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校長通信

さあ、やろうぜ!

  今日は、二十四節気の大寒。文字通り1年のうちで最も寒さが厳しくなる頃ですが、夕刊によると仙台では最高気温が9.8度まで上昇。市内の神社ではロウバイが見頃と出ていました。このまま寒さが緩むのか、はたまた厳しい寒さと雪がドカーンと来るのか。できたら、ゆっくりと寒さが緩んできて、春の兆しを感じたいのですが、さて?

 三年次のみなさんは、昨日までたくさんの生徒がセンター試験を受験。さて、どうだったでしょうか? 話によると数学ⅠAが相当難しくなったとか。数学の難しさは、毎年言われることです。自分がちょっとふだんより得点できなかった時は、みんなが同じように苦しんでいると考えて、まずこれからが勝負だと思って、心機一転、これからの個別試験で頑張ろうと気合いを入れ直しましょう。

 小生は、国語の問題を昨日解いてみましたが、どうでしょうか。比較的素直な解きやすい問題が並んでいたと思います。でも、本番会場に行くと、なかなか平常心で解けないもの。だからややこしいのです。人間のやることにはエラーがつきもの。そのエラーをどうやって挽回するか、マイナスを最小限にとどめるか、このへんが勝負の分かれ目です。みなさんの、これからの根性と気合いに期待します。成功した者も、ちょっとつまずいた者も、ここからが勝負です。さあ、やろうぜ!

 

今日は、このへんで。

 

セ試初日・・・粘りに粘って粘り勝ち

 今日から、センター試験スタート。関東では、雪や雨だったようですが、こちらは曇り空。上から降らなかった分、まだ良いほうです。雨男は、みなさんの力で、相当晴れ男に変身しました。明日も、まずまずの天気のようです。

 さて、みなさん初日の手応えは? と言っても、まだ初日の真っ最中。本当にセンター試験は、体力勝負ですね。みなさんの気力と根性も大事。昨日の激励会でも伝えましたが、粘りに粘って粘り勝ち。最後の一秒まで、目を凝らして、ミスのないように仕上げてください。

週明け、月曜日にみなさんが晴れやかな笑顔で登校するのを楽しみにしています。

 一方、1年次と2年次の生徒は、今日は学校で模擬試験です。これまたしんどいところですが、センター本番を受験している三年次の先輩と比べたら、実はやさしいものですよ。みなさんの時は、共通テストと模様替え。これからますますハードになってきます。これまたみっちり精進を期待します。

ところで、昨日は田子中学校区の区長さん、民生委員の方々、郵便局長さんをはじめ、小中の先生方やPTAのみなさんと集まりがあり、有意義な情報交換ができました。防災対策をはじめ、地域全体に関わる諸問題の解決には、地域の方々と常日頃から情報交換を密に行っておく必要があります。田子中学校区のみなさん、これからもよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

2020年センター試験檄文・・・山口和士先生から

いよいよ明後日からセンター試験です。天気予報を見る限り、大雪とか大雨は、なさそうです。しかし、会場まではゆとりをもって到着するよう、気をつけてください。本番でバタバタするのは禁物です。

 さて、そのセンター試験受験の三年次生に向けて、小生にとって大先輩にあたる先生から檄文を頂戴しました。群馬県で国語の先生として、また進路指導担当として長くご活躍された先生です。今は全国の進路指導の先生方のネットワーク作りに奔走され、講演会等を続けている先生です。大学進学を目指す若者の指導もまだまだなさっています。本校生徒のために、すばらしい檄文をいただきました。先生のお許しをいただきましたので、紹介します。下記のとおりです。ぜひ山口先生の熱い思いを胸にして、明後日からのセンター試験に臨んでほしいと思います。山口先生、ありがとうございました。

2020年センター試験檄文「未来は万里一空の下にある。百川学海、不撓不屈の思いを胸に、いざ天に挑まん.docx

今日は、このへんで。

 

プロジェクトスタディーの活動がVOGUEにアップ

昨日は、どんと祭。みなさんの中には、無病息災を祈って近くの神社へという人もいたのでは。自然災害の多かった去年です。そういう災害の少ない年であってほしいと心から祈ります。

さて、今日1/15は、小正月。女正月とも言いました。確か向田邦子と久世光彦からの受け売りです。早いものです。新年を迎えたと思ったら、あっという間に半月が過ぎました。うかうかしていられません。

 さて、昨日はディベート大会での活躍の様子を紹介しましたが、今日は本校プロジェクトスタディー(PS)における生徒の活躍のことを紹介したいと思います。

 ネットで「VOGUE JAPAN編集部×高校生――多様性をめぐる、ティーンとの対話」と検索してみてください。2020年1月7日付けの記事です。冒頭には「ある日、宮城県宮城野高等学校の高校生2人が『VOGUE JAPAN』編集部を訪れた。ダイバーシティーやLGBTQ+コミュニティについて研究する中で、こうしたテーマのメディアでの取り上げられ方について疑問を抱き、話を聞きたいということだった。こうして、多様性とは何か、多様化する社会におけるファッションの役割とは何かについての、ティーンとVOGUEとの対話が始まった。 ~  」とあります。すごいですね。VOGUE編集部に訪問取材を試みること自体、小生などパニックになりますが、本校の総合学科2年次の2人は、果敢に訪問取材を試みます。ここまで書くと、では、どういう機会を利用して訪問できたのかという疑問・・・。

実はこれは、昨年10/17~10/18に実施された東京宿泊研修初日でのことです。生徒たちは、初日には自分たちのプロジェクトスタディー(PS)やフロンティアタイム(FT)の研究活動のために、それぞれ自分の訪問先を自分たちで選定し、交渉し、取材をすることになります。その1つとして総合学科のお二人の『VOGUE JAPAN』編集部訪問があったわけです。編集部の方々も、二人の問題視意識の高さに驚嘆し、取り上げてくれたと思います。すごいですね。本校女子職員に聞いたら、『VOGUE』訪問なんて、とても私には・・・とのコメントでした。

記事の中身、インタビューの様子も、その問題意識の高さにびっくりです。ぜひ二人には三年次でのプレゼンで、この成果を発表してほしいと思います。

 ということで、小生も横文字やカタカナ語にひるまず、『森羅万象に貪欲たれ』の精神を保持してファッション系にも興味関心を示していきたいと思います。すみません。小生も勉強不足で「LGBT」までしか理解していませんでした。やはり、守備範囲が狭いですね。反省するしかありません。ということで、みなさんも、引き出しをたくさん持つようにしましょう。

 今日は、このへんで。

 

「省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト」・・・見事優勝!

 三連休明けの火曜日です。連休中にうれしいニュースが飛び込んできました。1/12に東北大川内キャンパスで開催された「省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト」において、本校から出場した2年次1名と1年次2名の計3名のチームが見事優勝を飾りました。これは、若者のエネルギー問題への関心を高めようと東北経済産業局と実行委員会が初めて開催した記念すべき大会です。東北各県から集まった精鋭を破って見事優勝。おめでとうございます。大会の様子は、翌日13日の河北にも掲載されました。

 今日は、このへんで。

美術科卒展感想・・・インタビュー原稿

 明日から三連休。正月休み明けから走り続けて、ちょっと息切れしたところで三連休というのも、すごいプレゼントですね。でも三年次のみなさんは、それどころではありません。セ試がいよいよ来週に迫っています。この三日間に何をやるのか、きちんと計画を立てて過ごしてほしいです。また夜型の頭脳を昼型に戻すことも忘れずに。体調を整えながらの三日間です。頑張って!

さて、と思い悩むところに、美術科3年次の面々が昨日、校長室へ。11月に開催した卒展の感想をインタビュー形式でまとめるので、協力をお願いしますとのこと。うーん、もの忘れが激しいこの頃ですが、パンフや写真を見返しながらまとめてみました。今日、放課後にビデオカメラに向かっておしゃべりした内容です。DVDになるまでに少し時間がかかると思うので、参考までに掲載します。 

 

020110  美術科卒展に寄せて

 

 パスポートというテーマで開催された今年度の卒業制作展。感想を少しばかり申し上げます。

 

昨年同様、みなさんの個性と才能がキラキラと輝く、すばらしい卒展でした。

こんなふうに自分は、宮城野の美術科でやってきました、歩いてきました。時々走ってみました。ころんじゃったこともあります。グランドで寝転んでいる写真もありました。でもまた走り出しました。そしたらこんなものをつかみました。どうでしょうか、こんな作品。そんなメッセージを生徒それぞれの作品から感じてきました。

美術に限らず、芸術というと一般に強弱の違いはあるにせよ、自我の表現だと思います。今年はもしかしたら全体的にその自我の表現が幾分抑制されているのかなと思いました。私は、どちらかというと自我が奔放に表現されている作品よりは、自我が抑制された作品が大好きです。抑制の仕方、程度にその作者の個性が表れると思います。

時々人を押しのけて自らの美を誇ろうとする、そういう作品、ありますよね。でも私は、自己の存在に対する含羞、これは、「はじらい」とか「はにかみ」と言い換えることもできますが、そういう含羞を含んだ作品が好きです。また100%自分を表現しようとすることに対するためらい、そういうものがにじんでいる作品が好きです。今年は全体的にそういう傾向が強く、おそらく23回生のみなさんは、心優しい方々が多いのだろうな、そして「含羞の人」がたくさんいるのだなと思いました。

 

 

みなさんの書いたもので、「含羞」がのぞく例

・ちょっとした子供の頃図鑑、ちょっとした野望図鑑

・たくさんの方々に寒い冬の日の中でもほっこりとした感じを与えられたらうれしいです

・ぼんやりした共感、人の面白さ、自分の尊さ、身の回りへのありがたさ

・作者の制作・・・それが存在することを許す、この世界に対するささやかな賞賛と祝福が、謙虚な態度で寄せてある・・・この寄せるという行為のひかえめなあたたかさを感じてもらう。

・雨の尾・・・「天泣」、これは私の卒展制作の内容を決めるきっかけとなった雨の名前です。雨という文字が入っていないにもかかわらず、そのようすを想像できる古人の表現力の豊かさに感動・・・

 

最後に、文化センターの広いスペースをゆったり使わせてもらっているのも、みなさんは、とてもしあわせものですね。ご支援とご協力をいただいたみなさんに感謝してくださいね。みなさんの未来がもっともっと輝くことを祈っています。以上です

 

今日は、このへんで

明日は令和2年最初の満月です。

 

 

新年の挨拶・・・特に3年次のみなさんへ(1/8分)

1/8分

令和2年となりました。今のところ雪が少なく、比較的穏やかに新年を迎えられたと思います。今年もよろしくお願いします。

さて、「今のところ雪が少なく」と書きましたが、本日1/8の朝は、見事に雪景色。仙台では平年より1カ月遅い初積雪とのこと。その雪も朝のうちに雨となり、午前中には溶けてしまいました。明日も午前にかけて雨の予報。朝のうちは道路凍結に気をつけましょう。

さて、本校は昨日全校集会と課題テストを実施(3年次は授業)。今日から全年次普通授業です。昨日、全校集会で話したように、今年も「口うるさい」校長を続けます。みなさん、校長にも気をつけましょう。3年次生は、その校長との戦いにへこたれることなく、戦い抜いて、ぜひとも進路実現という栄冠を手に入れてほしいなと思います。センター試験は今月18日~19日なので、あと10日。私は、若い頃、残り10日間で50点アップとよく叫んでいました。一日につき5点アップをはかったら、10日間で50点。できると思ったらできる。そう思い込んで残り10日間を必死でやるんです。現役はここで伸びると暗示をかけるんです。センター1問につき5点問題がよくありますよね。あれを一つずつ攻略するんです。この範囲から5点問題が必ず出る。出ると目標を定めたらとことんやる。国語だったら、古文の敬語問題を征服し、これで敬語が出たら、自分は必ず正解できる、そう思い込んで、とことんやるんです。どこに目標を定めるか、みなさんそれぞれに得意不得意があるはずです。自分を冷静に分析し、残り10日間の予定をきちんとたてるべし。

今日は、このへんで。

 

 

感謝

 今日12/27で実力養成講座は最終日。1年次は午前の講座で終了ですが、2年、3年次は午後まで。特に3年次はセ試プレの解説等が教科科目ごとに入るので、17:30までかかります。お疲れ様です。でも、セ試本番は、もっとかかるので、この程度で弱音を吐いてはいけません。何苦楚魂で頑張ってください。

さて、昨日は美作七朗さんの絵の話を書きました。美作さんの絵を見ていたら、洲之内徹さんの『きまぐれ美術館』を思い出しました。洲之内さんが『気まぐれ』シリーズのどこかで、美作さんをとりあげていないかと、ふと思ったのです。手元にある何冊かを開いてみたのですが、まだ見つかっていません。ふたりにはすごく似通ったところがあるように思うのですが、どうでしょうか? 

そうしているうちに、『気まぐれ美術館』の「吉岡憲『笛吹き』の顛末」が目に入りました。年末の、こういう時にです。いやな性分です。仙台の某ホテルにあった『笛吹き』。この絵に関するエピソードを書いた、知る人ぞ知る、洲之内さんらしい文章が「吉岡憲『笛吹き』の顛末」。その中で洲之内さんは「 ~ 仙台が好きじゃない。思い出がよくない。 ~ 」と書いています。こんなふうにストレートに言われたら、もちろんあまり気持ちの良いではありませんが、洲之内さんに言われると、妙に「ハイ、すみません」とお詫びもしたくなるのが、文才というもの。さて、その吉岡氏の『笛吹き』は、現在、信州の、とある美術館にあります。昨年、再会を果たした際、もうコトバで、どうのこうのと言えるものではありません。ただ、ただ、茫然としばらく『笛吹き』の前で立ちすくんでおりました。

 

さて、12/25から今朝まで三日間連載の形で、河北新報に『古里と創作太鼓 宮城・美里 方角作曲家の30年』とタイトルされた記事が掲載されました。美里町在住の邦楽作曲家で、世界的に活躍する音楽プロデューサー、佐藤三昭氏の活動が紹介されています。今年、高文連のとある大会でご一緒させていただきました。連載初日にメールをいただいたので、今日、返信のメールをさしあげたところです。このような内容で返信しました。

 

先日は、心温まるメールをいただき、ありがとうございます。
25日から今日27日までの三日間、河北の連載を拝見したところです。佐藤さんのこれまでのご活動が、東北の子どもたちにとって大きな力になっていることを改めて気づかされた次第です。

岩手の野田村でも活動されているとのこと。実は、小生は、学生の頃、サークルの活動で、岩手県の田野畑村に通い、植林や下草刈り、間伐等の作業を通して、森作りに励んできました。村の方々のお宅にお邪魔し、農作業を手伝うこともありました。田野畑村は、自分にとった第二の故郷みたいなところです。その沿岸
部にある島越あたりが大震災と津波によって壊滅的な被害を受けました。

昨年、サークルの式典が村で開催され、復興の状況を見る機会がありました。少しずつ前に進んでいると確認できましたが、やはりこれからが勝負だと思っております。

佐藤さんのご尽力に敬意を表するとともに、改めて前へ進む勇気ももらったような気がします。ありがとうございます。

先月は、本校の生徒が南相馬で活動する美術家のアトリエにお邪魔し、地域の子どもたちとワークショップを行いました。子どもたちの笑顔に元気をもらったところです。中央アジアを舞台にして画家としての活動を続けてきた、そのアトリエの主の生き方にも、大変感銘を受けてきたところです。

今日27日には、本校生徒の有志が、校内の募金活動で集まったものを丸森町に届けにいきました。実際に現場を見なくてはという思いが強く、そういう若者の行動力をこれからも大事にしたいと思います。

少しずつ、少しずつ、前進していけたらと思います。

昨日は、東京の阿佐ヶ谷にある名曲喫茶「ヴィオロン」のマスターから、『美作七朗作品集』が送られてきました。美作さんの絵にも少しばかり心の垢を洗ってもらい、新しい年を迎えたいと思います。

よいお年をお迎え下さい。

 

今日は、このへんで。

 

 

 

 

最高のプレゼント・・・『美作七朗作品集』(12/26分)

12/26

学校は、明日12/27が実力養成講座の最終日。今年、令和元年もいよいよラストです。熱心に実力養成講座を受講している生徒のみなさん、お疲れ様です。また指導にあたっている先生方、ありがとうございます。明日、特にこれといった儀式はやりませんが、それぞれの立つところで、この1年、お世話になった方々、そしてまたがんばった自分に対して、ありがとうございました、そしてご苦労さんと声をかけてやってください。

さて、昨日、1冊の画集が届きました。「美作七朗作品集」。東京阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」のマスターである寺元さんからの贈り物です。美作七朗氏とは、東京の中野で名曲喫茶「クラシック」のマスターとして、また画家として活躍された方です。名曲喫茶ファンの聖地でもあった「クラシック」。マスターの美作さんが1989年にお亡くなりになり、その後ご遺族が引き継ぎましたが、2005年に閉店。その遺品を受け継いだのが阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」です。日常の瑣事の積み重ねで少しばかり心が重い時に、さりげなく自分の存在を受け止めてくれる絵。小さな、小さな人間に温かいまなざしを向ける画家の優しい心根がこちらに柔らかく伝わってくるような絵。油彩、スケッチ、絵皿等全75点を収録。また、画集の後ろには様々な方々の思い出の文章があります。これもまた、美作さんのお人柄を伝えるすばらしいものばかり。

自分としては、天から届いたクリスマスプレゼントのように思えました。おたよりには「  ~ 美作さんの作品集が完成しました。皆さんで見て頂き、蔵書して頂けたらありがたく思います。 ~ 」とあります。本校の図書館に置きます。本校の生徒にぜひとも手にとって見てもらいたいと思います。寺元さん、本当にありがとうございます。感謝です。

 

 今日は、このへんで。

 

クリスマスイブは、宮城野高校生らしく

12/22は、冬至。冬至を過ぎて厳しい寒さを迎えるのが世の常。寒いのはまあ仕方ないですが、雪の少ないのは気になります。テレビでは、スキー場の雪不足がニュースになっておりました。初雪はあったはずですが、これからどうなるでしょうか。もちろん多いのも困りますが。

 さて、今日12/24は午前中に3コマ授業。その後、全校集会と大掃除、LHRで放課。午後には実力養成講座がスタートしました。3年次は、明日からセンタープレです。いよいよ最後の仕上げです。みなさんが最後の最後まで、気合いを入れて机にしがみつき、自分の最高の力をもってラストのセンター試験に臨むことを期待します。

 さて、全校集会で話した内容を紹介します。少し膨らませてお伝えします。

 

令和元年の年末にあたり、みなさんに少しばかり話をさせていただきます。

最初に台風19号により、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

東日本大震災からまもなく9年目。防災対策等、かなり進んだかに見えますが、今年度は、県内各地が台風19号等により甚大な被害を受け、再び自然災害の恐ろしさを思い知らされました。本校においても被災されたご家庭が複数ありました。改めてお見舞い申し上げます。校内の友人がボランティアに駆けつけたとのこと、また有志が校内で募金活動等を行う場面等、支援の輪が自主的に立ち上がることを心強く思った次第です。また、日頃から防災、減災対策にしっかりと取り組んでほしいと思います。

なお、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。そのお芝居において、ラスト近くになって二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。その「たいら」に向かって、万感の思いを込めて「ただいま」と呼びかけます。未来に生きようとする高校生たちの思い、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。いつも心配することですが、ネットですぐつながる今だからこそ、「想像力のゆくえ」というものが気になります。本校の生徒にも、すぐ隣の友人、近くの友人、遠いところの友人、はるか遠いところの友人の「声なき声」を聞く想像力をたくましくしてほしいと思います。

 

さて、5月の体育祭。7月の文化祭。どちらも最高の盛り上がりでした。それぞれにボランティアで運営にがんばったみなさん、そしてそれぞれの行事を大いに盛り上げてくれた生徒のみなさん、ありがとう。また、11月には、美術科恒例の卒業制作展が宮城野区文化センターを会場にして開催されました。テーマは「PASSPORT」。これまた卒展にふさわしいテーマでした。どれもが今年の強烈な記憶の一つですが、10月には総合学科の東北大会が本校で開催され、PSの発表を本校体育館で行いました。今年度もバラエティーに富んだ、個性あふれるテーマがたくさん並んでいました。印象に残っているのは、「人生を生き抜く方法」と題して発表してくれたT君です。小生以上に、他県からお越しいただいた先生のほうが感心していました。その先生曰く、「今時の高校生は、こんなふうに人生や哲学を追究してくれない。でも、やっぱりいるんだよな、君のような奴が。今の時代も昔と変わらず、一生懸命、人生とはなんぞや、と考えているんだよな。君、うれしいよ。ところで、君は大学で何を専攻したいと思っているの?」 T君曰く、「僕は建築学を専攻したいと思っています。それぞれが人生、いかにいきるべきかを一生懸命突き詰めて考える先に、たぶんその人にふさわしい住まいができるんじゃないか、そのお手伝いを僕はしたいと考えています」と彼は答えてくれました。T君のその答えを聞いて、お客様の先生は、またまたびっくりし、いいよ、いいなあ、君のような建築家がいたら最高だよ。がんばれよ、今時、君のような高校生がいてくれて、僕は本当に安心した、がんばれよ!」。その先生は、うれしそうにT君にそう語りかけました。もちろん、私も心の内で、がんばれよと応援していました。哲学と建築学の融合、それを人から聞いたような話しぶりになることなく、最後まで自分のコトバで説明しようとする、そういうT君がとても宮城野高校生らしく、みなさんに紹介したいと思った次第です。(このエピソードは、宮城野期白書でも書かせていただきます。)

  さて、令和2年は、いよいよ25周年記念の年を迎えます。様々な行事等に25周年記念の冠をつけて開催します。あまり欲張る必要はないですが、せっかくそういう記念の年を迎えるわけですから、学校が今まで以上に活性化したら、こんなにうれしいことはありません。みなさん一人ひとりの活躍を大いに期待したいと思います。

 また、3年次生のみなさん、いよいよセンター試験です。200名を超えるみなさんがチャレンジすることになります。ぜひともこれまでの学びの集大成ということで、気合いを入れて立ち向かってほしいと思います。先生方全員が応援しています。

 1月7日には、またここにみなさんが集合することになります。またお互いに元気な顔で新年を迎えたいと思います。事故のないように気をつけて過ごすとともに、計画的に充実した冬休みとなるよう、一日一日を大切に過ごしてください。

 

以上の内容を少し縮めて生徒に伝えました。

 

今日は、このへんで。宮城野高校生らしいクリスマスイブを!

 

福島県の総合文化祭に行ってきました

今年も残りわずか。昨日は成績会議があり、みなさんの第3期の成績について先生方と会議を持ちました。

さて、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。先週12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。福島県内は5ブロックに分かれており、会津地区からスタートして、今回は一巡目の最後に相双地区での開催でした。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。震災と原発事故で生徒数が減少している中での開催でした。厳しい状況にあるにもかかわらず、どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。「まんまミイラ」と題されたそのお芝居の中で、ラスト近くになって、二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって、「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。プログラムの紹介文の最後には、「――今の、そのまんまの、私ら――」とありました。確かに「今の、そのまんまの、私ら」が、すごくまぶしく輝いていました。「今の、そのまんまの、私ら」が未来に生きようとする、そういう高校生たちの元気、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。相双地区の高校生のみなさん、ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

土曜ゼミナール開催

昨日は、12/14(土)の振替休日。小生は、休みを利用して歯医者とインフルエンザの予防接種をやってもらいました。病院のハジゴとは、まあ人生初の経験です。ついでに、先週、愛車を車検に出していたのですが、車検が済んだ愛車を受け取りに行きました。これまた車の病院と考えれば、三つの病院をハシゴしたことになります。車は、幸い大きな手術の必要もなく、所々メンテをしてもらって再び快調に走り出しました。

ところで、12/14(土)は、本校恒例の土曜ゼミナールを開催。今年は18講座を用意して、講師の先生方にそれぞれの専門分野を存分に語ってもらい、また実技指導等をしていただきました。この土曜ゼミナールは、「本校の教育方針に基づき,生徒の進路目標の達成および国際化・情報化など社会の変化への主体的な対応能力の形成において,その基礎となる生徒各自の社会的な興味・関心や問題意識,自己の社会的役割の認識を育成するための主体的・体験的な学習を行う。」という目的のもと、実施されているものです。

さらに主な実施方針は、下記の二つです。

(1)本校における「総合的な学習の時間」の一環として,1年次の「フロンティアタイムⅠ」「産業社会と人間」および2年次の「フロンティアタイムⅡ」「プロジェクトスタディⅠ」の授業の中に位置づけ,実施する。

(2)「総合的な学習の時間」を構成する学習活動の中で,特に,生徒の社会的関心や問題意識,社会的役割の認識の育成をねらいとする。そのために,平素の教科・科目の授業内容を発展させた応用的・実際的・教科横断的・総合的な内容を取り扱う。

 

本校としては、特に太字にした「生徒の社会的関心や問題意識,社会的役割の認識の育成」を大事にして、講師にお願いしています。

実際の各講座名、内容等は下記のとおりです。


1 保育・・・2方面
保育園へ行こう
保育園を訪問し,子どもたちと交流を持ち,保育体験を行う。

2 人材育成
自分プロデュース
とりあえずちゃんと働いて、評価されるのを待つ…。そんな受け身の姿勢なんてつまらない。自分の評価は自分の手で創り出すというアグレッシブな姿勢を持ちましょう。他社から欲しがられ、今の会社も手放したがらない自分になっていくための、will&ing理論による「じぶんプロデュース」。すでに6千名を超える新人や就活生から「いいね!」をいただいた考え方と実践法について、たっぷりとお伝えします。

3 経営①
夢を叶えるために大切な3つの事
~誰もが役割を持って生まれてくる~
東日本大震災後に家族で宮城県に移住し「生まれてきて良かったを創り続ける」の理念のもと,2013年塩釜市,石巻市にて創業。2017年には石巻市にて日本初となる共生型複合事業「愛さんビレッジ」OPEN。2名から始めた事業は100名となり,障害,難病をお持ちの方43名が自分の役割に気づき働いている。

4 経営②
これからの「本」の話をしよう
本好き高校生はいかにして本を売る社会人になったか?大学での学び、それをサポートする仕事とは?私の読書遍歴(主成分はミステリとマンガ)とからめてお話できればと思います。

5 美術①
素描・絵画の心得
初学者を対象に、「論画六法」について語る。素描・絵画を制作する上での基本、原則とは何か。そして、美術大学受験における二つの「表現」とはなにか。皆さんと共に考えてみたい。

6 美術②
今何をするべきなの?宮城野高校二期生のトーク
自身の作品解説と新聞紙と布テープを使った簡単なグループワークショップを行います。

7 社会
多様な性のあり方について学ぼう
性的マイノリティのことは最近話題にされていますが,まだまだモヤモヤしていませんか?誰もが「多様な性の当事者」であることを,マイノリティ・マジョリティ,学生から親世代まで,多様な視点で語りあえる場にしたいと思います。

8 食物
うま味の相乗効果
私たちがよく口にしている食べ物には「うま味」が含まれていますが,このうま味を上手に利用すると普段の食事がもっと美味しくなります。この講座では実際に料理をして「うま味」を自分の舌で感じてみたいと思います。

9 数学
身近に潜む数学~待ち行列モデル~
コンビニのレジ、人気店の行列など、世の中には様々な列が存在します。どのくらい待つ必要があるのか等は気になるところです。今回の講義では、それらを扱う待ち行列理論について紹介したいと思います。

10 生物
透明骨格標本を作ろう
近年、透明骨格標本は鑑賞品や教材として幅広い層から注目されています。今回はそれらの作成過程の一部を体験しながら、標本の知識や技術を深める講座を行います。標本作製や動物に興味のある方は是非受講してください。

11 物理
高く飛び上がれ!
ハイジャンプコンテスト
水面から飛び上がる水中ロケットを製作し、水中の物体に働く浮力や流体力学について考察します。

12 陸上競技
速く走る
重心移動と体の動きのメカニズム
短距離走を速く走るには、腕の振り方や脚のスイングのさせ方、地面に接地する際の重心の置きかた等、いくつものコツがあります。その要点を伝え、実践したいと思います。

13 地理
宮城野高周辺のブラアオキ
宮城野高校周辺をブラ青木します。本校周辺の地理と歴史に詳しくなれます。防災にも少し役立ちます。本校住所の田子の由来。二木神社はなぜ洪水の被害にあいにくいのかを、自分の足を使って実際に地域巡りします。防寒対策お願いします。

14 心理学
コミュニケーションが劇的に変わる心理学
私たちはコミュニケーションをせずに生きていくことはできません。このゼミでは今までのコミュニケーションと全く違う見方をします。ゼミを通じて心理学を学ぶ楽しさを感じてもらいたいと思います。奮ってご参加下さい。

15 美術生物
知ってそうで知らない動物の世界
(君はパンダが描ける?)
第1部 模様(動物の模様を描いてみよう)
第2部 鳴き声(鳴き声からイメージして描いてみよう)
第3部 絵の解説&リクエスト
 皆さんが動物園で見るような動物たち。皆さんは彼らのことをどれくらい知っていますか?この講義で描いて聴いて動物の世界を体感してみましょう。あなたの知らない世界が見えるかも。

16 薬学
くすりの話と感染症初期予防
病気やケガの治療に不可欠な薬は効き目だけでなく副作用(リスク)もあります。ためになる薬の知識と身近な薬草茶の試飲。後半は特殊なライトを使っての手洗いチェックでインフルエンザ等の感染症の初期予防を一緒に身に付けましょう。

17 語学
同時通訳の世界

通訳・翻訳や、その他英語を生かす職業について、また通訳者の視点から見た最近のグローバル化についてのお話と、通訳トレーニングをベースにした英語学習法を紹介します。誰にでもできる英語トレーニングですので、英語が好きな方でも苦手な方でも興味があればどなたでも大歓迎です。

18 歴史
古代蝦夷(エミシ)と陸奥国府多賀城
私たちが住んでいる宮城県は、古代では「陸奥国(むつのくに)」と言い、役所である国府は多賀城にありました。陸奥国の北には律令国家の支配に属さない「蝦夷(エミシ)」がいました。本講義では多賀城を中心に古代の陸奥国について説明します。

 

以上です

 本当は一つに集中して聞きたかったところですが、(特に今回は、昔の教え子を講師として招いたので)やはりそれぞれの様子を見たくなり、欲張って全部の講座(すみません。保育園はパスでした)を見てまわりました。特に陸上に励んでいたみなさん、走りの姿勢が俄然良くなりましたね。ぜひ今回の学びを生かして陸上にチャレンジしてほしいと思います。

 他に、美学を究めるような講話、高度な数学の話、翻訳の話、本屋さんの話、歴史のお話、多様な性のお話、様々な動物さんを描いてみる講座、学校周辺のブラアオキ、心理学入門、薬学のお話、生物の世界、物理学の世界、おいしいスパゲッティ作り、美大で彫刻を究める話、人材育成論、経営論、保育園訪問等、とてもバラエティーに富んだ講座が展開されました。講師の先生方、年末のお忙しいところ、ありがとうございました。

 

 

 

コールドムーンとウィンターライブ

 

今日は、令和元年最後の満月。12月の満月のことを、よその国では「コールドムーン」と呼ぶそうです。確かに寒い季節に、お外に出てお月様を眺めていたら、「コールド」ですね。でも、きれいな満月だったら、そこに心なしか、あったかいものを感じることもありかも。さて、今日はどうでしょうか。

 昨日、弘前在住の大先輩(進路指導の大先輩です)から真っ赤な津軽リンゴが送られてきました。お礼の電話をしたら、セ試直前、お疲れの先生方、みんなでということでした。早速お昼休みにみんなでおいしくいただきました。やはり、本場ものは違いますね。りんごの甘さは、こうでなければいけません。先輩、ありがとうございました。

 今日、お昼休みには、ダンスサークル「イミテイト」のウィンターライブがありました。今年度は、なかなか見る機会がなかったのですが、ようやく今日、念願かなって拝見しました。すごいもんです。軽やかに、しなやかに、優雅に、ダイナミックに踊る姿に、パチパチでした。某保健体育の先生によると、やはり最近は、ダンス大好きな女子生徒がどんどん増えているとか。今後の活躍を期待しています。

明日も別チームが演じると聞きました。明日のチームのみなさんも、頑張って!

 写真は、卒展の作品の一部です。まだまだ、たくさんあるのですが、今日はこれでごめんなさい。

 今日は、このへんで。

 

転んでも立ち直る

昨日に引き続き、日中は小春日和。天気予報によると15度近くまで上昇。陽気に誘われて、お昼休みにグランドに出て、少し歩いてみました。芝生は、夏場に比べるとさすがに青々としたものではありませんが、よけいな雑草が生えてこない分、この時期のグランドは、とても使いやすいです。体育の時間、サッカーに夢中になっている生徒がとてもうらやましく、頑張れよーと、応援したくなりました。

昨夜は、某マラソン大会参加のため、20:00から一生懸命ネット申込にトライしていたのですが、残念でした。でも、不思議にあまり悔しい思いはなく、逆に別の大会、まだ参加したことのない大会にトライできるのではと思い直したところです。年をとってくると、妙に立ち直りが早くなります。みなさん、どうですか? 思いがかなわなかったときに、立ち直りのために、どんな工夫をしていますか? 昨夜は十三夜。冬の夜空にきれいなお月さんが浮かんでいました。また、トライしてみるかとお月様を眺めながら、心に誓った次第です。

 

ところで、アフガニスタンの支援に尽力してきた中村医師が襲撃され、尊い命を落としてしまったこと、本当に残念です。ご冥福を心から祈りたいと思います。若い頃から、中村さんのご活躍を耳にして、どれだけ勇気づけられたことか。アフガニスタンの大統領が氏の棺を担がれる映像が配信されたと思います。想像してください。それに値することを中村医師は、なさってきたということです。合掌。

明日、明後日と本校某サークルは、ウィンターライブですね。楽しみです。今のところ、見に行けそうです。よろしくお願いします。

今日は、このへんで。(12/11記)

 

 

 

 

 

ふれあいサポート館アトリエ(相馬市) ワークショップ参加

  ここ数日、寒い日が続きましたが、今日は一転して小春日和。日中は10度を超えるお天気でした。

週末の土曜日には、美術科の2年次生5名と1年次生3名、計8名が、「ふれあいサポート館アトリエ ワークショップ」に参加しました。これは、福島県の相馬市にある特定非営利活動法人 「ふれあいサポート館アトリエ」を訪問し、小学生や幼稚園児との体験活動を通じて、社会性を養うとともに、勤労意欲の育成を図るものです。館長の倉本信之さんと、奥さんのまり子さんの温かいご支援ご協力により、震災以降、続けられている活動です。私は、去年訪問しようと思って、都合が悪くなり、今年は念願かなって、訪問することができました。倉本夫妻の思いがこめられたすばらしい施設、相馬市の城址にかまえた、ふれあいサポート館において、子どもたちが実に生き生きと活動していました。そこに入れてもらえた本校の生徒たちは、本当に幸せ者です。一緒にろうそく作りを楽しんだのですが、子どもたちのあふれるようなパワーに、すっかり圧倒されていました。活動が終わってからのケーキも、さぞかしおいしかったでしょうね。倉本先生、奥さん、ありがとうございました。先生のアトリエも拝見することができましたが、先生のお描きになった絵画と、飾られている中央アジアの文物がまた見事で、まさに芸術家の「おしろ」でした。この活動を続けてこられた倉本先生ご夫妻に、改めて深く感謝申し上げます。

 本校の校舎内、食堂前のスペースには、卒展の作品群が飾られ、ここもまた芸術の香り高いスペースとなっています。次回からは、生徒の作品紹介をしたいと思います。

 今日は、このへんで。

 

東北大学の学生のみなさんによるフィールドワーク実施

  昨日で定期考査が終了し、今日からまた通常の授業が再開しました。再開したと同時に、今日の1年次の生徒は、新規に導入された「探究プレゼン演習」を実施しました。東北大学の学生のみなさんにとって、正式な名称は「教職実践演習 フィールドワーク」となります。これは、東北大学で教員免許を取得しようとする学生さんにとって、取得のための最後のハードルです。既に学生さんたちは、教育実習を終えていますが、改めて実際に学校現場に立ち、グループを組んで20分のプレゼンをするものです。高校生の学習意欲を喚起できる内容を、専門性を同じくする自分たちで自由に考えてプレゼンします。教科書がないので、これがなかなか大変です。しかし、学生さんにとっては、大学までの自分たちの学びを、高校生に投げかけることのできる貴重な機会です。自分たちで自由に創意工夫ができます。知的にとてもスリリングなプレゼンが、14グループも展開されました。

私もそれぞれ少しずつ拝見しました。本校の1年次の生徒は興味津々で、学生さんのプレゼンに聞き入っていました。この内容については、改めて報告したいと思います。お越しいただいた43名の東北大学の学生のみなさん、ありがとうございました。またお世話いただいた東北大学の金先生、また3名のATのみなさん、ありがとうございました。

 今日はこのへんで。

 

受験生一人ひとりが輝くためには・・・

いよいよ師走。どんよりと曇り空で、午後からにわか雨も降りました。これがもう少し気温が下がると、いよいよ初雪。あと半月ぐらい待ってほしいのが、ホンネです。

さて、定期考査三日目です。みなさん、土曜、日曜としっかり勉強したでしょうか? 経験上、三日目あたりに自分の担当教科の試験があると、少し平均点が上がるような・・・気のせいでしょうか?

ところで、今日の午後からは、本校で進路指導関係の会議があり、後半には講演会がありました。「受験生、一人ひとりが輝く」ためには、どうしたらよいか、講師の先生のお話に耳を傾けた次第です。最近の受験生は、やはり、「依存型学習」から抜けきれていないとのこと。我々教師も同じですが、PDCAサイクルをきちんと回せる人が、学力の伸びも著しいとのこと。知識・技能をどう活用するか、このへんに課題があるようです。

明日は、最終日。頑張って!

今日はこのへんで。

 

セ試50日前

定期考査二日目。今朝のTVニュースでも今季一番の寒さと伝えていましたが、確かに車に乗り込んで気温計を見たらマイナス1度。放射冷却です。みんなぶるぶる震えていました。でも日中は日差しがあったせいか、小春日和のようなお天気になりました。さて、みなさん、二日目はどうだったですか?3時間目には、1年次の受験の様子を見に、少し校舎を歩いてみました。みんな真剣そのもの、数学の時間だったせいか、みんなギリギリまで問題と格闘していました。今朝はJRの遅れがあり、遅れた人には別室受験の措置がとられました。影響のあった生徒は数名にとどまったようですが、そういう場合は、くれぐれもまずは安全第一に登校してください。

さて、三年次用に、「進路の手引き PARTⅢ」が配布。添付されたプリントによると、今日金曜日でセンター試験までちょうど50日前のようです。残り50日で、なすべきこと、気をつけること、記録すべきこと等々、本校進路指導部のノウハウがたくさん詰まっています。ぜひ活用を。しかし、早いですね。ついこの間100日前集会をやったような気がするのですが・・・。センター試験という名称での実施は、これが最後となります。定期考査が終わったら、これにまっしぐら。本校生徒のラストスパートを期待します。

さて、昨日は、PTA会報の担当の方に取材を受けました。お忙しいところ、ありがとうございます。毎回、目を見張るような素晴らしいレイアウトで、担当のみなさんのご尽力に、感謝の気持ちでいっぱいです。卒業号、楽しみに待っています。

今日は、このへんで。

 

不登校の理解と支援・・・研修会

 定期考査初日終了。みなさん、手応えはどうだったでしょうか?

私のほうは、今朝方、うっかり寝坊してしまいました。バタバタ用意して、なんとか遅刻せずに始業に間に合いましたが、危うく大恥をかくところでした。みなさんは、大丈夫ですか? 夜遅くまで勉強していると思いますが、ややもすると寝過ごしてしまうこともあります。用心、用心。くれぐれも気をつけて。

さて、今日の午後は先生方みんなで、研修会。「不登校の理解と支援」というタイトルで、白百合女子大学の氏家靖浩先生のご講演を聞くことができました。とても気さくな先生でした。先生のユーモアセンスあふれるお話についつい引き込まれ、内容自体は実に重たいテーマなのですが、先生の巧みなカウンセリングを受けているかのような気分で、80分の講演時間があっという間に過ぎてしまいました。特効薬がなかなか見つからないところで、知らず知らずのうちに心をやわらかくする方法を教えてもらったような気がします。先生、ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

明日から定期考査/環境美化・・・寄せ植えのプランター設置

 明日から本校では第3期定期考査です。今週あたりは、朝昼晩と、先生方に質問する生徒が多く見られました。3年次の生徒にとっては、高校生活最後の定期考査です。調査書の平均評定に大きく影響します。もちろんそれぞれの進路に向けた勉強も大事ですが、この定期考査が自分の高校生活の仕上げと考え、全力でぶつかってほしいと思います。1・2年次も3回目となると、自分の力を最も発揮しやすいところです。初めての1回目と、その反省のもとに立ち向かった2回目。それに続く3回目ということで、本気度が試されるところです。それぞれに最高の力を発揮してほしいと思います。

今朝の朝刊各紙を見ていたら、最近の中学校では、定期考査の改革も進んでいて、ノート持ち込みOKのところも出てきたそうです。高校はさすがにそこまではやっていないようですが、今後の学校現場は、観点別評価の導入など、どんどん変わっていきます。先生方も大変です。私なんかは、あっという間に化石同然です。ですから、できるだけ現場を歩いて勉強したいと思います。

ところで、先週末に南郷高校からたくさんのプランター(秋の草花の寄せ植え)と、巨大なシクラメンが届けられました。育てていただいた南郷高校の生徒のみなさん、そして先生方、どうもありがとうございます。これは、田子学区の環境整備費を活用して購入したものです。プランターは、玄関前のタブの木の周囲に置きました。みなさん、気づいていますか? 体育でグランドに出る際に、目につきますよね。朝夕の寒さに震えるこの季節だからこそ、少しでもきれいな草花に心をとめる余裕を持ちたいものです。シクラメンさんは、一鉢は校長室に鎮座していますが、もう一鉢は、職員玄関を入ってすぐのところに置きました。市販のものと違い、長期間、花を咲かせ続けます。水やりに協力をお願いします。

それでは、今日はこのへんで。明日からの定期考査、頑張ってください。