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校長通信

中学生対象「第1回水彩画実技講習会」開催

   今日8/17から、3年次は後半の「夏期実力養成講座」がスタートしました。ちょうど今朝は涼しい風が吹いていて、朝7:30頃で、21度。この夏は、寝苦しい夜が続きましたが、昨夜は久々にクーラーなしでも快適に眠ることができました。みなさんのところは、どうだったでしょうか? そろそろ夏も峠を過ぎて、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」の季節。みなさんの夏休みの勉学も最終コーナー。自分にムチ打って、最後の追い込みに頑張って欲しいと思います。

さて、今日は本校美術科による中学生対象の「第1回水彩画実技講習会」が開催されました。朝8:30から受付がスタート。初々しい中学生が集まり始め、最終的に80名もの参加者(多くは3年生ですが、1・2年生の参加者もいました)がありました。保護者のみなさまには、送迎等でお世話になりました。ありがとうございました。本校美術科の入試には、実技試験も課されます。中学生のみなさんには、このような講習会を活用して大いに自分の実技の力を向上させてほしいと思います。

 ちなみに、この夏に信州上田市で開催された「2018信州総文祭」の美術工芸部門では、本校3年次の遠藤未菜さんの工芸作品「四季重箱」が展示されました。写真のとおり、とても趣のある作品です。後輩のみなさんにもぜひ続いてほしいと思います。また、みなさんに紹介したいのが、器楽・管弦楽会場のホクト文化ホール入口に飾ってあった、産業(農業)部門からのとてもきれいなプレゼントです。写真のとおりです。ご覧ください。

 ところで、小生は明後日19日から「全国高校PTA連合会大会佐賀大会」参加のため、この校長通信もしばらくお休みとなります。ごめんなさい。今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2018信州総文祭」

 「2018信州総文祭」、行ってきました。すごかったです。感動の嵐でした。今回は昨年度見ることのできなかった「総合開会式」とパレードを視察することができました。去年、小生は「小倉百人一首かるた専門部」に張り付いていたので、総合開会式もパレードも見学できなかったのです。今回は、それを最後まで見ることができました。総合開会式のフィナーレは、「第九」の合唱。それが終わるやいなや、バンド演奏が始まって、総合開会式に登場したみんなが出てきて、歌ったり踊ったり。本当にすごかった。古典と現代、色とりどりの文化の華が高い芸術性をもって散りばめられていました。本校の北村郁弥君も、しっかり本県の紹介をやってくれました。ありがとうございました。

 さて、今日久々に学校に来ましたら、予定通り2年次のロッカーが撤去されていました。写真のとおりです。これは、本校教育振興会のみなさまのご支援をいただき、3年次のロッカーに引き続き、2年次のロッカーが新しいものに更新されるためです。教育振興会のみなさん、心から感謝申し上げます。夏休み中には、新しいロッカーが入る予定です。生徒のみなさん、楽しみにしていてください。

 ところで、3年次の生徒のみなさんは、8月11日に全統の模擬試験を受けてきたと思います。手応えは、どうだったでしょうか? 夏休みの真っ最中ということで、さすがに夏休みの学習成果が反映とまではいかないと思います。この模試は、浪人勢がたくさん受験してきているので、現役の生徒は、例年相当苦戦するものとなっています。しかし、最後は同じ土俵で戦わなければならないライバル。これからが、本当の戦いです。世の中はお盆休みですが、受験生に、お盆休みはないといっても過言ではありません。涼しい風が徐々にですが、吹いてきていると思います。捻りはちまきで、夏休み後半の学習に取り組んでほしいと思います。1・2年次生の7月の模試の結果も返ってきました。自宅でゆっくり拝見しようかなと思います。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

8/4「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」開催

 8月も第2週目に入りました。昨日は、雷雨。こわかったですね。特に県北のほうがひどかったようです。また山形県のほうは、土砂災害の危険が迫っています。大きな災害が発生しないことを祈るばかりです。また、8/9あたりには、台風が上陸する予想も出ています。美術科のほうで、明日8/7から8/9まで、花山でスケッチ合宿の予定でしたが、天候悪化の恐れもあるため、急遽中止としました。楽しみにしていた生徒のみなさんには、申し訳ありませんが、安全第一に考えたいと思います。理解いただければと、思います。

 さて、先に連絡していたとおり、先週8/4(土)には、美田園の第1仮設住宅集会所にお邪魔して「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を開催しました。わざわざこのプロジェクトのために、京都市立銅駝美術工芸高等学校から生徒さん3名と引率の先生が1名、いらっしゃいました。それに加え、宮城第一高校の生徒のみなさんと昨年までいらっしゃった佐々木秀夫先生、そこに本校美術科の生徒と先生方が入り、本プロジェクトを実施しました。2012年スタートと聞きましたので、今年で7回目となります。美田園の仮設住宅にお住まいのみなさんをお招きし、宮崎県特産の飫肥杉シートを材料にしたランプシェード制作等に一緒に励みました。本校の生徒がうまくコミュニケーションをとれるかなと心配しましたが、杞憂でした。生徒それぞれが上手に笑顔を絶やさず制作に楽しんでいる姿に思わず心の内で拍手してしまいました。みんな、お休みのところ、感謝です。美田園のおばあちゃんやおじいちゃんに、本当に楽しんでいただけたようです。お帰りになる時には、みなさん、本当に素敵な笑顔でした。美田園の仮設住宅は、平成31年の3月いっぱいでおしまいになると聞きました。今後、何らかの形で復興支援活動を継続できたらと思っています。生徒のみなさん、そのときにはまた協力、よろしくお願いします。

 終了後、銅駝美術工芸高等学校のみなさんをお見送りする時には、本校の研修旅行の際、京都で再会することを約束していました。銅駝美術工芸高等学校のみなさんと末永い交流ができるといいですね。

 

 ところで、明日8/7から8/9まで、信州総文祭に出かけてきます。昨年度のみやぎ総文2017のお礼も兼ねています。当分、この「校長通信」もお休みとなります。ごめんなさい。今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「TPO」

  昨夜、見えました。南の空に赤く輝く火星様が。2階に上がった家族が「見えたぞ」と言って居間に戻ってきたので、どれどれと思って見にいったら、バッチリきれいに見えました。やはりいつもよりでっかく見えますね。9月頃まで大きく見えるそうなので、まだの方はどうぞ。

 さて、昨日お知らせしたように、今朝8:05発の新幹線で、本校二年次生(総合学科と普通科)が東京での宿泊研修に出発しました。教頭先生方と見送りに仙台駅に出ましたが、集合場所の仙台駅3Fに着いてみてびっくり。本校生徒がこれから就活に向かうような身なり・・・。感動しました。りっぱです。私服の学校がTPOをわきまえてきちんと身なりを整えられるあたり、教頭先生もびっくり、感心していました。問題は次に、向こうの訪問先で失礼のないようにきちんとふるまえるかどうかですが・・・。とにかく、みなさんの、礼節をわきまえた柔軟な対応能力と度胸に期待したいと思います。(こう考えると、将来の就活の練習にもなって、この宿泊研修もなかなかオモシロイですね)夕方、引率の先生方から連絡が入り、今のところ順調に進んでいるとのことです。相変わらず日本全体が猛暑続きになっています。くれぐれも体調管理に気をつけてほしいと思います。

 

 また本日午後、本校に京都市立銅駝美術工芸高等学校のみなさんが来校され、学校を見学されました。明日8/4は、その京都市立銅駝美術工芸高等学校と宮城第一高校の生徒のみなさんと一緒に、美田園の第1仮設住宅集会所にお邪魔して「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を開催します。ランプシェード制作のワークショップや生徒制作の作品のプレゼント等が予定されているようです。仮設住宅のみなさんに喜んでもらえたらうれしいです。

 

  さて、週明けはいよいよ仙台の七夕。また8/7は立秋です。そうでした。仙台の七夕の頃に立秋を迎えるんだと改めて思いました。今年は、涼しい風を感じることができるのでしょうか? 海沿いは間違いなく涼しい風が吹くのですが、街中は・・・?

今日は、このへんで。

 

「好之者不如樂之者」

  今日8/2で夏期の「実力養成講座」前半部が終了しました。夏期の後半部は8/17(金)から改めてスタートします。今日も、暑さにめげず朝早くから各年次の生徒が登校し、学習に励んでいました。職員室前の長机で先生方に質問する生徒が次第に多くなってきたような、そんな感じがします。残念ながら実力養成講座はしばらく休みですが、学習にもっともっと励みたい生徒のために、学校に登校して学習可能な日程が組まれています。各年次でアナウンスされていると思います。学習習慣が崩れないように、登校して計画的に学習に励んでほしいと思います。

  また明日からは、二年次生(総合学科・普通科)が東京での宿泊研修(1泊2日)となります。先ほど実力養成講座が終わってから、柔剣道場に集合してもらって結団式がありました。挨拶・激励をお願いされたので、少しばかり話をしてきました。「凡事徹底」にからめて5点(挨拶・身なり・清掃・時間・健康)、注意してきました。訪問先の方々に貴重な時間を割いていただいて、お話を聞かせていただくわけですから、そこは徹底してほしいなと思います。ついでながら「隙間の時間」について話をしました。本校生徒がどんな観察をしてくるのか、どんな気付きや発見をしてくるのか、大いに楽しみです。

  ところで、挨拶では「隙間の時間」しか話をしませんでしたが、「隙間の空間」のことに触れるのを忘れていました。大学に存在する「隙間の空間」がどのように生かされているか、それも観察してもらえたらうれしいです。最近新しいキャンパスばかりで、私から言わせれば、隙間の二次利用はあまりに少ないです。知的好奇心をもう少し刺激するような「隙間の空間」が欲しいです。ということで、プラスアルファの収穫がどんなものになるかとても楽しみです。二年次生のみなさん、厳しい暑さが続きますので、くれぐれも気をつけて。

  さて昨日、東北大学のオープンキャンパスに行ってきたわけですが、お土産をひとつ紹介しておきます。教育学部をのぞきに行ったら、小さな図書室に「2018 読書の年輪 ――研究と講義への案内――」と題された小冊子が置いてありました。もちろん「ご自由にどうぞ」です。この手のものが大好きな私は2冊もらってきました。昨夜、読んでみたのですが、なかなかオモシロイですね。大学の先生方がどんな本を学生様に薦めるか、傾向がよくわかります。選ばれた書き手の先生方は、東北大学の教養教育院に所属する、経験豊かな名誉教授の肩書きを持つ総長特命教授と、そのOBの先生方ということで、各専門分野において優れた実績のある先生方ばかりです。読んでみると、やはりその大ベテランの先生方が各分野の基本図書をしっかりと推薦しています。でも、その中に、いるんですね。ワクワクするような先生が。両村上に対して、龍を選んで「愛と幻想のファシズム」を推薦する先生がいるんです。若い頃に確かな刺激を受けた本を推薦しています。すごいですね。また内田樹氏の「日本辺境論」や「寺山修司全歌集」を推薦する先生もいます。「森有正エッセー集成1」が入っているのもうれしいですね。最後に紹介したいのは、ある哲学の先生の自分の推薦文のタイトルです。こうあります。「好之者不如樂之者」。読めますか。少なくとも二年次生から上は、読めないとダメですよ。一年次は厳しいかも。なので、この先生は、自分の紹介文の最後でちゃんとこのように解説しています。サービス精神旺盛な先生です。

 

 ~ 読書は単に知識を得る手段ではなく、何よりも快楽である。楽しまない手はない。『論語』に「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを樂しむ者に如かず」とある通りである。

 

今日は、このへんで。(明日はお休みするかもしれません。)