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校長通信

終業式あいさつ

昨日、本校では、終業式があり、大講義室から教室にいるみなさんに下記のとおりメッセージを読み上げ、配信しました。

せっかくなので、改めて掲載します。なお、下で紹介している短歌は、昨日の段階で紹介できなかったものです。また、地学基礎の感想を紹介したのですが、それを書いてくれた生徒は、実は小論文コンクールで入賞を果たしており、直前の表彰伝達で、賞状を渡した生徒だとわかりました。目の前で、自分の書いたものが読み上げられ、びっくりしたそうです。しかしながら、やはり小論文で入賞するだけあって、書く力は相当なものです。今後、ますますの精進を期待します。

 

    030324  終業式 校長講話

                   令和3年3月24日(水)

 

みなさん,おはようございます。校長の遠藤です。

終業式なので,1年の振り返りです。この1年,みなさんにとって,というより,誰にとっても窮屈な1年でした。それは1年次のみなさんが朝学習の時間に詠んだ短歌に如実に示されています。先月2/26,河北の夕刊コラムでは「マスクごし名前も顔もいまだ分からず気持ちはいつも初登校日」や「見てみたいマスクの下のその笑顔ほんとはどんな顔で笑うの」などの短歌が紹介されました。みなさんにとって高校時代の1年1年は,人生の宝物。その期間を窮屈に思わせるのは,こちらにとっても本当に残念です。

しかしみなさんの協力により,本校ではなんとか学びを大きく止めることなく,ここまでやってこれました。新しい出会いがあり,学びのスタイルの進化があり,また先輩方はりっぱに進路実現を果たしてくれました。

それでも,みなさんに,ひとつ注意を促したいと思います。よく聞いてください。

先週,この宮城県において,県独自の緊急事態宣言が出されました。本県は,新型コロナ感染症拡大防止策を打っているところではありますが,拡大傾向は止まらず,独自の緊急事態宣言を出すことになりました。

みなさんの学びが今,たいへん危うい状況にあります。今後も,みなさんの学びと感染防止を両立させたい,そう思います。

自他の命を守るために,自分も含めて命ある人,大切な人たちの命を守るために,一人ひとりに,強い自覚を持った行動,新しい生活様式の徹底をお願いします。

また,先週は,2月に続いて再び大きな地震がありました。本県は2月3月と二度大きな地震に見舞われたのです。いつ何時やってくるかもしれない大地震。この自分が,この時間,この場所で大きな地震に遭ったらどうするか,もちろん過度に不安に思うことは,萎縮につながりますが,リスク管理について,それぞれが強い自覚を持つこと。何度も同じことを言うようですが,これらの点をまずは,みなさんにお願いしておきます。

 

さて,この1年,窮屈な中にあっても,みなさんは様々な学びを展開してきました。その中で,たいへん参考になるものがあります。地学基礎の授業のしめくくりに,みなさんが感想を書いたものです。少し読んでみます。

 

対話や過程を大切にする授業なので,思考の楽しさや,暗記だけでなく道のりも含めた本当の知識として吸収できたと思います。間違いを否定せず,ヒントにつなげたり,先生と一緒に考える授業は楽しかった。楽しみながらも,気づくと自分が発言できる人間になっていたところが,自分の大きな変化であり成長かなと思っています。また,1つ1つ疑問を潰していったり,あるいは自分で疑問を見つけたりといった癖がつきました。

 

学びのスタイル,スタンスについて。おそらく,ただ単に暗記するのではなく,またいきなり答えを出すのでもなく,いったん立ち止まって,深い学びにつなげていくこと。みなさんの学びがたいへん深まっていることを実感した次第です。なお,令和4年度からは新学習指導要領が高校現場でスタートします。各高校においては学びのスタイルの進化が図られており,本校においてもPSやFTをはじめとして,大きな改革の準備をどんどん進めていきます。協力,よろしくお願いします。

さて,学びのスタイルについて,ひとつヒントです。

 

よく言われることが複眼的思考の大切さです。私はもうひとつ別な表現で,自分の中に他人を住まわせることと言っています。ものの見方,考え方,問い方について,今,自分の見方,考え方,問いの立て方について,それを違う角度から捉え直すこと。自分が正しいと思っていることについて,一歩引いて見ること。違う角度から見てみること。そうしたときに,ものが,世界がどのように見えてくるか,そこにワクワク感をもちながら,学び続けること。ワクワク感は,薫堂先生から教えていただきました。。

私のもう一人の大好きな鷲田清一先生は,思考にためをつくりなさいと言われました。ボールがきたから反射的にバットが出ると,チェンジアップやフォークボールだったりして,からふりになってしまいます。よくボールを見極めるために,振りに出る前に,タメを作ること。川崎先生や大場先生が好きな野球にたとえればそんなふうになります。大場先生には怪我をさせてしまいました。私が悪かったです。すみません。

 

さて,国語的にひとつ,話を加えます。先日,国語の先生方からリクエストがあったのですが,みなさんに向かって最初で最後の授業です。

みなさんは,これからの人生で,たくさんの経験,良いこと,悪いこと,いっぱい,します。

自分のポリシー,人生観,道徳観,善悪の判断基準に則って,きちんと行動できればいいのです。

いいのですが,やむなく,しかたなく,どうしようもなく,それに反する形でしか,動けない場合があります。高校生のあなた方だったら,ピーンと気づくと思います。

そういうとき,自分をどう処罰していけばいいか。なかなか良い答えがみつかりません。簡単に見つかりませんが,そういうときに,小説や詩歌が参考になるかもしれません。

少なくとも,良い質の作品を書こうとしている小説家は弁解,弁護はしません。時には主人公を,あえて嫌われるように書きます。徹底して。弱さの塊,嫌われる人として主人公を描きます。

それがいいのか悪いのか,私にはわかりません。ただ,生きていく上でしんどい瀬戸際に立たされたとき,私たちにとって何かの参考になるかもしれません。

 文化芸術,文学には,もちろん美術でも音楽でも,映画でも演劇でも,写真でもかまいません。もろもろの文化芸術には,自分のような弱いものでも,生きていきたい,生きる場所を求めたい,と思ったとき,こういう道もあるんだよとささやいてくれるものがあります。それが自分にとっての文学です。天国への表階段ではありません。裏の階段です。人の気持ちのわかる,幅の広い大人として成長していくことをみなさんに期待します。

今年は春が早いです。始業式・入学式の頃には,教室から見えるハナモモの花がきれいに咲いていると思います。3年度も,しっかり学んでください。

 

 

以上です。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

妹さんからもエール・・・お疲れ様でした

  本校の高校入試が本日,無事に終了しました。昨日は,三学科共通で5教科。普通科と総合学科は,もちろん初日で終了。今日2日目は,美術科を志望する受験生に対して,実技試験を課しました。みなさん、本当にお疲れ様でした。

さて,みなさん,手応えはどうだったでしょうか?

手応え以上に、みなさんにとってよかったのは、この2日間、本当にすばらしいお天気に恵まれたことですね。昨日も穏やかなお天気でしたが、今日は昨日以上に暖かく、まさに春を思わせる陽気でした。気づいてみれば、今日は二十四節気の一つである「啓蟄」。冬ごもりの虫さんたちが春の訪れを感じて姿を現す時期だとか。今日、我が家の周りでも、鳥さんたちが春到来を喜んで、さかんに鳴き声をかわしていました。

 ところで、今日、2日目の受付時において、とても微笑ましい光景を目撃しました。我が子の受験生の我が子を送ってこられたのでしょうか。お母さんが、昇降口から少し離れたところで見送っていたのですが、そのお母さんと手をつないで、お姉さんかお兄さんに手を振っている、かわいらしい幼稚園児くらいの女の子がいたのです。「おねえちゃん(あるいは、おにいちゃん)、ガンバッテー」と、叫んでいたのでしょうか? かわいらしく手をふって応援しているその姿が、事務室から見えたのです。心の内が、ほっこりしたのでした。

 明日、土曜日は県内の多くの中学校で卒業式。明日も暖かいようです。みなさん、ご卒業、おめでとうございます。

 

今日は、このへんで。

 

東大国語入試問題/明日は高校入試初日

  早くも3/3のひな祭り。春がどんどん近づいています。おひなさまと言えば、自分は先月、丸森を訪問した際、町内の齋理屋敷に飾ってあるおひなさまを見てきました。先日の河北新報にも掲載されていましたが、実にきれいなものでした。そこだけ世界が違うという感じでした。

 さて、国公立大学の2次試験が2/25~2/26に行われたところですが、各大学の問題を見ていて、やはり今年もすごいなと思う問題に出くわしました。

 東京大学の国語の問題。第四問は、毎年話題になるところです。問題文は、なんと夏目漱石の『子規の画』から。問題文は、「次の文章は、夏目漱石が正岡子規を偲んで記したものである。子規は闘病のかたわら「写生」を唱えて短歌・俳句の革新運動を行い、三十代半ばで逝去した。これを読んで、後の設問に答えよ。」で始まります。(入試問題は、ネットで簡単に検索できます)

 この「子規の画」は、とても有名な文章です。そしてまた、傍線を施して問いとして設定したところもまたすごく有名なところです。ちなみに問三は、こうです。

 

「余は微笑を禁じ得ないのである」(傍線部ウ)とあるが、それはなぜか、説明せよ。

 

この漱石の「微笑」を、受験生に堂々と説明させる大学、東京大学の国語の問題に、私はやはり敬意を表します。この問題に対して、大学受験という大きな壁のところで、四つに取り組むことのできる受験生は、やはり幸せ者だと思います。

 

明日は、高校入試初日。受験生が思う存分に自分の力を発揮できることを期待します。頑張れ!

今日は、このへんで。

 

『肖像画』

  2/16の出校日と、おとといの同窓会入会式の2/27に、うれしいことがありました。この場を借りてお礼です。美術科のお二人に、依頼していたものです。校長室に置く「校長写真」ですが、写真ではなくて、美術科がある学校らしく、絵を描いてもらうことにしました。第6・7代の校長先生方が同じことをなさっているのですが、小生もそれを見ならい、依頼していたところ、無事、仕上がってきたのです。ありがとうございました。感激です。描いてもらうだけでも光栄で、それをこちらの想像していたもの以上に、完璧に描いてくれました。お二人の、今後のますますのご活躍を祈っています。

 今日は、このへんで。

 

卒業式、挙行

 本日の卒業式は、昨日の天気予報どおり、お天気に恵まれ、コートも必要ないほどの、4月並の暖かさ。よかったです。

 感染症対策のため、やむなく、卒業生と、そのご家族1名ということで、卒業式を行いましたが、みなさん、本当に晴れ晴れとした顔で卒業式に臨んでいました。式後は、みなさん、ご家族やお友達と、昇降口前の『卒業式』という立て看の前で、記念写真を撮りあっていました。素敵な卒業式でしたよ。

 式辞の中で話したとおり、みなさんとは、3年前に一緒に本校に入学して、一緒に学んできました。入学直後には泉が岳の宿泊施設でオリエンテーション合宿。寝食を共にする中で、宮城野高校生としての第一歩を踏み出したのでした。そして5月の体育祭。小生の不徳のいたすところで、雨にたたられましたが、思い思いの服装で臨んだ開会式にびっくりしました。一つのカラーに染まることはせず、思い思いのカラーの中で、自分の持てる力を思う存分発揮する、そういう本校のコンセプトに改めて驚嘆した瞬間でした。それから3年。あっという間の3年間でした。この宮城野で過ごした3年間は、みなさんにとって最高の宝物です。これからの人生の中で、ぜひ、心の支え、よりどころとして、それぞれの個性にさらに磨きをかけて活躍してほしいと思います。そしてまた、式辞の中で述べましたが、「穏やかな笑顔」を大事にする人、さらにまた、薫堂先生のように、ひとの幸せを自分の幸せと感じとれるような、そういう人であってほしいと思います。

 改めまして、おめでとうございます。

今日は、このへんで。

 

 

同窓会入会式・「25年目のグラジオラス」ご披露目・短歌

 昨日、27日(土)は、金曜日と交換して、卒業式の準備・予行と同窓会の入会式を実施。少しばかり寒かったのですが、明日3/1(月)は、春到来を思わせる陽気となりそうです。卒業生のみなさん、本当によかったですね。(雨男は、やはり卒業です。)明日、みなさんのために、万感の思いを込めて、卒業式を実施させていただきます。

さて、昨日は、併せて同窓会の入会式がありました。昨年までで、本校には6000名を超える同窓生がおり、本校の教育活動を支えてもらっています。今年度は特に25周年記念式典・記念講演、そしてもろもろの記念事業にご協力をいただきました。これからは本校同窓生として、みなさんのますますの活躍と、本校への支援をお願いしたいと思います。

同窓会入会式が終わってからは、25周年記念事業のひとつである中庭の『25年目のグラジオラス』の完成を祝って、実行委員長の柴田さんをはじめとする主な実行委員のみなさんに集まってもらい、小さなご披露目会を実施しました。中庭の『25年目のグラジオラス』の前で記念写真撮影後、改めて大講義室に移動し、柴田会長さんからご挨拶をいただきました。この『25年目のグラジオラス』は、本校の学校要覧の表紙を開校以来長く飾っている『グラジオラス・静物』(パウルクレー作 宮城県美術館所蔵)にちなみ、生徒・教職員全員に一枚のタイルを配布し、それぞれに思い思いの花の絵を描いてもらい、それを食堂から出られる中庭の、ピカソ風にアレンジされた半円状の突起部分に貼り付けたものです。本校のキャッチフレーズである「宮城野・・・ここでは一人ひとりが輝きます」を象徴するものです。本来は2/13に最後の実行委員会を開催し、そこでご披露目とする予定だったのですが、感染症拡大防止のため実行委員会は書面開催とし、改めて昨日、同窓会入会式に合わせて、小さなご披露目会とお祝い会を実施したものです。生徒代表として宮田君と鎌田さんにも来てもらい、ご挨拶をいただきました。ありがとうございます。

また、2/26(土)の夕方、うれしいことがありました。河北新報の夕刊の河北抄というコラム欄で、本校1年次の生徒が朝学習の時間に作った短歌が掲載されたのです。写真のとおりです。コロナ禍にあって、宮城野の高校生らしく学校生活を送る心模様を見事に短歌に表現しています。どうぞ、ご覧ください。

今日はこのへんで。明日の、卒業式日和を祈って。

 

 

 

 

定期考査初日・・・「蛙の話」から

 

 本日から、1年次、2年次の生徒は、第四期の定期考査スタートです。今年度は第一期の定期考査がなかったので、実質3回目となります。それぞれに今年度最後の定期考査であり、今年度の評価、単位認定に大きく影響するものです。しっかり勉強して実力を遺憾なく発揮してほしいと思います。

 以下は、2/14に読んだ新聞連載記事からです。毎日新聞の日曜版、日曜くらぶに連載中の「新・心のサプリ」。海原純子氏が連載しているものです。

 ブエノスアイレスの精神科医で作家ホルヘ・アカイ氏の「寓話・セラピー」から。「生クリームの中の蛙」というお話です。

 昔、生クリームの瓶に落ちてしまった2匹の蛙がいた。2匹ともしばらくして自分たちが沈みかけていることに気がついた。生クリームは濃い液体で浮いているのが難しかったのだ。そこで2匹は手足をばたつかせて浮いていようとした。しかしこれは労力がいること。すぐに沈んでしまい、顔を出して浮くことが難しくなってきた。

1匹は、「こんなことをしてもどうせため」とあきらめ沈んでいった。もう1匹の蛙のほうは我慢強いというか、「いくら死が迫っているとはいえ、最後まで生きるんだ」と足をばたつかせていた。重い液体の中では1センチも進めず元の場所に浮いたままなのに同じ場所を何度も足を動かし続けていた。

 するとさんざん足を動かしたために突然生クリームが固まってバターになり蛙は驚いてひとっ跳びして瓶の縁に飛び移り帰って行ったのだという。

 「どうせやってもだめ」と思ったり、「もう年だから」と年齢を言い訳にしたりして努力を放棄する傾向がある時のヒントが隠されている。

 この寓話、蛙が死と向かい合った中で「できる限り自分ができることをする」というところが心にしみる。蛙は足を動かすのだがそれは単に動かすという動作ではなく自分ができることをしてせいいっぱい生ききる、ということの象徴なのだと思う。

 予想外の出来事で、私たちの人生は生クリームの瓶に落ちた蛙のようになることがある。その時、自分がどう生きるか、を問われたような気がする。結果として蛙のようなハッピーエンドにはならなくても、できることを続けることの美しさを大事に生きていきたいと思うのだ。

 

 以上、海原氏の文章後半をそのまま引用しました。「生クリームの中の蛙」というお話から、「できることを続けることの美しさを大事に生きていきたい」と思う海原氏の「生のスタンス」に敬意を表して、私も、もう少しあがいて生きたいと思います。

今日は、このへんで。

お見舞い・余震に気をつけて

 

まずは、先週、土曜日夜の大地震により被災された方々に心からお見舞い申し上げます。元通りの安心安全な生活に早く回復できることをお祈り申し上げます。

 学校のほうは、幸い建物に大きな被害はなかったのですが、教材等が一部壊れてしまったものが出ました。できるだけ早く原状回復に努めたいと思います。また、今後、余震の心配があります。10年前も、大震災の2日前に大きな地震がありました。改めて、防災意識の向上に努めるとともに、防災備品の点検もします。ご家庭におかれましても、再点検をお願いしたいと思います。

 さらに、東北新幹線の復旧に10日ほどかかる見込みらしく、県外の大学を受験する生徒たちの交通手段が心配です。文科省から昨日の段階でいち早く各大学へ配慮要請の文書が出されたところですが、なんとか前日の24日までに復旧してほしいです。飛行機や長距離バスの増便もされているようです。県外大学受験生のみなさんは、交通手段の確保をお願いします。

 さて、学校のほうは、本日、3年次の生徒が久しぶりの登校日。みなさん、無事に、卒業式の案内をもらえたはずです。親御さんにきちんと見せて、3/1に晴れの卒業式を迎えてください。また、おかげさまで、卒業できることになりましたと、きちんと感謝の意を込めて報告してください。よろしいですね。 なお、卒業式の前には、国公立大学の前期日程試験があります。最後の追い込みに勝負をかけてください。

一方、昨日、月曜日からは高校入試の出願もスタートです。いよいよ入試本番が近づいてきました。高校3年生と同じように、中学3年生のみなさんもラストスパートですね。なんとか無事に入試を迎え、みなさんの笑顔を早く見たいものです。

今日は、このへんで。(2/16 火曜日 記)

P三団体合同役員会・県高校美術展・・・校内展

嵐のような如月2月の第一週が過ぎようとしています。こんばんは。またまた長く通信をお休みしてしまい、申し訳ありません。別に学校を休んでいたわけではなく、毎日通常通り出勤していますが、今週月曜日の2/1から職員面談が始まり、これがなかなか厳しいスケジュールです。あっという間に一日が終わり、いつの間にか退勤時間・・・と、言い訳がましいことを書き連ねてごめんなさい。言い訳無用ですね。

 先週、土曜日には「PTA三団体合同役員会」が開催され、今年度のまとめと、次年度へのつなぎのところが協議されました。週末のお忙しいところ、PTA・教育振興会・放課後活動後援会の三団体の役員のみなさま、ありがとうございました。事務局の打ち合わせがきちんとできていないところを、みなさんにカバーしていただいたおかげで、スムーズに協議を進行できました。新年度もよろしくお願いします。

 ところで、今週からは、食堂前に芸術作品がズラリと並んでいます。恒例の「県高校美術展」が終わったところで、校内展のスタートです。自分で言うのもなんですが、どれも個性あふれる力作ぞろい。

後日、写真で紹介したいと思います。

 今日は、このへんで。

小学校への高校生教育助手派遣プログラム

 

学校が地域のために、どのような役割を果たせるか、それは高校にとって大きな課題です。特に防災面では、東日本大震災以降大きな課題です。地元出身の本校生徒も、地域の防災訓練に参加して、地域の防災体制の一助となっています。また防災のみならず、学習面での協力も重要です。本校では、平成15年から、地元の小学校と提携して、「小学校への高校生教育助手派遣プログラム」を実施しています。その目的は、『本校生徒を教育助手として近隣地域の小学校に派遣することにより、その体験活動を通して生徒の勤労観や社会性を養うとともに自らの在り方生き方を再検証させ、今後の勉学に対する一層の自覚と意欲の高揚を図る。併せて、小学校と高校の交流を通して開かれた学校づくりを促進し、教育活動の相互理解・相互活性化を図る。』というものです。この2年間、私も視察させていただきました。本校の参加生徒が児童と交流する中で、学校の先生という仕事に大きな喜びを感じる様子を毎年視察することができ、とても楽しみにしているところです。

 今年度も、コロナ禍という厳しい状況にありますが、感染症対策を徹底しながら、お隣の田子小学校のご協力をいただき、5名の生徒を参加させていただくことができました。昨日1/27からスタートし、来週の2/4まで、1週間のプログラムです。田子小学校の先生方には、お忙しいところ、本校生徒のために、ご配慮いただき、深く感謝申し上げます。今日は、国語や算数、音楽の時間などを見学させていただきました。また6年生が卒業記念品を制作する時間もありました。本校生徒が児童の机間を回りながら、アドバイスする様子を視察することができました。みなさんが、この1週間の経験で、また大きく成長するのを期待したいと思います。

 ここ数日の暖かさで、自宅の臘梅のつぼみがふくらみはじめました。春の予感です。でも、週末はまた寒波がやってくるようです。思い出す言葉は、三寒四温。如月は、まもなくです。

今日は、このへんで。

 

国公立大学出願開始・受験生、頑張れ!

 最初の共通テストが終わって一週間。昨日からは、国公立大学の出願受付が始まりました。本校でも、週末に、自己採点結果を持ち寄って、三者面談等が行われ、最終的に方向性が固められたようです。これまでの志望校を貫き通す者、出願先の再検討をした者、それぞれだと思います。いずれにしても、これから国公立大学の二次試験(個別学力検査)まで1ヶ月あります。また主な私立大学は、これからが本番です。これから残された期間でも、学力は大いに伸びるんだと信じて、一分一秒も無駄にすることなく、必死で前を向いて勉学に励んでほしいと思います。そのために本校は、みなさんを全力でサポートします。なお、コロナ対策についてもくれぐれも気をつけて。油断厳禁。

 1・2年次生については、先週末に全員受験の模擬試験を実施したばかりです。それぞれの年次の総まとめ的な試験です。復習をしっかりと。できなかったところを完璧にできるようになるまで復習すること、この積み重ねが真の実力を養います。良い意味での緊張感をもって、この1月から3月を過ごしてほしいと思います。この寒い時期の蓄えが、大事なのです。

 さて、昨日は最高気温が10度を超えるポカポカ陽気。思わずコートを脱いで外歩きをしました。今日は少し気温が下がりましたが、それでも昨日の勢いからか、グランドでは男子生徒が体育でソフトボールやサッカーで元気よく体を動かしていました。

また、今日は美術科の生徒たちにとって、県高校美術展の搬入日。ここまで一生懸命制作に励んできたものが美術館に4トントラックで運ばれていきました。私も今週の一般展示期間のうちに見学に行こうと思います。(コロナ対策で展示期間が短くなったようです)

 実は、県内の某大学で働いている、美術科一期生の卒業生とひょんなことからつながって、今メールのやりとりを始めました。かつて自分が一教諭として教壇に立っていたときの教え子です。大学の先生とコラボして作成したすばらしい詩画集を贈っていただきました。みんな、不惑の年に近づいた頃でしょうか。それぞれの活躍に励まされ、元気をもらって、こちらももう少し汗をかきます。

今日は、このへんで。

 

共通テスト⇒3年次生、頑張れ!

 

 

センター試験に代わって最初の「大学入学共通テスト」が始まりました。昨日は、地理歴史、公民、国語、外国語があり、今日は理科と数学です。幸い昨日の初日は気温が高くなり、穏やかな天気に恵まれました。今日はこの時期並みの気温に戻りましたが、大きな混乱もなく、予定通り進んでいるようです。新聞等によると、問題数が多くなり、やはり予想通り難化傾向にあると出ていましたが、はたしてどうなのでしょうか。私も家に戻ったら早速解いてみようと思います。

14日は、どんと祭。私も自宅近くの神火にお参りし、無病息災と家内安全、そして学校の安心安全を祈ってきました。今日17日は「阪神・淡路大震災」から26年。現地では慰霊祭が行われているようです。地震津波や台風のみならず、今は新型コロナも加わり、我々の意識の変容が強く迫られています。早くコロナが終息して安心安全な学校生活、穏やかな日常生活が戻るよう、強い自覚をもって新たな生活様式を実践したいと思います。

 受験生のみなさん、今日の理科と数学、最後まで頑張って!

『ストップ!コロナ差別』共同宣言

 

 コロナ禍に係る『非常事態宣言』がさらに拡大されるニュースが夕刻から流れております。本県もまだまだ厳しい状況が続く中で、本日、本県において『ストップ!コロナ差別』共同宣言(28団体)が出されました。

 

                         『ストップ!コロナ差別』共同宣言

         新型コロナウイルスに感染された方やそのご家族、医療従事者の方々などが、いわれのない差別や偏見で大変苦しんでおられます。こうした行為は、人々の心を深く傷つけるものであり、決してあってはならないことです。

   私たちは、県民の皆様とともに、心をひとつにして差別や偏見をなくし、この難局を乗り越え、安心していきいきと暮らせる社会の実現に向けて取り組んでいくことを宣言します。

 

この共同宣言をしっかりと心して、今後の学校生活、社会生活を営んでいくこと。これを改めて各自が強く自覚してほしいと思います。

さて、この宣言のことを書くのは、実はそのチラシ作成に本校美術科の14名が応募し、その中から美術科2年の磯部光優さんと名取来瞳さんのデザインが採用されたのです。お二人は、知事や協力団体の長が同席するその記者発表の場に招かれ、それぞれのデザインに込めた思いを堂々と発表してくれました。マスコミ各社の取材が入る中での発表ということで、とても緊張が強いられるところでしたが、大人の対応を見事にしてくれたお二人に、お疲れ様と伝えたいと思います。夕刻のテレビニュースでその模様が放映されたところです。なお、二人のデザインは県のホームページからダウンロードできます。

 今日は、このへんで。

 

成人式つれづれ&2年次PTA研修会『出前!陶芸教室』

 

 

 三連休明けの火曜日です。天気予報どおり、未明から雪が降り始め、通学通勤時間帯は本格的な雪となり、気温が上がらないこともあって、相当積もりました。夕刊によると仙台で積雪8センチ。古川ではなんと20センチ。今冬は、とにかくここ10年分くらいの雪が降り続きます。今週は、いよいよ共通テスト。もうこのへんでやめてほしいのですが、幸い週末は気温が上がるようです。ここまで来たら神頼み。感染症対策で例年よりも何倍もの緊張感を強いられているのに、雪が重なって交通機関が混乱するともうたいへんです。みんなの願い事がかない、穏やかな週末になることを祈ります。

さて、三連休中は、各地で成人式。でも日本全体で見ると、感染症対策で延期や中止になったところもあるようです。宮城県は、どうだったのでしょうか? 私は、開催の良否というよりも、やはり、藤井貴彦アナウンサーのコメントがよかったです。藤井アナは、「今回、成人式が中止になって、多くの人が残念に思っていることと思います」、「話を聞きますと、人によっては、時間をかけて髪を伸ばし、友人と振り袖が重ならないように準備を進めるんだといいます」、「決して安くないお金を親に出してもらったという人もいるでしょう。一生に一度のことですから、残念という言葉では足りないかもしれません。ただ、この新型ウイルスに苦しんだ経験は、人の気持ちを理解する上でとても重要だったと思います」、「世の中、思い通りにいかなくても誰かを批判するのではなく、誰かのために力を発揮できる強い大人でいてください。成人おめでとうございます」と、成人を迎えた若者にエールを贈りました。

すばらしいコメントですね。特にこの部分。「思い通りにいかない時に、それを誰かのせいにして批判めいたことを口にする」のではなく、「誰かのために力を発揮できる強い大人になること」。この前半と後半。ここには大きな飛躍があります。「思い通りにいかない時に、だれかのせいにして文句を言う」。よくありがちなことです。楽しみにしてきたこと。親も、家族も、自分も楽しみにしてきたことが全部だめになる。こんな悲しいこと、なかなかありません。いっそ、他人のせいにして文句を思いっきり吐き出して、スカッとしたい、どうしてもそうなりがちです。でも、そういうときに、ありがちなことをポーンとひっくり返して、「次の人たちのために、自分がやれることを探す、見つける、気づく、そうして、その人たちが笑顔になれるよう、自分なりに全力を尽くす」。そういうスタンス。強い心の持ちよう。そういう強い大人、若くたくましい大人が増えることを期待しています。ちなみに、私は、自分の成人式のときに、親にもふるさとの昔の友だちにも顔を見せず、大学の先輩にしごかれておりました。本当に親不孝な息子でした。

 さて、本校では三連休初日1/9(土)に、2年次のPTA研修会が開催されました。利府町の「アトリエ 陶の泉」の須田聡宏先生を講師としてお招きし、『出前!陶芸教室』を開催しました。私も一度須田先生の陶芸教室に出たことがあり、そのとき、須田先生の心優しいお人柄とその優れた指導力に深く感銘を受けたので、とても楽しみにしておりました。当日、須田先生は、三密にならないように注意しながら、やはり変わらぬ優しい笑顔でPTAの方々を指導なさっていました。私はますます須田先生のファンになりました。ありがとうございました。PTAの方々が一生懸命こねて作ったものは、後日できあがってくると思います。本当に楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日(1/12 火曜日)は、このへんで。

丑年・・・「牛歩」

 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、本校は4~5月の臨時休業に伴って冬休みが短縮され、この新年は1/5から既にスタートしておりました。1年次は1/5に実力テスト、1/6から授業開始。2年次は1/5~1/6実力テスト、1/6の午後から授業スタート、3年次は1/5~1/6が共通テストプレ。1/7から授業スタート。私は仕事始めが1/4からだったので、今週は本日金曜まで、新しい年(丑年 実は小生は年男です)をスムーズにスタートさせるため、かなりバタバタしておりました。なので、この通信もなかなか発信できず、ご心配をおかけしました。私は相変わらず元気でやっております。学校はおかげさまで、新年を問題なくスタートできております。関係のみなさまの温かいご協力、ご支援に深く感謝申し上げます。

 週の始めに実力テストや共通テストプレに立ち向かう生徒の顔を廊下から観察しましたが、新年を迎えたことで、生徒それぞれに改めて気持ちに張りが出ているように見えました。今年は丑年。「牛歩」という言葉もあります。小生の好きな言葉のひとつです。着実に一歩一歩前進を続けてほしいと思います。

今日1/8の放課後、雪の上でキャッチボールをする勇ましい男子生徒がいましたが、昨日も、実力テスト明けの生徒たちが、雪の上で元気に体育をやっておりました。雪の上で無心にボールを追いかける姿に、自分の高校生の頃を思い出した次第です。あの頃も、雪上での運動がとても楽しいものでした。

 明日から3連休、その連休明けの1/12(火)を迎えると、一気に共通テストモードです。3年次のみなさんは、くれぐれも体調管理に気をつけてください。なお、昨日もそうですが、大雪が心配です。昨夕、一気に風雪が激しくなったので、今朝方のJR等、とても心配だったのですが、なんとか積雪被害は免れたようです。しかし、明日から、また暴風雪の予報が出ています。油断はできません。くれぐれも気をつけて。

なお、1都3県は、昨日非常事態宣言が発出され、本県も昨日多くの感染者が確認されております。とても厳しい状況にありますが、みんなで心をひとつにして、これを乗り越えたいと思います。一層のご協力をよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

冬休み前の全校集会・講話

 

 

 

今日は、冬休み前の全校集会。感染症拡大防止のため、オンラインでの実施です。教室で聞いてくれる生徒に向かって、以下のように、伝えました。概要です。

 

令和2年12月 冬季休業前 校長講話

                             令和2年12月25日

 

冬休みに入るにあたって、自分から少しばかり話をさせていただきます。

 まず最初に、なんといっても、10/30の話をします。この厳しい状況にあって、本校創立25周年記念式典を無事開催できたことをみんなで喜びたいと思います。本県教育改革のパイロットスクールとして創立された本校が四半世紀の歴史を刻んだということで、これを機に、またひとつ次のステップに進みたい、そう思います。

さて、みなさんにお願いしたいことです。もちろんそれは、薫堂先生の講演を材料にします。ある生徒は感想をこのように書いてくれました。

 

私は、今回の講演を聞くまで、新型コロナウイルスによって作られた新しい生活様式をずっとマイナスなものだと思っていました。楽しみにしていた予定が無くなり、やりたかったこと、行きたかったところにも行けず、何もない空っぽな箱に閉じ込められたようでした。しかし、小山さんの講演を通して、この空っぽな箱の中には自分の人生をより良くするヒントが隠されていたのだと気づきました。これからまだまだ続いていくであろうこのコロナ禍(空っぽな箱)の中で、探すのではなく、視点を変えて、今までの当たり前の生活では気づけなかった幸せに“気づき”、自分の人生や隣人の人生をより良いものに彩っていきたいなと思います。

今回の講演を通して今までマイナスに思っていたことをプラスに変えようというきっかけを作ることができました。究極の企画である自分の人生を幸せにするためにも、ワクワクを探し続けていこうと思います。今回はお忙しい中、本当にありがとうございました。

 

すてきな感想だと思います。この薫堂先生にからめて、ひとつ。薫堂先生の事務所に初めて挨拶、相談に行ったときのことです。実際にお会いするのは初めてだったので、すごく緊張しました。薫堂先生から学校のことをいろいろと聞かれたのですが、最後にこんなことを唐突に先生が言い始めました。「これまでほとんど校則がないままできたのであれば、逆に、今度は生徒に何か1つ、これという校則を生徒達自身に作らせてみるのもいいんじゃないですか」。このようなことを言われました。みんなが自分たちで作るたったひとつの校則。さすが、企画構想の名人と思いました。どう考えるかは、みなさんにおまかせです。薫堂先生からのクリスマス課題と考えてください。全校生徒で作るのもよし、ホーム単位で作るのもよし、一人ひとりが心の内に作るのもよし。みなさんにおまかせです。

 

 ところで、今月、12/5に土曜ゼミを実施しました。講師である東北大学の今井准教授(講演内容は「超伝導」)に生徒感想をいくつかお送りしたところ、うれしいメッセージをいただきましたので、以下に一部ご紹介します。
    この度は、わざわざ生徒さんの感想をお送りいただき、ありがとうございました。

    私は高校生の皆さんの前で話す機会はまだ少なく不慣れな点があったかと思いますが、感想を拝見しましたところ、自分の言葉で講義の内容をまとめてく

    れていて、きちんと講義の中身が伝わっていたことがわかって、嬉しく思いました。当日、代表の生徒さんから授業のコメントをいただいたときにも立派

    に講義の感想を言ってくれているのを見て、宮城野高校の生徒さんのレベルの高さにとても驚きました。

    自由な校風の中にもやるべきことはきちんとやるといった雰囲気が感じられて、宮城野高校の素晴らしい一面を見ることができるいい機会となりました。

 

みなさんが土ゼミの講師の先生方の講話からたくさんのことをきちんと学んでいるとわかって、とても嬉しく思った次第です。

 さらに、先日、12/18の登校時に、本校2年次生徒が福田町駅からの登校時に人命救助をした件を伝えます。道で転倒して起き上がれなくなっている89歳のおばあちゃんを助けた話です。二人はその倒れ込んだおばあちゃんに大丈夫ですかと声をかけ、そのおばあちゃんのお願いどおりに、ばあちゃんの自宅まで行って、教えてもらった携帯を持ってきて息子さんを呼び出してもらい、さらに二人は自分たちのほうから救急車を呼んで、おばあちゃんを病院へ運んでもらったそうです。幸いおばあちゃんは、命に別状なく、息子さんから感謝、お礼の電話が翌日土曜日に学校に入りました。地域包括支援センターの方からもお礼の電話があったそうです。 

 みなさんがそのように自然と人助けができている、そういう気持ちの持ちよう、積極的に行動に移すさまに、改めて感謝したいです。小さな小さな行動の積み重ね、人を笑顔にする行動の積み重ねが、いつか幸せの連鎖反応を生んでいく、そう思います。

 今年は、しんどい1年、そういう荒波を乗り越えて、生きていることの幸せをつかんでほしい、もちろん、待ちの姿勢だけではなく、積極的につかんでほしい、そのためにも志は高く、まだ見たことのない自分。これを「未見の我」と言いますが、その未見の我を発見する、発掘する、そのように汗をかく姿勢、自己を高める努力、これらの努力をぜひとも続けてほしいと思います。

 

 先日、12/17進路指導の先生方の研修会で、講師の山形大学の門馬先生が、このように語ってくれました。

   今、大学入試では高校生の意欲を評価する傾向が顕著です。面接が特にそうです。何をしたか、だけではなく、それによってどんな経験をし、自分がどう成長

   したかが求められると思います。その経験によって自分がどう変化し成長し、何が身についたかです。そして、それを自分の言葉でしっかり相手に伝えられ

   る表現力が評価の対象になると思います。

 

 何をしたか、だけではない。その経験を通じてどう変化し成長し、何が身についたか、そしてそれを自分の言葉できちんと伝えられるか、そのあたりが大事になるわけです。

 

 さて、この冬は、雪が多いようです。先日の軽音のサークルのライブでは、「雪が多いので『粉雪』を歌います」と弾き語りの生徒がかっこいいことを言いました。私は、そんなかっこいいことを言えません。あえて、説教くさいことを伝えます。先日の大雪の際、雪かきを先生方が汗を流してやっていました。みなさんは、そこを登校してくるわけです。みなさんは高校生です。誰に言われるまでもなく、自ら雪かきを手伝う生徒がもう少し出てきてもいいはず。人に言われてではなく、自分からやれるようになること。基本中の基本です。

繰り返します。あたりまえのことを自然にできるようになる。これを徹底すると、薫堂先生の、「坐辺師友」。これが見えるようになると思います。

 

 今年10/30に、なんとか式典を実施することができたということ。たとえ縮小であったとしても、薫堂先生の講演を無事実施できたこと、そこに新たな出会いが生まれたこと。これを「幸運」ととらえ、ものごとを良いほうにとらえられる習慣を養っておくこと。これもまた、10/30の収穫であったと思います。

 短い冬休みですが、気をつけて過ごしてください。特に3年次のみなさんは、最後の最後のラストスパートです。死にものぐるいで第一志望校に合格しようと努力すること。それが、みなさんに最高のプレゼントをもたらすはずです。

1/5に、全校生徒が元気にまた登校できることを祈り、冬休み前のあいさつとします。

 

なお、今回も表彰伝達において、たくさんの生徒に賞状を渡すことができました。みなさん、おめでとうございます。

 なお、先日の校長通信で伝えましたが、12/20の新人バンドの大会において、奨励賞(4~6位相当)を受賞した「chaffdaft」というバンドを組んでいるのは、1年次の佐藤大広君、角田宗次郎君、津原遥介君の3名です。

 また、野村総研が主催している「第15回NRI小論文コンテスト」で敢闘賞・奨励賞を受賞したのは、小野真琴さん、郷家葵さんです。

 おめでとうございます。

 今日は、このへんで。

 

『粉雪』&ソフトボール

 

 

 

  今年のクリスマスイブは、ポカポカ陽気となりました。昨日に引き続き10度を超えるところが多かったようです。雪は望めないと思いますが、それぞれおうちで穏やかに過ごしてほしいと思います。

さて、昨日の昼休み聴きにいった軽音楽サークルのウィンターライブ。会場の体育館に入ると、男子生徒がソロで弾き語り。かっこよかったです。なんかストリートライブを、親しくしているファンと一緒に聴いている感じでした。彼が最後に選んだ曲。訥々とした語り口がとてもよくて、その彼から「最近、雪が多いから『粉雪』を歌います」ときました。みんなで、しんみりと、距離はとっているけれど、とっても心があったかくなって聴き惚れてしまいました。次の女の子二人組のライブも、体育館の舞台の前方の縁に腰をおろして歌ってくれましたが、時折足をブラブラさせて歌うのがとてもナイスで、好きな歌をみんなの前で歌うのは、こんなに楽しいことなんだよと、その笑顔が訴えているようでした。一日早いクリスマスプレゼントをもらったような、そんなひとときでした。

そのライブの後に、2年男子の体育のソフトボールに特別参加。なんとそこに、さっき歌ってくれた男子がいたりして・・・なんとも、不思議で、心地よい一日でした。

今日は、このへんで。

メリークリスマス!

 

 

 

NRI小論文コンテスト入賞/軽音楽ライブ・入賞

 

 

   

   昨日に引き続き、気温が上昇。今日は最高気温が10度にもなるらしく、ポカポカ陽気。おとといまでの雪が一気にとけそうです。

 小論文コンテスト入賞のお知らせです。野村総研が主催している「第15回NRI小論文コンテスト」で、本校の生徒2名が、敢闘賞・奨励賞を受賞したとのことです。おめでとうございます。大賞・優秀賞には一歩届きませんでしたが、全国の俊英が応募するこのコンテストで入賞するのは、たいへん名誉なことだと思います。お二人とも、今後のますますの精進を期待します。 

さて、昨日の器楽サークルに引き続き、音楽系サークルの紹介です。軽音楽サークルですが、先日から連続して開催していたライブが今日の昼休みで最後ということで、今日は、ぜひとも聴きに行きたいと思います。昨日とは、また違った雰囲気で楽しみたいと思います。最新のニュースでは、12/20に仙台市内のデジタルアーツで行われた新人バンドの大会において、1年次の生徒3名で組んでいる「chaffdaft」というバンドが奨励賞(4~6位相当)を受賞したそうです。おめでとうございます。

生徒それぞれの今後の活躍を期待したいと思います。

 

器楽サークル・クリスマスコンサート

 ようやく今回の寒波が抜けたようです。日中、気温があがったため、グランドの雪がほぼ解けて、体育ではサッカーを男子生徒が楽しんでいました。

 放課後には、器楽サークルのみなさんがクリスマスコンサートを体育館で開いてくれました。いつもなら音楽室かもしれませんが、新型コロナ対策のため、距離と換気を確保できる体育館で開催。夕方の開催なので、もちろん気温はみるみる低下。でも、心地よい音楽に酔いしれて、寒くはありましたが、器楽サークルのふだんの練習の成果を心地よく拝聴することができました。感謝!!

 (途中、来客のため、退出しました。ごめんなさい。)

 今日は、このへんで。

 

PTA宣言

 

今日12/21(月)は、冬至。降雪はなかったものの、冷え込みは相変わらず厳しく、仙台の最低気温は氷点下3.5度。夕刊をのぞいてみると「築館では氷点下14.9度で、12月の観測史上最低となった」とありました。寒いわけです。

さて、12/19(土)には、PTAの1年次研修会を実施しました。

「お家de性教育」 ~ 心が生きる感動の『性』のお話 ~ 

というタイトルで、誕生学アドバイザーの、ひらみ ゆうこ先生にご講演をいただき、その後、フローラル花ことばの花淵翔平先生にお越しいただいて、クリスマスらしく、リース作りに挑戦しました。両先生、年末のお忙しいところ、ありがとうございました。

土曜日には、PTA会長の永見様も来校され、このコロナ禍のことも話題となりました。現在、県内、日本、世界中がたいへん厳しい状況にあります。永見様から、このコロナ禍を乗り越えるための『宮城県宮城野高等学校PTA宣言』を作りましょうと提案がありました。早速、二人で原案を作成し、本部役員の方々に回覧して、了承をもらったところです。詳細は、本日、生徒を通じて配布した宣言書をご覧下さい。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。みんなで力を合わせて、この厳しい状況を乗り越えたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。

ところで、今週は、クリスマス。ただし、このコロナ禍にあって、不要不急の外出は要注意。その雰囲気だけでも、ということで、某先生が中心になって食堂前の柱がきれいに飾り付けられました。写真のとおりです。増澤先生には、素敵なクリスマスツリーを保健室前に飾っていただきました。これも写真のとおりです。

今年もあと10日ほど。全校集会は25日。その金曜まで、あと4日。なんとか、今年中にやっておくべきことを片付けたい、そのためにも丁寧に、着実に一日一日を送りたいものです。

今日は、このへんで。

「現代文+日本史」のコラボ&雪の宮城野

  今朝方、学校に着いてみると、教室棟の外には小さな雪だるまさんが何基か作られていました。かわいい雪だるまさんに「おはようございます」と挨拶して今日一日がスタート。

 さて、やっと雪がやんでくれましたが、あくまでそれは太平洋側の平野部の話。まだまだ山沿いでは警戒が必要です。しばらく気温が高くならないようなので、道路の凍結にも注意が必要です。みなさん、くれぐれも交通事故等に注意してください。

さて、本校では「カリキュラムマネジメント」の実践を積み重ねるために、異なる教科同士のコラボの授業が展開されています。今年度も「現代文B選択 + 日本史A」の授業が合計6コマほど実践されました。

テーマは

 「こころ」を歴史的観点から考察する ~ 「明治の精神」とは何なのか ~ 

内容は

夏目漱石の「こころ」に出てくる「明治の精神」について、江戸時代から明治時代の歴史的な動きを学び、それを踏まえて考察を深める

というもの。

「こころ」と「明治の精神」と聞いて、やっぱり授業を見にいかないわけにはいきません。担当の国語の伊勢先生、日本史の川崎先生、両名がコラボでやっている授業を拝見しました。

 明治時代とは、どんな時代なの? から始まって、「個人主義」と淋しさについて、そして、「明治の精神」とは何なのか?と展開していました。

 特に漱石の「私の個人主義」を取り扱うところなど、自分にとって、現役のときに「私の個人主義」までは、とても守備範囲を広げることはできなかったなあと、深く感嘆したのでした。文学作品を扱うときの、大事な注意事項です。思い入れが深いと、案外、文章や心理の綾だけに入り込み過ぎて、時代背景などを一切考慮しないという、とんでもない読みをしてしまっているケースがあると思います。若いときの私がそうでした。それを考えたときに、今の先生方は、きちんと広くカバーできている点で、すごいなあと感心した次第です。

写真は、雪に覆われたグランドです。

今日は、このへんで。

 

12/16「ヴァイオリン体験講座」開催・・・放課後講座の一環

朝から雪が降り止まず、先ほどの夕方のテレビニュースで仙台では10センチの積雪。なんと12月に10センチを超えたのは15年ぶりになるそうです。古川では昨日30センチを超える積雪があったとか。日曜日から寒波が日本列島を覆ったままですが、もうそろそろ抜けてほしいなと思います。登校生徒も昇降口でコートにいっぱいついた雪を懸命に振り落としてから教室へ。改めて、朝早くから正門から昇降口までの除雪をしていただいた技師の方々と先生方に感謝です。

さて、昨日は、本校放課後講座の一環で「ヴァイオリン体験講座」が音楽室で開催されました。講師に阿部佐登子先生をお招きし、PTAの方々も加えて10名を超える受講生が参加。谷口先生と門司先生のサポートでヴァイオリンに挑戦しました。1時間という短時間でしたが、阿部先生の巧みな手ほどきであっという間にクリスマスらしく「Jingle Bells」をみんなで弾けるようになりました。私は、〇〇。音楽音痴の私は、隅っこでおとなしくしていました。阿部先生、ありがとうございました。人生で初めてヴァイオリンに触れることができ、感動に震えたところです。これに懲りず、不肖の弟子をかわいがってください。それにしても参加の生徒やお母様方の上手なこと。りっぱなもんです。私の隣では、事務室長さんも、巧みに弾いていました。才能の違いを改めて感じた一日でした。これにくじけることなく、これからも新しいことに挑戦します。

明日も、雪に注意。道路も凍結。車の運転に注意。

今日はこのへんで。

 

化学の研究授業・・・ICTはごく自然に

 朝刊には、大きく「GoToトラベル停止」の見出しが躍り、天気はまさに冬将軍到来。夜中に起き出して、ああこれは積もるなと予感はしていましたが、案の定、仙台では初積雪4センチ。一日中、雪が断続的に降り続き、凍えるような寒い一日でした。みなさん、風邪をひかないように、くれぐれも注意です。(昼休みに元気な女の子たちが、外に出て雪遊びに興じていました)

さて、今日は、化学の山田先生(今年度、新採用の新人王候補です)が初任研で課せられている研究授業を13Hの「化学基礎」で実施しました。なんとなく「あ・うん」の呼吸があっているなと思ったら、山田先生が担任しているホームでありました。(名前を呼ぶことなく、アイコンタクトで授業が成立していたので、すごいなあと改めて感心した次第です。これも新人王候補の要素)授業では、「酸と塩基」の単元で、『中和滴定実験技能の習得』を主なねらいとして展開、「ホールピペット」の特徴と正しい扱い方を理解し、その正しい扱い方を習得するところまで踏み込んでおりました。びっくりしたのは、やはり、そのホールピペットの扱い方を説明するところで、これまでなら、おそらく実際に教師のほうが口頭で説明しながら実演するのだと思うのですが、最近は、これを「自作の動画」でやってしまうのです。iPadを巧みに扱ってスクリーンに自分が巧みに器具を扱う場面を映し出すのを見て、たしかに今はこれができるんだなと実感した次第です。また、生徒はもちろんマスクとフェイスシールドを着用していましたが、お互いにiPadで器具を操作している相手を動画に撮り、互いに確認しあうなど、なるほどと思った次第です。

さて、明日は道路凍結。くれぐれも気をつけて。自戒を込めて。

今日は、このへんで。

12/12「音楽と美術のワークショップ」開催

 

12月に入って早くも第三週目。今朝は一番の冷え込みでした。夕刊の見出しには「いよいよ冬 除雪車初出動」とありました。初雪は昨日13日の日曜日。平年より19日、昨年より22日遅かったとあります。本校グランドにはお昼頃、体育で男子生徒がサッカーをやっていましたが、雪模様になりました。積もるまで降ることはなく、すぐやみましたが、やはり12月も半ば。いよいよ冬の到来でしょうか。

 さて、先週12日の土曜日には、県の「令和2年度 魅力ある県立高校づくり支援事業」の一環で、本校音楽室を会場にして「音楽と美術のアートワークショップ」が開催されました。なんとピアニストに本県出身の中川賢一先生をお迎えし、先生のピアノを聴いて、そのイメージを視覚的に色や形で自由に表現するというもの。実施要項の目的には「音楽・美術の活動を通して、見方・考え方を働かせ、それぞれの鑑賞と表現の能力の育成を図る」とありました。作品制作後には、中川先生も交えて、鑑賞会も行われました。

 自分にとって「えっ! 中川先生が本当に来るの? とびっくりしていたのですが、係の先生に聞くと、中川先生をよく知るご夫婦のお子様が、本校卒業生という縁で、そのご夫婦から紹介を受け、このようなイベントが始まったとのこと。12年ほど前に1回目、平成29年に2回目。今回が3回目だそうです。中川先生は知る人ぞ知る、現代ピアノの第一人者。日本のみならず、世界で活躍中のピアニストであり、指揮者としても活躍中です。土曜日は、メシアンとラフマニノフの曲を弾いてもらい、それを聴いた生徒が自由にクレヨンを画用紙に走らせていました。すごいです。集まった生徒も強者たち。20分ほどの制限時間内に、あっという間に多彩なイメージでそれぞれの習作を描ききっておりました。描き終わった後の鑑賞会でも、それぞれが中川先生のピアノからイメージしたものを言葉にし、それを絵にするプロセスを語ってくれました。最初にイメージしたものを途中で修正する技も見事なものです。改めて、生徒の腕前に感心した週末でした。そして、中川先生。たっぷりと先生のピアノを堪能しました。生徒にとってこのような時間を作っていただけたことは、どこかで必ずや大きく生かされると思います。普通のコンサートでは味わえない貴重なひとときでした。ありがとうございました。

 

  

『土曜ゼミナール』実施

本日12/5(土)、「土曜ゼミナール」を下記の内容で実施しました。講師役をご快諾していただき、週末の休みのところ、本校にお越しいただいて、生徒のためにご講話をいただいた先生方、ありがとうございました。「学問の世界」や「職業人に学ぶ」が中止になったことから、このようにたくさんの先生方に様々な分野のお話をいただく機会は、今回が初めてでした。生徒はそれぞれに学問や職業の入口に案内していただき、たくさんのことを学び、また勉学への意欲を強くかき立てられたと思います。今後とも、本校の良き応援団として、ご指導、ご支援をいただければ幸いです。

2020年度 「土ゼミ」開講講座一覧
分野
講座名
大学・学部・学科等
役職
内容紹介 の順です
 
1
文学
英文学の世界
東北学院大学 文学部 
英文学科 教授
英文は必要な「要素」が揃っていて、「決められた形」にまとまっていなければ、「何を言っているのかわからない」と言われてしまします。授業ではその「要素」と「形」がわかるように説明します。
 
2
地理学
宮城野高周辺のブラアオキ
本校 非常勤講師
宮城野高校周辺をブラ青木します。本校周辺の地理と歴史に詳しくなれます。防災にも少し役立ちます。本校住所の田子の由来。二木神社はなぜ洪水の被害にあいにくいのかを、自分の足を使って実際に地域巡りします。防寒対策お願いします。
 
3
歴史学
歴史学の世界
東北学院大学 文学部 
歴史学科 教授
「江戸時代の古文書を読む」と題して、文字の成り立ちの説明後、江戸時代の戸籍に当たる資料を読んでみます。
 
4
心理学
データの嘘を見抜く方法
-あなたは騙されていませんか-
仙台白百合女子大学 
心理福祉学科 講師
「データ」は客観的で信頼できる指標ですが、もしかするとあなたはデータに騙されているかも知れませんよ。
 
5
教育学
教育学の世界
東北大学 教育学部 
准教授
様々な心理学の領域について話します。特に、発達障害とその心理学的な背景について学習を深めたいと思います。
 
6
教育学
第二言語習得研究(英語)
東北学院大学 文学部 
教育学科 教授
英語を身につけるためにはどのような学び方が効果的なのか、第二言語習得研究に基づいて実践的に考えます。
 
7
保育
児童福祉施設で働く保育士
乳児院,児童養護施設,児童心理
治療施設,児童自立支援施設の役割
東北文教大学 
人間科学部子ども教育学科 講師
保育士の資格を活かして働ける職場は、保育園のみではありません。保育園以外の仕事の種類についてご紹介します。
 
8
法学
憲法学の世界
福島大学 行政政策学類 
准教授
この講義では、国際的な比較の視座から見たときの、日本国憲法の特徴を概説したいと考えています。
 
9
法学
消費生活における法律問題
小野寺友宏法律事務所 
弁護士
【仙台弁護士会による消費者教育出前講座】 消費者被害事件に遭わないために必要な知識と対処法を、実際の消費者被害の実態を踏まえながら説明していただきます。
 
10
経営学
コロナ禍における企業倫理への問いかけ
東北工業大学 
教授
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による危機は企業の不祥事を増大させるのだろうか。企業が道徳的な枠組みのなかで利益を追求することの大切さを説明します。
 
11
物理学
意外と身近な物性物理学
~超伝導の不思議な世界~
東北大学 理学部 
准教授
「超伝導」現象の不思議な性質について解説します。物性物理学の面白さとその魅力に触れていただきたいと思います。
 
12
生物
生物学の世界
~「生物の性の神秘」
東北大学 理学部 
准教授
生物の性に関する話をします。なぜ、雄と雌が同数いるのか、なぜ性があるのかを話します。
 
13
工学
日本の未来を支えるアルミニウム技術
東北大学 工学部 
教授
私達のくらしを支えるアルミニウムをリサイクルするためにはどのような課題があるかを紹介します。
 
14
農学
ミルクの神秘からヨーグルトの進化
東北大学 農学部 
教授
ヨーグルト製品の製造に欠かせない乳酸菌の優れた免疫パワーの秘密とウィルス感染症予防への応用に関する講義
 
15
栄養学
自分の身体と栄養の関係
について考えてみよう
仙台白百合女子大学 
健康栄養学科 教授
心と脳は密接に関係しています。今回の講義では「脳を育てる食物」について、お話しします。
 
16
音楽
多文化音楽への扉を開く
120分でマスターする?
沖縄・三線(サンシン)講座
本校 教頭
世界中にある多様で魅力的な音楽文化。その1つとして”沖縄の音楽”の魅力を実技を軸として文化的背景とともに学ぶ講座です。
 
17
美術
美術の世界① 洋画コース
東北芸術工科大学 芸術学部 
美術科 准教授
描ける力は、多様なメディアと結びつくことで豊かに発展します!本講義ではアートが求められている社会の現状や絵画の可能性を講義します。
 
18
美術
美術の世界② 工芸コース
東北芸術工科大学 芸術学部 
美術科 准教授
様々な素材、技法、デザイン。それら融合することで生み出される工芸作品。その工芸品が日々の暮らしに息づき、人々の生活を豊かに演出する。そんな事例とともに工芸の世界を伝えます。
 
19
職業
アロハシャツの制作
株式会社 サムライアロハ 
株式会社 仙台買取館
代表取締役
高校生の時に成績があまり良くなかった自分が、今の立場になってわかったことと、これからを生きる世代に伝えたいこと
 
20
職業
ドローンの世界
バウンダリ行政書士法人 
行政書士
TVで見ない日はないと言えるほど身近になったドローン。体験を通じてドローンについて知識を深めます。
 
 

 

 

 

 

 

 

被服サークル「ファッションショー」&明日は土曜ゼミナール

 12月第一週目も終わりかと思ったら、明日12/5(土)は土曜ゼミナール。本校恒例の行事です。今年度は、コロナ禍により、『学問の世界』や『職業人に学ぶ』が中止となりました。外部から講師の先生方を大勢お招きして、1・2年次全体で展開する行事として、明日のこの土曜ゼミナールを大事にしてほしいです。

 本校研究企画部が提示した要項には、こう書いてあります。

  社会がダイナミックな変化を見せているこの時代に先達の魅力的な話を聞くことや、校外に飛び出して学びを深めていく機会は、実に貴重です。5、6月に行われる予定だった『学問の世界』や『職業人に学ぶ』は、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から開催できませんでした。しかし今回は、各学問分野の専門家による講義『土曜ゼミナール』が開講されます。学校にすっかり慣れた1年次生にとっても、また来年度進路達成という目標のある2年次生にとっても、3期考査を終えたこの時期は、今後の飛躍のための大切な時期。この時期に学びのあり方を再確認し、学習意欲を高めていくきっかけにしたいものです。

 

  いかがでしょうか? 実は、明日は、小生のかつての教え子が某大学の先生となって現れます。その成長ぶりが楽しみです。先ほど、明日の土曜ゼミナール、よろしく!とメールを送ったら、「学問ってのは、おもしろいもんだな、と一瞬でも思ってもらえるように、微力を尽くしたいです」と返信が届きました。再会が楽しみです。よろしくお願いします。

 ところで、本日、放課後には、昨日紹介したように、被服サークルのファッションショー『0.5』が開催されました。放課後、会場の体育館に行ったら、たくさんの生徒がすでにやってきており、びっくりしました。始まってみると、個性にあふれた、きれいなファッションに身を包んだモデルの生徒が登場。万雷の拍手と歓声と思ったら、コロナ対策ということで、みなさん、静かに見入っていました。最後は、舞台にモデルの生徒みんなが勢揃いで挨拶。そこで拍手が起こって『0.5』のファッションショーがフィナーレ。とてもナイスだったのは、終わってからしばらくして、2Fの廊下でモデルを演じてくれた女子生徒とすれ違った時。すごくかっこよかったよと声をかけたら、「ありがとうございます!」と、一層素敵な笑顔で返してくれました。パチパチです。

 昨日、南郷高校から届けられたパンジーのプランターが中庭にきれいに並べられました。ファッションショーも、プランターに寄せ植えされた季節の花も、心の内でふんわりと受け止めて、小さな小さな「しあわせの企画術」をみんなで繋いでいきたいものです。

 今日は、このへんで。

 

 

南郷高校から素敵な花&チェロ教室

 

 

   

12月になると、やはりせわしくなります。せわしさにかまけて、この通信がちょっと留守になってしまいました。すみません。

さて、本日、とてもうれしくなることがありました。

田子中学校区青少年健全育成連絡協議会からいただく環境整備費により、昨年度に引き続き、南郷高校からパンジーのプランターとシクラメンを購入できました。今日、持ってきてもらったのですが、校地内を飾る素敵な花がまた増えました。南郷高校の生徒、そして先生方、ありがとうございました。(小生が、校長として初めて勤務した学校です)

昨日は、放課後講座で、チェロ教室。小野先生には、お忙しいところ、大変ありがたいのですが、小野先生にご来校いただいて、本校の生徒、教職員向けにチェロ教室を開いていただきました。11/4に引き続いて2回目です。放課後にちょっとのぞいてみましたが、小野先生のやさしいご指導のおかげで、あっという間にきれいな音が出るようになりました。すごいもんですね。チェロと言えば、宮澤賢治。ゴーシュをみならって、挑戦しようかなとも思いましたが、みんなの迷惑になると思い、見ているだけにしました。谷口先生、失礼しました。

おとといからは、美術科卒業制作展の校内展示が模様替え。これまで絵画・彫刻系が中心だったのが、昨日からは主にヴィジュアルデザイン・クラフトデザイン系の作品が展示されるようになりました。なんかとてもファッショナブルになったような感じです。

そういえば、明日の放課後は、被服サークルのファッションショー『0.5』があるようです。楽しみです。

3年次共通テスト模試&中学生対象美術実技講習会開催

 11月最後の週末です。定期考査が終わったばかりですが、3年次生徒は、休んでいられません。昨日から共通テストの模試です。今日も大勢の生徒が朝から模試に取り組んでいます。お疲れ様です。いよいよ本番が近くなっています。夏から秋にかけての学習の成果がそろそろ実感できる頃。手応えが感じられるところと、まだこの辺がウィークポイントかなと思うところをきちんと感じ分けて、最後の仕上げに生かしてほしいと思います。

 一方、美術科では、今年度2回目の中学生向けの実技講習会を開催しています。新型コロナウィルス感染症対策のため、3教室に分散し、一人一人大きく間隔をとって実施しています。先ほどのぞいてきましたが、今回は水彩画の講習会。みんなの目は真剣そのものです。こちらも実技の腕をきちんと上げて、今日の講習会を終わってほしいと思います。

 ところで、本校HPのトップを模様替えしました。先月10/30に開催した「25周年記念式典・記念講演会」の模様と、美術科の卒業制作展「JAM」の模様を生かしたものです。もちろん記念講演会の講師としてお招きした小山薫堂先生の写真もバッチリです。「ワクワクを探しながら生きよう」と励ましていただいた場面です。これを機にHPもバージョンアップしていきたいです。ご意見をどしどしお寄せ下さい。

 さて、今日の河北新報のトップには、いずれ仙台市民会館が廃止になるとの記事。新しく建設予定の音楽ホールに機能を集約するようです。いろいろな公共施設のニュースが出ると、やはりドキッとします。時の流れを感じます。

 まもなく師走。本来ならば人の動きが最もせわしくなる時。でも新型コロナウィルス感染症拡大になかなかブレーキがかからない。自分も気をつけて過ごします。

今日はこのへんで

 

 

定期考査2日目・・・一層強い自覚を!

 

 定期考査2日目です。新型コロナウィルス感染症の拡大が県内でもなかなか抑制できないという厳しい状況下にあって、生徒もふだんより強い緊張感をもって定期考査に臨んでいます。学校としても、県からの通知に基づいて一層注意喚起を促しているところですが、明日からの三連休中においても、強い自覚をもって生活してほしいと思います。学校としても、感染症予防のため、対策をより強化してまいります。

 コロナ禍について、最近思うところを少し書かせていただきます。

 もちろん他人からうつされるかもしれないという怖れを多かれ少なかれ誰しもが持っていると思います。しかし一方で、自分が他人にうつしてしまうかもしれないという怖れもあります。コロナ禍という状況において、「うつされるかもしれない」という気持ちは、どうしても萎縮という方向に向かいがちです。それに反して「うつしてしまうかもしれない」という気持ちは、強い自覚を持った行動を促す可能性を秘めていると思うのです。自分が、親や家族や友人などに「うつさない」ためにも、より一層強い自覚を持った行動をお願いしたいと思います。

今日は、このへんで。

定期考査初日

 

定期考査初日。ニュースによると、11月の降雨量が極端に少ないらしく、今日もポカポカ陽気で、20度を超えたところもあったとか。そろそろ雨が恋しく、天気予報を見たら、明日は明け方から雨に、とありました。

 さて、みなさん、定期考査初日の手応えはどうだったでしょうか? 今回は、間に3連休を挟んでいますが、くれぐれも後半で頑張ろう・・・ではなく、最初から全力で。3連休も気をつけて過ごしてほしいです。

ところで、今日は、高文連の代表ということで、名取文化センターで開催された「宮城県高等学校郷土芸能大会」に審査員として行ってきました。コロナ禍という厳しい状況でしたが、出演した高校それれぞれが一生懸命ふだんの練習の成果を披露しました。お疲れ様でした。

今日は、このへんで。

 

定期考査間近&卒展の校内展示開始

 

 本日も、昨日に引き続き小春日和。本校では明後日の11/19から定期考査です。3年次の生徒にとっては、高校生活最後の定期考査となります。良い意味で、緊張感をもって、最高のパフォーマンスを発揮すること。

さて、本日から、卒展で展示された作品が校内に戻り、校内展がスタートしました。本校がミニ美術館になったようです。今日は、3年次の生徒が自分の作品のプレゼンを下級生に向かってやっていました。しばし足を止めると本当にみんな真剣です。来年も期待しています。

以上、11/17記述

 

   コロナ禍という厳しい状況で、いろいろな会議がオンラインで開催されるようになりました。本校には県高文連の事務局がありますが、本日の理事会がZoomによるオンライン会議で開催されました。20名余りの理事の方々とオンラインでやりとりしていると、時代はこんなにも・・・という感がしなくもないですが、現在の厳しい状況を考えると仕方がありません。なんとか慣れていきたいなと思います。

 さて、うれしい情報が入ってきました。2年次の磯部光優君が『令和2年度明るい選挙啓発ポスターコンクール』中央審査において、なんと最優秀の文科大臣賞を獲得しました。おめでとうございます。高校の部において、全国5000名を超える作品の中から、選ばれたものです。すごいことです。作品は、『明るい選挙推進協会』のHPで見ることができます。

さて、明日から、生徒は定期考査です。みなさんの踏ん張りを期待します。

今日は、このへんで。

 

卒展&卒業生作品展、感謝です!

小春日和の、11月後半スタートの一日です。
昨日、11/15までが美術科卒展。初日に引き続き、土曜、日曜と休みを利用して見学に行ってきました。
土曜日は、東北生活文化大学の佐藤学長を招いての講演会・講評、そしてパネルディスカッション。佐藤学長さんには、心温まる励ましのお言葉をたくさんいただきました。そして昨日、日曜日は、3年次の制作者それぞれが自分の作品の前でプレゼンテーション。なかなか鋭い質問があったりして大変でしたが、みんながいかに深く考えて制作しているか、よくわかりました。
お天気にも恵まれて本当によかったです。
卒業生の作品展も、すばらしい力作を出品していただきました。やはり深みが違います。現役の生徒にとって大いに励みになったと思います。感謝申し上げます。

帰り際に気になったことがひとつ。卒展の第1回と第5回のポスターが見当たらないこと。卒業生の方、関係のみなさん、どなたか、ご存じの方がいたら、連絡ください。

今日は、このへんで。

緑化ボランティアの生徒に感謝

今朝は、放射冷却のせいでしょうか、相当冷え込みました。(夕刊によると、仙台の最低気温は0.9度。仙台では初霜と初氷を観測したそうです。)でも今日は、雲ひとつない晩秋の、本当に穏やかに晴れ上がった天気のおかげで、過ごしやすい一日となりました。朝、学校到着後、職員玄関から校舎に入ろうとしたら、タブの木の下に置いてあるプランターに、水をやっている生徒がいました。緑化ボランティアの生徒でしょうか。ありがとうございます。心ある生徒のボランティア活動が環境の美化に本当に役立っています。ぴょこんと頭を下げてお辞儀をした様子が、いかにも人柄をあらわしていて、今日一日、とても心穏やかに過ごすことができました。
 さて、今日、午後からは県庁で高文連の教育長表敬訪問がありました。今夏の「第44回全国高等学校総合文化祭」(2020こうち総文)の入賞者が一同に会して、教育長に大会での入賞を報告するというものです。今回は、新型コロナウィルス感染症予防対策のため、WEB開催となりました。全国の高校生が高知県に集まっての大会とはなりませんでしたが、WEB開催という、新たな大会形式の可能性を拓いたということで、歴史的な大会となりました。その大会での入賞ということで、書道、自然科学、写真、それぞれの部門の入賞者に喜びの言葉を語っていただきました。コロナ禍にあってもそれぞれにとても力強く、高校生のパワーを改めて実感した次第です。入賞者のみなさん、本当におめでとうございました。
 今日は、このへんで。

中庭のタイルアート『25年目のグラジオラス』

1年の中で、1が四つ連続して並ぶ、めでたいのかどうかよくわかりませんが、何やら意味深な日です。
 さて、本校では先月末10/30に25周年記念式典があったばかりですが、その25周年の記念事業として、『25年目のグラジオラス』とタイトルをつけて、中庭に記念のタイルアートを作る事業に取り組んでいるところです。タイル一枚一枚に全生徒で花の絵を描いて美術科の窯で焼いてもらい、中庭のモニュメントに貼り付けるプロジェクトです。そのタイルに花を描いてもらう作業は、3年次で既に終わっていますが、昨日2年次の全ホームで、LHRの時間を利用してその作業に取り組んでもらいました。下の写真のとおりです。生徒はどんな様子で描いているのか、ちょっと心配なところがあったのですが、生徒はりっぱなもので、嬉々としてきれいな花の絵を描いていました。もちろん美術科以外の普通科、総合学科の生徒もです。実は小生も描くことを要求されているのですが、自分の画才がいかに幼稚なレベルか、自分でわかっているので、恥ずかしくてとても自分には描けないと思ったところです。
 とにかく、みなさんの画才に感心しました。
 このタイルアートが完成するのがとても楽しみです。きょうは、このへんで。

卒展&卒業生の作品展スタート

 本日11/10の10時から、美術科の卒展がスタート。併せて25周年記念事業の一環で、美術科卒業生作品展『25年目のsowzoU』もスタート。どちらも仙石線の苦竹駅隣接の宮城野区文化センターで開催されています。小生も初日のうちに見ておこうと思い、朝の打ち合わせ等を素早く切り上げて、会場に向かいました。会場受付に座っている美術科の女性陣3名。お疲れ様です。今回の大テーマ『JAM』のとおり、本当に甘酸っぱい作品群が展示されていました。みなさん、どうぞお越し下さい。
なお、ここ2年拝見して思うことですが、日中見るのと、日が落ちて暗くなってから見るのとでは、ちょっと雰囲気が違います。屋外に展示されてライトアップされている作品もあるので、夕刻からの来場も考えてみてください。
また作品の写真は、卒展の期間が終わるまでは、HPにアップしないので、ぜひとも会場へお越し下さい。

美術科の卒展、明日11/10から

11月に入って早くも第2週目の月曜日です。先週11/7の土曜日は立冬でした。立冬にしては気温が上がり、昨日の日曜日も過ごしやすい一日でしたが、今日はあまり気温が上がらないようです。晩秋というより、いよいよ初冬を感じさせる第2週目のスタートです。
さて、美術科さんは、明日から卒展「JAM」。今日は、作品の搬入・展示作業です。先週、代表の生徒が、下記のようなかわいらしいパンフレットを持ってきてくれました。明日、さっそく見にいきたいと思います。今回は、創立25周年を記念して、卒業生の作品展「25年目のsowzoU」も併せて開催です。楽しみです。みなさんのお越しを待っています。どうぞ、ゆっくりご覧ください。

 

『創立25周年記念式典・記念講演』、ありがとうございました!

先週、10/30(金)に本校創立25周年記念式典をおかげさまで滞りなく挙行することができました。御臨席を賜った御来賓の皆様、また式典の準備や記念事業の推進に御協力いただいたすべての関係のみなさんに、改めまして心から御礼申し上げます。
また小山薫堂先生には、記念講演において、本校生徒に心温まる励ましのお言葉をたくさん頂戴しました。ありがとうございました。
おかげさまで本校は創立以来6000名を超える卒業生を送り出しています。一人ひとりが輝く存在となって、それぞれの場所で活躍していることと思います。今後も創立の精神を忘れることなく、これまでの発展に寄与されたたくさんの先達の献身的な姿勢を胸に刻み、さらなる発展を期して前進を続けたいと思います。特に本校は本県の教育改革のパイロットスクールとして、創立されました。新しい時代における高校教育のあるべき姿を常に追い求める必要があります。本校のDNAの特質は、改革を怖れないことにあります。今、あるところに安住しないこと。本校四半世紀の財産は財産として、勇気を持って前に進むことを誓いたいと思います。
小山薫堂先生からは、「坐辺師友」というお言葉をいただきました。あなた方の真の師や友は、遠くにいるわけではない。宝物は、しあわせは、身近なところに存在する。それに気づけるかどうかが大事だと教えていただきました。
おかげさまで、10月30日は好天に恵まれました。秋の穏やかな一日と思いきや、講演会直前にはほんの短い時間、驟雨に見舞われ、その後、大きくきれいな虹が宮城野の空にかかりました。薫堂先生もびっくりしていました。
あの虹とその後の薫堂先生のご講演を、少し強引ですが、薫堂先生がおっしゃった「セレンディピティ」と考え、深く胸に刻みたいと思います。
改めまして関係のみなさまに深く感謝申し上げ、生徒のみなさんの一層の活躍を期待したいと思います。

軽音楽ライブ・県芸術祭入選

昨日に続いて、秋晴れ。まだまだきれいな緑色が映える芝生のグランドでは、体育のサッカーを楽しむ生徒たち。うらやましく見ながら、こちらは太ももの肉離れで運動不足に悩んでいるところです。
さて、昨日10/20から10/23まで、お昼休みに体育館では、軽音楽サークルがライブ演奏の発表会。昨日、私も聴いてきました。コロナ対策のため、いつもどおり声をかけることはできませんが、みんなそれぞれにリズムをとりながら楽しんでいました。文化祭ができなかった分、この秋は、コロナ対策をとりながら、文化系の各サークルの発表が続いています。みなさんのパワフルなエネルギーが多方面に多彩に発揮され、大変うれしく思います。
一方、今日、2年次では6~7校時に進路講演会がありました。2年次も今度の模試からいよいよ理科と地歴公民が入ってきます。3年次は今が追い込みですが、2年次もこの秋は大事な実力養成期です。授業はもちろんのこと、秋の夜長にじっくりと勉学に集中し、将来の大きな夢実現に向けて頑張ってほしいです。今日の講演の先生からは、とても励みになる話をたくさんいただけたはずです。


また、美術科では、先月からスタートした『宮城県芸術祭』の「絵画展(公募の部)」において、本校生徒5名が入選しました。3年次伊藤悠也君、早坂至温君、2年次熊沢英龍君、齋藤颯太君、髙橋楓人君です。おめでとうございます。仙台メディアテークに9/26~9/29の期間、展示されたのですが、それらの作品が学校に戻ってきて、先週から本校食堂前に展示されています。異彩を放つ作品群。本校美術科生らしい個性あふれる作品群です。

創立25周年記念植樹(10/17開催)

先週末、10/17の土曜日に、25周年記念事業の一環として、『記念植樹』を行いました。本校の敷地内に記念すべき新しい樹木が加わりました。正門脇と保健室前には『桜』(正門脇がオカメ桜、保健室前が陽光桜)が植樹され、また保健室前の桜の木の隣には『ジューンベリー』が植えられました。加えて玄関前のタブの木の周りに、ワンポイントとして『アジサイ・アナベル』を植えてもらいました。記念事業実行委員会の委員長の柴田つが子様、記念事業部門長の深堀智子様、PTA会長の永見幸久様、同窓会副会長の柴田康博様をはじめ、実行委員会のみなさんやPTA広報担当の方々、また生徒代表として、3年次の鎌田みなさんと宮田一樹君に参加してもらいました。将来、入学式の頃には、正門から入ると、満開の桜の木が新入生を出迎えてくれると思います。本校生徒を永く見守ってくれる桜とジューンベリー。大切にしてほしいです。生徒代表の鎌田さんがすばらしい挨拶をしてくれました。後輩に対して思いを込めたメッセージです。以下に、紹介させていただきます。

記念植樹 生徒代表 あいさつ

3614鎌田みな

 本日は、25周年記念事業として「桜」と「ジューンベリー」の記念植樹に参加できたことを大変嬉しく思っております。
 宮城野高校の節目の時にいることを誇らしく思うと同時に、宮城野高校がこれらの木々と一緒に、さらに成長していくのだろうという期待で胸が一杯です。
 そして、将来、母校の校舎に映える満開の桜の花を見に訪れたい、そんな未来を想像してしまいました。
 皆さんは、ジューンベリーの花言葉をご存じですか?
 ジューンベリーの花言葉は、「穏やかな笑顔」といいます。
 宮城野高校の未来が穏やかな笑顔で包まれる毎日であってほしいこと、そして生徒達が国花である桜を背負えるような立派な大人に育ってほしいこと、この二つを願いながら、後輩達にこの木々と伝統をしっかり引き継いでいきたいと思います。
 25周年記念実行委員会の皆様、同窓会の皆様、PTAの皆様、本日はありがとうございました。

 


今日は、このへんで。

陸上競技場で代替行事開催!

 昨日の日曜日も秋晴れの爽やかな天気でしたが、先週10/16の金曜日も、みんなのお願いがお天道様に通じたのか、見事に秋晴れとなり、その好天気のもと、弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)を会場にして、令和2年度の『宮城野高校 代替行事』が開催されました。体育祭や文化祭、遠足が中止になり、今年度、本当に悔しい思いをしてきたわけですが、その思いをはらすかのように、本校生徒は存分に秋の1日を楽しみました。陸上競技部に入部していなければ、おそらくなかなか利用できないはずの、りっぱな陸上競技場を使っての、体育祭と文化祭と遠足気分が入り交じった、本当に楽しい行事でした。開会式直後には、器楽サークルの演奏が披露されました。(みんな上手でしたが、特にサックスの男子生徒がかっこよかったです)競技はまず、本校生徒による「未成年の主張」でスタート。(なぜか先生も飛び入りで2名ほど参加。大ウケでした。伊藤先生、斎藤実先生、ありがとうございました)、1年次による「借り物競走」、全体による「紙ひこうき」。なかなか思い通りに飛んでくれない紙ひこうきに、力自慢の男子も苦戦していました。かごをトラック面に置いて実施した「玉入れ」。2年次による「20人リレー」。ラグビーボールを活用した「職員レク」(国語科が勝たせてもらいました。無欲の勝利です)、お昼休みには、ダンスサークルの「イミテイト」と「MDO」によるダンス披露がありました。スタンドからは大きな声援と拍手がありました。午後からは、全員で「〇✕クイズ」。(私は、やっぱり雨男にされました。)3年次による「障害物競走」。全体によるスリッパ飛ばし。2年次の大縄跳び。1年次の綱引き(実質、綱取りです)。そして、最後は、全体による縦系列対抗リレー。各ホームから8名(男4女4)出場し、ホーム縦系列で計24名のチームを組んで、一人100Mずつ走り、400Mのトラックを計6周するというもの。広い陸上競技場を存分に使い、応援生徒も一体となって、まさに最後の競技にふさわしく、各選手の熱い走りが見られました。結局このリレーで優勝した7ホームが、総合でも優勝を飾りました。おめでとうございます。生徒みんなが本当に良い笑顔で各競技に参加し、また日頃の活動の成果をみんなの前で披露することができました。とても心地よくリフレッシュすることができ、長く記憶に残る代替行事になったと思います。スタンドも7000名収容なので、広々と使うことができ、お互いの距離を適宜取ることができました。閉会式で、3年次の生徒から、1・2年次の生徒に対して、感謝と来年度の各行事に向けて激励の意味を込めた、心のこもったメッセージがあり、これもまたとても心に響くものとなりました。運営に携わってくれた生徒のみなさん、本当にありがとうございました。先生方、お疲れ様でした。下の写真は、始まる前の、まだ生徒があまり入場していない段階の競技場です。青空とトラックの青がとてもきれいです。今日は、このへんで。

美術科『共同画制作』&明日は代替行事!

昨日に続き、今日も心地よい秋晴れです。明日もこのような天気が続くことを祈るばかりです。放課後になって、先ほど、グランドでは、係生徒の打ち合わせを行い、その後、会場に運び入れる荷物の準備等、生徒が一生懸命準備にあたっています。ありがとうございます。明日、存分に楽しみましょうね。
 昼休み、MDOの校内ライブ最終日、ラストの「津軽」は圧巻でした。さすがです。明日も演じる予定だと聞いています。頑張って!
  さて、美術科からのお願いです。例年田子の児童館利用の小学生や田子中学校と合同で行っている『共同画の制作』がリレー形式で制作されるということで、共同画が食堂前に展示されました。高校生は感想を書くことになります。どうぞご覧下さい。今日は、このへんで。

MDO オータムライブ

 

 

秋らしい爽やかな天気です。午後から少し雲が出てきましたが、この天気が16日の金曜日まで続いてほしいです。なぜかというと、16日は、体育祭や文才、遠足ができなくなった代わりに、それらの代替行事を弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)で開催するからです。今日、机の上にはそのプログラムが置いてありました。種目を見ると、おもしろそうなものが並んでいます。なんとかこのまま天気がもってほしいです。
そのプログラムの中には、文化祭の代替の意味もあるので、サークルの発表も入っています。今日は、そこで演技発表が予定されているダンスサークルMDOが昼休みに『AUTUMN LIVE』をやるというので、見てきました。昨日から3日間の予定でライブを組んでいるようです。先日の演劇や手芸サークルのみならず、各サークルの発表会等がこの秋には続々と予定されているようです。コロナ対策をきちんと取りながら、このように自主的に活動してくれること、本当にうれしいです。今日のMDOも、バッチリ決まっていました。(つなぎ役の司会君は、たいへんだったようですが・・・)「Jazz団体」のチームワークに感激です。明日はMDOで受け継いできた「津軽」をやるそうです。楽しみです。チラシは下記のとおりです。今日は、このへんで。

手芸サークルの「切り絵」

10/7に手芸サークルの2年次の生徒からプレゼントされた『切り絵』ですが、下記のとおりです。露草ですね。とても秋の風情を清楚に、しっとりと漂わせるとても素敵な作品です。花言葉を調べると、「尊敬」・「変わらぬ思い」・「なつかしい関係」とありました。露草にふさわしい花言葉だと思います。しばらく校長室に飾らせていただきます。ありがとうございました。

 先週末は、演劇サークルの公演も大成功でした。「あらしのよるに」。改めて友情の大切さを思い知らされました。演劇サークルのみなさん、そしてボランティアのみなさん、ありがとうございました。

 

 

 

明日10/9演劇サークル公演

  今日は二十四節気のひとつ、「寒露」。字のとおり、野草に宿る冷たい露のことですから、本格的な秋の始まり。本来は秋晴れが多くなる頃だと思うのですが、今日は台風の影響からでしょうか、朝から本格的な雨。ひんやりとした一日となりました。雨にもかかわらず、昨日に引き続き、PTAの方々には朝の挨拶運動を、傘をさしながら実施していただきました。ありがとうございます。
さて、明日10/9の16時から、演劇サークル「COLORER」の公演が本校体育館で行われます。(チラシは下記のとおりです)助っ人も入れると計18名の生徒のみなさんによる公演です。このようにたくさんのメンバーによる公演ができること、また本校演劇サークルがこのような形で復活できたことを心から喜びたいと思います。また、コロナ禍にあって、対応策を一生懸命考えて、公演をします。タイトルは『あらしのよるに』。名作です。本校生徒がどのように演じるのか、大いに楽しみたいと思います。みなさん、どうぞご覧あれ。
このように演劇サークルのみならず、他のサークルも続々発表会を行うようです。新型コロナに気をつけながら、文化芸術の秋を存分に楽しみたいと思います。生徒のみなさんの、ますますの活発な活動を期待します。
今日は、このへんで。

「共通テスト100日前進路講演会」・「PTAの方々による挨拶運動」

昨日、帰る頃には東の空にきれいな月が昇ってきて、古典ではたしか臥待月と言うのでしょうか。陰暦19日の月が本当にほれぼれとするくらいにきれいで、ススキがあるとまさに秋の風情が感じられるなあと思いました。
 さて、昨日の火曜日は「共通テスト100日前進路講演会」ということで、3年次のみなさんには、市内の某予備校の校舎長をなさっている方を講師として招いて進路講演会を行いました。ふだん現役生や浪人生を対象に最前線で仕事をなさっている方らしく、受験生としてこれからなすべきことをわかりやすく教えていただきました。実は、講演前に校長室で待っていていただいたのですが、本校の某先生と高校時代に同級生だったらしく、その先生を校長室に呼んで、久々のご対面をしていただき、昔に返って大いに盛り上がってもらいました。楽しいひとときでした。G先生、ありがとうございました。
また、民間就職や公務員を考えている生徒と、専門学校を考えている生徒には、別途外部から講師の先生を招いて、それぞれに講話をいただき、改めて今後の学習や生活スタイルについて注意、アドバイスをいただいたところです。それぞれの進路実現に向かってこれからラストスパートです。くれぐれも気を抜かず、一日一日を大切にして過ごしてほしいと思います。
同じ時間に1・2年次は、縦割りのLHRがあったようです。教育実習生の日誌には、学校生活について1・2年次の生徒が一緒になって真剣に議論する姿に感動したことが書かれていました。後輩がとても頼もしく思えたそうです。すごいですね。自分もちらっと拝見しましたが、上級生でしょうか、司会役の生徒がてきぱきとリードする姿に安心しました。今度の生徒総会は、どうなるのでしょうか? もしかしたら例年と違ったスタイルになるかもしれませんが、ぜひ本校の良さを引き継いでほしいと思います。
今日は、手芸サークルの女の子から手製の「ちぎり絵」をもらいました。ありがとうございます。校長室にしばらく飾りたいと思います。
今日からPTAの方々による「朝の挨拶運動」がスタートしました。お父さんお母さんの元気な挨拶の声に負けないでくださいね。PTAのみなさん、お忙しいところ、本当にありがとうございます。
今日は、このへんで。

学校評議員会・・・感謝

昨日、「中秋の名月は雲がかかっていて見えない」かのように書いてしまいましたが、学校から帰る時分には、くっきりと東の空にまん丸い名月が見えていました。きれいなもんです。そのお月様が、今日は満月。これまた先ほど見に昇降口前に出てみましたが、残念、雲に隠れていました。でも、曇の動きが
早いので、今日ももう少し経ったらはっきりと姿を現すかも。楽しみです。
 今朝方は、駐車場から上がると、校舎のベランダに出て単語帳を必死に暗記している3年次生徒が一人。また、教室の中からは、男子生徒が大きな声で「おはようございます」と元気な声で挨拶。気持ちのよいスタートです。
 さて、今日は午後から今年度第一回目の「学校評議員会」がありました。せっかくなので、授業見学をしていただいたのですが、みなさんが一生懸命、授業に取り組んでいたのでちょっと安心。先生方も、自分の体験も交えたりして工夫を凝らした授業を展開していました。おもしろかったのは、1年次の古典の授業。美術科でしょうか。チームワークがとても良いですね。あれは『伊勢物語』の「芥川」のところでしょうか? すごいキワドイことばを用いて場面の解釈をみんなで楽しそうにやっていました。難しそうな古文も、これだと楽しく学ぶことができますね。パチパチです。授業見学が終わった後は、今年度の学校経営方針等を説明させていただき、質問をいろいろと受けました。コロナ対応や、学校評価アンケート様式や、活用の仕方等、たくさんのアドバイスをいただきました。評議員のみなさん、ありがとうございました。
今日は、このへんで。

後期始業式・教育実習開始

 今日から、10月がスタート。ちょうど今日は中秋の名月。まん丸いお月様(実は満月は明日ですが)が昇ってくるのを期待しているのですが、ちょっと雲がかかりすぎで、残念です。さて、後期スタートにあたっての始業式ですが、例によって生徒は教室で着席のままです。映像、動画で私からの挨拶を視聴することになりました。以下に挨拶の要旨を掲載します。

 

令和2年度  後期始業式 校 長 挨 拶  
                        令和2年10月1日             

みなさん、改めましておはようございます。後期始業式にあたって、私から少しばかりお話をさせていただきます。
今日から10月。朝夕、本当に涼しくなりました。季節の変わり目で、気温差が大きく、ちょっと油断するとすぐ風邪をひいてしまいます。新型コロナの新規感染者がまだまだ続いています。くれぐれも健康管理に注意して過ごしてください。
さて話したいことの一つ目。先日東北大学で「高等教育フォーラム」という研究会がありました。高校と大学の関係者が一同に集い、今後の高等教育、特に高大接続の部分を議論する研究会です。そこに東京の中高一貫の私立高校の校長先生が登壇されてお話しされました。記憶に残ったのが最後のところです。こう話されました。
『今後への期待・・・未来の高大接続に向けて』
たった一度の人生をどう構想していくか・・・人生の構想力で高校・大学の教育の筋を通していくのが本来の高大接続ではないのか・・・
何になりたいか、と同時に、どう生きたいかを考えさせるのが、大事ではないか。

さて、みなさん、どうでしょうか? 最後のフレーズをもう一度繰り返します。
何になりたいか、と同時に、どう生きたいかを考えさせるのが、大事ではないか。

この宮城野という空間で、生徒のみなさんと先生方が日々学んでいます。
その学びにあって、最も大事なことをズバリ突いている言葉であると思います。

みなさんの中で「何になりたいか」は考えていても、「どう生きたいか」を話せる人は、どれくらいいるでしょうか? どう生きたいかが難しければ、「〇〇になりたい」ではなくて、「どのような〇〇になりたいですか」という質問でもかまいません。

実は、今、3年次の面接指導においても、この「どう生きたいか」を徹底して考えてもらっています。「〇〇になりたいと思います」。これは、小学生でも中学生でも言えます。問題は「どう生きたいか」、 あるいは「どんな〇〇になりたいか」。このへんについて、深く考えられる人であってほしいと思います。
たとえば、このような面接時の問答が想定されます。
「将来は、どんな仕事に就きたいですか」⇒「看護師になりたいです」⇒「どんな看護師になりたいですか」⇒「患者さんに寄り添える看護師になりたいです」⇒「患者さんに寄り添える看護師とは、具体的にどんな看護師さんのことですか。もう少し詳しい説明をお願いします」⇒「はい、たとえば、治癒が難しい難病を宣告された患者さんに対して、その不安感を少しでも和らげられるような言葉をかけられる看護になりたいです。」⇒「そうですか。では、そのために、あなたは、学校の勉強以外にどんなことを学んでいますか」⇒「はい。心理学を少しでも学んでおきたいと思い、〇〇先生の本を読んで、心に深い傷を負っている人とのコミュニケーションのとり方について、勉強しています」などなど

いかがでしょうか? どう生きたいか、どんな〇〇になりたいのか、そういうところを早い段階から深く考え、そのための深い学びをみなさんにお願いしておきます。

二つ目。先ほど「人生の構想力」という言葉を紹介しました。本校で大事にしている言葉、合言葉は「未来」。その未来をつけます。そうすると「未来構想力」。自分の、あるいは私達人間の、あるいは人間のみならずあらゆる存在を含めて、この世界の、地球の未来を構想していく力、「未来構想力」。今現在、そういうものが根本から問われている、そう思います。

みなさんは、新型コロナ感染症の拡大という状況にあって、いろいろなものが中止になり、おもしろくない、残念だ、と思っているかもしれません。でもこのピンチをチャンスに考えることもできます。なぜなら、これまでの考え方が通用せず、人の生き方、関係のあり方が根本的に問い直されているからです。

このピンチをチャンスにとらえなおして、自分も含めて、この日本や世界、人類の未来、地球全体の未来を構想していくこと。本校総合学科では、「未来デザインプロジェクト」を実施しています。未来構想と未来デザイン、少しばかり近い言葉だととらえてください。未来を構想していくこと、未来をデザインしていくこと。ぜひ、チャレンジ精神たくましい宮城野高校生であってほしいと思います。
実は、夏休み明けの全校集会の挨拶で、それぞれの年次にお願い事を私からしましたが、それぞれにたくましい「そうぞうりょく」をもった動きがあったこと、これを大変うれしく思いました。感染症予防対策をしっかりと取りながら、学校活性化に向けて取り組んでほしいと思います。

三つ目。今月30日に、本校創立25周年記念式典があり、記念講演に小山薫堂先生をお迎えして講演をいただきます。これまで何度もみなさんに伝えてきました。
講演タイトルは、「しあわせの企画術」。本校は「ひとりひとりが輝く」学校です。そうありたいと思います。輝くとは、ひとりひとりが幸せになってほしい、そう思います。学びの究極の目的は、一人ひとりが幸せになること。そのしあわせ感をどうやって生み出すか。そのヒントを薫堂先生が話してくれるかもしれません。ぜひ期待してほしいと思います。
ところで、コロナがやはり心配です。基本、今後10月30日までに教職員、生徒から万が一陽性者が出てしまったら、体育館での式典、講演はとりやめます。その代わり、始業式や入学式のパターンで教室での実施を考えています。
とにかくまずは、今現在の学びの継続が大事です。くれぐれも強い自覚をもって、今年度後半の学校生活を送ってください。また、3年次生は、進路実現に向けてお互いに励まし合い、支え合って一層の努力をお願いします。みなさんが全員、笑顔で進路実現を果たしてくれることを期待します。

以上です。

 

 ところで、本日は、教育実習もスタートしました。5名の実習生です。本来は前期のうちに実施されるものでしたが、コロナのため、後期に延期されていたものです。フレッシュなみなさんから、生徒はたくさんのものを吸収すると思います。よろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

25周年記念の実行委員会開催

9月も最終週に突入。今日は、久しぶりに青空が広がり、清々しい秋晴れとなりました。広いグランドで体育のサッカー等を楽しむ生徒がとてもうらやましく、一人校長室で悶々としていました。
さて、先週9/26の土曜日には、25周年記念の実行委員会が開催されました。ここまで部門ごとに作業が進んできたところを確認し、情報を共有し、全体で話し合う必要のある点を協議しました。委員のみなさんには、週末のお休みのところ、ご出席いただき、感謝申し上げます。おかげさまで、8割方、記念事業全体や式典の準備が進んでいると見ています。今後は、中庭のタイルアートや式典の準備を粛々と進めていくこととなります。式典まで、残り1ヶ月余りとなりました。詰めの作業をよろしくお願い申し上げます。
ところで、新聞等で報道されているとおり、本日から『共通テスト』の出願が開始となりました。本校でも、チェックが済み次第、まもなく出願(発送)となります。昨日、日曜の新聞には、26日の土曜日に、東北福祉大学の総合型選抜試験(旧AO入試)が始まったとの記事が掲載されていました。いよいよ本番です。こちらは、今日の放課後も、面接の練習をやりました。生徒の成長がすごいです。みなさんのますますの奮起を期待します。
 今日は、このへんで。

「第32回東北大学高等教育フォーラム」から

接近するはずだった台風12号が停滞気味のため、今日一日はなんとか雨にならず持ちこたえそうです。しかし、明日は前線の影響もあり、大雨になるようです。くれぐれも注意してください。
さて、昨日は4連休明けの水曜日。午後からは東北大学主催の「第32回東北大学高等教育フォーラム」が萩ホールでありました。徹底したコロナ対策のもとで開催され、小生もCOCOAをインストールして入場しました。
何人か登壇した中で、特に記憶に残った方のお話を紹介します。埼玉県の公立高校の校長先生でご退職後、母校の私立高校の校長先生をなされている方のレジュメからです。

 今後への期待
本来の高大接続に向けての取り組みがなされるか?
■たった一度の人生をどう構想していくか(人生の構想力、パッション)で高校・大学の教育の筋を通していくのが本来の高大接続ではないか?

 

今日は、このへんで。

卒展広報誌「JAM2号」発行

  

朝、学校に到着し、駐車場から職員玄関まで歩いていくところで、次第に色づき始めたヤマボウシの葉にも目がいきますが、校舎1Fの3年次の教室では、朝早くから登校した生徒が、一生懸命勉学に励んでいます。目が合うと、ぴょこんと頭を下げるそのしぐさが、とても頼もしく、おはようと声をかけながら「今日も頑張れよ」と心の内で声をかけてやります。朝、それぞれの生徒が自分のスタイルで一日を始めようとしているその瞬間。これも大事にしたい一コマです。
さて、美術科の生徒が卒展の広報誌「JAM第2号」を持ってきてくれました。ご覧のとおりです。前号では、ロゴマークの決定を伝えてくれましたが、今回は「ポスターが完成しました」ということで、本当に甘くていろいろなおいしさに富んだポスターを作ってくれました。卒展が実際に始まるのが楽しみです。今日もアトリエをのぞいてみましたが、みんなそれぞれの場所で一生懸命制作に励んでいました。みんな、がんばってほしいなと思います。


明日から4連休。秋のお彼岸でお墓参りをするご家庭もあると思います。3年生は希望者対象の模擬試験もあります。また、明日9/19(土)は中学生対象の美術講習会があります。放課後には美術科の先生方が準備に大忙しでした。参加予定のみなさん、気をつけてお越し下さい。
敷地内の萩の花が咲き始めました。ご覧ください。
今日は、このへんで。