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校長通信

中学生対象「第1回水彩画実技講習会」開催

   今日8/17から、3年次は後半の「夏期実力養成講座」がスタートしました。ちょうど今朝は涼しい風が吹いていて、朝7:30頃で、21度。この夏は、寝苦しい夜が続きましたが、昨夜は久々にクーラーなしでも快適に眠ることができました。みなさんのところは、どうだったでしょうか? そろそろ夏も峠を過ぎて、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」の季節。みなさんの夏休みの勉学も最終コーナー。自分にムチ打って、最後の追い込みに頑張って欲しいと思います。

さて、今日は本校美術科による中学生対象の「第1回水彩画実技講習会」が開催されました。朝8:30から受付がスタート。初々しい中学生が集まり始め、最終的に80名もの参加者(多くは3年生ですが、1・2年生の参加者もいました)がありました。保護者のみなさまには、送迎等でお世話になりました。ありがとうございました。本校美術科の入試には、実技試験も課されます。中学生のみなさんには、このような講習会を活用して大いに自分の実技の力を向上させてほしいと思います。

 ちなみに、この夏に信州上田市で開催された「2018信州総文祭」の美術工芸部門では、本校3年次の遠藤未菜さんの工芸作品「四季重箱」が展示されました。写真のとおり、とても趣のある作品です。後輩のみなさんにもぜひ続いてほしいと思います。また、みなさんに紹介したいのが、器楽・管弦楽会場のホクト文化ホール入口に飾ってあった、産業(農業)部門からのとてもきれいなプレゼントです。写真のとおりです。ご覧ください。

 ところで、小生は明後日19日から「全国高校PTA連合会大会佐賀大会」参加のため、この校長通信もしばらくお休みとなります。ごめんなさい。今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2018信州総文祭」

 「2018信州総文祭」、行ってきました。すごかったです。感動の嵐でした。今回は昨年度見ることのできなかった「総合開会式」とパレードを視察することができました。去年、小生は「小倉百人一首かるた専門部」に張り付いていたので、総合開会式もパレードも見学できなかったのです。今回は、それを最後まで見ることができました。総合開会式のフィナーレは、「第九」の合唱。それが終わるやいなや、バンド演奏が始まって、総合開会式に登場したみんなが出てきて、歌ったり踊ったり。本当にすごかった。古典と現代、色とりどりの文化の華が高い芸術性をもって散りばめられていました。本校の北村郁弥君も、しっかり本県の紹介をやってくれました。ありがとうございました。

 さて、今日久々に学校に来ましたら、予定通り2年次のロッカーが撤去されていました。写真のとおりです。これは、本校教育振興会のみなさまのご支援をいただき、3年次のロッカーに引き続き、2年次のロッカーが新しいものに更新されるためです。教育振興会のみなさん、心から感謝申し上げます。夏休み中には、新しいロッカーが入る予定です。生徒のみなさん、楽しみにしていてください。

 ところで、3年次の生徒のみなさんは、8月11日に全統の模擬試験を受けてきたと思います。手応えは、どうだったでしょうか? 夏休みの真っ最中ということで、さすがに夏休みの学習成果が反映とまではいかないと思います。この模試は、浪人勢がたくさん受験してきているので、現役の生徒は、例年相当苦戦するものとなっています。しかし、最後は同じ土俵で戦わなければならないライバル。これからが、本当の戦いです。世の中はお盆休みですが、受験生に、お盆休みはないといっても過言ではありません。涼しい風が徐々にですが、吹いてきていると思います。捻りはちまきで、夏休み後半の学習に取り組んでほしいと思います。1・2年次生の7月の模試の結果も返ってきました。自宅でゆっくり拝見しようかなと思います。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

8/4「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」開催

 8月も第2週目に入りました。昨日は、雷雨。こわかったですね。特に県北のほうがひどかったようです。また山形県のほうは、土砂災害の危険が迫っています。大きな災害が発生しないことを祈るばかりです。また、8/9あたりには、台風が上陸する予想も出ています。美術科のほうで、明日8/7から8/9まで、花山でスケッチ合宿の予定でしたが、天候悪化の恐れもあるため、急遽中止としました。楽しみにしていた生徒のみなさんには、申し訳ありませんが、安全第一に考えたいと思います。理解いただければと、思います。

 さて、先に連絡していたとおり、先週8/4(土)には、美田園の第1仮設住宅集会所にお邪魔して「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を開催しました。わざわざこのプロジェクトのために、京都市立銅駝美術工芸高等学校から生徒さん3名と引率の先生が1名、いらっしゃいました。それに加え、宮城第一高校の生徒のみなさんと昨年までいらっしゃった佐々木秀夫先生、そこに本校美術科の生徒と先生方が入り、本プロジェクトを実施しました。2012年スタートと聞きましたので、今年で7回目となります。美田園の仮設住宅にお住まいのみなさんをお招きし、宮崎県特産の飫肥杉シートを材料にしたランプシェード制作等に一緒に励みました。本校の生徒がうまくコミュニケーションをとれるかなと心配しましたが、杞憂でした。生徒それぞれが上手に笑顔を絶やさず制作に楽しんでいる姿に思わず心の内で拍手してしまいました。みんな、お休みのところ、感謝です。美田園のおばあちゃんやおじいちゃんに、本当に楽しんでいただけたようです。お帰りになる時には、みなさん、本当に素敵な笑顔でした。美田園の仮設住宅は、平成31年の3月いっぱいでおしまいになると聞きました。今後、何らかの形で復興支援活動を継続できたらと思っています。生徒のみなさん、そのときにはまた協力、よろしくお願いします。

 終了後、銅駝美術工芸高等学校のみなさんをお見送りする時には、本校の研修旅行の際、京都で再会することを約束していました。銅駝美術工芸高等学校のみなさんと末永い交流ができるといいですね。

 

 ところで、明日8/7から8/9まで、信州総文祭に出かけてきます。昨年度のみやぎ総文2017のお礼も兼ねています。当分、この「校長通信」もお休みとなります。ごめんなさい。今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「TPO」

  昨夜、見えました。南の空に赤く輝く火星様が。2階に上がった家族が「見えたぞ」と言って居間に戻ってきたので、どれどれと思って見にいったら、バッチリきれいに見えました。やはりいつもよりでっかく見えますね。9月頃まで大きく見えるそうなので、まだの方はどうぞ。

 さて、昨日お知らせしたように、今朝8:05発の新幹線で、本校二年次生(総合学科と普通科)が東京での宿泊研修に出発しました。教頭先生方と見送りに仙台駅に出ましたが、集合場所の仙台駅3Fに着いてみてびっくり。本校生徒がこれから就活に向かうような身なり・・・。感動しました。りっぱです。私服の学校がTPOをわきまえてきちんと身なりを整えられるあたり、教頭先生もびっくり、感心していました。問題は次に、向こうの訪問先で失礼のないようにきちんとふるまえるかどうかですが・・・。とにかく、みなさんの、礼節をわきまえた柔軟な対応能力と度胸に期待したいと思います。(こう考えると、将来の就活の練習にもなって、この宿泊研修もなかなかオモシロイですね)夕方、引率の先生方から連絡が入り、今のところ順調に進んでいるとのことです。相変わらず日本全体が猛暑続きになっています。くれぐれも体調管理に気をつけてほしいと思います。

 

 また本日午後、本校に京都市立銅駝美術工芸高等学校のみなさんが来校され、学校を見学されました。明日8/4は、その京都市立銅駝美術工芸高等学校と宮城第一高校の生徒のみなさんと一緒に、美田園の第1仮設住宅集会所にお邪魔して「高校生が架ける虹のアートプロジェクト」を開催します。ランプシェード制作のワークショップや生徒制作の作品のプレゼント等が予定されているようです。仮設住宅のみなさんに喜んでもらえたらうれしいです。

 

  さて、週明けはいよいよ仙台の七夕。また8/7は立秋です。そうでした。仙台の七夕の頃に立秋を迎えるんだと改めて思いました。今年は、涼しい風を感じることができるのでしょうか? 海沿いは間違いなく涼しい風が吹くのですが、街中は・・・?

今日は、このへんで。

 

「好之者不如樂之者」

  今日8/2で夏期の「実力養成講座」前半部が終了しました。夏期の後半部は8/17(金)から改めてスタートします。今日も、暑さにめげず朝早くから各年次の生徒が登校し、学習に励んでいました。職員室前の長机で先生方に質問する生徒が次第に多くなってきたような、そんな感じがします。残念ながら実力養成講座はしばらく休みですが、学習にもっともっと励みたい生徒のために、学校に登校して学習可能な日程が組まれています。各年次でアナウンスされていると思います。学習習慣が崩れないように、登校して計画的に学習に励んでほしいと思います。

  また明日からは、二年次生(総合学科・普通科)が東京での宿泊研修(1泊2日)となります。先ほど実力養成講座が終わってから、柔剣道場に集合してもらって結団式がありました。挨拶・激励をお願いされたので、少しばかり話をしてきました。「凡事徹底」にからめて5点(挨拶・身なり・清掃・時間・健康)、注意してきました。訪問先の方々に貴重な時間を割いていただいて、お話を聞かせていただくわけですから、そこは徹底してほしいなと思います。ついでながら「隙間の時間」について話をしました。本校生徒がどんな観察をしてくるのか、どんな気付きや発見をしてくるのか、大いに楽しみです。

  ところで、挨拶では「隙間の時間」しか話をしませんでしたが、「隙間の空間」のことに触れるのを忘れていました。大学に存在する「隙間の空間」がどのように生かされているか、それも観察してもらえたらうれしいです。最近新しいキャンパスばかりで、私から言わせれば、隙間の二次利用はあまりに少ないです。知的好奇心をもう少し刺激するような「隙間の空間」が欲しいです。ということで、プラスアルファの収穫がどんなものになるかとても楽しみです。二年次生のみなさん、厳しい暑さが続きますので、くれぐれも気をつけて。

  さて昨日、東北大学のオープンキャンパスに行ってきたわけですが、お土産をひとつ紹介しておきます。教育学部をのぞきに行ったら、小さな図書室に「2018 読書の年輪 ――研究と講義への案内――」と題された小冊子が置いてありました。もちろん「ご自由にどうぞ」です。この手のものが大好きな私は2冊もらってきました。昨夜、読んでみたのですが、なかなかオモシロイですね。大学の先生方がどんな本を学生様に薦めるか、傾向がよくわかります。選ばれた書き手の先生方は、東北大学の教養教育院に所属する、経験豊かな名誉教授の肩書きを持つ総長特命教授と、そのOBの先生方ということで、各専門分野において優れた実績のある先生方ばかりです。読んでみると、やはりその大ベテランの先生方が各分野の基本図書をしっかりと推薦しています。でも、その中に、いるんですね。ワクワクするような先生が。両村上に対して、龍を選んで「愛と幻想のファシズム」を推薦する先生がいるんです。若い頃に確かな刺激を受けた本を推薦しています。すごいですね。また内田樹氏の「日本辺境論」や「寺山修司全歌集」を推薦する先生もいます。「森有正エッセー集成1」が入っているのもうれしいですね。最後に紹介したいのは、ある哲学の先生の自分の推薦文のタイトルです。こうあります。「好之者不如樂之者」。読めますか。少なくとも二年次生から上は、読めないとダメですよ。一年次は厳しいかも。なので、この先生は、自分の紹介文の最後でちゃんとこのように解説しています。サービス精神旺盛な先生です。

 

 ~ 読書は単に知識を得る手段ではなく、何よりも快楽である。楽しまない手はない。『論語』に「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを樂しむ者に如かず」とある通りである。

 

今日は、このへんで。(明日はお休みするかもしれません。)

 

「観測史上1位」

  本日から葉月8月。昨夜は曇り空のため、火星さんは、見えなかったような・・・。残念でした。でも、今日は大丈夫のようですね。なにせ「観測史上1位」。先ほどネットをのぞいたら「仙台で観測史上1位の37.3℃」と出ていました。確かに暑かったです。でも、そんなものに負けていたら何にもできません。昨日は、お客様来校対応に加え、午後から会議があり、残念ながら動けなかったのですが、今日は午後から空いたので、数年ぶりに「東北大学オープンキャンパス」に行ってきました。たぶん昨日はすごく混雑していたと思いますが、今日2日目は、やはり予想していたほどでもなく、動きやすかったです。それでも大型バスが駐車場に何台も乗りつけていました。中には秋田県の〇〇高校。しっかりと自分の目と足で確かな情報を入手して、進路選択をきちんとしようという姿勢に頭が下がります。本校の一年次の生徒は大丈夫だったでしょうか? あさっての8/3からは二年次のみんなが東京での宿泊研修となります。都内の各大学のオープンキャンパスに参加する生徒も多いようです。みんな気をつけて行ってきてほしいと思います。

  さて、本校は今年から高図研の事務局担当です。司書の加藤先生からいろいろな情報が入ります。市内の私立某高校では、読書意欲喚起のため、「〇〇高校100冊」を作成して生徒に配布しているようです。もちろん先生方推薦の本です。おもしろいですね。ノーマルな教養書の羅列ではありません。自分で実際に読んで、「これは絶対オモシロイ! 生徒にも読んでほしい!」という気持ちが伝わってくるような、そういう本ばかりです。これはすごいなと思いました。本校でもやりたいですね。そういう話を加藤先生に伝えました。

  夕方になって蔵王での宿泊研修を終えた赤城先生が報告にやってきました。いい顔ですね。とてもタメになりましたと、満足げです。同期採用の先生方と、共通のテーマで話し合うことはもちろんですが、メニューの中には山登りがあり、一緒に気持ちの良い汗をかいて、山を下りたら、一緒に風呂に入って汗を流して、同じ釜の飯を食っておなかをいっぱいにして、寝るまでの時間を同じ年代の先生方とゆっくり語り合う・・・そういう時の流れの中で、教員の資質が自然と育まれてゆく。自分たちの時代には、なかったよなあと、やっかみ半分です。赤城先生のこれからにもっともっと期待しましょう。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

「Society5.0」

 早くも7月の最終日。一年次の総合学科と普通科の生徒は、東北大学のオープンキャンパスに全員参加。心なしか校舎は静かです。それにしても3年次生の集中力はさすがです。図書室等で勉学に励んでいる者は、一心不乱に問題を解いているせいか、そばを通っても振り向きもしません。今日も30度前後で、蒸し暑かったですが、ぴーんと張り詰めた緊張感が暑さを感じさせません。でも、時々水分補給をお願いしますね。今日も調査書の点検が入ってきました。先生方が丁寧に書いてくれているので、うれしいです。

 

 さて、本日本校にお越しになったお客様が「Society5.0」について、教えてくれました。

内閣府が出している資料に掲載されているそうです。実は、過日受講した研修会でも話題になっていたので、ある程度予備知識はありました。資料には、こうあります。

 

Society5.0とは、

狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く、以下のような新たな経済社会をいう。

① サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させることにより、

② 地域、年齢、性別、言語等による格差なく、多様なニーズ、潜在的なニーズにきめ細かに対応したモノやサービスを提供することで経済的発展と社会的課題の解決を両立し、

③ 人々が快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる、人間中心の社会。

 

ここでは、これを良いとか悪いとかではなく、仮に生徒のみなさんが今後生きてゆく社会の一つの形がここに提示されているとします。そう仮定したときに、これからの教育がどうあるべきなのか、宮城野の教育はどうあるべきなのか、教育の「不易」と「流行」をしっかりと見据えつつ、舵取りをしていきたいと思います。

 

 さて、昨日は出張の帰りに本屋さんに立ち寄り、久しぶりに新刊本の山に目をやってきました。ワクワクしながら。「日本の小さな本屋さん」。和氣正幸著 発行エクスナレッジ。宝物のような本を見つけました。全国津々浦々にある23の本屋さんがナイスな写真入りで紹介されています。中には行ったことのある本屋さんもありました。大分県にある「カモシカ書店」。一昨年に出張先で偶然見つけた(出会った)本屋さんです。夜遅くまでマスターと話し込んだのがなつかしく、迷わず買ってしまいました。残念ながら東北の本屋さんが紹介されていないのですが、それは愛嬌。こちらとしては、遠くの本屋さんの情報が入るからうれしいです。「時をまもり、時をつくる」。そういう本屋さんのぬくもりがうれしいです。

「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合」した空間と「時をまもり、時をつくる」空間。この二兎を平気で追うことができる人。矛盾を感じさせず、静かに論じることができる人。「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合」した空間を偏重する世の流れがあるとしたら、「時をまもり、時をつくる」空間の重要性をきちんと説ける人。

 

明日から葉月8月。今日は火星が地球に大接近。見えるのは、南の空でしたっけ? 

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

「素朴な琴」

 7月も残り2日。週末にやってきた迷走台風は、本県に久しぶりの雨をもたらしましたが、大きな影響はなかったようです。でも今朝学校に来たら、名物の「よしず」が倒れかかっていて、やはり強い風が吹いたのだなと思いました。台風本体はまだ屋久島付近に居座ったままなかなか動いてくれないようです。九州地方のみなさん、くれぐれも用心してください。

 さて夏期実力養成講座も今日で3日目。前半戦は木曜日の8/2までですから、今週がヤマ場です。暑さも8月に入る今週がヤマ場だと思います。ちなみに東北大学のオープンキャンパスは明日から2日間にわたって開催され、明日には1年の普通科・総合学科の全員が参加する予定です。また8/2には宮教大のオープンキャンパスがあります。(ちなみに7/28(土)には、東北芸術工科大学のオープンキャンパスが開催され、本校1年の美術科の生徒全員+αが参加しています。)このように、7月最終週から8月初旬は、実力養成講座に加え、いろいろな大学のオープンキャンパスが開催される時期です。体調管理に気をつけながら、自分の足で、自分の進路選択に役立つ情報をきちんと入手してほしいなと思います。ついでに、老婆心ながら注意しておくと、各大学は大混雑です。特に東北大学はしんどい状態になります。大混雑するため、第一印象が悪くなってしまうかもしれません。そういう「見た目」に惑わされず、今後、多方面多角的に大学研究を続けてほしいなと思います。

 さて、先週紹介した「時の余白に 続」を週末に読み続け、中に故大西和男氏を紹介する一節がありました。心惹かれ、大西氏の追悼文集「悼 大西和男さん」をすぐさま入手。すごい人だなと改めてびっくりした次第です。追悼文集の最後に、大西氏が若い頃に書いた文章が少しばかり紹介されています。そこに、八木重吉の詩を紹介したものがありました。

 

   「詩人紹介 八木重吉」

 

      素 朴 な 琴

 

    この明るさのなかへ

    ひとつの素朴な琴をおけば

    秋の美しさに耐えかねて

    琴はしずかに鳴りいだすだろう

 

          「貧しき信徒より」

 

 八木重吉の生家(神奈川県町田市)の土蔵がそのまま八木重吉記念館となっていて、そこに詩碑「素朴な琴」が1958年に建立されたそうです。いつか行って見たい場所です。

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「十三夜」

  昨日、帰ろうとして職員玄関を出ると、正面のお空に大きな月が・・・。満月かなと思ったら、まだでした。満月は明日28日のようです。さらに明日の未明には皆既月食が起こるとか。(パチパチ)なんとその皆既月食によって「赤銅(しゃくどう)色」に見える「ブラッドムーン」と、大接近する赤い輝きの火星との競演。これは楽しみだと思っていたら、台風が接近中です。台風は大きく曲がって、まだ豪雨による災害からの復興作業が続いている西日本を直撃するかもしれません。西日本各地の方々、くれぐれも用心してください。

 

 さて、「十三夜」(じゅうさんや)というと、普通、旧暦9月13日のお月見のことをいいます。  旧暦8月15日は、中秋の名月ですが、これまたとてもきれいなお月様が見られます。また、十三夜には栗や枝豆を供えることから「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」ともいわれるとか。小生の祖母は、相当なまって「まめげっつぁん」と呼んでいました。なつかしいです。幼い頃の私は、おいしい枝豆が食べられるだけで、喜んでおりました。風情を少しも解することなく・・・。

 さて「十三夜」というと、樋口一葉の小説です。悲しい悲しい物語です。夏休みの読書のひとつとして選んでもらうとうれしいです。

 今日は、今年度初の調査書が回ってきました。いよいよ調査書発行の時期がやってきたなあと、臨戦態勢に入る緊張感を少しばかり味わっています。所見の言葉ひとつひとつから、生徒それぞれの「ひととなり」が見えてきて、ガンバレヨーと応援したくなります。

 今日は、このへんで。

 

学校説明会・・・ありがとうございました/実力養成講座スタート

 昨日、13:30と15:30の2回に分けて、今年度の「学校説明会」が開催され、計1335人(中学生920人・保護者等415人)が来校されました。厳しい暑さの中、たくさんの方々に説明を聞いていただきました。ありがとうございました。また本校PTAの方々には「宮城野カフェ」を開設していただき、のどを潤す冷たい飲み物に加えて、「うちわ」のプレゼントもありました。ありがとうございました。全国的に猛暑が続いたので、熱中症を心配したのですが、PTAの方々のご協力もあり、体調を崩される方は出なかったようです。参加された中学生のみなさんと保護者のみなさんに改めまして感謝申し上げます。

さて、その「学校説明会」での「校長挨拶」要旨を掲載します。昨日の説明会に参加できなかった中学生や保護者のみなさまに読んでいただければ幸いです。

 

      宮城野高校「学校説明会」 校長挨拶 要旨

  改めまして、みなさん、こんにちは。本日は、このように厳しい暑い中、本校の「学校説明会」にお越しいただき、ありがとうございます。私は、本校校長の遠藤吉夫と申します。各学科の特徴などは、後で担当者が説明します。詳しい説明に入る前に、私から、一言挨拶申し上げます。

  さて、本校は平成七年に誕生した、本県教育改革のための新しい学校です。教育活動の全分野にわたり、生徒の自主性・主体性を重視し、初代校長は「宮城野・・・・・ここでは一人ひとりが輝きます」と提唱しました。「一人ひとりが輝かない」あるいは「輝けない」のではなく、「一人ひとりが真に輝く」ために、本校は「個性」重視の教育を推進してまいりました。

 これからの説明ではその自主性や主体性、個性重視が強調されると思います。しかし、もっと大事なのは、みなさんの進路実現です。自分の輝ける「未来」に向けて一生懸命勉学に励んでほしい、それが願いです。本校は、生徒それぞれが授業に集中できる環境をしっかりと整え、みなさんの「学び」を全力で支えます。みなさんも知っているとおり、大学入試も大きく変わろうとしています。そこにも確実に対応します。地元東北大学をはじめ、みなさんの希望する国公立大や私立大等、それぞれの進路実現に全力を尽くします。

 またみなさんの個々の輝きをさらに磨くために、部活動に代わってたくさんのサークル活動があります。これから担当の者や在校生の説明がありますので、しっかりと聞いてほしいと思います。

 保護者のみなさま、本日はお越しいただき、ありがとうございます。部活動がない、校則がほとんどない、大丈夫か? そう懸念されるかもしれません。そういう心配は無用です。生徒それぞれの輝く顔をみてください。受付の生徒のさわやかな笑顔に気づいたでしょうか? これからの日本の高校教育が進むべき一つの方向を確かに示している学校として、本校を選んでいただければ幸いです。疑問に思うところは、遠慮なく質問をお願いします。

 

 なお、本校のHPを開いていただくと、「校長通信」があります。平日は毎日書いています。もちろん学校内の出来事も書きますが、こうあってほしいこんなものを読んでほしい、そういう思いも入っています。みなさんも本校に興味をもったらぜひ愛読者になってほしいなと思います。

 さて最後に「百花繚乱」。みなさんに、この言葉を贈ります。生徒それぞれにとって自分の人生における一番輝かしい時、それはまさに高校時代であり、「花」と表現するにふさわしい時と考えます。生徒それぞれがそれぞれの価値に気づき、お互いの存在を尊重し、「百花」(ひゃっか、百の花、たくさんの花ですね)が輝くように咲き乱れている、それが本校です。自分という「花」がどんな輝きを示すのか、ぜひとも本校を選び、真に輝いてほしいと思います。

聞いていただき、ありがとうございました。

 

以上です。

ところで、本日から実力養成講座がスタート。講座が始まる前の朝早くから、食堂のボックス席を利用して勉強に励む生徒が増えてきました。真剣度アップです。今日は小論文担当の先生から「生徒の小論文を一人見てください」とお願いされました。うれしいですね。午後からは、昨日の「学校説明会」の反省会。スタッフと来年の学校説明会を「ああしよう、こうしよう」とワイワイやりました。「建設的に」「未来」のことをおしゃべりするのは、とても楽しいことです。

今日は、このへんで。