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2020年7月の記事一覧

三者面談⇒雨の中、感謝です

 昨日からの雨が、今日7/28火曜日は今朝から強い雨となり、現在(16:50頃)も激しく降り続いています。天気予報では、厚い雨雲が本県に居座ったまま、しばらく梅雨末期の雨が降り続くようです。みなさん、くれぐれも気をつけてください。
 このような大雨の中、昨日から本校では三者面談が始まり、保護者の方々にご来校をお願いしています。このようにお足元の悪い中、みなさまにお越しいただく形となってしまい、大変心苦しく思っております。くれぐれも気をつけてご来校下さい。
 今回は、4月から長く臨時休業が続き、ようやく6/1から学校が再開され、約2ヶ月が経過したところでの面談となります。今年度、まだ定期考査も大きな学校行事も実施できないところでの面談となりますが、ぜひここまでの学校生活や学習において相談したいこと等がありましたら、遠慮なく担任などにお尋ねください。
 早めにいらっしゃった保護者の方々は、食堂前に展示されている美術科生徒の作品を鑑賞なさっているようです。いかがでしょうか。先日、「美術科新入生作品展」を紹介しましたが、「愛鳥週間用ポスター原画コンクール」も新入生の入学前の課題です。できばえは添付の写真のとおりです。どうぞご覧下さい。
 早く梅雨が明けてほしいと願いつつ。
 今日はこのへんで。

某大学の入試問題から

 (7/22記述)

 明日から4連休。それを前にして今日は晴れ間がのぞき、湿度が高かったため、相当蒸し暑くなりました。みなさん、大丈夫だったでしょうか?先の日曜日は久々の30度を超える暑さ。今日も30度を超えるかなと思ったのですが、そこまではいかなかったようです。天気予報によると、梅雨明けはまだ先のよう。平年は25日頃なので、この4連休中にかなと思ったのですが、このままだともしかしたら8月までずれ込むかも。いずれにしても、蒸し暑いのは勘弁してほしいですが、日照不足は、農家の方にとってたいへんな問題です。7月中に梅雨明けがほしいですね。
 さて、昨日は3年次のみなさんは、進路講演会。夏の天王山を前に、心構えを説いてもらったと思います。この夏を計画的に学習に取り組み、希望進路実現に向けて、着実に前進してほしいと思います。なお8/7までは、授業と面談と実力養成講座の組み合わせです。くれぐれも間違いのないように。
 今日、進路室にお邪魔したら、進路室に備えてある赤本・青本の整理中。中に、あこがれの某大学の赤本があったので、借りてきました。この大学は、国語の問題がすごいのです。パッと開いたら、やっぱりありました。
 たとえば、2015年度 国語問題。少し引用します。

大問一 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

       或る日 雨の晴れま
       路に竹の皮の包みが落ち
       なかから つくだにがこぼれ出た
       つくだにの小魚は水たまりにつかったが
       とうとう生きて返らなんだ

     井伏鱒二の小説、『洋之助の気焔』(昭和九年)の冒頭に掲げられた詩なのだが、彼が得意としていたナンセンス・ユーモアの【  ⑴  】たるもの

    がある。

 
     以下 省略


 さて、どうでしょうか。これは当然出典が明記されていて、本文末尾に、安藤宏氏の『太宰治 弱さを演じるということ』と記されています。
もちろん私は、【  ⑴  】に入る四字熟語などをきちんと答えられるように勉強しなさいと言うために、この入試問題を紹介するのではありません。伝統と歴史のある某大学の入試問題において、問題文の冒頭に、井伏氏の小説の冒頭に掲げられた詩がぽーんと出てくるのが、なんとも痛快なのです。自分が授業をやっていたら、絶対授業のまくらに扱いたいところです。

(以下、7/25記述)
 もう少しこの問題文から引用してみます。太宰の研究家安藤宏氏の名文です。

    われわれは人生の役に立つ教訓を得るためだけに小説を読んでいるわけではない。フィクションは単にフィクション(絵空事)であってよいはずだ。絶え

   ず自らの行為に意味づけをしなければ生きていけぬのが人の哀しい性であるとするなら、フィクションからアレゴリーを求めようとするこうした読み方自体

   を風刺し、笑い飛ばしてみせるのもまたフィクションの役割にほかならないのである。たとえば太宰の『晩年』の中に『ロマネスク』(昭和九年)という短

   編が収められているが、その中にさらに「喧嘩次郎兵衛」という小編がある。舞台は江戸時代の東海道三島の宿。鹿問屋という造り酒屋の次男である次郎兵

   衛は、商人根性を嫌って毎日酒を飲み、ならず者扱いされていた。
      

      中略

    

    結末で次郎兵衛は牢の中で次のような歌を哀れな節で口ずさむのであるという。

       岩に囁く
       頬をあからめつつ
       おれは強いのだよ
       岩は答えなかった

     彼のクワダてる荒唐無稽は、〈岩〉、すなわち日常現実世界からむなしくはねかえされてしまう。そしてまさしくこの連戦連敗であるという一点にお

    いて、「ナンセンス」は初めて「センス」に拮抗することができるのである
              (安藤宏 『太宰治 弱さを演じるということ』による)
  
 どうでしょうか。最後の傍線部が付された部分で、この大学は選択肢で問題を作っています。「傍線部の説明としてもっとも適当なものを次の中から選びなさい」というパターンです。おそらく問題作成の先生は受験生に書かせたいのだと思います。書かせたいのですが、さばききれない数の受験生の答案を処理するために、仕方なく選択問題にしていると思います。
 今の、宮城野高校生は、最後の傍線部について、説明しなさいと記述問題が出されたら、どう答えるのでしょうか。とても興味深いところです。

 

 週明けからは、各年次とも、三者面談期間に突入です。保護者の皆様には、お忙しいところ、申し訳ありませんが、ご協力よろしくお願いします。
 (今日、土曜日は、学校で英検実施です。受験生のみなさん、がんばって!)
 

 今日は、このへんで。
 

 

木槿&フェイスシールド

  この1週間は、すっきりした天気にならず、梅雨空が続きました。今日は、ようやく雨はあがりましたが、気温は20度前後のまま。週末も雨模様のようです。
 さて、雨の降らないうちにと思って、本校の敷地南側の木槿の植え込みを写真にとりました。駐輪場からあがってくる所に植えてあるので、教室窓からも見えると思います。雨続きの天気でしたが、いつのまにかピンクと白の木槿の花が咲き始めました。写真のとおりです。登下校の際は、ぜひ心の清涼剤に木槿の花をしばし眺めてほしいと思います。休み時間に教室ベランダからも見えるはずです。

 さて、新型コロナ対策の授業スタイルのひとつが、フェイスシールドを着用しての授業。国語(古典)の時間、本文朗読の際に生徒みんながフェイスシールドを着用していました。しっかりガード。今の状況下では、とても大事なことですね。仙台でも感染者が連続して出ています。くれぐれも気をつけて、この週末を過ごしてください。
 

今日は、このへんで。(先週、原稿アップの際、手元に間違いが生じ、本文の重複がありました。失礼しました。以後、気をつけます。)


       

生徒下校後

  7月になって、あっという間に半分が過ぎました。今日も雨が降ったりやんだり。気温も上がらず、そろそろお天道様が恋しくなってきました。日照時間が少ないと農作物にも悪影響。早く梅雨が明けてほしいです。
 さて、勉強に集中する姿が目立ってきた3年次の生徒。朝の始業前から図書室で勉強する生徒が増えてきました。一方で読書に励む生徒もいるので、とても頼もしいです。今日も、そういう生徒でいっぱいかなと思ったのですが、今朝は、仙石線が動かず、利用生徒のほとんどが足止めとなりました。1時間目はカット。2時間目からスタートとなった次第です。夕刊には、「仙石線2時間不通。朝の足14400人に影響」と出ていました。(100人単位で数字が出ているのがすごいです。)
 ところで、生徒が下校した後の職員室。残った先生方がミニミーティングをできる時間です。先ほどのぞいてみたら、某教科の若手4人がにこやかに立ちながらミーティング。指導の流れを「ああでもない、こうでもない」と議論しているのが、とても頼もしく、思わずパチパチとしたくなりました。30~40代の、アラフォーと言われる世代でしょうか。そう言えば、本校1回生軍団は、今年40歳? 世間一般には「不惑」と言われるところですが、私は、まだまだ悩み多き時代でした。
 今日は、このへんで。

美術科新入生作品展

 今朝方、学校に来てみると、校長室前の廊下に展示してある美術科さんの作品が入れ替え。昨日までは、2年次の作品でしたが、今日からは新入生の作品です。題して『美術科新入生作品展』。課されたテーマは、「宮城野高校美術科に入学した喜びを、自画像で表現してください」。恒例の、美術科入学前実技課題です。入学前ですから、まだ彼ら彼女らは、一切手ほどきは受けていません。入学前の自分だけの力で、合格・入学の喜びを表現しています。表情がとてもナイスですね。一生の記念です。どうぞ、ご覧下さい。

 

 

 

 

 

ところで、明日の土曜日からは3年次の土曜講座スタート。コロナ対策の臨時休業により、いつもよりスタートが遅れましたが、ここからが勝負です。みんな頑張って!

 今日は、このへんで。

 

 

 

サークル登録締切間近

 昨晩からの雨が放課後になってようやくやんだところ。本県もここ数日雨続きで、じめじめした日が続いています。まだ今日は気温がさほど高くならなかったので、なんとかしのげたところ。でも、九州各県に甚大な被害をもたらした大雨が、中部地方にも降り始め、被害が拡大しています。梅雨末期特有の大雨ですが、なんとか早くやんでほしいです。改めてお亡くなりになった方々のご冥福を祈ります。また被害に遭った方々に心からお見舞い申し上げます。
 さて、本校にはスクールカウンセラーの先生がいますが、さらに「心のケア支援員」として勤務をお願いしている先生もいます。支援員の先生には1年次の生徒に対する自己紹介を、帰りのHR後に各ホームで実施してもらっています。少しでも早く支援員の先生の顔を覚えてもらい、相談しやすくするためです。6/8からスタートし、今日7/8、17Hの後半の生徒に自己紹介をしてもらい、これで1年次の全生徒に対する自己紹介が終わりました。生徒のみなさんは、どうぞ遠慮なく相談してみてください。
 ところで、各サークルの新入生勧誘の一環で、昨日、今日とダンスサークルのMDOがお昼休みに体育館でミニライブを行いました。本日、私も少しばかり見学させてもらいましたが、ブランクを感じさせない動きにびっくりしました。サークル登録締切は、7/10(金)。みなさんが積極的に参加、活動することを期待します。今日は、このへんで。

 

再び自然災害の恐ろしさ

 今日7/7は、二十四節気のひとつである「小暑」。暦の上で、本格的な夏に向かう頃と言われています。本校でも、今日は今夏一番の蒸し暑さとなりました。みなさん、熱中症に気をつけて。(7/7はもちろん七夕さんですが、七夕さんは、どちらかというと旧暦のほうが実感できますよね)
 蒸し暑さよりも大変なのが、先日から降り続く大雨により熊本県をはじめ九州各県で大きな被害が出ていることです。各県の河川が氾濫し、浸水等により、多くの尊い人命が失われています。亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、被害に遭った方々に心からお見舞い申し上げます。救助活動ができるだけ速やかに行われてほしいです。コロナウイルス感染症予防対策もあり、避難所運営も厳しいものがあります。1日も早く天候が回復することを祈ります。
 再び自然災害の恐ろしさを突きつけられるにつけ、日本のみならず世界の気候が大きく変動しているのではと思うばかりです。これまでの経験知が通用しない時代になりつつあると思います。みなさんもくれぐれも気をつけて。

 7月に入り、「25周年記念誌」の編集がいよいよラストスパート。編集委員の先生方、お疲れ様です。日々、本校の歴史と格闘だと思います。

 今日はこのへんで。

美術科生徒作品『寵鳥眈々』

梅雨の合間の、晴れ間です。気温や湿度があまり上昇せず、時折心地よい風が吹き抜けたので、蒸し暑かった昨日よりは、過ごしやすい1日でした。
さて、昨日は手芸サークルの紹介、今日は美術科さんの展示作品の紹介をしたいと思います。6/1の学校再開以降、校長室前の廊下パネルには、『授業作品展示』と称して、昨年度末の美術科1年次(現2年次)『構成 デザイン分野』の授業作品が展示されています。『イメージの世界を描く』という課題のようです。
展示の趣意書は、写真のとおり。また、私の気に入った作品を紹介しますが、せっかくなので、本人が実際に作品の下に貼付している「作品についての説明」を付けます。美術科の生徒のみなさんの自己分析力の高さを知っていただきたく、紹介するものです。国語の教員を長くやりましたが、こういう文章を書けるというのは、やはりみなさんは鋭い自己分析力を持っているなあと驚嘆した次第です。また、自分は国語の教員をやってきましたが、国語の時間に何をやってきたのかと、反省するばかりです。

作品についての説明
『 寵 鳥 眈 々 』
 親や周りの親切に甘えて、自分で行動・決断出来なくなっている自分をテーマにした。誰しも皆、誰かの助けがあって生活している。それでもいつかは自立しなければならない。今の私達は子供から大人になる段階だから、親や周りの人に甘えるのではなく、自分でこなしていく必要があるというメッセージを込めた。表情を悲しくさせないで少し明るくしたのは自由から縛られて苦しいけど、確実に与えられる幸せがあるから安心しきっている心情を表現した。明るい絵の方が好まれるけど、暗い部分も現実で、幸せな絵に逃げてほしくないからテーマを重く暗い感じにした。

 

素敵な作品をどんどん描いてほしいなと思います。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

文月は、手芸サークルのみなさんの作品でスタート

  7月1日、文月のスタートです。夕方からは本降りになってしまいましたが、日中は上から雨粒が落ちてこない時間が長く続き、本校生徒は体育の時間、元気に外でテニスやソフトボールを楽しんでいました。みなさんの元気な姿がとても頼もしく思えた次第です。体育館でもバレーボール等、活発に楽しんでいるようです。そのうち見学に行きます。
 運動系のみならず、昨日、通信に書いたように、手芸サークルのみなさんが作品を展示してくれました。とてもかわいいものばかりです。写真OKをいただいたので、アップします。ご覧下さい。文化系サークルのみなさんが、こんなふうにどんどんアピールしてくれるとありがたいです。本校ならではの、サークルの楽しみ方を追求しましょう。
 今日は、このへんで。