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校長通信

美術科の「日本美術研修旅行」&本校PTAの研修旅行

今朝、本校美術科2年次の生徒が「日本美術研修旅行」に出発しました。仙台駅まで見送りに行き、生徒の出発式に立ち会いましたが、男子生徒の力強い挨拶にびっくりし、感激しました。今回の「研修旅行」で本物を見るんだという強い意志が感じられました。みなさんの旅行が実りあるものになることを祈っています。なお、台風19号による影響が懸念されます。くれぐれも安全確保に注意してください。今日、夕方の定時連絡では、みなさんが元気で初日の研修を終えたとの報告を受けました。計画表によると、中宮寺、法隆寺を回ったようです。中宮寺の半跏思惟像は、どうでしたか? 私の最も好きな仏像です。帰ってきたら、ぜひ感想をお聞かせください。

 明日は、京都市立銅駝美術工芸高校訪問がありますね。美術科のある高校の中では、日本で最も歴史と伝統があり、私のあこがれの学校です。これまたぜひ感想をお聞かせください。

 旅行といえば、先週の10/5には、恒例の本校PTAの研修旅行がありました。福島の会津方面への旅行でした。小生は残念ながら別の仕事が入り、参加できなかったのですが、みなさん、楽しんでいただけたでしょうか? いつもながらに、みなさんの素敵な笑顔を拝見するのが、私の元気の源です。今後ともよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

総合学科の東北大会・・・ありがとうございました。

 今日は「寒露」。やはり涼しさが一段と進んで、朝夕は長袖が離せなくなりました。寒暖の気温差に気をつけて、くれぐれも風邪をひかないように。

 さて、先週10/3(木)~10/4(金)に、総合学科の東北大会が開催され、おかげさまで無事終えることができました。東北各県からお越しいただいた先生方には、本当にたくさんの心温まるアドバイスや励ましのお言葉を頂戴することができました。

また、県内の総合学科の設置されている高校、本吉響高校、迫桜高校、小牛田農林高校、石巻北高校、村田高校、伊具高校の先生方には、運営等でたくさんご協力をいただき、心より感謝申し上げます。本校体育館で開催しました公開授業ですが、総合学科3年生のPSⅡのプレゼンをポスターセッションの形式で行いました。いかがだったでしょうか? 東北各県の総合学科の先生方に見てもらうことができましたが、何よりも本校の生徒にとって(発表の3年次生も、聞き手の1・2年次生も)励みになったと思います。生徒が緊張の面持ちをしながらも、時々素敵な笑顔を見せるのが印象的でした。生徒のみなさん、本当にお疲れ様でした。そしてご参加の先生方、ありがとうございました。今後とも、本校の教育にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。

追伸

また、情報交換会では、宮城大学の「娘すずめ。」サークルのみなさんに、すずめ踊りを披露してもらい、大いに盛り上がりました。ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

明日は総合学科東北大会初日

  今日も秋晴れ。天気のよい日が続きます。明日10/3と10/4は、総合学科の東北大会です。明日は本校体育館で、総合学科3年生のPSのプレゼンをポスターセッションの形式で行います。東北各県の総合学科の先生方に見てもらうことになります。生徒にとって励みとなる機会。明日もこのままお天気が続くことを祈ります。東北各県の総合学科設置校から明日本校にお越しになる先生方、明日から二日間、よろしくお願いします。

 さて、昨日10/1から10/4まで本校では朝のマナーアップあいさつ運動が行われています。2年次のマナーアップスタッフが朝早くから活躍中です。みなさんがもっともっと元気に挨拶できることを期待します。

 さて、本校卒業生の岩渕さんの絵が県図書館で展示された件は、先週お伝えしたとおりですが、その原画が先週本校に戻り、どこに展示しようかと相談していたところでしたが、本日、朝早くに技師さんに校長室に来ていただき、岩渕さんの絵を校長室に飾ってもらいました。ご覧のとおりです。

改めて近くで拝見しましたが、本当にすばらしい作品です。明日、お越しになる来賓の先生方にも見ていただきたいと思います。

今日は、このへんで。

 

後期始業式&内定第一号

今日も秋晴れの、本当に気持ちの良い一日でした。朝方、ゴミ出しをしていると、近所のおじいさんから「おはよう。今日も天気がいいね。」と声をかけられました。「おはようございます。本当に気持ちのよい朝ですね」と答えた私です。

さて、今日は後期の始業式。朝1時間目は、全校集会。私から生徒に話した内容を紹介します。

 

みなさん、おはようございます。後期始業式にあたって、私から3点、お話をさせていただきます。

さて、10月に入りました。総合学科の生徒のみなさんは、わかっていると思いますが、10/3と10/4に総合学科の東北大会があります。みなさんにとっても、先生方にとっても大事な勉強会となります。総合学科の3年生は、あさって10/3の午後に、この体育館でこれまでのプロジェクトスタディーについて、ポスターセッションの形式でプレゼンを行います。1年次2年次の総合学科のみなさんは、その3年次生の発表を聞いて質問する側に回ります。総合学科のみなさんは、6年に1回の晴れ舞台です。発表する3年次生は、もちろんこれまでの研究成果を堂々と発表してほしいです。1年次2年次のみなさんも、良き聞き手となれるよう、また良き質問ができるよう、気合いを入れてほしいと思います。また、県内と東北各県の総合学科設置校の先生方が多数本校に見えます。先生方は、校舎に入って各教室で行われている通常の授業を見学されるかもしれません。だから宮城野高校全体が10/3の午後に学校公開を実施するのと同じです。みんなに一つ注文。挨拶はきちんと。自分から先に。これが基本です。

 さて、3年生のみなさん、いよいよセンター試験の出願となります。今日、200名を超える生徒が願書を発送すると聞きました。これから本番です。何度も繰り返しているように、ちっぽけな、やせ細ったリアリストになるな、みみっちい数字で妥協しちゃったなと、後で後悔するな。自分自身に対して誇りと思えるロマンを追い続けろ、みんなの一層の努力を期待したいと思います。

3年次のみなさんがセンター試験出願ということは、来年今頃に、2年次のみなさんは共通テスト出願です。1年次は、その次です。あっという間です。大学入試、高大接続というものが大きな変革期にあります。この変革期をぜひともチャンスに変えてほしいと思います。

ところで、先週ですが、中国へ学校視察に行ってまいりました。みなさんの学ぶ宮城野高校が中国の学校に注目されています。進学重視はもちろんのことですが、一人一人の主体性や自主性、一人一人の輝く個性を大事にする本校の教育理念が今、中国で注目されています。本校と交流関係を結びたい、そういう学校を8校ほど訪問してきました。今後については、ハードルがいくつかあるわけですが、本校に対して興味を抱いている学校がたくさんあります。今後、本校で学びたいという中国の高校生のみなさんが来校するかもしれません。美術科作品の交換交流、PSやFTの合同研究交流、そういうことが実現するかもしれません。そのときには、ぜひ積極的に手をあげてほしいと思います。本年度3月に実施するマレーシア研修もそうですが、機会があったらどんどん外に出て、自分を見つめ直すと同時に、日本の良い点、悪い点、そういうのを自分の肌で把握してほしいです。

 中国を訪問した裏の動機を話します。自分にとってこの学校で1回生を担任したときのホームの男子生徒、彼は不登校になり、本校を4年かかって卒業したのですが、彼は大学に入ると中国に渡り、ボランティア活動を始めました。在学時に引っ込み思案で、ボランティアをほとんどしなかった男が大きく変わったのです。彼を大きく変えた国をこの目で見たい、そういう気持ちもありました。確かに中国にはそれだけのエネルギーが満ちていました。

小さな枠に収まるな、大きく世界に羽ばたいてほしい、これをみなさんに対するメッセージにしたいと思います。以上です。

 

昼休みには、民間就職試験で内定第一号をもらった生徒が校長室に挨拶に来てくれました。ファッションセンス抜群の女子生徒です。いつか自分のお店を持てたらいいですね。将来がとても楽しみな女子生徒です。

今日は、このへんで。

 

 

 

中学校での学習ボランティアの感想

秋晴れの、気持ちよい一日。ここ三日連続で、「天高く、馬肥ゆる秋」が続いています。敷地内の萩も見頃を過ぎてしまうような、お天気です。今日、久しぶりにその萩を見に出てみたら、正門脇の、ちょっと見えにくい角度のところに、白い萩を発見。気づかないでいたのが、うかつでした。実は、自宅にも鉢植えの白い萩があるのですが、こちらはまもなく開花です。楽しみにしていたら、実は学校にもあったのでした。グランドでは、4校時の体育の授業。ソフトボール場では、女子生徒がソフトボールの試合の真っ最中。秋晴れの、お天道様の下で、本当に楽しそうでした。

さて、夏休み中に終了したものですが、お隣の田子中学校での学習ボランティア。その感想文が回ってきました。みんな、とても良い体験をしたようです。ひとつ紹介したいと思います。

 

 素直な感想としましては「人に物を教えるということは決して簡単なことではない」ということを実感したことです。正直なところ、高校生の自分からすれば中学生レベルの問題など簡単に教えてあげられると思っていたのですが、実際には自分の伝えたいことと相手に伝わっていることに相違が生まれてしまい、上手に教えてあげることができませんでした。

 将来に教員を目指している私としては、大変貴重な体験をさせていただき、感謝しています。次回もこのような機会があれば、この経験を活かしていきたいと思っています。本当に有り難うございました。

 

中学校の生徒に一言

 勉強は大変かもしれませんが、負けずに頑張って下さい。必ず将来に実を結びます! 頑張れ!

 

 

以上のような感想がありました。あなたも、教員を目指して、頑張れ!

 

今日は、このへんで。

 

進路室で

本校駐車場で車から降りて階段を上がると、正面には教室棟1Fの真ん中に位置する進路室があります。進路室隣には生徒が利用できる資料室。その資料室には生徒が進路資料を閲覧したり、勉強したりできるように長机が置いてあります。学校創設時には、ここでガンガン勉強する生徒がたくさんいました。その生徒たちとのやりとりも楽しい思い出です。今朝、階段を上がって進路室隣の資料室を覗くと、一生懸命勉強に励む生徒の姿がありました。進路室の先生方に聞くと、毎日来て頑張っていますよとのこと。私が気づかなかっただけかもしれません。すみません。でも、定期考査終了後であっても気を抜かず、大きな進路目標に向かって生徒が勉学に励んでいるのは、とてもいいことです。今朝は、おはようと挨拶すると、顔を上げて、こちらに笑顔でおはようございますと挨拶を返してくれました。こんな調子で、今朝はとても気持ちよくスタートを切れました。

 午後は、県図書館で開催中の「読書感想画コンクール」の入賞作品展を見に行きました。今春、本校卒業した岩渕さんの作品も真ん中にしっかりと展示されていました。原画と対面するのは、本当に久しぶりのことです。改めて見ると本当にすばらしい作品です。岩渕さん、おめでとうございます。

 今日は、このへんで。

 

How dare you

定期考査最終日。一・二年次は、12時まで、三年次は、選択によって13時45分まで。みんなが一生懸命試験問題に向き合う姿がとてもまぶしかったです。今日は、朝から快晴の、とても気持ちのよい一日。テレビでは、「楽天ファンにとって、こんなに気持ちの良い朝を迎えられるなんて、最高!」と叫んでいました。そうです。昨日、楽天イーグルスは、ソフトバンクに勝って、二年ぶりのCS進出を決めました。おめでとうございます。今年は、上位2球団と相性が良さそうなので、CSが楽しみです。楽天の下克上を期待しましょう。

さて、昨日のニュースでびっくりし、感心したのは、やはりスウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさん(16)の「How dare you」。 アメリカ・ニューヨークの国連本部で23日(2019年9月)に開かれた気候行動サミットで、各国が温暖化対策に真摯に取り組まず、結果として若い世代を裏切っていると強い口調で非難したとのこと。環境問題という難問に対して、敢然と挑戦しようという姿勢に感服しました。後に続く世代に課題解決を押しつけるのは、絶対よくない。今やるべきことにしっかりと取り組むべき。我々一人一人にこの重点課題が突きつけられた日として、この少女の鋭い目を忘れてはならないと思います。

今日は、このへんで。

 

定期考査&「東北大学・宮城教育大学・宮城大学 3大学入試説明会」

9/15日以来の通信です。10日ほど間が空いたので、外はどんどん秋色に変化。今日は、秋晴れとなり、少し気温が上がりましたが、からっとした秋らしいお天気でした。

 本日で定期考査の三日目が終了し、いよいよ明日が最終日です。みなさん、調子はいかがですが?試験終了後の食堂では、友達同士で、教科書やノートを広げる光景がとてもナイスでした。最後まで、みなさんの頑張りを期待したいです。

 さて、本日は「東北大学・宮城教育大学・宮城大学 3大学入試説明会」が本校で開催されました。各高校の進路指導担当の先生方が集まり、3大学の入試担当者の先生方から現3年生が受験する大学入試と現2年生が受験する令和3年度入試の説明を聞きました。新しい入試制度がスタートする令和3年度入試に関する質問がやはり多かったですね。実際のところ、詳細な内容がこれからのところもありますが、こちらとしては、早く発表してほしいところです。しかし、焦りは禁物。まずはしっかりと基礎学力をつけること。明日の定期考査もしっかり勉強してきてください。

 今日は、このへんで。

 

同窓会総会と懇親会・・・ご参加、ありがとうございました

9/13(金)は、中秋の名月でした。みなさんは、ちゃんとお月見をしましたか。市内は残念ながら月が地平線から上がってくる頃は、厚い雲がかかり、上がってくるお月様を見ることはできませんでした。本当は、晴れていると学校の校長室あたりから上がってくる大きなお月様が見えるはず。今年は残念でした。でも時間が経つにつれて雲が切れるようになり、その金曜日、学校から帰る頃には、きれいに東の空にかかる名月が顔を覗かせたのでした。ついうれしくなり、帰りにさつまいもを買って、ふかして食べました。おいしかったです。昨日(実は満月は昨日14日)もきれいなお月様が見えていましたね。

 さて、その昨日は恒例の同窓会総会と懇親会がホテル白萩で開催されました。同窓生のみなさん(今年、教育実習に来たみなさんも参加)、旧職員の先生方、そして本校教職員と、今年は昨年と比べてちょっと参加者が少ないのが残念でしたが、来年の25周年記念式典と記念事業に向けて、大いに盛り上がった次第です。参加されたみなさん、本当にありがとうございました。元気な1回生の参加者からは、1回生の同期会を今年12月29日(日)に開催しますとか、1回生のみならず、新会長となった上野さんの回期である10回生やその他、希望があれば誰でも参加可能の、拡大版同期会にしますとか、とてもパワフルな話で盛り上がりました。1回生は本気でやると思います。ぜひ、同窓生のみなさん、来年に向けて景気づけにご参加のほどを。

 明日は、三連休最後の日、敬老の日です。ずっと元気でいてもらえるように、肩たたきひとつでも、おじいちゃん、おばあちゃんにとっては、どんな薬よりも効果抜群です。

 今日は、このへんで。

 

秋の花・・・萩

爽やかな秋風が吹いてくる一日。立て続けにお客様がいらっしゃいましたが、合間を縫って、グランド手前の植え込みへ。忙しいのにまぎれて、気づいていなかったのですが、日当たりの良いところでは、萩の花がもう咲き乱れていました。写真のとおりです。

 さて、午前中に福島大学の先生方がお越しになりました。福島大学では、今度の入試からネット出願へ。時代はどんどん進んでいきます。確かに先日の新聞には、「東北6国立大学 ネット出願に 20年度入試から」と出ていました。便利になった反面、「画面の読み間違いをする恐れもあるので、募集要項をよく確認してほしい」とある大学で語っているとおり、くれぐれも気をつけてほしいです。今日は、その福島大学さんの大学案内「FUKUSHIMA UNIVERSITY GUIDE 2020」も拝見しました。表紙のイラストが斬新です。マスコットキャラクターの「めばえちゃん」です。これも福島大学さんの思い切った戦略ですね。地の色合いが、本校の今年の学校案内と同じイエローなのも、親しみがわきます。やっぱり他との違いをつけようとしたら、このイエローは目立ちますね。本校の美術科の先生も、あえてこのイエローを選んだと語っていました。また、本校の25周年ロゴマークもどんどん活用したいものです。

 さて、昨日紹介した故池内紀氏。その弟さんが宇宙物理学者の池内了(いけうち さとる)氏です。今度10月に1年普通科のFTでは、読書会があります。赤城先生が、さすが物理の先生らしく、この池内了先生の「科学の落とし穴 ウソではないがホントでもない」を推薦しています。小生も図書館にあるのを見てみましたが、おもしろそうな本です。ぜひたくさんの生徒に選んでほしいなと思います。

 今日は、このへんで。

 

『二百二十日』

 今日9/11は「二百二十日」(にひゃくはつか)。辞書をひくと「立春から数えて220 日目、9月11日ごろにあたり、昔から二百十日とともに農家の厄日とされる」とあります。つまり台風シーズンです。先日の台風15号ですが、千葉県では、まだ多くの地域で停電が続いているとか。生活に大きな支障が出ています。一日も早く復旧できるよう、祈りたいと思います。私たちは、東日本大震災の経験から、普通の生活のありがたさを身にしみてわかっています。改めて自然災害の恐ろしさを実感させられました。停電が長く続いたときの対応についても、もう一度チェックしておきましょう。

さて来週19日からは、今年度2回目の定期考査です。職員室前の質問コーナーでは、先生方に質問に来る生徒が多くなってきました。3年次生にとっては、調査書の評定が気になるところだと思います。一つでも数字をアップできるよう、万全の準備をして臨んでほしいです。

さて、先日新聞を見ていたら、ドイツ文学者の池内紀(いけうちおさむ)さんが亡くなられたという記事が掲載されていました。ショックでした。宮城県高等学校国語教育研究会の2年前の秋季大会では、お忙しいところ、ご講演にお越しいただきました。著書から感じ取るのとほぼ変わらない、博学かつ自由闊達なお人柄に感動したのをつい昨日のように覚えています。

今朝の河北新報に松永美穂さんが追悼記事を掲載しています。その一部を紹介します。

『 ~ 池内さんのエッセーは、単に読んでいて楽しい、おもしろい、というだけではなかった。世の矛盾に切り込み、人の屈折を浮かび上がらせる、批評的なまなざしが常に潜んでいた。一昨年話題になった「すごいトシヨリBOOK」では、老いを真正面から見つめつつ、体の衰えや気持ちの変化を飄々と、爽やかに論じてみせた。湿っぽくならない、無理に力んだりもしない。池内流の人生術がそこにあった。~ 』 合 掌 

今日はこのへんで。

 

プロジェクトスタディー プレゼンテーション2019

  昨日は「白露」。二十四節気の一つで、暦の上では朝晩の気温が低くなり、草花に朝露が付くなど秋の気配が感じられる頃とのことです。しかし、それは暦の上でのこと。残暑が厳しい季節ですよね。週末は厳しい残暑で、30度を超えるところで仙台の街中では、恒例のジャズフェス。出かけた方も多かったのでは。でも、金曜・土曜と3年生は、マーク模試に一生懸命取り組んでいました。私も土曜日に見にきましたが、真剣に取り組む姿に入試シーズン真っ只中という感じがしました。進路実現まで、まだまだ続く長い坂。みんなでスクラム組んで、頑張ってほしいです。

さて、心配なのは台風15号の進路。なんとか宮城県を直撃は免れそうですが、これからまだまだ雨風が強くなるところです。みなさんの下校時間は、まだまだ影響が残ります。くれぐれも気をつけて。

ところで、先週9/5(金)には、総合学科のみなさんの学びの集大成、「プロジェクトスタディープレゼンテーション2019」が宮城野区文化センターで開催されました。みなさんのこれまでの努力に敬意を表したいと思います。

代表生徒のテーマは、下記のとおり。

 

◇音楽・・・「音楽が人に与える影響と効果について」

◇家庭・・・「必要とされる子育て環境とは」

◇理科・・・「豆苗の再生栽培の可能性について」

◇保健体育・・・「高齢者福祉と現代舞踊」

◇外国語・・・「日本人における自己肯定感」

◇美術・・・「映える弁当」

◇数学・情報・・・「安全かつ簡単なネットセキュリティについて」

◇国語・・・「教育×地域文化の実現とそれが子供たちに与える影響について」

◇地歴公民・・・「ジュニアリーダーの課題解決と普及」

 

各分野の代表となっているので、テーマがとてもバラエティーに富んだ内容となっています。私ももちろん聞きたかったのですが、別な会議出張が入ったので、申し訳ありません、最初の挨拶だけで中座させていただきました。1番目の発表者に質問が複数入ったところだけですが、ロビーで拝見しました。ああ、これだったら今日は活発な質疑応答ができるなと思って、会場を後にしたわけです。みなさん、どうだったですか。講師の先生方からは、どんな講評をいただきましたか? 実は、始まる前、講師である東北芸術工科大学の山縣弘忠先生(今回、初めてお越しいただきました)に、とびっきりの辛口でご講評をお願いしますと頼んだのでした。また、宮城大学からは石田祐先生もいらっしゃいました。なんと石田先生には本校で二日連続のお願いです。お二人は、本当に温かい心持ちの先生方ですよね。もっともっと先生方と親しく本校の生徒について、おしゃべりしたかったです。また冒頭の挨拶や司会進行、タイムキーパー等の運営スタッフのみなさんも、すごく上手で感心しました。ご来場の保護者のみなさん、いかがだったでしょうか? 実は、いつもだと代表生徒の発表が終わると、次はポスターセッションであり、そこで全員の研究成果の発表となるわけですが、今年度は総合学科の東北大会が10/3にあるので、それまで持ち越しです。保護者のみなさん、東北大会の発表が本校体育館で10/3にあります。ぜひそれをご覧いただければと思います。

さて、台風15号はなんとか夕方には太平洋へ抜けてくれたようです。県内も交通機関が乱れたようですが、大きな被害が出なかったようで一安心です。明日は台風がもたらした暑い空気で、またまた夏に戻ってしまうようです。熱中症に注意。さわやかな秋風が待ち遠しいです。

今日は、このへんで。

 

1年次総合学科「課題解決ワークショップ」

昨日は終日出張のため、この通信はお休み。今日9/4は、1年次総合学科ならではの「産業社会と人間」の時間に、「課題解決ワークショップ」がありました。これから「地域の未来をデザインする」活動を行うにあたり、グループで課題の把握や解決策を考える上で、ワークショップ形式で理解を深め、地域課題を考えるきっかけづくりとして実施したものです。講師として、本校がいつも協力をお願いしている宮城大学の石田祐先生をお迎えしました。お忙しいところ、本当にありがとうございます。

 今年は司会進行も全部生徒自身にやってもらいました。とてもスムーズに進行できていたと思います。高校生らしく、というより宮城野高生らしく、自分たちで外部の講師の先生方をお迎えし、司会進行等の運営をする、そういうスタイルを徹底していきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて、私も最初のほうを拝見しましたが、石田先生の話は、とても示唆に富んでいました。「地域の未来を考えるとは、どういうことか」、これは一見とても抽象的なことですが、一歩外に出てみると、外とは実は日本を外国との対比で考えるということなのですが、私にとってもすごく勉強になりました。スライドで見せていただいたのは、オランダは、アムステルダムの町並み。人と自転車と自動車がなんでもないように走っている光景。でも何か異質。日本と違う。そう、優先順位が全然違う。アムステルダムでは、赤ん坊を乗せるための大きな乳母車(?)のようなものを連結した、幅の広い自転車が普通に走っている。日本では、絶対見ることのない大きな自転車。そういう自転車が普通に走っている。日本では、車道と歩道を比較すれば、断然車道が広い。それが常識。それを逆転させる発想が、アムステルダムという異国の町並みを観察することで、生じてくる。地域の課題を解決するヒントがそこにある。「車と人と、どちらが大事なの?」、そういう発想が自然に出てくる。とても刺激的なスライドでした。石田先生、ありがとうございました。1年次の総合学科のみなさん、これからの「産業社会と人間」、期待していますよ。頑張って。これが上級生になると、本校独自のPS(プロジェクトスタディー)につながっていきます。

そういえば、3年次生の、そのPSの発表会は、明日です。宮城野区文化センターであります。保護者の皆様、ご家族の皆様もぜひご覧ください。生徒がこれまでにまとめあげたものを発表します。楽しみです。

 今日は、このへんで。

 

 

9月スタート・・・ライバルとの切磋琢磨

  今日から9月最初の週がスタート。涼しくなってほしい9/2の今日は、最高気温が25度前後と、本当に涼しい一日でした。でも土曜、日曜と暑かったですね。我が家の裏では、晩夏のエース、つくつく法師さんが、一生懸命例の鳴き声で鳴いておりました。文化祭があった学校さんは、天気に恵まれ過ぎて、大変だったと思いますが、さて、どうだったでしょうか?

さて、今朝のラジオを聞いていたら、テニスの大坂なおみさんですが、彼女が試合で神対応をしたことがニュースになっていました。試合相手に、ライバルがいるからこそ自分は強くなれた、あなたというライバルがいたからこそ、自分は強くなれた、今回はたまたま自分のほうが勝てたけれども、あなたはこれからもっともっと強くなれる、良いライバルと競い合って、さらに上を目指して、と相手を励ます様子がニュースになっていました。

超えたいライバルがいる、超えたい壁がある、そういうことって案外大事なことですよね。そこであきらめたり、後退したりするのではなく、自分の能力にさらに磨きをかけ、何度も何度も挑戦する、そうして少しずつ少しずつ前へ進む、いつか目の前に新しい展望が開けてくる、そういう精神をいろいろなところで大事にしたいものです。

さて、今日から、私は重点的に授業見学をスタート。みなさん、近づく定期考査に向けて頑張っています。いよいよ9月。みなさんの奮起を期待したいです。

今日は、このへんで。

 

高文連「教育長表敬訪問」&教科面談週間

早いもので、今日は8/30で、明日は土曜日なので、実質8月は今日で終わり。週明けは9月です。

今日も、雨が少し降ったり、お日様が顔を覗かせたりする時間がありましたが、ムシムシにはならず、比較的過ごしやすかったと思います。このまま9月はあまり残暑が厳しくならないでほしいです。そういえば、週末は、多くの高校で文化祭。お天気が心配だったですが、なんとか持ちそうですかね。各高校の文化祭が盛大に、たくさんのお客さんでにぎわうことを祈っています。本校生徒も、見学に訪問する者が少なくないと思います。くれぐれも気をつけて。

 さて、昨日は高文連の事務局として、今夏の「さが総文祭2019」で入賞した生徒さんとともに、「教育長表敬訪問」に行ってきました。さが総文祭では、囲碁と将棋と写真がみごと入賞を果たし、その入賞生徒計5名が表敬訪問しました。今回は県内から16部門に生徒203名が参加し、日頃の鍛錬の成果である作品を展示し、また日頃の練習で高めた技能を競い合い、そうした中でお互いに交流を深め合いました。文化部の祭典ということで、成績をつけることのない部門ももちろんあります。昨日の入賞者のみならず、本県参加生徒はみんな参加する姿勢や態度においても、みやぎ総文2017のレガシーを引き継ぎ、とてもりっぱなものでした。お疲れ様でした。来年度、高知県においても、本県文化部のみなさんが大きく羽ばたいてほしいと思います。

 ところで、本校では昨日から「教科面談週間」がスタートしました。9/4までが重点期間となり、その期間は5分短縮授業となり、放課後や昼休み等を利用して、希望生徒と教科担当の先生方との面談が実施されます。

 導入の目的は3点。

全教員で生徒を育てるという視点に立ち、一人の生徒に対して多くの教員が関わることができる体制を強化する。
多様な進路希望を抱える生徒たちに、教員が自らの専門性を開示し、還元することで、自らの進路について考えさせる。
学習に関する悩みに対して、具体的かつ実践的な助言を与えることで、学習に対する意識を向上させる。
 

一人の生徒に対して、多くの先生が関わる。そうして全教員で一人一人の生徒を育てる。そういう目的がひとつにあります。自分の学校のことを良く言うのもなんですが、去年、初めてこのシステムの話を聞いたときに、とてもよいことだと思いました。そこで、私も参加することにしたのです。教員側からは、「私のお店は、こういうことを話し、アドバイスすることができます。聞きたい者は、どうぞ希望してください」、そういうスタンスで生徒に示します。それを見て生徒が好きな先生を希望するわけです。

私のところへは、2年次の男子生徒が一人、やってきてくれました。うれしかったですね。校長室を訪ねてくる生徒は、なかなかいないのですが、昨日教育長表敬訪問から帰校後、早速面談を始めました。楽しかったですね。1対1の授業をしているようなものです。生徒の出身中学の話から始めて、将来の夢や進路希望先、そして、教科面談なので、実際に国語の話をしました。昨日は特に、小論文と小説読解の話。とても愉快に楽しく過ごせました。彼は、どんな感想を持ってくれたでしょうか。ちょっと心配ですが、後でまた来てくれたらうれしいです。

 さて、昨日報告しましたが、1F廊下に展示された美術科のスケッチ合宿の作品群。写真のとおりです。食堂前には、市内高校美術展に出品された作品も展示されていて、本校ミニギャラリーは、とてもにぎやかになってきました。明日は、25周年記念事業実行委員会の役員の方々がいらっしゃいます。どうぞご覧ください。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

スキルアップ・・・プレゼンとスケッチ合宿

朝、なにげなく裏庭に目をやったら、百日紅さんが開花していました。我が家には、大きくなった百日紅の木が2本あります。これから次々と花を咲かせていくので、とても楽しみです。萩の花も、つぼみがだいぶ大きくなってきました。もう少し涼しくなってから開花するものと思いますが、これも楽しみです。

さて、昨日の「社会と情報」のプレゼン発表練習会、『おすすめの○○○○』ですが、内容のみならず、評価の仕方にも感心するところがありました。もちろん情報の授業ですから、各自は、自分に割り当てられたパソコンの前に座っているのですが、各生徒の2分間の発表が終わると、みんな画面上で、項目ごとの評価をつけていきます。評価表は、数字で評価する部分と、文章で評価する部分とに分かれています。感心するのは、ほとんどの生徒が数字の評価のみならず、きちんと文章で評価しているのです。楽しようと思えば、数字だけになるのを、感心なことに、みんな一生懸命文章で評価しようとしています。後で、先生がまとめたものを匿名にして各自に返してやるそうですが、それを見るのもとても楽しみですね。お互いにそうやって切磋琢磨し、スキルアップをどんどんはかってほしいと思います。

さて、おとといから校長室前廊下には、夏季休業中に実施された美術科スケッチ合宿の作品が展示されました。暑さを避けるため、スケッチに出る時間が短縮されたこともあり、仕上げるのに相当つらい状況だったかなと思います。でもみなさん、やはりしっかり描けていますね。あの猛暑の中、本当にお疲れ様でした。みなさんのますますの進化を期待しています。頑張って!

今日は、このへんで。

 

生徒プレゼン・・・「おすすめの〇〇〇〇」

週末からこの通信はちょっとお休みをもらってしまいました。学校には来ていましたが、バタバタと外に出て諸会議をこなすうち、書きそびれてしまいました。すみません。

さて、みなさん、そろそろ夏休みのリズムから通常の学校生活のリズムへと体調は戻ったでしょうか。気持ちはそうでも、からだがまだまだ追いついていないかもしれません。もう少し体調管理に気をつけて過ごしてほしいなと思います。確かに昨日、今日と幾分暑さが和らいできたようです。暦の上では、8/23は「処暑」。暑さが和らぐという意味だそうです。厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼しい風が吹き始める頃。本当にこのまま涼しくなってほしいのですが、今朝の天気予報によると、明日はまた暑さがぶり返すようです。くれぐれも気をつけて。一方、九州北部では、ものすごい豪雨。この夏、総文祭視察のため訪問した佐賀県では、相当被害が出ているようです。心からお見舞い申し上げるとともに、なんとか早く降り止んでほしいです。

 

さて、先日教科「情報」担当の長原先生から、1年次の「社会と情報」で生徒のプレゼンテーション発表会をやるので、どうぞ見に来てくださいとのお誘いを受けました。ちょうど今日の午前中に少しばかり空いたので、15Hの発表を拝見しました。

おもしろかったですね。最近の「生徒」の興味関心の動向がこれでバッチリ分かります。制限時間2分間という本当に短い時間で、『おすすめの○○○○』というテーマで、習ったばかりのパワーポイントを巧みに利用してプレゼンしてくれました。うまいですね。私が拝見したのは、少しばかりですが、たとえばこのようなものがありました。

◇おすすめのテーマパーク

◇おすすめのラーメン

◇おすすめのゲームアプリ

◇おすすめのハンバーグ店

◇おすすめのキャラクター

◇おすすめの食べ物

◇おすすめのアプリ

最初に、「私のおすすめの○○○○は、これこれです」と提示した後、その理由を手短に、巧みに画像を使って説明。たとえば、「私の好きな食べ物は、ミラノ風ドリアです。」(おいしそうなドリアの画像でアピール。おなかの空いていた私にとって、とてもおいしく見えました。)その理由は、「種類が豊富」「コスパがいい」「持ち帰れる」。この3点を巧みに画像を用いて再アピール。そしてみなさん、どうぞ食べてみてください、と締めくくります。(ちょっと違っていたらごめんなさい。)2分間は、本当に短いですから、「序論→本論→結論」の展開が実に早く、そして飽きがこない。

小生にとって、息子娘と共通の話題を作るためには何が必要か、とても有効なヒントをいただけたような気がします。ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

 

全面芝のグランドと校舎玄関・昇降口

昨夜から大気の状態が不安定で、今朝まで雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、午前中の早い時間に天気が回復し、今お昼休みになったところですが、青空も見えていて、4校時には生徒のみんなが、きれいに刈られた芝のグランドで体育の授業をやっていました。気持ちよさそうな汗をかいているみなさんがうらやましいです。ということで、せっかくなので、グランドの写真を公開することにします。もちろん、また数週間後には、雑草が生えてくるのですが、本校の全面芝のグランドをご覧ください。今日は、このへんで。

 

 

 

 

夏休み明け初日・・・全校集会講話

  本日、夏休みが明けて初日。大掃除後に全校集会。その後1・2年次は課題テスト、3年次は実力テストです。全校集会では、生徒の元気な顔を見ることができてよかったです。その場で少しばかり話をさせていただきました。夏休みの振り返りと今年度後半への期待です。概要ですが、紹介します。

      令和元年度 夏休み明け 全校集会  校長講話 概要

 

  改めまして、おはようございます。休み中に、大きな事故の報告もなく、こうしてみんなの元気な顔を見ることができたこと、本当にうれしく思います。夏休み明けの全校集会にあたり、少し話をさせていただきます。

まず、夏季実力養成講座ですが、暑いところ、よくがんばってくれました。1・2年次は少し短くなりましたが、3年次は、予定通り実施することができました。3年次生は、様々な外部模試も受験したと思います。これから涼しくなる秋が正念場。少しずつ実力の伸びが実感できるようになります。あるいはしんどい成績が返ってくるかもしれません。でも、ロマンを最後まで追究してほしい、やせ細った、ちっぽけなリアリストにならないでほしいです。しかしながら、足元を全然見ようとしないロマンチストもダメ。だからリアリズム。冷静なリアリズムに裏付けられた、自分にとって一生一度のロマン。これを高く掲げ、実現に向けて頑張ってください。

また、休み中には、中学生対象のオープンキャンパスもありました。本校始まって以来最高の1600名を超える参加者がありました。各学科生徒のみなさんが説明等に活躍してくれました。ありがとうございました。もしかしたら、この中学生対象の説明会を11月も開催します。打って出る宮城野。25周年に向けてガンガンやります。

また、田子塾等、もろもろのボランティアにも一生懸命参加してくれました。みなさんに改めて感謝したいと思います。

さて、夏休み明けにあたって、みなさんにお願いしたいことです。本校は来年25周年記念式典・事業を計画しています。今後のさらなる飛躍を期して、真の意味で、生徒の主体性を重んじる学校へ、そういう仕掛け作りを今後行っていきます。たとえば、今年度12月の土ゼミでも、生徒が案内、接待、司会進行等を務める形にします。次年度の学問の世界、職業人講話も同じです。PSやFTでは、みなさんがしっかり主役となって発表会等を動かしているはずです。みなさんはできるはずです。今後の校内各種行事や外部講師依頼の講演講話等において、生徒の案内、司会進行等を積極的に取り入れます。みなさんが受け身的に座って待って、聞くだけのものにしません。宮城野らしさを意図して作ります。「若い大人」扱いを徹底します。「自分たちが学校を動かしている」、そういう意識をぜひとも持ってほしいと思います。

また後日、ホームで説明があると思いますが、みなさんのサークル活動の新規発足を後期にも認める形になります。このサークルも、もちろんみなさんの主体性発揮の場としてあるわけです。ぜひみなさんの積極的参加と活発な活動を期待したいと思います。

 以上です。夏休み明け、まだまだ暑さが続くかもしれません。体調管理に気をつけながら、一日一日を大切に過ごしてください。

 

このようなことを話しました。真に主体性を育てる学校へ。25周年に向けて、どんどん生徒の皆さんを動かしていきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて、みなさん、気づいたと思いますが、休み中に、グランドの芝刈りをしていただきました。体育館に入る際、青々とした芝がとてもきれいに見えたと思います。明日から1・2年次は早速授業開始。体育とても楽しみですね。3年次は、もちろん明日実力考査です。でっかい夢の実現に向けて、しっかり頑張ってください。

 今日はこのへんで。

 

「美術科 夏季スケッチ合宿」&「虹のアートプロジェクト」

仙台七夕の中日、二日目です。昨日は、ジンクスどおり、14時30分過ぎ頃に、雨が降ってきました。すぐ降り止んだのですが、7月後半の梅雨明け以来の雨になりました。その雨もほとんど納涼の効果なく、今日も暑い日が続いています。

 ところで、美術科1年次のみなさんと2年次美術科と総合学科の希望者、計50名が昨日から2泊3日の予定で、花山青少年自然の家において「美術科 夏季スケッチ合宿」を行っています。暑いところ、お疲れ様です。今日は恒例の沢活動があるようで、冷たい沢の水に足をひたして、涼しくなってほしいです。山のほうも厳しい暑さが続いているようです。くれぐれも熱中症等に注意してください。

 また、京都の銅駝美術工芸高校から3名の生徒と引率の先生1名、そして宮一高の美術部3名、それに加えて本校美術科の3名がいっしょになって、「虹のアートプロジェクト」に取り組みました。例年、美田園の仮設住宅の集会所などを利用して実施していたものを、今年は、仮設住宅が閉じられたので、今年は新築なった「閖上公民館」に場所を移して行いました。準備不足がたたって、思い通りに参加者を集めることはできませんでしたが、それでも参加してくれた小さな女の子たちは、ランプシェード作りに夢中になっていました。またキッズ教室の帰りにたくさんのママとキッズに立ち寄っていただき、絵画やコップ等の作品を差し上げることができました。なんと立ち寄っていただいたママさんに、本校卒業生の方がいらっしゃいました。びっくりです。いろいろなところで応援団と遭遇するのが、これまたおもしろいところです。本校の某先生と同級生だったとか・・・。話がとても弾みました。来年も継続できたら、うれしいです。閖上小中学校の八森校長先生、閖上公民館長の及川様、事務長の境様をはじめ、たくさんの方々にお世話になりました。もちろん京都市立銅駝美術工芸高校の倉本先生はじめ、3名の生徒さんには、遠いところお越しいただき、感謝です。閖上のカツ丼の味はいかがでしたか? 来年も、もしよかったらどうぞ。

 今日は、このへんで。

 

「珊瑚」

昨日の夜、19時23分頃、福島県沖を震源とする大きな地震がありました。県内では石巻と亘理で震度5弱を記録、宮城野区を含む県内の広い範囲で震度4を記録しました。実は私は昨夜、ある教育フォーラムに出席して、その後お茶をしている最中の地震でした。東京は震度3だったのですが、かなり揺れました。それも長い時間。怖かったですね。一瞬、東京でも・・・と思いました。隣席の方は、相当びっくりしたようです。やはり地震の備えは大事ですね。高いビルやホテルに入ったときや、地下街を歩いているときもそうですが、非常口はどこなのかというのを常に意識して行動する必要があると改めて思いました。慣れない場所に行く時などは、要注意です。余震にも注意してほしいです。3.11の東日本大震災のときは、3.9にやや強い地震がありました。これから本震が来るかもしれません。怖いことですが、改めて家庭でも防災体制をチェックしてほしいです。

さて、今日は仙台七夕の前夜祭。今頃は、仙台の広瀬川河畔の夜空をきれいな花火が彩っていると思います。今日は、心のうちできれいな花火を思い描いて帰るとします。

国語の小齋先生から、作家のよしもとばなな氏の「珊瑚」というエッセイを教えていただきました。ばななさんは、本当に優れた書き手ですね。お父様の吉本隆明氏も大好きですが。奄美大島の海岸で拾った珊瑚のかけらから、彼女はとても豊穣な時間を過ごすことになります。「ゆったりとした時間」「むだな時間」「むだな時間こそが創造性をつくるんだな」「豊かな時間」「人生には無限の過ごし方の可能性がある」等々。

 今日は、このへんで。

 

学校説明会について感謝&「2019さが総文」

  7月もいよいよ今日が最終日。昨日宮城県が梅雨明けし、今日は東北の北三県が梅雨明けしました。日本全国梅雨明けし、明日からは8月、いよいよ本格的な夏到来です。夕刊では、今日の仙台での最高気温が35.9度まで上昇し、今夏初めての猛暑日となったそうです。実力養成講座や自学のため、登校している生徒のみなさんは、くれぐれも熱中症等に気をつけて、水分補給等をまめに行ってほしいと思います。

 さて、しばらくお休みしていた校長通信ですが、ようやく再開です。実は先週から昨日まで、佐賀県で開催されていた「2019さが総文」の視察に行ってきました。昨夜遅くに帰ってきたところです。総合開会式では、生徒実行委員長の挨拶や各県代表生徒の挨拶、各部門代表生徒の挨拶等があり、華やかに開幕しました。第三部においては、佐賀県の高校生が演劇的構成により、クラスの中での軋轢を乗り越えて、一回りも二回りも大きく成長していく姿が舞台上で演じられました。これまで言えなかった、あるいは言われたことがなかった「愛してる!」という宝物のような声が、観客も巻き込んで会場全体に響き渡ったとき、会場内は大きな感動の渦でいっぱいになりました。思わず涙ぐむ人もいました。高校生の祭典にふさわしいスタートとなりました。そして、開会式後のパレードは、直前のお昼頃に雨が降り、本当にお天気が心配だったのですが、願いがかなってきれいにその雨もあがり、暑さがちょうどよく和らいだ中での華やかなパレードとなりました。地元佐賀県の高校生、全国各都道府県からの参加者をはじめ、関係の方々にとって本当にうれしいうれしい晴れ間でした。

 翌日から、佐賀県の各地をめぐり、各部門の展示発表を視察しました。今回、本校からは2年次末永莉央さんの「肴」と題された工芸作品が美術工芸部門に出品されました。(写真参照)今年1月の県高校美術展で優秀賞を獲得した作品です。佐賀県立美術館に到着してみると、会場では末永さんが観覧の方々に向かって一生懸命説明している姿がありました。とても頼もしくりっぱでした。本校美術科の歴史と伝統にまたすばらしい1ページが加えられました。

ところで、その視察期間中の7/27には、中学生のみなさんやその保護者のみなさまを対象にした、今年度の「学校説明会」を開催しました。出発二日前から気温がぐんぐん上昇し、当日もやはり厳しい暑さになりました。熱中症等が懸念されましたが、おかげさまで大きな事故もなく、午前午後合わせて1600名をはるかに超える参加者をお迎えし、今年度の学校説明会を行うことができました。係から好評のうちに終えることができたと聞いて、ほっとしているところです。中学生のみなさん、いかがだったでしょうか? 現在の中学3年生からは、新しい高校入試制度がスタートとなります。いろいろと不安なところが多いかと思います。疑問点等ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。また、学校見学等の申し込みもどうぞ。

今日は、このへんで。

 

リアリズムとロマンチシズム

暑くなりました。太平洋上に発生した台風のため、梅雨明けは持ち越しとなりましたが、いよいよ本格的な蒸し暑さ到来です。暑さ対策をしっかりやって、学習への集中力を切らさないようにしてほしいです。

1時間目の3年次集会では、「敢えて二兎を追う」に絡めて、リアリズムに裏付けられたロマンチシズムの大切さ、夢を持つことの大切さを伝えました。その後の全校集会では、今年度4月からここまでの生徒みんなの活動の評価に加えて、広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩について、初めて全校生徒の前で説明し、基礎基本の大切さを訴えました。夏休み明けに、みんな元気な顔でまたここに集合してくれることを期待します。

今日は、このへんで。

 

 

まもなく梅雨明け・・・幅広く勉学を

  いよいよ明日は夏休み前の最終日。LHRや全校集会、大掃除の日です。その後、27日の学校説明会の準備もあります。基本的に午前中で終わり。午後は三者面談等が入っている生徒保護者の方もいるかと思います。

夏休みに入ると同時に梅雨明けが宣言されるかのようで、今日は、西日本各地で長かった今年の梅雨明けが宣言されました。宮城県も、今日は日中に晴れ間が広がる時間があり、かなり蒸し暑くなりました。まもなくここ宮城県も梅雨明けだと思います。(ただ夜になったらまた雨雲が近づいているようです。福島では雷雨になったようで、気をつけたいものです。)夏本番に向けて、気を緩めることなく、それぞれに計画的に過ごすこと。

昨日、本屋さんで若松英輔氏の「『こころ異聞』 書かれなかった遺言」を見つけ、購入しました。これは岩波書店のPR誌「図書」に長く連載されていたものを一冊にまとめたものです。連載時からとても興味深く読んでいました。夏目漱石の「こころ」は、2年次の国語で、みんなが読むものだと思います。既に多くの研究家が研究し尽くし、もう書ける材料はないものと思っていましたが、さすが若松氏。鋭い視点でこころ論を展開しています。夏休みの私自身の課題図書は、これで決まりました。みなさんも、ふだんの勉強のみならず、幅広く読書に挑戦してほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

木槿の花

  夏休み前の最終週に入りました。本校は25日に全校集会があり、26日から夏季休業に入ります。同時に「実力養成講座」がスタートします。今週も午前授業で、保護者面談が続きます。保護者のみなさま、お忙しいところ、ありがとうございます。

 梅雨時の、忙しい時を送っていたら、いつのまにか校舎南側に植栽されている木槿の花が咲き始めていました。先週末、ようやく気づいた自分が愚かでした。芙蓉さん、ごめんなさい。小生の自宅の木槿もまもなく開花すると思います。日照時間が少ないせいか、いつもよりだいぶ遅いですね。その代わり、アジサイが長持ちしています。ミニトマトはなかなか赤くなりません。昨日、深夜、庭で羽化したばかりのセミさんを見つけました。寒くて元気がありません。早く元気に鳴いてほしいです。

今日は、このへんで。

 

「田子塾」・・・それぞれの未来に向けてがんばろう

 今朝方は、少し小雨模様でしたが、次第にお日様がのぞき、気温も上昇。今日は久々に蒸し暑くなりました。これまでしばらく低温と雨が続いていたので、本当はこれが7月らしいお天気です。

昨日は、文ボラの代表のみなさんが文化祭報告のため校長室に来ました。私からは文化祭の大成功について、ありがとうねと伝えたところです。すばらしいリーダーシップを発揮され、見事に文化祭を大成功に導きました。今後は、この経験をいろいろな場面に生かしてほしいと思います。ありがとうございました。

今週から学校では三者面談がスタート。午後から保護者のみなさまが次々と来校されています。ありがとうございます。1回目の定期考査の結果をお伝えしていると思います。今後の勉学の励みにしていただければと思います。特に3年次のみなさんは、これから進路実現に向けて天王山です。目標をしっかりと確定し、お互いに切磋琢磨して頑張ってほしいと思います。

実は、先月から本校生徒が田子中で「田子塾」のお手伝いをしています。田子中の1・2年生を対象に、講師として中学生の数学の勉強のお手伝いをしているものです。6/21からスタートして、今日で四回目となります。中学校の先生によると、中学生にも、その保護者の方々にも好評であるとか。期待半分、不安半分でしたので、中学校の先生に聞くのが、正直とても怖かったのですが、胸をなでおろした次第です。私は、これから今日初めて視察にうかがう予定です。学習ボランティアに手をあげてくれた本校生徒21名のみなさん、ありがとうございます。

さて、来週が夏休み前の最終週になります。また7/27には、中学生向けの「学校公開及び説明会」になります。本日の職員会議で、申込者が中学生と保護者合計で2000名を超えたと報告がありました。すごい人数です。ありがとうございます。おもてなしの心でお迎えしたいと思います。

今日はこのへんで。

 

文化祭・・・ご来場、ありがとうございました

  今年度の文化祭「拍手喝祭 ~平静じゃいられない」が無事終了しました。ご来場されたみなさまに深く感謝申し上げます。生徒の展示・研究発表、演奏、パフォーマンス、模擬店等、いかがだったでしょうか。おかげさまで一般公開の7/13(土)は、梅雨の合間に、待ち望んだ青空が広がる天気に恵まれ、大勢のお客様にお越しいただくことができました。今の宮城野高生の大きなエネルギーがこのような形で個性豊かで、自由に伸び伸びと発現されていることを、ぜひ温かく見守っていただき、応援いただければと存じます。またご意見、ご要望等ありましたら、学校までお寄せいただければと存じます。

今年度の文化祭開催にあたり、運営の中心になって活躍した文ボラのみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。いつも以上に元気な、リーダーシップ抜群の文ボラでした。また、文ボラのみなさんのみならず、この文化祭にそれぞれのスタイルで参加し、関わった宮城野高校生の全員に感謝です。「拍手喝祭」の文化祭にするべく、みなさんはそれぞれの持ち場で集中し、おもてなしの心をもって、お客様に対応してくれました。ありがとうございました。

(開祭式のオープニング用動画には、恥ずかしさも忘れ、小生も登場させていただきました。拙い演技力、いつもながら反省するばかりです。みなさまにお詫び申し上げるとともに、ちゃんと校長をフォローして、抜群の演技力を見せる本校の先生方に感謝です。)

また、今回もPTAカフェを開いていただきました。お忙しいところ協力していただいたPTAのみなさま、本当に心から感謝です。朝方、ご挨拶にうかがいましたら、逆に温かい激励までいただきました。みなさまは、本校にとって、本当に心強い大応援団です。ありがとうございました。(「令和」の写真を撮影いただき、感謝です)

今年は、イチゴにミルクをたっぷりのせたおいしいおやつを腹におさめました。今朝方は、昨日買って冷蔵庫にしまってあった焼き鳥を三本、チンして朝食代わりにいただきました。祭りが終わった翌朝の焼き鳥、これがまたなかなか「おつな味」です。

一般公開が始まってまもなく、突然、本校一回生のM君が校長室に現れました。人目見た瞬間、年甲斐もなく、懐かしさに涙がこぼれそうになりました。文化祭は、思いがけなく、人をしあわせにする瞬間をもたらします。(みなさん、どうでしたか?)

さて、切り替えをしっかり行い、けじめをつけて、週明けを迎えたいものです。

宮城野高生の、本番はこれから。

今日は、このへんで。

 

雨確率・・・まだまだ下がる

曇り空の合間に、時々晴れ間がのぞく、こんなふうに文化祭当日も晴れてくれたらな、というお天気でした。まだ天気予報では、雨マークがついていますが、少しずつ雨確率が下がっているような気がします。このままどんどん下がってきて、せめて土曜日は、上から降らないでほしい、そうお願いして今日は帰ることにします。

文化祭準備がどんどん進む中で、昨日、夕方開祭式担当の生徒が校長室にやってきました。なにかたくらんでいるようです。こういう生徒は、えてして「ひとをのせる」のがうまいのですね。私も、ついついおだてられて・・・。みなさんの大事な大事な開祭式がうまくまわるように祈っています。

さて、先日の河北新報夕刊に「JR福田町駅エレベーターなし」「妊婦や高齢者を疑似体験」「バリアフリー 大切さ実感」という見出しの記事が大きく掲載されました。町内会関係のみなさんが中心になって、福田町駅のバリアフリーを推進する運動が展開されています。今回の記事は、その運動の一環だと思います。本校の多くの生徒が利用する福田町駅ですが、残念ながらまだバリアフリーにはほど遠い状態です。記事には、市がバリアフリーに向けた調査費を本年度予算に計上したと掲載されています。これを契機に、早期に福田町駅のバリアフリー化が実現されることを望みたいと思います。

今日は、このへんで

 

文化祭・・・天気予報を吹き飛ばせ

雨にはなりませんが、どんよりした梅雨空が続き、気温は上がらないまま。なんかこのまま冷夏になりそうなお天気です。夕刊には、この後2週間も低温が続くとか。もしかしたら昨夏の反動で、今年の夏は過ごしやすいかもしれません。そういう淡い(?)期待を抱かせる7月です。

今週はいよいよ文化祭です。準備もいよいよ最終コーナー。みんな朝早くから、放課後の下校時間ぎりぎりまで、準備に大忙しです。この梅雨空が心配なのですが、みんなのパワーで吹き飛ばしてほしいです。

 さて、村上春樹様の新作(短編)が出ました。1年生の「総合的な探究の時間」において「話を聞いてみよう」という企画があり、私のところにもフレッシュな1年次生が7人、やってきました。その私の拙い話の中で、村上春樹様との長い長いおつきあいをお話しさせていただいたのです。レポートの代わりとなる新聞(7/9現在、未発行)に、その村上春樹様のことがしっかり「おすすめの作家」として紹介されています。ぜひ一読を。

さて、その村上春樹様の新作短編が「文学界 8月号」に2編、掲載されています。「ウィズ・ザ・ピートルズ With the Beatles」と「ヤクルト・スワローズ詩集」。いかにも彼らしい掌編です。文化祭明けには、読み終わると思いますので、興味ある方は、どうぞ校長室へ。早い者勝ちです。

本日、教育実習の3週間組の3名が最終日を迎えました。とても元気の良い、はきはきとした実習生のみなさんでした。母校で実習ができて、最高でした。「自分たちの頃と変わらず、好きなことに一生懸命、夢中になっていて、みんなとても輝いて見えました」と語ってくれました。例の広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩についても、一生懸命プレゼンしてくれました。私は、結句の「君 汲 川 流 我 拾 薪」(君は水を汲んできなさい、私は薪を拾ってこよう。)から、教えられることを伝えました。苦しいとき、辛いとき、そういうときに、人には往々にして迷いが生じるもの。迷いが生じてしまうと、自分のやっていること、作っているものに、自然と「狂い」出てしまうもの。そういうときに、アドバイスできることとして「君 汲 川 流 我 拾 薪」をあげたいと思います。川の流れの「水」。薪は、もちろん「火」。「水」も「火」も人間生活の基本中の基本。迷ったら、基本に立ち返ること。基本を徹底していれば、自ずと結果が出てくるはず。それまでどれだけ「辛抱」できるか。

 2週間組の実習生からは、お礼状が届きました。うれしいですね。最終日に伝えた『桂林荘雑詠諸生に示す』についての感想もしっかり書いてくれました。ありがとうございます。実習生、計6名のますますの活躍と精進を期待します

今日は、このへんで。

 

仙台市内高校美術展・・・入賞、おめでとう

  朝から雨が降り続きましたが、夕方にはなんとかやんだようです。でも九州南部は大雨が降り続き、土砂崩れ等で被害も出ているようです。大きな災害にならないことを祈るばかりです。

 さて、昨日は仙台商業さんの創立10周年記念式典がありました。伝統ある仙商さんが10周年・・・? 一瞬不思議に思ったのですが、旧男子校の仙台商業と旧女子校の仙台女子商業が統合して新生仙台商業となり、統合10周年を記念しての式典でした。生徒のみなさんは、みんな気持ちよく挨拶ができていて、とてもすがすがしく、さすが仙商さんと思いました。みなさんも来年は25周年記念式典です。いろいろな場面で役割分担をしてもらうと思います。本校の良さを前面に出し、ぜひボランティア精神でかんばってほしいと思います。

 昨日は、仙台商業さんの式典の帰りに、県美術館に立ち寄り、仙台市内高校美術展を観覧してきました。すごいですね。市内の美術に情熱を傾ける高校生の祭典です。本校の美術科の1・2年次の生徒も出品し、惜しくも会長賞は逃しましたが、優秀賞や美研賞に多数の生徒が入賞しました。おめでとうございます。入賞していない作品にも、なかなかの力作があったりして、やっぱりすごいもんです。他校の生徒の作品の中に、本校生徒の作品が交じると、なにかしら独特の味わいがあります。さすが宮城野の美術科だという感じです。みなさん、宮城野美術科のDNAみたいなものをしっかり受け継いでいるんですね。今日も、美術科で教育実習生の研究授業があり、自画像を描いていましたが、内面を深く追究する独特のタッチでした。ぜひ今後も精進を。

 今日は、このへんで。

 

広瀬淡窓『桂林荘雑詠諸生に示す』

昨日の続きです。今年の教育実習生に出した課題は、次の漢詩についてです。

 

広瀬淡窓『桂林荘雑詠諸生に示す』

【白文】

休 道 他 郷 多 苦 辛

同 袍 有 友 自 相 親

柴 扉 暁 出 霜 如 雪

君 汲 川 流 我 拾 薪

 

【書き下し文】


道(い)ふを休めよ 他郷苦辛多しと

同袍友あり 自(おのずか)ら相親しむ

柴扉(さいひ)暁に出づれば 霜雪の如し

君は川流を汲め 我は薪(たきぎ)を拾はん

 

【現代語訳(口語訳)】


言うのはやめなさい、他郷での勉学は苦しく辛いことが多いと。

ここには一枚の綿入れの着物を貸しあう仲間がいて、おのずと仲良くなるのだから。

明け方に粗末な扉から(外に)出てみると、霜が雪のように(真っ白に)降りている。

君は水を汲んできなさい、私は薪を拾ってこよう。

 

この漢詩を読んで、自分の感想を述べなさい。時間は3分~5分。書き下し文と口語訳は、ネットでひけばすぐわかるので、それは省いてください。みなさんにお願いしたいのは、この漢詩から自分がくみ取れることを高校生に伝えるとして、自分はどういうことを伝えたいのか、教育実習の最終日にこの校長室でプレゼンしてください。よろしいですか。楽しみにしています。

こういうことを、実習の初日に伝えました。実習生は、みごとでしたね。予想以上にやってくれました。やはり彼ら彼女らは、第二句目(承句)の「同袍友あり 自(おのずか)ら相親しむ」にポイントを置いて、自分が苦しかったときの友人のありがたさを一生懸命語ってくれました。実習生のみなさんに、拍手です。

今日は、このへんで。

 

教育実習(2週間実施)お疲れ様でした

  いつのまにか、7月です。6月は、この校長通信を長く休むような状況でした。別に病休をとっていたわけではなく、ただ貧乏暇無し状態であったと言い訳しておきます。すみません。今日も、似たような状況です。が、少しでも綴ります。

 生徒は、相変わらず元気です。元気が良すぎます。火曜日ですからLHRの日です。外では、レクのクラスが、楽しそうに高校生ごっこをしていました。担任の先生がうらやましかったです。内容は、想像にお任せします。

さて、今日で、教育実習(2週間組)が終わりました。放課後に閉講式が校長室でありました。そこで、私からのリクエストで、開講式のときに伝えていたのですが、広瀬淡窓氏の漢詩を用いて、プレゼンをしてもらいました。

 感動しました。今時の学生さんのチカラってすごいですね。詳しくは明日。

 

 今日は、このへんで。

 

職業人講話と猿橋賞受賞記念講演会

  もう週末。でも本校は明日も登校日。恒例の「職業人講話」があります。明日は、16名の職業人の方々から講話をいただきます。生徒は、自分の好きなところを二つ選んで、一回目の講話の時間と二回目の講話の時間に聴講することになります。ぜひ自分のキャリアデザインの参考にしてもらえばと思います。本校OB・OGの方々も複数いらっしゃるようです。現在、教育実習生が来ていますが、考えてみれば実習生は、職業人ではないですが、りっぱなOB・OGです。ぜひいろいろと大学選びの参考に話を聞いてほしいと思います。今日も廊下を生徒と談笑しながら歩いて行く実習生がいました。とてもほほえましく、たのもしく思えました。ぜひ将来本当に教員になって母校に戻ってきてほしいと思います。

 ところで、明日は午後から東北大学の梅津理恵先生の講演会もあります。これは体育館で全校生徒対象です。25周年記念プレ事業として、実施します。梅津先生は、先月、日本の若手の優秀な女性科学者に贈られる「猿橋賞」を受賞されたばかりです。その先生の、受賞後初めての講演を本校でやっていただきます。他校からも聴講に来ます。

 梅津先生からは、ご自分の専門の話のみならず、今後のみなさんの勉学や進路選択、男女共生社会における望ましい生き方等について、きっと参考になるお話をしていただけると思います。明日の講演を楽しみにしてほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

防災対策と教育実習開始

本日から、本校では教育実習がスタートしました。6名の実習生のみなさん、ようこそ。母校での教育実習ということで、恩師の先生も少なくない中で、少しばかりプレッシャーもかかるかと思いますが、最後までがんばってほしいと思います。今日は、早速各分掌担当から、講話を多数もらったようです。すごいですね、メニューが。半端でないです。このへんを平気で課してくるのが、母校の「良い」ところですね。恩師である方々は、情け容赦なしできますので、へこたれず、がんばってほしいと思います。ここで学んだことは、どこの分野でも、必ず役に立ちます。

さて、今日は、美術科の夏休み中のボランティア活動の依頼に、閖上の公民館にもお邪魔してきました。これまで「さいかい市場」とか「美田園の仮設住宅集会所」で実施してきたものです。閖上の新しい公民館は、すごいモダンな作りで、機能性も高く、ワークショップ等を実施させてもらうには、とても素敵な場所であると思いました。美術科のみなさん、ぜひ積極的に参加をお願いします。

午前中は昨日に引き続き、中学校訪問。その帰り、四時間目頃に学校に到着したら、どこの教室でも定期考査の答案返却。神妙な顔をして答案を覗く者、にこっとして答案を元気よくもらう者、不安そうな顔をして答案をおそるおそるもらう者、いろいろです。いろいろですが、まずはきちんと復習して、財産をきちんと作ってから次の授業に備えること。

昨夜は、新潟、山形のほうで大きな地震。ここ宮城でも震度4。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。みなさんも、就寝時の安全確認をもう一度。就寝時のみならず、様々な場面での安全対策を家族間でもう一度しっかり確認しておきましょう。

今日は、このへんで。

 

ストロベリームーンと「未見の我」

 昨夜は、満月。帰りが少し遅くなったので、気づいたときは、もう満月は天空に移動。雲間からはっきりと満月が見えたのはよかったのですが、あとで確認したところ、6月の満月は「Strawberry Moon(苺月)」という名前がつけられているそうです。夏至の頃は月が低く昇るため大気の影響を受けやすく赤みがかることが多いので、赤い苺と結び付けたとのこと。残念ながら、昨夜はすでに天空にあったので、赤みがかったお月様を見ることはできませんでした。ストロベリームーンには「好きな人と一緒に見るとその人と結ばれる」というロマンチックな言い伝えがあるとか・・・定期考査最終日の勉学で、みなさんは、とてもそれどころではなかったですよね。

 さて、本日はその定期考査最終日。みなさんが一生懸命問題に取り組んでいるところ、小生は、今日から中学校訪問を始めました。中学校の先生方は、とても協力的で、小生の質問に丁寧に応えてくれました。びっくりしたのは、二つ目の学校です。玄関を入るとほぼまっすぐのところに三年生の教室。そして、そこでも定期考査中。中学生も実に真剣に取り組んでいました。玄関先で「こんにちは」と大きな声で挨拶したので、たぶんうるさかったかも・・・。失礼しました。

 さて、昨日は本校で、県内の進路指導の先生方が集まって進路研修会が開催され、小生の敬愛する弘前の先生をお招きして講演会を実施しました。すごかったですね。久々に気合いが入りました。講師の先生に改めて感謝申し上げたいと思います。

さて、昨日その講演会でいただいた言葉です。

 

「未見の我」ということばを知っていますか?

「持って生まれたものを深く探って引き出す」。そういうことをやっていますか?

「未見の我」を発見せよ・・・かつて、自分も繰り返し繰り返し言われた言葉です。

みなさんも、ひとつ、そういうスタンスで自分を鼓舞してみてください。

第一回目の定期考査が終わったばかりの、みなさんに贈ります。

 

今日は、このへんで。

 

定期考査初日/本校の良きDNA

第1期定期考査の初日です。梅雨入り後、それらしき天気が続きましたが、今朝はきれいに晴れ上がり、蒸し蒸しすることなく、気持ちのよい一日でした。今年度初めての定期考査の手応えは、どうだったでしょうか? 真剣に定期考査に向き合うみなさんの姿勢が、とても頼もしく思えたところです。明日も天気は持ちそうで、週末は崩れるとのこと。雨に降り込められて試験勉強するのも、実力に磨きがかかって成績がぐーんとアップするかも。みなさんの健闘を期待します。

昨日の夕方は、市内の某大学を訪問し、大学の先生と直接情報交換をしてきました。もちろん本校卒業生の様子も話題になったのですが、その先生の印象では、本校卒業生は、グループで何かやってもらおうとする時、チーフとかに、すんなりと手をあげる傾向が大であるとのこと。こういうときに出身高校の学風みたいなものが如実に現れるそうです。

みなさん、この話を聞いて、どうでしょうか。本校は確かに何をやるにしても、ボランティアというシステムが働きますよね。あれがいろいろな場面で将来役に立つのです。学校側がいろいろなものをあらかじめ準備しているのではなく、ゼロのところから、みなさんがいろいろなものを立ち上げ、果敢にチャレンジすること。そういう学風をいつまでも大事にしたいものです。本校の良きDNAの話でした。

今日は、このへんで。

 

明日からは定期考査

昨日も、バタバタして通信を休んでしまいました。すみません。

昨日は、LHRを利用して防災避難訓練がありました。天気が心配でしたが、なんとか予定通りグランドに避難することができました。余計なおしゃべり等もほとんどなく、みなさんがしっかりと避難訓練に集中できたこと、少し安心しました。でも、昨日6/11の河北には、ブロック塀が増えているとの記事も出ていました。気をつけたいものです。

(この時期、実はびっくりしたのですが、蚊が大量に発生していました。みんなも蚊に食われないよう、注意)

本校は、明日から第1期定期考査です。生徒は追い込みのため、先生方へ質問をしにやってきます。そのため職員室前の長机は、いつも満員状態です。来週火曜日まで、みなさんが精一杯がんばって、自分の持てる力を発揮できることを期待します。特に一年次の生徒にとって、高校生として初めての定期考査です。しっかり準備して、万全の状態で臨んでほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

学びのあり方続編

6/3の記事の続き。鷲田氏のコメントは、こう続きます。

 

 芸術大学は、実技系の大学だ。だから学びの基本に、製作と演奏の技術がある。いってみれば〈いのち〉の表現と身体使用の技。技だから大学に入ってすぐにその技術の精密な学びに入る。その矢先に、〈いのち〉と身体について、このような広がりと奥行きのある見方を突きつけられたのだから、ひどく混乱したにちがいない。いや、芸術のように、世界をもっと別なふうに構想し、組み立てなおすという作業にこれから取り組むはずの学生にとっては、従来じぶんがもっていた感覚や判断を大きく揺さぶり、ぐらつかせる、困惑というよりむしろ陶酔の時間だったにちがいない。

 

「自分の感覚や判断を大きく揺さぶり、ぐらつかせる」、そういう刺激が陶酔に近いものというとらえ方。こういう学びのあり方を、本校でもどんどんやってほしいなと思います。

鷲田氏のコメントは、もう少し続きます。それは、また明日。

今日は、このへんで。

 

卒業アルバム個人写真撮影

6/3の月曜日に書いてから、またまた休載が続き、今日は6/7の金曜日。なかなかハードな日が続きます。でも、まだまだめげずに書き続けます。鷲田氏のコメントは、『本』6月号を持参しなかったので、すみません。来週へ。

 今日は、朝方の雨が登校時にはなんとか降りやんでくれましたが、一日中どんよりとした曇り空。ああ、あれかと思っていたら、やっぱり夕刊には「東北南部が梅雨入り」の見出しが・・・。いよいよですね。これから7月までは梅雨の季節。今年は、どうなるんだろう・・・。あまり降りすぎても、カラ梅雨でも大変です。お天道様に、ほどよい梅雨になるように祈りましょう。

 今週から3年次の生徒たちは、卒業アルバムの個人写真撮影開始。生徒たちがカメラマンに撮影される直前に、一生懸命鏡をのぞきこんでいるのが、ほほえましいです。一生ものですから、みんなよ~~く考えて、セットをきちんとして、写してもらってくださいね。

 今日は、このへんで。

 

三木成夫氏

6/1~2が土曜日曜だったので、6月は実質今日からスタート。梅雨入りまで、もう少しの期間、田子地区を吹き渡るさわやかな風を満喫できそうです。今日も、青々と茂った芝生のグランドでは、生徒たちが体育の授業で気持ちのよい汗をかいていました。運動能力テストでしょうか? まだまだ50M走を一生懸命走れるみなさんがうらやましいです。

 

さて、先週金曜土曜は、3年次生全員が模擬試験を受験していました。今年度になってから初めてのマーク型模試です。国語の問題を拝見したら、材料文になかなか良いものを採択しているなあと感心しました。後日実施する学校があるので、ここでは詳しく書けませんが、これだから模試問題も安易に侮れません。敵も手強いものです。二週間後ぐらいに、紹介したいと思います。

さて、講談社のPR誌『本』6月号です。鷲田清一氏が『三つの授業』というタイトルで、2Pの小文を寄稿しています。氏の新著『生きながらえる術』の紹介文です。その新著の一節に入れてあるものを紹介していると思います。

ある大学のピアノ科の先生が、東京芸術大学の学生だった頃に、受けた講義の中で特におもしろかった講義が三つあったとのこと。その一つが解剖学者の三木成夫氏の講義。

 

「その初回の授業。入ってくるなりカーテンを閉めて教室を真っ暗にした。 ~ 突然、前方のスクリーンに、眼と眼とがうんと離れた不気味な顔面らしきものから、鰓をもったサメのような顔、さらには両生類、爬虫類、哺乳類のような顔が次々と映し出される。それは、ヒトの胎児が数日間で『あの一億年を費やした脊椎動物の上陸誌を夢のごとくに再現する』その相貌の変化を記録した衝撃の画像だった」

 

この後、鷲田氏のコメントが続きます。それはまた明日。

 

今日は、このへんで。

 

ドローン、恐るべし

 早くも水無月。令和になってちょうど1ヶ月が経ちました。今日土曜日は、午前中に同窓会の幹事会、午後からは25周年記念事業の実行委員会が開催されました。土曜日のお休みのところ、出席された方々に改めて感謝申し上げます。

同窓会幹事会では、会報である「たんぽぽ」の編集進捗状況、9/14開催予定の同窓会総会の持ち方、また25周年記念事業について、同窓会員の皆様からの寄付金依頼についてなどが話し合われました。特に25周年記念事業の寄付金については、記念事業の充実をはかるべく、同窓会のみなさんのご支援ご協力をお願いするものです。よろしくお願いします。

また、25周年記念事業の実行委員会においては、新年度の新しい実行委員会体制と記念誌の編集について、またロゴマークの決定、生徒ボランティアの募集について、ホームページの立ち上げ、ポスター募集等について、協議されました。協議終了後には、先日の体育祭において、ドローンで空から撮影した校舎や生徒の様子の試写会がありました。すごくきれいに撮影されていて、改めてドローンの威力にびっくりしたところです。後日、中学生への学校説明会時に、利用予定です。ご協力いただいた多賀城高校に感謝です。

今日は、このへんで。

 

芥川

昨夜から降り続いた雨が登校時には小雨となり、9時頃にはやんでくれました。その後は、からっとした良いお天気でした。週初めの酷暑がうそのようです。

さて、昨日お知らせしたとおり、今日7校時は、『FTⅠ・産業社会と人間』において「話を聞いてみよう」が実施されました。校長室にも一年生の7名が来てくれました。ありがとうございます。「古本の世界に取り憑かれた男のこれまでの軌跡、ついでになんで文学というやっかいな世界があるのか、その存在意義について、みなさんと考えてみたい」という内容でしたが、やっぱり時間が足りなかったですね。ついつい早口になり、みなさんの期待するような話は何もできずに終わってしまったような気がします。ごめんなさい。

特に、「校長先生が特におすすめの作家は?」という質問には、具体的にこの人という話ができませんでした。みなさん一年生で、今ちょうど芥川をやっているので、芥川の話を少ししましたが、本来は「地獄変」あたりで、もう少し具体的な話をすればよかったなあと思っています。それと、好きになった作家とは、とことん付き合うこと。デビュー作から、最後の作品まで、つなげることで1人の人間の全体像が見えてきます。良い意味でも悪い意味でも。1人の人間のおいしい部分だけでなく、つらい部分もひっくるめて、引き受けること。そういう作家を何人か抱えることができたら、たぶん自分の「生」もずいぶんと幅の広さと深さが出てくるのでは・・・ということで、今日は、ごめんなさい。明日、少し続きを。

今日は、このへんで。

 

登下校に注意

おととい、昨日の酷暑から今日は幾分涼しくなり、さすがに三日連続の真夏日ではなかったです。ですが、朝の登校時間に川崎市のほうで、痛ましい通り魔事件が発生してしまいました。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、怪我を負わされた児童に心からお見舞い申し上げます。このような事件が起きるたびに、児童生徒の安全確保について、責任を痛感する次第です。本校生徒も自他の命の尊さについて、改めて深く自覚してほしいと思います。

 

さて、明日は2019年度『FTⅠ・産業社会と人間』において「話を聞いてみよう」が実施されます。指導目標は「身近な『外』の存在である先生方の話を聞き、自分のこれまでやこれからの生き方と対比させて考えさせる」とあります。すごいですね。私のところにも7人も来るそうです。「古本の世界に取り憑かれた男のこれまでの軌跡、ついでになんで文学というやっかいな世界があるのか、その存在意義について、みなさんと考えてみたい」と宣伝したら7人も希望が出たそうです。感心です。明日が楽しみです。頑張りましょう。

今日は、このへんで。

 

感想

 令和が始まったこの5月も、あっという間に最終週を迎えました。昨日は、まだ5月というのに、北海道では真夏日ならぬ以上高温。全国各地で熱中症により体調を崩す人が続出。宮城では、熱中症でお亡くなりになった方も出たとか・・・。怖いくらいの暑さです。今日も30度超え。明日は、少し涼しくなるようですが、くれぐれも注意が必要です。水分補給をこまめに。

 さて、先週は、東京出張のため、ほとんどこの通信をお休みにしていました。すみません。ようやく宮城に戻ってきましたが、まだまだボケが抜けきらず、頭がボーとしています。年をとると環境の変化についていくのがしんどくなります。いやですね。

 ひさしぶりの東京生活で、一番びっくりしたのが、通勤時間帯の人の動き。私は、向こうでホテルをとるとき、観察のため、あえて電車の乗り換えが必要なところを予約するのですが、今回もそういうところを選んで満員電車に揺られて、会議の会場に向かいました。駅のホームでびっくり、感心したのが、人の動きが、ますます行儀よくなっていること。本当によくこんなにきれいに列をなして動いているなあと感心した次第です。電車待ちの列や、乗り換えの移動のための列に、横から入るのは御法度です。仙台では、よく横から入るのを見るのですが、仙台に比べて、東京のほうは、ずっと整然とした動きをします。改めて日本という国の、「規律正しさ」にびっくりしてきました。私の学生時代と比べても、今は、ずいぶんきれいに並ぶようになったなあというのが、率直な感想です。そんな思いを抱きながら、今回はバタバタと目が回るようにして数種の全国会議に出席してきました。

 へこたれては、いられません。明日も走ります。

今日は、このへんで。

 

体育祭二日目

昨日は、体育祭の二日目。初日よりも一層青空が広がり、薫風の吹き渡るグランド、そして熱気であふれる体育館での二日目開催となりました。たくさんの生徒、お母様方から「校長先生、晴れましたねえ~」のお言葉をいただきました。体ボラのみなさんはじめ、保護者や関係のみなさまの熱い願いが、お天道様に通じたのだと思います。本当によかったです。

 二日目にびっくりしたのは、体育館のバスケットボールやバレーボール。(朝早くから、フリー競技のバドをやっていたそうです。ごめんなさい。応援に行けませんでした。)初日に行けなかったので、どんなふうになっているか、楽しみだったのですが、すごかったです。みんなうまいですね。バスケットボールやバレーボールは、中学時代に部活動でやっていた選手が相当多く交じっていて、そのせいかレベルが高いのなんの・・・。あれ? うちの生徒、こんなにうまかった? と思わず、びっくりしてしまいました。男女混合チームですが、女子も男子に劣らず、中心で活躍する選手がいたりして、みんなすごいなあ・・・と思ったところで、グランドへ。グランドでは、昨日の玉入れや12人13脚に続き、今日は「しっぽ取り」がありました。元気よすぎて、こわかったです。応援のお母様は楽しんでいましたが・・・。

 午後は、最後の「全員リレー」。グランドにみんなが出てくるときには、またまたびっくり。みんな思い思いの服装で、まさに「仮装」による「全員リレー」状態でした。かわいいのとか、かっこいいのとか、また恐竜さんとか・・・恐竜さんは、ちょっと暑かったですか。これが恒例なんですね。本校の。先生方も何名かいました、いました。イケメンの警察官に、ちょっとお年を召した魔女様が。すごかったですね。それぞれ個性あふれるかっこうをした生徒が、グランドに大集合。一つのトラックを「全力疾走」「お楽しみ」「借り物」「夏祭り」の四つのゾーンに分けての全員リレーです。私も借り物になって走りましたよ。ちょっとですが。

 予定されていた「先生方オリエンテーション競技」は、残念ながら時間の都合上、中止になってしまいましたが、これまた仕方のないことで、とにかく無事二日間の体育祭は終了しました。運営にあたった体ボラのみなさん、本当にお疲れ様でした。三年次生のみなさんは、閉会式で、一・二年次生の後輩に向かって、大きな声で「ありがとう」。昨年もそうでしたが、本当に宮城野高校生のみんながひとつになった瞬間だと思います。みんな、本当にお疲れ様でした。

週明けに元気な顔でまた登校してほしいなと思います。

 

さて、本日5/17は田子地区の4校(田子小学校・高砂小学校・田子中学校・宮城野高校)の連絡会が開催され、お隣の小中学校の先生方とPTA役員の方々との有益な情報交換ができました。本校に負けず劣らず、小中学校のPTAの方々も並々ならぬパワーの持ち主が多数いらっしゃることがわかりました。今後、ますます連携が密になりそうです。よろしくお願いします。

 今日は、このへんで。

 

体育祭初日

 晴れました。朝方、開会式の頃はまだ曇り空でしたが、生徒みんなの願いが通じたのでしょうか。次第にお日様が顔を出してきて、暑くもなく寒くもなく、またグランドには心地よい薫風が吹き、体育祭をやるには絶好のお天気でした。雨男返上です。今後は、私自身が晴れ男となって、各行事のお天気をコントロールしていきたいと思います。

さて、開会式では、例年どおり、生徒それぞれが思い思いの格好で整列しました。もちろんホームのTシャツをそろえたところもあります。胸に「平成」と大きく書いていたホームもありました。みんな確かに平成生まれですよね。担任の顔写真をプリントしたホームもありました。小学生に戻って、昔懐かしいランドセルを背負って出てきたのは、どこのホームでしょうか? かわいいですね。そんな生徒が玉入れに興じたり、ドッジボールに熱くなったり、みんな一生懸命でした。声をからして応援していました。お疲れ様です。お昼過ぎの時点では、大きな怪我はなかったと思います。夕方までも、特に大きな怪我の情報はなかったので、少し安心です。明日もくれぐれも怪我に気をつけて、みんなで楽しんでください。今日は、体育館のバレーボールやバスケットボールを見ることができなかったので、明日は、体育館にお邪魔したいと思います。

 体ボラのみなさんには、準備・運営等、たくさん仕事をしていただきました。ありがとうございます。明日もよろしくお願いします。また、PTAのみなさんにも、朝早くからたくさん応援をいただきました。ありがとうございます。

さて、番外編の教員チームVS生徒チームの試合です。たくさんの応援をもらいながら、教員チームは奮闘しましたが、足下がふらついたようで、大差がついたようです。捲土重来、来年はまじめにやりましょう。

今日は、このへんで。

 

白い花

早くも、5月の真ん中の15日。季節はあっという間に過ぎ去るもの。校舎南側の植え込みにある白いツツジの花。昇降口からグランドに出る手前の植え込みにあるドウダンツツジの白い花。桜の季節は、もちろん好きですが、青葉若葉の季節に白い花が咲いていると、これまたそのコントラストがとてもきれいで、うれしくなります。

 さて、明日は体育祭。今朝早くにはまだ昨夜来の雨が残っていましたが、登校する頃にはあがっていました。放課後には体ボラ中心にその準備や練習で生徒がグランドに出ていました。ありがとうございます。恒例の番外編の教員チームVS生徒チームの試合もあるようです。明日、みんなで楽しみましょう。

 今日は、このへんで。

 

卒Pのみなさまに感謝/「ために」と「ともに」

先週から昨日にかけて、この通信をずいぶんサボってしまいました。申し訳ありません。やめたわけではありません。今日から、またスタートです。

 さて、大津での交通事故の件、5/11土曜日のPTA三団体総会の場でも、連絡をさせていただきました。痛ましい事故が頻発しています。くれぐれも交通事故に遭わないよう、注意願います。また、PTA三団体総会の場において、役員改選が行われました。卒Pのみなさま、長い間、本当にありがとうございました。これからも、本校の良き応援団となっていただけるよう、よろしくお願いします。また新役員のみなさまには、令和の時代になって記念すべき最初の役員体制、また本校の創立25年目という節目の年の役員ともなります。ご協力、よろしくお願いします。

 5/11土曜日の午前中には、恒例の『学問の世界』が行われました。大学の先生方には、せっかくのお休みのところ、本校生徒のために、50分×2コマにわたって熱く、それぞれの専門である『学問の世界』を語っていただきました。うれしかったのが、一番遠いところからお越しいただいた京都造形大学の先生のお話。最後の「まとめ」のところで、こんなことを伝えていただきました。

     デザインする、あるいは何かをつくる際に、様々な立場の人の「ために」だけではなく、様々な立場の人と「ともに」つくりだすことを考える。

 

キーワードは「ために」と「ともに」。「ために」も、もちろん大事。でも「ともに」の視点も

持って、様々な人と何かを作り出す。それは、とてもワクワクする体験。そう思いませんか?

 

 

さて、同時に、三年生向けには、進路実現のために、『卒業生講話』が行われました。部長の加藤先生にうかがったところ、卒業生一人一人が心を込めて、後輩の3年次生に向かって、今、何をすべきか、これから何をしなければならないか、何がポイントか等、とても有益なお話をいただいたそうです。さすが先輩です。ありがとうございました。

 

 さて、まもなく、体育祭。今夜と明日の天気がちょっと心配ですが、本番は・・・晴れることを祈りましょう。

 今日は、このへんで。

 

交通事故に注意

 月齢2.2。昨日5/7の帰宅途中に、車から見えたお月様の月齢です。泉が岳に乗っかるようにして見えた、そのとてもとても細い月に、思わず願い事などをしたくなりました。今日も朝から快晴。この分だと、お願い事などしなくても、体育祭当日は、良い天気になりそうです。

今日は、午前中に東北大学の先生のところへご挨拶にうかがいました。その帰り、保育園の園児たちが片平のキャンパス内をお散歩しているのに出会いました。とてもほほえましく、子供たちは、ほんとうに宝物のように見えました。

 ところが、帰って見ると、関西のほうで、外を散歩中の園児たちの列に、車が突っ込み、大きな事故が発生したというニュースが・・・。怖いです。くれぐれも注意を。

今日は、このへんで。

 

ハナミズキ

  GW明けの今日5/7は、昨夜の雨もあがり、お天道様も顔をのぞかせて、過ごしやすい一日。(ちなみにこのGWは、始まりと終わりが雨でした。)久しぶりに学校に来たら、ピンク色のハナミズキの花が咲き始めていました。季節はどんどん進んで、昨日5/6は、立夏でした。本当に日が長くなりました。梅雨に入るまでのこの季節、何をするにも気持ちのよい時です。みなさん、長い長いGWは、どうでしたか? 宿題がたくさん出て、たいへんだったと思いますが、さっと片付けて自分の時間をきちんと作れましたか? 今日は、ホームのお友達とGWの話題で持ちきりだったと思います。(私は、ウグイスさんの鳴き声を励みにして、お庭の草刈りに精を出していました。)

さて、先日紹介した「河北美術展」ですが、GW中、見てきました。本校からは「賞候補」2名、入選6名の合計8名が受賞したわけですが、みなさんの作品をしっかり拝見してきました。一般の方々に交じって、みなさん、ひけをとらず、すごかったですね。りっぱなもんです。彫刻作品は、今回初めて会場になったTFUギャラリーミニモリの入り口正面に、二つ並んで展示されていました。日本画、洋画の作品もそれぞれに高校生らしい、若々しい力がみなぎる作品でした。みなさんの一層の活躍を期待したいと思います。また、今回入賞を逃したみなさんも、捲土重来を期して精進してほしいと思います。

今日もグランドでは、体育祭が近いということもあり、みんな一生懸命練習に励んでいました。待ち遠しいですね。今年はきっと晴れますよ。テーマがテーマですから。

今日は、このへんで。