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校長通信

終業式あいさつ

昨日、本校では、終業式があり、大講義室から教室にいるみなさんに下記のとおりメッセージを読み上げ、配信しました。

せっかくなので、改めて掲載します。なお、下で紹介している短歌は、昨日の段階で紹介できなかったものです。また、地学基礎の感想を紹介したのですが、それを書いてくれた生徒は、実は小論文コンクールで入賞を果たしており、直前の表彰伝達で、賞状を渡した生徒だとわかりました。目の前で、自分の書いたものが読み上げられ、びっくりしたそうです。しかしながら、やはり小論文で入賞するだけあって、書く力は相当なものです。今後、ますますの精進を期待します。

 

    030324  終業式 校長講話

                   令和3年3月24日(水)

 

みなさん,おはようございます。校長の遠藤です。

終業式なので,1年の振り返りです。この1年,みなさんにとって,というより,誰にとっても窮屈な1年でした。それは1年次のみなさんが朝学習の時間に詠んだ短歌に如実に示されています。先月2/26,河北の夕刊コラムでは「マスクごし名前も顔もいまだ分からず気持ちはいつも初登校日」や「見てみたいマスクの下のその笑顔ほんとはどんな顔で笑うの」などの短歌が紹介されました。みなさんにとって高校時代の1年1年は,人生の宝物。その期間を窮屈に思わせるのは,こちらにとっても本当に残念です。

しかしみなさんの協力により,本校ではなんとか学びを大きく止めることなく,ここまでやってこれました。新しい出会いがあり,学びのスタイルの進化があり,また先輩方はりっぱに進路実現を果たしてくれました。

それでも,みなさんに,ひとつ注意を促したいと思います。よく聞いてください。

先週,この宮城県において,県独自の緊急事態宣言が出されました。本県は,新型コロナ感染症拡大防止策を打っているところではありますが,拡大傾向は止まらず,独自の緊急事態宣言を出すことになりました。

みなさんの学びが今,たいへん危うい状況にあります。今後も,みなさんの学びと感染防止を両立させたい,そう思います。

自他の命を守るために,自分も含めて命ある人,大切な人たちの命を守るために,一人ひとりに,強い自覚を持った行動,新しい生活様式の徹底をお願いします。

また,先週は,2月に続いて再び大きな地震がありました。本県は2月3月と二度大きな地震に見舞われたのです。いつ何時やってくるかもしれない大地震。この自分が,この時間,この場所で大きな地震に遭ったらどうするか,もちろん過度に不安に思うことは,萎縮につながりますが,リスク管理について,それぞれが強い自覚を持つこと。何度も同じことを言うようですが,これらの点をまずは,みなさんにお願いしておきます。

 

さて,この1年,窮屈な中にあっても,みなさんは様々な学びを展開してきました。その中で,たいへん参考になるものがあります。地学基礎の授業のしめくくりに,みなさんが感想を書いたものです。少し読んでみます。

 

対話や過程を大切にする授業なので,思考の楽しさや,暗記だけでなく道のりも含めた本当の知識として吸収できたと思います。間違いを否定せず,ヒントにつなげたり,先生と一緒に考える授業は楽しかった。楽しみながらも,気づくと自分が発言できる人間になっていたところが,自分の大きな変化であり成長かなと思っています。また,1つ1つ疑問を潰していったり,あるいは自分で疑問を見つけたりといった癖がつきました。

 

学びのスタイル,スタンスについて。おそらく,ただ単に暗記するのではなく,またいきなり答えを出すのでもなく,いったん立ち止まって,深い学びにつなげていくこと。みなさんの学びがたいへん深まっていることを実感した次第です。なお,令和4年度からは新学習指導要領が高校現場でスタートします。各高校においては学びのスタイルの進化が図られており,本校においてもPSやFTをはじめとして,大きな改革の準備をどんどん進めていきます。協力,よろしくお願いします。

さて,学びのスタイルについて,ひとつヒントです。

 

よく言われることが複眼的思考の大切さです。私はもうひとつ別な表現で,自分の中に他人を住まわせることと言っています。ものの見方,考え方,問い方について,今,自分の見方,考え方,問いの立て方について,それを違う角度から捉え直すこと。自分が正しいと思っていることについて,一歩引いて見ること。違う角度から見てみること。そうしたときに,ものが,世界がどのように見えてくるか,そこにワクワク感をもちながら,学び続けること。ワクワク感は,薫堂先生から教えていただきました。。

私のもう一人の大好きな鷲田清一先生は,思考にためをつくりなさいと言われました。ボールがきたから反射的にバットが出ると,チェンジアップやフォークボールだったりして,からふりになってしまいます。よくボールを見極めるために,振りに出る前に,タメを作ること。川崎先生や大場先生が好きな野球にたとえればそんなふうになります。大場先生には怪我をさせてしまいました。私が悪かったです。すみません。

 

さて,国語的にひとつ,話を加えます。先日,国語の先生方からリクエストがあったのですが,みなさんに向かって最初で最後の授業です。

みなさんは,これからの人生で,たくさんの経験,良いこと,悪いこと,いっぱい,します。

自分のポリシー,人生観,道徳観,善悪の判断基準に則って,きちんと行動できればいいのです。

いいのですが,やむなく,しかたなく,どうしようもなく,それに反する形でしか,動けない場合があります。高校生のあなた方だったら,ピーンと気づくと思います。

そういうとき,自分をどう処罰していけばいいか。なかなか良い答えがみつかりません。簡単に見つかりませんが,そういうときに,小説や詩歌が参考になるかもしれません。

少なくとも,良い質の作品を書こうとしている小説家は弁解,弁護はしません。時には主人公を,あえて嫌われるように書きます。徹底して。弱さの塊,嫌われる人として主人公を描きます。

それがいいのか悪いのか,私にはわかりません。ただ,生きていく上でしんどい瀬戸際に立たされたとき,私たちにとって何かの参考になるかもしれません。

 文化芸術,文学には,もちろん美術でも音楽でも,映画でも演劇でも,写真でもかまいません。もろもろの文化芸術には,自分のような弱いものでも,生きていきたい,生きる場所を求めたい,と思ったとき,こういう道もあるんだよとささやいてくれるものがあります。それが自分にとっての文学です。天国への表階段ではありません。裏の階段です。人の気持ちのわかる,幅の広い大人として成長していくことをみなさんに期待します。

今年は春が早いです。始業式・入学式の頃には,教室から見えるハナモモの花がきれいに咲いていると思います。3年度も,しっかり学んでください。

 

 

以上です。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

妹さんからもエール・・・お疲れ様でした

  本校の高校入試が本日,無事に終了しました。昨日は,三学科共通で5教科。普通科と総合学科は,もちろん初日で終了。今日2日目は,美術科を志望する受験生に対して,実技試験を課しました。みなさん、本当にお疲れ様でした。

さて,みなさん,手応えはどうだったでしょうか?

手応え以上に、みなさんにとってよかったのは、この2日間、本当にすばらしいお天気に恵まれたことですね。昨日も穏やかなお天気でしたが、今日は昨日以上に暖かく、まさに春を思わせる陽気でした。気づいてみれば、今日は二十四節気の一つである「啓蟄」。冬ごもりの虫さんたちが春の訪れを感じて姿を現す時期だとか。今日、我が家の周りでも、鳥さんたちが春到来を喜んで、さかんに鳴き声をかわしていました。

 ところで、今日、2日目の受付時において、とても微笑ましい光景を目撃しました。我が子の受験生の我が子を送ってこられたのでしょうか。お母さんが、昇降口から少し離れたところで見送っていたのですが、そのお母さんと手をつないで、お姉さんかお兄さんに手を振っている、かわいらしい幼稚園児くらいの女の子がいたのです。「おねえちゃん(あるいは、おにいちゃん)、ガンバッテー」と、叫んでいたのでしょうか? かわいらしく手をふって応援しているその姿が、事務室から見えたのです。心の内が、ほっこりしたのでした。

 明日、土曜日は県内の多くの中学校で卒業式。明日も暖かいようです。みなさん、ご卒業、おめでとうございます。

 

今日は、このへんで。

 

東大国語入試問題/明日は高校入試初日

  早くも3/3のひな祭り。春がどんどん近づいています。おひなさまと言えば、自分は先月、丸森を訪問した際、町内の齋理屋敷に飾ってあるおひなさまを見てきました。先日の河北新報にも掲載されていましたが、実にきれいなものでした。そこだけ世界が違うという感じでした。

 さて、国公立大学の2次試験が2/25~2/26に行われたところですが、各大学の問題を見ていて、やはり今年もすごいなと思う問題に出くわしました。

 東京大学の国語の問題。第四問は、毎年話題になるところです。問題文は、なんと夏目漱石の『子規の画』から。問題文は、「次の文章は、夏目漱石が正岡子規を偲んで記したものである。子規は闘病のかたわら「写生」を唱えて短歌・俳句の革新運動を行い、三十代半ばで逝去した。これを読んで、後の設問に答えよ。」で始まります。(入試問題は、ネットで簡単に検索できます)

 この「子規の画」は、とても有名な文章です。そしてまた、傍線を施して問いとして設定したところもまたすごく有名なところです。ちなみに問三は、こうです。

 

「余は微笑を禁じ得ないのである」(傍線部ウ)とあるが、それはなぜか、説明せよ。

 

この漱石の「微笑」を、受験生に堂々と説明させる大学、東京大学の国語の問題に、私はやはり敬意を表します。この問題に対して、大学受験という大きな壁のところで、四つに取り組むことのできる受験生は、やはり幸せ者だと思います。

 

明日は、高校入試初日。受験生が思う存分に自分の力を発揮できることを期待します。頑張れ!

今日は、このへんで。

 

『肖像画』

  2/16の出校日と、おとといの同窓会入会式の2/27に、うれしいことがありました。この場を借りてお礼です。美術科のお二人に、依頼していたものです。校長室に置く「校長写真」ですが、写真ではなくて、美術科がある学校らしく、絵を描いてもらうことにしました。第6・7代の校長先生方が同じことをなさっているのですが、小生もそれを見ならい、依頼していたところ、無事、仕上がってきたのです。ありがとうございました。感激です。描いてもらうだけでも光栄で、それをこちらの想像していたもの以上に、完璧に描いてくれました。お二人の、今後のますますのご活躍を祈っています。

 今日は、このへんで。

 

卒業式、挙行

 本日の卒業式は、昨日の天気予報どおり、お天気に恵まれ、コートも必要ないほどの、4月並の暖かさ。よかったです。

 感染症対策のため、やむなく、卒業生と、そのご家族1名ということで、卒業式を行いましたが、みなさん、本当に晴れ晴れとした顔で卒業式に臨んでいました。式後は、みなさん、ご家族やお友達と、昇降口前の『卒業式』という立て看の前で、記念写真を撮りあっていました。素敵な卒業式でしたよ。

 式辞の中で話したとおり、みなさんとは、3年前に一緒に本校に入学して、一緒に学んできました。入学直後には泉が岳の宿泊施設でオリエンテーション合宿。寝食を共にする中で、宮城野高校生としての第一歩を踏み出したのでした。そして5月の体育祭。小生の不徳のいたすところで、雨にたたられましたが、思い思いの服装で臨んだ開会式にびっくりしました。一つのカラーに染まることはせず、思い思いのカラーの中で、自分の持てる力を思う存分発揮する、そういう本校のコンセプトに改めて驚嘆した瞬間でした。それから3年。あっという間の3年間でした。この宮城野で過ごした3年間は、みなさんにとって最高の宝物です。これからの人生の中で、ぜひ、心の支え、よりどころとして、それぞれの個性にさらに磨きをかけて活躍してほしいと思います。そしてまた、式辞の中で述べましたが、「穏やかな笑顔」を大事にする人、さらにまた、薫堂先生のように、ひとの幸せを自分の幸せと感じとれるような、そういう人であってほしいと思います。

 改めまして、おめでとうございます。

今日は、このへんで。

 

 

同窓会入会式・「25年目のグラジオラス」ご披露目・短歌

 昨日、27日(土)は、金曜日と交換して、卒業式の準備・予行と同窓会の入会式を実施。少しばかり寒かったのですが、明日3/1(月)は、春到来を思わせる陽気となりそうです。卒業生のみなさん、本当によかったですね。(雨男は、やはり卒業です。)明日、みなさんのために、万感の思いを込めて、卒業式を実施させていただきます。

さて、昨日は、併せて同窓会の入会式がありました。昨年までで、本校には6000名を超える同窓生がおり、本校の教育活動を支えてもらっています。今年度は特に25周年記念式典・記念講演、そしてもろもろの記念事業にご協力をいただきました。これからは本校同窓生として、みなさんのますますの活躍と、本校への支援をお願いしたいと思います。

同窓会入会式が終わってからは、25周年記念事業のひとつである中庭の『25年目のグラジオラス』の完成を祝って、実行委員長の柴田さんをはじめとする主な実行委員のみなさんに集まってもらい、小さなご披露目会を実施しました。中庭の『25年目のグラジオラス』の前で記念写真撮影後、改めて大講義室に移動し、柴田会長さんからご挨拶をいただきました。この『25年目のグラジオラス』は、本校の学校要覧の表紙を開校以来長く飾っている『グラジオラス・静物』(パウルクレー作 宮城県美術館所蔵)にちなみ、生徒・教職員全員に一枚のタイルを配布し、それぞれに思い思いの花の絵を描いてもらい、それを食堂から出られる中庭の、ピカソ風にアレンジされた半円状の突起部分に貼り付けたものです。本校のキャッチフレーズである「宮城野・・・ここでは一人ひとりが輝きます」を象徴するものです。本来は2/13に最後の実行委員会を開催し、そこでご披露目とする予定だったのですが、感染症拡大防止のため実行委員会は書面開催とし、改めて昨日、同窓会入会式に合わせて、小さなご披露目会とお祝い会を実施したものです。生徒代表として宮田君と鎌田さんにも来てもらい、ご挨拶をいただきました。ありがとうございます。

また、2/26(土)の夕方、うれしいことがありました。河北新報の夕刊の河北抄というコラム欄で、本校1年次の生徒が朝学習の時間に作った短歌が掲載されたのです。写真のとおりです。コロナ禍にあって、宮城野の高校生らしく学校生活を送る心模様を見事に短歌に表現しています。どうぞ、ご覧ください。

今日はこのへんで。明日の、卒業式日和を祈って。

 

 

 

 

定期考査初日・・・「蛙の話」から

 

 本日から、1年次、2年次の生徒は、第四期の定期考査スタートです。今年度は第一期の定期考査がなかったので、実質3回目となります。それぞれに今年度最後の定期考査であり、今年度の評価、単位認定に大きく影響するものです。しっかり勉強して実力を遺憾なく発揮してほしいと思います。

 以下は、2/14に読んだ新聞連載記事からです。毎日新聞の日曜版、日曜くらぶに連載中の「新・心のサプリ」。海原純子氏が連載しているものです。

 ブエノスアイレスの精神科医で作家ホルヘ・アカイ氏の「寓話・セラピー」から。「生クリームの中の蛙」というお話です。

 昔、生クリームの瓶に落ちてしまった2匹の蛙がいた。2匹ともしばらくして自分たちが沈みかけていることに気がついた。生クリームは濃い液体で浮いているのが難しかったのだ。そこで2匹は手足をばたつかせて浮いていようとした。しかしこれは労力がいること。すぐに沈んでしまい、顔を出して浮くことが難しくなってきた。

1匹は、「こんなことをしてもどうせため」とあきらめ沈んでいった。もう1匹の蛙のほうは我慢強いというか、「いくら死が迫っているとはいえ、最後まで生きるんだ」と足をばたつかせていた。重い液体の中では1センチも進めず元の場所に浮いたままなのに同じ場所を何度も足を動かし続けていた。

 するとさんざん足を動かしたために突然生クリームが固まってバターになり蛙は驚いてひとっ跳びして瓶の縁に飛び移り帰って行ったのだという。

 「どうせやってもだめ」と思ったり、「もう年だから」と年齢を言い訳にしたりして努力を放棄する傾向がある時のヒントが隠されている。

 この寓話、蛙が死と向かい合った中で「できる限り自分ができることをする」というところが心にしみる。蛙は足を動かすのだがそれは単に動かすという動作ではなく自分ができることをしてせいいっぱい生ききる、ということの象徴なのだと思う。

 予想外の出来事で、私たちの人生は生クリームの瓶に落ちた蛙のようになることがある。その時、自分がどう生きるか、を問われたような気がする。結果として蛙のようなハッピーエンドにはならなくても、できることを続けることの美しさを大事に生きていきたいと思うのだ。

 

 以上、海原氏の文章後半をそのまま引用しました。「生クリームの中の蛙」というお話から、「できることを続けることの美しさを大事に生きていきたい」と思う海原氏の「生のスタンス」に敬意を表して、私も、もう少しあがいて生きたいと思います。

今日は、このへんで。

お見舞い・余震に気をつけて

 

まずは、先週、土曜日夜の大地震により被災された方々に心からお見舞い申し上げます。元通りの安心安全な生活に早く回復できることをお祈り申し上げます。

 学校のほうは、幸い建物に大きな被害はなかったのですが、教材等が一部壊れてしまったものが出ました。できるだけ早く原状回復に努めたいと思います。また、今後、余震の心配があります。10年前も、大震災の2日前に大きな地震がありました。改めて、防災意識の向上に努めるとともに、防災備品の点検もします。ご家庭におかれましても、再点検をお願いしたいと思います。

 さらに、東北新幹線の復旧に10日ほどかかる見込みらしく、県外の大学を受験する生徒たちの交通手段が心配です。文科省から昨日の段階でいち早く各大学へ配慮要請の文書が出されたところですが、なんとか前日の24日までに復旧してほしいです。飛行機や長距離バスの増便もされているようです。県外大学受験生のみなさんは、交通手段の確保をお願いします。

 さて、学校のほうは、本日、3年次の生徒が久しぶりの登校日。みなさん、無事に、卒業式の案内をもらえたはずです。親御さんにきちんと見せて、3/1に晴れの卒業式を迎えてください。また、おかげさまで、卒業できることになりましたと、きちんと感謝の意を込めて報告してください。よろしいですね。 なお、卒業式の前には、国公立大学の前期日程試験があります。最後の追い込みに勝負をかけてください。

一方、昨日、月曜日からは高校入試の出願もスタートです。いよいよ入試本番が近づいてきました。高校3年生と同じように、中学3年生のみなさんもラストスパートですね。なんとか無事に入試を迎え、みなさんの笑顔を早く見たいものです。

今日は、このへんで。(2/16 火曜日 記)

P三団体合同役員会・県高校美術展・・・校内展

嵐のような如月2月の第一週が過ぎようとしています。こんばんは。またまた長く通信をお休みしてしまい、申し訳ありません。別に学校を休んでいたわけではなく、毎日通常通り出勤していますが、今週月曜日の2/1から職員面談が始まり、これがなかなか厳しいスケジュールです。あっという間に一日が終わり、いつの間にか退勤時間・・・と、言い訳がましいことを書き連ねてごめんなさい。言い訳無用ですね。

 先週、土曜日には「PTA三団体合同役員会」が開催され、今年度のまとめと、次年度へのつなぎのところが協議されました。週末のお忙しいところ、PTA・教育振興会・放課後活動後援会の三団体の役員のみなさま、ありがとうございました。事務局の打ち合わせがきちんとできていないところを、みなさんにカバーしていただいたおかげで、スムーズに協議を進行できました。新年度もよろしくお願いします。

 ところで、今週からは、食堂前に芸術作品がズラリと並んでいます。恒例の「県高校美術展」が終わったところで、校内展のスタートです。自分で言うのもなんですが、どれも個性あふれる力作ぞろい。

後日、写真で紹介したいと思います。

 今日は、このへんで。

小学校への高校生教育助手派遣プログラム

 

学校が地域のために、どのような役割を果たせるか、それは高校にとって大きな課題です。特に防災面では、東日本大震災以降大きな課題です。地元出身の本校生徒も、地域の防災訓練に参加して、地域の防災体制の一助となっています。また防災のみならず、学習面での協力も重要です。本校では、平成15年から、地元の小学校と提携して、「小学校への高校生教育助手派遣プログラム」を実施しています。その目的は、『本校生徒を教育助手として近隣地域の小学校に派遣することにより、その体験活動を通して生徒の勤労観や社会性を養うとともに自らの在り方生き方を再検証させ、今後の勉学に対する一層の自覚と意欲の高揚を図る。併せて、小学校と高校の交流を通して開かれた学校づくりを促進し、教育活動の相互理解・相互活性化を図る。』というものです。この2年間、私も視察させていただきました。本校の参加生徒が児童と交流する中で、学校の先生という仕事に大きな喜びを感じる様子を毎年視察することができ、とても楽しみにしているところです。

 今年度も、コロナ禍という厳しい状況にありますが、感染症対策を徹底しながら、お隣の田子小学校のご協力をいただき、5名の生徒を参加させていただくことができました。昨日1/27からスタートし、来週の2/4まで、1週間のプログラムです。田子小学校の先生方には、お忙しいところ、本校生徒のために、ご配慮いただき、深く感謝申し上げます。今日は、国語や算数、音楽の時間などを見学させていただきました。また6年生が卒業記念品を制作する時間もありました。本校生徒が児童の机間を回りながら、アドバイスする様子を視察することができました。みなさんが、この1週間の経験で、また大きく成長するのを期待したいと思います。

 ここ数日の暖かさで、自宅の臘梅のつぼみがふくらみはじめました。春の予感です。でも、週末はまた寒波がやってくるようです。思い出す言葉は、三寒四温。如月は、まもなくです。

今日は、このへんで。

 

国公立大学出願開始・受験生、頑張れ!

 最初の共通テストが終わって一週間。昨日からは、国公立大学の出願受付が始まりました。本校でも、週末に、自己採点結果を持ち寄って、三者面談等が行われ、最終的に方向性が固められたようです。これまでの志望校を貫き通す者、出願先の再検討をした者、それぞれだと思います。いずれにしても、これから国公立大学の二次試験(個別学力検査)まで1ヶ月あります。また主な私立大学は、これからが本番です。これから残された期間でも、学力は大いに伸びるんだと信じて、一分一秒も無駄にすることなく、必死で前を向いて勉学に励んでほしいと思います。そのために本校は、みなさんを全力でサポートします。なお、コロナ対策についてもくれぐれも気をつけて。油断厳禁。

 1・2年次生については、先週末に全員受験の模擬試験を実施したばかりです。それぞれの年次の総まとめ的な試験です。復習をしっかりと。できなかったところを完璧にできるようになるまで復習すること、この積み重ねが真の実力を養います。良い意味での緊張感をもって、この1月から3月を過ごしてほしいと思います。この寒い時期の蓄えが、大事なのです。

 さて、昨日は最高気温が10度を超えるポカポカ陽気。思わずコートを脱いで外歩きをしました。今日は少し気温が下がりましたが、それでも昨日の勢いからか、グランドでは男子生徒が体育でソフトボールやサッカーで元気よく体を動かしていました。

また、今日は美術科の生徒たちにとって、県高校美術展の搬入日。ここまで一生懸命制作に励んできたものが美術館に4トントラックで運ばれていきました。私も今週の一般展示期間のうちに見学に行こうと思います。(コロナ対策で展示期間が短くなったようです)

 実は、県内の某大学で働いている、美術科一期生の卒業生とひょんなことからつながって、今メールのやりとりを始めました。かつて自分が一教諭として教壇に立っていたときの教え子です。大学の先生とコラボして作成したすばらしい詩画集を贈っていただきました。みんな、不惑の年に近づいた頃でしょうか。それぞれの活躍に励まされ、元気をもらって、こちらももう少し汗をかきます。

今日は、このへんで。

 

共通テスト⇒3年次生、頑張れ!

 

 

センター試験に代わって最初の「大学入学共通テスト」が始まりました。昨日は、地理歴史、公民、国語、外国語があり、今日は理科と数学です。幸い昨日の初日は気温が高くなり、穏やかな天気に恵まれました。今日はこの時期並みの気温に戻りましたが、大きな混乱もなく、予定通り進んでいるようです。新聞等によると、問題数が多くなり、やはり予想通り難化傾向にあると出ていましたが、はたしてどうなのでしょうか。私も家に戻ったら早速解いてみようと思います。

14日は、どんと祭。私も自宅近くの神火にお参りし、無病息災と家内安全、そして学校の安心安全を祈ってきました。今日17日は「阪神・淡路大震災」から26年。現地では慰霊祭が行われているようです。地震津波や台風のみならず、今は新型コロナも加わり、我々の意識の変容が強く迫られています。早くコロナが終息して安心安全な学校生活、穏やかな日常生活が戻るよう、強い自覚をもって新たな生活様式を実践したいと思います。

 受験生のみなさん、今日の理科と数学、最後まで頑張って!

『ストップ!コロナ差別』共同宣言

 

 コロナ禍に係る『非常事態宣言』がさらに拡大されるニュースが夕刻から流れております。本県もまだまだ厳しい状況が続く中で、本日、本県において『ストップ!コロナ差別』共同宣言(28団体)が出されました。

 

                         『ストップ!コロナ差別』共同宣言

         新型コロナウイルスに感染された方やそのご家族、医療従事者の方々などが、いわれのない差別や偏見で大変苦しんでおられます。こうした行為は、人々の心を深く傷つけるものであり、決してあってはならないことです。

   私たちは、県民の皆様とともに、心をひとつにして差別や偏見をなくし、この難局を乗り越え、安心していきいきと暮らせる社会の実現に向けて取り組んでいくことを宣言します。

 

この共同宣言をしっかりと心して、今後の学校生活、社会生活を営んでいくこと。これを改めて各自が強く自覚してほしいと思います。

さて、この宣言のことを書くのは、実はそのチラシ作成に本校美術科の14名が応募し、その中から美術科2年の磯部光優さんと名取来瞳さんのデザインが採用されたのです。お二人は、知事や協力団体の長が同席するその記者発表の場に招かれ、それぞれのデザインに込めた思いを堂々と発表してくれました。マスコミ各社の取材が入る中での発表ということで、とても緊張が強いられるところでしたが、大人の対応を見事にしてくれたお二人に、お疲れ様と伝えたいと思います。夕刻のテレビニュースでその模様が放映されたところです。なお、二人のデザインは県のホームページからダウンロードできます。

 今日は、このへんで。

 

成人式つれづれ&2年次PTA研修会『出前!陶芸教室』

 

 

 三連休明けの火曜日です。天気予報どおり、未明から雪が降り始め、通学通勤時間帯は本格的な雪となり、気温が上がらないこともあって、相当積もりました。夕刊によると仙台で積雪8センチ。古川ではなんと20センチ。今冬は、とにかくここ10年分くらいの雪が降り続きます。今週は、いよいよ共通テスト。もうこのへんでやめてほしいのですが、幸い週末は気温が上がるようです。ここまで来たら神頼み。感染症対策で例年よりも何倍もの緊張感を強いられているのに、雪が重なって交通機関が混乱するともうたいへんです。みんなの願い事がかない、穏やかな週末になることを祈ります。

さて、三連休中は、各地で成人式。でも日本全体で見ると、感染症対策で延期や中止になったところもあるようです。宮城県は、どうだったのでしょうか? 私は、開催の良否というよりも、やはり、藤井貴彦アナウンサーのコメントがよかったです。藤井アナは、「今回、成人式が中止になって、多くの人が残念に思っていることと思います」、「話を聞きますと、人によっては、時間をかけて髪を伸ばし、友人と振り袖が重ならないように準備を進めるんだといいます」、「決して安くないお金を親に出してもらったという人もいるでしょう。一生に一度のことですから、残念という言葉では足りないかもしれません。ただ、この新型ウイルスに苦しんだ経験は、人の気持ちを理解する上でとても重要だったと思います」、「世の中、思い通りにいかなくても誰かを批判するのではなく、誰かのために力を発揮できる強い大人でいてください。成人おめでとうございます」と、成人を迎えた若者にエールを贈りました。

すばらしいコメントですね。特にこの部分。「思い通りにいかない時に、それを誰かのせいにして批判めいたことを口にする」のではなく、「誰かのために力を発揮できる強い大人になること」。この前半と後半。ここには大きな飛躍があります。「思い通りにいかない時に、だれかのせいにして文句を言う」。よくありがちなことです。楽しみにしてきたこと。親も、家族も、自分も楽しみにしてきたことが全部だめになる。こんな悲しいこと、なかなかありません。いっそ、他人のせいにして文句を思いっきり吐き出して、スカッとしたい、どうしてもそうなりがちです。でも、そういうときに、ありがちなことをポーンとひっくり返して、「次の人たちのために、自分がやれることを探す、見つける、気づく、そうして、その人たちが笑顔になれるよう、自分なりに全力を尽くす」。そういうスタンス。強い心の持ちよう。そういう強い大人、若くたくましい大人が増えることを期待しています。ちなみに、私は、自分の成人式のときに、親にもふるさとの昔の友だちにも顔を見せず、大学の先輩にしごかれておりました。本当に親不孝な息子でした。

 さて、本校では三連休初日1/9(土)に、2年次のPTA研修会が開催されました。利府町の「アトリエ 陶の泉」の須田聡宏先生を講師としてお招きし、『出前!陶芸教室』を開催しました。私も一度須田先生の陶芸教室に出たことがあり、そのとき、須田先生の心優しいお人柄とその優れた指導力に深く感銘を受けたので、とても楽しみにしておりました。当日、須田先生は、三密にならないように注意しながら、やはり変わらぬ優しい笑顔でPTAの方々を指導なさっていました。私はますます須田先生のファンになりました。ありがとうございました。PTAの方々が一生懸命こねて作ったものは、後日できあがってくると思います。本当に楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日(1/12 火曜日)は、このへんで。

丑年・・・「牛歩」

 

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、本校は4~5月の臨時休業に伴って冬休みが短縮され、この新年は1/5から既にスタートしておりました。1年次は1/5に実力テスト、1/6から授業開始。2年次は1/5~1/6実力テスト、1/6の午後から授業スタート、3年次は1/5~1/6が共通テストプレ。1/7から授業スタート。私は仕事始めが1/4からだったので、今週は本日金曜まで、新しい年(丑年 実は小生は年男です)をスムーズにスタートさせるため、かなりバタバタしておりました。なので、この通信もなかなか発信できず、ご心配をおかけしました。私は相変わらず元気でやっております。学校はおかげさまで、新年を問題なくスタートできております。関係のみなさまの温かいご協力、ご支援に深く感謝申し上げます。

 週の始めに実力テストや共通テストプレに立ち向かう生徒の顔を廊下から観察しましたが、新年を迎えたことで、生徒それぞれに改めて気持ちに張りが出ているように見えました。今年は丑年。「牛歩」という言葉もあります。小生の好きな言葉のひとつです。着実に一歩一歩前進を続けてほしいと思います。

今日1/8の放課後、雪の上でキャッチボールをする勇ましい男子生徒がいましたが、昨日も、実力テスト明けの生徒たちが、雪の上で元気に体育をやっておりました。雪の上で無心にボールを追いかける姿に、自分の高校生の頃を思い出した次第です。あの頃も、雪上での運動がとても楽しいものでした。

 明日から3連休、その連休明けの1/12(火)を迎えると、一気に共通テストモードです。3年次のみなさんは、くれぐれも体調管理に気をつけてください。なお、昨日もそうですが、大雪が心配です。昨夕、一気に風雪が激しくなったので、今朝方のJR等、とても心配だったのですが、なんとか積雪被害は免れたようです。しかし、明日から、また暴風雪の予報が出ています。油断はできません。くれぐれも気をつけて。

なお、1都3県は、昨日非常事態宣言が発出され、本県も昨日多くの感染者が確認されております。とても厳しい状況にありますが、みんなで心をひとつにして、これを乗り越えたいと思います。一層のご協力をよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

冬休み前の全校集会・講話

 

 

 

今日は、冬休み前の全校集会。感染症拡大防止のため、オンラインでの実施です。教室で聞いてくれる生徒に向かって、以下のように、伝えました。概要です。

 

令和2年12月 冬季休業前 校長講話

                             令和2年12月25日

 

冬休みに入るにあたって、自分から少しばかり話をさせていただきます。

 まず最初に、なんといっても、10/30の話をします。この厳しい状況にあって、本校創立25周年記念式典を無事開催できたことをみんなで喜びたいと思います。本県教育改革のパイロットスクールとして創立された本校が四半世紀の歴史を刻んだということで、これを機に、またひとつ次のステップに進みたい、そう思います。

さて、みなさんにお願いしたいことです。もちろんそれは、薫堂先生の講演を材料にします。ある生徒は感想をこのように書いてくれました。

 

私は、今回の講演を聞くまで、新型コロナウイルスによって作られた新しい生活様式をずっとマイナスなものだと思っていました。楽しみにしていた予定が無くなり、やりたかったこと、行きたかったところにも行けず、何もない空っぽな箱に閉じ込められたようでした。しかし、小山さんの講演を通して、この空っぽな箱の中には自分の人生をより良くするヒントが隠されていたのだと気づきました。これからまだまだ続いていくであろうこのコロナ禍(空っぽな箱)の中で、探すのではなく、視点を変えて、今までの当たり前の生活では気づけなかった幸せに“気づき”、自分の人生や隣人の人生をより良いものに彩っていきたいなと思います。

今回の講演を通して今までマイナスに思っていたことをプラスに変えようというきっかけを作ることができました。究極の企画である自分の人生を幸せにするためにも、ワクワクを探し続けていこうと思います。今回はお忙しい中、本当にありがとうございました。

 

すてきな感想だと思います。この薫堂先生にからめて、ひとつ。薫堂先生の事務所に初めて挨拶、相談に行ったときのことです。実際にお会いするのは初めてだったので、すごく緊張しました。薫堂先生から学校のことをいろいろと聞かれたのですが、最後にこんなことを唐突に先生が言い始めました。「これまでほとんど校則がないままできたのであれば、逆に、今度は生徒に何か1つ、これという校則を生徒達自身に作らせてみるのもいいんじゃないですか」。このようなことを言われました。みんなが自分たちで作るたったひとつの校則。さすが、企画構想の名人と思いました。どう考えるかは、みなさんにおまかせです。薫堂先生からのクリスマス課題と考えてください。全校生徒で作るのもよし、ホーム単位で作るのもよし、一人ひとりが心の内に作るのもよし。みなさんにおまかせです。

 

 ところで、今月、12/5に土曜ゼミを実施しました。講師である東北大学の今井准教授(講演内容は「超伝導」)に生徒感想をいくつかお送りしたところ、うれしいメッセージをいただきましたので、以下に一部ご紹介します。
    この度は、わざわざ生徒さんの感想をお送りいただき、ありがとうございました。

    私は高校生の皆さんの前で話す機会はまだ少なく不慣れな点があったかと思いますが、感想を拝見しましたところ、自分の言葉で講義の内容をまとめてく

    れていて、きちんと講義の中身が伝わっていたことがわかって、嬉しく思いました。当日、代表の生徒さんから授業のコメントをいただいたときにも立派

    に講義の感想を言ってくれているのを見て、宮城野高校の生徒さんのレベルの高さにとても驚きました。

    自由な校風の中にもやるべきことはきちんとやるといった雰囲気が感じられて、宮城野高校の素晴らしい一面を見ることができるいい機会となりました。

 

みなさんが土ゼミの講師の先生方の講話からたくさんのことをきちんと学んでいるとわかって、とても嬉しく思った次第です。

 さらに、先日、12/18の登校時に、本校2年次生徒が福田町駅からの登校時に人命救助をした件を伝えます。道で転倒して起き上がれなくなっている89歳のおばあちゃんを助けた話です。二人はその倒れ込んだおばあちゃんに大丈夫ですかと声をかけ、そのおばあちゃんのお願いどおりに、ばあちゃんの自宅まで行って、教えてもらった携帯を持ってきて息子さんを呼び出してもらい、さらに二人は自分たちのほうから救急車を呼んで、おばあちゃんを病院へ運んでもらったそうです。幸いおばあちゃんは、命に別状なく、息子さんから感謝、お礼の電話が翌日土曜日に学校に入りました。地域包括支援センターの方からもお礼の電話があったそうです。 

 みなさんがそのように自然と人助けができている、そういう気持ちの持ちよう、積極的に行動に移すさまに、改めて感謝したいです。小さな小さな行動の積み重ね、人を笑顔にする行動の積み重ねが、いつか幸せの連鎖反応を生んでいく、そう思います。

 今年は、しんどい1年、そういう荒波を乗り越えて、生きていることの幸せをつかんでほしい、もちろん、待ちの姿勢だけではなく、積極的につかんでほしい、そのためにも志は高く、まだ見たことのない自分。これを「未見の我」と言いますが、その未見の我を発見する、発掘する、そのように汗をかく姿勢、自己を高める努力、これらの努力をぜひとも続けてほしいと思います。

 

 先日、12/17進路指導の先生方の研修会で、講師の山形大学の門馬先生が、このように語ってくれました。

   今、大学入試では高校生の意欲を評価する傾向が顕著です。面接が特にそうです。何をしたか、だけではなく、それによってどんな経験をし、自分がどう成長

   したかが求められると思います。その経験によって自分がどう変化し成長し、何が身についたかです。そして、それを自分の言葉でしっかり相手に伝えられ

   る表現力が評価の対象になると思います。

 

 何をしたか、だけではない。その経験を通じてどう変化し成長し、何が身についたか、そしてそれを自分の言葉できちんと伝えられるか、そのあたりが大事になるわけです。

 

 さて、この冬は、雪が多いようです。先日の軽音のサークルのライブでは、「雪が多いので『粉雪』を歌います」と弾き語りの生徒がかっこいいことを言いました。私は、そんなかっこいいことを言えません。あえて、説教くさいことを伝えます。先日の大雪の際、雪かきを先生方が汗を流してやっていました。みなさんは、そこを登校してくるわけです。みなさんは高校生です。誰に言われるまでもなく、自ら雪かきを手伝う生徒がもう少し出てきてもいいはず。人に言われてではなく、自分からやれるようになること。基本中の基本です。

繰り返します。あたりまえのことを自然にできるようになる。これを徹底すると、薫堂先生の、「坐辺師友」。これが見えるようになると思います。

 

 今年10/30に、なんとか式典を実施することができたということ。たとえ縮小であったとしても、薫堂先生の講演を無事実施できたこと、そこに新たな出会いが生まれたこと。これを「幸運」ととらえ、ものごとを良いほうにとらえられる習慣を養っておくこと。これもまた、10/30の収穫であったと思います。

 短い冬休みですが、気をつけて過ごしてください。特に3年次のみなさんは、最後の最後のラストスパートです。死にものぐるいで第一志望校に合格しようと努力すること。それが、みなさんに最高のプレゼントをもたらすはずです。

1/5に、全校生徒が元気にまた登校できることを祈り、冬休み前のあいさつとします。

 

なお、今回も表彰伝達において、たくさんの生徒に賞状を渡すことができました。みなさん、おめでとうございます。

 なお、先日の校長通信で伝えましたが、12/20の新人バンドの大会において、奨励賞(4~6位相当)を受賞した「chaffdaft」というバンドを組んでいるのは、1年次の佐藤大広君、角田宗次郎君、津原遥介君の3名です。

 また、野村総研が主催している「第15回NRI小論文コンテスト」で敢闘賞・奨励賞を受賞したのは、小野真琴さん、郷家葵さんです。

 おめでとうございます。

 今日は、このへんで。

 

『粉雪』&ソフトボール

 

 

 

  今年のクリスマスイブは、ポカポカ陽気となりました。昨日に引き続き10度を超えるところが多かったようです。雪は望めないと思いますが、それぞれおうちで穏やかに過ごしてほしいと思います。

さて、昨日の昼休み聴きにいった軽音楽サークルのウィンターライブ。会場の体育館に入ると、男子生徒がソロで弾き語り。かっこよかったです。なんかストリートライブを、親しくしているファンと一緒に聴いている感じでした。彼が最後に選んだ曲。訥々とした語り口がとてもよくて、その彼から「最近、雪が多いから『粉雪』を歌います」ときました。みんなで、しんみりと、距離はとっているけれど、とっても心があったかくなって聴き惚れてしまいました。次の女の子二人組のライブも、体育館の舞台の前方の縁に腰をおろして歌ってくれましたが、時折足をブラブラさせて歌うのがとてもナイスで、好きな歌をみんなの前で歌うのは、こんなに楽しいことなんだよと、その笑顔が訴えているようでした。一日早いクリスマスプレゼントをもらったような、そんなひとときでした。

そのライブの後に、2年男子の体育のソフトボールに特別参加。なんとそこに、さっき歌ってくれた男子がいたりして・・・なんとも、不思議で、心地よい一日でした。

今日は、このへんで。

メリークリスマス!

 

 

 

NRI小論文コンテスト入賞/軽音楽ライブ・入賞

 

 

   

   昨日に引き続き、気温が上昇。今日は最高気温が10度にもなるらしく、ポカポカ陽気。おとといまでの雪が一気にとけそうです。

 小論文コンテスト入賞のお知らせです。野村総研が主催している「第15回NRI小論文コンテスト」で、本校の生徒2名が、敢闘賞・奨励賞を受賞したとのことです。おめでとうございます。大賞・優秀賞には一歩届きませんでしたが、全国の俊英が応募するこのコンテストで入賞するのは、たいへん名誉なことだと思います。お二人とも、今後のますますの精進を期待します。 

さて、昨日の器楽サークルに引き続き、音楽系サークルの紹介です。軽音楽サークルですが、先日から連続して開催していたライブが今日の昼休みで最後ということで、今日は、ぜひとも聴きに行きたいと思います。昨日とは、また違った雰囲気で楽しみたいと思います。最新のニュースでは、12/20に仙台市内のデジタルアーツで行われた新人バンドの大会において、1年次の生徒3名で組んでいる「chaffdaft」というバンドが奨励賞(4~6位相当)を受賞したそうです。おめでとうございます。

生徒それぞれの今後の活躍を期待したいと思います。

 

器楽サークル・クリスマスコンサート

 ようやく今回の寒波が抜けたようです。日中、気温があがったため、グランドの雪がほぼ解けて、体育ではサッカーを男子生徒が楽しんでいました。

 放課後には、器楽サークルのみなさんがクリスマスコンサートを体育館で開いてくれました。いつもなら音楽室かもしれませんが、新型コロナ対策のため、距離と換気を確保できる体育館で開催。夕方の開催なので、もちろん気温はみるみる低下。でも、心地よい音楽に酔いしれて、寒くはありましたが、器楽サークルのふだんの練習の成果を心地よく拝聴することができました。感謝!!

 (途中、来客のため、退出しました。ごめんなさい。)

 今日は、このへんで。

 

PTA宣言

 

今日12/21(月)は、冬至。降雪はなかったものの、冷え込みは相変わらず厳しく、仙台の最低気温は氷点下3.5度。夕刊をのぞいてみると「築館では氷点下14.9度で、12月の観測史上最低となった」とありました。寒いわけです。

さて、12/19(土)には、PTAの1年次研修会を実施しました。

「お家de性教育」 ~ 心が生きる感動の『性』のお話 ~ 

というタイトルで、誕生学アドバイザーの、ひらみ ゆうこ先生にご講演をいただき、その後、フローラル花ことばの花淵翔平先生にお越しいただいて、クリスマスらしく、リース作りに挑戦しました。両先生、年末のお忙しいところ、ありがとうございました。

土曜日には、PTA会長の永見様も来校され、このコロナ禍のことも話題となりました。現在、県内、日本、世界中がたいへん厳しい状況にあります。永見様から、このコロナ禍を乗り越えるための『宮城県宮城野高等学校PTA宣言』を作りましょうと提案がありました。早速、二人で原案を作成し、本部役員の方々に回覧して、了承をもらったところです。詳細は、本日、生徒を通じて配布した宣言書をご覧下さい。メールでもお知らせしましたので、ご確認ください。みんなで力を合わせて、この厳しい状況を乗り越えたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。

ところで、今週は、クリスマス。ただし、このコロナ禍にあって、不要不急の外出は要注意。その雰囲気だけでも、ということで、某先生が中心になって食堂前の柱がきれいに飾り付けられました。写真のとおりです。増澤先生には、素敵なクリスマスツリーを保健室前に飾っていただきました。これも写真のとおりです。

今年もあと10日ほど。全校集会は25日。その金曜まで、あと4日。なんとか、今年中にやっておくべきことを片付けたい、そのためにも丁寧に、着実に一日一日を送りたいものです。

今日は、このへんで。