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校長通信

「調査書」

 昨夜は猛烈な風が吹きました。みなさんの自宅は、大丈夫だったでしょうか? 私は、帰宅してから、萩の花を守ってやるのを忘れているのに気付き、縄でくくってやる作業を雨交じりの猛烈な風の中でやりました。だめですね。失格です。本来は朝のうちにやっておくべきところでした。久々に台風の猛威を思い知らされました。怖いですね。でも、恐怖心で固まってしまって、何も対策を立てられないでは、いけません。これからはますますしっかりとした自然災害対策が求められると思います。被害の出た関西の方々に心からお見舞い申し上げたいと思います。

 幸い、本校の校舎に被害はなかったようです。雨漏りも心配でしたが、異常なしです。もう台風は、こりごり。しかし、9月になったばかり。この先、気をつけて過ごしたいものです。

 さて、調査書シーズンの到来です。今日は4クラス分の点検が入りました。ごめんなさい。全部、終わりませんでした。明日も頑張ります。先生方の所見一つ一つに生徒のみなさんの顔が見えるようです。想像が始まると、どうも機械的にOKは出せません。間違いのないよう、一字一句丁寧に点検したいと思います。

 明日は、総合学科のPS発表会があります。楽しみにしていました。みなさんのこれまでの探究活動の集大成です。発表にあたっているみなさんは、今頃自宅で最後の練習をしているのでしょうか? あまり遅くならないように、睡眠をきちんととってくださいね。

 今朝方、職員の胃検診がありました。若い頃は、「ウッ!」と思って飲んでいた、例のバリウムさん。慣れてくると、案外楽に飲めるようになりました。決して「慣れ」たくないのですが。

   今日は、このへんで。

 

 

 

「一年次校歌合唱コンクール」開催

  ニュースによると「台風21号は25年ぶりに非常に強い勢力を保ったまま上陸し、四国、近畿を通過。日本海に抜けた」ようです。今、本校付近は時折雨交じりの強い風が吹いています。生徒は15時台の石巻行きの下り電車に乗ることができるように下校させました。明朝は交通機関の乱れが心配です。学校からの緊急メール連絡をきちんと見ていてください。遠距離通学の生徒のために、朝6時前に緊急連絡メールを発信する予定です。

 さて、今日は一年次がLHRの時間を利用して「一年次 校歌合唱コンクール」を実施しました。校歌の合唱コンクールをやれるというのは、宮城野高校ならではですね。この良き伝統をぜひ継承してほしいです。審査員には、本校創設時の教頭先生で、校歌を作曲していただいた矢吹隆志先生をお迎えしました。ちなみに、作詞は、初代校長の八巻一雄先生。編曲は、創設時の音楽教諭であった内藤淳一先生です。残念ながら、私は研修センターへの出張があったので、このコンクールを聴くことはできず、また矢吹先生との再会もできませんでした。矢吹先生、ごめんなさい。現教頭先生から聞いたのですが、講評時に、矢吹先生から指導が入り、本校生徒の校歌のレベルアップがはかられたとか・・・。矢吹先生、ありがとうございました。コンクールの結果は、11Hが優勝。11Hのみなさん、おめでとうございます。うわさによると、このコンクールでは、圧倒的に美術科が優勢・・・と聞きました。芸術に長けた方々が集まっているのですね。他の学科もぜひ・・・見習ってがんばりましょう。

 さて、風がますます強くなってきました。明日、仙石線が正常に動いていることを祈りつつ、帰ります。

 今日は、このへんで。

  

 

 

 

 

台風に注意!

  猛烈な台風が接近中。明日には、四国から紀伊半島に上陸の予想です。被害が出ないように、明日は、情報収集をきちんとしたいと思います。確か先週の土曜日は二百十日でした。この季節は本当に台風が怖いです。それぞれの家庭では、明朝のうちにきちんと防災対策を。風で物が飛ばされないように。

 さて、先週の土曜日には「小論文講演会」が実施され、三年次の希望者51名が講師の先生のお話を熱心に聴いていました。がんばってくださいね。小論文は、上達までに時間がかかります。講師の先生のお話を参考に地道に努力を重ねてください。そして書いたものをちゃんと添削指導の先生方に見てもらうこと。本校では、すでに指導の先生方が決まっています。今月末の定期考査明けから本格的に指導でしょうか。AO入試の日程の関係で、もう始めないといけない人がいるかもしれません。きちんと先生方と相談してください。

 先週の土曜日は、近隣の高校で文化祭でしたね。私も行きたかったのですが、残念ながら仕事の都合でパスでした。台風が来なくてよかったですが、雨模様で、模擬店などはちょっと残念だったと思います。どこの高校も今週からは定期考査モードに突入です。三年次は、評定に響く大事な考査です。他の年次ももちろん大事です。涼しくなったこともあります。気合いを入れてがんばりましょう。

   今日は、このへんで。台風情報に注意!

 

 

 

 

「社会と情報」14H生徒プレゼンテーション

  今日1校時に「社会と情報」担当の長原健先生が教えるクラスで「生徒プレゼンテーション」がありました。プレゼンのメインテーマは「おすすめの〇〇紹介」。パソコンを苦手とする旧人類の私は、なんとか教頭先生にお許しを得て、授業に潜入しました。場所は、コンピュータ室。すごいですね。パソコンがずらりと並んでいると圧倒されます。今は、このような教室がどの学校でも普通になっているかもしれませんが、本校開校当時は、これが本校の「目玉」の一つでした。今でも、十分すごいですね。

 さて、潜入するともうすでに授業は始まっていました。私が見た最初の発表のタイトルは「おすすめの漫画紹介」。スクリーンには、かわいい少女漫画が映し出されました。楽しそうですね。聞いている側は、みんな大盛り上がり。なぜでしょう? 発表者が男の子なんです。いいですね。この雰囲気。自分の好きなもの、おすすめのものを普通にクラスのみんなに紹介できる感覚。クラスのアットホームな雰囲気が伝わってきます。自分の学校に、このような友達がいる、そういうのを授業でもどんどん発見できます。本校の良さであると思います。以下、「おすすめの餌」(間違っていたらごめんなさい)、「おすすめの本」、「おすすめの歌手」、「おすすめのロンジー」、「おすすめの歌手」、「おすすめのバンド」と続きました。短時間の発表の中に、自分のワールドを見事に盛り込んでの発表です。みんな、すばらしい発表でしたよ。今時の生徒をうらやましく思った一コマでした。長原先生、ご指導、ありがとうございます。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

小論文模試を実施

  台風がまたまた接近しています。来週9/4あたりに日本に接近し、上陸も予想されるとか。今年は多いですね。もううんざりです。来週、本校は、総合学科PSの発表会も9/6に予定されています。無事に開催できることを祈るばかりです。

 さて、今日は三年次の生徒が2回目の小論文模試に臨みました。ありますね。本当に。おいしそうな問題ばかりです。たぶん本校だけが受験するのではないので、ここで問題文やテーマを紹介するのは差し控えますが、現代社会が抱える課題をうまくすくい取って問題に仕立てています。みなさんが、どんな答案を書いているか、楽しみです。夏休み前の第1回目から、少しは上達していてほしいです。

   ちょうど昨日見せてもらった本校生徒の表現があります。書いてくれた生徒の名前はわかりません。ここで材料にしてごめんなさいと謝っておきます。

 さて、生徒Aさんはこう書きました。「 ~ 力強く優美なデザイン ~ 」。この表現について、みなさんはどう思うでしょうか? 今日は、あえてこれ以上ふれずに明日に持ち越します。

   今日は、このへんで。 

 

他校の文化祭

 

 

  今朝、学校に来てみると、生徒昇降口にはっぴを着た見慣れない生徒数人がチラシを配っていました。いったい何と思って事務室で聞いてみると、他校さんは、この週末に文化祭があり、その宣伝に来ているらしく、ああそうだ、うちの文ボラも他校さんにお邪魔して配っていたなと思いました。見学に行くも行かないのも自由ですが、くれぐれも気をつけて。トラブルにまきこまれないよう、用心すること。

 さて、先日本屋さんから入手した講談社のPR誌「本 9月号」がすごいです。中身の充実ぶりにびっくりです。冒頭に特別企画「熟練校閲者からの挑戦状」(講談社校閲部)が掲載されています。今月の講談社文庫新刊で「熟練校閲者が教える 間違えやすい日本語実例集」が出ました。この紹介とPRの文章なのですが、冒頭にこうあります。

 

       日々、文章の誤りと格闘しながら「本の品質」を保証する校閲部。その大ベテランたちが、『熟練校閲者が教える 間違えやすい日本語実例集』を刊行し、

      誰もがつい間違える表現を多数指摘した。さてあなたは、今回彼らの出す全25問のうち何問正解できるだろうか? 

 

このような「挑戦状」でスタートします。おもしろそうです。今、テレビでは、クイズ番組がはやりですが、私はこの「挑戦状」の「初級編」の問題を見ただけで、感激しました。うちの家族にやらせてみたいです。ということで、この文庫本を買うことにしました。

これ以外で、「本」9月号の、これは絶対読みたいと思った内容を紹介します。

・「今夜はひとりぼっちかい?(もしくは、『日本文学盛衰史 戦後文学篇』)の作られ方  高橋源一郎著

 ・22世紀を見る君たちへ3 未来の大学入試(2) 平田オリザ著

 ・鉄道ひとつばなし272 原武史著

 ・伝える仕事6 企画書は読み手の頭に映像が浮かぶように  池上彰著

 ・科学と非科学  その間にあるもの9 縄文人と弥生人  中屋敷均著

 ・百人一首うたものがたり9 水原紫苑著

 ・心と時間  その哲学と科学16  それは、だれかのせいなのか  青山拓央著

 ・新日本野球紀行160  広島カープ「走る野球」の原点 古葉竹識回顧録 二宮清純著

 ・社会性の起源57 子を食う  大澤真幸著

 

これはあくまで一部です。これだけ盛りだくさんの内容で、たった90円です。ちなみに今月は表紙もナイスです。今日マチ子さんが描いています。彼女の「表紙のことば」は、こうです。

 

     夏の終わりの水辺にたたずむ、二人の女性。対岸には自分たちが住む人工の街。一見、仲の良いママ友のようでありながら、そこには違う感情が芽生えているよう。すくすくと育っていく赤ちゃんと秘密の恋・・・夏の終わりに「この先」を考えてしまいます。

 

 さりげなく、目次のページの右隅に囲みで置かれているのですが、注意しないと見逃してしまいます。仲良く手をとりあっている二人の女性に、私などはとてもそこまで読み切れません。この世の中に、すごい書き手やイラストレーターが存在していることに改めて感謝!

 今日は、このへんで。

 

「フルコースディナー」

 今日は一日中、雨でした。さすがにうんざりです。でも昨夜は、関東ではものすごい雷雨だったようです。電車が不通になり、帰りの足がなくなった人は、何時間もタクシー待ち。大変です。向こうはまだまだ残暑が続きそうなので、気をつけてほしいです。逆にこちらですが、昨夜帰宅した頃、今年最初の虫の音が聞こえてきました。季節の変わり目は、「耳を澄ます」。そういう時間を大事にしてほしいです。

 さて、7時間目のLHRで、三年次は年次集会。いよいよ本格的に進路実現に向けて、いろいろな動きが本格化するところで、年次主任の雪江先生からお話をいただきました。その後、校長の自分から生徒のみなさんにどうぞ激励の言葉をというお願いがあり、それではということで、少しばかり話をしてきました。以下のような内容です。

 

 「信念」にからめてひとつ。かつて本校に勤務して、三年次担任をしたときのことです。就職を希望していた女子生徒がいました。第1志望は某大手の化粧品会社でした。とてつもなく難関です。どうしても入りたいと本人は言い張っていました。が、私は、現状の学力では厳しいので、もう少し希望を考えてみたらと言って、変更を促しました。何度かやりとりがありましたが、本人は頑としてこちらのアドバイスを聞き入れず、そのまま第1志望の某大手の化粧品会社を受験しました。私は、若気の至りで、受験前に本人に対して、あなたがもし合格したら一流ホテルでフルコースディナーをおごってやると伝えました。半分、励ましも入れていたと思いますが、半分まさか・・・という気持ちもありました。それで、結果は・・・見事、合格! すごかったです。びっくりしました。本人は、見えないところで、ものすごく勉強を続けていたのです。本人は、すぐさま合格を知らせに私のところに来てくれました。そして、「先生、フルコースだよ!」と叫びました。さて、その後、そのフルコースディナーをどうしたか、今は教えないでおきます。(あとで、こっそり教えるかもしれません)でも、みなさんに、この話をするのは、昨夜、学校帰りにたまたま買い物のために近くのヨークに寄ったときに、店内でその彼女に偶然会ったのです。びつくりしました。うれしかったです。彼女は小さなかわいい娘さんの手を引いて、りっぱなお母さんになっていました。「先生、この子を宮城野に入れるからね」と、うれしいことも言ってくれました。涙、涙ですね。思わずよおーし、それまで俺は宮城野にいるからねと言ってしまいました。どう考えても退職しているはずなのに。

さて、みなさんに伝えたいのは「信念」をもって第1志望を貫くこと。いいですね。みなさんのナイスな先輩がりっぱに実現しています。自分の力を信じて頑張ってください。それともう一つ。「信念」だけだと、先生方が心配するかもしれないので、もう一つ加えます。4月当初にみんなに話した「修正能力の高さ」。人からアドバイスをもらったときに、あるいは自分の過ちに気付いたときに素早く修正できる力。そういうものも確実に備えていてほしいと思います。そういうことで、「信念」と「修正能力」を合わせると「敢えて二兎を追う」。このバランス感覚がみなさんに合格の栄冠をもたらします。みなさんのますますの精進を期待します。

 

  三年次のみなさん。わかると思いますが、少し変更していますね。「フルコースディナー」について、真相は闇です。こういうのを突っつくのは、野暮というものです。

今日は、このへんで。

 

「全国高校総文祭優秀校東京公演」

 今日8/27、近隣の小・中学校は夏休みが明けて、学校再開。近所の小中の児童生徒が元気に登校する姿は本当にほほえましく、まぶしいばかりに輝いておりました。もちろん、本校の生徒も・・・。あまり褒めすぎるのはどうかなと思いますので、やめておきます。また今日はだいぶ暑さが和らぎ、涼しく感じられたので、小中の児童生徒にとって、集会をやるのに、助かったと思います。これからあまり残暑がぶりかえさないでほしいですね。

 さて、私は8/25~8/26の二日間、東京の国立劇場で開催された「全国高校総文祭優秀校東京公演」を県の高文連を代表して視察してまいりました。私にとって、この東京公演を見るのは、初めてです。特に演劇部門はテレビで放送しているので、自宅で録画したものをここ数年連続して見てきて、とても興味をもっておりました。楽しみにして見せていただいたのですが、すごかったですね。初日のオープニングは、長野西高校の「ダンスドリル」。これは2018信州総文祭での総合開会式で見ていたものでしたが、さらに磨きがかかってプロ顔負けの切れ味鋭い演技でした。そして、演劇部門優秀校の公演。長野県松本美須々ヶ丘高校、千葉県立松戸高校、本県の仙台三桜高校、香川県立丸亀高校の優秀校に加え、特別公演として地元東京の立川女子高校の5校が出演しました。どの学校の芝居も、現代社会の重要課題を反映したテーマを内容に盛り込んでいて、満員の観客の心を強く深く揺さぶりました。本県の仙台三桜高校が演じた「宇宙の子供たち」は、家庭崩壊、親からの虐待をテーマにして、他校にまさるとも劣らない素晴らしい演技力でした。最後には涙を流すお客様もいらっしゃいました。あまり書くと、これからのテレビ放送に影響するので、みなさん、ぜひテレビで見てほしいと思います。三桜高校の演劇部のみなさん、お疲れ様でした。

私の芝居好きは、学生時代からです。生の芝居は、絶対オモシロイです。仙台にも力のある劇団がたくさん活動しています。機会があったらどうぞ。

ということで、今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

夏休み明け・・・全校集会/二年次ロッカー更新

 今日8/23から、学校が再開。昨日書いたように、二十四節気の一つ「処暑」なので少しは涼しくなるかなと期待していたのですが、ダメでした。34度ぐらいはあったでしょうか。暑かったですね。しばらくは厳しい残暑が続くと思います。くれぐれも気をつけて。さて、今日は大掃除の後、全校集会がありました。表彰伝達の後、校長からの挨拶ということで、少しばかり話をさせていただきました。昨日書いたものに少し手を入れて。下記のとおりです。

 

夏休み明けの全校集会 校長あいさつ

 みなさん、おはようございます。みなさんの元気な顔を見ることができてうれしいです。長く、暑い夏休み、どうだったでしょうか?

 夏休みに入る前の全校集会で、木槿にからめて「信念」や「一人になる勇気を持て」という話をさせてもらいました。みなさんが休み期間の実力養成講座等で一生懸命勉学に取り組んでいる姿を見て、喜んでおりました。でも、もしかしたら、今のみなさんの思いの中には、「やるべきことをやった」という人もいれば、「やるべきことをやれなかった」という人もいるかもしれません。いろいろかなと思います。いずれにしても、みなさんにお願いしたいのは、一日のうち、何分かでもいいから、あるいは30秒でもいいから、振り返りの時間を持ってほしいなと思います。

高校時代、自分にとって、振り返りの時間は、石川啄木様の短歌と向き合う時間でもありました。自宅と学校との往復の時間。片道一時間半ほどの、バスと電車を乗り継ぐ中で、新潮文庫の「一握の砂・悲しき玩具」は、自分にとって心の支えでした。

 考えてみれば、高校時代というものは、「一人ひとりが輝く」べき、人生のうちで最も楽しい宝石のような時代です。しかし、一方で悩み多く、揺れ動き、本当につらい時期でもあります。自分にとっても高校時代は決して平坦な道のりを歩んだわけではありません。むしろ重苦しく時を過ごし、倒れそうにもなった時代でした。そういうとき、啄木は、自分の心を支え、慰めてくれました。

ざっとこんな歌です。

「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」

「頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず」

「砂山の砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出づる日」

どうでしょうか?

確か、今夏の中学生対象の学校説明会の中で、美術科のAさんは、仙南のかなり遠いところから通っているけれども、その往復の時間がとても貴重だと中学生に向かって語ってくれました。当然眠い時には眠るけれども、自分一人で、いろいろなことを集中してできる貴重な時間だと教えてくれました。休み前の集会で、「自分ひとりになる勇気を持て」と話したと思います。それはとても大切な「雌伏」の時間。未来の「飛躍」のための貴重な準備時間。そういう時間を一人一人が少しずつ持つことができたと信じて、今日を迎えました。今日は二十四節気の一つ、「処暑」。辞書的には、厳しい暑さがおさまる頃。季節の小さな節目が少しずつ新しい季節に導いてくれます。ですが、今日は本当に暑いですね。体調管理にくれぐれも気をつけながら勉学に励んでほしいと思います。みなさんのますますの活躍を期待します。以上です。

 

 このような話をさせていただきました。啄木の歌に少しでも興味を持ってくれたらと思います。

 さて、二年次の廊下にある生徒用ロッカーですが、先日8/19に新しいロッカーが設置されました。写真のとおりです。すごくきれいですね。鍵はダイヤル式のちょっと工夫されたもの。教育振興会のみなさんから寄贈いただきました。ありがとうございます。心からお礼申し上げます。二年次のみなさん、大事に使ってくださいね。

 1・2年次は、本日で課題テストが終わりで、明日から本格的な授業再開。3年次は、明日まで実力テストです。公務員志望のみなさんは、公務員模試に挑戦してもらいました。四国には台風が上陸。被害が出ないことを祈るばかりです。今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み最終日

  本日8/22で長い夏休みが終了。明日からまた学校が再開です。3期制時代は、2学期のスタートでもあるので、明日は「始業式」でしたが、2期制の今は、始業式ではありません。本校では「夏休み明け集会」となります。明日の集会で、どんなことを話すか、自宅で今夜じっくり考えたいと思います。

 さて、夏休みが終わろうとしている今日、みんなはどんな思いで今を過ごしているでしょうか? やるべきことをやったという人。やるべきことをやれなかったという人。いろいろかなと思います。いずれにしても時はどんどん過ぎていきます。あなたを待ってはくれません。無我夢中で過ごす一日一日。ただし、一日のうち、何分かでもいいから、あるいは30秒でもいいから、振り返りの時間を持ってほしいなと思います。高校時代、自分にとって、振り返りの時間は、石川啄木様の短歌と向き合う時間でもありました。自宅と学校との往復の時間。片道一時間半ほどの、バスと電車を乗り継ぐ中で、新潮文庫の「一握の砂・悲しき玩具」は、自分にとってバイブルでした。確か、今夏の中学生対象の学校説明会の中で、美術科のAさん(名前を失念してしまいました。ごめんなさい)は、仙南のかなり遠いところから通っているけれども、その往復の時間がとても貴重だと中学生に向かって語ってくれました。当然眠い時には眠るけれども、自分一人で、いろいろなことを集中してできる貴重な時間だと教えてくれました。休み前の集会で、「自分ひとりになる勇気を持て」と話したと思います。それはとても大切な「雌伏」の時間。未来の「飛躍」のための貴重な準備時間。そういう時間を一人一人が少しずつ持つことができたと信じて、明日を迎えます。明日は二十四節気の一つ、「処暑」。季節の小さな節目が少しずつ新しい季節に導いてくれます。今日はこのへんで。