ブログ

校長通信

「四兎、五兎をも追う日々」

 もう過ぎてしまいましたが、1/20の日曜日は大寒でした。一年のうちで最も寒さが厳しい季節です。みなさん、風邪はひいていないですか? 今朝は久しぶりに電車で来たのですが、電車通勤、通学の方々は、みんな完璧な防寒スタイルです。今日は、久々に少し寒気が緩んだような気がしますが、みなさん、気をつけてくださいね。

  さて、今朝の朝日新聞県内版に、本校3年次の渡辺愛夏さんの活躍が紹介されていました。今年最初の「校長通信」で紹介したのですが、その際はイニシャルで紹介しました。もう新聞に掲載されたので、よろしいですね。朝日新聞社主催の「私の折々のことばコンテスト2018」で見事全国第3位相当のZ会賞に輝いた渡辺さん。おめでとうございます。最初に紹介した時は、新聞社の要約文だったので、改めて渡辺さんの書いた全文を紹介したいと思います。

 

                         二兎を追わぬ者は二兎は得ず

                                                      中学時代の恩師

 

               中学生最後の社会のテストに「自分の将来」について書く問いがあった。当時の私は将来やりたいことが二つあり選べずにいた。二兎を追う者は一兎をも

           得ずということわざがあるように一つに絞らなければどちらにおいても成功することはないという焦りがあった。その旨を書いて提出したときに返ってきた

        「ことば」である。やりたいことがたくさんあるのは自分の長所であり、視野が広がるチャンスであるとプラスに考えられるようになった。私は、将来は地方

         活性化に関わりながら世界中を飛び回る客室乗務員になりたい。その夢を叶えるために、現在は震災ボランティアや国際交流などの活動を通して二兎どころか

         四兎、五兎をも追う日々を送っている。

 

  すごいパワフルな日々を送っていますね。「二兎~四兎~五兎」。いつだったか遠い昔、クラスの者たちに、「森羅万象に貪欲たれ」と贈ったことがあります。

今日は、このへんで。

 

 

 

上林暁氏「花の精」

   センター試験が無事終了し、今日月曜日は、自己採点の日です。あまり気持ちのよいものではありませんが、出願先をしっかり見定めるには、正確にデータを出しておき、自分の位置を把握しておく必要があります。土曜、日曜とセ試を受験した三年次の生徒のみなさん、どうだったでしょうか?これまで培ってきた実力は存分に発揮できたでしょうか? 今のところ、本校生は大きなトラブルもなく、セ試を終えたと聞いています。あとは二次試験対策です。気持ちをスパッと切り替えて、早く次の目標に向かって走り出してほしいと思います。

  小生は、昨日久々にセ試の国語を解いてみました。四つの大問構成は変わらず。大問一の評論は、翻訳の在り方を論じた沼野氏の評論。大問二は、上林暁の「花の精」という小説。大問三の古文は、「玉水物語」から。大問四の漢文は「杜詩詳註」の、杜甫が叔母の死を悼んだ文章から出題。それぞれ概ねオーソドックスな問題作りで、感心しました。特に、古文漢文はきちんと学校の授業を大切にし、勉学に励んでいれば間違いのないもの。現代文の評論も、特にクセのある文章ではなく、読みやすいもの。そして、いたく感動したのは、上林暁氏の「花の精」から出題された大問二の小説。私小説があまり歓迎されなくなっている状況にあって、上林様は、まだまだ根強いファンが多いことで知られています。小生も大好きな作家なのですが、この小説は初めてでした。そして読んでいるうちに、本当に文章にひきこまれそうになりました。セ試は、これだから大変ですよね。いちいち感動していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

ということで、どうだったでしょうか? 何人かの担任の先生方には聞いたのですが、詳しいところは、明日にします。

今日は、このへんで。

 

「辛抱」と「待つ」

  今日1/19(土)からセンター試験がスタートしました。9:30から地歴公民が始まっているはず。お天気もまずまずで、私は「雨男」をすっかり返上状態です。本校生の念力でしょうか。このままベストの状態で、まずは初日を乗り切ってほしいと思います。昨日は、3時間目に激励会もありました。みんなの元気な顔を見て安心した次第です。ですが、今年度の体育祭を思い出して、「〇〇〇〇の、〇〇〇〇―!」で、さらに気合いを入れてやりました。セ試受験のみなさん、くれぐれも体調管理に気をつけて。宮城野で培った自分の力を信じて、この二日間を乗り切ってください。

 ところで、三年次生もたいへんな時期ですが、一年次、二年次の生徒も今日は模擬試験。(二年次の生徒は、明日、センターチャレンジもあります。)朝から学校にみんな登校して、問題に必死に取り組んでいます。一年次も二年次も、今回あたりから問題のレベルが一気にあがります。普通は、みんな厳しい結果を受け取ります。それをどう受け止めるか。このへんが第一希望の進路を実現する上で、大きな分かれ目になるところです。

最近あまり使われなくなった言葉に「辛抱」があります。「我慢」よりもなんとなく響きが良い言葉として、私は「辛抱」が大好きです。「辛抱」強く、花開く時を「待つ」こと。「辛抱」も「待つ」もネット時代に生きる現代人にとって、縁遠くなりつつある言葉かもしれません。でも、みなさんに大事にしてほしい言葉です。

 

 

そういえば、先日紹介した岩渕さんの『古き良き(蚊取り線香器)』ですが、黒電話の上に乗っかっているかわいい奴、これを私は「イモリさんでしょうか?」と紹介しましたが、岩渕さんから、これは「ヤモリ」ですとご教示をいただきました。すみません。ヤモリとイモリの区別も知らず、穴があったらなんとかです。かわいい「ヤモリ」さんに再登場を願って、今日はおしまいです。

 センター試験、今日最後の試験、リスニングは18:10まで続きます。受験生の健闘を祈ります。

 今日は、このへんで。

 

 

夢を「叶える」こと

            受験を控える三年次生のみなさんへ

   あさって1/19は、いよいよセンター試験。セ試が終わると、すぐ出願。また、私大の入試もバタバタと続きます。明日、激励会があり、その場でも激励の挨拶をさせていただきますが、受験生のみなさんを応援したく、今日のうちに一つ書かせていただきます。

  県北の学校に勤務していた頃、ある会社社長さんからいただいたお言葉を紹介します。この会社は、被災地復興事業として、土地の嵩上げをするための基礎となる石材を山から採り出しています。地球相手の仕事です。ホコリも多いが、「誇り」も持てる仕事。社長さんに、卒業直前の高校生に伝えたいことは?と聞くと、次のように返ってきました。

『「吐く」とい漢字は、口から+(プラス)も-(マイナス)も吐くけど、そこからマイナスを取ると、「叶う」という漢字になる。マイナス言葉を話さないようにして、自分の夢を叶えてほしい。』

 

 本番直前は、誰しも弱気になりがち。でも、マイナス言葉は厳禁。何事も前向きに捉えて、頑張ってほしいと思います。

 

今日は、このへんで。

 

「小正月」(女正月)

昨日1/15は、小正月でした。元日を大正月というのに対して15日は「小正月」。普通、小正月までを松の内とします。ついこの間まで「明けましておめでとうございます」と言っていたのが、あっという間に半月も過ぎてしまいました。年神様やご先祖様を迎える行事を行う大正月に対して、小正月は家庭的な行事を行うもの。この日の朝には、小豆粥をいだだきます。紹介したいのは、松の内に忙しく働いた女性をねぎらう意味で、この「小正月」は、「女正月」とも呼ばれていたとか。ネットで調べてみると、「忙しいママのほっと一息DAY」と銘打って、おいしそうなごちそうがずらりと出てきます。それよりも、小生は「女正月」というと、テレビドラマ向田邦子新春シリーズの「女正月」です。原作向田邦子、脚本金子成人、ディレクター・監督久世光彦とあります。一時代、お正月にこの三人の作品でテレビに釘付けになった時代が懐かしいです。向田邦子さんは、直木賞も受賞されていますが、ちょうど本日1/16に芥川賞と直木賞の発表がありました。あとで、のぞいてみたいと思います。

さて、先日、校長室にしばらく飾っていた『四季の重箱』をお返しして、少し寂しく思っていたのですが、本日新たに『古き良き(蚊取り線香器)』が飾られました。美術科3年岩渕伶奈さんの作品です。「古き良き」黒電話さんの中が空洞。実は、蚊取り線香になっています。すごいアイデアですね。昔懐かしい黒電話さんの上には、イモリさんでしょうか? 写真でわかるように、今にも動き出しそうです。ありがとうございます、岩渕さん。卒業まで、しばらく校長室に飾らせてもらいますね。

今日は、このへんで。

 

「日々是好日」

 昨日14日は、成人式。多くの自治体は、この三連休中に成人式を行ったようです。久しぶりに同級生と顔を合わせ、心を新たにして式典に臨んだ新成人が多かったと思います。小生にも、もちろん、そういう時代がありました。ただし、生まれ育った故郷を離れて学生時代を送っていた自分は、帰省の旅費を調達できず、無理して工面しようという気にもならず、大学の先輩の開いてくれたささやかな成人祝いの会をもってその日をやり過ごしました。記憶の底に仕舞ってある、思い出の一コマです。

 さて、三連休中に、映画を一つ見てきました。まもなく最終日になってしまうと思って、急いで見てきたのです。「日々是好日」。昨年、お亡くなりになった女優の樹木希林さんを見たくて、映画館に足を運びました。

 静かな映画ですね。黒木華さん演じる、いろいろな面で不器用な主人公が、樹木希林さん演じる先生のもとへお茶を習いに通い始めます。最初は不器用なままに失敗の連続、落ち込みがちであった主人公が次第に(長い年月をかけて)凜とした型を習得していきます。考えてみれば、お茶も型の習得の連続(この表現、間違っていたらごめんなさい)ですから、若い主人公は先生から注意を受けると、それは何の意味があるんですかと、口をとがらせます。無理もないですね。現代は、なんでもかんでも、いろいろなものに意味を求める時代です。「そんなの意味、ありません!」、この一言でいろいろなものをうち捨ててしまう時代です。でも型から入って、自然にからだが動くようになってはじめてわかるもの、そういう大事なものがあります。

また「日々是好日」。この意味について、主人公とその友達が、「どういう意味だろうね」とおしゃべりする場面がありました。「毎日が好い日」。しかし毎日がよい日だなんて、そんな嬉しい話があるわけないじゃない!誰だって、怒りますよね。この禅語を疑問視するほうが多いはず。
 人生そんなに甘いものじゃない、生きることの辛さを知っている人は、人生を「よい」の一言でくくることなどとてもできないのだと思うはず。

でも、森立嗣監督が見事に映画で教えてくれます。

 

さて、三年次生のみなさん、今週末からいよいよセ試です。受験する生徒のみなさん、準備は、よろしいですか? 

卒業までに、ちょっと余裕ができたら「日々是好日」へ。

 

今日は、このへんで。

 

 

 

「いしぶみ」後半

昨日の続きです。「文 小山薫堂   絵 黒田征太郎」の『いしぶみ』のラストです。

 

そんなぼくも

 

最近はほんとうに

 

出番がなくなりました。

 

誰もぼくをひろってくれなくなりました。

 

わざわざ苦労しなくても

 

I LOVE YOUを

 

カンタンに伝えられますからね。

 

 

さみしいなぁ ぼく。

 

 

あなたに

 

ワガママを言ってもいいですか?

 

ときどきでいいから

 

ぼくをひろってください。

 

そして

 

あなたの大切な人に

 

ぼくを渡してください。

 

 

手でギュッとにぎりしめて

 

あなたの想いをぼくに吹きこんでください。

 

つめたいぼくが あたたまるくらいに強く。

 

そのぬくもりがあなたの心です。

 

あなたの大切な人は きっと あなた以上に

 

ぼくを強くにぎりしめるでしょう。

 

あなたの心を知りたくて。

 

 

 

手から手へ。

 

言葉にできない気持ちを伝えたい。

 

 

 

きっとぼくは

 

あなたの近くにころがっています。

 

 

これで「文」自体は終わりです。絵本ですから、このラストのセリフの後に、ハートマークの石ころと、まあるい石ころの絵が、見開きで左右に描かれています。

 

さて、どうでしたか。

 

前半の、ほぼ半分を省略していますから、ごめんなさいとしか言えないのですが、だいたいの雰囲気は味わってもらえたかなと想います。

 

たくさんの『いしぶみ』さんに、お礼を言って今日は終わります。

 

明日から三連休です。セ試直前の一週間前となります。三年次生が最後の追い込みをかけるときです。『いしぶみ』さんが、みんなを守ってくれます。安心して、勉学に集中してください。

 

今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日に伝えられなかったもの・・・「いしぶみ」

 放課後に、宮城野高校新聞サークル所属の生徒3名が校長室にやってきました。3月に発行する宮城野高校新聞に掲載したいので、ぜひインタビューさせてくださいというお願いです。ウワーという感じです。羞恥心の塊の小生は、口重たく、まともなインタビューにならないと思ったのですが、新聞記者魂に燃える3名の記者に、言葉巧みにのせられ、ついついいろいろとしゃべってしまいました。中身は、3月発行の新聞に掲載されます。すみません。今村先生の検閲力に期待します。

 さて、1/7の記事に、実は別原稿を用意していましたよ、後日紹介しますよと予告しました。忘れてしまうといけないので、今日、早速紹介します。

 あの日に用意していた別原稿のテーマは『いしぶみ』でした。去年11月末の熊本出張の際に手に入れた絵本です。「文 小山薫堂   絵 黒田征太郎」とあります。帯には「この絵本は、映画『おくりびと』から生まれました。」と書かれています。そして帯全体は、映画「おくりびと」のワンシーン、本木雅弘扮する主人公が、その奥さん役の広末涼子に、「いしぶみ」をプレゼントする、とてもナイスなワンシーンの写真です。映画『おくりびと』をご覧になった方は、覚えていますか?

 表表紙の袖には、「それは それは 僕の一生なんて ひどいものです。 でもね 仕方がないのですよ。 ぼく  石ころだから。」と書かれています。一方、裏表紙の袖には「でも、ね。 こんなぼくにも ひとつだけ 自慢できるものがあります。 いまから 何千年も、何万年も前の おおむかし。 人々がまだ言葉をしらなかったころ ぼくは手紙として かつやくしていました。」とあります。石ころの手紙、それがタイトルにある「いしぶみ」です。

ページ数、60P。左側のページに言葉がゆったりと連ねられており、右側にかわいらしい「いしぶみ」さんの絵が載っています。

 

せっかくなので、少し紹介します。途中からです。

 

 

みんな言葉を知らないから

  

元気にしてる? とか

  

さみしくない? とか

 

ごめんなさいも 言えません。

 

そんなとき 自分の気持ちに似たかたちの

 

石ころをさがして 相手に渡すのです。

 

 

げんこつのように大きな石。

 

南天の実のように小さいけれど

 

    まんまるの石。

 

        つるんとした石。

 

握りしめると痛いくらいに とがった石。

 

それぞれの石に

 

人々は自分の気持ちを重ねました。

 

 

え? ぼくの役目?

 

ぼくがいつも伝えていた気持ちは・・・

 

I LOVE YOU.

 

    ですよ。

 

 

完璧にまぁるいわけじゃない。

 

でもギュッとにぎりしめると

    

    心が落ちつくような形。

 

スベスベしていて 安心するさわり心地。

 

たまにはカチンとぶつかるけど

 

まっぷたつにならない強さ。

 

適当な重さもよかったみたい。

 

 

もう少し続くのですが、後半は明日に。

 

新聞サークルのみなさんへ。少しばかり、私からお礼の絵本と思っていただければうれしいです。

 

今日は、このへんで。

 

「四季の重箱」

  今朝は一段と冷え込みが厳しく、家を出るとき車の温度計は、マイナス2度を指していました。みなさん、風邪をひかないように気をつけて。

さて、昨日、LHRで百人一首を実施していた一方で、残りの3クラスの一年次生は、校外清掃のボランティアに出かけておりました。厳しい寒さの中、お疲れ様でした。ありがとうございます。おかげさまで、本校生徒が登下校で利用する通学路周辺がとてもきれいになりました。これからも末永く地域の方々と気持ちの良いおつきあいを続けていきたいものです。気持ちの良い、快適な街作りに協力をよろしくお願いします。

ところで、長らく校長室に置かせてもらっていた「四季の重箱」ですが、そろそろ卒業も近いので、作者の遠藤未菜さんにお返ししました。四季折々に、季節の風情をその小宇宙で趣深く表現していた「四季の重箱」です。心あらず、感情が波立つようなときに、ふと目をやると、自然と心がなごんでくるような、とても不思議な力を秘めた重箱でした。ありがとうございました。またどこかで会えるといいですね。

講談社のPR誌「本」1月号が手元に届きました。水原紫苑氏の連載記事「百人一首うたものがたり」が毎号楽しみです。今回は52番藤原道信の「明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな」の歌が艶やかに紹介されています。ここでみなさんに伝えたいのは、水原氏が引いた同じ道信の和歌二首。

 

 さ夜ふけて風や吹くらん花の香のにほふ心地の空にするかな  千載集

 

 散りのこる花もやあるとうち群れて深山がくれをたづねてしがな  新古今集

 

「四季の重箱」にそっと書き贈りたい歌です。

 

今日は、このへんで。

 

 

新テスト・・・百人一首

 一・二年次生徒の授業が今日からスタート。昨日は課題テストがありました。冬季休業中の学習成果は、どうだったでしょうか? 一年次は英語のGTEC検定もありました。これからはますます英語の4技能がバランス良く求められる時代です。一年次生は、新テスト(共通テスト)初年度にあたるので、しっかり4技能を磨いてほしいと思います。

ちょうど年末に高大接続改革をテーマにした入試研究会に参加してきました。講師は、今度の改革を「マイナーチェンジ」ととらえるべきで、学びの本質を見失わないでほしいと語っていました。確かに情報に振り回され、右往左往するのはいただけません。しかし、試行テスト等をきちんと分析し、新傾向の問題対策をしっかり練ることは、必要と思います。本日来校されたお客様も、試行テストを全教科自分で解いてみたとおっしゃっていましたが、その方曰く、問題を解く上で、与えられる情報量が多くなり、要不要を見分けるだけで、慣れていないと相当無駄な時間を費やしてしまう、確実に問題傾向に対する慣れは必要とのことです。今後、本校でもしっかり新テスト対策を実行に移していきたいと思います。みなさんも、学校から発信される情報をきちんと受け止めて、賢い受験生になってほしいと思います。

さて、今日のLHRで、一年次生の一部は、クラス対抗で百人一首に挑戦していました。みんなワイワイと男女が入り交じり楽しくやっていました。こんな感じです。(写真参照)。

今日は、このへんで。

 

「あえて二兎を追え」・・・冬季休業明け校長講話から

 みなさん、明けましておめでとうございます。懲りずに今年も「校長通信」を続けます。今日は、SHR→大掃除の後、放送により私からの講話を聞いてもらいました。以下に概要を掲載します。

 

310107校長講話

 

 みなさん、改めまして明けましておめでとうございます。みなさんとともに、元気に平成31年をスタートできることをうれしく思います。

今のところ、インフルエンザは大はやりではありませんが、例年の流行期は年明けからです。くれぐれも健康管理に注意して、新年のスタートを切ってほしいと思います。

 さて、昨日の朝日新聞にうれしいニュースが掲載されておりました。朝日新聞第一面天声人語の左上に「折々のことば」というコラムがあります。哲学者の鷲田清一氏が書いております。様々な本などから、これはという短いことばを紹介し、それにコメントをつけて紹介している欄です。そのコラムにちなみ、朝日新聞社が「私の折々のことばコンテスト2018」を主催しました。全国の読者が自分の好きな折々のことばを紹介し、そこに短いコメントをつけて、応募するというものです。全国から2万7千名を越える応募者があり、昨日その入選作が朝日新聞に掲載されました。そこで本校3年次のWさん、本人の許しを得ていないので、ここでは匿名とします。Wさんが見事、全国第3位に相当するZ会賞を獲得しました。せっかくですからここでWさんが選んだことばとコメントを紹介したいと思います。

 Wさんは、中学時代の恩師のことばとして、このようなことばを紹介しています。「二兎を追わぬ者は、二兎は得ず」。もう一度繰り返します。「二兎を追わぬ者は、二兎は得ず」。Wさんのコメントはこうです。「自分の将来を書く欄で二つのやりたいことを一つに絞れず、焦る気持ちを書いた。この言葉に、やりたいことが色々あるのは長所、視野が広がるチャンスだと思えた」。以上です。

すごいですね。やりたいことがふたつあってなかなか絞れないときの焦り、そしてこの言葉に勇気を得て、二兎を追う気持ちになれた、視野が広がるチャンスととらえることができた。その気持ちを限られた字数の中で率直に表現できています。

実は、朝日新聞にこんな記事が掲載されていますよと教えてくれたのは、本校PTAの方からメールでした。本校の応援団の方々に感謝です。

さて、こんなふうに紹介したのは、私自身も自分の人生の大先輩からこの言葉を教えていただいたのです。

私が大先輩から教えていただいたときは、表現がちょっと違うのですが、「あえて二兎を追え」でした。一年次生の入学式の式辞で紹介したので、覚えている一年次生もいるはずです。当然、みなさんは「二兎を追う者は一兎をも得ず」を知っています。どちらかを選択しないといけない、でも捨てきれない、そんなときにこのことわざにせかされ、どちらかを涙をのんであきらめる、そういう場面に何度も立ち会ってきたと思います。でも、「あえて二兎を追う」、そうでもしなければやっていけないような場面が現代社会は多くなっている、そう思います。事実、今の世の中は、AもBもどちらも成り立たせなければならないような、つらい、しんどい場面の連続であると、強く思います。

もちろん昔から言いならわされてきた「二兎を追う者は一兎をも得ず」も大事です。でもこれからの時代を担うみなさんに贈りたいのは「あえて二兎を追え」です。言い換えるとあえて貪欲に様々なものにチャレンジしてほしい、時には二つも三つもたくさんのことが一度にふりかかる、目の前にチャンスがどーんと広がるかもしれない、そういう時に引くなと伝えておきます。「前へ」と教えておきます。この「前へ」というのは、たぶんラグビー少年の大場先生の大好きな言葉だと思います。その訳は、先生に直接聞いてください。

さて、改めて3年次生のWさん、おめでとうございます。そしてまた、宮城野高生みんなの一層の活躍、今年のさらなる飛躍を期待し、新年スタートにあたっての話とします。3年次生のみなさんは、いよいよ受験本番です。この宮城野高校で培った力を信じ、己の未来を、勇気をふるって切り拓いてください。

以上です。

 

 

以上のような話をさせていただきました。この話のもとになったのは、もちろんWさんの新聞記事によるものなのですが、その朝日新聞に掲載されたのは昨日の日曜日。それまで話の内容を何も考えてなかったのかというと、実はちょっと違います。さすがの私も、土曜日までは別プランを立てていました。それは後日改めて「こんなことを話したかったよ」という形で書いてみたいと思います。

今日は、このへんで。

 

「おだずもっこ」

 先日12/20の河北新報「声の交差点」欄を読んでいたら、とても興味深い投稿があったので、紹介します。タイトルは「方言使える中学生に感動」。塩釜市在住の方からの投稿です。

 

   先日、中学生5、6人と雑談をしていたら、1人の男の子が「おだずもっこだごだー」と突然言った。周りの子どもたちは何の意味か分からず、ぽかーんと

  していた。

   思わず、クスッと吹きだした。久しぶりに聞いた。続けて彼は「おだずもっこしてると、ごしゃがれっからなー」と。周りの子たちは外国語でも聞くよう

  にあっけにとられて、きょとーんとしていた。 

   何と響きのいい言葉だ。亡き祖父母のことを思い出した。「いま言った言葉はどこで聞いたの」と彼に尋ねてみたところ「家のじいちゃんが時々、弟に言っ

  ているよ」とのことだった。

   「意味分かる?」と聞いてみた。「ふざけてばかりいると、怒られるから」というようなことを答えた。

   10代半ばの中学生が、方言を知っていることさえ驚きなのに、それを会話の中で使えることに感心し、感動した。きっと、3世代の家族の中で普通に会話

  しているのだろうと、家族のぬくもりを感じた。

 

 【 後半 省略 】

 

  学校は冬季休業に入りましたが、あさっての28日までは実力養成講座。3年生は、センタープレです。3年生はもちろんクリスマスどころではなかったはず。これから迎えるお正月も、なかなかゆっくりできないところですが、少しの時間でも家族そろって方言を交えながらこの一年を振り返る時間を持ってほしいなと思います。投稿された方も、最後のほうで「方言は地方の文化そのもの」、「いつまでも語り伝えてほしい」、「温かい言葉でもある」と書いています。言葉を大事にして、この一年をゆっくりと振り返り、また新年に迎えてほしいと思います。

今日はこのへんで。

 

全校集会

 昨日は、冬季休業前の全校集会がありました。私からの講話の概要を掲載します。寒いところ、我慢して聞いてくれて、ありがとうございました。

校歌も、寒さにめげず、大きな声で歌ってくれました。ありがとうございます。みなさんがまた年明けに元気な顔を見せてくれることを祈って、結びとします。

 

  みなさん、改めまして、こんにちは。冬季休業前の全校集会にあたって少しばかり話をさせていただきます。今年もいよいよ残りわずか。明日は冬至を迎えます。本格的な冬となりますが、冬至以降は、少しずつ日が長くなるわけですから、気が早いのですが、ぜひみなさんには、春を迎える準備を少しずつしてほしいなと思います。特に3年次のみなさんは、進路実現に向けて、着実に前進してほしいと思います。まもなくセンター試験。多くの生徒が受験します。夏場に、信念という話をしました。受験は団体戦であると同時に、一人になる勇気を持てという話もしました。みなさんの栄光を信じています。ちなみに、太宰府ですが、夏にも行ったのですが、この冬にも行きました。おみくじをひきました。人生初めての大吉でした。みんな、大丈夫。自分の力を信じて、頑張って欲しいなと思います。

 

さて感動と満足という話をします。

みなさんは、幸せを求めるときに、どちらに重きをおきますか?

もしかしたら、満足度の高い生活に重きを置く人がいるかもしれません。

でも考えてみれば、満足というのは、すぐ飽きます。おいしいものをおなかいっぱい食べたときの満腹感をイメージしてください。いったん満腹になってしまうと、目の前においしいものをならべられても、食べる気はおこらなくなります。

それに反して、感動です。

感動を作り出す、見つけ出す、それはみなさんの工夫次第、アイデア次第です。

どんな学校でも、工夫次第で感動を作り出し、その感動をみんなで共有することができます。

視点を変えれば、身近に意外と簡単に見つけられるかもしれません。

その感動が心に長く残って、心の支えになるかもしれません。

幸せ感というのは、そういう感動の積み重ねが大事だと思うのです。

そういう感動をいっぱい味わえる学校作りを、来年は推進したいなと思っています。

新年明けに、改めてみなさんの元気な顔を見ることができることを期待して、あいさつとします。

 

 

 

 

中国からの視察団の方々、来校

今日は、朝一番でお隣の中国からお客様が本校に見えられました。中国からの訪日教育旅行誘致促進事業の一環で、視察団の方々13名が9時頃から10時30分頃まで、本校美術科を中心に見学されました。私自身、中国というと、1回生の担任をしていたとき、中国から本校に入学し、幾多の困難を猛勉強して乗り越え、見事関東の国立大学の工学部に合格されたR君のことを思い出します。最初、なかなか日本語が話せなかった彼も、卒業する頃には、かなり日本語が上達していました。数理系の教科に強かった彼が今どんな仕事をしているのか、たぶん相当活躍しているかと思いますが、もう一度会ってみたいなあと思った次第です。

 下の写真は、帰られる際に記念に本校玄関前で撮った写真です。お許しをいただいたので、アップします。みなさん、とても熱心に見学されました。本校に対して、どんな感想を抱いたか、ぜひ聞きたいものです。今後とも、よろしくお願いします。

 

 

ダンスサークル「クリスマスライブ」&校内卒展展示第二弾その2

今日の昼休みには、ダンスサークルのみなさんが、「クリスマスライブ」を柔剣道場で開催。最初から見に行きたかったのですが、会議が重なっていて、ごめんなさい。ぎりぎり最後のチアリーディングステージの後半に滑り込みセーフ。実際に見学できたのは5分ほどでしたが、その華麗で、俊敏、ワクワクするようなステージにびっくりしました。つい先日福島県の総合文化祭でのチアリーディングを見てきたばかりですが、その福島県の優秀校公演に匹敵するような本格的なステージでした。先生方に聞いたのですが、去年の先輩方は、ダンスの全国大会にも出場したとか。その技と心を見事につないでいました。観客のみなさんも大ノリでしたね。このようなライブ公演を昼休みの短時間で実施できるのは、宮城野ならではのものだと思います。ぜひ次の後輩へつないでほしいと思います。

さて、下に紹介したのは、卒展校内展示第二弾の「その2」です。力作ぞろいです。どうぞご覧ください。今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「第37回福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」

日曜日は、福島市内にある「とうほう・みんなの文化センター」で開催された「第37回福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」を視察してきました。普通列車で往復の、ちょっとしたミニ旅行です。電車の中でゆったりと読書するのがとても好きな性分なので、仙台~福島間は、全然苦になりません。1時間と少しの、自分にとってとても貴重な本読みの時間です。昨日は松村圭一郎氏の「うしろめたさの人類学」を読みました。今をときめくミシマ社の出版です。第72回毎日出版文化賞<特別賞>を受賞したとあります。人類学専攻の著者がエチオピアでのフィールドワークから気付いた「おかしな人」不在の日本。「おかしな人」不在の日本というのは、やはりどこかおかしいのです。といってもわからない人は、どうぞ本書を。狭い日本に住む、おかしな日本人としての「私」を読み解くには、すごく便利な本です。最初のほうに書いてある「商品」と「贈り物」の違いについて、すごく勉強になりました。本当に私たちは、無意識のうちに巧みに「商品」と「贈り物」を使い分けていますよね。

 

ということで、福島県の高校生の総合文化祭。総合文化祭自体は、5月から各専門部、県内各会場で開催されてきたようですが、その締めくくりとして、この「活動優秀校公演」があるようです。この形態をとるようになってから4回目。平成27年度に会津からスタートして、今年4回目は県北の福島市内で開催。それぞれの学校の公演は、「活動優秀校」の名にふさわしく、どれもすばらしく、エネルギッシュで、優雅で、目を見張るものばかりでした。この「活動優秀校公演」は、来年、相双地区で開催予定としており、それで福島県内5地区を一巡することになるとのことです。第5回の相双地区開催は、震災で大きな痛手を負った同地区における高校生の部課芸術活動を再興する願いも込められているとのこと。だからこそ、文芸部や生徒実行委員のみなさんが相双地区に足を運び、みんなで創作した「ふくしまをつたえる詩」が公演の最後に披露されました。指導者として協力していただいたのは、福島在住の詩人、和合亮一氏。ステージに横一列に並んだ高校生が、順番に「ふくしまをつたえる詩」を朗読してくれました。披露後、その「ふくしまをつたえる詩」が印刷された小冊子をいただきました。せっかくなので、一部ずつ引用します。福島の高校生のみなさん、そして和合さん、勝手に引用することをお許しください。昨日の、あの舞台の雰囲気を少しでも本校生徒に伝えておきたいと思います。

 

 「荒廃と雨」

 

 【 冒頭 省略 】

 

 家はなかった

 

 家と店があった場所に草が生えて

 草は僕の背くらいにあるように見えた

 誰に嗅がれるでもない金木犀が

 人影のない学校でひっそりと咲く

 

【 途中 省略 】

 

 人や町のために自分に何ができるのだろう

 どういうことをすればいいのだろう

 

 

 

「 Winding Future 」

 

あなたと過ごしたにぎやかな日々

全てがここに この何もない草原に見える

誰もいない街 あの日から変わらない景色

まっさらになった今だけが ただ風に吹かれている

 

【 途中 省略 】

 

 

あなたが残した未来(いま)を私は生きる

 

あなたが生きた軌跡を 私は歌う

 

 

「これから」

 

七年前のあの日

あの日からみんな大人になった

あの日は誰かに助けてもらった

あの日の感謝を伝えていきたい

これからは

 

【 途中 省略 】

 

あの地震で多くのことに気付いた

私は多くの人に支えられている

このふるさとは美しい

今を生きる命が希望となり光となる

これから

 

【 後半 省略 】

 

 

 本校美術科の有志10人も、この前日、12/15に、相馬市の「ふれあいサポートアトリエ」を訪問し、ワークショップに参加してきました。お世話になりました。ありがとうございました。

今日は、このへんで

 

卒展校内展示第二弾

 今日から定禅寺通りでは、恒例となった「光のページェント」。仙台の冬の風物詩としてすっかり定着しました。例の大混雑がまた始まると思うと、憂鬱でもあるのですが、きれいなものはきれいなものとして残してほしいですね。

 さて、今日も午前中に雪が舞う寒い一日ですが、グランドでは体育の授業で元気な男子連中がサッカーに興じています。いいですね。若いというのは。たぶん、私が今サッカーをやったら、3分ぐらいで息があがり、あげくにどっか捻挫をしそうです。小学生の頃は、サッカーに夢中で頑張ったのですが・・・。年には勝てません。

 でも、スポーツ関係でうれしいことがひとつ。来年の「仙台国際ハーフマラソン」ですが、先日12/10に一般ハーフの部が申し込み開始となり、今年も無事ネットで申し込みができました。新聞によると29分で締切になったとか。ラッキーです。マラソンブームは、まだまだ続きそうです。これからの5ヶ月、しっかりトレーニング(?)に励みます。(怪我をしない程度に)

 さて、卒展の校内展示パート2の様子を紹介します。遅くなり、申し訳ありません。食堂前の空間は、幻想的な明かり+雰囲気のある音楽。今日は、一部です。

どうぞ、ご覧下さい。今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「素朴・率直・雄大」&『イメージの世界を描く』

  昨日の続きです。昨日、紹介した万葉集の歌の訳はこうです。

 

   下野の安蘇の河原を、石を踏まないで、空を飛ぶようにして来たのですよ。だからあなたの本心をはっきり聞かせておくれ。

「素朴・率直・雄大」。万葉集というと、そのような特徴、歌風。これもまたその三つの言葉がぴったりの、いかにも万葉らしい和歌だと思います。

 

 ところで、校長室前の廊下には、今、卒展校内展示の第二弾と同時に、美術科1年 構成 デザイン分野の『イメージの世界を描く』作品展が開催中です。もしかしたらまだまだ初々しい1年次生の作品ですが、才能のきらめきが感じられる作品がずらりと並んでいます。

  ちなみに、紹介文がとても気に入ったので、ここに再掲します。

 

    自分が普段考えていることや、夢、性格などを客観的に考えながら詩を作りました。その詩をもとに、絵として視覚的に表現する課題です。自画像を取り込     みながら、現実ではありえない風景や、自分の理想とする世界などが描かれています。

    どうぞご鑑賞ください。

気になった作品がありましたら、備え付けの付箋に感想などをご記入いただき、作品わきに貼ってください。

 

 せっかくなので、二つばかり紹介します。本来ならば卒展校内展示の第二弾の紹介ですが、すみません。下級生にも少し活躍してもらいます。

 

 

 

 

 

 

「自分が普段考えていることや、夢、性格などを客観的に考えながら詩を作りました。その詩をもとに、絵として視覚的に表現する課題です」とありますが、いったいどんな詩を作ったのか、ぜひ見せてほしいなと思ったのでした。

 今日は、このへんで。(『みやぎの白書』の原稿が書けなくて悩んでいます。)

 

 

 

   

 

 

 

 

 

『栃木の文学』

  昨夜遅くから雪になって、早朝まで降り続きました。みぞれになったところもあるようですが、雪の重みで倒れた木で、不通になった区間も発生。今朝方は、電車の遅れで、始業時間を遅らせました。大きな混乱もなく、よかったです。これからの季節、しんどいところですが、まずは安全確保に気をつけてほしいです。

 さて、一昨日栃木県の高文連会長様から、郵便物が届きました。中には『栃木の文学』が入っていました。ありがとうございます。実は、熊本での全国高文連研究大会で、席が隣同士となり、話が弾む中で、同じ国語科であることがわかり、県の国語研究会で『栃木の文学』を編集発行しているのであれば、本県の『みやぎの文学』と交換できませんかとお願いしていたのでした。こちらが送る前に、届いてしまいました。中には、栃木高文連40周年記念に作製された「間々田ひも」製のストラップが入っていました。絹糸を材料にした、とても味わいのあるストラップです。栃木高文連のみなさん、ありがとうございます。

 せっかくですから、『栃木の文学』からひとつ紹介します。編年体で編集されているので、最初は万葉集。栃木にちなんだ歌です。

 

                             

下(しも) 野(つけの) 安(あ) 蘇(そ) の 河 原 よ 石 踏 ま ず 空 ゆ と 来(き) ぬ よ 汝(な) が 心 告(の) れ

 

万葉らしい歌です。訳は明日に。

今日は、このへんで。

 

「土曜ゼミナール」開催

 先週末から厳しい寒さが続いています。今朝、車のエンジンをかけたら、車の表示計にはマイナス3度と出ました。先週末は、仙台でも少しばかり雪が積もりました。根雪にならなくてよかったです。でも、日本海側や北東北では、かなりの積雪量。この秋、青森には二度お邪魔したので、青森で降雪量がニュースになるとドキッとします。雪国では、これから除雪がたいへんなのです。しかしながら雪が少なくて困っていたスキー場には、よかったかもしれません。これから本格的な冬。くれぐれも体調管理に注意を。

 さて、先週12/8の土曜日に、恒例の「土曜ゼミナール」が開催されました。今年は21講座が開講。特に外部からお招きした講師の先生方には、師走のお忙しいところ、本校生徒のためにお越しいただき、深く感謝申し上げます。各ゼミナールの様子は、下の写真をご覧ください。小生も、できるだけ各ゼミの様子を拝見したく、カメラを持って走り回りました。(カメラといえば、写真の専門家である東陽写場の後藤社長にも講師としてお越しいただきました。ありがとうございました。)

 講師の先生方とゼミナール名、内容については、下記のとおりです。講師の皆様に、深く感謝申し上げます。

 今日はこのへんで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

301208土曜ゼミナール.pdf