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校長通信

エール!

  夕方になって、係の伊勢先生からうれしいニュースがもたらされました。本校では10/22(月)~10/26(金)の期間、教科面談週間と称して、自分の興味関心に応じて、ふだん相談できない先生方と面談ができます。先生方は、自分の得意分野や対応可能な分野をあらかじめ生徒に提示し、それを一覧にした資料から生徒が自由に選択し、その先生方と面談を行うというものです。おもしろい企画ですね。自分が高校時代には確かに「あの先生に進路相談などをしてみたい」という気持ちがありました。それは、自分が進みたい専門分野に関連するところで、おもしろい知識を持っていそうな先生でした。授業内容とは違うところでいろいろな先生に話を聞けるのは、多角的に物事を考えられるようにする上で、絶対必要なことだと思います。

 さて、その教科面談週間の、生徒の希望調査がまとまったようで、その中に私を指名する者が1名、たった1名ですが、いたらしいのです。うれしいですね。楽しくなりそうですね。どんな質問がくるのでしょう。ワクワクします。

 さて、明日は成績会議。三年次にとっては、今度の推薦AO会議で審議されるときの仮評定がここで確定します。もちろん最終的には、年度末に出るものが「評定」です。そこまで少しでもアップできるように頑張ってほしいと思います。

 三年次生にとっては、明日金曜日と明後日の土曜日は、記述模試です。毎週のように模試が続きます。たいへんですが、チーム宮城野が試されるときです。みんなで支え合ってほしいです。9月のマーク模試の結果も拝見しました。みんなは、これからもっともっと伸びます。夏休みの勉学の成果が出始めるのは、これからです。明日、県警の二次試験を受験する生徒もいます。頑張って!

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

丁寧に生きる

 今朝は、若林区で豪雨と洪水注意報がでました。7時前後でしょうか。短い時間でしたが、たたきつけるような、すごい雨でした。みなさん、大丈夫だったでしょうか?

さて、雨さえなければ、この季節は、朝夕のひんやりした空気がなんとも気持ちがいいですね。暦を調べたら、10月8日は「寒露」でした。辞書にはこんなふうに出ています。

  

 寒露とは、10月8日頃。秋分から数えて15日目ごろ。晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになりま       す。この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

 

 いかがでしょうか? 残念ながら今夜から県内は雨模様ですが、週末はまた天気が回復しそうです。日一日と秋の深まりを感じる季節。私は食いしん坊なので、梨や柿やリンゴが食べられる秋が大好きです。ブドウもおいしいですね。栗ご飯も大好きです。はらこ飯もいいですね。今日は、なぜか食べ物の話になってしまいました。すみません。

 さて、毎日新聞では毎週日曜日に「日曜くらぶ」という8Pほどの第2朝刊を入れてきます。なかなか面白い連載記事があって楽しみにしているのですが、10/7(日)には、読み応えのある記事が並びました。ひとつに海原純子氏の「新・心のサプリ」。タイトルは「死を見つめ 丁寧に生きる」。先日、亡くなった樹木希林さんのことが書かれています。少しばかり、参考になるかもしれない箇所を紹介します。

 

 〆切がある時、私たちは無駄なことをしなくなる。まず無駄な時間をなくそうとする。自分の場合はどうだろう、と思いめぐらしてみると、最も無駄なこと       は、後悔と不安と人の悪口を言うこと、嫉妬や他者との比較、見えや体裁のおつきあいだと思うので、生活の中からそれらを一掃し、やりたいことに集中する。

             中略

 残された時間が少なくなった時、その事実から逃げず、はっきりと〆切をみすえ、自分を活かし、他者のために何かができるという勇気を見せてくれた希林さん、素敵な生き方が心に残った。

 

 今度の休みは、映画の中の樹木希林さんに会いに行きたいと思います。合掌

 

今日は、このへんで。

 

 

不思議な縁

  今日は、三連休明けの火曜日。連休2日目の日曜日は、台風25号の動きが心配でしたが、幸い直撃は免れました。強風により盛岡以北の新幹線がストップするなどの影響がありましたが、本校の美術科のみなさんの乗車する新幹線はほぼダイヤ通りに運転し、無事参加者全員が元気な笑顔で仙台駅に戻ってきました。在来線のダイヤに乱れが生じたのですが、みなさん無事帰宅できたものと推察します。みなさん、お疲れ様でした。日本の古都、奈良・京都の研修旅行は、いかがでしたでしょうか? 向こうは、もちろん紅葉には早いのですが、真夏の一番暑い時分を過ぎ、比較的活動しやすいお天気に恵まれたのではないでしょうか? 京都市立銅駝工芸高校の生徒のみなさんとの交流も、とても感動的であったと聞いています。銅駝工芸高校の校長先生も、来年ぜひ宮城を訪問したいとおっしゃっていました。私も、京都に行く機会があれば、ぜひ銅駝工芸高校訪問を実現したいと思っております。そのときは、よろしくお願いします。

 さて、三連休初日の土曜日10時から、PTA三団体臨時役員会が開催されました。私は、他に出張が入っていたので出席できなかったのですが、本校の創立25周年記念事業について、役員のみなさんに協議をしていただき、ほぼ原案どおりに認めていただきました。同窓会に続いてPTA三団体のみなさんにも了承をいただいたことで、次はいよいよ実行委員会を立ち上げることになります。関係のみなさんには、お忙しいところ、いろいろとご支援ご協力をいただくことになります。よろしくお願いします。

 もちろん生徒のみなさんにもご協力をいただきます。具体的には、改めて関係する校内の分掌の先生方から打診があると思います。特に現在の一年次生は、式典の時の三年次生になります。自分たちが主役です。宮城野のボランティアの精神で、よろしくお願いします。

 ところで、昨日10/8は体育の日でした。みなさん、何かスポーツに関することで、からだに良いことをしましたか? 私は、前日10/7の日曜日に開催された「松島マラソン大会」10キロの部に出場してきました。日頃の運動不足解消に少しばかり走ってきたわけです。この松島の大会には初めて出場。10キロですが、アップダウンが激しく、しんどかったです。でもなんとか無事1時間とちょっとの制限時間内にゴールすることができました。それで、自宅に戻ってから大会のホームページを開き、大会記録を眺めてビックリ。自分より30秒くらい早くゴールした人に、所属「宮城野高校」の選手がいたんです。私も所属「宮城野高校」と登録していたので、10人くらいの間隔で、「宮城野高校」が並んでいました。完走者数1200名ほどの中にです。不思議な縁ですね。全然気づきませんでした。でも、同じ宮城野高校にいっしょに走った人がいて、ほぼ同じくらいにゴールしていたと思うと、改めてビックリです。1年次の男子生徒でした。お疲れ様でした。来年、また走りましょう!

今日は、このへんで。

 

 

京都市立銅駝工芸高校

  台風がまたまた近づいています。今度の25号は、直撃は免れるようですが、大型で強風の範囲が広いとのこと。三連休が心配です。京都へ研修旅行中の二年次美術科のみなさんの旅程に影響が出ないことを祈っています。今日の定時連絡では、みなさん元気で、無事京都市立銅駝工芸高校との交流もうまくいったようです。銅駝工芸高校のみなさん、ありがとうございました。

 今日は、午後から学校評議員会が開催されました。実際に授業を見学していただき、評議員のみなさんに貴重なご意見を頂戴しました。お忙しいところ、これまた、ありがとうございました。

 東京で、フェルメール展がスタートしました。見にいきたいですね。すごい混雑だと思いますが。今日は、このへんで。短いですが、失礼します。

 

 

日本美術研修旅行/PTA朝の一声運動

  今日10/4から10/7まで、本校美術科二年次生は「日本美術研修旅行」。今朝仙台駅8:05発の新幹線で40名が無事出発しました。お見送りに行ったのですが、みんなかしこまって、とても行儀がよかったです。あれだと、添乗員さんも楽でいいですね。今回は、古き良き「日本美術」の本物を堪能する旅。美術科在籍のみなさんが、今回の研修旅行で自分の美的センスに一層磨きをかけ、もっともっとすばらしい作品を制作できるようになることを期待しています。今日は、確か奈良に行って、法隆寺と唐招提寺ですね。将来、この二つのお寺の間を自分の足で歩けるようになったらビッグになれます。挑戦してみてください。また、今回は時間の都合で見ることはできませんが、法隆寺のお隣にある中宮寺。ここは、ぜひ一人か少人数で見学するのをオススメします。堂内に安置されている半跏思惟像が有名ですね。みなさんは、広隆寺の半跏思惟像と中宮寺のそれと、どちらが好きですか? 案外、好みが二つに分かれて面白いかもしれません。

   さて、10/2と10/3の二日間、PTAのみなさんによる朝の一声運動が行われました。昇降口の前で、ピンクのユニフォームに身を包んだPTAの方々に、大きな声で「おはようございます」の声をかけていただきました。気持ちいいですね。PTAのみなさん、お忙しいところ、どうもありがとうございました。なお、今週は本校生徒職員による秋の交通安全・あいさつ運動も同時に行われています。こちらは明日の金曜日までですね。よろしくお願いします。

  今日の放課後は、三年次生にとって3回目の小論文模試も行われました。だんだんレベルもアップしてきました。みなさん、大丈夫ですか? みなさん、文章力は間違いなくあると思います。構成に注意して書けば、点数アップ間違いなし。最後まで粘り強くしがみついた人が栄冠に輝きます。頑張って!!

 今日は、このへんで。

 

新書

  今日、いつもの本屋さんがやってきて、注文していた本と一緒に出版各社のPR誌も置いていきました。ふと見ると「はじめての新書」という大きなタイトル。いつもの「図書」というPR誌名が小さくなり、そのタイトル名が赤で大きく目立つようにレイアウトされています。もちろん岩波ですが、岩波も大胆なことをやるようになりました。実は「はじめての新書」というタイトル以上に、もう一つこの表紙には、小粋な工夫がされています。うまいですね。パチパチです。思わずもう一冊、注文してしまいました。もちろんもう一冊は保存用です。

 さて、「はじめての新書」。生徒のみなさんにとって、「新書」はどんな存在でしょうか。高校生です。もしかしたらまだ新書の一冊も読んだことのない人がいるかもしれません。いや、本校は、PSやFTという探究を重視する時間があるから、自分の研究テーマを掘り下げる中で、新書を何冊か読破したという人がいるかも。いずれにしても、読みたくなったら、ぜひどうぞ。昔と比べて、今はたくさんの出版社から新書が出ています。まさに玉石混淆という状況です。迷ったら、やっぱり先生方の「オススメ」を大事にしてほしいなと思います。

ちょうど今月22日からは、教科面談週間が始まります。ホームを超えて、自分の好きな先生のところに行って、面談ができるという企画。とってもうらやましいです。先生方は、とてもオモシロイアピールをしていますよね。ああ、あの先生は、こんなことをやっているんだ、こんな専門性を持っているんだ。そんなふうに興味を持ったらぜひこの企画をどんどん活用を。

私の岩波新書。みなさんに「はじめての新書」にしてほしい岩波新書(敬意を表して)

  詩への架橋  大岡信著

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後期始業式

昨日は、台風24号のため臨時休業になりました。予定されていた始業式は本日10/2に放送で実施、午後の文化講演会は中止となりました。以下に本日、放送で生徒のみなさんに話した概要を紹介します。

 

  みなさん、改めましておはようございます。本来は昨日、始業式の予定でしたが、台風のため臨時休業。今日は放送で始業式となりました。私から少しお話をさせていただきます。

まず、昨日の台風によりみなさんのところで人的、物的に被害はなかったでしょうか? 被害がありましたら担任の先生に伝えてください。今年は台風の当たり年のようです。くれぐれも防災対策をしっかりたててください。

さて、10月に入りました。3年次の生徒のみなさんは、それぞれに進路実現に向けてまっしぐらです。私からお願いひとつ。進学であれ、就職であれ、みなさんが今いろいろな資料を参考にできるのは、先輩方のおかげです。また勉強に集中できるのは、ご家族のみなさんのおかげです。ぜひとも「つなぐ」意識を持ち、また感謝の心をもって勉学にあたってほしいと思います。みなさんが残す資料がまた後輩にとって貴重な情報となります。受験が終わったら、報告書の提出を必ずお願いします。また一・二年次の生徒に訴えたいことですが、昨日、日本でのビッグニュースは、なんといっても本庶佑先生のノーベル医学・生理学賞受賞のニュースでした。すごかったですね。先生のお話の中で、強烈だったのが、これからの研究者や若者に期待したいことに、「知りたいと思う心」、「不思議に思う心」を大切にしてほしいというのがありました。これは言い換えると「知的好奇心」と言ってもいいかなと思います。一・二年次の生徒はもちろんのこと、三年次の生徒もぜひこの知的好奇心を大事にして勉学に励んでほしいと思います。

さて本題です。二つあります。

一つ目は、本校は来年創立25周年を迎えます。その記念事業を平成32年度に実視する予定です。記念事業の中で記念式典、記念講演を予定しています。その記念講演の講師をどなたにお願いするか選ぶときに、ぜひみなさんに協力をお願いしたいのです。10周年の際には、ノーベル文学賞を受賞された大江健三郎先生をお招きしました。みなさんにもアイデアを出してもらい、25周年もすばらしい記念講演にしたいと思います。協力、よろしくお願いします。

二つ目です。始業式の場で、凡事徹底をお願いしました。挨拶、身なり、清掃です。この中の特に、挨拶についてです。みなさんは、相手側から挨拶されると、きちんと挨拶を返すことができます。しかし、先に挨拶することがまだなかなかできません。この点について、ぜひみんなで考えてほしいのです。幸い、今月生徒総会があります。その場でこの課題について、話題にしてほしいと思います。

以上です。後期も健康に気をつけて、それぞれに輝く学校生活を送ってほしいと思います。

 

 

文明論之概略

 秋雨前線停滞中。朝から雨です。気温もあまり上がりません。さすがに今日は、長袖を着てきました。週末から週明けにかけては、台風24号が日本に上陸しそうです。今年は本当に台風の当たり年ですね。

 今日は、朝から研修会。午前はカリキュラムマネジメントの話。午後は、慶応大学の鶴岡キャンパスにある先端生命科学研究所の所長である冨田勝先生から「人と違うことをする勇気」と題した講演がありました。すごかったです。もしかしたら本校にぴったりのタイトルです。主体性や個性重視の校風から「人と違うことをする勇気」が育ってもいいはずですよね。クリエイティブな仕事は、大都会でする必要は全く必要ない、山形の鶴岡から、世界に羽ばたく人材を育成しているんだという意気込みがビンビン伝わってきました。

慶応といったら福澤諭吉先生です。今日は、その福澤先生の言葉から。

 

  異端妄説の譏りを恐ることなく、勇を振て我思う所の説を吐くべし。

 

もちろん「文明論之概略」の一節です。

 

冨田先生からは、「本当のブレイクスルーというものは、最初はホラに聞こえる」とも教えていただきました。確かにそうですよね。本校からもいろいろな分野でブレイクスルーを実現する卒業生が出てほしいです。

 今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

月暈

 昨日は、中秋の名月から一日遅れの満月。夜はあいにくの曇り空で、とても見えそうになかったのですが、もしかしたら夜中になったら雲が切れるかもと思って、夜中の2時半頃、起き出して外に出てみました。(年をとるとこんな芸当ができるんですね。若い頃は、絶対無理でした。)あったんです。天空には、大きな満月さん。それも暈(かさ)がかかっているのが。

 みなさん、見たこと、ありますか。月暈(つきがさ or げつうん)。太陽のほうは、昼間の現象なので、案外見たことがある人は多いかもしれません。太陽の場合は、日暈です。

 今回の月暈は、ラッキーでした。丑三つ時の、なんとなく、ぶるっとふるえがきて、なんか出そうな雰囲気でした。そのまま眠れなくなったのは、言うまでもありません。

 さて、今日は定期考査の最終日。みなさん、手応えは、どうだったでしょうか?一年次の生徒にとっては、2回目となり、前回失敗した者は、挽回できて正解。今回も同じようだったら、この秋、相当踏ん張らないと、後がありません。捲土重来、しっかりと巻き返しをはかりましょう。私も高校1年の3回目の考査の時に、なんとか盛り返したという記憶があります。世の中には3度目の正直というものがあります。勉学の秋にふさわしく、秋の夜長に、スマホは電源を切り、じっくりと実力養成に集中したいものです。

 ところで、三年次にとっては、ここから進路実現に向かって長い長いロードが始まります。数えてみれば短いのですが、本人にとっては卒業まで長い長い道のりです。本日、定期考査が終わってから、私のところへは、小論文指導の割り当てになった生徒がやってきました。前回の小論文模試の答案を持って、登場です。答案を見てみたら、きれいな字ですね。助かります。ですが、構成がまだまだです。一読して初心者とわかります。でも着眼点に良いところがあります。これを生かして、構成をきちんと整えれば、おそらく良いものに仕上がります。どう書けばよいのか、コツさえつかめば、大丈夫です。頑張りましょう。

 今日は、このへんで。 

 

 

 

 

 

 

 

 

同窓会総会2/月は隈なきを

 三連休明けの25日火曜日。定期考査の三日目です。昨日までは、なんとかお天気さんが我慢してくれたのですが、今朝は冷たい秋雨。しんどいです。

 さて、三連休の初日、9/22の土曜日ですが、先に紹介したとおり、同窓会の総会と懇親会がありました。本校の代々の同窓生が集まり、前年度の行事報告、会計決算報告や、今年度の行事計画や予算案等が協議されました。また本校の25周年記念事業について、同窓会から多大なご協力をいただけることになりました。ありがとうございます。25周年事業ももちろんですが、本校教育の発展のために、今後の同窓会活動について、例年以上に建設的な意見が活発にかわされました。同窓生のみなさんが、真剣に本校の現在と未来のことを思ってくださっていること、本当にうれしく存じます。総会終了後には、恒例の懇親会。同窓生に加え、旧職員も加わり、とてもなごやかな懇親会でした。本校校歌の作曲者である矢吹隆史先生(開校当時の教頭先生。 宮城県の教育次長という要職にもありました。)もお越しになりました。もちろん、最後の校歌合唱の際には、矢吹先生の指揮で、みんな懐かしく大きな声で合唱し、大いに盛り上がりました。矢吹先生、ありがとうございました。

 翌日、23日の秋分の日にはお墓参り。そして24日は中秋の名月でした。残念ながら曇り空でしたね。せっかくお月見の団子を並べたのですが。11時頃、雲の切れ間からかすかにお月様をのぞくことができましたが、お月見の風情には、ほど遠い一夜でした。そんなことを言ったら、兼好様に怒られますかね。

     花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かいて月を恋ひ、垂れこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、

     散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。

 今日は、このへんで。