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校長通信

「宮盲祭」&青陵

  本日未明の大きな地震。びっくりしました。みんなも目が覚めましたよね。幸い被害情報は入っていませんが、生徒のみなさんのところは、大丈夫でしたか? くれぐれも気をつけて。枕元に防災グッズの確認を忘れずに。

 さて、今日は3月まで勤務した宮城県立視覚支援学校の文化祭「宮盲祭」の校内発表リハーサルのところにお邪魔してきました。本来、一般公開は明日土曜日なのですが、明日はちょっと都合がつかないため、リハの最中にそっと応援をしてきました。みんな半年見ないうちにとても大きくなっていました。みんな成長期だから、そうなんですね。小学部や中学部のみなさんは、あっという間に大きくなります。小学部のみなさんのお芝居は、とてもりっぱでしたよ。もちろん中学部や高等部のみなさんの歌も素敵でした。明日、頑張ってくださいね。

 午後からは、仙台青陵中等教育学校の創立10周年記念式典に参加してきました。普通の学校でいうと中学生に相当する生徒から高校に相当する生徒まで。すごいですね。高校生(青陵さんでは4~6年生)に混じるので、1~3年生(中学1~3年生)がとても大人に見えました。10周年というと、宮城野高校も、確か10周年を盛大にやりました。今でも覚えていますよ。今度は25周年です。これから本格的な準備です。よろしく!

 

国語の秋季大会から・・・満月の夜に

 昨日は、県高校国語教育研究会の秋季大会が古川高校で開催され、そこで大会運営に携わったため、この通信は一日お休みでした。その秋季大会での講演会の様子をレポートします。

 秋季大会には県下の高校国語の先生方102名が参加しました。午後からは、詩人の田原氏のご講演がありました。詩人として活躍する田原氏は、母国の中国はもちろんのこと、日本でも詩人として活躍し、詩集「石の記憶」でH氏賞を受賞された方です。また詩人の谷川俊太郎氏の詩の翻訳や研究でも有名な方です。仙台にも長く住んでおられ、東北大学でも教鞭をとっておられたということで、東日本大震災の際には、たくさんのご支援をいただきました。ご講演の中で田原氏からは、谷川俊太郎をはじめとして日本文学がすばらしい作品を生み出してきたことを熱く語っていただきました。心強い味方、応援団として田原氏のような方がいらっしゃることに改めて心を熱くしました。また日本文学の現状は、安泰と言えるものではない、しっかり後の世代に伝えていく必要があると思った次第です。田原先生、ありがとうございました。

 今日は、満月ですね。先ほど、夕方からプロ野球のドラフト会議があり、一喜一憂する関係者をテレビで見ながら、一方で東の空に浮かぶ満月に見とれていました。

 今日は、このへんで。

 

防災避難訓練と「芸術の秋」・・・ヴァイオリン体験&四季重箱

  本日7校時目の防災避難訓練、お疲れ様でした。今日の避難訓練は、大雨特別警報、七北田川の洪水を想定し、そこから安全に避難できるよう行ったものです。実際に本県では、近年洪水による被害が発生しています。日本各地で台風や大雨による甚大な被害が頻発しています。あらゆる機会を通じて防災意識を高めていきたいものです。

さて芸術の秋を迎えた本校では、今日の放課後16:15~から、放課後講座の一環で「ヴァイオリン体験教室」が開催されました。谷口貴子先生と門司尚美先生が企画されたものですが、本校では、放課後に先生方がこのような講座を企画して生徒・保護者に参加を呼びかけます。それぞれの持ち味が発揮できて、先生方と生徒との距離がまたぐっと近くなりますよね。今日は、講師として校外から阿部佐登子氏と小野寺純氏をお迎えしました。お二人ともヴァイオリンの達人で、初心者の参加者にとてもやさしく、丁寧に教えていただきました。参加者は、PTA6名、本校職員3名、生徒13名の合計22名。後半から吉田教頭が飛び入り参加しました。途中で受講者にプレゼントしていただいた講師の阿部先生と小野寺先生、本校の谷口先生と門司先生のアヴェマリアは、深まりゆく秋にふさわしいミニコンサートのようでした。

芸術の秋を思わせるものは、音楽のみならず、「美術・工芸」でも。こちらは、校長室に展示です。2018信州総文祭での美術・工芸部門(長野県上田市で開催)で展示された遠藤未菜さんの「四季重箱」が、なんと校長室にやってきました。未菜さん。お許しいただき、本当にありがとうございます。昨日、放課後に本人の手で写真のように展示していただきました。先日は、「こもれびの降る丘 遊学館」で開催された「第25回宮城県高等学校総合文化祭」においても、信州総文祭の出品作品ということで、会場に絵画作品等と一緒に展示されたものです。どうぞ実物をご覧になりたい方は、校長室へ。お月様がきれいですね。

 今日は、このへんで。

 

 

 

「第25回宮城県高等学校総合文化祭 総合開会式」・「第1回東部支部総合文化祭」

 「天高く馬肥ゆる秋」。どこでこの言葉を使おうかなとタイミングをはかっていたのですが、まさに昨日、今日がぴったりですね。昨日に続き、今朝もきれいに晴れ渡り、朝のテレビでは、蔵王のゴンドラに乗ったアナウンサーからの実況生中継。きれいに紅葉した蔵王の山々が本当にきれいでした。私も、この週末は、「こもれびの降る丘 遊学館」で開催された「第25回宮城県高等学校総合文化祭 総合開会式」・「第1回東部支部総合文化祭」に出席してきました。去年のみやぎ総文2017の財産をしっかりと継承して、今年度の県総文祭が盛大に開催されたこと、また今年発足した東部支部の第1回総合文化祭が生徒のチームワークよく開催されたこと、本当にうれしく思います。生徒実行委員長の石巻工業高校の生徒さんが力強く挨拶してくれたのも、とても印象的でした。石巻工業高校さんは工業高校らしく、最新のロボットを展示していて、私も少しばかりおしゃべりしてきました。私のほうがずっと舞い上がってしまい、ロボットさんを困らせてしまいました。すみません。

昨夜は十三夜。中空にきれいに見えていましたね。「萩の葉でお月様を半分隠して遊びたい」と先日書き込みましたが、それを実現できたことで私は寝心地がとてもよかったです。今日から教科面談がスタート。私は、二年次の生徒と約1時間。とても楽しい語らいでした。

今日は、このへんで。

 

 

遠足と「夏目漱石」

 今日10/19は、各年次HR単位の遠足の日。朝から各HR、貸し切りバスで目的地に出発しました。先ほど、各HR無事終了し、解散したとの報告を受けました。一年美術科の宿泊研修も無事に仙台駅前バスプールに戻ってきたようです。雨の心配もありましたが、仙台は、ほとんどぱらつくこともなく、みなさんのお祈りが通じたようで、セーフでした。福島や山形に出かけたクラスは、どうだったでしょうか? 福島のアクアマリン見学を1時間ちょっとで組んだところなどは、すごいハードスケジュールだったのでは? あとでぜひ土産話を聞かせてください。

 私は、みなさんが遠足に行っている隙に、東京エレクトローンホール宮城で開催された「宮城県高等学校総合文化祭 文芸専門部」に出かけてきました。文芸部を置いている各学校の部員が一同に会し、午前中に講演会、午後に研修会を行いました。私は昨年度の「みやぎ総文2017」の文芸専門部を見学できたのですが、各学校の部誌のレベルの高さにビックリしました。私も一応国語の教員ですが、とてもかなわないようなすばらしい作品群に圧倒されました。その記憶があったので、私は午前中だけでしたが、興味津々で参加しました。午前の部は、東京大学の小森陽一先生をお迎えしての講演会。先生は、夏目漱石の研究等で、すばらしい業績をあげている方です。今日も、漱石を論じていただきました。すごかったですね。やはり読みの深さが違います。我々高校現場の国語の教員が日頃教えているレベルのはるか先を行っています。漱石の同時代の読者が、どんな気持ちで漱石の新聞連載小説を読んでいたか、実にわかりやすく教えていただきました。「こころ」を読む切り口も、なるほど、こんな読み方ができるんだと目からウロコが落ちるような気持ちでした。やはり私たちは、少し倫理的に読み過ぎかもしれません。小森先生、ありがとうございました。

 ということで、明日は「第25回宮城県高等学校総合文化祭 総合開会式」・「第1回東部支部総合文化祭」出席のため、「こもれびの降る丘 遊学館」に出かけてきます。昨年度の「みやぎ総文2017」で花開いた宮城の高校生の文化の華が、また東部地区で大きく花開くことになります。楽しみです。お天気になることを祈りましょう。

明日は、土用の入りです。立冬前の18日間です。次の季節へ移行する準備期間。秋から冬へ。流行する前にインフルエンザの予防接種もやっておきたいものです。くれぐれも風邪などひかないように注意しましょう。

今日は、このへんで。

 

 

 

「河合隼雄」

  大気が安定してきました。最高気温が20度前後の秋晴れの日は、本当に気持ちがいいですね。今朝は、きれいに晴れ上がった分、シャキッと身が引き締まるような、冷え込みでした。ところで通勤の途中、ラジオで聴いたのですが、仙台市内では、未明に火事があり、6人が亡くなったとか。怖いです。この季節、暖房器具の使い始めだと思います。まずは、火の用心です。くれぐれも気をつけて。

さて、本日は美術科1年次のみなさんが宿泊研修に出かけました。1泊2日で岩手、秋田をまわってくるようです。この時期の岩手・秋田は、紅葉がきれいですね。中尊寺や毛越寺、岩手県立美術館、秋田ふるさと村、秋田県立美術館と、1年次美術科のみなさんは、大いに目を養ってくるはずです。みなさんにとって、充実した研修になることと、仲間と一層絆が深まってくることを期待しています。

新潮社のPR誌の「波」10月号を読んでいたら、特集で「新潮社社員が選ぶ『新潮文庫 わたしの5冊』」というページがありました。「古本屋に売ったらあかん、この5冊」。その中に「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」がありました。懐かしい本です。村上さんはもちろんですが、河合さんを知りたかったら、早く読みましょう。

今日はこのへんで。

 

 

「雨降り」

 4-3で日本チームの勝ち。すごいですね。昨夜行われたサッカーの対ウルグアイ戦。相手国はFIFAランキング5位。対して日本は54位。日本は、前回の大会からチームの若返りをはかっています。もしかしたらうまくチームが活性化するかもしれない。そう予感させるようなゲームでした。いつの時代も、組織を長い期間にわたって一定のレベルで維持発展させることは難しいもの。一歩間違えると、一気にどん底にたたき落とされ、しばらく這い上がってくることができなくなるかも。そういう危険性が潜んでいるからこそ、若返りをはかるのは難しく、時に安全策をとってベテランにいつまでも頼ってしまうこともある。この世代交代のタイミングを見極めるのは、本当に難しいと思います。今後のサッカー日本代表チームの活躍を祈りたいと思います。

 さて、今日は確か上弦の月。まもなく「十三夜」を迎えます。「十三夜とは?」と首をかしげる人は、辞書を引いてください。中秋の名月が今年は雲で隠れていたので、今度はこちらに期待したいと思います。露にしっとり濡れた萩の葉に十三夜。薄(すすき)ももちろん「趣あり」の世界ですが、私はなぜか今年は萩の葉でお月様を半分隠して遊びたいと思います。

 今日は、久しぶりに南木佳士氏の「ふいに吹く風」を読み返しました。南木さんは、敬愛する作家の一人です。このエッセイ集の最後のほうに出てくる「雨降り」。原稿用紙にしたら数枚のエッセイですが、小論指導をするときに、よくお世話になる文章です。「雨降り」という唱歌に歌われている情景から、みなさんは、どういうものを感じ取るでしょうか? ここには、立場や発想をひっくり返すヒントが隠されています。いずれ時間のあるときに、一部を紹介したいと思います。

今日は、このへんで。

 

音楽祭

  今日は、高文連の仕事で、若林文化センターで開催された「第41回宮城県高等学校音楽祭」に行ってきました。宮城県の高校の音楽教育研究会と高文連の器楽・管弦楽専門部が主催です。長く音研主催でやってきたものに、器楽・管弦楽部門が入りました。すごかったですね。マンドリンあり、ギターあり、ハンドベルあり、合唱あり、ジャズバンドあり、弦楽合奏あり、管弦楽あり。すごかったのは、某高校の一年生のあるクラスが出演し、自分の高校の校歌を合唱したんです。これには、まいりました。うちの学校もできるんじゃないかと思いました。来年に向けて、前向きに検討しましょう。

 午後から、25周年事業の校内委員会がありました。来月、いよいよ実行委員会設立です。そこに向けて、最後の詰めです。講演会をどうするか、楽しみですね。生徒のみなさん、ご協力、お願いしますね。

 今日は、このへんで。

 

欲しいのは「具体性」

  早いもので、10月も半ば。日中はお天道様が出ると暖かくなりますが、朝夕はさすがに、薄着はもうだめですね。おととい、自宅では今秋初めてこたつにスイッチが入りました。あったかいです。こうなると、こたつから出るのが嫌になるんです。そこで寝てはダメですよ。受験生は、しっかり勉学に励んでください。今日、学校では調査書作成委員会・推薦選考委員会がありました。三年次の生徒で、推薦やAOで進学を考えている人は、可否の連絡を受けたと思います。これから志願(志望)理由書も本番ですね。11月初旬の出願が多いと思います。今日、志願理由書を持ってきた人は、何が不足していたか。ポイントは「具体性に欠ける」です。「〇〇になるために必要な能力や視点を貴学の実習を通して身につけられると思ったからです」と書いただけでは、ダメです。「その〇〇に必要な能力や視点とは、何だと思いますか?」に答えられるような書き方をしていないとアウトです。「直接援助する際に必要となるコミュニケーション能力を養いたい」と書いたときに、どのようなコミュニケーション能力をよしとするのか、書き切れていないとアウトです。そこを一生懸命考えてください。ここからが汗のかきどころ。みなさんは、PSやFTでとても良いことを学んでいます。大丈夫ですよ。

今日は、このへんで。

 

ニューフェイス

  夕方、出張から戻って車から降りると、三年次の教室では、真剣なまなざしで問題に取り組む生徒がたくさん・・・。記述模試の真っ最中でした。今日は数学ですか。たいへんです。今回の記述と9月のマークのドッキング判定で、夏休み以降の伸び具合が、ある程度は見える訳ですが、これはあくまで仮定の話で、大方の現役の受験生は、まだまだこれからぐんぐん伸びてきます。今日、解けなかったから、自分は「志望変更」というのはナンセンスです。ガマンガマン。これから寒くなるまで辛抱に辛抱を重ねた者に栄冠が輝きます。まずは明日も、捻りはちまきでがんばりましょう。

 さて、今日は、午後から小牛田農林高校さんの130周年記念式典に参列してきました。すごいですね。100年を軽く超えています。本校は来年25年目。式典は再来年実施となります。その本校の何倍もの歴史と伝統を積み重ねてきた学校です。宮城県は、というより、全国的に見てみると、学校のスタートは、農学校が多いのです。米どころの宮城の農業を支えてきた学校です。剣道部や相撲部の活躍もすごいですね。本校とはだいぶ校風が違うのですが、実は共通項が一つ。小牛田農林高校も総合学科があるのです。だから県内の総合学科設置校の研究大会では、肩を並べることになります。参考にできることがあれば、どんどん吸収したいです。今日は、記念誌もいただいてきたので、本校が25周年記念誌を作成する際に、大いに参考にしたいと思います。

 ところで、今日、本校では新しい先生をお迎えしました。二年次の英語を担当する鈴木幸恵先生が産休のお休みに入ったので、そのお休みの期間、川田悠希(かわた ゆうき)先生に教えていただくことになります。ニューフェイスです。みなさん、よろしくお願いします。

 今日は、このへんで。

 

 

 

エール!

  夕方になって、係の伊勢先生からうれしいニュースがもたらされました。本校では10/22(月)~10/26(金)の期間、教科面談週間と称して、自分の興味関心に応じて、ふだん相談できない先生方と面談ができます。先生方は、自分の得意分野や対応可能な分野をあらかじめ生徒に提示し、それを一覧にした資料から生徒が自由に選択し、その先生方と面談を行うというものです。おもしろい企画ですね。自分が高校時代には確かに「あの先生に進路相談などをしてみたい」という気持ちがありました。それは、自分が進みたい専門分野に関連するところで、おもしろい知識を持っていそうな先生でした。授業内容とは違うところでいろいろな先生に話を聞けるのは、多角的に物事を考えられるようにする上で、絶対必要なことだと思います。

 さて、その教科面談週間の、生徒の希望調査がまとまったようで、その中に私を指名する者が1名、たった1名ですが、いたらしいのです。うれしいですね。楽しくなりそうですね。どんな質問がくるのでしょう。ワクワクします。

 さて、明日は成績会議。三年次にとっては、今度の推薦AO会議で審議されるときの仮評定がここで確定します。もちろん最終的には、年度末に出るものが「評定」です。そこまで少しでもアップできるように頑張ってほしいと思います。

 三年次生にとっては、明日金曜日と明後日の土曜日は、記述模試です。毎週のように模試が続きます。たいへんですが、チーム宮城野が試されるときです。みんなで支え合ってほしいです。9月のマーク模試の結果も拝見しました。みんなは、これからもっともっと伸びます。夏休みの勉学の成果が出始めるのは、これからです。明日、県警の二次試験を受験する生徒もいます。頑張って!

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

丁寧に生きる

 今朝は、若林区で豪雨と洪水注意報がでました。7時前後でしょうか。短い時間でしたが、たたきつけるような、すごい雨でした。みなさん、大丈夫だったでしょうか?

さて、雨さえなければ、この季節は、朝夕のひんやりした空気がなんとも気持ちがいいですね。暦を調べたら、10月8日は「寒露」でした。辞書にはこんなふうに出ています。

  

 寒露とは、10月8日頃。秋分から数えて15日目ごろ。晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになりま       す。この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

 

 いかがでしょうか? 残念ながら今夜から県内は雨模様ですが、週末はまた天気が回復しそうです。日一日と秋の深まりを感じる季節。私は食いしん坊なので、梨や柿やリンゴが食べられる秋が大好きです。ブドウもおいしいですね。栗ご飯も大好きです。はらこ飯もいいですね。今日は、なぜか食べ物の話になってしまいました。すみません。

 さて、毎日新聞では毎週日曜日に「日曜くらぶ」という8Pほどの第2朝刊を入れてきます。なかなか面白い連載記事があって楽しみにしているのですが、10/7(日)には、読み応えのある記事が並びました。ひとつに海原純子氏の「新・心のサプリ」。タイトルは「死を見つめ 丁寧に生きる」。先日、亡くなった樹木希林さんのことが書かれています。少しばかり、参考になるかもしれない箇所を紹介します。

 

 〆切がある時、私たちは無駄なことをしなくなる。まず無駄な時間をなくそうとする。自分の場合はどうだろう、と思いめぐらしてみると、最も無駄なこと       は、後悔と不安と人の悪口を言うこと、嫉妬や他者との比較、見えや体裁のおつきあいだと思うので、生活の中からそれらを一掃し、やりたいことに集中する。

             中略

 残された時間が少なくなった時、その事実から逃げず、はっきりと〆切をみすえ、自分を活かし、他者のために何かができるという勇気を見せてくれた希林さん、素敵な生き方が心に残った。

 

 今度の休みは、映画の中の樹木希林さんに会いに行きたいと思います。合掌

 

今日は、このへんで。

 

 

不思議な縁

  今日は、三連休明けの火曜日。連休2日目の日曜日は、台風25号の動きが心配でしたが、幸い直撃は免れました。強風により盛岡以北の新幹線がストップするなどの影響がありましたが、本校の美術科のみなさんの乗車する新幹線はほぼダイヤ通りに運転し、無事参加者全員が元気な笑顔で仙台駅に戻ってきました。在来線のダイヤに乱れが生じたのですが、みなさん無事帰宅できたものと推察します。みなさん、お疲れ様でした。日本の古都、奈良・京都の研修旅行は、いかがでしたでしょうか? 向こうは、もちろん紅葉には早いのですが、真夏の一番暑い時分を過ぎ、比較的活動しやすいお天気に恵まれたのではないでしょうか? 京都市立銅駝工芸高校の生徒のみなさんとの交流も、とても感動的であったと聞いています。銅駝工芸高校の校長先生も、来年ぜひ宮城を訪問したいとおっしゃっていました。私も、京都に行く機会があれば、ぜひ銅駝工芸高校訪問を実現したいと思っております。そのときは、よろしくお願いします。

 さて、三連休初日の土曜日10時から、PTA三団体臨時役員会が開催されました。私は、他に出張が入っていたので出席できなかったのですが、本校の創立25周年記念事業について、役員のみなさんに協議をしていただき、ほぼ原案どおりに認めていただきました。同窓会に続いてPTA三団体のみなさんにも了承をいただいたことで、次はいよいよ実行委員会を立ち上げることになります。関係のみなさんには、お忙しいところ、いろいろとご支援ご協力をいただくことになります。よろしくお願いします。

 もちろん生徒のみなさんにもご協力をいただきます。具体的には、改めて関係する校内の分掌の先生方から打診があると思います。特に現在の一年次生は、式典の時の三年次生になります。自分たちが主役です。宮城野のボランティアの精神で、よろしくお願いします。

 ところで、昨日10/8は体育の日でした。みなさん、何かスポーツに関することで、からだに良いことをしましたか? 私は、前日10/7の日曜日に開催された「松島マラソン大会」10キロの部に出場してきました。日頃の運動不足解消に少しばかり走ってきたわけです。この松島の大会には初めて出場。10キロですが、アップダウンが激しく、しんどかったです。でもなんとか無事1時間とちょっとの制限時間内にゴールすることができました。それで、自宅に戻ってから大会のホームページを開き、大会記録を眺めてビックリ。自分より30秒くらい早くゴールした人に、所属「宮城野高校」の選手がいたんです。私も所属「宮城野高校」と登録していたので、10人くらいの間隔で、「宮城野高校」が並んでいました。完走者数1200名ほどの中にです。不思議な縁ですね。全然気づきませんでした。でも、同じ宮城野高校にいっしょに走った人がいて、ほぼ同じくらいにゴールしていたと思うと、改めてビックリです。1年次の男子生徒でした。お疲れ様でした。来年、また走りましょう!

今日は、このへんで。

 

 

京都市立銅駝工芸高校

  台風がまたまた近づいています。今度の25号は、直撃は免れるようですが、大型で強風の範囲が広いとのこと。三連休が心配です。京都へ研修旅行中の二年次美術科のみなさんの旅程に影響が出ないことを祈っています。今日の定時連絡では、みなさん元気で、無事京都市立銅駝工芸高校との交流もうまくいったようです。銅駝工芸高校のみなさん、ありがとうございました。

 今日は、午後から学校評議員会が開催されました。実際に授業を見学していただき、評議員のみなさんに貴重なご意見を頂戴しました。お忙しいところ、これまた、ありがとうございました。

 東京で、フェルメール展がスタートしました。見にいきたいですね。すごい混雑だと思いますが。今日は、このへんで。短いですが、失礼します。

 

 

日本美術研修旅行/PTA朝の一声運動

  今日10/4から10/7まで、本校美術科二年次生は「日本美術研修旅行」。今朝仙台駅8:05発の新幹線で40名が無事出発しました。お見送りに行ったのですが、みんなかしこまって、とても行儀がよかったです。あれだと、添乗員さんも楽でいいですね。今回は、古き良き「日本美術」の本物を堪能する旅。美術科在籍のみなさんが、今回の研修旅行で自分の美的センスに一層磨きをかけ、もっともっとすばらしい作品を制作できるようになることを期待しています。今日は、確か奈良に行って、法隆寺と唐招提寺ですね。将来、この二つのお寺の間を自分の足で歩けるようになったらビッグになれます。挑戦してみてください。また、今回は時間の都合で見ることはできませんが、法隆寺のお隣にある中宮寺。ここは、ぜひ一人か少人数で見学するのをオススメします。堂内に安置されている半跏思惟像が有名ですね。みなさんは、広隆寺の半跏思惟像と中宮寺のそれと、どちらが好きですか? 案外、好みが二つに分かれて面白いかもしれません。

   さて、10/2と10/3の二日間、PTAのみなさんによる朝の一声運動が行われました。昇降口の前で、ピンクのユニフォームに身を包んだPTAの方々に、大きな声で「おはようございます」の声をかけていただきました。気持ちいいですね。PTAのみなさん、お忙しいところ、どうもありがとうございました。なお、今週は本校生徒職員による秋の交通安全・あいさつ運動も同時に行われています。こちらは明日の金曜日までですね。よろしくお願いします。

  今日の放課後は、三年次生にとって3回目の小論文模試も行われました。だんだんレベルもアップしてきました。みなさん、大丈夫ですか? みなさん、文章力は間違いなくあると思います。構成に注意して書けば、点数アップ間違いなし。最後まで粘り強くしがみついた人が栄冠に輝きます。頑張って!!

 今日は、このへんで。

 

新書

  今日、いつもの本屋さんがやってきて、注文していた本と一緒に出版各社のPR誌も置いていきました。ふと見ると「はじめての新書」という大きなタイトル。いつもの「図書」というPR誌名が小さくなり、そのタイトル名が赤で大きく目立つようにレイアウトされています。もちろん岩波ですが、岩波も大胆なことをやるようになりました。実は「はじめての新書」というタイトル以上に、もう一つこの表紙には、小粋な工夫がされています。うまいですね。パチパチです。思わずもう一冊、注文してしまいました。もちろんもう一冊は保存用です。

 さて、「はじめての新書」。生徒のみなさんにとって、「新書」はどんな存在でしょうか。高校生です。もしかしたらまだ新書の一冊も読んだことのない人がいるかもしれません。いや、本校は、PSやFTという探究を重視する時間があるから、自分の研究テーマを掘り下げる中で、新書を何冊か読破したという人がいるかも。いずれにしても、読みたくなったら、ぜひどうぞ。昔と比べて、今はたくさんの出版社から新書が出ています。まさに玉石混淆という状況です。迷ったら、やっぱり先生方の「オススメ」を大事にしてほしいなと思います。

ちょうど今月22日からは、教科面談週間が始まります。ホームを超えて、自分の好きな先生のところに行って、面談ができるという企画。とってもうらやましいです。先生方は、とてもオモシロイアピールをしていますよね。ああ、あの先生は、こんなことをやっているんだ、こんな専門性を持っているんだ。そんなふうに興味を持ったらぜひこの企画をどんどん活用を。

私の岩波新書。みなさんに「はじめての新書」にしてほしい岩波新書(敬意を表して)

  詩への架橋  大岡信著

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後期始業式

昨日は、台風24号のため臨時休業になりました。予定されていた始業式は本日10/2に放送で実施、午後の文化講演会は中止となりました。以下に本日、放送で生徒のみなさんに話した概要を紹介します。

 

  みなさん、改めましておはようございます。本来は昨日、始業式の予定でしたが、台風のため臨時休業。今日は放送で始業式となりました。私から少しお話をさせていただきます。

まず、昨日の台風によりみなさんのところで人的、物的に被害はなかったでしょうか? 被害がありましたら担任の先生に伝えてください。今年は台風の当たり年のようです。くれぐれも防災対策をしっかりたててください。

さて、10月に入りました。3年次の生徒のみなさんは、それぞれに進路実現に向けてまっしぐらです。私からお願いひとつ。進学であれ、就職であれ、みなさんが今いろいろな資料を参考にできるのは、先輩方のおかげです。また勉強に集中できるのは、ご家族のみなさんのおかげです。ぜひとも「つなぐ」意識を持ち、また感謝の心をもって勉学にあたってほしいと思います。みなさんが残す資料がまた後輩にとって貴重な情報となります。受験が終わったら、報告書の提出を必ずお願いします。また一・二年次の生徒に訴えたいことですが、昨日、日本でのビッグニュースは、なんといっても本庶佑先生のノーベル医学・生理学賞受賞のニュースでした。すごかったですね。先生のお話の中で、強烈だったのが、これからの研究者や若者に期待したいことに、「知りたいと思う心」、「不思議に思う心」を大切にしてほしいというのがありました。これは言い換えると「知的好奇心」と言ってもいいかなと思います。一・二年次の生徒はもちろんのこと、三年次の生徒もぜひこの知的好奇心を大事にして勉学に励んでほしいと思います。

さて本題です。二つあります。

一つ目は、本校は来年創立25周年を迎えます。その記念事業を平成32年度に実視する予定です。記念事業の中で記念式典、記念講演を予定しています。その記念講演の講師をどなたにお願いするか選ぶときに、ぜひみなさんに協力をお願いしたいのです。10周年の際には、ノーベル文学賞を受賞された大江健三郎先生をお招きしました。みなさんにもアイデアを出してもらい、25周年もすばらしい記念講演にしたいと思います。協力、よろしくお願いします。

二つ目です。始業式の場で、凡事徹底をお願いしました。挨拶、身なり、清掃です。この中の特に、挨拶についてです。みなさんは、相手側から挨拶されると、きちんと挨拶を返すことができます。しかし、先に挨拶することがまだなかなかできません。この点について、ぜひみんなで考えてほしいのです。幸い、今月生徒総会があります。その場でこの課題について、話題にしてほしいと思います。

以上です。後期も健康に気をつけて、それぞれに輝く学校生活を送ってほしいと思います。

 

 

文明論之概略

 秋雨前線停滞中。朝から雨です。気温もあまり上がりません。さすがに今日は、長袖を着てきました。週末から週明けにかけては、台風24号が日本に上陸しそうです。今年は本当に台風の当たり年ですね。

 今日は、朝から研修会。午前はカリキュラムマネジメントの話。午後は、慶応大学の鶴岡キャンパスにある先端生命科学研究所の所長である冨田勝先生から「人と違うことをする勇気」と題した講演がありました。すごかったです。もしかしたら本校にぴったりのタイトルです。主体性や個性重視の校風から「人と違うことをする勇気」が育ってもいいはずですよね。クリエイティブな仕事は、大都会でする必要は全く必要ない、山形の鶴岡から、世界に羽ばたく人材を育成しているんだという意気込みがビンビン伝わってきました。

慶応といったら福澤諭吉先生です。今日は、その福澤先生の言葉から。

 

  異端妄説の譏りを恐ることなく、勇を振て我思う所の説を吐くべし。

 

もちろん「文明論之概略」の一節です。

 

冨田先生からは、「本当のブレイクスルーというものは、最初はホラに聞こえる」とも教えていただきました。確かにそうですよね。本校からもいろいろな分野でブレイクスルーを実現する卒業生が出てほしいです。

 今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

月暈

 昨日は、中秋の名月から一日遅れの満月。夜はあいにくの曇り空で、とても見えそうになかったのですが、もしかしたら夜中になったら雲が切れるかもと思って、夜中の2時半頃、起き出して外に出てみました。(年をとるとこんな芸当ができるんですね。若い頃は、絶対無理でした。)あったんです。天空には、大きな満月さん。それも暈(かさ)がかかっているのが。

 みなさん、見たこと、ありますか。月暈(つきがさ or げつうん)。太陽のほうは、昼間の現象なので、案外見たことがある人は多いかもしれません。太陽の場合は、日暈です。

 今回の月暈は、ラッキーでした。丑三つ時の、なんとなく、ぶるっとふるえがきて、なんか出そうな雰囲気でした。そのまま眠れなくなったのは、言うまでもありません。

 さて、今日は定期考査の最終日。みなさん、手応えは、どうだったでしょうか?一年次の生徒にとっては、2回目となり、前回失敗した者は、挽回できて正解。今回も同じようだったら、この秋、相当踏ん張らないと、後がありません。捲土重来、しっかりと巻き返しをはかりましょう。私も高校1年の3回目の考査の時に、なんとか盛り返したという記憶があります。世の中には3度目の正直というものがあります。勉学の秋にふさわしく、秋の夜長に、スマホは電源を切り、じっくりと実力養成に集中したいものです。

 ところで、三年次にとっては、ここから進路実現に向かって長い長いロードが始まります。数えてみれば短いのですが、本人にとっては卒業まで長い長い道のりです。本日、定期考査が終わってから、私のところへは、小論文指導の割り当てになった生徒がやってきました。前回の小論文模試の答案を持って、登場です。答案を見てみたら、きれいな字ですね。助かります。ですが、構成がまだまだです。一読して初心者とわかります。でも着眼点に良いところがあります。これを生かして、構成をきちんと整えれば、おそらく良いものに仕上がります。どう書けばよいのか、コツさえつかめば、大丈夫です。頑張りましょう。

 今日は、このへんで。 

 

 

 

 

 

 

 

 

同窓会総会2/月は隈なきを

 三連休明けの25日火曜日。定期考査の三日目です。昨日までは、なんとかお天気さんが我慢してくれたのですが、今朝は冷たい秋雨。しんどいです。

 さて、三連休の初日、9/22の土曜日ですが、先に紹介したとおり、同窓会の総会と懇親会がありました。本校の代々の同窓生が集まり、前年度の行事報告、会計決算報告や、今年度の行事計画や予算案等が協議されました。また本校の25周年記念事業について、同窓会から多大なご協力をいただけることになりました。ありがとうございます。25周年事業ももちろんですが、本校教育の発展のために、今後の同窓会活動について、例年以上に建設的な意見が活発にかわされました。同窓生のみなさんが、真剣に本校の現在と未来のことを思ってくださっていること、本当にうれしく存じます。総会終了後には、恒例の懇親会。同窓生に加え、旧職員も加わり、とてもなごやかな懇親会でした。本校校歌の作曲者である矢吹隆史先生(開校当時の教頭先生。 宮城県の教育次長という要職にもありました。)もお越しになりました。もちろん、最後の校歌合唱の際には、矢吹先生の指揮で、みんな懐かしく大きな声で合唱し、大いに盛り上がりました。矢吹先生、ありがとうございました。

 翌日、23日の秋分の日にはお墓参り。そして24日は中秋の名月でした。残念ながら曇り空でしたね。せっかくお月見の団子を並べたのですが。11時頃、雲の切れ間からかすかにお月様をのぞくことができましたが、お月見の風情には、ほど遠い一夜でした。そんなことを言ったら、兼好様に怒られますかね。

     花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かいて月を恋ひ、垂れこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、

     散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。

 今日は、このへんで。

 

 

同窓会総会

 

 せっかく二日間、とても良い天気が続いたのですが、残念ながら朝からどんよりと曇り空。雨がぱらついたりして、はっきりしない天気です。せっかくの三連休が台無しですね。でも定期考査があと二日残っているのだから、雨の時は、しっかりと勉強を。もちろん晴れていても、しっかりテスト対策。残り二日間、全力でがんばりましょう。

 さて、明日は年に一度の同窓会総会。懐かしい顔ぶれが集まるようです。返信のはがきがたくさん届いているのですが、昨日、係の先生が私のところにその一枚を持ってきてくれました。実名入りでかまいませんというので、遠慮なく出しますよ。1回生の池脇(旧姓今野)はるみさんです。以下文面の一部です。

     TAMPOPO、ありがとうございます。仕事のため同窓会に伺えませんが、いつも近況を楽しみに拝見しております。なんと!!吉夫先生が校長先生?

    ビックリ!!

     私は全国の女性理容師のオンラインコミュニティーを主宰しており、中学生・高校生向け職業紹介BOOK「美容師・理容師になるには」(ぺりかん社

    出版)に活動を紹介しています。

 

 なつかしいですね。よけいな「ビックリ!!」が付いていますが、はるみさまの顔は、すぐ思い浮かびました。ぺりかん社の「なるには」シリーズは、本校の図書館にも当然置いてあって、彼女が書いている箇所もすぐわかりました。すごいですね。「女性専用の顔剃りサロン」とタイトルされて2ページ分、彼女のことが紹介されています。確かに最近「シェービングサロン」なるものが流行ですね。彼女は、女性の顔剃りのメリットを広く伝えるため、思いを同じくする女性理容師のグループ、「女性理容師ネットワーク」を立ち上げたそうです。北海道から九州まで、たくさんの女性理容師が仲間になり、情報交換や研修を深めているようです。パワフルです。確か本校生徒のときは、おとなしい女子高生だったような気がするのですが・・・・。やっぱりみんな「合い言葉は 未来」を胸に秘めてがんばったんですね。30歳のときの自分を思い描いて、ガンバレと、当時は先生方みんなして激励したような気がします。

 池脇さんとは、明日、残念ながら会えませんが、今回メールでつながりました。ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 今日は、おしまいに、「露草」です。昨日、お知らせしましたが、松田先生に教えていただいた露草を無事発見!

 写真のとおりです。みなさん、どこかわかりますか? 今日のところは、ないしょにしておきます。定期考査が終わったら、自力で探しましょう。あまり遠くないところに咲いてますよ。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

定期考査初日

 

 今日は、第2期考査初日です。年次や学科によって科目数が2~4。午後までかかるところは大変ですが、三年次は選択科目が多いので仕方ありません。もっと長丁場は、センター試験。朝から晩までやっています。それを考えると、あまり文句は言えません。三連休を挟んでの4日間勝負。生徒のみなさん、体調管理に気をつけて頑張ってください。

 さて、今日は松田先生からとても良い話を聞かせていただきました。昨日書いた露草の話。本校のどこかに咲いているでしょうか? 見つけたら教えてください。そんなふうに書いたところ、松田先生から「〇〇〇に咲いていますよ」と教えていただきました。すごいですね。早速反応があり、しかもちゃんと本校に咲いているなんて。ちょっと今日は見に行けなかったので、今日はパスですが、明日早速探しに行って、写真に収めてきます。松田先生、ありがとうございます。

 花の話が続いて恐縮ですが、昨日、本校で高文連の会議があり、某高校の校長先生から、こんな話をいただきました。

 

    自分の学校の敷地内には、こんなに大きな金木犀があって、今ちょうど花が開き始めています。例の金木犀のにおいが廊下まで漂い始めていますよ。

    どうぞ見に来てください。

 

 スマホで撮影した写真を見せていただいたのですが、すごかったです。本当に見に行きたくなりました。

 金木犀にちなんでもう一つお話をさせてください。実は本校の1F校長室・事務室前の廊下にステンドグラス風に彫り込まれた金木犀と沙羅と百日紅が飾られています。みなさん、気付いていますか? ただの模様にしか見えていないかもしれませんね。まさか百日紅を読めない人はいませんよね。

 その三つのうちの一つ「金木犀」は、本校にあるのかなと思って、事務室に聞いてみたら、これもちゃんと本校敷地内に植えてあることを教えてもらいました。すみません。私の勉強不足です。これも最近匂い始めたということなので、明日、しっかり確認してみようと思います。

 学校を探検するとなかなかオモシロイ発見ができます。敷地内の某物置(?)には、私が20数年前に買ったバーベキュー用のコンロセット(ドラム缶型)があったりします。びっくりしましたが・・・。

 今日は、先生方の進路研修会を企画し、東北大学の倉元先生にお越しいただき、「より良き高大接続を目指して」というテーマで講話をいただきました。先生、お忙しいところ、ありがとうございました。自分は出張中でまたまたお話を聞けませんでした。またゆっくりお話ができればと思います。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

つゆくさ

 今日も、秋晴れの一日。こんな日は、外でお弁当なんか、最高ですね。案の定、昼休みには、校長室から見えるグランド前の広場ベンチに、女子生徒6人組が仲良くお弁当を広げていました。おいしそうでした。秋ですねえ。なんといっても食欲の秋。おいしいものをたくさん食べたいところですが、私は年のせいか年々胃袋の許容量が減少の一途をたどっているような気がします。残念無念。どんなに食べても太らなかった頃が懐かしいです。

 さて、先週の三連休では、雨の合間に庭の草取りも頑張ったのですが、庭の隅に露草を発見しました。本当に小さいですね。名前のごとく露のような、はかなさを実感させる花です。でも青紫の小さな花は、そのまま見捨てておけないような、そんな気持ちにさせますよね。

 古来、詩歌に詠まれてきたはずで、検索するとやはり出てきました。万葉集には、こんな歌が。露草は月草とも言われていたようです。

     百(もも)に千(ち)に、人は言ふとも、月草(つきくさ)の、うつろふ心、我れ持ためやも

      なんだかんだと人は色々言うけれど、月草のような移ろい易い気持ちは、私にはありません。

      つゆくさ(私は一途にあなたのことを想っています。)

月草で染めた着物は、水で色が落ち易いことから、心変わりをたとえるのに詠み込まれているそうです。
 

庭に咲いていたものを写真に撮ってきました。本校では、まだ発見していないのですが、どこかに咲いているでしょうか? 見つけたら教えてください。

今日は、このへんで。明日からの定期考査、頑張ってください。

 

午後のお客様

 三連休明けの、秋晴れ。気持ちの良い一日でした。そしてお客様の多い一日でした。最後は、本校開校当初から10年ほど、本校の実習講師として長く本校の理科教育に尽力されたG先生がいらっしゃいました。小生も3年間一緒に勤務したのでとても懐かしく、昔話に花を咲かせました。今度の9/22の同窓会総会に恩師としてご出席をお願いしたかったのですが、残念ながら所用があり、どうしても出席できないとのこと。残念ですが、ご自宅が田子なので、これから時々午後のお茶会をすると約束して、お見送りしました。本校の良き応援団の一人です。いつまでもお元気でいてほしいです。

さて、生徒のみなさんは三連休をどう過ごしたでしょうか。もちろん定期考査に向けた学習に勤しんだと思います。でも少しはお家のお手伝いを、そして敬老の日ということで、おじいちゃんおばあちゃんに、ちゃんとますます元気になるメッセージを贈ったと思います。小生も久しぶりに80歳を超える母親を連れて食事に出かけてきました。久しぶりに歩いて疲れたと言っていましたが、たぶん大丈夫でしょう。

 明後日からは、いよいよ今年度2回目の定期考査。間にもう一度三連休を挟みますが、くれぐれも最初から「後半勝負」と考えず、初日から全力投球で。みなさんの頑張りを期待します。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

中学校訪問

   今日も、近くの中学校へ挨拶に出かけました。前の学校で一緒に勤務していた先生が異動した中学校だったので、とても楽しみでした。初任校で3年間過ごした後の、二つ目の学校です。学校にとっては貴重な戦力、本人にとっても大いに力を発揮したいところです。校長先生への挨拶が終わった後、案内してもらい、彼女の授業を見学へ。廊下から、一段と成長してしっかりと授業している彼女を発見しました。授業の邪魔をしてはいけないなと思っていたのですが、やっぱりお互いに目があった瞬間、授業の流れが変化・・・。生徒のみなさん、すみませんでした。でも、生徒のみなさんが、廊下にいる自分に向かって「こんにちは!」と大きな声で挨拶をしてくれました。気持ちよかったですね。中学生の生徒のみなさんの、ふだんの礼儀正しさ、元気のよさが思いやられて、感激しました。宮城野高校にたくさんの生徒さんが入学してくれることを祈っています。

 さて、明日から三連休。でも明日の土曜日は、三年次は土曜講座、一・二年次は土曜学習会です。活用してどんどん学力向上に努めてほしいです。明日は、英語の弁論大会も宮城学院を会場に開催され、本校から2名出場予定です。優勝目指して頑張ってください。そして9/17の月曜日は、敬老の日です。おじいちゃん、おばあちゃんにとって、かわいい孫からの「いつまでも元気でいてね」の一言が一番のプレゼントです。心をこめて、よろしく。

今日は、このへんで。

 

切磋琢磨

 先日の台風21号で、自宅の萩がかなりひどい状態になってしまったのですが、なんとか持ち直してきました。柔らかさというのは、本当に大事ですね。これが中途半端な直立型だと、途中でポキンと折れておしまいです。柔軟性や修正能力の高さ、これが今の社会では特に大事になっているような気がします。

 栄養分についても同じです。私は、恥ずかしながら農業科のある学校で初めて「徒長」という言葉を知りました。それまで「トチョウ」と聞いて「都庁?」と捉えていたのが正直なところです。なんて浅はかな知識しかなかったのだろうと悔やむばかりです。

 「徒長」の意味は、辞書でひくと、「作物や果樹の茎や枝葉がむだに伸びること」とあります。たとえば、肥料のやりすぎから、茎や枝葉、あるいは根っこが無駄にのびてしまうかもしれません。これを人間にたとえてみると、どうでしょうか。最初から教えすぎると、あるいは与えすぎると(イコール肥料をやりすぎると)、力強さの欠ける、やせ細った人間しかできないかもしれない。主体性に欠ける、受け身的な人間しか育たないかもしれない。あえて、肥料を少なめにする、あるいは遠くに置いて、そこまで伸びてくるのをじっとがまんする。そういう育て方のほうが、芯の強い人間を育てられるかもしれない。そういうことを思いながら、この秋は何にチャレンジしようかなと悩んでいるところです。

 本を読むのにふさわしい季節の到来に心が弾むのですが、どうもなかなか時間がとれません。さて、どうするか・・・。勉強も同じですね。時間がない、時間がないとぼやいてばかりいる者は、遅れていくばかりです。自分はちょっと弱いなあと思ったら、強い意志で必死に頑張っている人のそばに行って、その緊張感のところに我が身を置くのです。どんなに意志が弱い人でも、やるしかなくなります。切磋琢磨が大事です。ちょっと意味がずれているような気がしますが許してください。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夢」が生まれる場所

  西日本のほうには、秋雨前線が相変わらず停滞中。こちらはようやく晴れ間がのぞき、久しぶりに傘の心配のいらない、過ごしやすい一日でした。

  昨日は、午後から「平成30年度宮城県総合学科高等学校研究協議会」が石巻北高校で開催され、私も参加してきました。石巻北高校の総合学科では「食農系列」「家庭系列」「経情系列」「教養系列」「進学系列」の5系列が設置されているそうで、生徒は入学してから好きな系列を決めることができるそうです。また石巻北高校の学校紹介パンフレット表紙には

「夢」が生まれる場所がある

 人の数だけ道がある

とあります。素敵ですね。総合学科設置校ならではのキャッチフレーズだと思います。

最初にこの夏に竣工したばかりの新校舎見学と農場見学があり、「とらまい」という学校で開いているお店も見学してきました。学校で作っている農産物や加工品等を生徒のみなさんが地域の方々に販売しており、とても評判が良いそうです。私も買いたかったのですが、残念ながらお店がちょうどお休みでした。10月末の文化祭のときにお邪魔できればと思います。

   せっかくなので紹介しておきたいのが、11/11(日)に勾当台公園で開催予定の、「さんフェア2018」です。(10時~14時)。県内の専門高校や支援学校で作っているものを展示、販売したり、学びの成果を披露したりする大々的なイベントです。私は毎年とても楽しみにしていて、ここでシクラメンを買っています。みなさんもぜひ見ていただければと思います。近くなったら、また宣伝させていただきます。

  さて、9月も中旬に入り、AO入試が本格化してきたように思います。週末の15日からは、いよいよ就職試験が解禁です。進路実現に向かって、それぞれに頑張ってください。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

「教師を志す高校生支援事業」(8/7~8/8開催)

   昨日も秋雨前線が東北に停滞し、雨が降ったり止んだりの天気でした。しばらくお天道様を見ていないなと思っていたら、今日は久しぶりに晴れ間がのぞきました。気持ちがいいですね。「秋晴れ」とまではいかなかったのですが、やはり晴れると気持ちがいいものです。グランドでは、体育の授業で、ソフトボールが行われ、大場先生ががっちりと指導をしておりました。お手伝いができなくですみません。

 さて、県教委から夏休み中に行われた「教師を志す高校生支援事業」に参加した生徒の感想文が送られてきました。ナイスな感想文です。一部を紹介します。

  Aさん

「 ~ アイスブレイクから始まって、全員初めて会ったメンバーでも楽しく活動できました。一つの詩を題に最後の一節を自分で予想するという模擬授業では自分とは全くちがうアイデアがたくさん出てきてとてもおもしろかったです。 ~ 」

 

Bさん

「 ~ 教員になる人には、様々なきっかけがあり、自分の特性に応じて活躍していることがわかりました。しかし、子どもと関わりたいという強い情熱をもとに子どもとコミュニケーションをはかり、子どもの表現力や思考を伸ばせるように努力していることは共通で、自分も生徒自身の探究心で思考し表現できる環境を作っていける教員になりたいと思いました。 ~」

 

Cさん

「 ~ 今になってやっと苦手な先生の、人として育ててくれたということに気付くことが出来てよかった。人格の形成にかかわる非常に大きな存在ということを知ることができたので、都合のいい先生ではなくて、良い先生になれるよう努力していきたい ~ 」

 

   もっとたくさん紹介したいところがありますが、このへんでストップします。すごいですね。「都合のいい先生ではなくて、良い先生」と書いてくれたCさん。ドキッとします。我々も気をつけなければなりません。「人格の形成」に関わる大事な仕事をしていることを改めて強く自覚したいと思います。

今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

「プロジェクトスタディプレゼンテーション2018」開催(9/6)

  昨日発生した「北海道胆振東部地震」において、亡くなった方々に対して心から哀悼の意を表するとともに、行方不明の方々が無事発見されることをお祈り申し上げます。また被災された方々に心からお見舞い申し上げます。ライフラインが徐々に復旧しつつあるようですが、まだまだ混乱が続くかと思います。二次災害が起きないよう、気をつけていただきたいと思います。

 さて、昨日の午後、本校では宮城野区文化センターにおいて、「プロジェクトスタディプレゼンテーション2018」を開催しました。総合学科のみなさんにとっては、一大イベント。これまでのPSの集大成となります。私もとても心待ちにしておりました。

 発表を聴いてびっくり。すごかったですね。講師の先生方も講評の中でおっしゃっていましたが、その研究内容の幅の広さと、斬新さ。高校生がここまでの発表ができるのかと思わせるような、社会問題に対する鋭い切り口。代表のみなさんの発表もさることながら、ポスターセッションでのみなさんの発表は、とてもスリリングで、みなさんの知的好奇心の高さをうかがわせるものばかりでした。一つ一つ論評したいところですが、ごめんなさい。下記のタイトルの一覧表で、個性あふれる発表のレベルの高さを知っていただけたらと存じます。手前味噌になってしまい、すみません。でも、PTAの会報担当のお母さんと話すことができたのですが、そのお母さんもこの発表会が楽しくて、大ファンらしく、子供三人を総合学科で学ばせたとか・・・。その内の一人は、これをきっかけにして、大学でも類似の研究を重ねたということです。すごいですね。生涯の研究の出発点がこの「プロジェクトスタディプレゼンテーション」にあるとしたら、こんなうれしいことはありません。みなさんの今後の勉学に大いに期待したいと思います。講師の先生方は下記のとおりです。お忙しいところ、心温まるご講評、ありがとうございました。

来賓一覧
 1
沼野 太郎 様
国立教育政策研究所 国際研究・協力部 
総括研究官
2
佐々木 秀之 様
公立大学法人宮城大学 事業構想学群 
准教授
3
ボブ 田中 様
東北芸術工科大学 企画構想学科長 教授

 テーマ一覧
学校の授業で外国語習得
アメリカ映画でわかる英語の使い分け
空間支配の要素
みんなの音楽教育
”キャッチー”な曲の作り方
初等教育学校における吹奏楽の活動
「ドローン」の運搬における可能性
みんなをつなぐ「IOT」(アイオーティー)
AIと歩む未来
軍事技術の大学における研究・開発の有用性
結婚式業界の発展
LGBTの結婚の在り方
コーヒーが私たちに与える影響
Fast Fashion の未来
「物の質の低下と原因」
パブリックアートの必要性と有効性
「赤色と主人公」
勉強に色は関係するのか
「記憶に残る」広告の作り方
映画のみかた
思い込みを使って自己肯定感を高める
無意識による行動促進とその有用性
これからの国語教育のあり方
昔の日本の翻訳法
私たちは、何世代?
熱海殺人事件物語の特異点と面白さ
彼は本当に人間失格だったのか
世界征服の極意!支配者に求められるリーダー論
AIの犯罪予測システムについて
地震の種類と被害を減らす方法
授業のデジタル化
災害の歴史と現代の建築技術
彼岸花の他感作用について
睡眠薬と睡眠障害
身近に存在するアレロパシー ~ケヤキ落ち葉の発芽抑制作用~
日本家屋について
技術と医療品の関係性 ~これからの医薬品はどうなっていくのか~
シロツメクサの土壌改善効果の検証
日焼け止めについて
私の2年間の車椅子生活から想う本当のバリアフリーとは何か?
イラク戦争時のアメリカの文化
『少公女』からみる当時のイギリス社会
なぜ日本人には過労死する人が多いのか
これからの流行
県民性で宮城の観光産業救える説!~Make it possible with 県民性~
自営という選択肢
司法制度の民主化と法教育の実践
安楽死について
プロパガンダと情報社会
クロマグロと日本人
スポーツビジネスとJリーグの未来
昔から学ぶ農業
都市公園のうち理想の住区基幹公園の創造
発展途上国の子供たちに働かない暮らしを
トゥレット症候群と学校
万引きから考える子供たちの環境
社会と職の変化
古来の人々が求めた「自由」と現代の「自由」
性善説・性悪説システムと人の心の変化
発展途上国の健康問題
宗教を通した異文化理解
集団心理から見る社会問題
迫りくる食糧危機
ifを考えるアクティブラーニング
取り調べへのAIの導入
自己肯定感を高める
これからの介護をよりよくするために
妊婦の痛みを和らげるマタニティ・ヨガの効果
ストレスを味方につける
電子機器が人に与えるバフ、デバフと改善の一手
ゲームを使った運動は痩せる?
快適な睡眠法
日本のダンスの教育
より良い出産を提供するために
運動神経と遺伝の関係 ~発育・発達の関係を踏まえて~
スポーツが与える社会的影響 ~カバディ~
CLSの医療環境下における必要性

 

今日はこのへんで。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

「北海道胆振東部地震」

    今朝、起きてテレビをつけたら北海道で大地震のニュース。昨日、台風21号が過ぎ去ったばかりです。本当に怖いです。テレビでは震度7を記録したと伝えています。犠牲になった方も複数出ているようです。心から哀悼するとともに、行方不明の方々の無事をお祈りしたいと思います。また、もしご家族が被災している場合、心からお見舞い申し上げます。

  北海道では、ライフラインが停止しているようです。私たちは東日本大震災の経験から、現地の方々が、今どんなにつらい状況にあるか、わかります。現地の方々の生活が一日も早く平常に戻ることを祈りたいと思います。また、私たちは、東日本大震災でたくさんの支援をいただきました。私たちにできることを考えたいと思います。

   私たちは、改めて自然災害の恐ろしさを思い知らされました。日頃の防災対策が大切です。学校でももちろん考えていきますが、家族でもしっかり話し合いをもっていただきたいと思います。

  今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

「調査書」

 昨夜は猛烈な風が吹きました。みなさんの自宅は、大丈夫だったでしょうか? 私は、帰宅してから、萩の花を守ってやるのを忘れているのに気付き、縄でくくってやる作業を雨交じりの猛烈な風の中でやりました。だめですね。失格です。本来は朝のうちにやっておくべきところでした。久々に台風の猛威を思い知らされました。怖いですね。でも、恐怖心で固まってしまって、何も対策を立てられないでは、いけません。これからはますますしっかりとした自然災害対策が求められると思います。被害の出た関西の方々に心からお見舞い申し上げたいと思います。

 幸い、本校の校舎に被害はなかったようです。雨漏りも心配でしたが、異常なしです。もう台風は、こりごり。しかし、9月になったばかり。この先、気をつけて過ごしたいものです。

 さて、調査書シーズンの到来です。今日は4クラス分の点検が入りました。ごめんなさい。全部、終わりませんでした。明日も頑張ります。先生方の所見一つ一つに生徒のみなさんの顔が見えるようです。想像が始まると、どうも機械的にOKは出せません。間違いのないよう、一字一句丁寧に点検したいと思います。

 明日は、総合学科のPS発表会があります。楽しみにしていました。みなさんのこれまでの探究活動の集大成です。発表にあたっているみなさんは、今頃自宅で最後の練習をしているのでしょうか? あまり遅くならないように、睡眠をきちんととってくださいね。

 今朝方、職員の胃検診がありました。若い頃は、「ウッ!」と思って飲んでいた、例のバリウムさん。慣れてくると、案外楽に飲めるようになりました。決して「慣れ」たくないのですが。

   今日は、このへんで。

 

 

 

「一年次校歌合唱コンクール」開催

  ニュースによると「台風21号は25年ぶりに非常に強い勢力を保ったまま上陸し、四国、近畿を通過。日本海に抜けた」ようです。今、本校付近は時折雨交じりの強い風が吹いています。生徒は15時台の石巻行きの下り電車に乗ることができるように下校させました。明朝は交通機関の乱れが心配です。学校からの緊急メール連絡をきちんと見ていてください。遠距離通学の生徒のために、朝6時前に緊急連絡メールを発信する予定です。

 さて、今日は一年次がLHRの時間を利用して「一年次 校歌合唱コンクール」を実施しました。校歌の合唱コンクールをやれるというのは、宮城野高校ならではですね。この良き伝統をぜひ継承してほしいです。審査員には、本校創設時の教頭先生で、校歌を作曲していただいた矢吹隆志先生をお迎えしました。ちなみに、作詞は、初代校長の八巻一雄先生。編曲は、創設時の音楽教諭であった内藤淳一先生です。残念ながら、私は研修センターへの出張があったので、このコンクールを聴くことはできず、また矢吹先生との再会もできませんでした。矢吹先生、ごめんなさい。現教頭先生から聞いたのですが、講評時に、矢吹先生から指導が入り、本校生徒の校歌のレベルアップがはかられたとか・・・。矢吹先生、ありがとうございました。コンクールの結果は、11Hが優勝。11Hのみなさん、おめでとうございます。うわさによると、このコンクールでは、圧倒的に美術科が優勢・・・と聞きました。芸術に長けた方々が集まっているのですね。他の学科もぜひ・・・見習ってがんばりましょう。

 さて、風がますます強くなってきました。明日、仙石線が正常に動いていることを祈りつつ、帰ります。

 今日は、このへんで。

  

 

 

 

 

台風に注意!

  猛烈な台風が接近中。明日には、四国から紀伊半島に上陸の予想です。被害が出ないように、明日は、情報収集をきちんとしたいと思います。確か先週の土曜日は二百十日でした。この季節は本当に台風が怖いです。それぞれの家庭では、明朝のうちにきちんと防災対策を。風で物が飛ばされないように。

 さて、先週の土曜日には「小論文講演会」が実施され、三年次の希望者51名が講師の先生のお話を熱心に聴いていました。がんばってくださいね。小論文は、上達までに時間がかかります。講師の先生のお話を参考に地道に努力を重ねてください。そして書いたものをちゃんと添削指導の先生方に見てもらうこと。本校では、すでに指導の先生方が決まっています。今月末の定期考査明けから本格的に指導でしょうか。AO入試の日程の関係で、もう始めないといけない人がいるかもしれません。きちんと先生方と相談してください。

 先週の土曜日は、近隣の高校で文化祭でしたね。私も行きたかったのですが、残念ながら仕事の都合でパスでした。台風が来なくてよかったですが、雨模様で、模擬店などはちょっと残念だったと思います。どこの高校も今週からは定期考査モードに突入です。三年次は、評定に響く大事な考査です。他の年次ももちろん大事です。涼しくなったこともあります。気合いを入れてがんばりましょう。

   今日は、このへんで。台風情報に注意!

 

 

 

 

「社会と情報」14H生徒プレゼンテーション

  今日1校時に「社会と情報」担当の長原健先生が教えるクラスで「生徒プレゼンテーション」がありました。プレゼンのメインテーマは「おすすめの〇〇紹介」。パソコンを苦手とする旧人類の私は、なんとか教頭先生にお許しを得て、授業に潜入しました。場所は、コンピュータ室。すごいですね。パソコンがずらりと並んでいると圧倒されます。今は、このような教室がどの学校でも普通になっているかもしれませんが、本校開校当時は、これが本校の「目玉」の一つでした。今でも、十分すごいですね。

 さて、潜入するともうすでに授業は始まっていました。私が見た最初の発表のタイトルは「おすすめの漫画紹介」。スクリーンには、かわいい少女漫画が映し出されました。楽しそうですね。聞いている側は、みんな大盛り上がり。なぜでしょう? 発表者が男の子なんです。いいですね。この雰囲気。自分の好きなもの、おすすめのものを普通にクラスのみんなに紹介できる感覚。クラスのアットホームな雰囲気が伝わってきます。自分の学校に、このような友達がいる、そういうのを授業でもどんどん発見できます。本校の良さであると思います。以下、「おすすめの餌」(間違っていたらごめんなさい)、「おすすめの本」、「おすすめの歌手」、「おすすめのロンジー」、「おすすめの歌手」、「おすすめのバンド」と続きました。短時間の発表の中に、自分のワールドを見事に盛り込んでの発表です。みんな、すばらしい発表でしたよ。今時の生徒をうらやましく思った一コマでした。長原先生、ご指導、ありがとうございます。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

小論文模試を実施

  台風がまたまた接近しています。来週9/4あたりに日本に接近し、上陸も予想されるとか。今年は多いですね。もううんざりです。来週、本校は、総合学科PSの発表会も9/6に予定されています。無事に開催できることを祈るばかりです。

 さて、今日は三年次の生徒が2回目の小論文模試に臨みました。ありますね。本当に。おいしそうな問題ばかりです。たぶん本校だけが受験するのではないので、ここで問題文やテーマを紹介するのは差し控えますが、現代社会が抱える課題をうまくすくい取って問題に仕立てています。みなさんが、どんな答案を書いているか、楽しみです。夏休み前の第1回目から、少しは上達していてほしいです。

   ちょうど昨日見せてもらった本校生徒の表現があります。書いてくれた生徒の名前はわかりません。ここで材料にしてごめんなさいと謝っておきます。

 さて、生徒Aさんはこう書きました。「 ~ 力強く優美なデザイン ~ 」。この表現について、みなさんはどう思うでしょうか? 今日は、あえてこれ以上ふれずに明日に持ち越します。

   今日は、このへんで。 

 

他校の文化祭

 

 

  今朝、学校に来てみると、生徒昇降口にはっぴを着た見慣れない生徒数人がチラシを配っていました。いったい何と思って事務室で聞いてみると、他校さんは、この週末に文化祭があり、その宣伝に来ているらしく、ああそうだ、うちの文ボラも他校さんにお邪魔して配っていたなと思いました。見学に行くも行かないのも自由ですが、くれぐれも気をつけて。トラブルにまきこまれないよう、用心すること。

 さて、先日本屋さんから入手した講談社のPR誌「本 9月号」がすごいです。中身の充実ぶりにびっくりです。冒頭に特別企画「熟練校閲者からの挑戦状」(講談社校閲部)が掲載されています。今月の講談社文庫新刊で「熟練校閲者が教える 間違えやすい日本語実例集」が出ました。この紹介とPRの文章なのですが、冒頭にこうあります。

 

       日々、文章の誤りと格闘しながら「本の品質」を保証する校閲部。その大ベテランたちが、『熟練校閲者が教える 間違えやすい日本語実例集』を刊行し、

      誰もがつい間違える表現を多数指摘した。さてあなたは、今回彼らの出す全25問のうち何問正解できるだろうか? 

 

このような「挑戦状」でスタートします。おもしろそうです。今、テレビでは、クイズ番組がはやりですが、私はこの「挑戦状」の「初級編」の問題を見ただけで、感激しました。うちの家族にやらせてみたいです。ということで、この文庫本を買うことにしました。

これ以外で、「本」9月号の、これは絶対読みたいと思った内容を紹介します。

・「今夜はひとりぼっちかい?(もしくは、『日本文学盛衰史 戦後文学篇』)の作られ方  高橋源一郎著

 ・22世紀を見る君たちへ3 未来の大学入試(2) 平田オリザ著

 ・鉄道ひとつばなし272 原武史著

 ・伝える仕事6 企画書は読み手の頭に映像が浮かぶように  池上彰著

 ・科学と非科学  その間にあるもの9 縄文人と弥生人  中屋敷均著

 ・百人一首うたものがたり9 水原紫苑著

 ・心と時間  その哲学と科学16  それは、だれかのせいなのか  青山拓央著

 ・新日本野球紀行160  広島カープ「走る野球」の原点 古葉竹識回顧録 二宮清純著

 ・社会性の起源57 子を食う  大澤真幸著

 

これはあくまで一部です。これだけ盛りだくさんの内容で、たった90円です。ちなみに今月は表紙もナイスです。今日マチ子さんが描いています。彼女の「表紙のことば」は、こうです。

 

     夏の終わりの水辺にたたずむ、二人の女性。対岸には自分たちが住む人工の街。一見、仲の良いママ友のようでありながら、そこには違う感情が芽生えているよう。すくすくと育っていく赤ちゃんと秘密の恋・・・夏の終わりに「この先」を考えてしまいます。

 

 さりげなく、目次のページの右隅に囲みで置かれているのですが、注意しないと見逃してしまいます。仲良く手をとりあっている二人の女性に、私などはとてもそこまで読み切れません。この世の中に、すごい書き手やイラストレーターが存在していることに改めて感謝!

 今日は、このへんで。

 

「フルコースディナー」

 今日は一日中、雨でした。さすがにうんざりです。でも昨夜は、関東ではものすごい雷雨だったようです。電車が不通になり、帰りの足がなくなった人は、何時間もタクシー待ち。大変です。向こうはまだまだ残暑が続きそうなので、気をつけてほしいです。逆にこちらですが、昨夜帰宅した頃、今年最初の虫の音が聞こえてきました。季節の変わり目は、「耳を澄ます」。そういう時間を大事にしてほしいです。

 さて、7時間目のLHRで、三年次は年次集会。いよいよ本格的に進路実現に向けて、いろいろな動きが本格化するところで、年次主任の雪江先生からお話をいただきました。その後、校長の自分から生徒のみなさんにどうぞ激励の言葉をというお願いがあり、それではということで、少しばかり話をしてきました。以下のような内容です。

 

 「信念」にからめてひとつ。かつて本校に勤務して、三年次担任をしたときのことです。就職を希望していた女子生徒がいました。第1志望は某大手の化粧品会社でした。とてつもなく難関です。どうしても入りたいと本人は言い張っていました。が、私は、現状の学力では厳しいので、もう少し希望を考えてみたらと言って、変更を促しました。何度かやりとりがありましたが、本人は頑としてこちらのアドバイスを聞き入れず、そのまま第1志望の某大手の化粧品会社を受験しました。私は、若気の至りで、受験前に本人に対して、あなたがもし合格したら一流ホテルでフルコースディナーをおごってやると伝えました。半分、励ましも入れていたと思いますが、半分まさか・・・という気持ちもありました。それで、結果は・・・見事、合格! すごかったです。びっくりしました。本人は、見えないところで、ものすごく勉強を続けていたのです。本人は、すぐさま合格を知らせに私のところに来てくれました。そして、「先生、フルコースだよ!」と叫びました。さて、その後、そのフルコースディナーをどうしたか、今は教えないでおきます。(あとで、こっそり教えるかもしれません)でも、みなさんに、この話をするのは、昨夜、学校帰りにたまたま買い物のために近くのヨークに寄ったときに、店内でその彼女に偶然会ったのです。びつくりしました。うれしかったです。彼女は小さなかわいい娘さんの手を引いて、りっぱなお母さんになっていました。「先生、この子を宮城野に入れるからね」と、うれしいことも言ってくれました。涙、涙ですね。思わずよおーし、それまで俺は宮城野にいるからねと言ってしまいました。どう考えても退職しているはずなのに。

さて、みなさんに伝えたいのは「信念」をもって第1志望を貫くこと。いいですね。みなさんのナイスな先輩がりっぱに実現しています。自分の力を信じて頑張ってください。それともう一つ。「信念」だけだと、先生方が心配するかもしれないので、もう一つ加えます。4月当初にみんなに話した「修正能力の高さ」。人からアドバイスをもらったときに、あるいは自分の過ちに気付いたときに素早く修正できる力。そういうものも確実に備えていてほしいと思います。そういうことで、「信念」と「修正能力」を合わせると「敢えて二兎を追う」。このバランス感覚がみなさんに合格の栄冠をもたらします。みなさんのますますの精進を期待します。

 

  三年次のみなさん。わかると思いますが、少し変更していますね。「フルコースディナー」について、真相は闇です。こういうのを突っつくのは、野暮というものです。

今日は、このへんで。

 

「全国高校総文祭優秀校東京公演」

 今日8/27、近隣の小・中学校は夏休みが明けて、学校再開。近所の小中の児童生徒が元気に登校する姿は本当にほほえましく、まぶしいばかりに輝いておりました。もちろん、本校の生徒も・・・。あまり褒めすぎるのはどうかなと思いますので、やめておきます。また今日はだいぶ暑さが和らぎ、涼しく感じられたので、小中の児童生徒にとって、集会をやるのに、助かったと思います。これからあまり残暑がぶりかえさないでほしいですね。

 さて、私は8/25~8/26の二日間、東京の国立劇場で開催された「全国高校総文祭優秀校東京公演」を県の高文連を代表して視察してまいりました。私にとって、この東京公演を見るのは、初めてです。特に演劇部門はテレビで放送しているので、自宅で録画したものをここ数年連続して見てきて、とても興味をもっておりました。楽しみにして見せていただいたのですが、すごかったですね。初日のオープニングは、長野西高校の「ダンスドリル」。これは2018信州総文祭での総合開会式で見ていたものでしたが、さらに磨きがかかってプロ顔負けの切れ味鋭い演技でした。そして、演劇部門優秀校の公演。長野県松本美須々ヶ丘高校、千葉県立松戸高校、本県の仙台三桜高校、香川県立丸亀高校の優秀校に加え、特別公演として地元東京の立川女子高校の5校が出演しました。どの学校の芝居も、現代社会の重要課題を反映したテーマを内容に盛り込んでいて、満員の観客の心を強く深く揺さぶりました。本県の仙台三桜高校が演じた「宇宙の子供たち」は、家庭崩壊、親からの虐待をテーマにして、他校にまさるとも劣らない素晴らしい演技力でした。最後には涙を流すお客様もいらっしゃいました。あまり書くと、これからのテレビ放送に影響するので、みなさん、ぜひテレビで見てほしいと思います。三桜高校の演劇部のみなさん、お疲れ様でした。

私の芝居好きは、学生時代からです。生の芝居は、絶対オモシロイです。仙台にも力のある劇団がたくさん活動しています。機会があったらどうぞ。

ということで、今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

夏休み明け・・・全校集会/二年次ロッカー更新

 今日8/23から、学校が再開。昨日書いたように、二十四節気の一つ「処暑」なので少しは涼しくなるかなと期待していたのですが、ダメでした。34度ぐらいはあったでしょうか。暑かったですね。しばらくは厳しい残暑が続くと思います。くれぐれも気をつけて。さて、今日は大掃除の後、全校集会がありました。表彰伝達の後、校長からの挨拶ということで、少しばかり話をさせていただきました。昨日書いたものに少し手を入れて。下記のとおりです。

 

夏休み明けの全校集会 校長あいさつ

 みなさん、おはようございます。みなさんの元気な顔を見ることができてうれしいです。長く、暑い夏休み、どうだったでしょうか?

 夏休みに入る前の全校集会で、木槿にからめて「信念」や「一人になる勇気を持て」という話をさせてもらいました。みなさんが休み期間の実力養成講座等で一生懸命勉学に取り組んでいる姿を見て、喜んでおりました。でも、もしかしたら、今のみなさんの思いの中には、「やるべきことをやった」という人もいれば、「やるべきことをやれなかった」という人もいるかもしれません。いろいろかなと思います。いずれにしても、みなさんにお願いしたいのは、一日のうち、何分かでもいいから、あるいは30秒でもいいから、振り返りの時間を持ってほしいなと思います。

高校時代、自分にとって、振り返りの時間は、石川啄木様の短歌と向き合う時間でもありました。自宅と学校との往復の時間。片道一時間半ほどの、バスと電車を乗り継ぐ中で、新潮文庫の「一握の砂・悲しき玩具」は、自分にとって心の支えでした。

 考えてみれば、高校時代というものは、「一人ひとりが輝く」べき、人生のうちで最も楽しい宝石のような時代です。しかし、一方で悩み多く、揺れ動き、本当につらい時期でもあります。自分にとっても高校時代は決して平坦な道のりを歩んだわけではありません。むしろ重苦しく時を過ごし、倒れそうにもなった時代でした。そういうとき、啄木は、自分の心を支え、慰めてくれました。

ざっとこんな歌です。

「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」

「頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず」

「砂山の砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出づる日」

どうでしょうか?

確か、今夏の中学生対象の学校説明会の中で、美術科のAさんは、仙南のかなり遠いところから通っているけれども、その往復の時間がとても貴重だと中学生に向かって語ってくれました。当然眠い時には眠るけれども、自分一人で、いろいろなことを集中してできる貴重な時間だと教えてくれました。休み前の集会で、「自分ひとりになる勇気を持て」と話したと思います。それはとても大切な「雌伏」の時間。未来の「飛躍」のための貴重な準備時間。そういう時間を一人一人が少しずつ持つことができたと信じて、今日を迎えました。今日は二十四節気の一つ、「処暑」。辞書的には、厳しい暑さがおさまる頃。季節の小さな節目が少しずつ新しい季節に導いてくれます。ですが、今日は本当に暑いですね。体調管理にくれぐれも気をつけながら勉学に励んでほしいと思います。みなさんのますますの活躍を期待します。以上です。

 

 このような話をさせていただきました。啄木の歌に少しでも興味を持ってくれたらと思います。

 さて、二年次の廊下にある生徒用ロッカーですが、先日8/19に新しいロッカーが設置されました。写真のとおりです。すごくきれいですね。鍵はダイヤル式のちょっと工夫されたもの。教育振興会のみなさんから寄贈いただきました。ありがとうございます。心からお礼申し上げます。二年次のみなさん、大事に使ってくださいね。

 1・2年次は、本日で課題テストが終わりで、明日から本格的な授業再開。3年次は、明日まで実力テストです。公務員志望のみなさんは、公務員模試に挑戦してもらいました。四国には台風が上陸。被害が出ないことを祈るばかりです。今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み最終日

  本日8/22で長い夏休みが終了。明日からまた学校が再開です。3期制時代は、2学期のスタートでもあるので、明日は「始業式」でしたが、2期制の今は、始業式ではありません。本校では「夏休み明け集会」となります。明日の集会で、どんなことを話すか、自宅で今夜じっくり考えたいと思います。

 さて、夏休みが終わろうとしている今日、みんなはどんな思いで今を過ごしているでしょうか? やるべきことをやったという人。やるべきことをやれなかったという人。いろいろかなと思います。いずれにしても時はどんどん過ぎていきます。あなたを待ってはくれません。無我夢中で過ごす一日一日。ただし、一日のうち、何分かでもいいから、あるいは30秒でもいいから、振り返りの時間を持ってほしいなと思います。高校時代、自分にとって、振り返りの時間は、石川啄木様の短歌と向き合う時間でもありました。自宅と学校との往復の時間。片道一時間半ほどの、バスと電車を乗り継ぐ中で、新潮文庫の「一握の砂・悲しき玩具」は、自分にとってバイブルでした。確か、今夏の中学生対象の学校説明会の中で、美術科のAさん(名前を失念してしまいました。ごめんなさい)は、仙南のかなり遠いところから通っているけれども、その往復の時間がとても貴重だと中学生に向かって語ってくれました。当然眠い時には眠るけれども、自分一人で、いろいろなことを集中してできる貴重な時間だと教えてくれました。休み前の集会で、「自分ひとりになる勇気を持て」と話したと思います。それはとても大切な「雌伏」の時間。未来の「飛躍」のための貴重な準備時間。そういう時間を一人一人が少しずつ持つことができたと信じて、明日を迎えます。明日は二十四節気の一つ、「処暑」。季節の小さな節目が少しずつ新しい季節に導いてくれます。今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

中学生対象「第1回水彩画実技講習会」開催

   今日8/17から、3年次は後半の「夏期実力養成講座」がスタートしました。ちょうど今朝は涼しい風が吹いていて、朝7:30頃で、21度。この夏は、寝苦しい夜が続きましたが、昨夜は久々にクーラーなしでも快適に眠ることができました。みなさんのところは、どうだったでしょうか? そろそろ夏も峠を過ぎて、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」の季節。みなさんの夏休みの勉学も最終コーナー。自分にムチ打って、最後の追い込みに頑張って欲しいと思います。

さて、今日は本校美術科による中学生対象の「第1回水彩画実技講習会」が開催されました。朝8:30から受付がスタート。初々しい中学生が集まり始め、最終的に80名もの参加者(多くは3年生ですが、1・2年生の参加者もいました)がありました。保護者のみなさまには、送迎等でお世話になりました。ありがとうございました。本校美術科の入試には、実技試験も課されます。中学生のみなさんには、このような講習会を活用して大いに自分の実技の力を向上させてほしいと思います。

 ちなみに、この夏に信州上田市で開催された「2018信州総文祭」の美術工芸部門では、本校3年次の遠藤未菜さんの工芸作品「四季重箱」が展示されました。写真のとおり、とても趣のある作品です。後輩のみなさんにもぜひ続いてほしいと思います。また、みなさんに紹介したいのが、器楽・管弦楽会場のホクト文化ホール入口に飾ってあった、産業(農業)部門からのとてもきれいなプレゼントです。写真のとおりです。ご覧ください。

 ところで、小生は明後日19日から「全国高校PTA連合会大会佐賀大会」参加のため、この校長通信もしばらくお休みとなります。ごめんなさい。今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2018信州総文祭」

 「2018信州総文祭」、行ってきました。すごかったです。感動の嵐でした。今回は昨年度見ることのできなかった「総合開会式」とパレードを視察することができました。去年、小生は「小倉百人一首かるた専門部」に張り付いていたので、総合開会式もパレードも見学できなかったのです。今回は、それを最後まで見ることができました。総合開会式のフィナーレは、「第九」の合唱。それが終わるやいなや、バンド演奏が始まって、総合開会式に登場したみんなが出てきて、歌ったり踊ったり。本当にすごかった。古典と現代、色とりどりの文化の華が高い芸術性をもって散りばめられていました。本校の北村郁弥君も、しっかり本県の紹介をやってくれました。ありがとうございました。

 さて、今日久々に学校に来ましたら、予定通り2年次のロッカーが撤去されていました。写真のとおりです。これは、本校教育振興会のみなさまのご支援をいただき、3年次のロッカーに引き続き、2年次のロッカーが新しいものに更新されるためです。教育振興会のみなさん、心から感謝申し上げます。夏休み中には、新しいロッカーが入る予定です。生徒のみなさん、楽しみにしていてください。

 ところで、3年次の生徒のみなさんは、8月11日に全統の模擬試験を受けてきたと思います。手応えは、どうだったでしょうか? 夏休みの真っ最中ということで、さすがに夏休みの学習成果が反映とまではいかないと思います。この模試は、浪人勢がたくさん受験してきているので、現役の生徒は、例年相当苦戦するものとなっています。しかし、最後は同じ土俵で戦わなければならないライバル。これからが、本当の戦いです。世の中はお盆休みですが、受験生に、お盆休みはないといっても過言ではありません。涼しい風が徐々にですが、吹いてきていると思います。捻りはちまきで、夏休み後半の学習に取り組んでほしいと思います。1・2年次生の7月の模試の結果も返ってきました。自宅でゆっくり拝見しようかなと思います。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

8/4「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」開催

 8月も第2週目に入りました。昨日は、雷雨。こわかったですね。特に県北のほうがひどかったようです。また山形県のほうは、土砂災害の危険が迫っています。大きな災害が発生しないことを祈るばかりです。また、8/9あたりには、台風が上陸する予想も出ています。美術科のほうで、明日8/7から8/9まで、花山でスケッチ合宿の予定でしたが、天候悪化の恐れもあるため、急遽中止としました。楽しみにしていた生徒のみなさんには、申し訳ありませんが、安全第一に考えたいと思います。理解いただければと、思います。

 さて、先に連絡していたとおり、先週8/4(土)には、美田園の第1仮設住宅集会所にお邪魔して「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を開催しました。わざわざこのプロジェクトのために、京都市立銅駝美術工芸高等学校から生徒さん3名と引率の先生が1名、いらっしゃいました。それに加え、宮城第一高校の生徒のみなさんと昨年までいらっしゃった佐々木秀夫先生、そこに本校美術科の生徒と先生方が入り、本プロジェクトを実施しました。2012年スタートと聞きましたので、今年で7回目となります。美田園の仮設住宅にお住まいのみなさんをお招きし、宮崎県特産の飫肥杉シートを材料にしたランプシェード制作等に一緒に励みました。本校の生徒がうまくコミュニケーションをとれるかなと心配しましたが、杞憂でした。生徒それぞれが上手に笑顔を絶やさず制作に楽しんでいる姿に思わず心の内で拍手してしまいました。みんな、お休みのところ、感謝です。美田園のおばあちゃんやおじいちゃんに、本当に楽しんでいただけたようです。お帰りになる時には、みなさん、本当に素敵な笑顔でした。美田園の仮設住宅は、平成31年の3月いっぱいでおしまいになると聞きました。今後、何らかの形で復興支援活動を継続できたらと思っています。生徒のみなさん、そのときにはまた協力、よろしくお願いします。

 終了後、銅駝美術工芸高等学校のみなさんをお見送りする時には、本校の研修旅行の際、京都で再会することを約束していました。銅駝美術工芸高等学校のみなさんと末永い交流ができるといいですね。

 

 ところで、明日8/7から8/9まで、信州総文祭に出かけてきます。昨年度のみやぎ総文2017のお礼も兼ねています。当分、この「校長通信」もお休みとなります。ごめんなさい。今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「TPO」

  昨夜、見えました。南の空に赤く輝く火星様が。2階に上がった家族が「見えたぞ」と言って居間に戻ってきたので、どれどれと思って見にいったら、バッチリきれいに見えました。やはりいつもよりでっかく見えますね。9月頃まで大きく見えるそうなので、まだの方はどうぞ。

 さて、昨日お知らせしたように、今朝8:05発の新幹線で、本校二年次生(総合学科と普通科)が東京での宿泊研修に出発しました。教頭先生方と見送りに仙台駅に出ましたが、集合場所の仙台駅3Fに着いてみてびっくり。本校生徒がこれから就活に向かうような身なり・・・。感動しました。りっぱです。私服の学校がTPOをわきまえてきちんと身なりを整えられるあたり、教頭先生もびっくり、感心していました。問題は次に、向こうの訪問先で失礼のないようにきちんとふるまえるかどうかですが・・・。とにかく、みなさんの、礼節をわきまえた柔軟な対応能力と度胸に期待したいと思います。(こう考えると、将来の就活の練習にもなって、この宿泊研修もなかなかオモシロイですね)夕方、引率の先生方から連絡が入り、今のところ順調に進んでいるとのことです。相変わらず日本全体が猛暑続きになっています。くれぐれも体調管理に気をつけてほしいと思います。

 

 また本日午後、本校に京都市立銅駝美術工芸高等学校のみなさんが来校され、学校を見学されました。明日8/4は、その京都市立銅駝美術工芸高等学校と宮城第一高校の生徒のみなさんと一緒に、美田園の第1仮設住宅集会所にお邪魔して「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を開催します。ランプシェード制作のワークショップや生徒制作の作品のプレゼント等が予定されているようです。仮設住宅のみなさんに喜んでもらえたらうれしいです。

 

  さて、週明けはいよいよ仙台の七夕。また8/7は立秋です。そうでした。仙台の七夕の頃に立秋を迎えるんだと改めて思いました。今年は、涼しい風を感じることができるのでしょうか? 海沿いは間違いなく涼しい風が吹くのですが、街中は・・・?

今日は、このへんで。

 

「好之者不如樂之者」

  今日8/2で夏期の「実力養成講座」前半部が終了しました。夏期の後半部は8/17(金)から改めてスタートします。今日も、暑さにめげず朝早くから各年次の生徒が登校し、学習に励んでいました。職員室前の長机で先生方に質問する生徒が次第に多くなってきたような、そんな感じがします。残念ながら実力養成講座はしばらく休みですが、学習にもっともっと励みたい生徒のために、学校に登校して学習可能な日程が組まれています。各年次でアナウンスされていると思います。学習習慣が崩れないように、登校して計画的に学習に励んでほしいと思います。

  また明日からは、二年次生(総合学科・普通科)が東京での宿泊研修(1泊2日)となります。先ほど実力養成講座が終わってから、柔剣道場に集合してもらって結団式がありました。挨拶・激励をお願いされたので、少しばかり話をしてきました。「凡事徹底」にからめて5点(挨拶・身なり・清掃・時間・健康)、注意してきました。訪問先の方々に貴重な時間を割いていただいて、お話を聞かせていただくわけですから、そこは徹底してほしいなと思います。ついでながら「隙間の時間」について話をしました。本校生徒がどんな観察をしてくるのか、どんな気付きや発見をしてくるのか、大いに楽しみです。

  ところで、挨拶では「隙間の時間」しか話をしませんでしたが、「隙間の空間」のことに触れるのを忘れていました。大学に存在する「隙間の空間」がどのように生かされているか、それも観察してもらえたらうれしいです。最近新しいキャンパスばかりで、私から言わせれば、隙間の二次利用はあまりに少ないです。知的好奇心をもう少し刺激するような「隙間の空間」が欲しいです。ということで、プラスアルファの収穫がどんなものになるかとても楽しみです。二年次生のみなさん、厳しい暑さが続きますので、くれぐれも気をつけて。

  さて昨日、東北大学のオープンキャンパスに行ってきたわけですが、お土産をひとつ紹介しておきます。教育学部をのぞきに行ったら、小さな図書室に「2018 読書の年輪 ――研究と講義への案内――」と題された小冊子が置いてありました。もちろん「ご自由にどうぞ」です。この手のものが大好きな私は2冊もらってきました。昨夜、読んでみたのですが、なかなかオモシロイですね。大学の先生方がどんな本を学生様に薦めるか、傾向がよくわかります。選ばれた書き手の先生方は、東北大学の教養教育院に所属する、経験豊かな名誉教授の肩書きを持つ総長特命教授と、そのOBの先生方ということで、各専門分野において優れた実績のある先生方ばかりです。読んでみると、やはりその大ベテランの先生方が各分野の基本図書をしっかりと推薦しています。でも、その中に、いるんですね。ワクワクするような先生が。両村上に対して、龍を選んで「愛と幻想のファシズム」を推薦する先生がいるんです。若い頃に確かな刺激を受けた本を推薦しています。すごいですね。また内田樹氏の「日本辺境論」や「寺山修司全歌集」を推薦する先生もいます。「森有正エッセー集成1」が入っているのもうれしいですね。最後に紹介したいのは、ある哲学の先生の自分の推薦文のタイトルです。こうあります。「好之者不如樂之者」。読めますか。少なくとも二年次生から上は、読めないとダメですよ。一年次は厳しいかも。なので、この先生は、自分の紹介文の最後でちゃんとこのように解説しています。サービス精神旺盛な先生です。

 

 ~ 読書は単に知識を得る手段ではなく、何よりも快楽である。楽しまない手はない。『論語』に「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを樂しむ者に如かず」とある通りである。

 

今日は、このへんで。(明日はお休みするかもしれません。)

 

「観測史上1位」

  本日から葉月8月。昨夜は曇り空のため、火星さんは、見えなかったような・・・。残念でした。でも、今日は大丈夫のようですね。なにせ「観測史上1位」。先ほどネットをのぞいたら「仙台で観測史上1位の37.3℃」と出ていました。確かに暑かったです。でも、そんなものに負けていたら何にもできません。昨日は、お客様来校対応に加え、午後から会議があり、残念ながら動けなかったのですが、今日は午後から空いたので、数年ぶりに「東北大学オープンキャンパス」に行ってきました。たぶん昨日はすごく混雑していたと思いますが、今日2日目は、やはり予想していたほどでもなく、動きやすかったです。それでも大型バスが駐車場に何台も乗りつけていました。中には秋田県の〇〇高校。しっかりと自分の目と足で確かな情報を入手して、進路選択をきちんとしようという姿勢に頭が下がります。本校の一年次の生徒は大丈夫だったでしょうか? あさっての8/3からは二年次のみんなが東京での宿泊研修となります。都内の各大学のオープンキャンパスに参加する生徒も多いようです。みんな気をつけて行ってきてほしいと思います。

  さて、本校は今年から高図研の事務局担当です。司書の加藤先生からいろいろな情報が入ります。市内の私立某高校では、読書意欲喚起のため、「〇〇高校100冊」を作成して生徒に配布しているようです。もちろん先生方推薦の本です。おもしろいですね。ノーマルな教養書の羅列ではありません。自分で実際に読んで、「これは絶対オモシロイ! 生徒にも読んでほしい!」という気持ちが伝わってくるような、そういう本ばかりです。これはすごいなと思いました。本校でもやりたいですね。そういう話を加藤先生に伝えました。

  夕方になって蔵王での宿泊研修を終えた赤城先生が報告にやってきました。いい顔ですね。とてもタメになりましたと、満足げです。同期採用の先生方と、共通のテーマで話し合うことはもちろんですが、メニューの中には山登りがあり、一緒に気持ちの良い汗をかいて、山を下りたら、一緒に風呂に入って汗を流して、同じ釜の飯を食っておなかをいっぱいにして、寝るまでの時間を同じ年代の先生方とゆっくり語り合う・・・そういう時の流れの中で、教員の資質が自然と育まれてゆく。自分たちの時代には、なかったよなあと、やっかみ半分です。赤城先生のこれからにもっともっと期待しましょう。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

「Society5.0」

 早くも7月の最終日。一年次の総合学科と普通科の生徒は、東北大学のオープンキャンパスに全員参加。心なしか校舎は静かです。それにしても3年次生の集中力はさすがです。図書室等で勉学に励んでいる者は、一心不乱に問題を解いているせいか、そばを通っても振り向きもしません。今日も30度前後で、蒸し暑かったですが、ぴーんと張り詰めた緊張感が暑さを感じさせません。でも、時々水分補給をお願いしますね。今日も調査書の点検が入ってきました。先生方が丁寧に書いてくれているので、うれしいです。

 

 さて、本日本校にお越しになったお客様が「Society5.0」について、教えてくれました。

内閣府が出している資料に掲載されているそうです。実は、過日受講した研修会でも話題になっていたので、ある程度予備知識はありました。資料には、こうあります。

 

Society5.0とは、

狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、以下のような新たな経済社会をいう。

① サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させることにより、

② 地域、年齢、性別、言語等による格差なく、多様なニーズ、潜在的なニーズにきめ細かに対応したモノやサービスを提供することで経済的発展と社会的課題の解決を両立し、

③ 人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる、人間中心の社会。

 

ここでは、これを良いとか悪いとかではなく、仮に生徒のみなさんが今後生きてゆく社会の一つの形がここに提示されているとします。そう仮定したときに、これからの教育がどうあるべきなのか、宮城野の教育はどうあるべきなのか、教育の「不易」と「流行」をしっかりと見据えつつ、舵取りをしていきたいと思います。

 

 さて、昨日は出張の帰りに本屋さんに立ち寄り、久しぶりに新刊本の山に目をやってきました。ワクワクしながら。「日本の小さな本屋さん」。和氣正幸著 発行エクスナレッジ。宝物のような本を見つけました。全国津々浦々にある23の本屋さんがナイスな写真入りで紹介されています。中には行ったことのある本屋さんもありました。大分県にある「カモシカ書店」。一昨年に出張先で偶然見つけた(出会った)本屋さんです。夜遅くまでマスターと話し込んだのがなつかしく、迷わず買ってしまいました。残念ながら東北の本屋さんが紹介されていないのですが、それは愛嬌。こちらとしては、遠くの本屋さんの情報が入るからうれしいです。「時をまもり、時をつくる」。そういう本屋さんのぬくもりがうれしいです。

「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合」した空間と「時をまもり、時をつくる」空間。この二兎を平気で追うことができる人。矛盾を感じさせず、静かに論じることができる人。「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合」した空間を偏重する世の流れがあるとしたら、「時をまもり、時をつくる」空間の重要性をきちんと説ける人。

 

明日から葉月8月。今日は火星が地球に大接近。見えるのは、南の空でしたっけ? 

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

「素朴な琴」

 7月も残り2日。週末にやってきた迷走台風は、本県に久しぶりの雨をもたらしましたが、大きな影響はなかったようです。でも今朝学校に来たら、名物の「よしず」が倒れかかっていて、やはり強い風が吹いたのだなと思いました。台風本体はまだ屋久島付近に居座ったままなかなか動いてくれないようです。九州地方のみなさん、くれぐれも用心してください。

 さて夏期実力養成講座も今日で3日目。前半戦は木曜日の8/2までですから、今週がヤマ場です。暑さも8月に入る今週がヤマ場だと思います。ちなみに東北大学のオープンキャンパスは明日から2日間にわたって開催され、明日には1年の普通科・総合学科の全員が参加する予定です。また8/2には宮教大のオープンキャンパスがあります。(ちなみに7/28(土)には、東北芸術工科大学のオープンキャンパスが開催され、本校1年の美術科の生徒全員+αが参加しています。)このように、7月最終週から8月初旬は、実力養成講座に加え、いろいろな大学のオープンキャンパスが開催される時期です。体調管理に気をつけながら、自分の足で、自分の進路選択に役立つ情報をきちんと入手してほしいなと思います。ついでに、老婆心ながら注意しておくと、各大学は大混雑です。特に東北大学はしんどい状態になります。大混雑するため、第一印象が悪くなってしまうかもしれません。そういう「見た目」に惑わされず、今後、多方面多角的に大学研究を続けてほしいなと思います。

 さて、先週紹介した「時の余白に 続」を週末に読み続け、中に故大西和男氏を紹介する一節がありました。心惹かれ、大西氏の追悼文集「悼 大西和男さん」をすぐさま入手。すごい人だなと改めてびっくりした次第です。追悼文集の最後に、大西氏が若い頃に書いた文章が少しばかり紹介されています。そこに、八木重吉の詩を紹介したものがありました。

 

   「詩人紹介 八木重吉」

 

      素 朴 な 琴

 

    この明るさのなかへ

    ひとつの素朴な琴をおけば

    秋の美しさに耐えかねて

    琴はしずかに鳴りいだすだろう

 

          「貧しき信徒より」

 

 八木重吉の生家(神奈川県町田市)の土蔵がそのまま八木重吉記念館となっていて、そこに詩碑「素朴な琴」が1958年に建立されたそうです。いつか行って見たい場所です。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「十三夜」

  昨日、帰ろうとして職員玄関を出ると、正面のお空に大きな月が・・・。満月かなと思ったら、まだでした。満月は明日28日のようです。さらに明日の未明には皆既月食が起こるとか。(パチパチ)なんとその皆既月食によって「赤銅(しゃくどう)色」に見える「ブラッドムーン」と、大接近する赤い輝きの火星との競演。これは楽しみだと思っていたら、台風が接近中です。台風は大きく曲がって、まだ豪雨による災害からの復興作業が続いている西日本を直撃するかもしれません。西日本各地の方々、くれぐれも用心してください。

 

 さて、「十三夜」(じゅうさんや)というと、普通、旧暦9月13日のお月見のことをいいます。  旧暦8月15日は、中秋の名月ですが、これまたとてもきれいなお月様が見られます。また、十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」ともいわれるとか。小生の祖母は、相当なまって「まめげっつぁん」と呼んでいました。なつかしいです。幼い頃の私は、おいしい枝豆が食べられるだけで、喜んでおりました。風情を少しも解することなく・・・。

 さて「十三夜」というと、樋口一葉の小説です。悲しい悲しい物語です。夏休みの読書のひとつとして選んでもらうとうれしいです。

 今日は、今年度初の調査書が回ってきました。いよいよ調査書発行の時期がやってきたなあと、臨戦態勢に入る緊張感を少しばかり味わっています。所見の言葉ひとつひとつから、生徒それぞれの「ひととなり」が見えてきて、ガンバレヨーと応援したくなります。

 今日は、このへんで。

 

学校説明会・・・ありがとうございました/実力養成講座スタート

 昨日、13:30と15:30の2回に分けて、今年度の「学校説明会」が開催され、計1335人(中学生920人・保護者等415人)が来校されました。厳しい暑さの中、たくさんの方々に説明を聞いていただきました。ありがとうございました。また本校PTAの方々には「宮城野カフェ」を開設していただき、のどを潤す冷たい飲み物に加えて、「うちわ」のプレゼントもありました。ありがとうございました。全国的に猛暑が続いたので、熱中症を心配したのですが、PTAの方々のご協力もあり、体調を崩される方は出なかったようです。参加された中学生のみなさんと保護者のみなさんに改めまして感謝申し上げます。

さて、その「学校説明会」での「校長挨拶」要旨を掲載します。昨日の説明会に参加できなかった中学生や保護者のみなさまに読んでいただければ幸いです。

 

      宮城野高校「学校説明会」 校長挨拶 要旨

  改めまして、みなさん、こんにちは。本日は、このように厳しい暑い中、本校の「学校説明会」にお越しいただき、ありがとうございます。私は、本校校長の遠藤吉夫と申します。各学科の特徴などは、後で担当者が説明します。詳しい説明に入る前に、私から、一言挨拶申し上げます。

  さて、本校は平成七年に誕生した、本県教育改革のための新しい学校です。教育活動の全分野にわたり、生徒の自主性・主体性を重視し、初代校長は「宮城野・・・・・ここでは一人ひとりが輝きます」と提唱しました。「一人ひとりが輝かない」あるいは「輝けない」のではなく、「一人ひとりが真に輝く」ために、本校は「個性」重視の教育を推進してまいりました。

 これからの説明ではその自主性や主体性、個性重視が強調されると思います。しかし、もっと大事なのは、みなさんの進路実現です。自分の輝ける「未来」に向けて一生懸命勉学に励んでほしい、それが願いです。本校は、生徒それぞれが授業に集中できる環境をしっかりと整え、みなさんの「学び」を全力で支えます。みなさんも知っているとおり、大学入試も大きく変わろうとしています。そこにも確実に対応します。地元東北大学をはじめ、みなさんの希望する国公立大や私立大等、それぞれの進路実現に全力を尽くします。

 またみなさんの個々の輝きをさらに磨くために、部活動に代わってたくさんのサークル活動があります。これから担当の者や在校生の説明がありますので、しっかりと聞いてほしいと思います。

 保護者のみなさま、本日はお越しいただき、ありがとうございます。部活動がない、校則がほとんどない、大丈夫か? そう懸念されるかもしれません。そういう心配は無用です。生徒それぞれの輝く顔をみてください。受付の生徒のさわやかな笑顔に気づいたでしょうか? これからの日本の高校教育が進むべき一つの方向を確かに示している学校として、本校を選んでいただければ幸いです。疑問に思うところは、遠慮なく質問をお願いします。

 

 なお、本校のHPを開いていただくと、「校長通信」があります。平日は毎日書いています。もちろん学校内の出来事も書きますが、こうあってほしいこんなものを読んでほしい、そういう思いも入っています。みなさんも本校に興味をもったらぜひ愛読者になってほしいなと思います。

 さて最後に「百花繚乱」。みなさんに、この言葉を贈ります。生徒それぞれにとって自分の人生における一番輝かしい時、それはまさに高校時代であり、「花」と表現するにふさわしい時と考えます。生徒それぞれがそれぞれの価値に気づき、お互いの存在を尊重し、「百花」(ひゃっか、百の花、たくさんの花ですね)が輝くように咲き乱れている、それが本校です。自分という「花」がどんな輝きを示すのか、ぜひとも本校を選び、真に輝いてほしいと思います。

聞いていただき、ありがとうございました。

 

以上です。

ところで、本日から実力養成講座がスタート。講座が始まる前の朝早くから、食堂のボックス席を利用して勉強に励む生徒が増えてきました。真剣度アップです。今日は小論文担当の先生から「生徒の小論文を一人見てください」とお願いされました。うれしいですね。午後からは、昨日の「学校説明会」の反省会。スタッフと来年の学校説明会を「ああしよう、こうしよう」とワイワイやりました。「建設的に」「未来」のことをおしゃべりするのは、とても楽しいことです。

今日は、このへんで。