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校長通信

先生方、事務室のみなさん、ありがとうございました

 本日は令和元年度最終日。退職を迎えられた先生方、事務室で働いていただいたみなさんに辞令を交付させていただき、ご挨拶をいただきました。それぞれに人生の節目を迎えられた先生方、どうもありがとうございました。今後は本校や他校で再任用教諭として再出発される先生、また本校で非常勤講師として再出発される先生、県庁や小中学校の事務室で働く方々、それぞれに道は異なりますが、おからだに気をつけながら、生徒一人ひとりの健全な成長と本県教育のますますの発展にご尽力いただければと思います。
また、先日はたくさんの先生方をお見送りしました。ご栄転された先生方のますますのご活躍を祈念申し上げたいと思います。本来ならばもっともっと多くを語り合いながら、お見送りしたかったところですが、現在の状況下では仕方ありません。この厳しい状況が収まったら、ぜひともゆっくり先生方と本校での思い出話を語り合いたいと思います。ありがとうございました。
明日からは、新年度。たくさんの新しい先生方、事務室のみなさんをお迎えします。よろしくお願いします。
生徒のみなさんも、新年度の生活、学習等の準備をしっかりして、4/8を迎えてください。なお、感染症対策を徹底して生活するよう、よろしくお願いします。

予備登校を実施しました

 昨夜のニュースで、オリンピックパラリンピックの延期が発表されました。楽しみにしていた人は本当に残念だと思います。残念ですが、世界中がこのように厳しい状況にあるのですから、仕方がありません。まずは、この見えない敵との戦いを克服することです。お互いに強い自覚をもって生活したいものです。
さて、今日は、入学準備のため、入試合格者と保護者のみなさんに来校してもらい、予備登校を実施しました。入学前の事務手続き等、どうしてもこの時点で必要なところを説明させてもらい、手続きや購入をしてもらった次第です。配慮がまだまだ足りなかったところもあるかもしれませんが、4/8の入学式や本校での学校生活のために、最低限のところを取り上げたつもりです。ご容赦願います。
なお、学習課題等については、入学式を迎える前にしっかりと取り組んで、高校の勉強にスムーズに入れるようにしてほしいと思います。合格者のみなさんは厳しい入試を勝ち抜いたわけですが、それが人生のゴールではありません。生涯、学び続ける姿勢、態度を養うこと、これを大事にしてほしいと思います。
今朝の新聞には、本県の先生方の人事異動が発表になり、本校からも何人かの先生方がご退職となり、ご栄転となります。先生方とお別れすることは本当につらいところですが、先生方の今後の一層のご活躍とご健勝を祈念したいと思います。また他校から転入される先生方もいます。明日は、その転入される先生方を迎えて事務引き継ぎです。しっかり準備してお迎えしたいと思います。

 ドイツのメルケル首相の3/18の演説がネットで紹介されていると思います。すばらしい演説です。参考までに。
今日は、このへんで。

修業式を行いました

本日、在校生が久々に登校しました。生徒の元気な声が聞こえる学校は、やはりこちらも元気になります。

さて、放送による修業式で以下のように話しました。要約です。

                       

      令和2年.3.24  修業式 挨拶  ※放送による

みなさん、こんにちは。感染症予防のため、本日の修業式は、放送により話をさせていただきます。
まず、振り返りです。3/1の卒業式。卒業式ではいつもの送辞答辞ができなかったわけですが、みなさんの先輩方はりっぱな態度で卒業式に臨んでくれました。卒業生代表のあいさつにおいて、代表の卒業生が正岡子規についてふれてくれました。正岡子規の生き方に感銘を受けてきた彼女に敬意を表し、私は正岡子規の親友にあたる夏目漱石についてふれてみたいと思います。
 みなさん知ってのとおり、夏目漱石は作家になる前にイギリスに留学しています。留学した成果は、「現代日本の開化」という講演にもなりました。明治四十四年の講演です。ここで漱石は日本の文明開化を「外発的」であり、「上滑りの」ものとして批判しています。簡単にまとめると、外から強制的に何か大きな力が働かないと自分では動けない、そういう受け身的な国のあり方を漱石は100年以上も前に批判しています。みなさんには、宮城野の生徒だからこそ、いろいろな場面で、外発的ではなく、内発的であってほしい、そう思います。
さて、新年度に向けてです。10月30日には、25周年の記念式典を予定しており、年間を通じて、四月以降、学校生活のいろいろな場面で、25周年を前面に出して学校を動かしていきます。これをきっかけにして今まで以上にみなさんが活発な学校生活を送ることができるよう、仕掛けをつくっていきます。もちろんそれは、学校の先生方が動かすものではなく、みなさんが内発的に動いていかないと、いつまでも「外発的な」日本と同じような、「上滑りの」学校になってしまいます。ぜひみなさんが新年度にあって、「内発的に」行動できるようにお願いしたいと思います。なお、記念講演の講師ですが、放送作家、企画会社経営の小山薫堂先生に決まりました。みなさんになじみのものは、あの「くまもん」を生み出した人です。現代日本で最高のアイディアマンであり、日本で最も優れた、未来をデザインする方です。講師選定にあっては、みなさんがますます元気になる先生を選んだつもりです。詳しくは、本日配布した資料を読んでください。親御さんにも見せてください。なお、薫堂先生はたくさん本も書いています。本は図書室に置きました。ぜひ参考にしてほしいと思います。
さてその薫堂先生は、勉強すること、学ぶこととは、自分も含めて、人がみんな、しあわせになることが目的と言っています。その、しあわせになること以前のところで、世界全体が厳しい状況に置かれています。コロナウィルス対策については、本日配布した保健だよりを参考にし、一人一人が強い自覚をもって生活するようにお願いします。ご家族にも見せてほしいと思います。
さて、3/1の卒業式の最後に私は、こう呼びかけて終わりました。
「卒業生のみなさんに贈りたいことばがあります。宮澤賢治の言葉です。」
『世界がぜんたい幸福にならないうちは、 個人の幸福はあり得ない』。
今回の、新型コロナウィルスの問題にしても、そうです。こういう状況だからこそ「みんなのほんとうのさいわい」を考えられる人になってほしい、本校生徒として、みなさんが本校での学びを通じて真剣に「みんなのほんとうのさいわい」を考えられるようになってほしいと思います。
なお、新年度を迎えるにあたり、厳しい状況にあるからといって思考停止に陥ってはいけません。勉学がおろそかになってはいけません。ホーム担任や教科担任の先生方からしっかりと指示が出るはずです。厳しい状況下にあっても、やるべきことをしっかりこなせる人、平常心を保てる生徒であってほしいと思います。
学校が普通にスタートできること、みなさんと4/8にお互いに元気な顔で再会できること期待して、私からの話を終わります。以上です。

今日は、このへんで

 

 

文庫100冊

 昨日は、本を読んでいてほしいと訴えて、尻切れトンボ。これでは、いかにも中途半端なので、おすすめ本を紹介します。それも、今風では味気ないので、思い切ってレトロ版でいきます。先日、かつての教え子(教員になっています。)がやってきて、「昔、先生に教わったとき、こういうものを渡されました」と言って、プレゼントしてくれたものが、添付したものです。その教え子の年齢からすると、25年前後経過したものです。たぶん、平成になってからまもなく生徒に向かって、このくらい読んでおけと言って渡したものです。よくまあ、このようなものを保存しておいてくれたなあと、思わず感激してしまいました。実は、この「文庫100冊」は、何回か入れ替えをしているのですが、あえてこのプレゼントされた初版を公開します。(書き込みは、その教え子のものです。念のため)「ちくま文庫」が「筑摩文庫」になっていたり、今は絶版になっているものが少なくないですが、(現代教養文庫は、今は新刊本屋に置いてないはず)、古本屋さんやアマゾンとかで手に入るかもしれません。どうぞ、参考にしてください。現役の高校生からすれば、お父さんお母さん世代に贈った「文庫100冊」(独断と偏見に満ちた)です。恥ずかしいものですが。

今日は、このへんで。高校生のための文庫100冊.pdf

合格、おめでとうございます

卒業式から今日の高校入試発表まで、しばらく休んでいてごめんなさい。校長通信、再スタートです。
今日は、その高校入試の合格発表日。15::00発表時間のかなり前から、昇降口前には、たくさんの受験生がやってきていました。15時ちょうど、合格発表の掲示板がオープンになった瞬間、あちこちから歓声がわきあがりました。合格者のみなさん、おめでとうございます。厳しい競争を勝ち抜いて、見事に合格の栄冠を獲得したみなさん、本当によかったですね。心からお祝い申し上げます。

さて、世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るう状況下でも、それぞれに思い出に残る卒業式を挙げられ、今回、本校入試に合格されたみなさんへお願いです。これからも感染を防ぐことはもちろんですが、しっかり高校入学までに勉学を続けてほしいと思います。
ただし、教科の勉学だけをお願いするものではありません。今回の新型コロナウィルス問題でわかるように、これからみなさんが生きていく社会は、これまで以上に先行きが不透明な世の中になっていきます。そういう時代にあって、みなさんには正解がなかなか見つからない状態にあっても、それに耐えうるだけの「知の体力」を身につけてほしいのです。
そのためにもこの休みのうちに、たくさんの本を読んでいてほしいと思います。
今日は、このへんで。

ご卒業、おめでとうございます

  本校第23回の卒業式をおかげさまで無事挙行することができました。輝きを一層増して大きく成長し、卒業証書を手にした卒業生のみなさん、改めまして、ご卒業おめでとうございます。また保護者のみなさま、ご家族のみなさま、お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。
 式辞の中でもふれましたが、みなさんがこれから生きていく社会は、加速度的に変化が激しくなっていきます。だからこそ、宮澤賢治の言葉にあるように『世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない』、これを胸に刻んで歩んでほしいと思います。この言葉に賢治の理想とする「世界と個人」の関係が示されています。自他の個性を大事にするみなさんの生き方が、世界全体のしあわせにどこかで確実につながり、その絆が自分のしあわせにもつながっていく、そういうことを期待します。
 ご来賓のみなさま、お休みのところご出席いただき、また慈愛に満ちたお言葉をかけていただき、ありがとうございました。今後とも、心強い応援団として、本校を見守ってください。
 今日は、このへんで。

明日3/1の卒業式及び3/2以降の対応について

  文科省及び県教委からの通知に基づき、本校におきましても、新型コロナウィルスの感染拡大防止に努めてまいります。明日3/1の卒業式や、3/2以降の本校の対応につきましては、昨日2/28までの緊急連絡メールや、このHPの『緊急連絡用掲示板』で連絡しております。詳細はそちらでご確認ください。まずは、明日の卒業式について、心を込めて送り出したいと思います。引き続き、感染防止と冷静な対応にご協力をよろしくお願いします。

卒業式について(2/26連絡)

 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、卒業式の実施要領について変更もやむなしと判断しました。日時については予定通りですが、1・2年次の生徒の参加を見送る等、例年と異なるものにしました。詳しくは、3年次の生徒・保護者に向けた緊急連絡メールのとおりです。ご確認下さい。文書については、明日、3年次の生徒を通じて配布いたします。例年と異なるものとなりますが、いつも以上に心のこもったものとなるよう、準備を進めております。ご理解とご協力をお願いします。
 今日は、このへんで。

卒業式の詳しい連絡は、明日以降

  三連休明けの火曜日、1・2年次の生徒は、定期考査最終日です。みなさん、手応えは、いかがでしたか? 三連休明けということで、今日の結果については、大いに期待したいところです。
さて、明日は、その定期考査の返却日ということで、採点の終わったところから30分刻みで各教科科目から返却されます。そして明後日は、卒業式の準備となります。
 さて、その卒業式について、新型コロナウィルス対策のため、変更があります。詳しくは、明日以降、決まり次第連絡します。冷静な対応を、よろしくお願いします。

今日は、このへんで

新型コロナウィルス対策について

1・2年次の生徒は、定期考査三日目。今日も日中は、ぽかぽか陽気でした。このまま卒業式まで暖かい日が続いてくれることを祈りたいです。
 さて、国内でも新型コロナウィルスに感染した事例が相次いで報告され、この拡大をなんとか防止しなければなりません。本校でも、参加予定の生徒の安全を第一に考え、3月に予定していた海外研修を延期することにしました。また本日2/21付けで保護者宛の文書「新型コロナウィルスに関連した感染症対策に関する対応について(その2)」を発出しました。ご確認いただき、各家庭においても感染症対策の徹底にご協力願います。
 今日は、このへんで。

 

『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告

今日2/18は、3年次の生徒の出校日。担任の先生から、卒業認定のお知らせを受けたと思います。在籍の生徒全員が無事卒業認定となりました。おめでとうございます。これまでの努力の賜です。自分自身を大いにほめてやってください。そして支えてくださったご家族ををはじめ、お世話になったたくさんの方々に、感謝の気持ちを伝えてください。みんな、笑顔で3/1を迎えてくださいね。今年は、卒業式が日曜日なので、たくさんの方々が会場にお越しになると思います。素敵な卒業式になるように、我々も一生懸命準備します。
 もちろん、3/1の前には、国公立大学の前期日程試験があります。たくさんの受験生がチャレンジします。みなさんも、ちょうど一週間後となった前期日程試験に向けて、最後の仕上げを念入りに行ってください。
 今日のお昼頃に、3年次の生徒ふたりが校長室にやってきました。今年度の『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』によって、お隣の田子小学校と、高砂小学校へ派遣された12名の生徒を代表して、おふたりが報告にやってきたわけです。私もそれぞれの小学校に視察に訪問しましたが、派遣された生徒は、みんな本当に一生懸命に小学生の中に入って、小学生の学びのお手伝いをしていました。机間巡視をしながら、児童の質問に答えたり、時には校庭で長縄飛びをいっしょにしたり、図書室で司書の先生のお手伝いをしたり、あっという間の一週間だったようです。お疲れ様でした。ふたりの報告をうかがっていると、改めて教え教えられる関係って、こんなに素敵なことなんだなと実感します。小生も初心に返って、良い意味での緊張感をもって明日からの学校運営に臨みたいと思います。報告に来たお二人のみならず、今回のプログラムに参加したみなさん、お疲れ様でした。そして、お世話になった田子小学校、高砂小学校のみなさん、どうもありがとうございました。

今日は、このへんで。

2/15の諸会議へのご出席、ありがとうございました

 昨日2/15(土)は、週末のお休みの日であり、年度末のお忙しいところであるにもかかわらず、学校で複数の会議がありました。
多数の保護者の皆様や、関係の皆様に学校にお越しいただきました。改めて感謝申し上げます。PTAの件、海外研修の件、25周年記念事業・式典等の件、そして本校の教育環境整備の件など、みなさまから寄せていただいた貴重な御意見をもとにして、本校教育の一層の充実をはかっていきたいと存じます。ありがとうございました。

「デザセン企画書を作ろう」・『社会と情報』プレゼン・『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告会

おととい月曜日の夕刻から今年初めての本格的な雪になり、県内平野部でも数センチの積雪になりました。2/11早朝には、今冬初めての雪かきに追われた家庭も多かったと思います。でも昨日は晴れて天気もよく、午前中に雪が消え、今日はなんと天気予報では最高気温が10度。日中は本当にぽかぽか陽気でした。予報では、この暖かさが週末まで続くとのこと。やはり暖冬なのでしょうか?
 さて、今日は、いろいろな行事がバタバタ重なりました。外部では、県高文連の表彰式がホテル白萩でありました。個人と団体、受賞者数を合計すると400名近い生徒のみなさんを表彰しました。みなさん、これまでの鍛錬の賜ということで、心からお祝い申し上げます。今後とも、精進を重ねてほしいと思います。表彰式後には、某ラジオ局が取材に来ました。生放送でラジオから生徒の喜びの声が聞こえたと思います。ご家族のみなさんは、聞いていらっしゃったでしょうか? 案外、車の運転をしている方だと、聞いていたかもしれません。
 さて校内では、1年次『社会と情報』において、生徒プレゼンテーションを先週から実施中で、今日が最終日でした。表彰式のため、聞けませんでした。みなさん、ごめんなさい。
 また、13:30からは、『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』の報告会がありました。お隣の田子小学校と高砂小学校へ計12名が参加しておりました。実際の現場へは、それぞれの小学校へ挨拶と見学に行きましたが、今日の報告会はやはり欠席。残念です。後日、改めて各自から報告をもらいたいと思います。参加されたみなさん、お疲れ様でした。
 さらには、本日は、3~4校時に総合学科1年次の『産業社会と人間』において、「デザセン企画書を作ろう」オリエンテーションがあり、東北芸工大のボブ田中先生と、10名の学生さんが来校され、1年次総合学科の生徒が田中先生の講話と学生さんからのアドバイスを受けました。これまた田中先生からの講話が大変素晴らしいもので、私は昨年聞きましたが、デザインの何たるかについて、貴重な教えをいただきました。今日は高文連の表彰式のため、聞けませんでしたが、本校1年次の総合学科の者たちには、ぜひともデザセン(全国高等学校デザイン選手権大会)に応募して、上位入賞を果たしてほしいと思います。
 今日は、このへんで。

学校評議員会、開催

  昨日の日曜日は、満月。夕刻、東の空に大きなお月様がぽっかり浮かんでおりました。2月もこの時期になると、年度末のラストスパート。今日2/10の午後から学校評議員会を開催させていただきました。5名の学校評議員の方々にお越しいただき、今年1年の学校運営の状況を報告し、それに対して貴重な御意見を頂戴したところです。年度末のお忙しいところ、また寒さの厳しいところ、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。いただきました御意見を、今後の学校運営に活かしていきたいと思います。

3年次の生徒が進路決定の報告にやってくるのも、この時期からです。国公立や私大のセンター利用型の推薦やAO入試等の結果通知が届くころです。今日も、良い知らせをもって1名、やってきました。おめでとうございます。

3年次生のみなさん、後に続け!

 

今日は、このへんで。

 

「詩の器」

今日2/5は、国公立大学個別学力試験(前期・後期)の出願締切日です。3年次の生徒で、国公立大学に挑戦する者たちは、みんな出願手続きが完了したと思います。出願先が確定したからには、あとはまず2/25の前期試験まで一生懸命やるだけです。もちろんその間に私大の入試がある者もいるはず。それぞれの受験カレンダーに従って、体調を崩さず、一日一日を大切に過ごしてほしいです。そのためにも学校で頑張ること。最後まで学校の授業にしがみついた者に栄冠が輝いてきたことは、先輩たちが証明しています。みなさんの粘りと根性を期待しています。

 

 さて、昨日は夏目漱石の『永日小品』の一節「火鉢」のタイトルだけで終わりました。自宅に帰って開いてみると、ありました。その「火鉢」の話は、このような内容です。

 

鉛のように曇った底冷えのする冬の一日、漱石は書斎で寒さにすくんでいる。とても机に向かう気になれない。そんなところへ次々にいろんな人が訪ねてくる。みな借金や身の上話ばかりである。やりきれなくなって漱石はとうとう銭湯へ行く。湯からあがって、せいせいして家に帰ると、書斎に洋燈がともり、火鉢に新しい切り炭が活けてある。妻が蕎麦湯を持ってきてくれる。

 

その後の文章を紹介します。

 

 「妻が出て行ったらあとが急に静かになった。まったくの雪の夜である。泣く子はさいわいに寝たらしい。熱い蕎麦湯を啜りながら、あかるい洋燈の下で、継ぎ立ての切り炭のぱちぱち鳴る音に耳を傾けていると、赤い火気が、囲われた灰の中で仄かに揺れている。時々薄青い炎が炭の股から出る。自分はこの火の色にはじめて一日の暖か味を覚えた。そうして次第に白くなる灰の表を五分ほど見守っていた。」

 

 これで「火鉢」の話は終わりです。森本さんは、漱石の『永日小品』のこの一節を読んで、こんなふうに感想をかきとめます。

 

 こんな暖かい文章を私は読んだことがない。読めば読むほど、火鉢の暖かさがこの一文からつたわってくるような気がするのである。ほんとうに暖かいというのは、こういうことなのではなかろうかと思う。

 

 続けて森本さんは、漱石の作品の中に、火鉢がいたるところに出てくることを紹介し、最後に、蕪村の「火鉢」の句を紹介します。

 

 埋火(うづみび)や終(つひ)には煮(にゆ)る鍋のもの  蕪村

 

 埋火(うづみび)や春に消行(きえゆく)夜(よ)やいくつ   蕪村

 

ひとり小さな火鉢に倚りながら、彼はおそらく灰を火箸で掻きならしつつ、冬の一夜一夜がこうして春に向かって消えてゆくのをじっと見送っていたのであろう。火鉢は、そのような想いを托することのできるすばらしい「詩の器」でもあったのである。

 

今回の古本市において、この森本氏の本に出会えたことに、無上の喜びを感じます。

 

さて、森本氏は「火桶」の句を最後に紹介しています。

 

桐火桶(きりひをけ)無絃(むげん)の琴(きん)の撫(なで)ごゝろ  蕪村

 

 

今日はこのへんで

 

早くも立春

 今日2/4は、立春。といってもまだまだ寒いこの季節。今年は雪が少ないですが、まだまだ寒さが続くので用心です。でも夕刊には榴岡天満宮の梅の花がほころんできたというニュースが掲載されていました。そして私立高校でも入試がスタート。あっというまに時が過ぎてゆくのを、こちらはやっとこさ追いかける始末。ダメですね。計画的に一日一日を過ごしましょう。

週末に、仙台の某デパートで開催されていた古本市に出かけて、これはという本を仕入れてきました。

そのうちの1冊。森本哲郎さんの『日本の挽歌  失われゆく暮らしのかたち』。そこの見開きには徒然草の一節が引用されていました。

『何事も、古き世のみぞしたはしき。』

 

冒頭の章は「冷たい火鉢」。その中では夏目漱石の『永日小品』の「火鉢」が紹介されています。家に帰ったら読んでみます。

 今日は、このへんで。

 

県高校美術展・・・『校内展』開催中

昨日は一日中大雨。一転して今日は、最高気温10度を超える暖かさ。午前中、グランドでは、生徒が体育の授業でサッカーにいそしんでいました。1月もまもなく終わりですが、今年はやはりなかなか雪にならないです。

 さて、外ではサッカー。校舎の中では、美術展。実は先週、県高校美術展が開催されていましたが、そこに出品された作品も含めて、県高校美術展用に制作された作品の『校内展』が始まっています。1F昇降口前から校長室前の廊下、食堂前のスペースに、所狭しとたくさんの作品が展示されております。圧巻ですね。すごいです。下記はその一部です。2/25まで開催中です。保護者の方々もぜひご覧下さい。

 また、昨日1/29に大学入試センターから、2021年1月が初回の大学入学共通テストの『国語』と『数学Ⅰ、Ⅰ・A』の試験時間と大問数の公表がありました。『国語』は、80分の大問4題構成。『数学Ⅰ、Ⅰ・A』は、70分に落ち着きました。問題作成方針については、「昨年6月に公表した大枠を維持」とあります。「思考力、判断力、表現力を重視した出題を行う」とのこと。今の3年次の生徒が受験した最後のセンター試験でも、数学に相当その新傾向が強かったと、様々なニュースで言われています。2年次、1年次の生徒のみなさんは、そのあたりを意識して勉学に励んでほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

進路講演会を実施!

1月も早いもので、最終週に入りました。昨日の月曜日からは国公立大の出願が始まっています。締切が2/5なので、まだ様子見の段階かもしれませんが、週末には3年次の生徒と保護者が何組も来校し、出願先の相談を担任等としていました。ぜひとも志を高くもって前期・後期の個別入試に臨んでほしいと思います。

3年次生に続いて、2年次の生徒は来年、初めての共通テストに臨みます。今日のLHRは、駿台仙台校の校舎長の小田川晃一さんに来ていただいて、進路講演会をしていただきました。『大学受験に向けての最新情報  ~ 新時代入試の課題とその対策 ~ 』というタイトルです。パワポにして68枚の資料が圧巻です。たとえば、

 

これからの取組で大切なこと!

基礎・基本(=授業)を大切に!

  入試で問われる内容は、高校の授業の中にある。授業(基礎基本事項)の理解度が合否を分ける。難関大に合格する生徒は、特別な知識を持っているわけではない。基礎・標準的な問題で失点をしない、わからない箇所(穴)が少ない人である。大学入試は、高校の授業・学習の延長上にある。

 

 と、ありました。私も気合いを入れ直します。日々の授業が命。みなさんのますますの精進を期待します。小田川様、ありがとうございました。

 

今日は、このへんで。

 

P3団体合同役員会開催・・・ご出席、ありがとうございました

今日1/25(土)は、P3団体(PTA・教育振興会・放課後活動後援会)の合同役員会がありました。3団体の役員の方々には、お休みのところ、ご出席いただき、ありがとうございました。それぞれの会長様からご挨拶があり、その後、参与の私から下記のような挨拶をさせていただきました。

令和2年1月25日 PTA・教育振興会・放課後活動後援会 合同役員会 挨拶 (概要)


みなさん、改めましてこんにちは。今年もよろしくお願いします。
本日は、週末のお休みのところ、(P三団体合同役員会)ご出席いただき、ありがとうございます。また日頃から本校教育に深いご理解とご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
今週になり、うれしいニュースが二つありました。本校のPTA会報「もえぎ」について、仙塩地区で優秀校に選ばれ、県審査にあがっていたものですが、見事に県審査を突破し、東北地区の審査にあがったと聞きました。会報委員会の方々をはじめ、P3団体のみなさんの日頃の活発な活動が実ってのものと思っております。おめでとうございます。
また、一本化された高校入試の出願希望調査において、本校普通科の倍率が県内で一番高かったという記事も出ておりました。これも生徒の活躍はもちろんのこと、みなさんの活動の成果が反映しているものと考えております。本出願においては、もちろん変動があると思いますが、そういうふうに選ばれていることを良い意味での緊張感に変え、本校教育の一層の充実に努めてまいりたいと思います。
ところで、3年次のたくさんの生徒が1/18~1/19にセ試験を受験してきました。英語ベースで去年と同じ199名が受験しております。良かったもの、思い通りにいかなかった者、それぞれだと思います。特に苦戦している者に、現在、逆転に向けて檄を飛ばしているところです。受験生をお持ちのご家庭におかれましては、ぜひとも温かい励ましをお願いしたいと思います。
大学共通テストについては、英語の民間試験や国数の記述問題について、延期見直しの決定がなされました。これについても、今後きちんとした情報を出していきたいと思っています。そして、生徒には情報に右往左往せず、基礎学力をきちんと身につけてほしいと思います。
また現在、県美術館で県高校美術展が開催中ですが、本校美術科からは10名が入賞(昨年7名)いたしました。明日までですので、ぜひともご覧いただければと思います。
なお、2/1には25周年実行委員会が予定されています。その中でまたうれしいニュースをお伝えできると思います。お待ち願えればと思います。

※卒業生の活躍です。中央大学の学生募集パンフです。本校卒業生がモデルになっております。回覧しますので、ご覧ください。

本日は、本年度の事業報告や会計中間報告、次年度の事業計画案等、重要議題がございます。ご協議、よろしくお願いします。

以上です。

出席の役員のみなさん、ご出席いただき、ありがとうございました。

今日は、このへんで。明日、県高校美術展を見てきます。

県高校美術展、開幕!

県高校美術展が今日からスタート。宮城県美術館において、今日1/22(水)から1/26(日)までの開催となります。つい先日、卒展が終わったと思ったら、今度は県高校美術展。今回の美術展にはもちろん3年次の生徒は参加していませんが、美術科の生徒は、年がら年中、作品制作に大忙しです。

 美術科の先生方によると優秀賞4名奨励賞6名の入選があったとのことです。おめでとうございます。各校から出品できる作品数が限られているそうで、本校美術科の生徒みんなが出品できているわけではありません。校内選考で漏れた方々の作品にも、すばらしい作品が残っているそうです。その点を考えると、美術科の1年次・2年次全員に対して、お疲れ様と言葉をかけてやりたいです。みなさんのますますの精進を期待します。今度は、河北展に向けてぜひ力作を!

 今日は、このへんで。

 

さあ、やろうぜ!

  今日は、二十四節気の大寒。文字通り1年のうちで最も寒さが厳しくなる頃ですが、夕刊によると仙台では最高気温が9.8度まで上昇。市内の神社ではロウバイが見頃と出ていました。このまま寒さが緩むのか、はたまた厳しい寒さと雪がドカーンと来るのか。できたら、ゆっくりと寒さが緩んできて、春の兆しを感じたいのですが、さて?

 三年次のみなさんは、昨日までたくさんの生徒がセンター試験を受験。さて、どうだったでしょうか? 話によると数学ⅠAが相当難しくなったとか。数学の難しさは、毎年言われることです。自分がちょっとふだんより得点できなかった時は、みんなが同じように苦しんでいると考えて、まずこれからが勝負だと思って、心機一転、これからの個別試験で頑張ろうと気合いを入れ直しましょう。

 小生は、国語の問題を昨日解いてみましたが、どうでしょうか。比較的素直な解きやすい問題が並んでいたと思います。でも、本番会場に行くと、なかなか平常心で解けないもの。だからややこしいのです。人間のやることにはエラーがつきもの。そのエラーをどうやって挽回するか、マイナスを最小限にとどめるか、このへんが勝負の分かれ目です。みなさんの、これからの根性と気合いに期待します。成功した者も、ちょっとつまずいた者も、ここからが勝負です。さあ、やろうぜ!

 

今日は、このへんで。

 

セ試初日・・・粘りに粘って粘り勝ち

 今日から、センター試験スタート。関東では、雪や雨だったようですが、こちらは曇り空。上から降らなかった分、まだ良いほうです。雨男は、みなさんの力で、相当晴れ男に変身しました。明日も、まずまずの天気のようです。

 さて、みなさん初日の手応えは? と言っても、まだ初日の真っ最中。本当にセンター試験は、体力勝負ですね。みなさんの気力と根性も大事。昨日の激励会でも伝えましたが、粘りに粘って粘り勝ち。最後の一秒まで、目を凝らして、ミスのないように仕上げてください。

週明け、月曜日にみなさんが晴れやかな笑顔で登校するのを楽しみにしています。

 一方、1年次と2年次の生徒は、今日は学校で模擬試験です。これまたしんどいところですが、センター本番を受験している三年次の先輩と比べたら、実はやさしいものですよ。みなさんの時は、共通テストと模様替え。これからますますハードになってきます。これまたみっちり精進を期待します。

ところで、昨日は田子中学校区の区長さん、民生委員の方々、郵便局長さんをはじめ、小中の先生方やPTAのみなさんと集まりがあり、有意義な情報交換ができました。防災対策をはじめ、地域全体に関わる諸問題の解決には、地域の方々と常日頃から情報交換を密に行っておく必要があります。田子中学校区のみなさん、これからもよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

2020年センター試験檄文・・・山口和士先生から

いよいよ明後日からセンター試験です。天気予報を見る限り、大雪とか大雨は、なさそうです。しかし、会場まではゆとりをもって到着するよう、気をつけてください。本番でバタバタするのは禁物です。

 さて、そのセンター試験受験の三年次生に向けて、小生にとって大先輩にあたる先生から檄文を頂戴しました。群馬県で国語の先生として、また進路指導担当として長くご活躍された先生です。今は全国の進路指導の先生方のネットワーク作りに奔走され、講演会等を続けている先生です。大学進学を目指す若者の指導もまだまだなさっています。本校生徒のために、すばらしい檄文をいただきました。先生のお許しをいただきましたので、紹介します。下記のとおりです。ぜひ山口先生の熱い思いを胸にして、明後日からのセンター試験に臨んでほしいと思います。山口先生、ありがとうございました。

2020年センター試験檄文「未来は万里一空の下にある。百川学海、不撓不屈の思いを胸に、いざ天に挑まん.docx

今日は、このへんで。

 

プロジェクトスタディーの活動がVOGUEにアップ

昨日は、どんと祭。みなさんの中には、無病息災を祈って近くの神社へという人もいたのでは。自然災害の多かった去年です。そういう災害の少ない年であってほしいと心から祈ります。

さて、今日1/15は、小正月。女正月とも言いました。確か向田邦子と久世光彦からの受け売りです。早いものです。新年を迎えたと思ったら、あっという間に半月が過ぎました。うかうかしていられません。

 さて、昨日はディベート大会での活躍の様子を紹介しましたが、今日は本校プロジェクトスタディー(PS)における生徒の活躍のことを紹介したいと思います。

 ネットで「VOGUE JAPAN編集部×高校生――多様性をめぐる、ティーンとの対話」と検索してみてください。2020年1月7日付けの記事です。冒頭には「ある日、宮城県宮城野高等学校の高校生2人が『VOGUE JAPAN』編集部を訪れた。ダイバーシティーやLGBTQ+コミュニティについて研究する中で、こうしたテーマのメディアでの取り上げられ方について疑問を抱き、話を聞きたいということだった。こうして、多様性とは何か、多様化する社会におけるファッションの役割とは何かについての、ティーンとVOGUEとの対話が始まった。 ~  」とあります。すごいですね。VOGUE編集部に訪問取材を試みること自体、小生などパニックになりますが、本校の総合学科2年次の2人は、果敢に訪問取材を試みます。ここまで書くと、では、どういう機会を利用して訪問できたのかという疑問・・・。

実はこれは、昨年10/17~10/18に実施された東京宿泊研修初日でのことです。生徒たちは、初日には自分たちのプロジェクトスタディー(PS)やフロンティアタイム(FT)の研究活動のために、それぞれ自分の訪問先を自分たちで選定し、交渉し、取材をすることになります。その1つとして総合学科のお二人の『VOGUE JAPAN』編集部訪問があったわけです。編集部の方々も、二人の問題視意識の高さに驚嘆し、取り上げてくれたと思います。すごいですね。本校女子職員に聞いたら、『VOGUE』訪問なんて、とても私には・・・とのコメントでした。

記事の中身、インタビューの様子も、その問題意識の高さにびっくりです。ぜひ二人には三年次でのプレゼンで、この成果を発表してほしいと思います。

 ということで、小生も横文字やカタカナ語にひるまず、『森羅万象に貪欲たれ』の精神を保持してファッション系にも興味関心を示していきたいと思います。すみません。小生も勉強不足で「LGBT」までしか理解していませんでした。やはり、守備範囲が狭いですね。反省するしかありません。ということで、みなさんも、引き出しをたくさん持つようにしましょう。

 今日は、このへんで。

 

「省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト」・・・見事優勝!

 三連休明けの火曜日です。連休中にうれしいニュースが飛び込んできました。1/12に東北大川内キャンパスで開催された「省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト」において、本校から出場した2年次1名と1年次2名の計3名のチームが見事優勝を飾りました。これは、若者のエネルギー問題への関心を高めようと東北経済産業局と実行委員会が初めて開催した記念すべき大会です。東北各県から集まった精鋭を破って見事優勝。おめでとうございます。大会の様子は、翌日13日の河北にも掲載されました。

 今日は、このへんで。

美術科卒展感想・・・インタビュー原稿

 明日から三連休。正月休み明けから走り続けて、ちょっと息切れしたところで三連休というのも、すごいプレゼントですね。でも三年次のみなさんは、それどころではありません。セ試がいよいよ来週に迫っています。この三日間に何をやるのか、きちんと計画を立てて過ごしてほしいです。また夜型の頭脳を昼型に戻すことも忘れずに。体調を整えながらの三日間です。頑張って!

さて、と思い悩むところに、美術科3年次の面々が昨日、校長室へ。11月に開催した卒展の感想をインタビュー形式でまとめるので、協力をお願いしますとのこと。うーん、もの忘れが激しいこの頃ですが、パンフや写真を見返しながらまとめてみました。今日、放課後にビデオカメラに向かっておしゃべりした内容です。DVDになるまでに少し時間がかかると思うので、参考までに掲載します。 

 

020110  美術科卒展に寄せて

 

 パスポートというテーマで開催された今年度の卒業制作展。感想を少しばかり申し上げます。

 

昨年同様、みなさんの個性と才能がキラキラと輝く、すばらしい卒展でした。

こんなふうに自分は、宮城野の美術科でやってきました、歩いてきました。時々走ってみました。ころんじゃったこともあります。グランドで寝転んでいる写真もありました。でもまた走り出しました。そしたらこんなものをつかみました。どうでしょうか、こんな作品。そんなメッセージを生徒それぞれの作品から感じてきました。

美術に限らず、芸術というと一般に強弱の違いはあるにせよ、自我の表現だと思います。今年はもしかしたら全体的にその自我の表現が幾分抑制されているのかなと思いました。私は、どちらかというと自我が奔放に表現されている作品よりは、自我が抑制された作品が大好きです。抑制の仕方、程度にその作者の個性が表れると思います。

時々人を押しのけて自らの美を誇ろうとする、そういう作品、ありますよね。でも私は、自己の存在に対する含羞、これは、「はじらい」とか「はにかみ」と言い換えることもできますが、そういう含羞を含んだ作品が好きです。また100%自分を表現しようとすることに対するためらい、そういうものがにじんでいる作品が好きです。今年は全体的にそういう傾向が強く、おそらく23回生のみなさんは、心優しい方々が多いのだろうな、そして「含羞の人」がたくさんいるのだなと思いました。

 

 

みなさんの書いたもので、「含羞」がのぞく例

・ちょっとした子供の頃図鑑、ちょっとした野望図鑑

・たくさんの方々に寒い冬の日の中でもほっこりとした感じを与えられたらうれしいです

・ぼんやりした共感、人の面白さ、自分の尊さ、身の回りへのありがたさ

・作者の制作・・・それが存在することを許す、この世界に対するささやかな賞賛と祝福が、謙虚な態度で寄せてある・・・この寄せるという行為のひかえめなあたたかさを感じてもらう。

・雨の尾・・・「天泣」、これは私の卒展制作の内容を決めるきっかけとなった雨の名前です。雨という文字が入っていないにもかかわらず、そのようすを想像できる古人の表現力の豊かさに感動・・・

 

最後に、文化センターの広いスペースをゆったり使わせてもらっているのも、みなさんは、とてもしあわせものですね。ご支援とご協力をいただいたみなさんに感謝してくださいね。みなさんの未来がもっともっと輝くことを祈っています。以上です

 

今日は、このへんで

明日は令和2年最初の満月です。

 

 

新年の挨拶・・・特に3年次のみなさんへ(1/8分)

1/8分

令和2年となりました。今のところ雪が少なく、比較的穏やかに新年を迎えられたと思います。今年もよろしくお願いします。

さて、「今のところ雪が少なく」と書きましたが、本日1/8の朝は、見事に雪景色。仙台では平年より1カ月遅い初積雪とのこと。その雪も朝のうちに雨となり、午前中には溶けてしまいました。明日も午前にかけて雨の予報。朝のうちは道路凍結に気をつけましょう。

さて、本校は昨日全校集会と課題テストを実施(3年次は授業)。今日から全年次普通授業です。昨日、全校集会で話したように、今年も「口うるさい」校長を続けます。みなさん、校長にも気をつけましょう。3年次生は、その校長との戦いにへこたれることなく、戦い抜いて、ぜひとも進路実現という栄冠を手に入れてほしいなと思います。センター試験は今月18日~19日なので、あと10日。私は、若い頃、残り10日間で50点アップとよく叫んでいました。一日につき5点アップをはかったら、10日間で50点。できると思ったらできる。そう思い込んで残り10日間を必死でやるんです。現役はここで伸びると暗示をかけるんです。センター1問につき5点問題がよくありますよね。あれを一つずつ攻略するんです。この範囲から5点問題が必ず出る。出ると目標を定めたらとことんやる。国語だったら、古文の敬語問題を征服し、これで敬語が出たら、自分は必ず正解できる、そう思い込んで、とことんやるんです。どこに目標を定めるか、みなさんそれぞれに得意不得意があるはずです。自分を冷静に分析し、残り10日間の予定をきちんとたてるべし。

今日は、このへんで。

 

 

感謝

 今日12/27で実力養成講座は最終日。1年次は午前の講座で終了ですが、2年、3年次は午後まで。特に3年次はセ試プレの解説等が教科科目ごとに入るので、17:30までかかります。お疲れ様です。でも、セ試本番は、もっとかかるので、この程度で弱音を吐いてはいけません。何苦楚魂で頑張ってください。

さて、昨日は美作七朗さんの絵の話を書きました。美作さんの絵を見ていたら、洲之内徹さんの『きまぐれ美術館』を思い出しました。洲之内さんが『気まぐれ』シリーズのどこかで、美作さんをとりあげていないかと、ふと思ったのです。手元にある何冊かを開いてみたのですが、まだ見つかっていません。ふたりにはすごく似通ったところがあるように思うのですが、どうでしょうか? 

そうしているうちに、『気まぐれ美術館』の「吉岡憲『笛吹き』の顛末」が目に入りました。年末の、こういう時にです。いやな性分です。仙台の某ホテルにあった『笛吹き』。この絵に関するエピソードを書いた、知る人ぞ知る、洲之内さんらしい文章が「吉岡憲『笛吹き』の顛末」。その中で洲之内さんは「 ~ 仙台が好きじゃない。思い出がよくない。 ~ 」と書いています。こんなふうにストレートに言われたら、もちろんあまり気持ちの良いではありませんが、洲之内さんに言われると、妙に「ハイ、すみません」とお詫びもしたくなるのが、文才というもの。さて、その吉岡氏の『笛吹き』は、現在、信州の、とある美術館にあります。昨年、再会を果たした際、もうコトバで、どうのこうのと言えるものではありません。ただ、ただ、茫然としばらく『笛吹き』の前で立ちすくんでおりました。

 

さて、12/25から今朝まで三日間連載の形で、河北新報に『古里と創作太鼓 宮城・美里 方角作曲家の30年』とタイトルされた記事が掲載されました。美里町在住の邦楽作曲家で、世界的に活躍する音楽プロデューサー、佐藤三昭氏の活動が紹介されています。今年、高文連のとある大会でご一緒させていただきました。連載初日にメールをいただいたので、今日、返信のメールをさしあげたところです。このような内容で返信しました。

 

先日は、心温まるメールをいただき、ありがとうございます。
25日から今日27日までの三日間、河北の連載を拝見したところです。佐藤さんのこれまでのご活動が、東北の子どもたちにとって大きな力になっていることを改めて気づかされた次第です。

岩手の野田村でも活動されているとのこと。実は、小生は、学生の頃、サークルの活動で、岩手県の田野畑村に通い、植林や下草刈り、間伐等の作業を通して、森作りに励んできました。村の方々のお宅にお邪魔し、農作業を手伝うこともありました。田野畑村は、自分にとった第二の故郷みたいなところです。その沿岸
部にある島越あたりが大震災と津波によって壊滅的な被害を受けました。

昨年、サークルの式典が村で開催され、復興の状況を見る機会がありました。少しずつ前に進んでいると確認できましたが、やはりこれからが勝負だと思っております。

佐藤さんのご尽力に敬意を表するとともに、改めて前へ進む勇気ももらったような気がします。ありがとうございます。

先月は、本校の生徒が南相馬で活動する美術家のアトリエにお邪魔し、地域の子どもたちとワークショップを行いました。子どもたちの笑顔に元気をもらったところです。中央アジアを舞台にして画家としての活動を続けてきた、そのアトリエの主の生き方にも、大変感銘を受けてきたところです。

今日27日には、本校生徒の有志が、校内の募金活動で集まったものを丸森町に届けにいきました。実際に現場を見なくてはという思いが強く、そういう若者の行動力をこれからも大事にしたいと思います。

少しずつ、少しずつ、前進していけたらと思います。

昨日は、東京の阿佐ヶ谷にある名曲喫茶「ヴィオロン」のマスターから、『美作七朗作品集』が送られてきました。美作さんの絵にも少しばかり心の垢を洗ってもらい、新しい年を迎えたいと思います。

よいお年をお迎え下さい。

 

今日は、このへんで。

 

 

 

 

最高のプレゼント・・・『美作七朗作品集』(12/26分)

12/26

学校は、明日12/27が実力養成講座の最終日。今年、令和元年もいよいよラストです。熱心に実力養成講座を受講している生徒のみなさん、お疲れ様です。また指導にあたっている先生方、ありがとうございます。明日、特にこれといった儀式はやりませんが、それぞれの立つところで、この1年、お世話になった方々、そしてまたがんばった自分に対して、ありがとうございました、そしてご苦労さんと声をかけてやってください。

さて、昨日、1冊の画集が届きました。「美作七朗作品集」。東京阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」のマスターである寺元さんからの贈り物です。美作七朗氏とは、東京の中野で名曲喫茶「クラシック」のマスターとして、また画家として活躍された方です。名曲喫茶ファンの聖地でもあった「クラシック」。マスターの美作さんが1989年にお亡くなりになり、その後ご遺族が引き継ぎましたが、2005年に閉店。その遺品を受け継いだのが阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」です。日常の瑣事の積み重ねで少しばかり心が重い時に、さりげなく自分の存在を受け止めてくれる絵。小さな、小さな人間に温かいまなざしを向ける画家の優しい心根がこちらに柔らかく伝わってくるような絵。油彩、スケッチ、絵皿等全75点を収録。また、画集の後ろには様々な方々の思い出の文章があります。これもまた、美作さんのお人柄を伝えるすばらしいものばかり。

自分としては、天から届いたクリスマスプレゼントのように思えました。おたよりには「  ~ 美作さんの作品集が完成しました。皆さんで見て頂き、蔵書して頂けたらありがたく思います。 ~ 」とあります。本校の図書館に置きます。本校の生徒にぜひとも手にとって見てもらいたいと思います。寺元さん、本当にありがとうございます。感謝です。

 

 今日は、このへんで。

 

クリスマスイブは、宮城野高校生らしく

12/22は、冬至。冬至を過ぎて厳しい寒さを迎えるのが世の常。寒いのはまあ仕方ないですが、雪の少ないのは気になります。テレビでは、スキー場の雪不足がニュースになっておりました。初雪はあったはずですが、これからどうなるでしょうか。もちろん多いのも困りますが。

 さて、今日12/24は午前中に3コマ授業。その後、全校集会と大掃除、LHRで放課。午後には実力養成講座がスタートしました。3年次は、明日からセンタープレです。いよいよ最後の仕上げです。みなさんが最後の最後まで、気合いを入れて机にしがみつき、自分の最高の力をもってラストのセンター試験に臨むことを期待します。

 さて、全校集会で話した内容を紹介します。少し膨らませてお伝えします。

 

令和元年の年末にあたり、みなさんに少しばかり話をさせていただきます。

最初に台風19号により、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

東日本大震災からまもなく9年目。防災対策等、かなり進んだかに見えますが、今年度は、県内各地が台風19号等により甚大な被害を受け、再び自然災害の恐ろしさを思い知らされました。本校においても被災されたご家庭が複数ありました。改めてお見舞い申し上げます。校内の友人がボランティアに駆けつけたとのこと、また有志が校内で募金活動等を行う場面等、支援の輪が自主的に立ち上がることを心強く思った次第です。また、日頃から防災、減災対策にしっかりと取り組んでほしいと思います。

なお、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。そのお芝居において、ラスト近くになって二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。その「たいら」に向かって、万感の思いを込めて「ただいま」と呼びかけます。未来に生きようとする高校生たちの思い、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。いつも心配することですが、ネットですぐつながる今だからこそ、「想像力のゆくえ」というものが気になります。本校の生徒にも、すぐ隣の友人、近くの友人、遠いところの友人、はるか遠いところの友人の「声なき声」を聞く想像力をたくましくしてほしいと思います。

 

さて、5月の体育祭。7月の文化祭。どちらも最高の盛り上がりでした。それぞれにボランティアで運営にがんばったみなさん、そしてそれぞれの行事を大いに盛り上げてくれた生徒のみなさん、ありがとう。また、11月には、美術科恒例の卒業制作展が宮城野区文化センターを会場にして開催されました。テーマは「PASSPORT」。これまた卒展にふさわしいテーマでした。どれもが今年の強烈な記憶の一つですが、10月には総合学科の東北大会が本校で開催され、PSの発表を本校体育館で行いました。今年度もバラエティーに富んだ、個性あふれるテーマがたくさん並んでいました。印象に残っているのは、「人生を生き抜く方法」と題して発表してくれたT君です。小生以上に、他県からお越しいただいた先生のほうが感心していました。その先生曰く、「今時の高校生は、こんなふうに人生や哲学を追究してくれない。でも、やっぱりいるんだよな、君のような奴が。今の時代も昔と変わらず、一生懸命、人生とはなんぞや、と考えているんだよな。君、うれしいよ。ところで、君は大学で何を専攻したいと思っているの?」 T君曰く、「僕は建築学を専攻したいと思っています。それぞれが人生、いかにいきるべきかを一生懸命突き詰めて考える先に、たぶんその人にふさわしい住まいができるんじゃないか、そのお手伝いを僕はしたいと考えています」と彼は答えてくれました。T君のその答えを聞いて、お客様の先生は、またまたびっくりし、いいよ、いいなあ、君のような建築家がいたら最高だよ。がんばれよ、今時、君のような高校生がいてくれて、僕は本当に安心した、がんばれよ!」。その先生は、うれしそうにT君にそう語りかけました。もちろん、私も心の内で、がんばれよと応援していました。哲学と建築学の融合、それを人から聞いたような話しぶりになることなく、最後まで自分のコトバで説明しようとする、そういうT君がとても宮城野高校生らしく、みなさんに紹介したいと思った次第です。(このエピソードは、宮城野期白書でも書かせていただきます。)

  さて、令和2年は、いよいよ25周年記念の年を迎えます。様々な行事等に25周年記念の冠をつけて開催します。あまり欲張る必要はないですが、せっかくそういう記念の年を迎えるわけですから、学校が今まで以上に活性化したら、こんなにうれしいことはありません。みなさん一人ひとりの活躍を大いに期待したいと思います。

 また、3年次生のみなさん、いよいよセンター試験です。200名を超えるみなさんがチャレンジすることになります。ぜひともこれまでの学びの集大成ということで、気合いを入れて立ち向かってほしいと思います。先生方全員が応援しています。

 1月7日には、またここにみなさんが集合することになります。またお互いに元気な顔で新年を迎えたいと思います。事故のないように気をつけて過ごすとともに、計画的に充実した冬休みとなるよう、一日一日を大切に過ごしてください。

 

以上の内容を少し縮めて生徒に伝えました。

 

今日は、このへんで。宮城野高校生らしいクリスマスイブを!

 

福島県の総合文化祭に行ってきました

今年も残りわずか。昨日は成績会議があり、みなさんの第3期の成績について先生方と会議を持ちました。

さて、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。先週12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。福島県内は5ブロックに分かれており、会津地区からスタートして、今回は一巡目の最後に相双地区での開催でした。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。震災と原発事故で生徒数が減少している中での開催でした。厳しい状況にあるにもかかわらず、どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。「まんまミイラ」と題されたそのお芝居の中で、ラスト近くになって、二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって、「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。プログラムの紹介文の最後には、「――今の、そのまんまの、私ら――」とありました。確かに「今の、そのまんまの、私ら」が、すごくまぶしく輝いていました。「今の、そのまんまの、私ら」が未来に生きようとする、そういう高校生たちの元気、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。相双地区の高校生のみなさん、ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

土曜ゼミナール開催

昨日は、12/14(土)の振替休日。小生は、休みを利用して歯医者とインフルエンザの予防接種をやってもらいました。病院のハジゴとは、まあ人生初の経験です。ついでに、先週、愛車を車検に出していたのですが、車検が済んだ愛車を受け取りに行きました。これまた車の病院と考えれば、三つの病院をハシゴしたことになります。車は、幸い大きな手術の必要もなく、所々メンテをしてもらって再び快調に走り出しました。

ところで、12/14(土)は、本校恒例の土曜ゼミナールを開催。今年は18講座を用意して、講師の先生方にそれぞれの専門分野を存分に語ってもらい、また実技指導等をしていただきました。この土曜ゼミナールは、「本校の教育方針に基づき,生徒の進路目標の達成および国際化・情報化など社会の変化への主体的な対応能力の形成において,その基礎となる生徒各自の社会的な興味・関心や問題意識,自己の社会的役割の認識を育成するための主体的・体験的な学習を行う。」という目的のもと、実施されているものです。

さらに主な実施方針は、下記の二つです。

(1)本校における「総合的な学習の時間」の一環として,1年次の「フロンティアタイムⅠ」「産業社会と人間」および2年次の「フロンティアタイムⅡ」「プロジェクトスタディⅠ」の授業の中に位置づけ,実施する。

(2)「総合的な学習の時間」を構成する学習活動の中で,特に,生徒の社会的関心や問題意識,社会的役割の認識の育成をねらいとする。そのために,平素の教科・科目の授業内容を発展させた応用的・実際的・教科横断的・総合的な内容を取り扱う。

 

本校としては、特に太字にした「生徒の社会的関心や問題意識,社会的役割の認識の育成」を大事にして、講師にお願いしています。

実際の各講座名、内容等は下記のとおりです。


1 保育・・・2方面
保育園へ行こう
保育園を訪問し,子どもたちと交流を持ち,保育体験を行う。

2 人材育成
自分プロデュース
とりあえずちゃんと働いて、評価されるのを待つ…。そんな受け身の姿勢なんてつまらない。自分の評価は自分の手で創り出すというアグレッシブな姿勢を持ちましょう。他社から欲しがられ、今の会社も手放したがらない自分になっていくための、will&ing理論による「じぶんプロデュース」。すでに6千名を超える新人や就活生から「いいね!」をいただいた考え方と実践法について、たっぷりとお伝えします。

3 経営①
夢を叶えるために大切な3つの事
~誰もが役割を持って生まれてくる~
東日本大震災後に家族で宮城県に移住し「生まれてきて良かったを創り続ける」の理念のもと,2013年塩釜市,石巻市にて創業。2017年には石巻市にて日本初となる共生型複合事業「愛さんビレッジ」OPEN。2名から始めた事業は100名となり,障害,難病をお持ちの方43名が自分の役割に気づき働いている。

4 経営②
これからの「本」の話をしよう
本好き高校生はいかにして本を売る社会人になったか?大学での学び、それをサポートする仕事とは?私の読書遍歴(主成分はミステリとマンガ)とからめてお話できればと思います。

5 美術①
素描・絵画の心得
初学者を対象に、「論画六法」について語る。素描・絵画を制作する上での基本、原則とは何か。そして、美術大学受験における二つの「表現」とはなにか。皆さんと共に考えてみたい。

6 美術②
今何をするべきなの?宮城野高校二期生のトーク
自身の作品解説と新聞紙と布テープを使った簡単なグループワークショップを行います。

7 社会
多様な性のあり方について学ぼう
性的マイノリティのことは最近話題にされていますが,まだまだモヤモヤしていませんか?誰もが「多様な性の当事者」であることを,マイノリティ・マジョリティ,学生から親世代まで,多様な視点で語りあえる場にしたいと思います。

8 食物
うま味の相乗効果
私たちがよく口にしている食べ物には「うま味」が含まれていますが,このうま味を上手に利用すると普段の食事がもっと美味しくなります。この講座では実際に料理をして「うま味」を自分の舌で感じてみたいと思います。

9 数学
身近に潜む数学~待ち行列モデル~
コンビニのレジ、人気店の行列など、世の中には様々な列が存在します。どのくらい待つ必要があるのか等は気になるところです。今回の講義では、それらを扱う待ち行列理論について紹介したいと思います。

10 生物
透明骨格標本を作ろう
近年、透明骨格標本は鑑賞品や教材として幅広い層から注目されています。今回はそれらの作成過程の一部を体験しながら、標本の知識や技術を深める講座を行います。標本作製や動物に興味のある方は是非受講してください。

11 物理
高く飛び上がれ!
ハイジャンプコンテスト
水面から飛び上がる水中ロケットを製作し、水中の物体に働く浮力や流体力学について考察します。

12 陸上競技
速く走る
重心移動と体の動きのメカニズム
短距離走を速く走るには、腕の振り方や脚のスイングのさせ方、地面に接地する際の重心の置きかた等、いくつものコツがあります。その要点を伝え、実践したいと思います。

13 地理
宮城野高周辺のブラアオキ
宮城野高校周辺をブラ青木します。本校周辺の地理と歴史に詳しくなれます。防災にも少し役立ちます。本校住所の田子の由来。二木神社はなぜ洪水の被害にあいにくいのかを、自分の足を使って実際に地域巡りします。防寒対策お願いします。

14 心理学
コミュニケーションが劇的に変わる心理学
私たちはコミュニケーションをせずに生きていくことはできません。このゼミでは今までのコミュニケーションと全く違う見方をします。ゼミを通じて心理学を学ぶ楽しさを感じてもらいたいと思います。奮ってご参加下さい。

15 美術生物
知ってそうで知らない動物の世界
(君はパンダが描ける?)
第1部 模様(動物の模様を描いてみよう)
第2部 鳴き声(鳴き声からイメージして描いてみよう)
第3部 絵の解説&リクエスト
 皆さんが動物園で見るような動物たち。皆さんは彼らのことをどれくらい知っていますか?この講義で描いて聴いて動物の世界を体感してみましょう。あなたの知らない世界が見えるかも。

16 薬学
くすりの話と感染症初期予防
病気やケガの治療に不可欠な薬は効き目だけでなく副作用(リスク)もあります。ためになる薬の知識と身近な薬草茶の試飲。後半は特殊なライトを使っての手洗いチェックでインフルエンザ等の感染症の初期予防を一緒に身に付けましょう。

17 語学
同時通訳の世界

通訳・翻訳や、その他英語を生かす職業について、また通訳者の視点から見た最近のグローバル化についてのお話と、通訳トレーニングをベースにした英語学習法を紹介します。誰にでもできる英語トレーニングですので、英語が好きな方でも苦手な方でも興味があればどなたでも大歓迎です。

18 歴史
古代蝦夷(エミシ)と陸奥国府多賀城
私たちが住んでいる宮城県は、古代では「陸奥国(むつのくに)」と言い、役所である国府は多賀城にありました。陸奥国の北には律令国家の支配に属さない「蝦夷(エミシ)」がいました。本講義では多賀城を中心に古代の陸奥国について説明します。

 

以上です

 本当は一つに集中して聞きたかったところですが、(特に今回は、昔の教え子を講師として招いたので)やはりそれぞれの様子を見たくなり、欲張って全部の講座(すみません。保育園はパスでした)を見てまわりました。特に陸上に励んでいたみなさん、走りの姿勢が俄然良くなりましたね。ぜひ今回の学びを生かして陸上にチャレンジしてほしいと思います。

 他に、美学を究めるような講話、高度な数学の話、翻訳の話、本屋さんの話、歴史のお話、多様な性のお話、様々な動物さんを描いてみる講座、学校周辺のブラアオキ、心理学入門、薬学のお話、生物の世界、物理学の世界、おいしいスパゲッティ作り、美大で彫刻を究める話、人材育成論、経営論、保育園訪問等、とてもバラエティーに富んだ講座が展開されました。講師の先生方、年末のお忙しいところ、ありがとうございました。

 

 

 

コールドムーンとウィンターライブ

 

今日は、令和元年最後の満月。12月の満月のことを、よその国では「コールドムーン」と呼ぶそうです。確かに寒い季節に、お外に出てお月様を眺めていたら、「コールド」ですね。でも、きれいな満月だったら、そこに心なしか、あったかいものを感じることもありかも。さて、今日はどうでしょうか。

 昨日、弘前在住の大先輩(進路指導の大先輩です)から真っ赤な津軽リンゴが送られてきました。お礼の電話をしたら、セ試直前、お疲れの先生方、みんなでということでした。早速お昼休みにみんなでおいしくいただきました。やはり、本場ものは違いますね。りんごの甘さは、こうでなければいけません。先輩、ありがとうございました。

 今日、お昼休みには、ダンスサークル「イミテイト」のウィンターライブがありました。今年度は、なかなか見る機会がなかったのですが、ようやく今日、念願かなって拝見しました。すごいもんです。軽やかに、しなやかに、優雅に、ダイナミックに踊る姿に、パチパチでした。某保健体育の先生によると、やはり最近は、ダンス大好きな女子生徒がどんどん増えているとか。今後の活躍を期待しています。

明日も別チームが演じると聞きました。明日のチームのみなさんも、頑張って!

 写真は、卒展の作品の一部です。まだまだ、たくさんあるのですが、今日はこれでごめんなさい。

 今日は、このへんで。

 

転んでも立ち直る

昨日に引き続き、日中は小春日和。天気予報によると15度近くまで上昇。陽気に誘われて、お昼休みにグランドに出て、少し歩いてみました。芝生は、夏場に比べるとさすがに青々としたものではありませんが、よけいな雑草が生えてこない分、この時期のグランドは、とても使いやすいです。体育の時間、サッカーに夢中になっている生徒がとてもうらやましく、頑張れよーと、応援したくなりました。

昨夜は、某マラソン大会参加のため、20:00から一生懸命ネット申込にトライしていたのですが、残念でした。でも、不思議にあまり悔しい思いはなく、逆に別の大会、まだ参加したことのない大会にトライできるのではと思い直したところです。年をとってくると、妙に立ち直りが早くなります。みなさん、どうですか? 思いがかなわなかったときに、立ち直りのために、どんな工夫をしていますか? 昨夜は十三夜。冬の夜空にきれいなお月さんが浮かんでいました。また、トライしてみるかとお月様を眺めながら、心に誓った次第です。

 

ところで、アフガニスタンの支援に尽力してきた中村医師が襲撃され、尊い命を落としてしまったこと、本当に残念です。ご冥福を心から祈りたいと思います。若い頃から、中村さんのご活躍を耳にして、どれだけ勇気づけられたことか。アフガニスタンの大統領が氏の棺を担がれる映像が配信されたと思います。想像してください。それに値することを中村医師は、なさってきたということです。合掌。

明日、明後日と本校某サークルは、ウィンターライブですね。楽しみです。今のところ、見に行けそうです。よろしくお願いします。

今日は、このへんで。(12/11記)

 

 

 

 

 

ふれあいサポート館アトリエ(相馬市) ワークショップ参加

  ここ数日、寒い日が続きましたが、今日は一転して小春日和。日中は10度を超えるお天気でした。

週末の土曜日には、美術科の2年次生5名と1年次生3名、計8名が、「ふれあいサポート館アトリエ ワークショップ」に参加しました。これは、福島県の相馬市にある特定非営利活動法人 「ふれあいサポート館アトリエ」を訪問し、小学生や幼稚園児との体験活動を通じて、社会性を養うとともに、勤労意欲の育成を図るものです。館長の倉本信之さんと、奥さんのまり子さんの温かいご支援ご協力により、震災以降、続けられている活動です。私は、去年訪問しようと思って、都合が悪くなり、今年は念願かなって、訪問することができました。倉本夫妻の思いがこめられたすばらしい施設、相馬市の城址にかまえた、ふれあいサポート館において、子どもたちが実に生き生きと活動していました。そこに入れてもらえた本校の生徒たちは、本当に幸せ者です。一緒にろうそく作りを楽しんだのですが、子どもたちのあふれるようなパワーに、すっかり圧倒されていました。活動が終わってからのケーキも、さぞかしおいしかったでしょうね。倉本先生、奥さん、ありがとうございました。先生のアトリエも拝見することができましたが、先生のお描きになった絵画と、飾られている中央アジアの文物がまた見事で、まさに芸術家の「おしろ」でした。この活動を続けてこられた倉本先生ご夫妻に、改めて深く感謝申し上げます。

 本校の校舎内、食堂前のスペースには、卒展の作品群が飾られ、ここもまた芸術の香り高いスペースとなっています。次回からは、生徒の作品紹介をしたいと思います。

 今日は、このへんで。

 

東北大学の学生のみなさんによるフィールドワーク実施

  昨日で定期考査が終了し、今日からまた通常の授業が再開しました。再開したと同時に、今日の1年次の生徒は、新規に導入された「探究プレゼン演習」を実施しました。東北大学の学生のみなさんにとって、正式な名称は「教職実践演習 フィールドワーク」となります。これは、東北大学で教員免許を取得しようとする学生さんにとって、取得のための最後のハードルです。既に学生さんたちは、教育実習を終えていますが、改めて実際に学校現場に立ち、グループを組んで20分のプレゼンをするものです。高校生の学習意欲を喚起できる内容を、専門性を同じくする自分たちで自由に考えてプレゼンします。教科書がないので、これがなかなか大変です。しかし、学生さんにとっては、大学までの自分たちの学びを、高校生に投げかけることのできる貴重な機会です。自分たちで自由に創意工夫ができます。知的にとてもスリリングなプレゼンが、14グループも展開されました。

私もそれぞれ少しずつ拝見しました。本校の1年次の生徒は興味津々で、学生さんのプレゼンに聞き入っていました。この内容については、改めて報告したいと思います。お越しいただいた43名の東北大学の学生のみなさん、ありがとうございました。またお世話いただいた東北大学の金先生、また3名のATのみなさん、ありがとうございました。

 今日はこのへんで。

 

受験生一人ひとりが輝くためには・・・

いよいよ師走。どんよりと曇り空で、午後からにわか雨も降りました。これがもう少し気温が下がると、いよいよ初雪。あと半月ぐらい待ってほしいのが、ホンネです。

さて、定期考査三日目です。みなさん、土曜、日曜としっかり勉強したでしょうか? 経験上、三日目あたりに自分の担当教科の試験があると、少し平均点が上がるような・・・気のせいでしょうか?

ところで、今日の午後からは、本校で進路指導関係の会議があり、後半には講演会がありました。「受験生、一人ひとりが輝く」ためには、どうしたらよいか、講師の先生のお話に耳を傾けた次第です。最近の受験生は、やはり、「依存型学習」から抜けきれていないとのこと。我々教師も同じですが、PDCAサイクルをきちんと回せる人が、学力の伸びも著しいとのこと。知識・技能をどう活用するか、このへんに課題があるようです。

明日は、最終日。頑張って!

今日はこのへんで。

 

セ試50日前

定期考査二日目。今朝のTVニュースでも今季一番の寒さと伝えていましたが、確かに車に乗り込んで気温計を見たらマイナス1度。放射冷却です。みんなぶるぶる震えていました。でも日中は日差しがあったせいか、小春日和のようなお天気になりました。さて、みなさん、二日目はどうだったですか?3時間目には、1年次の受験の様子を見に、少し校舎を歩いてみました。みんな真剣そのもの、数学の時間だったせいか、みんなギリギリまで問題と格闘していました。今朝はJRの遅れがあり、遅れた人には別室受験の措置がとられました。影響のあった生徒は数名にとどまったようですが、そういう場合は、くれぐれもまずは安全第一に登校してください。

さて、三年次用に、「進路の手引き PARTⅢ」が配布。添付されたプリントによると、今日金曜日でセンター試験までちょうど50日前のようです。残り50日で、なすべきこと、気をつけること、記録すべきこと等々、本校進路指導部のノウハウがたくさん詰まっています。ぜひ活用を。しかし、早いですね。ついこの間100日前集会をやったような気がするのですが・・・。センター試験という名称での実施は、これが最後となります。定期考査が終わったら、これにまっしぐら。本校生徒のラストスパートを期待します。

さて、昨日は、PTA会報の担当の方に取材を受けました。お忙しいところ、ありがとうございます。毎回、目を見張るような素晴らしいレイアウトで、担当のみなさんのご尽力に、感謝の気持ちでいっぱいです。卒業号、楽しみに待っています。

今日は、このへんで。

 

不登校の理解と支援・・・研修会

 定期考査初日終了。みなさん、手応えはどうだったでしょうか?

私のほうは、今朝方、うっかり寝坊してしまいました。バタバタ用意して、なんとか遅刻せずに始業に間に合いましたが、危うく大恥をかくところでした。みなさんは、大丈夫ですか? 夜遅くまで勉強していると思いますが、ややもすると寝過ごしてしまうこともあります。用心、用心。くれぐれも気をつけて。

さて、今日の午後は先生方みんなで、研修会。「不登校の理解と支援」というタイトルで、白百合女子大学の氏家靖浩先生のご講演を聞くことができました。とても気さくな先生でした。先生のユーモアセンスあふれるお話についつい引き込まれ、内容自体は実に重たいテーマなのですが、先生の巧みなカウンセリングを受けているかのような気分で、80分の講演時間があっという間に過ぎてしまいました。特効薬がなかなか見つからないところで、知らず知らずのうちに心をやわらかくする方法を教えてもらったような気がします。先生、ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

明日から定期考査/環境美化・・・寄せ植えのプランター設置

 明日から本校では第3期定期考査です。今週あたりは、朝昼晩と、先生方に質問する生徒が多く見られました。3年次の生徒にとっては、高校生活最後の定期考査です。調査書の平均評定に大きく影響します。もちろんそれぞれの進路に向けた勉強も大事ですが、この定期考査が自分の高校生活の仕上げと考え、全力でぶつかってほしいと思います。1・2年次も3回目となると、自分の力を最も発揮しやすいところです。初めての1回目と、その反省のもとに立ち向かった2回目。それに続く3回目ということで、本気度が試されるところです。それぞれに最高の力を発揮してほしいと思います。

今朝の朝刊各紙を見ていたら、最近の中学校では、定期考査の改革も進んでいて、ノート持ち込みOKのところも出てきたそうです。高校はさすがにそこまではやっていないようですが、今後の学校現場は、観点別評価の導入など、どんどん変わっていきます。先生方も大変です。私なんかは、あっという間に化石同然です。ですから、できるだけ現場を歩いて勉強したいと思います。

ところで、先週末に南郷高校からたくさんのプランター(秋の草花の寄せ植え)と、巨大なシクラメンが届けられました。育てていただいた南郷高校の生徒のみなさん、そして先生方、どうもありがとうございます。これは、田子学区の環境整備費を活用して購入したものです。プランターは、玄関前のタブの木の周囲に置きました。みなさん、気づいていますか? 体育でグランドに出る際に、目につきますよね。朝夕の寒さに震えるこの季節だからこそ、少しでもきれいな草花に心をとめる余裕を持ちたいものです。シクラメンさんは、一鉢は校長室に鎮座していますが、もう一鉢は、職員玄関を入ってすぐのところに置きました。市販のものと違い、長期間、花を咲かせ続けます。水やりに協力をお願いします。

それでは、今日はこのへんで。明日からの定期考査、頑張ってください。

 

卒展、お疲れ様でした/第2回学校説明会開催

  天気予報では、最高気温が10度を下回る寒さと伝えていました。いよいよ冬が近いことを感じさせる寒さです。夕刊によると秋田や青森では、大雪になっているとか。気をつけてほしいです。

 さて、遅ればせながら、日曜日に終了した、美術科の卒業制作展ですが、今年もたくさんの方々に観覧いただくことができました。お越しになった方々に、またご協力いただいたすべての方々にお礼申し上げたいと思います。また、今回出品した美術科と総合学科美術系列の3年次の生徒のみなさん、お疲れ様でした。パチパチです。土曜日の講評・講演会には、参加できなかったのですが、今年もとても勉強になったようですね。ぜひ、今後も精進を続け、自分の成長につなげてほしいと思います。

 また、16日の土曜日には、今年度2回目の中学生向けの、学校説明会ということで、同じ宮城野区文化センターをお借りして実施しました。70名ほどの参加者をいただき、これまた好評だったようで、一安心しました。参加された中学生と保護者の皆様に、お礼申し上げたいと思います。また説明のボランティアをしてくれた本校生徒のみなさん、ありがとう。

 明日から、高文連の仕事で、青森に行ってきます。また来週まで、この通信はお休みです。

 今日は、このへんで。

 

防災避難訓練実施

今日6~7時間目には、防災避難訓練(火災避難訓練)が開催されました。少しでも実際の火災を想定した避難訓練にするべく、今回は火災の発生場所を事前に教員にも生徒にも伝えないで、放送で火災発生と場所を指示しました。授業担当者には、臨機応変に避難経路を判断し、生徒を安全に誘導してもらいました。事前に知らされていない分、いつもより少し時間がかかったように思います。世の中の怖い事件には、放火もあります。自分が注意していても、どこで恐ろしい事件に巻き込まれるかわかりません。本気度が試されていると思います。みなさんの自覚を期待したいと思います。

 今日はこのへんで。

 

野見山暁治氏を読む

 時折、日が差すこともありましたが、気温はあまり上がらず、日が暮れると気温はどんどん下がって・・・明日は、相当寒い一日になるようです。今朝方の打ち合わせで、インフルエンザ予防とスリップ事故防止を呼びかけましたが、いよいよ本格的な寒さ到来。ストーブが恋しくなってきました。

 昨日、卒展に行ってきたので、美術家の本が欲しくなり、本校の図書館で新規購入の本を見ていたら、野見山暁治氏の『みんな忘れた  記憶のなかの人』を見つけました。野見山さん、すばらしい方ですね。中に「哭く人」というタイトルの文章がありました。水上勉氏のことを書いた一節です。水上氏といえば、窪島さんとのことです。こういう文章を一日の終わりに読めることをよしとして、今日は帰ります。

 今日は、このへんで。

 

行ってきました・・・卒業制作展

行ってきました。美術科の卒業制作展。今年もすごかったです。自分で言うのも、ちょっと恥ずかしいですが、生徒の個性と才能がキラキラと輝いています。

こんなふうに自分は、宮城野の美術科でやってきました、歩いてきました、時々走ってみました。ころんじゃったこともあります。でもまた走り出しました、そしたらこんなものをつかみました。どうですか、こんな作品。

そんなメッセージを生徒それぞれの作品から感じてきました。

 

ドーンと大作というのは、もしかしたら少なめかもしれません。でも大きなものを作れば、それでいいわけではありません。抑制したものに、たくさんのコトバが詰まっているんです。そういうのを感じる人は感じます。

スペースをゆったり使わせてもらっているのも、みなさんは、とてもしあわせものですね。ひとつひとつの作品が独立して自分の世界を形成していますが、でも、距離をおいて、とおくから複数の作品を眺めてみると、それぞれが共鳴して、単独では作りえなかった、異なる世界が現出します。そういう世界の音を感じ取るのもおもしろいかと思います。

今日は、お昼の時間でした。次は暗くなってから、別世界を味わってみたいと思います。

学校に戻って、昇降口前で気づいたこと。昇降口前の大きなタブの木の根元に、「ムラサキシキブ」が植えてあります。紫色になりかけの、控えめな実を発見しました。ドウダンツツジの燃えるような色と対照的です。

今日は、このへんで。

 

卒業制作展、スタート!

夕刊に、「台風19号  被災1ヵ月 丸森で黙とう」とありました。あの台風から1ヵ月。まだまだ大勢の方々が避難所での生活を余儀なくされています。改めて命を落とされた方々のご冥福を祈りたいと思います。本校生徒も、お昼休みに、被災地域への支援のために、校内で募金活動を始めました。協力をお願いしたいと思います。

さて、今日から本校美術科の卒業制作展が宮城野区文化センターでスタートしました。私も今日見に行きたかったのですが、バタバタしてしまいました。すみません。明日、ちゃんと見に行きたいと思います。放課後には、受付のバトンタッチの生徒が笑顔で行ってきますと出発しました。気をつけてくださいね。明日が楽しみです。

今日はこのへんで。

 

授業公開最終日⇒ICT機器活用&明日から卒展

昨日は十三夜。日暮れがめっきり早くなり、早い時間で東の空から昇る月がきれいに見えていました。

本校の授業公開は今日が最終日。小生も、1・2年次の授業を中心に見て回りました。実は本校では、10/19・10/20・10/22の三日間で、県立学校ICT機器整備推進事業の推進に伴い、教室天井に液晶プロジェクタ27台が設置され、指導者用のタブレットも新規で25台(既存40台)入り、黒板は映写兼用の黒板に張り替えられました。すごいですね。先に工事が進んでいた他校で見ていたので、なるほどと思いましたが、やはりびっくりです。若手もベテランも、もうみなさんどんどん活用しています。授業でちょっと黒板に映し出したいところをデータで取り込んで黒板に写し出し、その上にチョークで書き加えられる時代です。教科書の本文はもちろんのこと、生徒がノートに書いた答案をさっと黒板に写しだして、黒板上で添削することができるわけです。こんなことを書いていると、何を時代遅れなと言われるかもしれませんが、小生にとってはやはり驚異です。数学の先生が廊下でせっせと添削していたのですが、それを次の時間には黒板に映して、解説していました。便利な世の中になりました。私は、二度と教壇に立てないような気がします。それとも私にも使えるような日がくるのでしょうか?

と、そんなふうに嘆いてばかりいたらダメですね。技術は日進月歩。精神は不易。生徒の学力向上のために、がんばりましょう。

さて、昨日11/10(日)、県庁・勾当台公園では、『さんフェア2019』が開催されました。専門学科のある県内各高校が一同に会して、今年度の研究成果を展示発表したり、作品や特産品の販売等を行ったり、ファッションショーをやったりと大賑わいでした。また、同じく昨日の日曜日には、県内特別支援学校の合同文化祭が、中心会場を藤崎にして開催されました。これは「みやぎ総文2017」の時に、特別支援学校部門として藤崎で開催したものが大成功となり、これはぜひ継続をということで、開催されているものです。キャッチフレーズは『挑戦、それは笑顔を重ねること』。そのキャッチフレーズにふさわしく、藤崎本館サンモール一番町側特設会場で実施された発表の部は、笑顔でいっぱいのダンスや和太鼓などの発表があり、大勢のお客様で賑わいました。

 昨日の日曜日には、田子地区の防災避難訓練も開催されました。本校からも田子地区の生徒7名が参加しました。ここ田子地区も浸水の被害の可能性が高いところとなっています。先日の台風19号のような大きな台風がまた来るかもしれません。しっかり防災意識を高めていきたいと思います。

 

 さて、明日からいよいよ美術科の卒業制作展です。昇降口にも、ご覧のとおり。1日前の掲示。楽しみです。テーマは『PASSPORT』。どんな作品が展示されるのでしょう。ワクワクします。みなさんのご来場をお願いします。

 今日は、このへんで。

 

PTA三団体合同役員会&「ヴァイオリン体験」が開催されました

 昨日の放課後、16:00から本校恒例の放課後講座のひとつ「ヴァイオリン体験」が開催されました。30名ほどでしょうか。生徒に交じって先生方も初めてのヴァイオリンに夢中になっておりました。この「ヴァイオリン体験」については、講師の先生のご協力により、今日11/9(土)の10:00から、三年次PTA研修会でも開催されました。講師の先生、そして、参加された3年次PTAの方々、ありがとうございました。

今日は、引き続き午後からPTA三団体合同役員会及び各種委員会役員会(中間報告会)が開催されました。休日のところ、たくさんの役員の方々にお集まりいただきました。ありがとうございます。

この役員会では、10月までのPTA三団体の諸活動を振り返り、また予算の執行状況の報告もあり、さらには今後の活動等について、改めて確認がされました。来年度は、オリンピック開催と25周年記念事業・式典が重なり、例年より窮屈な年間計画となりそうですが、みなさんのご協力もいただき、なんとか乗り切っていきたいと思います。よろしくお願いします。

明日は、勾当台・県庁周辺で「さんフェア2019」が開催されます。専門学科を設置している高校の特産物等が展示、販売されると思います。ぜひ足を運んでいただければと存じます。

今日は、このへんで。

 

公開授業週間⇒来週はいよいよ卒展

明日は、早くも立冬。夕刊の天気予報欄には、「あす暦通りの寒さ到来」との記事。いよいよ冬到来。寒いのが苦手な小生にとっては、できるだけ秋に頑張ってほしいところです。先日、自宅の裏山で紫色のかわいい花を見つけました。図鑑で調べると、サフランさんでした。写真のとおりです。クロッカスの秋版といったところでしょうか。秋の終わりにきれいな花を見つけることができました。

 さて、10月は、この校長通信をだいぶさぼってしまいました。余計な言い訳はせず、なんとか11月はがんばりたいところです。さて、今、本校では、授業公開中。11/5(火)から11/11(月)までです。今日も4~5人の1年次のご父兄がお越しになりました。ありがたいことです。2・3年次のご父兄にも、ぜひ足を運んでいただければと存じます。小生は、この週間を利用して、火曜日から先生方の授業に潜入しています。新たな発見がたくさんありました。若い先生方の授業が、やはりワクワクします。関西弁を交えて英語を展開するM先生の授業に脱帽です。生徒は、ずいぶんかしこまって授業を受けていました。職員室の声と打って変わって、教室では意外と大きな声で説明している数学のY先生。頼もしいです。これまた将来が楽しみです。さてさて、そうして来週からは、いよいよ美術科の卒展です。写真のとおり、宣伝もバッチリです。美術科棟をのぞくと、最後の仕上げに、3年次生は、余念がありません・・・と思いきや、昨日はすごく余裕のある生徒に出会いました。ここでは、とても書けません。やっぱり卒展が楽しみです。みなさん、どうぞ来週は、宮城野区文化センターへ。

今日は、このへんで。

 

 

生徒総会が開催されました

本日29日、本校では生徒総会がありました。今年は去年ほどではないと思っていたのですが、ところがところが、生徒たちは、自分たちのマナーのあり方や、来年度の文化祭で後夜祭をやるかどうかについて、時間ギリギリまで(6~7校時)議論していました。特に3年生が自分たちの卒業後のことにもかかわらず、文化祭のことについて堂々と真剣に意見を述べる姿に深く感銘しました。また最後には、台風と大雨で被災した方々を支援するため、募金を始めたいとみんなの前で話してくれた生徒もいました。先般の県議選において、投票率の低下について、話題になったばかりです。そういう状況にあって、自分の学校の生徒たちが少しばかり誇らしく思えたところです。

また、先週の土曜日26日には、25周年記念事業の実行委員会が開催されました。お休みのところ、たくさんの実行委員の方々に集まっていただきました。ありがとうございます。記念事業として、生徒から意見が出るようになったのもうれしいところです。少しずつ学校の活性化につなげていきたいと思います。よろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

台風19号・・・防災減災対策をしっかりと

  このたびの台風19号により、お亡くなりになった方々に衷心より哀悼の意を表するとともに、被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復興復旧をお祈り申し上げます。本校生徒からも被災の報告がありました。一日も早く元通りの生活ができるようになることを祈っています。

今回の台風からも、自然災害の恐ろしさを思い知らされました。ふだんからの防災減災対策がいかに大事であるか、痛感した次第です。来月、予定されている避難訓練においても生徒職員に徹底したいところですが、定期的な訓練ばかりでなく、日常的に対策対応をチェックしていきたいと思います。みなさんも各家庭、地域において、気をつけてほしいと思います。

本日、本校では2年次(美術科を除く)が東京での宿泊研修から帰ってきました。初日はFTやPSのテーマ別研修、二日目は大学や研究所、民間企業、文化施設等を見学したようです。天気にも恵まれ、計画通りの研修を実施できたようで、本当によかったです。今後のFTやPSの研究が深められるよう、きちんと活かしてください。1年次の美術科は、一泊二日で宿泊研修を実施、岩手県と秋田県を訪問してきました。お疲れ様でした。中尊寺や毛越寺等の東北の歴史的文化財は、いかがだったでしょうか?心の目を養い、ぜひ今後の作品制作に活かしてほしいと思います。

また、3年次の各ホームのみなさんと、1年次の総合学科と普通科のみなさんは、恒例の秋の遠足を実施しました。お天気が心配でしたが、なんとかセーフでした。みなさん、めいいっぱい、楽しんできたようですね。心機一転、また来週からの学校生活をパワフルに過ごしてほしいと思います。

今日は、このへんで。