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校長通信

「無言館」

  小中高の国語の連絡協議会を名取北高校でやってきたところです。改めて小学校・中学校の先生方の発表を聞いて、改めて小学校中学校の先生が一人一人に対応した丁寧な指導や支援を行っていることに深く感じ入った次第です。高校でももっともっと意識改革が必要ですね。

 さて、昨日の続きです。

 教材として扱ったところは、史実としてのレイテ島での戦いや小説「野火」です。玉砕していった多くの日本軍兵士に対して、「自分と違う世界に生きた人たち」といった印象を抱くのが、今のほとんどの高校生だと思います。その高校生に対して、あの兵士たちも実は自分たちとほとんど変わらぬ感情を持っていた人たちだと肉薄できるか、このあたりが大きな課題だと私は思います。

 実は、この夏、信州総文祭2018に出席し、上田市の美術・工芸部門を視察した後、同じ上田市内の郊外にある「無言館」を訪れました。私にとって若かりし時に初めて訪問して以来、二度目になります。あの美術館に展示してある若き戦没画家が残した絵画を見たときに、私は、あの戦争で死んでいった方々も、みんな自分たちと同じく、肉親や奥さんや恋人に変わらぬ愛情を抱いていたと実感できました。みなさんも機会があったらぜひ訪れてみてください。写真やカタログで見るのと、実際にあの無言館に入って見るのとでは、やっぱり全く迫ってくるものが違います。

 今日は、このへんで。

 

大岡昇平と中原中也

 今日は立冬。冬の始まりですね。先週の青森出張で、青森市内の女子高生がマフラーを巻いて登校しているのを見て、早いなあと思ったら、ここ仙台も、もうマフラーが欲しい季節ですね。この季節、日ごとに冬を実感させるものが増えてきて身が縮こまる気がするのですが、それでいて初冬の花が凜とした美しさを見せてくれる季節でもあります。我が家の小さな庭では、柊の白い花が咲き始めました。よく気をつけないと気付かない花です。早咲きのピンクの椿も咲き始めました。

視覚に訴えるものというと、本日は、廊下の「とめ・はね・はらい」のポスターに目がとまりました。来週からですね、美術科のみなさん。大丈夫ですか? 楽しみにしていますよ。頑張ってください。

 さて、今週は、授業公開週間ということで、日本史の川崎先生と国語の伊勢先生がコラボで授業するのを見せてくださいました。なんと現代文では「野火」(大岡昇平著)を扱い、日本史では太平洋戦争末期、日本軍がレイテ島で玉砕したあたりを扱ってくれました。大岡昇平様というと、野火や俘虜記も有名ですが、中原中也の研究家としても有名ですね。氏が中原中也の思い出を語ってくれたのを読んで、私はしばらく中也にとりつかれ、しばらく世の中に出ることをためらっておりました。こんなことを書くと、長くなりますので、今日はこのへんで。明日は、小中高の先生方で国語の研究会です。

 

『我々はなぜ我々だけなのか』

 朝からどんよりとした曇り空。午後からは霧雨模様。こういうのを小糠雨(こぬかあめ)というのでしょうか。まちがっていたらごめんなさい。季節に限定されない言葉だと思うのですが。今日、火曜日の7時間目は、LHR。クラスによっては、BBQというのがありました。7時間目が始まる頃に、キャーと叫んで、体育館裏に駆け込む生徒がいたようなので、決行したのかも。天気が良くなくて、残念でしたね。味は、どうでしたか? ところで、倉庫に保管されていたバーベキュー用のドラムセットは、私が20年ちょっと前に、やはりクラスのBBQのために購入したものであるとは、この「校長通信」のどっかで書いたような・・・。天気が良ければ、この季節のBBQは最高ですよね。来週もいくつかのクラスで予定されているようです。みなさん、楽しみに。

 さて、講談社のPR誌「本」の11月号に、川端裕人氏が「『人類学の先』のビッグヒストリーへ」というタイトルでとても興味深い記事を書いています。内容は、氏の『我々はなぜ我々だけなのか』(講談社のブルーバックス)という本が講談社の科学出版賞を受賞されたということで、その本の内容紹介になっています。我々とは、つまりホモ・サピエンスとしての我々です。人類史を大きな視点でとらえれば、多様なヒトがかつては存在していた。その多様なヒトの中で、なぜ我々ホモ・サピエンスだけが生き残ったのか・・・。オモシロイですね。身長わずか110センチの「フローレンス原人」のことも書かれています。わずか4ページの記事ですが、久しぶりにワクワクして読みました。これから学問の世界に入っていけるみなさんがうらやましいです。

 今日は、このへんで。

 

「あと75日」

 久しぶりにこの「校長通信」に戻ってきました。先週末は二泊三日の青森出張があり、週末をはさんでしまったので、11月になってから初めての「校長通信」です。先週末、生徒のみなさんは三学年そろって模擬試験。文化の日の模試の手応えは、どうだったでしょうか? 特に3年生は、マーク模試でしたね。そろそろ時間を意識して、本番並みのスピードと正確さが要求されるころ。焦りまくっているのが正直なところかもしれません。でも、ここで冷静さを失ってはいけません。某所の玄関先には「センター試験まであと75日」と大きく表示されていました。そこから私は勝手に想像しちゃいます。「一日5点アップするくらいの勉強をすれば、本番まであと何点アップするか?」などと無茶な計算してしまいます。でもこれが無茶ではないんです。3点でも2点でもかまいません。自分の目標点が何点で、そこに達するまでのロードマップをしっかり描くこと。「あと75日」は、現役生にとって、「まだまだやれる75日」です。

 

 さて、青森での総合学科の全国研究大会は、とても熱い大会となりました。すごかったです。青森県のパワーのすごさを思い知らされてきました。私は、木造高校に行ってきました。OBのお相撲さんでは、舞の海の出身校です。校長先生は、剣道の達人です。本校の遠藤光一教頭先生をさらに15センチくらい高くした感じの、ビックな方です。でも笑顔が素敵な、とても心優しい方でした。生徒のみなさんは、一年次はディベート、二年次は「地域と関わり、地域を知る」グループ研究、3年次は課題研究の中間発表でした。全学年全教室でそれぞれに熱心な議論が交わされ、青森の高校生のパワーに圧倒されてきました。宮城野高校に活かせるものをたくさんもらってきました。青森県の高校生のみなさん、ありがとうございました。

 今日は、このへんで。

 

 

 

生徒総会・・・ワクワクしました。

 昨日月曜日は、夕方県庁へ用事があり、お休みしました。すみません。この時期は締切に追われることがいろいろと入ってきます。ついつい私は締切間際にならないとエンジンがかからず、バタバタしてしまいます。何事も計画的でないといけませんね。もろもろの大学の推薦入試の出願が11/1から本格化します。同じ11/1には、仙台市の職員採用試験もあります。該当のみなさんは志願理由書や小論文、面接の練習等の追い込みで忙しいところだと思います。この時期は朝夕と日中の寒暖差が大きいです。くれぐれも健康に注意して、頑張って欲しいと思います。

 さて、今日は6~7校時に「平成30年度 定例生徒総会」が開催されました。すごかったですね。正直、どんな意見が出るのかというよりも、意見が出ないままに終わるのかと心配していたのですが、それも杞憂に終わりました。活発に意見が飛び交い、終わったのは16:30過ぎ。予定時間をオーバーしました。宮城野の生徒は、本当にすごいですね。久しぶりにワクワクしました。特に滑らかに言葉が出る人も、訥々としてしゃべる人も、みんな平気で手を挙げて、生徒同士で議論するというのが良いですね。また上級生と下級生間で、議論が普通に始まるというのも、もしかしたら部活動がないゆえんかもしれません。お互いに遠慮せずに議論できるのは、本当に良いことです。

 議題1 生徒企画体育的行事について

 議題2 生徒企画文化的行事について

 議題3 空気清浄機の設置及び購入について

 議題4 実力養成講座について

 議題5 文化的行事の後夜祭開催について

 議題6 あいさつについて

 

以上の6つが議題でした。どれもとても興味あるものだったのですが、特に最後の「あいさつについて」のところで、ある生徒の言葉が大変印象的でした。彼曰く「あいさつをするのは、社会的ルールとしてあたりまえのことであり、返してもらうことが目的ではない」。明日からがとても楽しみです。でも、明日から青森出張。2泊3日です。

今日は、このへんで。

PS

今日は、二華高校でSGHの公開研究会があり、本校から総合学科の生徒が招待されて発表してきました。先日のPSでの発表を行ったと思います。見に行った教頭先生の話によると、本校生徒の発表はとても人気を博したらしく、大好評だったようです。お疲れ様でした。

 

 

 

 

「宮盲祭」&青陵

  本日未明の大きな地震。びっくりしました。みんなも目が覚めましたよね。幸い被害情報は入っていませんが、生徒のみなさんのところは、大丈夫でしたか? くれぐれも気をつけて。枕元に防災グッズの確認を忘れずに。

 さて、今日は3月まで勤務した宮城県立視覚支援学校の文化祭「宮盲祭」の校内発表リハーサルのところにお邪魔してきました。本来、一般公開は明日土曜日なのですが、明日はちょっと都合がつかないため、リハの最中にそっと応援をしてきました。みんな半年見ないうちにとても大きくなっていました。みんな成長期だから、そうなんですね。小学部や中学部のみなさんは、あっという間に大きくなります。小学部のみなさんのお芝居は、とてもりっぱでしたよ。もちろん中学部や高等部のみなさんの歌も素敵でした。明日、頑張ってくださいね。

 午後からは、仙台青陵中等教育学校の創立10周年記念式典に参加してきました。普通の学校でいうと中学生に相当する生徒から高校に相当する生徒まで。すごいですね。高校生(青陵さんでは4~6年生)に混じるので、1~3年生(中学1~3年生)がとても大人に見えました。10周年というと、宮城野高校も、確か10周年を盛大にやりました。今でも覚えていますよ。今度は25周年です。これから本格的な準備です。よろしく!

 

国語の秋季大会から・・・満月の夜に

 昨日は、県高校国語教育研究会の秋季大会が古川高校で開催され、そこで大会運営に携わったため、この通信は一日お休みでした。その秋季大会での講演会の様子をレポートします。

 秋季大会には県下の高校国語の先生方102名が参加しました。午後からは、詩人の田原氏のご講演がありました。詩人として活躍する田原氏は、母国の中国はもちろんのこと、日本でも詩人として活躍し、詩集「石の記憶」でH氏賞を受賞された方です。また詩人の谷川俊太郎氏の詩の翻訳や研究でも有名な方です。仙台にも長く住んでおられ、東北大学でも教鞭をとっておられたということで、東日本大震災の際には、たくさんのご支援をいただきました。ご講演の中で田原氏からは、谷川俊太郎をはじめとして日本文学がすばらしい作品を生み出してきたことを熱く語っていただきました。心強い味方、応援団として田原氏のような方がいらっしゃることに改めて心を熱くしました。また日本文学の現状は、安泰と言えるものではない、しっかり後の世代に伝えていく必要があると思った次第です。田原先生、ありがとうございました。

 今日は、満月ですね。先ほど、夕方からプロ野球のドラフト会議があり、一喜一憂する関係者をテレビで見ながら、一方で東の空に浮かぶ満月に見とれていました。

 今日は、このへんで。

 

防災避難訓練と「芸術の秋」・・・ヴァイオリン体験&四季重箱

  本日7校時目の防災避難訓練、お疲れ様でした。今日の避難訓練は、大雨特別警報、七北田川の洪水を想定し、そこから安全に避難できるよう行ったものです。実際に本県では、近年洪水による被害が発生しています。日本各地で台風や大雨による甚大な被害が頻発しています。あらゆる機会を通じて防災意識を高めていきたいものです。

さて芸術の秋を迎えた本校では、今日の放課後16:15~から、放課後講座の一環で「ヴァイオリン体験教室」が開催されました。谷口貴子先生と門司尚美先生が企画されたものですが、本校では、放課後に先生方がこのような講座を企画して生徒・保護者に参加を呼びかけます。それぞれの持ち味が発揮できて、先生方と生徒との距離がまたぐっと近くなりますよね。今日は、講師として校外から阿部佐登子氏と小野寺純氏をお迎えしました。お二人ともヴァイオリンの達人で、初心者の参加者にとてもやさしく、丁寧に教えていただきました。参加者は、PTA6名、本校職員3名、生徒13名の合計22名。後半から吉田教頭が飛び入り参加しました。途中で受講者にプレゼントしていただいた講師の阿部先生と小野寺先生、本校の谷口先生と門司先生のアヴェマリアは、深まりゆく秋にふさわしいミニコンサートのようでした。

芸術の秋を思わせるものは、音楽のみならず、「美術・工芸」でも。こちらは、校長室に展示です。2018信州総文祭での美術・工芸部門(長野県上田市で開催)で展示された遠藤未菜さんの「四季重箱」が、なんと校長室にやってきました。未菜さん。お許しいただき、本当にありがとうございます。昨日、放課後に本人の手で写真のように展示していただきました。先日は、「こもれびの降る丘 遊学館」で開催された「第25回宮城県高等学校総合文化祭」においても、信州総文祭の出品作品ということで、会場に絵画作品等と一緒に展示されたものです。どうぞ実物をご覧になりたい方は、校長室へ。お月様がきれいですね。

 今日は、このへんで。

 

 

 

「第25回宮城県高等学校総合文化祭 総合開会式」・「第1回東部支部総合文化祭」

 「天高く馬肥ゆる秋」。どこでこの言葉を使おうかなとタイミングをはかっていたのですが、まさに昨日、今日がぴったりですね。昨日に続き、今朝もきれいに晴れ渡り、朝のテレビでは、蔵王のゴンドラに乗ったアナウンサーからの実況生中継。きれいに紅葉した蔵王の山々が本当にきれいでした。私も、この週末は、「こもれびの降る丘 遊学館」で開催された「第25回宮城県高等学校総合文化祭 総合開会式」・「第1回東部支部総合文化祭」に出席してきました。去年のみやぎ総文2017の財産をしっかりと継承して、今年度の県総文祭が盛大に開催されたこと、また今年発足した東部支部の第1回総合文化祭が生徒のチームワークよく開催されたこと、本当にうれしく思います。生徒実行委員長の石巻工業高校の生徒さんが力強く挨拶してくれたのも、とても印象的でした。石巻工業高校さんは工業高校らしく、最新のロボットを展示していて、私も少しばかりおしゃべりしてきました。私のほうがずっと舞い上がってしまい、ロボットさんを困らせてしまいました。すみません。

昨夜は十三夜。中空にきれいに見えていましたね。「萩の葉でお月様を半分隠して遊びたい」と先日書き込みましたが、それを実現できたことで私は寝心地がとてもよかったです。今日から教科面談がスタート。私は、二年次の生徒と約1時間。とても楽しい語らいでした。

今日は、このへんで。

 

 

遠足と「夏目漱石」

 今日10/19は、各年次HR単位の遠足の日。朝から各HR、貸し切りバスで目的地に出発しました。先ほど、各HR無事終了し、解散したとの報告を受けました。一年美術科の宿泊研修も無事に仙台駅前バスプールに戻ってきたようです。雨の心配もありましたが、仙台は、ほとんどぱらつくこともなく、みなさんのお祈りが通じたようで、セーフでした。福島や山形に出かけたクラスは、どうだったでしょうか? 福島のアクアマリン見学を1時間ちょっとで組んだところなどは、すごいハードスケジュールだったのでは? あとでぜひ土産話を聞かせてください。

 私は、みなさんが遠足に行っている隙に、東京エレクトローンホール宮城で開催された「宮城県高等学校総合文化祭 文芸専門部」に出かけてきました。文芸部を置いている各学校の部員が一同に会し、午前中に講演会、午後に研修会を行いました。私は昨年度の「みやぎ総文2017」の文芸専門部を見学できたのですが、各学校の部誌のレベルの高さにビックリしました。私も一応国語の教員ですが、とてもかなわないようなすばらしい作品群に圧倒されました。その記憶があったので、私は午前中だけでしたが、興味津々で参加しました。午前の部は、東京大学の小森陽一先生をお迎えしての講演会。先生は、夏目漱石の研究等で、すばらしい業績をあげている方です。今日も、漱石を論じていただきました。すごかったですね。やはり読みの深さが違います。我々高校現場の国語の教員が日頃教えているレベルのはるか先を行っています。漱石の同時代の読者が、どんな気持ちで漱石の新聞連載小説を読んでいたか、実にわかりやすく教えていただきました。「こころ」を読む切り口も、なるほど、こんな読み方ができるんだと目からウロコが落ちるような気持ちでした。やはり私たちは、少し倫理的に読み過ぎかもしれません。小森先生、ありがとうございました。

 ということで、明日は「第25回宮城県高等学校総合文化祭 総合開会式」・「第1回東部支部総合文化祭」出席のため、「こもれびの降る丘 遊学館」に出かけてきます。昨年度の「みやぎ総文2017」で花開いた宮城の高校生の文化の華が、また東部地区で大きく花開くことになります。楽しみです。お天気になることを祈りましょう。

明日は、土用の入りです。立冬前の18日間です。次の季節へ移行する準備期間。秋から冬へ。流行する前にインフルエンザの予防接種もやっておきたいものです。くれぐれも風邪などひかないように注意しましょう。

今日は、このへんで。