともり、火鉢に新しい切り炭が活けてある。妻が蕎麦湯を持ってきてくれる。

 

その後の文章を紹介します。

 

 「妻が出て行ったらあとが急に静かになった。まったくの雪の夜である。泣く子はさいわいに寝たらしい。熱い蕎麦湯を啜りながら、あかるい洋燈の下で、継ぎ立ての切り炭のぱちぱち鳴る音に耳を傾けていると、赤い火気が、囲われた灰の中で仄かに揺れている。時々薄青い炎が炭の股から出る。自分はこの火の色にはじめて一日の暖か味を覚えた。そうして次第に白くなる灰の表を五分ほど見守っていた。」

 

 これで「火鉢」の話は終わりです。森本さんは、漱石の『永日小品』のこの一節を読んで、こんなふうに感想をかきとめます。

 

 こんな暖かい文章を私は読んだことがない。読めば読むほど、火鉢の暖かさがこの一文からつたわってくるような気がするのである。ほんとうに暖かいというのは、こういうことなのではなかろうかと思う。

 

 続けて森本さんは、漱石の作品の中に、火鉢がいたるところに出てくることを紹介し、最後に、蕪村の「火鉢」の句を紹介します。

 

 埋火(うづみび)や終(つひ)には煮(にゆ)る鍋のもの  蕪村

 

 埋火(うづみび)や春に消行(きえゆく)夜(よ)やいくつ   蕪村

 

ひとり小さな火鉢に倚りながら、彼はおそらく灰を火箸で掻きならしつつ、冬の一夜一夜がこうして春に向かって消えてゆくのをじっと見送っていたのであろう。火鉢は、そのような想いを托することのできるすばらしい「詩の器」でもあったのである。

 

今回の古本市において、この森本氏の本に出会えたことに、無上の喜びを感じます。

 

さて、森本氏は「火桶」の句を最後に紹介しています。

 

桐火桶(きりひをけ)無絃(むげん)の琴(きん)の撫(なで)ごゝろ  蕪村

 

 

今日はこのへんで

 

早くも立春

 今日2/4は、立春。といってもまだまだ寒いこの季節。今年は雪が少ないですが、まだまだ寒さが続くので用心です。でも夕刊には榴岡天満宮の梅の花がほころんできたというニュースが掲載されていました。そして私立高校でも入試がスタート。あっというまに時が過ぎてゆくのを、こちらはやっとこさ追いかける始末。ダメですね。計画的に一日一日を過ごしましょう。

週末に、仙台の某デパートで開催されていた古本市に出かけて、これはという本を仕入れてきました。

そのうちの1冊。森本哲郎さんの『日本の挽歌  失われゆく暮らしのかたち』。そこの見開きには徒然草の一節が引用されていました。

『何事も、古き世のみぞしたはしき。』

 

冒頭の章は「冷たい火鉢」。その中では夏目漱石の『永日小品』の「火鉢」が紹介されています。家に帰ったら読んでみます。

 今日は、このへんで。

 

県高校美術展・・・『校内展』開催中

昨日は一日中大雨。一転して今日は、最高気温10度を超える暖かさ。午前中、グランドでは、生徒が体育の授業でサッカーにいそしんでいました。1月もまもなく終わりですが、今年はやはりなかなか雪にならないです。

 さて、外ではサッカー。校舎の中では、美術展。実は先週、県高校美術展が開催されていましたが、そこに出品された作品も含めて、県高校美術展用に制作された作品の『校内展』が始まっています。1F昇降口前から校長室前の廊下、食堂前のスペースに、所狭しとたくさんの作品が展示されております。圧巻ですね。すごいです。下記はその一部です。2/25まで開催中です。保護者の方々もぜひご覧下さい。

 また、昨日1/29に大学入試センターから、2021年1月が初回の大学入学共通テストの『国語』と『数学Ⅰ、Ⅰ・A』の試験時間と大問数の公表がありました。『国語』は、80分の大問4題構成。『数学Ⅰ、Ⅰ・A』は、70分に落ち着きました。問題作成方針については、「昨年6月に公表した大枠を維持」とあります。「思考力、判断力、表現力を重視した出題を行う」とのこと。今の3年次の生徒が受験した最後のセンター試験でも、数学に相当その新傾向が強かったと、様々なニュースで言われています。2年次、1年次の生徒のみなさんは、そのあたりを意識して勉学に励んでほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

進路講演会を実施!

1月も早いもので、最終週に入りました。昨日の月曜日からは国公立大の出願が始まっています。締切が2/5なので、まだ様子見の段階かもしれませんが、週末には3年次の生徒と保護者が何組も来校し、出願先の相談を担任等としていました。ぜひとも志を高くもって前期・後期の個別入試に臨んでほしいと思います。

3年次生に続いて、2年次の生徒は来年、初めての共通テストに臨みます。今日のLHRは、駿台仙台校の校舎長の小田川晃一さんに来ていただいて、進路講演会をしていただきました。『大学受験に向けての最新情報  ~ 新時代入試の課題とその対策 ~ 』というタイトルです。パワポにして68枚の資料が圧巻です。たとえば、

 

これからの取組で大切なこと!

基礎・基本(=授業)を大切に!

  入試で問われる内容は、高校の授業の中にある。授業(基礎基本事項)の理解度が合否を分ける。難関大に合格する生徒は、特別な知識を持っているわけではない。基礎・標準的な問題で失点をしない、わからない箇所(穴)が少ない人である。大学入試は、高校の授業・学習の延長上にある。

 

 と、ありました。私も気合いを入れ直します。日々の授業が命。みなさんのますますの精進を期待します。小田川様、ありがとうございました。

 

今日は、このへんで。

 

P3団体合同役員会開催・・・ご出席、ありがとうございました

今日1/25(土)は、P3団体(PTA・教育振興会・放課後活動後援会)の合同役員会がありました。3団体の役員の方々には、お休みのところ、ご出席いただき、ありがとうございました。それぞれの会長様からご挨拶があり、その後、参与の私から下記のような挨拶をさせていただきました。

令和2年1月25日 PTA・教育振興会・放課後活動後援会 合同役員会 挨拶 (概要)


みなさん、改めましてこんにちは。今年もよろしくお願いします。
本日は、週末のお休みのところ、(P三団体合同役員会)ご出席いただき、ありがとうございます。また日頃から本校教育に深いご理解とご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
今週になり、うれしいニュースが二つありました。本校のPTA会報「もえぎ」について、仙塩地区で優秀校に選ばれ、県審査にあがっていたものですが、見事に県審査を突破し、東北地区の審査にあがったと聞きました。会報委員会の方々をはじめ、P3団体のみなさんの日頃の活発な活動が実ってのものと思っております。おめでとうございます。
また、一本化された高校入試の出願希望調査において、本校普通科の倍率が県内で一番高かったという記事も出ておりました。これも生徒の活躍はもちろんのこと、みなさんの活動の成果が反映しているものと考えております。本出願においては、もちろん変動があると思いますが、そういうふうに選ばれていることを良い意味での緊張感に変え、本校教育の一層の充実に努めてまいりたいと思います。
ところで、3年次のたくさんの生徒が1/18~1/19にセ試験を受験してきました。英語ベースで去年と同じ199名が受験しております。良かったもの、思い通りにいかなかった者、それぞれだと思います。特に苦戦している者に、現在、逆転に向けて檄を飛ばしているところです。受験生をお持ちのご家庭におかれましては、ぜひとも温かい励ましをお願いしたいと思います。
大学共通テストについては、英語の民間試験や国数の記述問題について、延期見直しの決定がなされました。これについても、今後きちんとした情報を出していきたいと思っています。そして、生徒には情報に右往左往せず、基礎学力をきちんと身につけてほしいと思います。
また現在、県美術館で県高校美術展が開催中ですが、本校美術科からは10名が入賞(昨年7名)いたしました。明日までですので、ぜひともご覧いただければと思います。
なお、2/1には25周年実行委員会が予定されています。その中でまたうれしいニュースをお伝えできると思います。お待ち願えればと思います。

※卒業生の活躍です。中央大学の学生募集パンフです。本校卒業生がモデルになっております。回覧しますので、ご覧ください。

本日は、本年度の事業報告や会計中間報告、次年度の事業計画案等、重要議題がございます。ご協議、よろしくお願いします。

以上です。

出席の役員のみなさん、ご出席いただき、ありがとうございました。

今日は、このへんで。明日、県高校美術展を見てきます。

県高校美術展、開幕!

県高校美術展が今日からスタート。宮城県美術館において、今日1/22(水)から1/26(日)までの開催となります。つい先日、卒展が終わったと思ったら、今度は県高校美術展。今回の美術展にはもちろん3年次の生徒は参加していませんが、美術科の生徒は、年がら年中、作品制作に大忙しです。

 美術科の先生方によると優秀賞4名奨励賞6名の入選があったとのことです。おめでとうございます。各校から出品できる作品数が限られているそうで、本校美術科の生徒みんなが出品できているわけではありません。校内選考で漏れた方々の作品にも、すばらしい作品が残っているそうです。その点を考えると、美術科の1年次・2年次全員に対して、お疲れ様と言葉をかけてやりたいです。みなさんのますますの精進を期待します。今度は、河北展に向けてぜひ力作を!

 今日は、このへんで。