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校長通信

『二百二十日』

 今日9/11は「二百二十日」(にひゃくはつか)。辞書をひくと「立春から数えて220 日目、9月11日ごろにあたり、昔から二百十日とともに農家の厄日とされる」とあります。つまり台風シーズンです。先日の台風15号ですが、千葉県では、まだ多くの地域で停電が続いているとか。生活に大きな支障が出ています。一日も早く復旧できるよう、祈りたいと思います。私たちは、東日本大震災の経験から、普通の生活のありがたさを身にしみてわかっています。改めて自然災害の恐ろしさを実感させられました。停電が長く続いたときの対応についても、もう一度チェックしておきましょう。

さて来週19日からは、今年度2回目の定期考査です。職員室前の質問コーナーでは、先生方に質問に来る生徒が多くなってきました。3年次生にとっては、調査書の評定が気になるところだと思います。一つでも数字をアップできるよう、万全の準備をして臨んでほしいです。

さて、先日新聞を見ていたら、ドイツ文学者の池内紀(いけうちおさむ)さんが亡くなられたという記事が掲載されていました。ショックでした。宮城県高等学校国語教育研究会の2年前の秋季大会では、お忙しいところ、ご講演にお越しいただきました。著書から感じ取るのとほぼ変わらない、博学かつ自由闊達なお人柄に感動したのをつい昨日のように覚えています。

今朝の河北新報に松永美穂さんが追悼記事を掲載しています。その一部を紹介します。

『 ~ 池内さんのエッセーは、単に読んでいて楽しい、おもしろい、というだけではなかった。世の矛盾に切り込み、人の屈折を浮かび上がらせる、批評的なまなざしが常に潜んでいた。一昨年話題になった「すごいトシヨリBOOK」では、老いを真正面から見つめつつ、体の衰えや気持ちの変化を飄々と、爽やかに論じてみせた。湿っぽくならない、無理に力んだりもしない。池内流の人生術がそこにあった。~ 』 合 掌 

今日はこのへんで。

 

プロジェクトスタディー プレゼンテーション2019

  昨日は「白露」。二十四節気の一つで、暦の上では朝晩の気温が低くなり、草花に朝露が付くなど秋の気配が感じられる頃とのことです。しかし、それは暦の上でのこと。残暑が厳しい季節ですよね。週末は厳しい残暑で、30度を超えるところで仙台の街中では、恒例のジャズフェス。出かけた方も多かったのでは。でも、金曜・土曜と3年生は、マーク模試に一生懸命取り組んでいました。私も土曜日に見にきましたが、真剣に取り組む姿に入試シーズン真っ只中という感じがしました。進路実現まで、まだまだ続く長い坂。みんなでスクラム組んで、頑張ってほしいです。

さて、心配なのは台風15号の進路。なんとか宮城県を直撃は免れそうですが、これからまだまだ雨風が強くなるところです。みなさんの下校時間は、まだまだ影響が残ります。くれぐれも気をつけて。

ところで、先週9/5(金)には、総合学科のみなさんの学びの集大成、「プロジェクトスタディープレゼンテーション2019」が宮城野区文化センターで開催されました。みなさんのこれまでの努力に敬意を表したいと思います。

代表生徒のテーマは、下記のとおり。

 

◇音楽・・・「音楽が人に与える影響と効果について」

◇家庭・・・「必要とされる子育て環境とは」

◇理科・・・「豆苗の再生栽培の可能性について」

◇保健体育・・・「高齢者福祉と現代舞踊」

◇外国語・・・「日本人における自己肯定感」

◇美術・・・「映える弁当」

◇数学・情報・・・「安全かつ簡単なネットセキュリティについて」

◇国語・・・「教育×地域文化の実現とそれが子供たちに与える影響について」

◇地歴公民・・・「ジュニアリーダーの課題解決と普及」

 

各分野の代表となっているので、テーマがとてもバラエティーに富んだ内容となっています。私ももちろん聞きたかったのですが、別な会議出張が入ったので、申し訳ありません、最初の挨拶だけで中座させていただきました。1番目の発表者に質問が複数入ったところだけですが、ロビーで拝見しました。ああ、これだったら今日は活発な質疑応答ができるなと思って、会場を後にしたわけです。みなさん、どうだったですか。講師の先生方からは、どんな講評をいただきましたか? 実は、始まる前、講師である東北芸術工科大学の山縣弘忠先生(今回、初めてお越しいただきました)に、とびっきりの辛口でご講評をお願いしますと頼んだのでした。また、宮城大学からは石田祐先生もいらっしゃいました。なんと石田先生には本校で二日連続のお願いです。お二人は、本当に温かい心持ちの先生方ですよね。もっともっと先生方と親しく本校の生徒について、おしゃべりしたかったです。また冒頭の挨拶や司会進行、タイムキーパー等の運営スタッフのみなさんも、すごく上手で感心しました。ご来場の保護者のみなさん、いかがだったでしょうか? 実は、いつもだと代表生徒の発表が終わると、次はポスターセッションであり、そこで全員の研究成果の発表となるわけですが、今年度は総合学科の東北大会が10/3にあるので、それまで持ち越しです。保護者のみなさん、東北大会の発表が本校体育館で10/3にあります。ぜひそれをご覧いただければと思います。

さて、台風15号はなんとか夕方には太平洋へ抜けてくれたようです。県内も交通機関が乱れたようですが、大きな被害が出なかったようで一安心です。明日は台風がもたらした暑い空気で、またまた夏に戻ってしまうようです。熱中症に注意。さわやかな秋風が待ち遠しいです。

今日は、このへんで。

 

1年次総合学科「課題解決ワークショップ」

昨日は終日出張のため、この通信はお休み。今日9/4は、1年次総合学科ならではの「産業社会と人間」の時間に、「課題解決ワークショップ」がありました。これから「地域の未来をデザインする」活動を行うにあたり、グループで課題の把握や解決策を考える上で、ワークショップ形式で理解を深め、地域課題を考えるきっかけづくりとして実施したものです。講師として、本校がいつも協力をお願いしている宮城大学の石田祐先生をお迎えしました。お忙しいところ、本当にありがとうございます。

 今年は司会進行も全部生徒自身にやってもらいました。とてもスムーズに進行できていたと思います。高校生らしく、というより宮城野高生らしく、自分たちで外部の講師の先生方をお迎えし、司会進行等の運営をする、そういうスタイルを徹底していきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて、私も最初のほうを拝見しましたが、石田先生の話は、とても示唆に富んでいました。「地域の未来を考えるとは、どういうことか」、これは一見とても抽象的なことですが、一歩外に出てみると、外とは実は日本を外国との対比で考えるということなのですが、私にとってもすごく勉強になりました。スライドで見せていただいたのは、オランダは、アムステルダムの町並み。人と自転車と自動車がなんでもないように走っている光景。でも何か異質。日本と違う。そう、優先順位が全然違う。アムステルダムでは、赤ん坊を乗せるための大きな乳母車(?)のようなものを連結した、幅の広い自転車が普通に走っている。日本では、絶対見ることのない大きな自転車。そういう自転車が普通に走っている。日本では、車道と歩道を比較すれば、断然車道が広い。それが常識。それを逆転させる発想が、アムステルダムという異国の町並みを観察することで、生じてくる。地域の課題を解決するヒントがそこにある。「車と人と、どちらが大事なの?」、そういう発想が自然に出てくる。とても刺激的なスライドでした。石田先生、ありがとうございました。1年次の総合学科のみなさん、これからの「産業社会と人間」、期待していますよ。頑張って。これが上級生になると、本校独自のPS(プロジェクトスタディー)につながっていきます。

そういえば、3年次生の、そのPSの発表会は、明日です。宮城野区文化センターであります。保護者の皆様、ご家族の皆様もぜひご覧ください。生徒がこれまでにまとめあげたものを発表します。楽しみです。

 今日は、このへんで。

 

 

9月スタート・・・ライバルとの切磋琢磨

  今日から9月最初の週がスタート。涼しくなってほしい9/2の今日は、最高気温が25度前後と、本当に涼しい一日でした。でも土曜、日曜と暑かったですね。我が家の裏では、晩夏のエース、つくつく法師さんが、一生懸命例の鳴き声で鳴いておりました。文化祭があった学校さんは、天気に恵まれ過ぎて、大変だったと思いますが、さて、どうだったでしょうか?

さて、今朝のラジオを聞いていたら、テニスの大坂なおみさんですが、彼女が試合で神対応をしたことがニュースになっていました。試合相手に、ライバルがいるからこそ自分は強くなれた、あなたというライバルがいたからこそ、自分は強くなれた、今回はたまたま自分のほうが勝てたけれども、あなたはこれからもっともっと強くなれる、良いライバルと競い合って、さらに上を目指して、と相手を励ます様子がニュースになっていました。

超えたいライバルがいる、超えたい壁がある、そういうことって案外大事なことですよね。そこであきらめたり、後退したりするのではなく、自分の能力にさらに磨きをかけ、何度も何度も挑戦する、そうして少しずつ少しずつ前へ進む、いつか目の前に新しい展望が開けてくる、そういう精神をいろいろなところで大事にしたいものです。

さて、今日から、私は重点的に授業見学をスタート。みなさん、近づく定期考査に向けて頑張っています。いよいよ9月。みなさんの奮起を期待したいです。

今日は、このへんで。

 

高文連「教育長表敬訪問」&教科面談週間

早いもので、今日は8/30で、明日は土曜日なので、実質8月は今日で終わり。週明けは9月です。

今日も、雨が少し降ったり、お日様が顔を覗かせたりする時間がありましたが、ムシムシにはならず、比較的過ごしやすかったと思います。このまま9月はあまり残暑が厳しくならないでほしいです。そういえば、週末は、多くの高校で文化祭。お天気が心配だったですが、なんとか持ちそうですかね。各高校の文化祭が盛大に、たくさんのお客さんでにぎわうことを祈っています。本校生徒も、見学に訪問する者が少なくないと思います。くれぐれも気をつけて。

 さて、昨日は高文連の事務局として、今夏の「さが総文祭2019」で入賞した生徒さんとともに、「教育長表敬訪問」に行ってきました。さが総文祭では、囲碁と将棋と写真がみごと入賞を果たし、その入賞生徒計5名が表敬訪問しました。今回は県内から16部門に生徒203名が参加し、日頃の鍛錬の成果である作品を展示し、また日頃の練習で高めた技能を競い合い、そうした中でお互いに交流を深め合いました。文化部の祭典ということで、成績をつけることのない部門ももちろんあります。昨日の入賞者のみならず、本県参加生徒はみんな参加する姿勢や態度においても、みやぎ総文2017のレガシーを引き継ぎ、とてもりっぱなものでした。お疲れ様でした。来年度、高知県においても、本県文化部のみなさんが大きく羽ばたいてほしいと思います。

 ところで、本校では昨日から「教科面談週間」がスタートしました。9/4までが重点期間となり、その期間は5分短縮授業となり、放課後や昼休み等を利用して、希望生徒と教科担当の先生方との面談が実施されます。

 導入の目的は3点。

全教員で生徒を育てるという視点に立ち、一人の生徒に対して多くの教員が関わることができる体制を強化する。
多様な進路希望を抱える生徒たちに、教員が自らの専門性を開示し、還元することで、自らの進路について考えさせる。
学習に関する悩みに対して、具体的かつ実践的な助言を与えることで、学習に対する意識を向上させる。
 

一人の生徒に対して、多くの先生が関わる。そうして全教員で一人一人の生徒を育てる。そういう目的がひとつにあります。自分の学校のことを良く言うのもなんですが、去年、初めてこのシステムの話を聞いたときに、とてもよいことだと思いました。そこで、私も参加することにしたのです。教員側からは、「私のお店は、こういうことを話し、アドバイスすることができます。聞きたい者は、どうぞ希望してください」、そういうスタンスで生徒に示します。それを見て生徒が好きな先生を希望するわけです。

私のところへは、2年次の男子生徒が一人、やってきてくれました。うれしかったですね。校長室を訪ねてくる生徒は、なかなかいないのですが、昨日教育長表敬訪問から帰校後、早速面談を始めました。楽しかったですね。1対1の授業をしているようなものです。生徒の出身中学の話から始めて、将来の夢や進路希望先、そして、教科面談なので、実際に国語の話をしました。昨日は特に、小論文と小説読解の話。とても愉快に楽しく過ごせました。彼は、どんな感想を持ってくれたでしょうか。ちょっと心配ですが、後でまた来てくれたらうれしいです。

 さて、昨日報告しましたが、1F廊下に展示された美術科のスケッチ合宿の作品群。写真のとおりです。食堂前には、市内高校美術展に出品された作品も展示されていて、本校ミニギャラリーは、とてもにぎやかになってきました。明日は、25周年記念事業実行委員会の役員の方々がいらっしゃいます。どうぞご覧ください。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

スキルアップ・・・プレゼンとスケッチ合宿

朝、なにげなく裏庭に目をやったら、百日紅さんが開花していました。我が家には、大きくなった百日紅の木が2本あります。これから次々と花を咲かせていくので、とても楽しみです。萩の花も、つぼみがだいぶ大きくなってきました。もう少し涼しくなってから開花するものと思いますが、これも楽しみです。

さて、昨日の「社会と情報」のプレゼン発表練習会、『おすすめの○○○○』ですが、内容のみならず、評価の仕方にも感心するところがありました。もちろん情報の授業ですから、各自は、自分に割り当てられたパソコンの前に座っているのですが、各生徒の2分間の発表が終わると、みんな画面上で、項目ごとの評価をつけていきます。評価表は、数字で評価する部分と、文章で評価する部分とに分かれています。感心するのは、ほとんどの生徒が数字の評価のみならず、きちんと文章で評価しているのです。楽しようと思えば、数字だけになるのを、感心なことに、みんな一生懸命文章で評価しようとしています。後で、先生がまとめたものを匿名にして各自に返してやるそうですが、それを見るのもとても楽しみですね。お互いにそうやって切磋琢磨し、スキルアップをどんどんはかってほしいと思います。

さて、おとといから校長室前廊下には、夏季休業中に実施された美術科スケッチ合宿の作品が展示されました。暑さを避けるため、スケッチに出る時間が短縮されたこともあり、仕上げるのに相当つらい状況だったかなと思います。でもみなさん、やはりしっかり描けていますね。あの猛暑の中、本当にお疲れ様でした。みなさんのますますの進化を期待しています。頑張って!

今日は、このへんで。

 

生徒プレゼン・・・「おすすめの〇〇〇〇」

週末からこの通信はちょっとお休みをもらってしまいました。学校には来ていましたが、バタバタと外に出て諸会議をこなすうち、書きそびれてしまいました。すみません。

さて、みなさん、そろそろ夏休みのリズムから通常の学校生活のリズムへと体調は戻ったでしょうか。気持ちはそうでも、からだがまだまだ追いついていないかもしれません。もう少し体調管理に気をつけて過ごしてほしいなと思います。確かに昨日、今日と幾分暑さが和らいできたようです。暦の上では、8/23は「処暑」。暑さが和らぐという意味だそうです。厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼しい風が吹き始める頃。本当にこのまま涼しくなってほしいのですが、今朝の天気予報によると、明日はまた暑さがぶり返すようです。くれぐれも気をつけて。一方、九州北部では、ものすごい豪雨。この夏、総文祭視察のため訪問した佐賀県では、相当被害が出ているようです。心からお見舞い申し上げるとともに、なんとか早く降り止んでほしいです。

 

さて、先日教科「情報」担当の長原先生から、1年次の「社会と情報」で生徒のプレゼンテーション発表会をやるので、どうぞ見に来てくださいとのお誘いを受けました。ちょうど今日の午前中に少しばかり空いたので、15Hの発表を拝見しました。

おもしろかったですね。最近の「生徒」の興味関心の動向がこれでバッチリ分かります。制限時間2分間という本当に短い時間で、『おすすめの○○○○』というテーマで、習ったばかりのパワーポイントを巧みに利用してプレゼンしてくれました。うまいですね。私が拝見したのは、少しばかりですが、たとえばこのようなものがありました。

◇おすすめのテーマパーク

◇おすすめのラーメン

◇おすすめのゲームアプリ

◇おすすめのハンバーグ店

◇おすすめのキャラクター

◇おすすめの食べ物

◇おすすめのアプリ

最初に、「私のおすすめの○○○○は、これこれです」と提示した後、その理由を手短に、巧みに画像を使って説明。たとえば、「私の好きな食べ物は、ミラノ風ドリアです。」(おいしそうなドリアの画像でアピール。おなかの空いていた私にとって、とてもおいしく見えました。)その理由は、「種類が豊富」「コスパがいい」「持ち帰れる」。この3点を巧みに画像を用いて再アピール。そしてみなさん、どうぞ食べてみてください、と締めくくります。(ちょっと違っていたらごめんなさい。)2分間は、本当に短いですから、「序論→本論→結論」の展開が実に早く、そして飽きがこない。

小生にとって、息子娘と共通の話題を作るためには何が必要か、とても有効なヒントをいただけたような気がします。ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

 

全面芝のグランドと校舎玄関・昇降口

昨夜から大気の状態が不安定で、今朝まで雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、午前中の早い時間に天気が回復し、今お昼休みになったところですが、青空も見えていて、4校時には生徒のみんなが、きれいに刈られた芝のグランドで体育の授業をやっていました。気持ちよさそうな汗をかいているみなさんがうらやましいです。ということで、せっかくなので、グランドの写真を公開することにします。もちろん、また数週間後には、雑草が生えてくるのですが、本校の全面芝のグランドをご覧ください。今日は、このへんで。

 

 

 

 

夏休み明け初日・・・全校集会講話

  本日、夏休みが明けて初日。大掃除後に全校集会。その後1・2年次は課題テスト、3年次は実力テストです。全校集会では、生徒の元気な顔を見ることができてよかったです。その場で少しばかり話をさせていただきました。夏休みの振り返りと今年度後半への期待です。概要ですが、紹介します。

      令和元年度 夏休み明け 全校集会  校長講話 概要

 

  改めまして、おはようございます。休み中に、大きな事故の報告もなく、こうしてみんなの元気な顔を見ることができたこと、本当にうれしく思います。夏休み明けの全校集会にあたり、少し話をさせていただきます。

まず、夏季実力養成講座ですが、暑いところ、よくがんばってくれました。1・2年次は少し短くなりましたが、3年次は、予定通り実施することができました。3年次生は、様々な外部模試も受験したと思います。これから涼しくなる秋が正念場。少しずつ実力の伸びが実感できるようになります。あるいはしんどい成績が返ってくるかもしれません。でも、ロマンを最後まで追究してほしい、やせ細った、ちっぽけなリアリストにならないでほしいです。しかしながら、足元を全然見ようとしないロマンチストもダメ。だからリアリズム。冷静なリアリズムに裏付けられた、自分にとって一生一度のロマン。これを高く掲げ、実現に向けて頑張ってください。

また、休み中には、中学生対象のオープンキャンパスもありました。本校始まって以来最高の1600名を超える参加者がありました。各学科生徒のみなさんが説明等に活躍してくれました。ありがとうございました。もしかしたら、この中学生対象の説明会を11月も開催します。打って出る宮城野。25周年に向けてガンガンやります。

また、田子塾等、もろもろのボランティアにも一生懸命参加してくれました。みなさんに改めて感謝したいと思います。

さて、夏休み明けにあたって、みなさんにお願いしたいことです。本校は来年25周年記念式典・事業を計画しています。今後のさらなる飛躍を期して、真の意味で、生徒の主体性を重んじる学校へ、そういう仕掛け作りを今後行っていきます。たとえば、今年度12月の土ゼミでも、生徒が案内、接待、司会進行等を務める形にします。次年度の学問の世界、職業人講話も同じです。PSやFTでは、みなさんがしっかり主役となって発表会等を動かしているはずです。みなさんはできるはずです。今後の校内各種行事や外部講師依頼の講演講話等において、生徒の案内、司会進行等を積極的に取り入れます。みなさんが受け身的に座って待って、聞くだけのものにしません。宮城野らしさを意図して作ります。「若い大人」扱いを徹底します。「自分たちが学校を動かしている」、そういう意識をぜひとも持ってほしいと思います。

また後日、ホームで説明があると思いますが、みなさんのサークル活動の新規発足を後期にも認める形になります。このサークルも、もちろんみなさんの主体性発揮の場としてあるわけです。ぜひみなさんの積極的参加と活発な活動を期待したいと思います。

 以上です。夏休み明け、まだまだ暑さが続くかもしれません。体調管理に気をつけながら、一日一日を大切に過ごしてください。

 

このようなことを話しました。真に主体性を育てる学校へ。25周年に向けて、どんどん生徒の皆さんを動かしていきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて、みなさん、気づいたと思いますが、休み中に、グランドの芝刈りをしていただきました。体育館に入る際、青々とした芝がとてもきれいに見えたと思います。明日から1・2年次は早速授業開始。体育とても楽しみですね。3年次は、もちろん明日実力考査です。でっかい夢の実現に向けて、しっかり頑張ってください。

 今日はこのへんで。

 

「美術科 夏季スケッチ合宿」&「虹のアートプロジェクト」

仙台七夕の中日、二日目です。昨日は、ジンクスどおり、14時30分過ぎ頃に、雨が降ってきました。すぐ降り止んだのですが、7月後半の梅雨明け以来の雨になりました。その雨もほとんど納涼の効果なく、今日も暑い日が続いています。

 ところで、美術科1年次のみなさんと2年次美術科と総合学科の希望者、計50名が昨日から2泊3日の予定で、花山青少年自然の家において「美術科 夏季スケッチ合宿」を行っています。暑いところ、お疲れ様です。今日は恒例の沢活動があるようで、冷たい沢の水に足をひたして、涼しくなってほしいです。山のほうも厳しい暑さが続いているようです。くれぐれも熱中症等に注意してください。

 また、京都の銅駝美術工芸高校から3名の生徒と引率の先生1名、そして宮一高の美術部3名、それに加えて本校美術科の3名がいっしょになって、「虹のアートプロジェクト」に取り組みました。例年、美田園の仮設住宅の集会所などを利用して実施していたものを、今年は、仮設住宅が閉じられたので、今年は新築なった「閖上公民館」に場所を移して行いました。準備不足がたたって、思い通りに参加者を集めることはできませんでしたが、それでも参加してくれた小さな女の子たちは、ランプシェード作りに夢中になっていました。またキッズ教室の帰りにたくさんのママとキッズに立ち寄っていただき、絵画やコップ等の作品を差し上げることができました。なんと立ち寄っていただいたママさんに、本校卒業生の方がいらっしゃいました。びっくりです。いろいろなところで応援団と遭遇するのが、これまたおもしろいところです。本校の某先生と同級生だったとか・・・。話がとても弾みました。来年も継続できたら、うれしいです。閖上小中学校の八森校長先生、閖上公民館長の及川様、事務長の境様をはじめ、たくさんの方々にお世話になりました。もちろん京都市立銅駝美術工芸高校の倉本先生はじめ、3名の生徒さんには、遠いところお越しいただき、感謝です。閖上のカツ丼の味はいかがでしたか? 来年も、もしよかったらどうぞ。

 今日は、このへんで。

 

「珊瑚」

昨日の夜、19時23分頃、福島県沖を震源とする大きな地震がありました。県内では石巻と亘理で震度5弱を記録、宮城野区を含む県内の広い範囲で震度4を記録しました。実は私は昨夜、ある教育フォーラムに出席して、その後お茶をしている最中の地震でした。東京は震度3だったのですが、かなり揺れました。それも長い時間。怖かったですね。一瞬、東京でも・・・と思いました。隣席の方は、相当びっくりしたようです。やはり地震の備えは大事ですね。高いビルやホテルに入ったときや、地下街を歩いているときもそうですが、非常口はどこなのかというのを常に意識して行動する必要があると改めて思いました。慣れない場所に行く時などは、要注意です。余震にも注意してほしいです。3.11の東日本大震災のときは、3.9にやや強い地震がありました。これから本震が来るかもしれません。怖いことですが、改めて家庭でも防災体制をチェックしてほしいです。

さて、今日は仙台七夕の前夜祭。今頃は、仙台の広瀬川河畔の夜空をきれいな花火が彩っていると思います。今日は、心のうちできれいな花火を思い描いて帰るとします。

国語の小齋先生から、作家のよしもとばなな氏の「珊瑚」というエッセイを教えていただきました。ばななさんは、本当に優れた書き手ですね。お父様の吉本隆明氏も大好きですが。奄美大島の海岸で拾った珊瑚のかけらから、彼女はとても豊穣な時間を過ごすことになります。「ゆったりとした時間」「むだな時間」「むだな時間こそが創造性をつくるんだな」「豊かな時間」「人生には無限の過ごし方の可能性がある」等々。

 今日は、このへんで。

 

学校説明会について感謝&「2019さが総文」

  7月もいよいよ今日が最終日。昨日宮城県が梅雨明けし、今日は東北の北三県が梅雨明けしました。日本全国梅雨明けし、明日からは8月、いよいよ本格的な夏到来です。夕刊では、今日の仙台での最高気温が35.9度まで上昇し、今夏初めての猛暑日となったそうです。実力養成講座や自学のため、登校している生徒のみなさんは、くれぐれも熱中症等に気をつけて、水分補給等をまめに行ってほしいと思います。

 さて、しばらくお休みしていた校長通信ですが、ようやく再開です。実は先週から昨日まで、佐賀県で開催されていた「2019さが総文」の視察に行ってきました。昨夜遅くに帰ってきたところです。総合開会式では、生徒実行委員長の挨拶や各県代表生徒の挨拶、各部門代表生徒の挨拶等があり、華やかに開幕しました。第三部においては、佐賀県の高校生が演劇的構成により、クラスの中での軋轢を乗り越えて、一回りも二回りも大きく成長していく姿が舞台上で演じられました。これまで言えなかった、あるいは言われたことがなかった「愛してる!」という宝物のような声が、観客も巻き込んで会場全体に響き渡ったとき、会場内は大きな感動の渦でいっぱいになりました。思わず涙ぐむ人もいました。高校生の祭典にふさわしいスタートとなりました。そして、開会式後のパレードは、直前のお昼頃に雨が降り、本当にお天気が心配だったのですが、願いがかなってきれいにその雨もあがり、暑さがちょうどよく和らいだ中での華やかなパレードとなりました。地元佐賀県の高校生、全国各都道府県からの参加者をはじめ、関係の方々にとって本当にうれしいうれしい晴れ間でした。

 翌日から、佐賀県の各地をめぐり、各部門の展示発表を視察しました。今回、本校からは2年次末永莉央さんの「肴」と題された工芸作品が美術工芸部門に出品されました。(写真参照)今年1月の県高校美術展で優秀賞を獲得した作品です。佐賀県立美術館に到着してみると、会場では末永さんが観覧の方々に向かって一生懸命説明している姿がありました。とても頼もしくりっぱでした。本校美術科の歴史と伝統にまたすばらしい1ページが加えられました。

ところで、その視察期間中の7/27には、中学生のみなさんやその保護者のみなさまを対象にした、今年度の「学校説明会」を開催しました。出発二日前から気温がぐんぐん上昇し、当日もやはり厳しい暑さになりました。熱中症等が懸念されましたが、おかげさまで大きな事故もなく、午前午後合わせて1600名をはるかに超える参加者をお迎えし、今年度の学校説明会を行うことができました。係から好評のうちに終えることができたと聞いて、ほっとしているところです。中学生のみなさん、いかがだったでしょうか? 現在の中学3年生からは、新しい高校入試制度がスタートとなります。いろいろと不安なところが多いかと思います。疑問点等ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。また、学校見学等の申し込みもどうぞ。

今日は、このへんで。

 

リアリズムとロマンチシズム

暑くなりました。太平洋上に発生した台風のため、梅雨明けは持ち越しとなりましたが、いよいよ本格的な蒸し暑さ到来です。暑さ対策をしっかりやって、学習への集中力を切らさないようにしてほしいです。

1時間目の3年次集会では、「敢えて二兎を追う」に絡めて、リアリズムに裏付けられたロマンチシズムの大切さ、夢を持つことの大切さを伝えました。その後の全校集会では、今年度4月からここまでの生徒みんなの活動の評価に加えて、広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩について、初めて全校生徒の前で説明し、基礎基本の大切さを訴えました。夏休み明けに、みんな元気な顔でまたここに集合してくれることを期待します。

今日は、このへんで。

 

 

まもなく梅雨明け・・・幅広く勉学を

  いよいよ明日は夏休み前の最終日。LHRや全校集会、大掃除の日です。その後、27日の学校説明会の準備もあります。基本的に午前中で終わり。午後は三者面談等が入っている生徒保護者の方もいるかと思います。

夏休みに入ると同時に梅雨明けが宣言されるかのようで、今日は、西日本各地で長かった今年の梅雨明けが宣言されました。宮城県も、今日は日中に晴れ間が広がる時間があり、かなり蒸し暑くなりました。まもなくここ宮城県も梅雨明けだと思います。(ただ夜になったらまた雨雲が近づいているようです。福島では雷雨になったようで、気をつけたいものです。)夏本番に向けて、気を緩めることなく、それぞれに計画的に過ごすこと。

昨日、本屋さんで若松英輔氏の「『こころ異聞』 書かれなかった遺言」を見つけ、購入しました。これは岩波書店のPR誌「図書」に長く連載されていたものを一冊にまとめたものです。連載時からとても興味深く読んでいました。夏目漱石の「こころ」は、2年次の国語で、みんなが読むものだと思います。既に多くの研究家が研究し尽くし、もう書ける材料はないものと思っていましたが、さすが若松氏。鋭い視点でこころ論を展開しています。夏休みの私自身の課題図書は、これで決まりました。みなさんも、ふだんの勉強のみならず、幅広く読書に挑戦してほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

木槿の花

  夏休み前の最終週に入りました。本校は25日に全校集会があり、26日から夏季休業に入ります。同時に「実力養成講座」がスタートします。今週も午前授業で、保護者面談が続きます。保護者のみなさま、お忙しいところ、ありがとうございます。

 梅雨時の、忙しい時を送っていたら、いつのまにか校舎南側に植栽されている木槿の花が咲き始めていました。先週末、ようやく気づいた自分が愚かでした。芙蓉さん、ごめんなさい。小生の自宅の木槿もまもなく開花すると思います。日照時間が少ないせいか、いつもよりだいぶ遅いですね。その代わり、アジサイが長持ちしています。ミニトマトはなかなか赤くなりません。昨日、深夜、庭で羽化したばかりのセミさんを見つけました。寒くて元気がありません。早く元気に鳴いてほしいです。

今日は、このへんで。

 

「田子塾」・・・それぞれの未来に向けてがんばろう

 今朝方は、少し小雨模様でしたが、次第にお日様がのぞき、気温も上昇。今日は久々に蒸し暑くなりました。これまでしばらく低温と雨が続いていたので、本当はこれが7月らしいお天気です。

昨日は、文ボラの代表のみなさんが文化祭報告のため校長室に来ました。私からは文化祭の大成功について、ありがとうねと伝えたところです。すばらしいリーダーシップを発揮され、見事に文化祭を大成功に導きました。今後は、この経験をいろいろな場面に生かしてほしいと思います。ありがとうございました。

今週から学校では三者面談がスタート。午後から保護者のみなさまが次々と来校されています。ありがとうございます。1回目の定期考査の結果をお伝えしていると思います。今後の勉学の励みにしていただければと思います。特に3年次のみなさんは、これから進路実現に向けて天王山です。目標をしっかりと確定し、お互いに切磋琢磨して頑張ってほしいと思います。

実は、先月から本校生徒が田子中で「田子塾」のお手伝いをしています。田子中の1・2年生を対象に、講師として中学生の数学の勉強のお手伝いをしているものです。6/21からスタートして、今日で四回目となります。中学校の先生によると、中学生にも、その保護者の方々にも好評であるとか。期待半分、不安半分でしたので、中学校の先生に聞くのが、正直とても怖かったのですが、胸をなでおろした次第です。私は、これから今日初めて視察にうかがう予定です。学習ボランティアに手をあげてくれた本校生徒21名のみなさん、ありがとうございます。

さて、来週が夏休み前の最終週になります。また7/27には、中学生向けの「学校公開及び説明会」になります。本日の職員会議で、申込者が中学生と保護者合計で2000名を超えたと報告がありました。すごい人数です。ありがとうございます。おもてなしの心でお迎えしたいと思います。

今日はこのへんで。

 

文化祭・・・ご来場、ありがとうございました

  今年度の文化祭「拍手喝祭 ~平静じゃいられない」が無事終了しました。ご来場されたみなさまに深く感謝申し上げます。生徒の展示・研究発表、演奏、パフォーマンス、模擬店等、いかがだったでしょうか。おかげさまで一般公開の7/13(土)は、梅雨の合間に、待ち望んだ青空が広がる天気に恵まれ、大勢のお客様にお越しいただくことができました。今の宮城野高生の大きなエネルギーがこのような形で個性豊かで、自由に伸び伸びと発現されていることを、ぜひ温かく見守っていただき、応援いただければと存じます。またご意見、ご要望等ありましたら、学校までお寄せいただければと存じます。

今年度の文化祭開催にあたり、運営の中心になって活躍した文ボラのみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。いつも以上に元気な、リーダーシップ抜群の文ボラでした。また、文ボラのみなさんのみならず、この文化祭にそれぞれのスタイルで参加し、関わった宮城野高校生の全員に感謝です。「拍手喝祭」の文化祭にするべく、みなさんはそれぞれの持ち場で集中し、おもてなしの心をもって、お客様に対応してくれました。ありがとうございました。

(開祭式のオープニング用動画には、恥ずかしさも忘れ、小生も登場させていただきました。拙い演技力、いつもながら反省するばかりです。みなさまにお詫び申し上げるとともに、ちゃんと校長をフォローして、抜群の演技力を見せる本校の先生方に感謝です。)

また、今回もPTAカフェを開いていただきました。お忙しいところ協力していただいたPTAのみなさま、本当に心から感謝です。朝方、ご挨拶にうかがいましたら、逆に温かい激励までいただきました。みなさまは、本校にとって、本当に心強い大応援団です。ありがとうございました。(「令和」の写真を撮影いただき、感謝です)

今年は、イチゴにミルクをたっぷりのせたおいしいおやつを腹におさめました。今朝方は、昨日買って冷蔵庫にしまってあった焼き鳥を三本、チンして朝食代わりにいただきました。祭りが終わった翌朝の焼き鳥、これがまたなかなか「おつな味」です。

一般公開が始まってまもなく、突然、本校一回生のM君が校長室に現れました。人目見た瞬間、年甲斐もなく、懐かしさに涙がこぼれそうになりました。文化祭は、思いがけなく、人をしあわせにする瞬間をもたらします。(みなさん、どうでしたか?)

さて、切り替えをしっかり行い、けじめをつけて、週明けを迎えたいものです。

宮城野高生の、本番はこれから。

今日は、このへんで。

 

雨確率・・・まだまだ下がる

曇り空の合間に、時々晴れ間がのぞく、こんなふうに文化祭当日も晴れてくれたらな、というお天気でした。まだ天気予報では、雨マークがついていますが、少しずつ雨確率が下がっているような気がします。このままどんどん下がってきて、せめて土曜日は、上から降らないでほしい、そうお願いして今日は帰ることにします。

文化祭準備がどんどん進む中で、昨日、夕方開祭式担当の生徒が校長室にやってきました。なにかたくらんでいるようです。こういう生徒は、えてして「ひとをのせる」のがうまいのですね。私も、ついついおだてられて・・・。みなさんの大事な大事な開祭式がうまくまわるように祈っています。

さて、先日の河北新報夕刊に「JR福田町駅エレベーターなし」「妊婦や高齢者を疑似体験」「バリアフリー 大切さ実感」という見出しの記事が大きく掲載されました。町内会関係のみなさんが中心になって、福田町駅のバリアフリーを推進する運動が展開されています。今回の記事は、その運動の一環だと思います。本校の多くの生徒が利用する福田町駅ですが、残念ながらまだバリアフリーにはほど遠い状態です。記事には、市がバリアフリーに向けた調査費を本年度予算に計上したと掲載されています。これを契機に、早期に福田町駅のバリアフリー化が実現されることを望みたいと思います。

今日は、このへんで

 

文化祭・・・天気予報を吹き飛ばせ

雨にはなりませんが、どんよりした梅雨空が続き、気温は上がらないまま。なんかこのまま冷夏になりそうなお天気です。夕刊には、この後2週間も低温が続くとか。もしかしたら昨夏の反動で、今年の夏は過ごしやすいかもしれません。そういう淡い(?)期待を抱かせる7月です。

今週はいよいよ文化祭です。準備もいよいよ最終コーナー。みんな朝早くから、放課後の下校時間ぎりぎりまで、準備に大忙しです。この梅雨空が心配なのですが、みんなのパワーで吹き飛ばしてほしいです。

 さて、村上春樹様の新作(短編)が出ました。1年生の「総合的な探究の時間」において「話を聞いてみよう」という企画があり、私のところにもフレッシュな1年次生が7人、やってきました。その私の拙い話の中で、村上春樹様との長い長いおつきあいをお話しさせていただいたのです。レポートの代わりとなる新聞(7/9現在、未発行)に、その村上春樹様のことがしっかり「おすすめの作家」として紹介されています。ぜひ一読を。

さて、その村上春樹様の新作短編が「文学界 8月号」に2編、掲載されています。「ウィズ・ザ・ピートルズ With the Beatles」と「ヤクルト・スワローズ詩集」。いかにも彼らしい掌編です。文化祭明けには、読み終わると思いますので、興味ある方は、どうぞ校長室へ。早い者勝ちです。

本日、教育実習の3週間組の3名が最終日を迎えました。とても元気の良い、はきはきとした実習生のみなさんでした。母校で実習ができて、最高でした。「自分たちの頃と変わらず、好きなことに一生懸命、夢中になっていて、みんなとても輝いて見えました」と語ってくれました。例の広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩についても、一生懸命プレゼンしてくれました。私は、結句の「君 汲 川 流 我 拾 薪」(君は水を汲んできなさい、私は薪を拾ってこよう。)から、教えられることを伝えました。苦しいとき、辛いとき、そういうときに、人には往々にして迷いが生じるもの。迷いが生じてしまうと、自分のやっていること、作っているものに、自然と「狂い」出てしまうもの。そういうときに、アドバイスできることとして「君 汲 川 流 我 拾 薪」をあげたいと思います。川の流れの「水」。薪は、もちろん「火」。「水」も「火」も人間生活の基本中の基本。迷ったら、基本に立ち返ること。基本を徹底していれば、自ずと結果が出てくるはず。それまでどれだけ「辛抱」できるか。

 2週間組の実習生からは、お礼状が届きました。うれしいですね。最終日に伝えた『桂林荘雑詠諸生に示す』についての感想もしっかり書いてくれました。ありがとうございます。実習生、計6名のますますの活躍と精進を期待します

今日は、このへんで。

 

仙台市内高校美術展・・・入賞、おめでとう

  朝から雨が降り続きましたが、夕方にはなんとかやんだようです。でも九州南部は大雨が降り続き、土砂崩れ等で被害も出ているようです。大きな災害にならないことを祈るばかりです。

 さて、昨日は仙台商業さんの創立10周年記念式典がありました。伝統ある仙商さんが10周年・・・? 一瞬不思議に思ったのですが、旧男子校の仙台商業と旧女子校の仙台女子商業が統合して新生仙台商業となり、統合10周年を記念しての式典でした。生徒のみなさんは、みんな気持ちよく挨拶ができていて、とてもすがすがしく、さすが仙商さんと思いました。みなさんも来年は25周年記念式典です。いろいろな場面で役割分担をしてもらうと思います。本校の良さを前面に出し、ぜひボランティア精神でかんばってほしいと思います。

 昨日は、仙台商業さんの式典の帰りに、県美術館に立ち寄り、仙台市内高校美術展を観覧してきました。すごいですね。市内の美術に情熱を傾ける高校生の祭典です。本校の美術科の1・2年次の生徒も出品し、惜しくも会長賞は逃しましたが、優秀賞や美研賞に多数の生徒が入賞しました。おめでとうございます。入賞していない作品にも、なかなかの力作があったりして、やっぱりすごいもんです。他校の生徒の作品の中に、本校生徒の作品が交じると、なにかしら独特の味わいがあります。さすが宮城野の美術科だという感じです。みなさん、宮城野美術科のDNAみたいなものをしっかり受け継いでいるんですね。今日も、美術科で教育実習生の研究授業があり、自画像を描いていましたが、内面を深く追究する独特のタッチでした。ぜひ今後も精進を。

 今日は、このへんで。