校長通信
定期考査初日/本校の良きDNA
第1期定期考査の初日です。梅雨入り後、それらしき天気が続きましたが、今朝はきれいに晴れ上がり、蒸し蒸しすることなく、気持ちのよい一日でした。今年度初めての定期考査の手応えは、どうだったでしょうか? 真剣に定期考査に向き合うみなさんの姿勢が、とても頼もしく思えたところです。明日も天気は持ちそうで、週末は崩れるとのこと。雨に降り込められて試験勉強するのも、実力に磨きがかかって成績がぐーんとアップするかも。みなさんの健闘を期待します。
昨日の夕方は、市内の某大学を訪問し、大学の先生と直接情報交換をしてきました。もちろん本校卒業生の様子も話題になったのですが、その先生の印象では、本校卒業生は、グループで何かやってもらおうとする時、チーフとかに、すんなりと手をあげる傾向が大であるとのこと。こういうときに出身高校の学風みたいなものが如実に現れるそうです。
みなさん、この話を聞いて、どうでしょうか。本校は確かに何をやるにしても、ボランティアというシステムが働きますよね。あれがいろいろな場面で将来役に立つのです。学校側がいろいろなものをあらかじめ準備しているのではなく、ゼロのところから、みなさんがいろいろなものを立ち上げ、果敢にチャレンジすること。そういう学風をいつまでも大事にしたいものです。本校の良きDNAの話でした。
今日は、このへんで。
明日からは定期考査
昨日も、バタバタして通信を休んでしまいました。すみません。
昨日は、LHRを利用して防災避難訓練がありました。天気が心配でしたが、なんとか予定通りグランドに避難することができました。余計なおしゃべり等もほとんどなく、みなさんがしっかりと避難訓練に集中できたこと、少し安心しました。でも、昨日6/11の河北には、ブロック塀が増えているとの記事も出ていました。気をつけたいものです。
(この時期、実はびっくりしたのですが、蚊が大量に発生していました。みんなも蚊に食われないよう、注意)
本校は、明日から第1期定期考査です。生徒は追い込みのため、先生方へ質問をしにやってきます。そのため職員室前の長机は、いつも満員状態です。来週火曜日まで、みなさんが精一杯がんばって、自分の持てる力を発揮できることを期待します。特に一年次の生徒にとって、高校生として初めての定期考査です。しっかり準備して、万全の状態で臨んでほしいと思います。
今日は、このへんで。
学びのあり方続編
6/3の記事の続き。鷲田氏のコメントは、こう続きます。
芸術大学は、実技系の大学だ。だから学びの基本に、製作と演奏の技術がある。いってみれば〈いのち〉の表現と身体使用の技。技だから大学に入ってすぐにその技術の精密な学びに入る。その矢先に、〈いのち〉と身体について、このような広がりと奥行きのある見方を突きつけられたのだから、ひどく混乱したにちがいない。いや、芸術のように、世界をもっと別なふうに構想し、組み立てなおすという作業にこれから取り組むはずの学生にとっては、従来じぶんがもっていた感覚や判断を大きく揺さぶり、ぐらつかせる、困惑というよりむしろ陶酔の時間だったにちがいない。
「自分の感覚や判断を大きく揺さぶり、ぐらつかせる」、そういう刺激が陶酔に近いものというとらえ方。こういう学びのあり方を、本校でもどんどんやってほしいなと思います。
鷲田氏のコメントは、もう少し続きます。それは、また明日。
今日は、このへんで。
卒業アルバム個人写真撮影
6/3の月曜日に書いてから、またまた休載が続き、今日は6/7の金曜日。なかなかハードな日が続きます。でも、まだまだめげずに書き続けます。鷲田氏のコメントは、『本』6月号を持参しなかったので、すみません。来週へ。
今日は、朝方の雨が登校時にはなんとか降りやんでくれましたが、一日中どんよりとした曇り空。ああ、あれかと思っていたら、やっぱり夕刊には「東北南部が梅雨入り」の見出しが・・・。いよいよですね。これから7月までは梅雨の季節。今年は、どうなるんだろう・・・。あまり降りすぎても、カラ梅雨でも大変です。お天道様に、ほどよい梅雨になるように祈りましょう。
今週から3年次の生徒たちは、卒業アルバムの個人写真撮影開始。生徒たちがカメラマンに撮影される直前に、一生懸命鏡をのぞきこんでいるのが、ほほえましいです。一生ものですから、みんなよ~~く考えて、セットをきちんとして、写してもらってくださいね。
今日は、このへんで。
三木成夫氏
6/1~2が土曜日曜だったので、6月は実質今日からスタート。梅雨入りまで、もう少しの期間、田子地区を吹き渡るさわやかな風を満喫できそうです。今日も、青々と茂った芝生のグランドでは、生徒たちが体育の授業で気持ちのよい汗をかいていました。運動能力テストでしょうか? まだまだ50M走を一生懸命走れるみなさんがうらやましいです。
さて、先週金曜土曜は、3年次生全員が模擬試験を受験していました。今年度になってから初めてのマーク型模試です。国語の問題を拝見したら、材料文になかなか良いものを採択しているなあと感心しました。後日実施する学校があるので、ここでは詳しく書けませんが、これだから模試問題も安易に侮れません。敵も手強いものです。二週間後ぐらいに、紹介したいと思います。
さて、講談社のPR誌『本』6月号です。鷲田清一氏が『三つの授業』というタイトルで、2Pの小文を寄稿しています。氏の新著『生きながらえる術』の紹介文です。その新著の一節に入れてあるものを紹介していると思います。
ある大学のピアノ科の先生が、東京芸術大学の学生だった頃に、受けた講義の中で特におもしろかった講義が三つあったとのこと。その一つが解剖学者の三木成夫氏の講義。
「その初回の授業。入ってくるなりカーテンを閉めて教室を真っ暗にした。 ~ 突然、前方のスクリーンに、眼と眼とがうんと離れた不気味な顔面らしきものから、鰓をもったサメのような顔、さらには両生類、爬虫類、哺乳類のような顔が次々と映し出される。それは、ヒトの胎児が数日間で『あの一億年を費やした脊椎動物の上陸誌を夢のごとくに再現する』その相貌の変化を記録した衝撃の画像だった」
この後、鷲田氏のコメントが続きます。それはまた明日。
今日は、このへんで。