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校長通信

先生方、事務室のみなさん、ありがとうございました

 本日は令和元年度最終日。退職を迎えられた先生方、事務室で働いていただいたみなさんに辞令を交付させていただき、ご挨拶をいただきました。それぞれに人生の節目を迎えられた先生方、どうもありがとうございました。今後は本校や他校で再任用教諭として再出発される先生、また本校で非常勤講師として再出発される先生、県庁や小中学校の事務室で働く方々、それぞれに道は異なりますが、おからだに気をつけながら、生徒一人ひとりの健全な成長と本県教育のますますの発展にご尽力いただければと思います。
また、先日はたくさんの先生方をお見送りしました。ご栄転された先生方のますますのご活躍を祈念申し上げたいと思います。本来ならばもっともっと多くを語り合いながら、お見送りしたかったところですが、現在の状況下では仕方ありません。この厳しい状況が収まったら、ぜひともゆっくり先生方と本校での思い出話を語り合いたいと思います。ありがとうございました。
明日からは、新年度。たくさんの新しい先生方、事務室のみなさんをお迎えします。よろしくお願いします。
生徒のみなさんも、新年度の生活、学習等の準備をしっかりして、4/8を迎えてください。なお、感染症対策を徹底して生活するよう、よろしくお願いします。

予備登校を実施しました

 昨夜のニュースで、オリンピックパラリンピックの延期が発表されました。楽しみにしていた人は本当に残念だと思います。残念ですが、世界中がこのように厳しい状況にあるのですから、仕方がありません。まずは、この見えない敵との戦いを克服することです。お互いに強い自覚をもって生活したいものです。
さて、今日は、入学準備のため、入試合格者と保護者のみなさんに来校してもらい、予備登校を実施しました。入学前の事務手続き等、どうしてもこの時点で必要なところを説明させてもらい、手続きや購入をしてもらった次第です。配慮がまだまだ足りなかったところもあるかもしれませんが、4/8の入学式や本校での学校生活のために、最低限のところを取り上げたつもりです。ご容赦願います。
なお、学習課題等については、入学式を迎える前にしっかりと取り組んで、高校の勉強にスムーズに入れるようにしてほしいと思います。合格者のみなさんは厳しい入試を勝ち抜いたわけですが、それが人生のゴールではありません。生涯、学び続ける姿勢、態度を養うこと、これを大事にしてほしいと思います。
今朝の新聞には、本県の先生方の人事異動が発表になり、本校からも何人かの先生方がご退職となり、ご栄転となります。先生方とお別れすることは本当につらいところですが、先生方の今後の一層のご活躍とご健勝を祈念したいと思います。また他校から転入される先生方もいます。明日は、その転入される先生方を迎えて事務引き継ぎです。しっかり準備してお迎えしたいと思います。

 ドイツのメルケル首相の3/18の演説がネットで紹介されていると思います。すばらしい演説です。参考までに。
今日は、このへんで。

修業式を行いました

本日、在校生が久々に登校しました。生徒の元気な声が聞こえる学校は、やはりこちらも元気になります。

さて、放送による修業式で以下のように話しました。要約です。

                       

      令和2年.3.24  修業式 挨拶  ※放送による

みなさん、こんにちは。感染症予防のため、本日の修業式は、放送により話をさせていただきます。
まず、振り返りです。3/1の卒業式。卒業式ではいつもの送辞答辞ができなかったわけですが、みなさんの先輩方はりっぱな態度で卒業式に臨んでくれました。卒業生代表のあいさつにおいて、代表の卒業生が正岡子規についてふれてくれました。正岡子規の生き方に感銘を受けてきた彼女に敬意を表し、私は正岡子規の親友にあたる夏目漱石についてふれてみたいと思います。
 みなさん知ってのとおり、夏目漱石は作家になる前にイギリスに留学しています。留学した成果は、「現代日本の開化」という講演にもなりました。明治四十四年の講演です。ここで漱石は日本の文明開化を「外発的」であり、「上滑りの」ものとして批判しています。簡単にまとめると、外から強制的に何か大きな力が働かないと自分では動けない、そういう受け身的な国のあり方を漱石は100年以上も前に批判しています。みなさんには、宮城野の生徒だからこそ、いろいろな場面で、外発的ではなく、内発的であってほしい、そう思います。
さて、新年度に向けてです。10月30日には、25周年の記念式典を予定しており、年間を通じて、四月以降、学校生活のいろいろな場面で、25周年を前面に出して学校を動かしていきます。これをきっかけにして今まで以上にみなさんが活発な学校生活を送ることができるよう、仕掛けをつくっていきます。もちろんそれは、学校の先生方が動かすものではなく、みなさんが内発的に動いていかないと、いつまでも「外発的な」日本と同じような、「上滑りの」学校になってしまいます。ぜひみなさんが新年度にあって、「内発的に」行動できるようにお願いしたいと思います。なお、記念講演の講師ですが、放送作家、企画会社経営の小山薫堂先生に決まりました。みなさんになじみのものは、あの「くまもん」を生み出した人です。現代日本で最高のアイディアマンであり、日本で最も優れた、未来をデザインする方です。講師選定にあっては、みなさんがますます元気になる先生を選んだつもりです。詳しくは、本日配布した資料を読んでください。親御さんにも見せてください。なお、薫堂先生はたくさん本も書いています。本は図書室に置きました。ぜひ参考にしてほしいと思います。
さてその薫堂先生は、勉強すること、学ぶこととは、自分も含めて、人がみんな、しあわせになることが目的と言っています。その、しあわせになること以前のところで、世界全体が厳しい状況に置かれています。コロナウィルス対策については、本日配布した保健だよりを参考にし、一人一人が強い自覚をもって生活するようにお願いします。ご家族にも見せてほしいと思います。
さて、3/1の卒業式の最後に私は、こう呼びかけて終わりました。
「卒業生のみなさんに贈りたいことばがあります。宮澤賢治の言葉です。」
『世界がぜんたい幸福にならないうちは、 個人の幸福はあり得ない』。
今回の、新型コロナウィルスの問題にしても、そうです。こういう状況だからこそ「みんなのほんとうのさいわい」を考えられる人になってほしい、本校生徒として、みなさんが本校での学びを通じて真剣に「みんなのほんとうのさいわい」を考えられるようになってほしいと思います。
なお、新年度を迎えるにあたり、厳しい状況にあるからといって思考停止に陥ってはいけません。勉学がおろそかになってはいけません。ホーム担任や教科担任の先生方からしっかりと指示が出るはずです。厳しい状況下にあっても、やるべきことをしっかりこなせる人、平常心を保てる生徒であってほしいと思います。
学校が普通にスタートできること、みなさんと4/8にお互いに元気な顔で再会できること期待して、私からの話を終わります。以上です。

今日は、このへんで

 

 

文庫100冊

 昨日は、本を読んでいてほしいと訴えて、尻切れトンボ。これでは、いかにも中途半端なので、おすすめ本を紹介します。それも、今風では味気ないので、思い切ってレトロ版でいきます。先日、かつての教え子(教員になっています。)がやってきて、「昔、先生に教わったとき、こういうものを渡されました」と言って、プレゼントしてくれたものが、添付したものです。その教え子の年齢からすると、25年前後経過したものです。たぶん、平成になってからまもなく生徒に向かって、このくらい読んでおけと言って渡したものです。よくまあ、このようなものを保存しておいてくれたなあと、思わず感激してしまいました。実は、この「文庫100冊」は、何回か入れ替えをしているのですが、あえてこのプレゼントされた初版を公開します。(書き込みは、その教え子のものです。念のため)「ちくま文庫」が「筑摩文庫」になっていたり、今は絶版になっているものが少なくないですが、(現代教養文庫は、今は新刊本屋に置いてないはず)、古本屋さんやアマゾンとかで手に入るかもしれません。どうぞ、参考にしてください。現役の高校生からすれば、お父さんお母さん世代に贈った「文庫100冊」(独断と偏見に満ちた)です。恥ずかしいものですが。

今日は、このへんで。高校生のための文庫100冊.pdf

合格、おめでとうございます

卒業式から今日の高校入試発表まで、しばらく休んでいてごめんなさい。校長通信、再スタートです。
今日は、その高校入試の合格発表日。15::00発表時間のかなり前から、昇降口前には、たくさんの受験生がやってきていました。15時ちょうど、合格発表の掲示板がオープンになった瞬間、あちこちから歓声がわきあがりました。合格者のみなさん、おめでとうございます。厳しい競争を勝ち抜いて、見事に合格の栄冠を獲得したみなさん、本当によかったですね。心からお祝い申し上げます。

さて、世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るう状況下でも、それぞれに思い出に残る卒業式を挙げられ、今回、本校入試に合格されたみなさんへお願いです。これからも感染を防ぐことはもちろんですが、しっかり高校入学までに勉学を続けてほしいと思います。
ただし、教科の勉学だけをお願いするものではありません。今回の新型コロナウィルス問題でわかるように、これからみなさんが生きていく社会は、これまで以上に先行きが不透明な世の中になっていきます。そういう時代にあって、みなさんには正解がなかなか見つからない状態にあっても、それに耐えうるだけの「知の体力」を身につけてほしいのです。
そのためにもこの休みのうちに、たくさんの本を読んでいてほしいと思います。
今日は、このへんで。

ご卒業、おめでとうございます

  本校第23回の卒業式をおかげさまで無事挙行することができました。輝きを一層増して大きく成長し、卒業証書を手にした卒業生のみなさん、改めまして、ご卒業おめでとうございます。また保護者のみなさま、ご家族のみなさま、お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。
 式辞の中でもふれましたが、みなさんがこれから生きていく社会は、加速度的に変化が激しくなっていきます。だからこそ、宮澤賢治の言葉にあるように『世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない』、これを胸に刻んで歩んでほしいと思います。この言葉に賢治の理想とする「世界と個人」の関係が示されています。自他の個性を大事にするみなさんの生き方が、世界全体のしあわせにどこかで確実につながり、その絆が自分のしあわせにもつながっていく、そういうことを期待します。
 ご来賓のみなさま、お休みのところご出席いただき、また慈愛に満ちたお言葉をかけていただき、ありがとうございました。今後とも、心強い応援団として、本校を見守ってください。
 今日は、このへんで。

明日3/1の卒業式及び3/2以降の対応について

  文科省及び県教委からの通知に基づき、本校におきましても、新型コロナウィルスの感染拡大防止に努めてまいります。明日3/1の卒業式や、3/2以降の本校の対応につきましては、昨日2/28までの緊急連絡メールや、このHPの『緊急連絡用掲示板』で連絡しております。詳細はそちらでご確認ください。まずは、明日の卒業式について、心を込めて送り出したいと思います。引き続き、感染防止と冷静な対応にご協力をよろしくお願いします。

卒業式について(2/26連絡)

 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、卒業式の実施要領について変更もやむなしと判断しました。日時については予定通りですが、1・2年次の生徒の参加を見送る等、例年と異なるものにしました。詳しくは、3年次の生徒・保護者に向けた緊急連絡メールのとおりです。ご確認下さい。文書については、明日、3年次の生徒を通じて配布いたします。例年と異なるものとなりますが、いつも以上に心のこもったものとなるよう、準備を進めております。ご理解とご協力をお願いします。
 今日は、このへんで。

卒業式の詳しい連絡は、明日以降

  三連休明けの火曜日、1・2年次の生徒は、定期考査最終日です。みなさん、手応えは、いかがでしたか? 三連休明けということで、今日の結果については、大いに期待したいところです。
さて、明日は、その定期考査の返却日ということで、採点の終わったところから30分刻みで各教科科目から返却されます。そして明後日は、卒業式の準備となります。
 さて、その卒業式について、新型コロナウィルス対策のため、変更があります。詳しくは、明日以降、決まり次第連絡します。冷静な対応を、よろしくお願いします。

今日は、このへんで

新型コロナウィルス対策について

1・2年次の生徒は、定期考査三日目。今日も日中は、ぽかぽか陽気でした。このまま卒業式まで暖かい日が続いてくれることを祈りたいです。
 さて、国内でも新型コロナウィルスに感染した事例が相次いで報告され、この拡大をなんとか防止しなければなりません。本校でも、参加予定の生徒の安全を第一に考え、3月に予定していた海外研修を延期することにしました。また本日2/21付けで保護者宛の文書「新型コロナウィルスに関連した感染症対策に関する対応について(その2)」を発出しました。ご確認いただき、各家庭においても感染症対策の徹底にご協力願います。
 今日は、このへんで。

 

『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告

今日2/18は、3年次の生徒の出校日。担任の先生から、卒業認定のお知らせを受けたと思います。在籍の生徒全員が無事卒業認定となりました。おめでとうございます。これまでの努力の賜です。自分自身を大いにほめてやってください。そして支えてくださったご家族ををはじめ、お世話になったたくさんの方々に、感謝の気持ちを伝えてください。みんな、笑顔で3/1を迎えてくださいね。今年は、卒業式が日曜日なので、たくさんの方々が会場にお越しになると思います。素敵な卒業式になるように、我々も一生懸命準備します。
 もちろん、3/1の前には、国公立大学の前期日程試験があります。たくさんの受験生がチャレンジします。みなさんも、ちょうど一週間後となった前期日程試験に向けて、最後の仕上げを念入りに行ってください。
 今日のお昼頃に、3年次の生徒ふたりが校長室にやってきました。今年度の『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』によって、お隣の田子小学校と、高砂小学校へ派遣された12名の生徒を代表して、おふたりが報告にやってきたわけです。私もそれぞれの小学校に視察に訪問しましたが、派遣された生徒は、みんな本当に一生懸命に小学生の中に入って、小学生の学びのお手伝いをしていました。机間巡視をしながら、児童の質問に答えたり、時には校庭で長縄飛びをいっしょにしたり、図書室で司書の先生のお手伝いをしたり、あっという間の一週間だったようです。お疲れ様でした。ふたりの報告をうかがっていると、改めて教え教えられる関係って、こんなに素敵なことなんだなと実感します。小生も初心に返って、良い意味での緊張感をもって明日からの学校運営に臨みたいと思います。報告に来たお二人のみならず、今回のプログラムに参加したみなさん、お疲れ様でした。そして、お世話になった田子小学校、高砂小学校のみなさん、どうもありがとうございました。

今日は、このへんで。

2/15の諸会議へのご出席、ありがとうございました

 昨日2/15(土)は、週末のお休みの日であり、年度末のお忙しいところであるにもかかわらず、学校で複数の会議がありました。
多数の保護者の皆様や、関係の皆様に学校にお越しいただきました。改めて感謝申し上げます。PTAの件、海外研修の件、25周年記念事業・式典等の件、そして本校の教育環境整備の件など、みなさまから寄せていただいた貴重な御意見をもとにして、本校教育の一層の充実をはかっていきたいと存じます。ありがとうございました。

「デザセン企画書を作ろう」・『社会と情報』プレゼン・『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』報告会

おととい月曜日の夕刻から今年初めての本格的な雪になり、県内平野部でも数センチの積雪になりました。2/11早朝には、今冬初めての雪かきに追われた家庭も多かったと思います。でも昨日は晴れて天気もよく、午前中に雪が消え、今日はなんと天気予報では最高気温が10度。日中は本当にぽかぽか陽気でした。予報では、この暖かさが週末まで続くとのこと。やはり暖冬なのでしょうか?
 さて、今日は、いろいろな行事がバタバタ重なりました。外部では、県高文連の表彰式がホテル白萩でありました。個人と団体、受賞者数を合計すると400名近い生徒のみなさんを表彰しました。みなさん、これまでの鍛錬の賜ということで、心からお祝い申し上げます。今後とも、精進を重ねてほしいと思います。表彰式後には、某ラジオ局が取材に来ました。生放送でラジオから生徒の喜びの声が聞こえたと思います。ご家族のみなさんは、聞いていらっしゃったでしょうか? 案外、車の運転をしている方だと、聞いていたかもしれません。
 さて校内では、1年次『社会と情報』において、生徒プレゼンテーションを先週から実施中で、今日が最終日でした。表彰式のため、聞けませんでした。みなさん、ごめんなさい。
 また、13:30からは、『小学校への高校生教育助手派遣プログラム』の報告会がありました。お隣の田子小学校と高砂小学校へ計12名が参加しておりました。実際の現場へは、それぞれの小学校へ挨拶と見学に行きましたが、今日の報告会はやはり欠席。残念です。後日、改めて各自から報告をもらいたいと思います。参加されたみなさん、お疲れ様でした。
 さらには、本日は、3~4校時に総合学科1年次の『産業社会と人間』において、「デザセン企画書を作ろう」オリエンテーションがあり、東北芸工大のボブ田中先生と、10名の学生さんが来校され、1年次総合学科の生徒が田中先生の講話と学生さんからのアドバイスを受けました。これまた田中先生からの講話が大変素晴らしいもので、私は昨年聞きましたが、デザインの何たるかについて、貴重な教えをいただきました。今日は高文連の表彰式のため、聞けませんでしたが、本校1年次の総合学科の者たちには、ぜひともデザセン(全国高等学校デザイン選手権大会)に応募して、上位入賞を果たしてほしいと思います。
 今日は、このへんで。

学校評議員会、開催

  昨日の日曜日は、満月。夕刻、東の空に大きなお月様がぽっかり浮かんでおりました。2月もこの時期になると、年度末のラストスパート。今日2/10の午後から学校評議員会を開催させていただきました。5名の学校評議員の方々にお越しいただき、今年1年の学校運営の状況を報告し、それに対して貴重な御意見を頂戴したところです。年度末のお忙しいところ、また寒さの厳しいところ、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。いただきました御意見を、今後の学校運営に活かしていきたいと思います。

3年次の生徒が進路決定の報告にやってくるのも、この時期からです。国公立や私大のセンター利用型の推薦やAO入試等の結果通知が届くころです。今日も、良い知らせをもって1名、やってきました。おめでとうございます。

3年次生のみなさん、後に続け!

 

今日は、このへんで。

 

「詩の器」

今日2/5は、国公立大学個別学力試験(前期・後期)の出願締切日です。3年次の生徒で、国公立大学に挑戦する者たちは、みんな出願手続きが完了したと思います。出願先が確定したからには、あとはまず2/25の前期試験まで一生懸命やるだけです。もちろんその間に私大の入試がある者もいるはず。それぞれの受験カレンダーに従って、体調を崩さず、一日一日を大切に過ごしてほしいです。そのためにも学校で頑張ること。最後まで学校の授業にしがみついた者に栄冠が輝いてきたことは、先輩たちが証明しています。みなさんの粘りと根性を期待しています。

 

 さて、昨日は夏目漱石の『永日小品』の一節「火鉢」のタイトルだけで終わりました。自宅に帰って開いてみると、ありました。その「火鉢」の話は、このような内容です。

 

鉛のように曇った底冷えのする冬の一日、漱石は書斎で寒さにすくんでいる。とても机に向かう気になれない。そんなところへ次々にいろんな人が訪ねてくる。みな借金や身の上話ばかりである。やりきれなくなって漱石はとうとう銭湯へ行く。湯からあがって、せいせいして家に帰ると、書斎に洋燈がともり、火鉢に新しい切り炭が活けてある。妻が蕎麦湯を持ってきてくれる。

 

その後の文章を紹介します。

 

 「妻が出て行ったらあとが急に静かになった。まったくの雪の夜である。泣く子はさいわいに寝たらしい。熱い蕎麦湯を啜りながら、あかるい洋燈の下で、継ぎ立ての切り炭のぱちぱち鳴る音に耳を傾けていると、赤い火気が、囲われた灰の中で仄かに揺れている。時々薄青い炎が炭の股から出る。自分はこの火の色にはじめて一日の暖か味を覚えた。そうして次第に白くなる灰の表を五分ほど見守っていた。」

 

 これで「火鉢」の話は終わりです。森本さんは、漱石の『永日小品』のこの一節を読んで、こんなふうに感想をかきとめます。

 

 こんな暖かい文章を私は読んだことがない。読めば読むほど、火鉢の暖かさがこの一文からつたわってくるような気がするのである。ほんとうに暖かいというのは、こういうことなのではなかろうかと思う。

 

 続けて森本さんは、漱石の作品の中に、火鉢がいたるところに出てくることを紹介し、最後に、蕪村の「火鉢」の句を紹介します。

 

 埋火(うづみび)や終(つひ)には煮(にゆ)る鍋のもの  蕪村

 

 埋火(うづみび)や春に消行(きえゆく)夜(よ)やいくつ   蕪村

 

ひとり小さな火鉢に倚りながら、彼はおそらく灰を火箸で掻きならしつつ、冬の一夜一夜がこうして春に向かって消えてゆくのをじっと見送っていたのであろう。火鉢は、そのような想いを托することのできるすばらしい「詩の器」でもあったのである。

 

今回の古本市において、この森本氏の本に出会えたことに、無上の喜びを感じます。

 

さて、森本氏は「火桶」の句を最後に紹介しています。

 

桐火桶(きりひをけ)無絃(むげん)の琴(きん)の撫(なで)ごゝろ  蕪村

 

 

今日はこのへんで

 

早くも立春

 今日2/4は、立春。といってもまだまだ寒いこの季節。今年は雪が少ないですが、まだまだ寒さが続くので用心です。でも夕刊には榴岡天満宮の梅の花がほころんできたというニュースが掲載されていました。そして私立高校でも入試がスタート。あっというまに時が過ぎてゆくのを、こちらはやっとこさ追いかける始末。ダメですね。計画的に一日一日を過ごしましょう。

週末に、仙台の某デパートで開催されていた古本市に出かけて、これはという本を仕入れてきました。

そのうちの1冊。森本哲郎さんの『日本の挽歌  失われゆく暮らしのかたち』。そこの見開きには徒然草の一節が引用されていました。

『何事も、古き世のみぞしたはしき。』

 

冒頭の章は「冷たい火鉢」。その中では夏目漱石の『永日小品』の「火鉢」が紹介されています。家に帰ったら読んでみます。

 今日は、このへんで。

 

県高校美術展・・・『校内展』開催中

昨日は一日中大雨。一転して今日は、最高気温10度を超える暖かさ。午前中、グランドでは、生徒が体育の授業でサッカーにいそしんでいました。1月もまもなく終わりですが、今年はやはりなかなか雪にならないです。

 さて、外ではサッカー。校舎の中では、美術展。実は先週、県高校美術展が開催されていましたが、そこに出品された作品も含めて、県高校美術展用に制作された作品の『校内展』が始まっています。1F昇降口前から校長室前の廊下、食堂前のスペースに、所狭しとたくさんの作品が展示されております。圧巻ですね。すごいです。下記はその一部です。2/25まで開催中です。保護者の方々もぜひご覧下さい。

 また、昨日1/29に大学入試センターから、2021年1月が初回の大学入学共通テストの『国語』と『数学Ⅰ、Ⅰ・A』の試験時間と大問数の公表がありました。『国語』は、80分の大問4題構成。『数学Ⅰ、Ⅰ・A』は、70分に落ち着きました。問題作成方針については、「昨年6月に公表した大枠を維持」とあります。「思考力、判断力、表現力を重視した出題を行う」とのこと。今の3年次の生徒が受験した最後のセンター試験でも、数学に相当その新傾向が強かったと、様々なニュースで言われています。2年次、1年次の生徒のみなさんは、そのあたりを意識して勉学に励んでほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

進路講演会を実施!

1月も早いもので、最終週に入りました。昨日の月曜日からは国公立大の出願が始まっています。締切が2/5なので、まだ様子見の段階かもしれませんが、週末には3年次の生徒と保護者が何組も来校し、出願先の相談を担任等としていました。ぜひとも志を高くもって前期・後期の個別入試に臨んでほしいと思います。

3年次生に続いて、2年次の生徒は来年、初めての共通テストに臨みます。今日のLHRは、駿台仙台校の校舎長の小田川晃一さんに来ていただいて、進路講演会をしていただきました。『大学受験に向けての最新情報  ~ 新時代入試の課題とその対策 ~ 』というタイトルです。パワポにして68枚の資料が圧巻です。たとえば、

 

これからの取組で大切なこと!

基礎・基本(=授業)を大切に!

  入試で問われる内容は、高校の授業の中にある。授業(基礎基本事項)の理解度が合否を分ける。難関大に合格する生徒は、特別な知識を持っているわけではない。基礎・標準的な問題で失点をしない、わからない箇所(穴)が少ない人である。大学入試は、高校の授業・学習の延長上にある。

 

 と、ありました。私も気合いを入れ直します。日々の授業が命。みなさんのますますの精進を期待します。小田川様、ありがとうございました。

 

今日は、このへんで。

 

P3団体合同役員会開催・・・ご出席、ありがとうございました

今日1/25(土)は、P3団体(PTA・教育振興会・放課後活動後援会)の合同役員会がありました。3団体の役員の方々には、お休みのところ、ご出席いただき、ありがとうございました。それぞれの会長様からご挨拶があり、その後、参与の私から下記のような挨拶をさせていただきました。

令和2年1月25日 PTA・教育振興会・放課後活動後援会 合同役員会 挨拶 (概要)


みなさん、改めましてこんにちは。今年もよろしくお願いします。
本日は、週末のお休みのところ、(P三団体合同役員会)ご出席いただき、ありがとうございます。また日頃から本校教育に深いご理解とご協力をいただき、心より御礼申し上げます。
今週になり、うれしいニュースが二つありました。本校のPTA会報「もえぎ」について、仙塩地区で優秀校に選ばれ、県審査にあがっていたものですが、見事に県審査を突破し、東北地区の審査にあがったと聞きました。会報委員会の方々をはじめ、P3団体のみなさんの日頃の活発な活動が実ってのものと思っております。おめでとうございます。
また、一本化された高校入試の出願希望調査において、本校普通科の倍率が県内で一番高かったという記事も出ておりました。これも生徒の活躍はもちろんのこと、みなさんの活動の成果が反映しているものと考えております。本出願においては、もちろん変動があると思いますが、そういうふうに選ばれていることを良い意味での緊張感に変え、本校教育の一層の充実に努めてまいりたいと思います。
ところで、3年次のたくさんの生徒が1/18~1/19にセ試験を受験してきました。英語ベースで去年と同じ199名が受験しております。良かったもの、思い通りにいかなかった者、それぞれだと思います。特に苦戦している者に、現在、逆転に向けて檄を飛ばしているところです。受験生をお持ちのご家庭におかれましては、ぜひとも温かい励ましをお願いしたいと思います。
大学共通テストについては、英語の民間試験や国数の記述問題について、延期見直しの決定がなされました。これについても、今後きちんとした情報を出していきたいと思っています。そして、生徒には情報に右往左往せず、基礎学力をきちんと身につけてほしいと思います。
また現在、県美術館で県高校美術展が開催中ですが、本校美術科からは10名が入賞(昨年7名)いたしました。明日までですので、ぜひともご覧いただければと思います。
なお、2/1には25周年実行委員会が予定されています。その中でまたうれしいニュースをお伝えできると思います。お待ち願えればと思います。

※卒業生の活躍です。中央大学の学生募集パンフです。本校卒業生がモデルになっております。回覧しますので、ご覧ください。

本日は、本年度の事業報告や会計中間報告、次年度の事業計画案等、重要議題がございます。ご協議、よろしくお願いします。

以上です。

出席の役員のみなさん、ご出席いただき、ありがとうございました。

今日は、このへんで。明日、県高校美術展を見てきます。

県高校美術展、開幕!

県高校美術展が今日からスタート。宮城県美術館において、今日1/22(水)から1/26(日)までの開催となります。つい先日、卒展が終わったと思ったら、今度は県高校美術展。今回の美術展にはもちろん3年次の生徒は参加していませんが、美術科の生徒は、年がら年中、作品制作に大忙しです。

 美術科の先生方によると優秀賞4名奨励賞6名の入選があったとのことです。おめでとうございます。各校から出品できる作品数が限られているそうで、本校美術科の生徒みんなが出品できているわけではありません。校内選考で漏れた方々の作品にも、すばらしい作品が残っているそうです。その点を考えると、美術科の1年次・2年次全員に対して、お疲れ様と言葉をかけてやりたいです。みなさんのますますの精進を期待します。今度は、河北展に向けてぜひ力作を!

 今日は、このへんで。

 

さあ、やろうぜ!

  今日は、二十四節気の大寒。文字通り1年のうちで最も寒さが厳しくなる頃ですが、夕刊によると仙台では最高気温が9.8度まで上昇。市内の神社ではロウバイが見頃と出ていました。このまま寒さが緩むのか、はたまた厳しい寒さと雪がドカーンと来るのか。できたら、ゆっくりと寒さが緩んできて、春の兆しを感じたいのですが、さて?

 三年次のみなさんは、昨日までたくさんの生徒がセンター試験を受験。さて、どうだったでしょうか? 話によると数学ⅠAが相当難しくなったとか。数学の難しさは、毎年言われることです。自分がちょっとふだんより得点できなかった時は、みんなが同じように苦しんでいると考えて、まずこれからが勝負だと思って、心機一転、これからの個別試験で頑張ろうと気合いを入れ直しましょう。

 小生は、国語の問題を昨日解いてみましたが、どうでしょうか。比較的素直な解きやすい問題が並んでいたと思います。でも、本番会場に行くと、なかなか平常心で解けないもの。だからややこしいのです。人間のやることにはエラーがつきもの。そのエラーをどうやって挽回するか、マイナスを最小限にとどめるか、このへんが勝負の分かれ目です。みなさんの、これからの根性と気合いに期待します。成功した者も、ちょっとつまずいた者も、ここからが勝負です。さあ、やろうぜ!

 

今日は、このへんで。

 

セ試初日・・・粘りに粘って粘り勝ち

 今日から、センター試験スタート。関東では、雪や雨だったようですが、こちらは曇り空。上から降らなかった分、まだ良いほうです。雨男は、みなさんの力で、相当晴れ男に変身しました。明日も、まずまずの天気のようです。

 さて、みなさん初日の手応えは? と言っても、まだ初日の真っ最中。本当にセンター試験は、体力勝負ですね。みなさんの気力と根性も大事。昨日の激励会でも伝えましたが、粘りに粘って粘り勝ち。最後の一秒まで、目を凝らして、ミスのないように仕上げてください。

週明け、月曜日にみなさんが晴れやかな笑顔で登校するのを楽しみにしています。

 一方、1年次と2年次の生徒は、今日は学校で模擬試験です。これまたしんどいところですが、センター本番を受験している三年次の先輩と比べたら、実はやさしいものですよ。みなさんの時は、共通テストと模様替え。これからますますハードになってきます。これまたみっちり精進を期待します。

ところで、昨日は田子中学校区の区長さん、民生委員の方々、郵便局長さんをはじめ、小中の先生方やPTAのみなさんと集まりがあり、有意義な情報交換ができました。防災対策をはじめ、地域全体に関わる諸問題の解決には、地域の方々と常日頃から情報交換を密に行っておく必要があります。田子中学校区のみなさん、これからもよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

2020年センター試験檄文・・・山口和士先生から

いよいよ明後日からセンター試験です。天気予報を見る限り、大雪とか大雨は、なさそうです。しかし、会場まではゆとりをもって到着するよう、気をつけてください。本番でバタバタするのは禁物です。

 さて、そのセンター試験受験の三年次生に向けて、小生にとって大先輩にあたる先生から檄文を頂戴しました。群馬県で国語の先生として、また進路指導担当として長くご活躍された先生です。今は全国の進路指導の先生方のネットワーク作りに奔走され、講演会等を続けている先生です。大学進学を目指す若者の指導もまだまだなさっています。本校生徒のために、すばらしい檄文をいただきました。先生のお許しをいただきましたので、紹介します。下記のとおりです。ぜひ山口先生の熱い思いを胸にして、明後日からのセンター試験に臨んでほしいと思います。山口先生、ありがとうございました。

2020年センター試験檄文「未来は万里一空の下にある。百川学海、不撓不屈の思いを胸に、いざ天に挑まん.docx

今日は、このへんで。

 

プロジェクトスタディーの活動がVOGUEにアップ

昨日は、どんと祭。みなさんの中には、無病息災を祈って近くの神社へという人もいたのでは。自然災害の多かった去年です。そういう災害の少ない年であってほしいと心から祈ります。

さて、今日1/15は、小正月。女正月とも言いました。確か向田邦子と久世光彦からの受け売りです。早いものです。新年を迎えたと思ったら、あっという間に半月が過ぎました。うかうかしていられません。

 さて、昨日はディベート大会での活躍の様子を紹介しましたが、今日は本校プロジェクトスタディー(PS)における生徒の活躍のことを紹介したいと思います。

 ネットで「VOGUE JAPAN編集部×高校生――多様性をめぐる、ティーンとの対話」と検索してみてください。2020年1月7日付けの記事です。冒頭には「ある日、宮城県宮城野高等学校の高校生2人が『VOGUE JAPAN』編集部を訪れた。ダイバーシティーやLGBTQ+コミュニティについて研究する中で、こうしたテーマのメディアでの取り上げられ方について疑問を抱き、話を聞きたいということだった。こうして、多様性とは何か、多様化する社会におけるファッションの役割とは何かについての、ティーンとVOGUEとの対話が始まった。 ~  」とあります。すごいですね。VOGUE編集部に訪問取材を試みること自体、小生などパニックになりますが、本校の総合学科2年次の2人は、果敢に訪問取材を試みます。ここまで書くと、では、どういう機会を利用して訪問できたのかという疑問・・・。

実はこれは、昨年10/17~10/18に実施された東京宿泊研修初日でのことです。生徒たちは、初日には自分たちのプロジェクトスタディー(PS)やフロンティアタイム(FT)の研究活動のために、それぞれ自分の訪問先を自分たちで選定し、交渉し、取材をすることになります。その1つとして総合学科のお二人の『VOGUE JAPAN』編集部訪問があったわけです。編集部の方々も、二人の問題視意識の高さに驚嘆し、取り上げてくれたと思います。すごいですね。本校女子職員に聞いたら、『VOGUE』訪問なんて、とても私には・・・とのコメントでした。

記事の中身、インタビューの様子も、その問題意識の高さにびっくりです。ぜひ二人には三年次でのプレゼンで、この成果を発表してほしいと思います。

 ということで、小生も横文字やカタカナ語にひるまず、『森羅万象に貪欲たれ』の精神を保持してファッション系にも興味関心を示していきたいと思います。すみません。小生も勉強不足で「LGBT」までしか理解していませんでした。やはり、守備範囲が狭いですね。反省するしかありません。ということで、みなさんも、引き出しをたくさん持つようにしましょう。

 今日は、このへんで。

 

「省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト」・・・見事優勝!

 三連休明けの火曜日です。連休中にうれしいニュースが飛び込んできました。1/12に東北大川内キャンパスで開催された「省エネ政策提案型パブリックディベートコンテスト」において、本校から出場した2年次1名と1年次2名の計3名のチームが見事優勝を飾りました。これは、若者のエネルギー問題への関心を高めようと東北経済産業局と実行委員会が初めて開催した記念すべき大会です。東北各県から集まった精鋭を破って見事優勝。おめでとうございます。大会の様子は、翌日13日の河北にも掲載されました。

 今日は、このへんで。

美術科卒展感想・・・インタビュー原稿

 明日から三連休。正月休み明けから走り続けて、ちょっと息切れしたところで三連休というのも、すごいプレゼントですね。でも三年次のみなさんは、それどころではありません。セ試がいよいよ来週に迫っています。この三日間に何をやるのか、きちんと計画を立てて過ごしてほしいです。また夜型の頭脳を昼型に戻すことも忘れずに。体調を整えながらの三日間です。頑張って!

さて、と思い悩むところに、美術科3年次の面々が昨日、校長室へ。11月に開催した卒展の感想をインタビュー形式でまとめるので、協力をお願いしますとのこと。うーん、もの忘れが激しいこの頃ですが、パンフや写真を見返しながらまとめてみました。今日、放課後にビデオカメラに向かっておしゃべりした内容です。DVDになるまでに少し時間がかかると思うので、参考までに掲載します。 

 

020110  美術科卒展に寄せて

 

 パスポートというテーマで開催された今年度の卒業制作展。感想を少しばかり申し上げます。

 

昨年同様、みなさんの個性と才能がキラキラと輝く、すばらしい卒展でした。

こんなふうに自分は、宮城野の美術科でやってきました、歩いてきました。時々走ってみました。ころんじゃったこともあります。グランドで寝転んでいる写真もありました。でもまた走り出しました。そしたらこんなものをつかみました。どうでしょうか、こんな作品。そんなメッセージを生徒それぞれの作品から感じてきました。

美術に限らず、芸術というと一般に強弱の違いはあるにせよ、自我の表現だと思います。今年はもしかしたら全体的にその自我の表現が幾分抑制されているのかなと思いました。私は、どちらかというと自我が奔放に表現されている作品よりは、自我が抑制された作品が大好きです。抑制の仕方、程度にその作者の個性が表れると思います。

時々人を押しのけて自らの美を誇ろうとする、そういう作品、ありますよね。でも私は、自己の存在に対する含羞、これは、「はじらい」とか「はにかみ」と言い換えることもできますが、そういう含羞を含んだ作品が好きです。また100%自分を表現しようとすることに対するためらい、そういうものがにじんでいる作品が好きです。今年は全体的にそういう傾向が強く、おそらく23回生のみなさんは、心優しい方々が多いのだろうな、そして「含羞の人」がたくさんいるのだなと思いました。

 

 

みなさんの書いたもので、「含羞」がのぞく例

・ちょっとした子供の頃図鑑、ちょっとした野望図鑑

・たくさんの方々に寒い冬の日の中でもほっこりとした感じを与えられたらうれしいです

・ぼんやりした共感、人の面白さ、自分の尊さ、身の回りへのありがたさ

・作者の制作・・・それが存在することを許す、この世界に対するささやかな賞賛と祝福が、謙虚な態度で寄せてある・・・この寄せるという行為のひかえめなあたたかさを感じてもらう。

・雨の尾・・・「天泣」、これは私の卒展制作の内容を決めるきっかけとなった雨の名前です。雨という文字が入っていないにもかかわらず、そのようすを想像できる古人の表現力の豊かさに感動・・・

 

最後に、文化センターの広いスペースをゆったり使わせてもらっているのも、みなさんは、とてもしあわせものですね。ご支援とご協力をいただいたみなさんに感謝してくださいね。みなさんの未来がもっともっと輝くことを祈っています。以上です

 

今日は、このへんで

明日は令和2年最初の満月です。

 

 

新年の挨拶・・・特に3年次のみなさんへ(1/8分)

1/8分

令和2年となりました。今のところ雪が少なく、比較的穏やかに新年を迎えられたと思います。今年もよろしくお願いします。

さて、「今のところ雪が少なく」と書きましたが、本日1/8の朝は、見事に雪景色。仙台では平年より1カ月遅い初積雪とのこと。その雪も朝のうちに雨となり、午前中には溶けてしまいました。明日も午前にかけて雨の予報。朝のうちは道路凍結に気をつけましょう。

さて、本校は昨日全校集会と課題テストを実施(3年次は授業)。今日から全年次普通授業です。昨日、全校集会で話したように、今年も「口うるさい」校長を続けます。みなさん、校長にも気をつけましょう。3年次生は、その校長との戦いにへこたれることなく、戦い抜いて、ぜひとも進路実現という栄冠を手に入れてほしいなと思います。センター試験は今月18日~19日なので、あと10日。私は、若い頃、残り10日間で50点アップとよく叫んでいました。一日につき5点アップをはかったら、10日間で50点。できると思ったらできる。そう思い込んで残り10日間を必死でやるんです。現役はここで伸びると暗示をかけるんです。センター1問につき5点問題がよくありますよね。あれを一つずつ攻略するんです。この範囲から5点問題が必ず出る。出ると目標を定めたらとことんやる。国語だったら、古文の敬語問題を征服し、これで敬語が出たら、自分は必ず正解できる、そう思い込んで、とことんやるんです。どこに目標を定めるか、みなさんそれぞれに得意不得意があるはずです。自分を冷静に分析し、残り10日間の予定をきちんとたてるべし。

今日は、このへんで。

 

 

感謝

 今日12/27で実力養成講座は最終日。1年次は午前の講座で終了ですが、2年、3年次は午後まで。特に3年次はセ試プレの解説等が教科科目ごとに入るので、17:30までかかります。お疲れ様です。でも、セ試本番は、もっとかかるので、この程度で弱音を吐いてはいけません。何苦楚魂で頑張ってください。

さて、昨日は美作七朗さんの絵の話を書きました。美作さんの絵を見ていたら、洲之内徹さんの『きまぐれ美術館』を思い出しました。洲之内さんが『気まぐれ』シリーズのどこかで、美作さんをとりあげていないかと、ふと思ったのです。手元にある何冊かを開いてみたのですが、まだ見つかっていません。ふたりにはすごく似通ったところがあるように思うのですが、どうでしょうか? 

そうしているうちに、『気まぐれ美術館』の「吉岡憲『笛吹き』の顛末」が目に入りました。年末の、こういう時にです。いやな性分です。仙台の某ホテルにあった『笛吹き』。この絵に関するエピソードを書いた、知る人ぞ知る、洲之内さんらしい文章が「吉岡憲『笛吹き』の顛末」。その中で洲之内さんは「 ~ 仙台が好きじゃない。思い出がよくない。 ~ 」と書いています。こんなふうにストレートに言われたら、もちろんあまり気持ちの良いではありませんが、洲之内さんに言われると、妙に「ハイ、すみません」とお詫びもしたくなるのが、文才というもの。さて、その吉岡氏の『笛吹き』は、現在、信州の、とある美術館にあります。昨年、再会を果たした際、もうコトバで、どうのこうのと言えるものではありません。ただ、ただ、茫然としばらく『笛吹き』の前で立ちすくんでおりました。

 

さて、12/25から今朝まで三日間連載の形で、河北新報に『古里と創作太鼓 宮城・美里 方角作曲家の30年』とタイトルされた記事が掲載されました。美里町在住の邦楽作曲家で、世界的に活躍する音楽プロデューサー、佐藤三昭氏の活動が紹介されています。今年、高文連のとある大会でご一緒させていただきました。連載初日にメールをいただいたので、今日、返信のメールをさしあげたところです。このような内容で返信しました。

 

先日は、心温まるメールをいただき、ありがとうございます。
25日から今日27日までの三日間、河北の連載を拝見したところです。佐藤さんのこれまでのご活動が、東北の子どもたちにとって大きな力になっていることを改めて気づかされた次第です。

岩手の野田村でも活動されているとのこと。実は、小生は、学生の頃、サークルの活動で、岩手県の田野畑村に通い、植林や下草刈り、間伐等の作業を通して、森作りに励んできました。村の方々のお宅にお邪魔し、農作業を手伝うこともありました。田野畑村は、自分にとった第二の故郷みたいなところです。その沿岸
部にある島越あたりが大震災と津波によって壊滅的な被害を受けました。

昨年、サークルの式典が村で開催され、復興の状況を見る機会がありました。少しずつ前に進んでいると確認できましたが、やはりこれからが勝負だと思っております。

佐藤さんのご尽力に敬意を表するとともに、改めて前へ進む勇気ももらったような気がします。ありがとうございます。

先月は、本校の生徒が南相馬で活動する美術家のアトリエにお邪魔し、地域の子どもたちとワークショップを行いました。子どもたちの笑顔に元気をもらったところです。中央アジアを舞台にして画家としての活動を続けてきた、そのアトリエの主の生き方にも、大変感銘を受けてきたところです。

今日27日には、本校生徒の有志が、校内の募金活動で集まったものを丸森町に届けにいきました。実際に現場を見なくてはという思いが強く、そういう若者の行動力をこれからも大事にしたいと思います。

少しずつ、少しずつ、前進していけたらと思います。

昨日は、東京の阿佐ヶ谷にある名曲喫茶「ヴィオロン」のマスターから、『美作七朗作品集』が送られてきました。美作さんの絵にも少しばかり心の垢を洗ってもらい、新しい年を迎えたいと思います。

よいお年をお迎え下さい。

 

今日は、このへんで。

 

 

 

 

最高のプレゼント・・・『美作七朗作品集』(12/26分)

12/26

学校は、明日12/27が実力養成講座の最終日。今年、令和元年もいよいよラストです。熱心に実力養成講座を受講している生徒のみなさん、お疲れ様です。また指導にあたっている先生方、ありがとうございます。明日、特にこれといった儀式はやりませんが、それぞれの立つところで、この1年、お世話になった方々、そしてまたがんばった自分に対して、ありがとうございました、そしてご苦労さんと声をかけてやってください。

さて、昨日、1冊の画集が届きました。「美作七朗作品集」。東京阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」のマスターである寺元さんからの贈り物です。美作七朗氏とは、東京の中野で名曲喫茶「クラシック」のマスターとして、また画家として活躍された方です。名曲喫茶ファンの聖地でもあった「クラシック」。マスターの美作さんが1989年にお亡くなりになり、その後ご遺族が引き継ぎましたが、2005年に閉店。その遺品を受け継いだのが阿佐ヶ谷の名曲喫茶「ヴィオロン」です。日常の瑣事の積み重ねで少しばかり心が重い時に、さりげなく自分の存在を受け止めてくれる絵。小さな、小さな人間に温かいまなざしを向ける画家の優しい心根がこちらに柔らかく伝わってくるような絵。油彩、スケッチ、絵皿等全75点を収録。また、画集の後ろには様々な方々の思い出の文章があります。これもまた、美作さんのお人柄を伝えるすばらしいものばかり。

自分としては、天から届いたクリスマスプレゼントのように思えました。おたよりには「  ~ 美作さんの作品集が完成しました。皆さんで見て頂き、蔵書して頂けたらありがたく思います。 ~ 」とあります。本校の図書館に置きます。本校の生徒にぜひとも手にとって見てもらいたいと思います。寺元さん、本当にありがとうございます。感謝です。

 

 今日は、このへんで。

 

クリスマスイブは、宮城野高校生らしく

12/22は、冬至。冬至を過ぎて厳しい寒さを迎えるのが世の常。寒いのはまあ仕方ないですが、雪の少ないのは気になります。テレビでは、スキー場の雪不足がニュースになっておりました。初雪はあったはずですが、これからどうなるでしょうか。もちろん多いのも困りますが。

 さて、今日12/24は午前中に3コマ授業。その後、全校集会と大掃除、LHRで放課。午後には実力養成講座がスタートしました。3年次は、明日からセンタープレです。いよいよ最後の仕上げです。みなさんが最後の最後まで、気合いを入れて机にしがみつき、自分の最高の力をもってラストのセンター試験に臨むことを期待します。

 さて、全校集会で話した内容を紹介します。少し膨らませてお伝えします。

 

令和元年の年末にあたり、みなさんに少しばかり話をさせていただきます。

最初に台風19号により、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

東日本大震災からまもなく9年目。防災対策等、かなり進んだかに見えますが、今年度は、県内各地が台風19号等により甚大な被害を受け、再び自然災害の恐ろしさを思い知らされました。本校においても被災されたご家庭が複数ありました。改めてお見舞い申し上げます。校内の友人がボランティアに駆けつけたとのこと、また有志が校内で募金活動等を行う場面等、支援の輪が自主的に立ち上がることを心強く思った次第です。また、日頃から防災、減災対策にしっかりと取り組んでほしいと思います。

なお、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。そのお芝居において、ラスト近くになって二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。その「たいら」に向かって、万感の思いを込めて「ただいま」と呼びかけます。未来に生きようとする高校生たちの思い、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。いつも心配することですが、ネットですぐつながる今だからこそ、「想像力のゆくえ」というものが気になります。本校の生徒にも、すぐ隣の友人、近くの友人、遠いところの友人、はるか遠いところの友人の「声なき声」を聞く想像力をたくましくしてほしいと思います。

 

さて、5月の体育祭。7月の文化祭。どちらも最高の盛り上がりでした。それぞれにボランティアで運営にがんばったみなさん、そしてそれぞれの行事を大いに盛り上げてくれた生徒のみなさん、ありがとう。また、11月には、美術科恒例の卒業制作展が宮城野区文化センターを会場にして開催されました。テーマは「PASSPORT」。これまた卒展にふさわしいテーマでした。どれもが今年の強烈な記憶の一つですが、10月には総合学科の東北大会が本校で開催され、PSの発表を本校体育館で行いました。今年度もバラエティーに富んだ、個性あふれるテーマがたくさん並んでいました。印象に残っているのは、「人生を生き抜く方法」と題して発表してくれたT君です。小生以上に、他県からお越しいただいた先生のほうが感心していました。その先生曰く、「今時の高校生は、こんなふうに人生や哲学を追究してくれない。でも、やっぱりいるんだよな、君のような奴が。今の時代も昔と変わらず、一生懸命、人生とはなんぞや、と考えているんだよな。君、うれしいよ。ところで、君は大学で何を専攻したいと思っているの?」 T君曰く、「僕は建築学を専攻したいと思っています。それぞれが人生、いかにいきるべきかを一生懸命突き詰めて考える先に、たぶんその人にふさわしい住まいができるんじゃないか、そのお手伝いを僕はしたいと考えています」と彼は答えてくれました。T君のその答えを聞いて、お客様の先生は、またまたびっくりし、いいよ、いいなあ、君のような建築家がいたら最高だよ。がんばれよ、今時、君のような高校生がいてくれて、僕は本当に安心した、がんばれよ!」。その先生は、うれしそうにT君にそう語りかけました。もちろん、私も心の内で、がんばれよと応援していました。哲学と建築学の融合、それを人から聞いたような話しぶりになることなく、最後まで自分のコトバで説明しようとする、そういうT君がとても宮城野高校生らしく、みなさんに紹介したいと思った次第です。(このエピソードは、宮城野期白書でも書かせていただきます。)

  さて、令和2年は、いよいよ25周年記念の年を迎えます。様々な行事等に25周年記念の冠をつけて開催します。あまり欲張る必要はないですが、せっかくそういう記念の年を迎えるわけですから、学校が今まで以上に活性化したら、こんなにうれしいことはありません。みなさん一人ひとりの活躍を大いに期待したいと思います。

 また、3年次生のみなさん、いよいよセンター試験です。200名を超えるみなさんがチャレンジすることになります。ぜひともこれまでの学びの集大成ということで、気合いを入れて立ち向かってほしいと思います。先生方全員が応援しています。

 1月7日には、またここにみなさんが集合することになります。またお互いに元気な顔で新年を迎えたいと思います。事故のないように気をつけて過ごすとともに、計画的に充実した冬休みとなるよう、一日一日を大切に過ごしてください。

 

以上の内容を少し縮めて生徒に伝えました。

 

今日は、このへんで。宮城野高校生らしいクリスマスイブを!

 

福島県の総合文化祭に行ってきました

今年も残りわずか。昨日は成績会議があり、みなさんの第3期の成績について先生方と会議を持ちました。

さて、本校には県高文連の事務局があり、そのため、東北各県の総合文化祭を観覧させていただいています。先週12月14日(土)には、お隣の福島県で「福島県高等学校総合文化祭 活動優秀校公演」がありました。福島県内は5ブロックに分かれており、会津地区からスタートして、今回は一巡目の最後に相双地区での開催でした。会場は南相馬市の市民文化会館(ゆめはっと)。震災と原発事故で生徒数が減少している中での開催でした。厳しい状況にあるにもかかわらず、どの発表も素晴らしいものでした。その中で特にみなさんに紹介したいのは、いわき総合高校の演劇部公演でした。本校と同じく総合学科のある学校です。「まんまミイラ」と題されたそのお芝居の中で、ラスト近くになって、二人の高校生の女の子が、ふるさとの「たいら」に戻ってきます。お芝居の最後に「ただいま」と、ふるさとの「たいら」に向かって呼びかけます。ふるさとに向かって、「ただいま」です。被災地というコトバでひとくくりにされる前の、ふるさと「たいら」。プログラムの紹介文の最後には、「――今の、そのまんまの、私ら――」とありました。確かに「今の、そのまんまの、私ら」が、すごくまぶしく輝いていました。「今の、そのまんまの、私ら」が未来に生きようとする、そういう高校生たちの元気、高校生たちの確かな声を聞くことができたと思います。相双地区の高校生のみなさん、ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

土曜ゼミナール開催

昨日は、12/14(土)の振替休日。小生は、休みを利用して歯医者とインフルエンザの予防接種をやってもらいました。病院のハジゴとは、まあ人生初の経験です。ついでに、先週、愛車を車検に出していたのですが、車検が済んだ愛車を受け取りに行きました。これまた車の病院と考えれば、三つの病院をハシゴしたことになります。車は、幸い大きな手術の必要もなく、所々メンテをしてもらって再び快調に走り出しました。

ところで、12/14(土)は、本校恒例の土曜ゼミナールを開催。今年は18講座を用意して、講師の先生方にそれぞれの専門分野を存分に語ってもらい、また実技指導等をしていただきました。この土曜ゼミナールは、「本校の教育方針に基づき,生徒の進路目標の達成および国際化・情報化など社会の変化への主体的な対応能力の形成において,その基礎となる生徒各自の社会的な興味・関心や問題意識,自己の社会的役割の認識を育成するための主体的・体験的な学習を行う。」という目的のもと、実施されているものです。

さらに主な実施方針は、下記の二つです。

(1)本校における「総合的な学習の時間」の一環として,1年次の「フロンティアタイムⅠ」「産業社会と人間」および2年次の「フロンティアタイムⅡ」「プロジェクトスタディⅠ」の授業の中に位置づけ,実施する。

(2)「総合的な学習の時間」を構成する学習活動の中で,特に,生徒の社会的関心や問題意識,社会的役割の認識の育成をねらいとする。そのために,平素の教科・科目の授業内容を発展させた応用的・実際的・教科横断的・総合的な内容を取り扱う。

 

本校としては、特に太字にした「生徒の社会的関心や問題意識,社会的役割の認識の育成」を大事にして、講師にお願いしています。

実際の各講座名、内容等は下記のとおりです。


1 保育・・・2方面
保育園へ行こう
保育園を訪問し,子どもたちと交流を持ち,保育体験を行う。

2 人材育成
自分プロデュース
とりあえずちゃんと働いて、評価されるのを待つ…。そんな受け身の姿勢なんてつまらない。自分の評価は自分の手で創り出すというアグレッシブな姿勢を持ちましょう。他社から欲しがられ、今の会社も手放したがらない自分になっていくための、will&ing理論による「じぶんプロデュース」。すでに6千名を超える新人や就活生から「いいね!」をいただいた考え方と実践法について、たっぷりとお伝えします。

3 経営①
夢を叶えるために大切な3つの事
~誰もが役割を持って生まれてくる~
東日本大震災後に家族で宮城県に移住し「生まれてきて良かったを創り続ける」の理念のもと,2013年塩釜市,石巻市にて創業。2017年には石巻市にて日本初となる共生型複合事業「愛さんビレッジ」OPEN。2名から始めた事業は100名となり,障害,難病をお持ちの方43名が自分の役割に気づき働いている。

4 経営②
これからの「本」の話をしよう
本好き高校生はいかにして本を売る社会人になったか?大学での学び、それをサポートする仕事とは?私の読書遍歴(主成分はミステリとマンガ)とからめてお話できればと思います。

5 美術①
素描・絵画の心得
初学者を対象に、「論画六法」について語る。素描・絵画を制作する上での基本、原則とは何か。そして、美術大学受験における二つの「表現」とはなにか。皆さんと共に考えてみたい。

6 美術②
今何をするべきなの?宮城野高校二期生のトーク
自身の作品解説と新聞紙と布テープを使った簡単なグループワークショップを行います。

7 社会
多様な性のあり方について学ぼう
性的マイノリティのことは最近話題にされていますが,まだまだモヤモヤしていませんか?誰もが「多様な性の当事者」であることを,マイノリティ・マジョリティ,学生から親世代まで,多様な視点で語りあえる場にしたいと思います。

8 食物
うま味の相乗効果
私たちがよく口にしている食べ物には「うま味」が含まれていますが,このうま味を上手に利用すると普段の食事がもっと美味しくなります。この講座では実際に料理をして「うま味」を自分の舌で感じてみたいと思います。

9 数学
身近に潜む数学~待ち行列モデル~
コンビニのレジ、人気店の行列など、世の中には様々な列が存在します。どのくらい待つ必要があるのか等は気になるところです。今回の講義では、それらを扱う待ち行列理論について紹介したいと思います。

10 生物
透明骨格標本を作ろう
近年、透明骨格標本は鑑賞品や教材として幅広い層から注目されています。今回はそれらの作成過程の一部を体験しながら、標本の知識や技術を深める講座を行います。標本作製や動物に興味のある方は是非受講してください。

11 物理
高く飛び上がれ!
ハイジャンプコンテスト
水面から飛び上がる水中ロケットを製作し、水中の物体に働く浮力や流体力学について考察します。

12 陸上競技
速く走る
重心移動と体の動きのメカニズム
短距離走を速く走るには、腕の振り方や脚のスイングのさせ方、地面に接地する際の重心の置きかた等、いくつものコツがあります。その要点を伝え、実践したいと思います。

13 地理
宮城野高周辺のブラアオキ
宮城野高校周辺をブラ青木します。本校周辺の地理と歴史に詳しくなれます。防災にも少し役立ちます。本校住所の田子の由来。二木神社はなぜ洪水の被害にあいにくいのかを、自分の足を使って実際に地域巡りします。防寒対策お願いします。

14 心理学
コミュニケーションが劇的に変わる心理学
私たちはコミュニケーションをせずに生きていくことはできません。このゼミでは今までのコミュニケーションと全く違う見方をします。ゼミを通じて心理学を学ぶ楽しさを感じてもらいたいと思います。奮ってご参加下さい。

15 美術生物
知ってそうで知らない動物の世界
(君はパンダが描ける?)
第1部 模様(動物の模様を描いてみよう)
第2部 鳴き声(鳴き声からイメージして描いてみよう)
第3部 絵の解説&リクエスト
 皆さんが動物園で見るような動物たち。皆さんは彼らのことをどれくらい知っていますか?この講義で描いて聴いて動物の世界を体感してみましょう。あなたの知らない世界が見えるかも。

16 薬学
くすりの話と感染症初期予防
病気やケガの治療に不可欠な薬は効き目だけでなく副作用(リスク)もあります。ためになる薬の知識と身近な薬草茶の試飲。後半は特殊なライトを使っての手洗いチェックでインフルエンザ等の感染症の初期予防を一緒に身に付けましょう。

17 語学
同時通訳の世界

通訳・翻訳や、その他英語を生かす職業について、また通訳者の視点から見た最近のグローバル化についてのお話と、通訳トレーニングをベースにした英語学習法を紹介します。誰にでもできる英語トレーニングですので、英語が好きな方でも苦手な方でも興味があればどなたでも大歓迎です。

18 歴史
古代蝦夷(エミシ)と陸奥国府多賀城
私たちが住んでいる宮城県は、古代では「陸奥国(むつのくに)」と言い、役所である国府は多賀城にありました。陸奥国の北には律令国家の支配に属さない「蝦夷(エミシ)」がいました。本講義では多賀城を中心に古代の陸奥国について説明します。

 

以上です

 本当は一つに集中して聞きたかったところですが、(特に今回は、昔の教え子を講師として招いたので)やはりそれぞれの様子を見たくなり、欲張って全部の講座(すみません。保育園はパスでした)を見てまわりました。特に陸上に励んでいたみなさん、走りの姿勢が俄然良くなりましたね。ぜひ今回の学びを生かして陸上にチャレンジしてほしいと思います。

 他に、美学を究めるような講話、高度な数学の話、翻訳の話、本屋さんの話、歴史のお話、多様な性のお話、様々な動物さんを描いてみる講座、学校周辺のブラアオキ、心理学入門、薬学のお話、生物の世界、物理学の世界、おいしいスパゲッティ作り、美大で彫刻を究める話、人材育成論、経営論、保育園訪問等、とてもバラエティーに富んだ講座が展開されました。講師の先生方、年末のお忙しいところ、ありがとうございました。

 

 

 

コールドムーンとウィンターライブ

 

今日は、令和元年最後の満月。12月の満月のことを、よその国では「コールドムーン」と呼ぶそうです。確かに寒い季節に、お外に出てお月様を眺めていたら、「コールド」ですね。でも、きれいな満月だったら、そこに心なしか、あったかいものを感じることもありかも。さて、今日はどうでしょうか。

 昨日、弘前在住の大先輩(進路指導の大先輩です)から真っ赤な津軽リンゴが送られてきました。お礼の電話をしたら、セ試直前、お疲れの先生方、みんなでということでした。早速お昼休みにみんなでおいしくいただきました。やはり、本場ものは違いますね。りんごの甘さは、こうでなければいけません。先輩、ありがとうございました。

 今日、お昼休みには、ダンスサークル「イミテイト」のウィンターライブがありました。今年度は、なかなか見る機会がなかったのですが、ようやく今日、念願かなって拝見しました。すごいもんです。軽やかに、しなやかに、優雅に、ダイナミックに踊る姿に、パチパチでした。某保健体育の先生によると、やはり最近は、ダンス大好きな女子生徒がどんどん増えているとか。今後の活躍を期待しています。

明日も別チームが演じると聞きました。明日のチームのみなさんも、頑張って!

 写真は、卒展の作品の一部です。まだまだ、たくさんあるのですが、今日はこれでごめんなさい。

 今日は、このへんで。

 

転んでも立ち直る

昨日に引き続き、日中は小春日和。天気予報によると15度近くまで上昇。陽気に誘われて、お昼休みにグランドに出て、少し歩いてみました。芝生は、夏場に比べるとさすがに青々としたものではありませんが、よけいな雑草が生えてこない分、この時期のグランドは、とても使いやすいです。体育の時間、サッカーに夢中になっている生徒がとてもうらやましく、頑張れよーと、応援したくなりました。

昨夜は、某マラソン大会参加のため、20:00から一生懸命ネット申込にトライしていたのですが、残念でした。でも、不思議にあまり悔しい思いはなく、逆に別の大会、まだ参加したことのない大会にトライできるのではと思い直したところです。年をとってくると、妙に立ち直りが早くなります。みなさん、どうですか? 思いがかなわなかったときに、立ち直りのために、どんな工夫をしていますか? 昨夜は十三夜。冬の夜空にきれいなお月さんが浮かんでいました。また、トライしてみるかとお月様を眺めながら、心に誓った次第です。

 

ところで、アフガニスタンの支援に尽力してきた中村医師が襲撃され、尊い命を落としてしまったこと、本当に残念です。ご冥福を心から祈りたいと思います。若い頃から、中村さんのご活躍を耳にして、どれだけ勇気づけられたことか。アフガニスタンの大統領が氏の棺を担がれる映像が配信されたと思います。想像してください。それに値することを中村医師は、なさってきたということです。合掌。

明日、明後日と本校某サークルは、ウィンターライブですね。楽しみです。今のところ、見に行けそうです。よろしくお願いします。

今日は、このへんで。(12/11記)

 

 

 

 

 

ふれあいサポート館アトリエ(相馬市) ワークショップ参加

  ここ数日、寒い日が続きましたが、今日は一転して小春日和。日中は10度を超えるお天気でした。

週末の土曜日には、美術科の2年次生5名と1年次生3名、計8名が、「ふれあいサポート館アトリエ ワークショップ」に参加しました。これは、福島県の相馬市にある特定非営利活動法人 「ふれあいサポート館アトリエ」を訪問し、小学生や幼稚園児との体験活動を通じて、社会性を養うとともに、勤労意欲の育成を図るものです。館長の倉本信之さんと、奥さんのまり子さんの温かいご支援ご協力により、震災以降、続けられている活動です。私は、去年訪問しようと思って、都合が悪くなり、今年は念願かなって、訪問することができました。倉本夫妻の思いがこめられたすばらしい施設、相馬市の城址にかまえた、ふれあいサポート館において、子どもたちが実に生き生きと活動していました。そこに入れてもらえた本校の生徒たちは、本当に幸せ者です。一緒にろうそく作りを楽しんだのですが、子どもたちのあふれるようなパワーに、すっかり圧倒されていました。活動が終わってからのケーキも、さぞかしおいしかったでしょうね。倉本先生、奥さん、ありがとうございました。先生のアトリエも拝見することができましたが、先生のお描きになった絵画と、飾られている中央アジアの文物がまた見事で、まさに芸術家の「おしろ」でした。この活動を続けてこられた倉本先生ご夫妻に、改めて深く感謝申し上げます。

 本校の校舎内、食堂前のスペースには、卒展の作品群が飾られ、ここもまた芸術の香り高いスペースとなっています。次回からは、生徒の作品紹介をしたいと思います。

 今日は、このへんで。

 

東北大学の学生のみなさんによるフィールドワーク実施

  昨日で定期考査が終了し、今日からまた通常の授業が再開しました。再開したと同時に、今日の1年次の生徒は、新規に導入された「探究プレゼン演習」を実施しました。東北大学の学生のみなさんにとって、正式な名称は「教職実践演習 フィールドワーク」となります。これは、東北大学で教員免許を取得しようとする学生さんにとって、取得のための最後のハードルです。既に学生さんたちは、教育実習を終えていますが、改めて実際に学校現場に立ち、グループを組んで20分のプレゼンをするものです。高校生の学習意欲を喚起できる内容を、専門性を同じくする自分たちで自由に考えてプレゼンします。教科書がないので、これがなかなか大変です。しかし、学生さんにとっては、大学までの自分たちの学びを、高校生に投げかけることのできる貴重な機会です。自分たちで自由に創意工夫ができます。知的にとてもスリリングなプレゼンが、14グループも展開されました。

私もそれぞれ少しずつ拝見しました。本校の1年次の生徒は興味津々で、学生さんのプレゼンに聞き入っていました。この内容については、改めて報告したいと思います。お越しいただいた43名の東北大学の学生のみなさん、ありがとうございました。またお世話いただいた東北大学の金先生、また3名のATのみなさん、ありがとうございました。

 今日はこのへんで。

 

受験生一人ひとりが輝くためには・・・

いよいよ師走。どんよりと曇り空で、午後からにわか雨も降りました。これがもう少し気温が下がると、いよいよ初雪。あと半月ぐらい待ってほしいのが、ホンネです。

さて、定期考査三日目です。みなさん、土曜、日曜としっかり勉強したでしょうか? 経験上、三日目あたりに自分の担当教科の試験があると、少し平均点が上がるような・・・気のせいでしょうか?

ところで、今日の午後からは、本校で進路指導関係の会議があり、後半には講演会がありました。「受験生、一人ひとりが輝く」ためには、どうしたらよいか、講師の先生のお話に耳を傾けた次第です。最近の受験生は、やはり、「依存型学習」から抜けきれていないとのこと。我々教師も同じですが、PDCAサイクルをきちんと回せる人が、学力の伸びも著しいとのこと。知識・技能をどう活用するか、このへんに課題があるようです。

明日は、最終日。頑張って!

今日はこのへんで。

 

セ試50日前

定期考査二日目。今朝のTVニュースでも今季一番の寒さと伝えていましたが、確かに車に乗り込んで気温計を見たらマイナス1度。放射冷却です。みんなぶるぶる震えていました。でも日中は日差しがあったせいか、小春日和のようなお天気になりました。さて、みなさん、二日目はどうだったですか?3時間目には、1年次の受験の様子を見に、少し校舎を歩いてみました。みんな真剣そのもの、数学の時間だったせいか、みんなギリギリまで問題と格闘していました。今朝はJRの遅れがあり、遅れた人には別室受験の措置がとられました。影響のあった生徒は数名にとどまったようですが、そういう場合は、くれぐれもまずは安全第一に登校してください。

さて、三年次用に、「進路の手引き PARTⅢ」が配布。添付されたプリントによると、今日金曜日でセンター試験までちょうど50日前のようです。残り50日で、なすべきこと、気をつけること、記録すべきこと等々、本校進路指導部のノウハウがたくさん詰まっています。ぜひ活用を。しかし、早いですね。ついこの間100日前集会をやったような気がするのですが・・・。センター試験という名称での実施は、これが最後となります。定期考査が終わったら、これにまっしぐら。本校生徒のラストスパートを期待します。

さて、昨日は、PTA会報の担当の方に取材を受けました。お忙しいところ、ありがとうございます。毎回、目を見張るような素晴らしいレイアウトで、担当のみなさんのご尽力に、感謝の気持ちでいっぱいです。卒業号、楽しみに待っています。

今日は、このへんで。

 

不登校の理解と支援・・・研修会

 定期考査初日終了。みなさん、手応えはどうだったでしょうか?

私のほうは、今朝方、うっかり寝坊してしまいました。バタバタ用意して、なんとか遅刻せずに始業に間に合いましたが、危うく大恥をかくところでした。みなさんは、大丈夫ですか? 夜遅くまで勉強していると思いますが、ややもすると寝過ごしてしまうこともあります。用心、用心。くれぐれも気をつけて。

さて、今日の午後は先生方みんなで、研修会。「不登校の理解と支援」というタイトルで、白百合女子大学の氏家靖浩先生のご講演を聞くことができました。とても気さくな先生でした。先生のユーモアセンスあふれるお話についつい引き込まれ、内容自体は実に重たいテーマなのですが、先生の巧みなカウンセリングを受けているかのような気分で、80分の講演時間があっという間に過ぎてしまいました。特効薬がなかなか見つからないところで、知らず知らずのうちに心をやわらかくする方法を教えてもらったような気がします。先生、ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

明日から定期考査/環境美化・・・寄せ植えのプランター設置

 明日から本校では第3期定期考査です。今週あたりは、朝昼晩と、先生方に質問する生徒が多く見られました。3年次の生徒にとっては、高校生活最後の定期考査です。調査書の平均評定に大きく影響します。もちろんそれぞれの進路に向けた勉強も大事ですが、この定期考査が自分の高校生活の仕上げと考え、全力でぶつかってほしいと思います。1・2年次も3回目となると、自分の力を最も発揮しやすいところです。初めての1回目と、その反省のもとに立ち向かった2回目。それに続く3回目ということで、本気度が試されるところです。それぞれに最高の力を発揮してほしいと思います。

今朝の朝刊各紙を見ていたら、最近の中学校では、定期考査の改革も進んでいて、ノート持ち込みOKのところも出てきたそうです。高校はさすがにそこまではやっていないようですが、今後の学校現場は、観点別評価の導入など、どんどん変わっていきます。先生方も大変です。私なんかは、あっという間に化石同然です。ですから、できるだけ現場を歩いて勉強したいと思います。

ところで、先週末に南郷高校からたくさんのプランター(秋の草花の寄せ植え)と、巨大なシクラメンが届けられました。育てていただいた南郷高校の生徒のみなさん、そして先生方、どうもありがとうございます。これは、田子学区の環境整備費を活用して購入したものです。プランターは、玄関前のタブの木の周囲に置きました。みなさん、気づいていますか? 体育でグランドに出る際に、目につきますよね。朝夕の寒さに震えるこの季節だからこそ、少しでもきれいな草花に心をとめる余裕を持ちたいものです。シクラメンさんは、一鉢は校長室に鎮座していますが、もう一鉢は、職員玄関を入ってすぐのところに置きました。市販のものと違い、長期間、花を咲かせ続けます。水やりに協力をお願いします。

それでは、今日はこのへんで。明日からの定期考査、頑張ってください。

 

卒展、お疲れ様でした/第2回学校説明会開催

  天気予報では、最高気温が10度を下回る寒さと伝えていました。いよいよ冬が近いことを感じさせる寒さです。夕刊によると秋田や青森では、大雪になっているとか。気をつけてほしいです。

 さて、遅ればせながら、日曜日に終了した、美術科の卒業制作展ですが、今年もたくさんの方々に観覧いただくことができました。お越しになった方々に、またご協力いただいたすべての方々にお礼申し上げたいと思います。また、今回出品した美術科と総合学科美術系列の3年次の生徒のみなさん、お疲れ様でした。パチパチです。土曜日の講評・講演会には、参加できなかったのですが、今年もとても勉強になったようですね。ぜひ、今後も精進を続け、自分の成長につなげてほしいと思います。

 また、16日の土曜日には、今年度2回目の中学生向けの、学校説明会ということで、同じ宮城野区文化センターをお借りして実施しました。70名ほどの参加者をいただき、これまた好評だったようで、一安心しました。参加された中学生と保護者の皆様に、お礼申し上げたいと思います。また説明のボランティアをしてくれた本校生徒のみなさん、ありがとう。

 明日から、高文連の仕事で、青森に行ってきます。また来週まで、この通信はお休みです。

 今日は、このへんで。

 

防災避難訓練実施

今日6~7時間目には、防災避難訓練(火災避難訓練)が開催されました。少しでも実際の火災を想定した避難訓練にするべく、今回は火災の発生場所を事前に教員にも生徒にも伝えないで、放送で火災発生と場所を指示しました。授業担当者には、臨機応変に避難経路を判断し、生徒を安全に誘導してもらいました。事前に知らされていない分、いつもより少し時間がかかったように思います。世の中の怖い事件には、放火もあります。自分が注意していても、どこで恐ろしい事件に巻き込まれるかわかりません。本気度が試されていると思います。みなさんの自覚を期待したいと思います。

 今日はこのへんで。

 

野見山暁治氏を読む

 時折、日が差すこともありましたが、気温はあまり上がらず、日が暮れると気温はどんどん下がって・・・明日は、相当寒い一日になるようです。今朝方の打ち合わせで、インフルエンザ予防とスリップ事故防止を呼びかけましたが、いよいよ本格的な寒さ到来。ストーブが恋しくなってきました。

 昨日、卒展に行ってきたので、美術家の本が欲しくなり、本校の図書館で新規購入の本を見ていたら、野見山暁治氏の『みんな忘れた  記憶のなかの人』を見つけました。野見山さん、すばらしい方ですね。中に「哭く人」というタイトルの文章がありました。水上勉氏のことを書いた一節です。水上氏といえば、窪島さんとのことです。こういう文章を一日の終わりに読めることをよしとして、今日は帰ります。

 今日は、このへんで。

 

行ってきました・・・卒業制作展

行ってきました。美術科の卒業制作展。今年もすごかったです。自分で言うのも、ちょっと恥ずかしいですが、生徒の個性と才能がキラキラと輝いています。

こんなふうに自分は、宮城野の美術科でやってきました、歩いてきました、時々走ってみました。ころんじゃったこともあります。でもまた走り出しました、そしたらこんなものをつかみました。どうですか、こんな作品。

そんなメッセージを生徒それぞれの作品から感じてきました。

 

ドーンと大作というのは、もしかしたら少なめかもしれません。でも大きなものを作れば、それでいいわけではありません。抑制したものに、たくさんのコトバが詰まっているんです。そういうのを感じる人は感じます。

スペースをゆったり使わせてもらっているのも、みなさんは、とてもしあわせものですね。ひとつひとつの作品が独立して自分の世界を形成していますが、でも、距離をおいて、とおくから複数の作品を眺めてみると、それぞれが共鳴して、単独では作りえなかった、異なる世界が現出します。そういう世界の音を感じ取るのもおもしろいかと思います。

今日は、お昼の時間でした。次は暗くなってから、別世界を味わってみたいと思います。

学校に戻って、昇降口前で気づいたこと。昇降口前の大きなタブの木の根元に、「ムラサキシキブ」が植えてあります。紫色になりかけの、控えめな実を発見しました。ドウダンツツジの燃えるような色と対照的です。

今日は、このへんで。

 

卒業制作展、スタート!

夕刊に、「台風19号  被災1ヵ月 丸森で黙とう」とありました。あの台風から1ヵ月。まだまだ大勢の方々が避難所での生活を余儀なくされています。改めて命を落とされた方々のご冥福を祈りたいと思います。本校生徒も、お昼休みに、被災地域への支援のために、校内で募金活動を始めました。協力をお願いしたいと思います。

さて、今日から本校美術科の卒業制作展が宮城野区文化センターでスタートしました。私も今日見に行きたかったのですが、バタバタしてしまいました。すみません。明日、ちゃんと見に行きたいと思います。放課後には、受付のバトンタッチの生徒が笑顔で行ってきますと出発しました。気をつけてくださいね。明日が楽しみです。

今日はこのへんで。

 

授業公開最終日⇒ICT機器活用&明日から卒展

昨日は十三夜。日暮れがめっきり早くなり、早い時間で東の空から昇る月がきれいに見えていました。

本校の授業公開は今日が最終日。小生も、1・2年次の授業を中心に見て回りました。実は本校では、10/19・10/20・10/22の三日間で、県立学校ICT機器整備推進事業の推進に伴い、教室天井に液晶プロジェクタ27台が設置され、指導者用のタブレットも新規で25台(既存40台)入り、黒板は映写兼用の黒板に張り替えられました。すごいですね。先に工事が進んでいた他校で見ていたので、なるほどと思いましたが、やはりびっくりです。若手もベテランも、もうみなさんどんどん活用しています。授業でちょっと黒板に映し出したいところをデータで取り込んで黒板に写し出し、その上にチョークで書き加えられる時代です。教科書の本文はもちろんのこと、生徒がノートに書いた答案をさっと黒板に写しだして、黒板上で添削することができるわけです。こんなことを書いていると、何を時代遅れなと言われるかもしれませんが、小生にとってはやはり驚異です。数学の先生が廊下でせっせと添削していたのですが、それを次の時間には黒板に映して、解説していました。便利な世の中になりました。私は、二度と教壇に立てないような気がします。それとも私にも使えるような日がくるのでしょうか?

と、そんなふうに嘆いてばかりいたらダメですね。技術は日進月歩。精神は不易。生徒の学力向上のために、がんばりましょう。

さて、昨日11/10(日)、県庁・勾当台公園では、『さんフェア2019』が開催されました。専門学科のある県内各高校が一同に会して、今年度の研究成果を展示発表したり、作品や特産品の販売等を行ったり、ファッションショーをやったりと大賑わいでした。また、同じく昨日の日曜日には、県内特別支援学校の合同文化祭が、中心会場を藤崎にして開催されました。これは「みやぎ総文2017」の時に、特別支援学校部門として藤崎で開催したものが大成功となり、これはぜひ継続をということで、開催されているものです。キャッチフレーズは『挑戦、それは笑顔を重ねること』。そのキャッチフレーズにふさわしく、藤崎本館サンモール一番町側特設会場で実施された発表の部は、笑顔でいっぱいのダンスや和太鼓などの発表があり、大勢のお客様で賑わいました。

 昨日の日曜日には、田子地区の防災避難訓練も開催されました。本校からも田子地区の生徒7名が参加しました。ここ田子地区も浸水の被害の可能性が高いところとなっています。先日の台風19号のような大きな台風がまた来るかもしれません。しっかり防災意識を高めていきたいと思います。

 

 さて、明日からいよいよ美術科の卒業制作展です。昇降口にも、ご覧のとおり。1日前の掲示。楽しみです。テーマは『PASSPORT』。どんな作品が展示されるのでしょう。ワクワクします。みなさんのご来場をお願いします。

 今日は、このへんで。

 

PTA三団体合同役員会&「ヴァイオリン体験」が開催されました

 昨日の放課後、16:00から本校恒例の放課後講座のひとつ「ヴァイオリン体験」が開催されました。30名ほどでしょうか。生徒に交じって先生方も初めてのヴァイオリンに夢中になっておりました。この「ヴァイオリン体験」については、講師の先生のご協力により、今日11/9(土)の10:00から、三年次PTA研修会でも開催されました。講師の先生、そして、参加された3年次PTAの方々、ありがとうございました。

今日は、引き続き午後からPTA三団体合同役員会及び各種委員会役員会(中間報告会)が開催されました。休日のところ、たくさんの役員の方々にお集まりいただきました。ありがとうございます。

この役員会では、10月までのPTA三団体の諸活動を振り返り、また予算の執行状況の報告もあり、さらには今後の活動等について、改めて確認がされました。来年度は、オリンピック開催と25周年記念事業・式典が重なり、例年より窮屈な年間計画となりそうですが、みなさんのご協力もいただき、なんとか乗り切っていきたいと思います。よろしくお願いします。

明日は、勾当台・県庁周辺で「さんフェア2019」が開催されます。専門学科を設置している高校の特産物等が展示、販売されると思います。ぜひ足を運んでいただければと存じます。

今日は、このへんで。

 

公開授業週間⇒来週はいよいよ卒展

明日は、早くも立冬。夕刊の天気予報欄には、「あす暦通りの寒さ到来」との記事。いよいよ冬到来。寒いのが苦手な小生にとっては、できるだけ秋に頑張ってほしいところです。先日、自宅の裏山で紫色のかわいい花を見つけました。図鑑で調べると、サフランさんでした。写真のとおりです。クロッカスの秋版といったところでしょうか。秋の終わりにきれいな花を見つけることができました。

 さて、10月は、この校長通信をだいぶさぼってしまいました。余計な言い訳はせず、なんとか11月はがんばりたいところです。さて、今、本校では、授業公開中。11/5(火)から11/11(月)までです。今日も4~5人の1年次のご父兄がお越しになりました。ありがたいことです。2・3年次のご父兄にも、ぜひ足を運んでいただければと存じます。小生は、この週間を利用して、火曜日から先生方の授業に潜入しています。新たな発見がたくさんありました。若い先生方の授業が、やはりワクワクします。関西弁を交えて英語を展開するM先生の授業に脱帽です。生徒は、ずいぶんかしこまって授業を受けていました。職員室の声と打って変わって、教室では意外と大きな声で説明している数学のY先生。頼もしいです。これまた将来が楽しみです。さてさて、そうして来週からは、いよいよ美術科の卒展です。写真のとおり、宣伝もバッチリです。美術科棟をのぞくと、最後の仕上げに、3年次生は、余念がありません・・・と思いきや、昨日はすごく余裕のある生徒に出会いました。ここでは、とても書けません。やっぱり卒展が楽しみです。みなさん、どうぞ来週は、宮城野区文化センターへ。

今日は、このへんで。

 

 

生徒総会が開催されました

本日29日、本校では生徒総会がありました。今年は去年ほどではないと思っていたのですが、ところがところが、生徒たちは、自分たちのマナーのあり方や、来年度の文化祭で後夜祭をやるかどうかについて、時間ギリギリまで(6~7校時)議論していました。特に3年生が自分たちの卒業後のことにもかかわらず、文化祭のことについて堂々と真剣に意見を述べる姿に深く感銘しました。また最後には、台風と大雨で被災した方々を支援するため、募金を始めたいとみんなの前で話してくれた生徒もいました。先般の県議選において、投票率の低下について、話題になったばかりです。そういう状況にあって、自分の学校の生徒たちが少しばかり誇らしく思えたところです。

また、先週の土曜日26日には、25周年記念事業の実行委員会が開催されました。お休みのところ、たくさんの実行委員の方々に集まっていただきました。ありがとうございます。記念事業として、生徒から意見が出るようになったのもうれしいところです。少しずつ学校の活性化につなげていきたいと思います。よろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

台風19号・・・防災減災対策をしっかりと

  このたびの台風19号により、お亡くなりになった方々に衷心より哀悼の意を表するとともに、被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。一日も早い復興復旧をお祈り申し上げます。本校生徒からも被災の報告がありました。一日も早く元通りの生活ができるようになることを祈っています。

今回の台風からも、自然災害の恐ろしさを思い知らされました。ふだんからの防災減災対策がいかに大事であるか、痛感した次第です。来月、予定されている避難訓練においても生徒職員に徹底したいところですが、定期的な訓練ばかりでなく、日常的に対策対応をチェックしていきたいと思います。みなさんも各家庭、地域において、気をつけてほしいと思います。

本日、本校では2年次(美術科を除く)が東京での宿泊研修から帰ってきました。初日はFTやPSのテーマ別研修、二日目は大学や研究所、民間企業、文化施設等を見学したようです。天気にも恵まれ、計画通りの研修を実施できたようで、本当によかったです。今後のFTやPSの研究が深められるよう、きちんと活かしてください。1年次の美術科は、一泊二日で宿泊研修を実施、岩手県と秋田県を訪問してきました。お疲れ様でした。中尊寺や毛越寺等の東北の歴史的文化財は、いかがだったでしょうか?心の目を養い、ぜひ今後の作品制作に活かしてほしいと思います。

また、3年次の各ホームのみなさんと、1年次の総合学科と普通科のみなさんは、恒例の秋の遠足を実施しました。お天気が心配でしたが、なんとかセーフでした。みなさん、めいいっぱい、楽しんできたようですね。心機一転、また来週からの学校生活をパワフルに過ごしてほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

美術科の「日本美術研修旅行」&本校PTAの研修旅行

今朝、本校美術科2年次の生徒が「日本美術研修旅行」に出発しました。仙台駅まで見送りに行き、生徒の出発式に立ち会いましたが、男子生徒の力強い挨拶にびっくりし、感激しました。今回の「研修旅行」で本物を見るんだという強い意志が感じられました。みなさんの旅行が実りあるものになることを祈っています。なお、台風19号による影響が懸念されます。くれぐれも安全確保に注意してください。今日、夕方の定時連絡では、みなさんが元気で初日の研修を終えたとの報告を受けました。計画表によると、中宮寺、法隆寺を回ったようです。中宮寺の半跏思惟像は、どうでしたか? 私の最も好きな仏像です。帰ってきたら、ぜひ感想をお聞かせください。

 明日は、京都市立銅駝美術工芸高校訪問がありますね。美術科のある高校の中では、日本で最も歴史と伝統があり、私のあこがれの学校です。これまたぜひ感想をお聞かせください。

 旅行といえば、先週の10/5には、恒例の本校PTAの研修旅行がありました。福島の会津方面への旅行でした。小生は残念ながら別の仕事が入り、参加できなかったのですが、みなさん、楽しんでいただけたでしょうか? いつもながらに、みなさんの素敵な笑顔を拝見するのが、私の元気の源です。今後ともよろしくお願いします。

今日は、このへんで。

 

総合学科の東北大会・・・ありがとうございました。

 今日は「寒露」。やはり涼しさが一段と進んで、朝夕は長袖が離せなくなりました。寒暖の気温差に気をつけて、くれぐれも風邪をひかないように。

 さて、先週10/3(木)~10/4(金)に、総合学科の東北大会が開催され、おかげさまで無事終えることができました。東北各県からお越しいただいた先生方には、本当にたくさんの心温まるアドバイスや励ましのお言葉を頂戴することができました。

また、県内の総合学科の設置されている高校、本吉響高校、迫桜高校、小牛田農林高校、石巻北高校、村田高校、伊具高校の先生方には、運営等でたくさんご協力をいただき、心より感謝申し上げます。本校体育館で開催しました公開授業ですが、総合学科3年生のPSⅡのプレゼンをポスターセッションの形式で行いました。いかがだったでしょうか? 東北各県の総合学科の先生方に見てもらうことができましたが、何よりも本校の生徒にとって(発表の3年次生も、聞き手の1・2年次生も)励みになったと思います。生徒が緊張の面持ちをしながらも、時々素敵な笑顔を見せるのが印象的でした。生徒のみなさん、本当にお疲れ様でした。そしてご参加の先生方、ありがとうございました。今後とも、本校の教育にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。

追伸

また、情報交換会では、宮城大学の「娘すずめ。」サークルのみなさんに、すずめ踊りを披露してもらい、大いに盛り上がりました。ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

明日は総合学科東北大会初日

  今日も秋晴れ。天気のよい日が続きます。明日10/3と10/4は、総合学科の東北大会です。明日は本校体育館で、総合学科3年生のPSのプレゼンをポスターセッションの形式で行います。東北各県の総合学科の先生方に見てもらうことになります。生徒にとって励みとなる機会。明日もこのままお天気が続くことを祈ります。東北各県の総合学科設置校から明日本校にお越しになる先生方、明日から二日間、よろしくお願いします。

 さて、昨日10/1から10/4まで本校では朝のマナーアップあいさつ運動が行われています。2年次のマナーアップスタッフが朝早くから活躍中です。みなさんがもっともっと元気に挨拶できることを期待します。

 さて、本校卒業生の岩渕さんの絵が県図書館で展示された件は、先週お伝えしたとおりですが、その原画が先週本校に戻り、どこに展示しようかと相談していたところでしたが、本日、朝早くに技師さんに校長室に来ていただき、岩渕さんの絵を校長室に飾ってもらいました。ご覧のとおりです。

改めて近くで拝見しましたが、本当にすばらしい作品です。明日、お越しになる来賓の先生方にも見ていただきたいと思います。

今日は、このへんで。

 

後期始業式&内定第一号

今日も秋晴れの、本当に気持ちの良い一日でした。朝方、ゴミ出しをしていると、近所のおじいさんから「おはよう。今日も天気がいいね。」と声をかけられました。「おはようございます。本当に気持ちのよい朝ですね」と答えた私です。

さて、今日は後期の始業式。朝1時間目は、全校集会。私から生徒に話した内容を紹介します。

 

みなさん、おはようございます。後期始業式にあたって、私から3点、お話をさせていただきます。

さて、10月に入りました。総合学科の生徒のみなさんは、わかっていると思いますが、10/3と10/4に総合学科の東北大会があります。みなさんにとっても、先生方にとっても大事な勉強会となります。総合学科の3年生は、あさって10/3の午後に、この体育館でこれまでのプロジェクトスタディーについて、ポスターセッションの形式でプレゼンを行います。1年次2年次の総合学科のみなさんは、その3年次生の発表を聞いて質問する側に回ります。総合学科のみなさんは、6年に1回の晴れ舞台です。発表する3年次生は、もちろんこれまでの研究成果を堂々と発表してほしいです。1年次2年次のみなさんも、良き聞き手となれるよう、また良き質問ができるよう、気合いを入れてほしいと思います。また、県内と東北各県の総合学科設置校の先生方が多数本校に見えます。先生方は、校舎に入って各教室で行われている通常の授業を見学されるかもしれません。だから宮城野高校全体が10/3の午後に学校公開を実施するのと同じです。みんなに一つ注文。挨拶はきちんと。自分から先に。これが基本です。

 さて、3年生のみなさん、いよいよセンター試験の出願となります。今日、200名を超える生徒が願書を発送すると聞きました。これから本番です。何度も繰り返しているように、ちっぽけな、やせ細ったリアリストになるな、みみっちい数字で妥協しちゃったなと、後で後悔するな。自分自身に対して誇りと思えるロマンを追い続けろ、みんなの一層の努力を期待したいと思います。

3年次のみなさんがセンター試験出願ということは、来年今頃に、2年次のみなさんは共通テスト出願です。1年次は、その次です。あっという間です。大学入試、高大接続というものが大きな変革期にあります。この変革期をぜひともチャンスに変えてほしいと思います。

ところで、先週ですが、中国へ学校視察に行ってまいりました。みなさんの学ぶ宮城野高校が中国の学校に注目されています。進学重視はもちろんのことですが、一人一人の主体性や自主性、一人一人の輝く個性を大事にする本校の教育理念が今、中国で注目されています。本校と交流関係を結びたい、そういう学校を8校ほど訪問してきました。今後については、ハードルがいくつかあるわけですが、本校に対して興味を抱いている学校がたくさんあります。今後、本校で学びたいという中国の高校生のみなさんが来校するかもしれません。美術科作品の交換交流、PSやFTの合同研究交流、そういうことが実現するかもしれません。そのときには、ぜひ積極的に手をあげてほしいと思います。本年度3月に実施するマレーシア研修もそうですが、機会があったらどんどん外に出て、自分を見つめ直すと同時に、日本の良い点、悪い点、そういうのを自分の肌で把握してほしいです。

 中国を訪問した裏の動機を話します。自分にとってこの学校で1回生を担任したときのホームの男子生徒、彼は不登校になり、本校を4年かかって卒業したのですが、彼は大学に入ると中国に渡り、ボランティア活動を始めました。在学時に引っ込み思案で、ボランティアをほとんどしなかった男が大きく変わったのです。彼を大きく変えた国をこの目で見たい、そういう気持ちもありました。確かに中国にはそれだけのエネルギーが満ちていました。

小さな枠に収まるな、大きく世界に羽ばたいてほしい、これをみなさんに対するメッセージにしたいと思います。以上です。

 

昼休みには、民間就職試験で内定第一号をもらった生徒が校長室に挨拶に来てくれました。ファッションセンス抜群の女子生徒です。いつか自分のお店を持てたらいいですね。将来がとても楽しみな女子生徒です。

今日は、このへんで。

 

 

 

中学校での学習ボランティアの感想

秋晴れの、気持ちよい一日。ここ三日連続で、「天高く、馬肥ゆる秋」が続いています。敷地内の萩も見頃を過ぎてしまうような、お天気です。今日、久しぶりにその萩を見に出てみたら、正門脇の、ちょっと見えにくい角度のところに、白い萩を発見。気づかないでいたのが、うかつでした。実は、自宅にも鉢植えの白い萩があるのですが、こちらはまもなく開花です。楽しみにしていたら、実は学校にもあったのでした。グランドでは、4校時の体育の授業。ソフトボール場では、女子生徒がソフトボールの試合の真っ最中。秋晴れの、お天道様の下で、本当に楽しそうでした。

さて、夏休み中に終了したものですが、お隣の田子中学校での学習ボランティア。その感想文が回ってきました。みんな、とても良い体験をしたようです。ひとつ紹介したいと思います。

 

 素直な感想としましては「人に物を教えるということは決して簡単なことではない」ということを実感したことです。正直なところ、高校生の自分からすれば中学生レベルの問題など簡単に教えてあげられると思っていたのですが、実際には自分の伝えたいことと相手に伝わっていることに相違が生まれてしまい、上手に教えてあげることができませんでした。

 将来に教員を目指している私としては、大変貴重な体験をさせていただき、感謝しています。次回もこのような機会があれば、この経験を活かしていきたいと思っています。本当に有り難うございました。

 

中学校の生徒に一言

 勉強は大変かもしれませんが、負けずに頑張って下さい。必ず将来に実を結びます! 頑張れ!

 

 

以上のような感想がありました。あなたも、教員を目指して、頑張れ!

 

今日は、このへんで。

 

進路室で

本校駐車場で車から降りて階段を上がると、正面には教室棟1Fの真ん中に位置する進路室があります。進路室隣には生徒が利用できる資料室。その資料室には生徒が進路資料を閲覧したり、勉強したりできるように長机が置いてあります。学校創設時には、ここでガンガン勉強する生徒がたくさんいました。その生徒たちとのやりとりも楽しい思い出です。今朝、階段を上がって進路室隣の資料室を覗くと、一生懸命勉強に励む生徒の姿がありました。進路室の先生方に聞くと、毎日来て頑張っていますよとのこと。私が気づかなかっただけかもしれません。すみません。でも、定期考査終了後であっても気を抜かず、大きな進路目標に向かって生徒が勉学に励んでいるのは、とてもいいことです。今朝は、おはようと挨拶すると、顔を上げて、こちらに笑顔でおはようございますと挨拶を返してくれました。こんな調子で、今朝はとても気持ちよくスタートを切れました。

 午後は、県図書館で開催中の「読書感想画コンクール」の入賞作品展を見に行きました。今春、本校卒業した岩渕さんの作品も真ん中にしっかりと展示されていました。原画と対面するのは、本当に久しぶりのことです。改めて見ると本当にすばらしい作品です。岩渕さん、おめでとうございます。

 今日は、このへんで。

 

How dare you

定期考査最終日。一・二年次は、12時まで、三年次は、選択によって13時45分まで。みんなが一生懸命試験問題に向き合う姿がとてもまぶしかったです。今日は、朝から快晴の、とても気持ちのよい一日。テレビでは、「楽天ファンにとって、こんなに気持ちの良い朝を迎えられるなんて、最高!」と叫んでいました。そうです。昨日、楽天イーグルスは、ソフトバンクに勝って、二年ぶりのCS進出を決めました。おめでとうございます。今年は、上位2球団と相性が良さそうなので、CSが楽しみです。楽天の下克上を期待しましょう。

さて、昨日のニュースでびっくりし、感心したのは、やはりスウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさん(16)の「How dare you」。 アメリカ・ニューヨークの国連本部で23日(2019年9月)に開かれた気候行動サミットで、各国が温暖化対策に真摯に取り組まず、結果として若い世代を裏切っていると強い口調で非難したとのこと。環境問題という難問に対して、敢然と挑戦しようという姿勢に感服しました。後に続く世代に課題解決を押しつけるのは、絶対よくない。今やるべきことにしっかりと取り組むべき。我々一人一人にこの重点課題が突きつけられた日として、この少女の鋭い目を忘れてはならないと思います。

今日は、このへんで。

 

定期考査&「東北大学・宮城教育大学・宮城大学 3大学入試説明会」

9/15日以来の通信です。10日ほど間が空いたので、外はどんどん秋色に変化。今日は、秋晴れとなり、少し気温が上がりましたが、からっとした秋らしいお天気でした。

 本日で定期考査の三日目が終了し、いよいよ明日が最終日です。みなさん、調子はいかがですが?試験終了後の食堂では、友達同士で、教科書やノートを広げる光景がとてもナイスでした。最後まで、みなさんの頑張りを期待したいです。

 さて、本日は「東北大学・宮城教育大学・宮城大学 3大学入試説明会」が本校で開催されました。各高校の進路指導担当の先生方が集まり、3大学の入試担当者の先生方から現3年生が受験する大学入試と現2年生が受験する令和3年度入試の説明を聞きました。新しい入試制度がスタートする令和3年度入試に関する質問がやはり多かったですね。実際のところ、詳細な内容がこれからのところもありますが、こちらとしては、早く発表してほしいところです。しかし、焦りは禁物。まずはしっかりと基礎学力をつけること。明日の定期考査もしっかり勉強してきてください。

 今日は、このへんで。

 

同窓会総会と懇親会・・・ご参加、ありがとうございました

9/13(金)は、中秋の名月でした。みなさんは、ちゃんとお月見をしましたか。市内は残念ながら月が地平線から上がってくる頃は、厚い雲がかかり、上がってくるお月様を見ることはできませんでした。本当は、晴れていると学校の校長室あたりから上がってくる大きなお月様が見えるはず。今年は残念でした。でも時間が経つにつれて雲が切れるようになり、その金曜日、学校から帰る頃には、きれいに東の空にかかる名月が顔を覗かせたのでした。ついうれしくなり、帰りにさつまいもを買って、ふかして食べました。おいしかったです。昨日(実は満月は昨日14日)もきれいなお月様が見えていましたね。

 さて、その昨日は恒例の同窓会総会と懇親会がホテル白萩で開催されました。同窓生のみなさん(今年、教育実習に来たみなさんも参加)、旧職員の先生方、そして本校教職員と、今年は昨年と比べてちょっと参加者が少ないのが残念でしたが、来年の25周年記念式典と記念事業に向けて、大いに盛り上がった次第です。参加されたみなさん、本当にありがとうございました。元気な1回生の参加者からは、1回生の同期会を今年12月29日(日)に開催しますとか、1回生のみならず、新会長となった上野さんの回期である10回生やその他、希望があれば誰でも参加可能の、拡大版同期会にしますとか、とてもパワフルな話で盛り上がりました。1回生は本気でやると思います。ぜひ、同窓生のみなさん、来年に向けて景気づけにご参加のほどを。

 明日は、三連休最後の日、敬老の日です。ずっと元気でいてもらえるように、肩たたきひとつでも、おじいちゃん、おばあちゃんにとっては、どんな薬よりも効果抜群です。

 今日は、このへんで。

 

秋の花・・・萩

爽やかな秋風が吹いてくる一日。立て続けにお客様がいらっしゃいましたが、合間を縫って、グランド手前の植え込みへ。忙しいのにまぎれて、気づいていなかったのですが、日当たりの良いところでは、萩の花がもう咲き乱れていました。写真のとおりです。

 さて、午前中に福島大学の先生方がお越しになりました。福島大学では、今度の入試からネット出願へ。時代はどんどん進んでいきます。確かに先日の新聞には、「東北6国立大学 ネット出願に 20年度入試から」と出ていました。便利になった反面、「画面の読み間違いをする恐れもあるので、募集要項をよく確認してほしい」とある大学で語っているとおり、くれぐれも気をつけてほしいです。今日は、その福島大学さんの大学案内「FUKUSHIMA UNIVERSITY GUIDE 2020」も拝見しました。表紙のイラストが斬新です。マスコットキャラクターの「めばえちゃん」です。これも福島大学さんの思い切った戦略ですね。地の色合いが、本校の今年の学校案内と同じイエローなのも、親しみがわきます。やっぱり他との違いをつけようとしたら、このイエローは目立ちますね。本校の美術科の先生も、あえてこのイエローを選んだと語っていました。また、本校の25周年ロゴマークもどんどん活用したいものです。

 さて、昨日紹介した故池内紀氏。その弟さんが宇宙物理学者の池内了(いけうち さとる)氏です。今度10月に1年普通科のFTでは、読書会があります。赤城先生が、さすが物理の先生らしく、この池内了先生の「科学の落とし穴 ウソではないがホントでもない」を推薦しています。小生も図書館にあるのを見てみましたが、おもしろそうな本です。ぜひたくさんの生徒に選んでほしいなと思います。

 今日は、このへんで。

 

『二百二十日』

 今日9/11は「二百二十日」(にひゃくはつか)。辞書をひくと「立春から数えて220 日目、9月11日ごろにあたり、昔から二百十日とともに農家の厄日とされる」とあります。つまり台風シーズンです。先日の台風15号ですが、千葉県では、まだ多くの地域で停電が続いているとか。生活に大きな支障が出ています。一日も早く復旧できるよう、祈りたいと思います。私たちは、東日本大震災の経験から、普通の生活のありがたさを身にしみてわかっています。改めて自然災害の恐ろしさを実感させられました。停電が長く続いたときの対応についても、もう一度チェックしておきましょう。

さて来週19日からは、今年度2回目の定期考査です。職員室前の質問コーナーでは、先生方に質問に来る生徒が多くなってきました。3年次生にとっては、調査書の評定が気になるところだと思います。一つでも数字をアップできるよう、万全の準備をして臨んでほしいです。

さて、先日新聞を見ていたら、ドイツ文学者の池内紀(いけうちおさむ)さんが亡くなられたという記事が掲載されていました。ショックでした。宮城県高等学校国語教育研究会の2年前の秋季大会では、お忙しいところ、ご講演にお越しいただきました。著書から感じ取るのとほぼ変わらない、博学かつ自由闊達なお人柄に感動したのをつい昨日のように覚えています。

今朝の河北新報に松永美穂さんが追悼記事を掲載しています。その一部を紹介します。

『 ~ 池内さんのエッセーは、単に読んでいて楽しい、おもしろい、というだけではなかった。世の矛盾に切り込み、人の屈折を浮かび上がらせる、批評的なまなざしが常に潜んでいた。一昨年話題になった「すごいトシヨリBOOK」では、老いを真正面から見つめつつ、体の衰えや気持ちの変化を飄々と、爽やかに論じてみせた。湿っぽくならない、無理に力んだりもしない。池内流の人生術がそこにあった。~ 』 合 掌 

今日はこのへんで。

 

プロジェクトスタディー プレゼンテーション2019

  昨日は「白露」。二十四節気の一つで、暦の上では朝晩の気温が低くなり、草花に朝露が付くなど秋の気配が感じられる頃とのことです。しかし、それは暦の上でのこと。残暑が厳しい季節ですよね。週末は厳しい残暑で、30度を超えるところで仙台の街中では、恒例のジャズフェス。出かけた方も多かったのでは。でも、金曜・土曜と3年生は、マーク模試に一生懸命取り組んでいました。私も土曜日に見にきましたが、真剣に取り組む姿に入試シーズン真っ只中という感じがしました。進路実現まで、まだまだ続く長い坂。みんなでスクラム組んで、頑張ってほしいです。

さて、心配なのは台風15号の進路。なんとか宮城県を直撃は免れそうですが、これからまだまだ雨風が強くなるところです。みなさんの下校時間は、まだまだ影響が残ります。くれぐれも気をつけて。

ところで、先週9/5(金)には、総合学科のみなさんの学びの集大成、「プロジェクトスタディープレゼンテーション2019」が宮城野区文化センターで開催されました。みなさんのこれまでの努力に敬意を表したいと思います。

代表生徒のテーマは、下記のとおり。

 

◇音楽・・・「音楽が人に与える影響と効果について」

◇家庭・・・「必要とされる子育て環境とは」

◇理科・・・「豆苗の再生栽培の可能性について」

◇保健体育・・・「高齢者福祉と現代舞踊」

◇外国語・・・「日本人における自己肯定感」

◇美術・・・「映える弁当」

◇数学・情報・・・「安全かつ簡単なネットセキュリティについて」

◇国語・・・「教育×地域文化の実現とそれが子供たちに与える影響について」

◇地歴公民・・・「ジュニアリーダーの課題解決と普及」

 

各分野の代表となっているので、テーマがとてもバラエティーに富んだ内容となっています。私ももちろん聞きたかったのですが、別な会議出張が入ったので、申し訳ありません、最初の挨拶だけで中座させていただきました。1番目の発表者に質問が複数入ったところだけですが、ロビーで拝見しました。ああ、これだったら今日は活発な質疑応答ができるなと思って、会場を後にしたわけです。みなさん、どうだったですか。講師の先生方からは、どんな講評をいただきましたか? 実は、始まる前、講師である東北芸術工科大学の山縣弘忠先生(今回、初めてお越しいただきました)に、とびっきりの辛口でご講評をお願いしますと頼んだのでした。また、宮城大学からは石田祐先生もいらっしゃいました。なんと石田先生には本校で二日連続のお願いです。お二人は、本当に温かい心持ちの先生方ですよね。もっともっと先生方と親しく本校の生徒について、おしゃべりしたかったです。また冒頭の挨拶や司会進行、タイムキーパー等の運営スタッフのみなさんも、すごく上手で感心しました。ご来場の保護者のみなさん、いかがだったでしょうか? 実は、いつもだと代表生徒の発表が終わると、次はポスターセッションであり、そこで全員の研究成果の発表となるわけですが、今年度は総合学科の東北大会が10/3にあるので、それまで持ち越しです。保護者のみなさん、東北大会の発表が本校体育館で10/3にあります。ぜひそれをご覧いただければと思います。

さて、台風15号はなんとか夕方には太平洋へ抜けてくれたようです。県内も交通機関が乱れたようですが、大きな被害が出なかったようで一安心です。明日は台風がもたらした暑い空気で、またまた夏に戻ってしまうようです。熱中症に注意。さわやかな秋風が待ち遠しいです。

今日は、このへんで。

 

1年次総合学科「課題解決ワークショップ」

昨日は終日出張のため、この通信はお休み。今日9/4は、1年次総合学科ならではの「産業社会と人間」の時間に、「課題解決ワークショップ」がありました。これから「地域の未来をデザインする」活動を行うにあたり、グループで課題の把握や解決策を考える上で、ワークショップ形式で理解を深め、地域課題を考えるきっかけづくりとして実施したものです。講師として、本校がいつも協力をお願いしている宮城大学の石田祐先生をお迎えしました。お忙しいところ、本当にありがとうございます。

 今年は司会進行も全部生徒自身にやってもらいました。とてもスムーズに進行できていたと思います。高校生らしく、というより宮城野高生らしく、自分たちで外部の講師の先生方をお迎えし、司会進行等の運営をする、そういうスタイルを徹底していきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて、私も最初のほうを拝見しましたが、石田先生の話は、とても示唆に富んでいました。「地域の未来を考えるとは、どういうことか」、これは一見とても抽象的なことですが、一歩外に出てみると、外とは実は日本を外国との対比で考えるということなのですが、私にとってもすごく勉強になりました。スライドで見せていただいたのは、オランダは、アムステルダムの町並み。人と自転車と自動車がなんでもないように走っている光景。でも何か異質。日本と違う。そう、優先順位が全然違う。アムステルダムでは、赤ん坊を乗せるための大きな乳母車(?)のようなものを連結した、幅の広い自転車が普通に走っている。日本では、絶対見ることのない大きな自転車。そういう自転車が普通に走っている。日本では、車道と歩道を比較すれば、断然車道が広い。それが常識。それを逆転させる発想が、アムステルダムという異国の町並みを観察することで、生じてくる。地域の課題を解決するヒントがそこにある。「車と人と、どちらが大事なの?」、そういう発想が自然に出てくる。とても刺激的なスライドでした。石田先生、ありがとうございました。1年次の総合学科のみなさん、これからの「産業社会と人間」、期待していますよ。頑張って。これが上級生になると、本校独自のPS(プロジェクトスタディー)につながっていきます。

そういえば、3年次生の、そのPSの発表会は、明日です。宮城野区文化センターであります。保護者の皆様、ご家族の皆様もぜひご覧ください。生徒がこれまでにまとめあげたものを発表します。楽しみです。

 今日は、このへんで。

 

 

9月スタート・・・ライバルとの切磋琢磨

  今日から9月最初の週がスタート。涼しくなってほしい9/2の今日は、最高気温が25度前後と、本当に涼しい一日でした。でも土曜、日曜と暑かったですね。我が家の裏では、晩夏のエース、つくつく法師さんが、一生懸命例の鳴き声で鳴いておりました。文化祭があった学校さんは、天気に恵まれ過ぎて、大変だったと思いますが、さて、どうだったでしょうか?

さて、今朝のラジオを聞いていたら、テニスの大坂なおみさんですが、彼女が試合で神対応をしたことがニュースになっていました。試合相手に、ライバルがいるからこそ自分は強くなれた、あなたというライバルがいたからこそ、自分は強くなれた、今回はたまたま自分のほうが勝てたけれども、あなたはこれからもっともっと強くなれる、良いライバルと競い合って、さらに上を目指して、と相手を励ます様子がニュースになっていました。

超えたいライバルがいる、超えたい壁がある、そういうことって案外大事なことですよね。そこであきらめたり、後退したりするのではなく、自分の能力にさらに磨きをかけ、何度も何度も挑戦する、そうして少しずつ少しずつ前へ進む、いつか目の前に新しい展望が開けてくる、そういう精神をいろいろなところで大事にしたいものです。

さて、今日から、私は重点的に授業見学をスタート。みなさん、近づく定期考査に向けて頑張っています。いよいよ9月。みなさんの奮起を期待したいです。

今日は、このへんで。

 

高文連「教育長表敬訪問」&教科面談週間

早いもので、今日は8/30で、明日は土曜日なので、実質8月は今日で終わり。週明けは9月です。

今日も、雨が少し降ったり、お日様が顔を覗かせたりする時間がありましたが、ムシムシにはならず、比較的過ごしやすかったと思います。このまま9月はあまり残暑が厳しくならないでほしいです。そういえば、週末は、多くの高校で文化祭。お天気が心配だったですが、なんとか持ちそうですかね。各高校の文化祭が盛大に、たくさんのお客さんでにぎわうことを祈っています。本校生徒も、見学に訪問する者が少なくないと思います。くれぐれも気をつけて。

 さて、昨日は高文連の事務局として、今夏の「さが総文祭2019」で入賞した生徒さんとともに、「教育長表敬訪問」に行ってきました。さが総文祭では、囲碁と将棋と写真がみごと入賞を果たし、その入賞生徒計5名が表敬訪問しました。今回は県内から16部門に生徒203名が参加し、日頃の鍛錬の成果である作品を展示し、また日頃の練習で高めた技能を競い合い、そうした中でお互いに交流を深め合いました。文化部の祭典ということで、成績をつけることのない部門ももちろんあります。昨日の入賞者のみならず、本県参加生徒はみんな参加する姿勢や態度においても、みやぎ総文2017のレガシーを引き継ぎ、とてもりっぱなものでした。お疲れ様でした。来年度、高知県においても、本県文化部のみなさんが大きく羽ばたいてほしいと思います。

 ところで、本校では昨日から「教科面談週間」がスタートしました。9/4までが重点期間となり、その期間は5分短縮授業となり、放課後や昼休み等を利用して、希望生徒と教科担当の先生方との面談が実施されます。

 導入の目的は3点。

全教員で生徒を育てるという視点に立ち、一人の生徒に対して多くの教員が関わることができる体制を強化する。
多様な進路希望を抱える生徒たちに、教員が自らの専門性を開示し、還元することで、自らの進路について考えさせる。
学習に関する悩みに対して、具体的かつ実践的な助言を与えることで、学習に対する意識を向上させる。
 

一人の生徒に対して、多くの先生が関わる。そうして全教員で一人一人の生徒を育てる。そういう目的がひとつにあります。自分の学校のことを良く言うのもなんですが、去年、初めてこのシステムの話を聞いたときに、とてもよいことだと思いました。そこで、私も参加することにしたのです。教員側からは、「私のお店は、こういうことを話し、アドバイスすることができます。聞きたい者は、どうぞ希望してください」、そういうスタンスで生徒に示します。それを見て生徒が好きな先生を希望するわけです。

私のところへは、2年次の男子生徒が一人、やってきてくれました。うれしかったですね。校長室を訪ねてくる生徒は、なかなかいないのですが、昨日教育長表敬訪問から帰校後、早速面談を始めました。楽しかったですね。1対1の授業をしているようなものです。生徒の出身中学の話から始めて、将来の夢や進路希望先、そして、教科面談なので、実際に国語の話をしました。昨日は特に、小論文と小説読解の話。とても愉快に楽しく過ごせました。彼は、どんな感想を持ってくれたでしょうか。ちょっと心配ですが、後でまた来てくれたらうれしいです。

 さて、昨日報告しましたが、1F廊下に展示された美術科のスケッチ合宿の作品群。写真のとおりです。食堂前には、市内高校美術展に出品された作品も展示されていて、本校ミニギャラリーは、とてもにぎやかになってきました。明日は、25周年記念事業実行委員会の役員の方々がいらっしゃいます。どうぞご覧ください。

 今日は、このへんで。

 

 

 

 

 

 

 

スキルアップ・・・プレゼンとスケッチ合宿

朝、なにげなく裏庭に目をやったら、百日紅さんが開花していました。我が家には、大きくなった百日紅の木が2本あります。これから次々と花を咲かせていくので、とても楽しみです。萩の花も、つぼみがだいぶ大きくなってきました。もう少し涼しくなってから開花するものと思いますが、これも楽しみです。

さて、昨日の「社会と情報」のプレゼン発表練習会、『おすすめの○○○○』ですが、内容のみならず、評価の仕方にも感心するところがありました。もちろん情報の授業ですから、各自は、自分に割り当てられたパソコンの前に座っているのですが、各生徒の2分間の発表が終わると、みんな画面上で、項目ごとの評価をつけていきます。評価表は、数字で評価する部分と、文章で評価する部分とに分かれています。感心するのは、ほとんどの生徒が数字の評価のみならず、きちんと文章で評価しているのです。楽しようと思えば、数字だけになるのを、感心なことに、みんな一生懸命文章で評価しようとしています。後で、先生がまとめたものを匿名にして各自に返してやるそうですが、それを見るのもとても楽しみですね。お互いにそうやって切磋琢磨し、スキルアップをどんどんはかってほしいと思います。

さて、おとといから校長室前廊下には、夏季休業中に実施された美術科スケッチ合宿の作品が展示されました。暑さを避けるため、スケッチに出る時間が短縮されたこともあり、仕上げるのに相当つらい状況だったかなと思います。でもみなさん、やはりしっかり描けていますね。あの猛暑の中、本当にお疲れ様でした。みなさんのますますの進化を期待しています。頑張って!

今日は、このへんで。

 

生徒プレゼン・・・「おすすめの〇〇〇〇」

週末からこの通信はちょっとお休みをもらってしまいました。学校には来ていましたが、バタバタと外に出て諸会議をこなすうち、書きそびれてしまいました。すみません。

さて、みなさん、そろそろ夏休みのリズムから通常の学校生活のリズムへと体調は戻ったでしょうか。気持ちはそうでも、からだがまだまだ追いついていないかもしれません。もう少し体調管理に気をつけて過ごしてほしいなと思います。確かに昨日、今日と幾分暑さが和らいできたようです。暦の上では、8/23は「処暑」。暑さが和らぐという意味だそうです。厳しい暑さの峠を越し、朝夕は涼しい風が吹き始める頃。本当にこのまま涼しくなってほしいのですが、今朝の天気予報によると、明日はまた暑さがぶり返すようです。くれぐれも気をつけて。一方、九州北部では、ものすごい豪雨。この夏、総文祭視察のため訪問した佐賀県では、相当被害が出ているようです。心からお見舞い申し上げるとともに、なんとか早く降り止んでほしいです。

 

さて、先日教科「情報」担当の長原先生から、1年次の「社会と情報」で生徒のプレゼンテーション発表会をやるので、どうぞ見に来てくださいとのお誘いを受けました。ちょうど今日の午前中に少しばかり空いたので、15Hの発表を拝見しました。

おもしろかったですね。最近の「生徒」の興味関心の動向がこれでバッチリ分かります。制限時間2分間という本当に短い時間で、『おすすめの○○○○』というテーマで、習ったばかりのパワーポイントを巧みに利用してプレゼンしてくれました。うまいですね。私が拝見したのは、少しばかりですが、たとえばこのようなものがありました。

◇おすすめのテーマパーク

◇おすすめのラーメン

◇おすすめのゲームアプリ

◇おすすめのハンバーグ店

◇おすすめのキャラクター

◇おすすめの食べ物

◇おすすめのアプリ

最初に、「私のおすすめの○○○○は、これこれです」と提示した後、その理由を手短に、巧みに画像を使って説明。たとえば、「私の好きな食べ物は、ミラノ風ドリアです。」(おいしそうなドリアの画像でアピール。おなかの空いていた私にとって、とてもおいしく見えました。)その理由は、「種類が豊富」「コスパがいい」「持ち帰れる」。この3点を巧みに画像を用いて再アピール。そしてみなさん、どうぞ食べてみてください、と締めくくります。(ちょっと違っていたらごめんなさい。)2分間は、本当に短いですから、「序論→本論→結論」の展開が実に早く、そして飽きがこない。

小生にとって、息子娘と共通の話題を作るためには何が必要か、とても有効なヒントをいただけたような気がします。ありがとうございました。

今日は、このへんで。

 

 

全面芝のグランドと校舎玄関・昇降口

昨夜から大気の状態が不安定で、今朝まで雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、午前中の早い時間に天気が回復し、今お昼休みになったところですが、青空も見えていて、4校時には生徒のみんなが、きれいに刈られた芝のグランドで体育の授業をやっていました。気持ちよさそうな汗をかいているみなさんがうらやましいです。ということで、せっかくなので、グランドの写真を公開することにします。もちろん、また数週間後には、雑草が生えてくるのですが、本校の全面芝のグランドをご覧ください。今日は、このへんで。

 

 

 

 

夏休み明け初日・・・全校集会講話

  本日、夏休みが明けて初日。大掃除後に全校集会。その後1・2年次は課題テスト、3年次は実力テストです。全校集会では、生徒の元気な顔を見ることができてよかったです。その場で少しばかり話をさせていただきました。夏休みの振り返りと今年度後半への期待です。概要ですが、紹介します。

      令和元年度 夏休み明け 全校集会  校長講話 概要

 

  改めまして、おはようございます。休み中に、大きな事故の報告もなく、こうしてみんなの元気な顔を見ることができたこと、本当にうれしく思います。夏休み明けの全校集会にあたり、少し話をさせていただきます。

まず、夏季実力養成講座ですが、暑いところ、よくがんばってくれました。1・2年次は少し短くなりましたが、3年次は、予定通り実施することができました。3年次生は、様々な外部模試も受験したと思います。これから涼しくなる秋が正念場。少しずつ実力の伸びが実感できるようになります。あるいはしんどい成績が返ってくるかもしれません。でも、ロマンを最後まで追究してほしい、やせ細った、ちっぽけなリアリストにならないでほしいです。しかしながら、足元を全然見ようとしないロマンチストもダメ。だからリアリズム。冷静なリアリズムに裏付けられた、自分にとって一生一度のロマン。これを高く掲げ、実現に向けて頑張ってください。

また、休み中には、中学生対象のオープンキャンパスもありました。本校始まって以来最高の1600名を超える参加者がありました。各学科生徒のみなさんが説明等に活躍してくれました。ありがとうございました。もしかしたら、この中学生対象の説明会を11月も開催します。打って出る宮城野。25周年に向けてガンガンやります。

また、田子塾等、もろもろのボランティアにも一生懸命参加してくれました。みなさんに改めて感謝したいと思います。

さて、夏休み明けにあたって、みなさんにお願いしたいことです。本校は来年25周年記念式典・事業を計画しています。今後のさらなる飛躍を期して、真の意味で、生徒の主体性を重んじる学校へ、そういう仕掛け作りを今後行っていきます。たとえば、今年度12月の土ゼミでも、生徒が案内、接待、司会進行等を務める形にします。次年度の学問の世界、職業人講話も同じです。PSやFTでは、みなさんがしっかり主役となって発表会等を動かしているはずです。みなさんはできるはずです。今後の校内各種行事や外部講師依頼の講演講話等において、生徒の案内、司会進行等を積極的に取り入れます。みなさんが受け身的に座って待って、聞くだけのものにしません。宮城野らしさを意図して作ります。「若い大人」扱いを徹底します。「自分たちが学校を動かしている」、そういう意識をぜひとも持ってほしいと思います。

また後日、ホームで説明があると思いますが、みなさんのサークル活動の新規発足を後期にも認める形になります。このサークルも、もちろんみなさんの主体性発揮の場としてあるわけです。ぜひみなさんの積極的参加と活発な活動を期待したいと思います。

 以上です。夏休み明け、まだまだ暑さが続くかもしれません。体調管理に気をつけながら、一日一日を大切に過ごしてください。

 

このようなことを話しました。真に主体性を育てる学校へ。25周年に向けて、どんどん生徒の皆さんを動かしていきたいと思います。よろしくお願いします。

 さて、みなさん、気づいたと思いますが、休み中に、グランドの芝刈りをしていただきました。体育館に入る際、青々とした芝がとてもきれいに見えたと思います。明日から1・2年次は早速授業開始。体育とても楽しみですね。3年次は、もちろん明日実力考査です。でっかい夢の実現に向けて、しっかり頑張ってください。

 今日はこのへんで。

 

「美術科 夏季スケッチ合宿」&「虹のアートプロジェクト」

仙台七夕の中日、二日目です。昨日は、ジンクスどおり、14時30分過ぎ頃に、雨が降ってきました。すぐ降り止んだのですが、7月後半の梅雨明け以来の雨になりました。その雨もほとんど納涼の効果なく、今日も暑い日が続いています。

 ところで、美術科1年次のみなさんと2年次美術科と総合学科の希望者、計50名が昨日から2泊3日の予定で、花山青少年自然の家において「美術科 夏季スケッチ合宿」を行っています。暑いところ、お疲れ様です。今日は恒例の沢活動があるようで、冷たい沢の水に足をひたして、涼しくなってほしいです。山のほうも厳しい暑さが続いているようです。くれぐれも熱中症等に注意してください。

 また、京都の銅駝美術工芸高校から3名の生徒と引率の先生1名、そして宮一高の美術部3名、それに加えて本校美術科の3名がいっしょになって、「虹のアートプロジェクト」に取り組みました。例年、美田園の仮設住宅の集会所などを利用して実施していたものを、今年は、仮設住宅が閉じられたので、今年は新築なった「閖上公民館」に場所を移して行いました。準備不足がたたって、思い通りに参加者を集めることはできませんでしたが、それでも参加してくれた小さな女の子たちは、ランプシェード作りに夢中になっていました。またキッズ教室の帰りにたくさんのママとキッズに立ち寄っていただき、絵画やコップ等の作品を差し上げることができました。なんと立ち寄っていただいたママさんに、本校卒業生の方がいらっしゃいました。びっくりです。いろいろなところで応援団と遭遇するのが、これまたおもしろいところです。本校の某先生と同級生だったとか・・・。話がとても弾みました。来年も継続できたら、うれしいです。閖上小中学校の八森校長先生、閖上公民館長の及川様、事務長の境様をはじめ、たくさんの方々にお世話になりました。もちろん京都市立銅駝美術工芸高校の倉本先生はじめ、3名の生徒さんには、遠いところお越しいただき、感謝です。閖上のカツ丼の味はいかがでしたか? 来年も、もしよかったらどうぞ。

 今日は、このへんで。

 

「珊瑚」

昨日の夜、19時23分頃、福島県沖を震源とする大きな地震がありました。県内では石巻と亘理で震度5弱を記録、宮城野区を含む県内の広い範囲で震度4を記録しました。実は私は昨夜、ある教育フォーラムに出席して、その後お茶をしている最中の地震でした。東京は震度3だったのですが、かなり揺れました。それも長い時間。怖かったですね。一瞬、東京でも・・・と思いました。隣席の方は、相当びっくりしたようです。やはり地震の備えは大事ですね。高いビルやホテルに入ったときや、地下街を歩いているときもそうですが、非常口はどこなのかというのを常に意識して行動する必要があると改めて思いました。慣れない場所に行く時などは、要注意です。余震にも注意してほしいです。3.11の東日本大震災のときは、3.9にやや強い地震がありました。これから本震が来るかもしれません。怖いことですが、改めて家庭でも防災体制をチェックしてほしいです。

さて、今日は仙台七夕の前夜祭。今頃は、仙台の広瀬川河畔の夜空をきれいな花火が彩っていると思います。今日は、心のうちできれいな花火を思い描いて帰るとします。

国語の小齋先生から、作家のよしもとばなな氏の「珊瑚」というエッセイを教えていただきました。ばななさんは、本当に優れた書き手ですね。お父様の吉本隆明氏も大好きですが。奄美大島の海岸で拾った珊瑚のかけらから、彼女はとても豊穣な時間を過ごすことになります。「ゆったりとした時間」「むだな時間」「むだな時間こそが創造性をつくるんだな」「豊かな時間」「人生には無限の過ごし方の可能性がある」等々。

 今日は、このへんで。

 

学校説明会について感謝&「2019さが総文」

  7月もいよいよ今日が最終日。昨日宮城県が梅雨明けし、今日は東北の北三県が梅雨明けしました。日本全国梅雨明けし、明日からは8月、いよいよ本格的な夏到来です。夕刊では、今日の仙台での最高気温が35.9度まで上昇し、今夏初めての猛暑日となったそうです。実力養成講座や自学のため、登校している生徒のみなさんは、くれぐれも熱中症等に気をつけて、水分補給等をまめに行ってほしいと思います。

 さて、しばらくお休みしていた校長通信ですが、ようやく再開です。実は先週から昨日まで、佐賀県で開催されていた「2019さが総文」の視察に行ってきました。昨夜遅くに帰ってきたところです。総合開会式では、生徒実行委員長の挨拶や各県代表生徒の挨拶、各部門代表生徒の挨拶等があり、華やかに開幕しました。第三部においては、佐賀県の高校生が演劇的構成により、クラスの中での軋轢を乗り越えて、一回りも二回りも大きく成長していく姿が舞台上で演じられました。これまで言えなかった、あるいは言われたことがなかった「愛してる!」という宝物のような声が、観客も巻き込んで会場全体に響き渡ったとき、会場内は大きな感動の渦でいっぱいになりました。思わず涙ぐむ人もいました。高校生の祭典にふさわしいスタートとなりました。そして、開会式後のパレードは、直前のお昼頃に雨が降り、本当にお天気が心配だったのですが、願いがかなってきれいにその雨もあがり、暑さがちょうどよく和らいだ中での華やかなパレードとなりました。地元佐賀県の高校生、全国各都道府県からの参加者をはじめ、関係の方々にとって本当にうれしいうれしい晴れ間でした。

 翌日から、佐賀県の各地をめぐり、各部門の展示発表を視察しました。今回、本校からは2年次末永莉央さんの「肴」と題された工芸作品が美術工芸部門に出品されました。(写真参照)今年1月の県高校美術展で優秀賞を獲得した作品です。佐賀県立美術館に到着してみると、会場では末永さんが観覧の方々に向かって一生懸命説明している姿がありました。とても頼もしくりっぱでした。本校美術科の歴史と伝統にまたすばらしい1ページが加えられました。

ところで、その視察期間中の7/27には、中学生のみなさんやその保護者のみなさまを対象にした、今年度の「学校説明会」を開催しました。出発二日前から気温がぐんぐん上昇し、当日もやはり厳しい暑さになりました。熱中症等が懸念されましたが、おかげさまで大きな事故もなく、午前午後合わせて1600名をはるかに超える参加者をお迎えし、今年度の学校説明会を行うことができました。係から好評のうちに終えることができたと聞いて、ほっとしているところです。中学生のみなさん、いかがだったでしょうか? 現在の中学3年生からは、新しい高校入試制度がスタートとなります。いろいろと不安なところが多いかと思います。疑問点等ありましたら、遠慮なくお問い合わせください。また、学校見学等の申し込みもどうぞ。

今日は、このへんで。

 

リアリズムとロマンチシズム

暑くなりました。太平洋上に発生した台風のため、梅雨明けは持ち越しとなりましたが、いよいよ本格的な蒸し暑さ到来です。暑さ対策をしっかりやって、学習への集中力を切らさないようにしてほしいです。

1時間目の3年次集会では、「敢えて二兎を追う」に絡めて、リアリズムに裏付けられたロマンチシズムの大切さ、夢を持つことの大切さを伝えました。その後の全校集会では、今年度4月からここまでの生徒みんなの活動の評価に加えて、広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩について、初めて全校生徒の前で説明し、基礎基本の大切さを訴えました。夏休み明けに、みんな元気な顔でまたここに集合してくれることを期待します。

今日は、このへんで。

 

 

まもなく梅雨明け・・・幅広く勉学を

  いよいよ明日は夏休み前の最終日。LHRや全校集会、大掃除の日です。その後、27日の学校説明会の準備もあります。基本的に午前中で終わり。午後は三者面談等が入っている生徒保護者の方もいるかと思います。

夏休みに入ると同時に梅雨明けが宣言されるかのようで、今日は、西日本各地で長かった今年の梅雨明けが宣言されました。宮城県も、今日は日中に晴れ間が広がる時間があり、かなり蒸し暑くなりました。まもなくここ宮城県も梅雨明けだと思います。(ただ夜になったらまた雨雲が近づいているようです。福島では雷雨になったようで、気をつけたいものです。)夏本番に向けて、気を緩めることなく、それぞれに計画的に過ごすこと。

昨日、本屋さんで若松英輔氏の「『こころ異聞』 書かれなかった遺言」を見つけ、購入しました。これは岩波書店のPR誌「図書」に長く連載されていたものを一冊にまとめたものです。連載時からとても興味深く読んでいました。夏目漱石の「こころ」は、2年次の国語で、みんなが読むものだと思います。既に多くの研究家が研究し尽くし、もう書ける材料はないものと思っていましたが、さすが若松氏。鋭い視点でこころ論を展開しています。夏休みの私自身の課題図書は、これで決まりました。みなさんも、ふだんの勉強のみならず、幅広く読書に挑戦してほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

木槿の花

  夏休み前の最終週に入りました。本校は25日に全校集会があり、26日から夏季休業に入ります。同時に「実力養成講座」がスタートします。今週も午前授業で、保護者面談が続きます。保護者のみなさま、お忙しいところ、ありがとうございます。

 梅雨時の、忙しい時を送っていたら、いつのまにか校舎南側に植栽されている木槿の花が咲き始めていました。先週末、ようやく気づいた自分が愚かでした。芙蓉さん、ごめんなさい。小生の自宅の木槿もまもなく開花すると思います。日照時間が少ないせいか、いつもよりだいぶ遅いですね。その代わり、アジサイが長持ちしています。ミニトマトはなかなか赤くなりません。昨日、深夜、庭で羽化したばかりのセミさんを見つけました。寒くて元気がありません。早く元気に鳴いてほしいです。

今日は、このへんで。

 

「田子塾」・・・それぞれの未来に向けてがんばろう

 今朝方は、少し小雨模様でしたが、次第にお日様がのぞき、気温も上昇。今日は久々に蒸し暑くなりました。これまでしばらく低温と雨が続いていたので、本当はこれが7月らしいお天気です。

昨日は、文ボラの代表のみなさんが文化祭報告のため校長室に来ました。私からは文化祭の大成功について、ありがとうねと伝えたところです。すばらしいリーダーシップを発揮され、見事に文化祭を大成功に導きました。今後は、この経験をいろいろな場面に生かしてほしいと思います。ありがとうございました。

今週から学校では三者面談がスタート。午後から保護者のみなさまが次々と来校されています。ありがとうございます。1回目の定期考査の結果をお伝えしていると思います。今後の勉学の励みにしていただければと思います。特に3年次のみなさんは、これから進路実現に向けて天王山です。目標をしっかりと確定し、お互いに切磋琢磨して頑張ってほしいと思います。

実は、先月から本校生徒が田子中で「田子塾」のお手伝いをしています。田子中の1・2年生を対象に、講師として中学生の数学の勉強のお手伝いをしているものです。6/21からスタートして、今日で四回目となります。中学校の先生によると、中学生にも、その保護者の方々にも好評であるとか。期待半分、不安半分でしたので、中学校の先生に聞くのが、正直とても怖かったのですが、胸をなでおろした次第です。私は、これから今日初めて視察にうかがう予定です。学習ボランティアに手をあげてくれた本校生徒21名のみなさん、ありがとうございます。

さて、来週が夏休み前の最終週になります。また7/27には、中学生向けの「学校公開及び説明会」になります。本日の職員会議で、申込者が中学生と保護者合計で2000名を超えたと報告がありました。すごい人数です。ありがとうございます。おもてなしの心でお迎えしたいと思います。

今日はこのへんで。

 

文化祭・・・ご来場、ありがとうございました

  今年度の文化祭「拍手喝祭 ~平静じゃいられない」が無事終了しました。ご来場されたみなさまに深く感謝申し上げます。生徒の展示・研究発表、演奏、パフォーマンス、模擬店等、いかがだったでしょうか。おかげさまで一般公開の7/13(土)は、梅雨の合間に、待ち望んだ青空が広がる天気に恵まれ、大勢のお客様にお越しいただくことができました。今の宮城野高生の大きなエネルギーがこのような形で個性豊かで、自由に伸び伸びと発現されていることを、ぜひ温かく見守っていただき、応援いただければと存じます。またご意見、ご要望等ありましたら、学校までお寄せいただければと存じます。

今年度の文化祭開催にあたり、運営の中心になって活躍した文ボラのみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。いつも以上に元気な、リーダーシップ抜群の文ボラでした。また、文ボラのみなさんのみならず、この文化祭にそれぞれのスタイルで参加し、関わった宮城野高校生の全員に感謝です。「拍手喝祭」の文化祭にするべく、みなさんはそれぞれの持ち場で集中し、おもてなしの心をもって、お客様に対応してくれました。ありがとうございました。

(開祭式のオープニング用動画には、恥ずかしさも忘れ、小生も登場させていただきました。拙い演技力、いつもながら反省するばかりです。みなさまにお詫び申し上げるとともに、ちゃんと校長をフォローして、抜群の演技力を見せる本校の先生方に感謝です。)

また、今回もPTAカフェを開いていただきました。お忙しいところ協力していただいたPTAのみなさま、本当に心から感謝です。朝方、ご挨拶にうかがいましたら、逆に温かい激励までいただきました。みなさまは、本校にとって、本当に心強い大応援団です。ありがとうございました。(「令和」の写真を撮影いただき、感謝です)

今年は、イチゴにミルクをたっぷりのせたおいしいおやつを腹におさめました。今朝方は、昨日買って冷蔵庫にしまってあった焼き鳥を三本、チンして朝食代わりにいただきました。祭りが終わった翌朝の焼き鳥、これがまたなかなか「おつな味」です。

一般公開が始まってまもなく、突然、本校一回生のM君が校長室に現れました。人目見た瞬間、年甲斐もなく、懐かしさに涙がこぼれそうになりました。文化祭は、思いがけなく、人をしあわせにする瞬間をもたらします。(みなさん、どうでしたか?)

さて、切り替えをしっかり行い、けじめをつけて、週明けを迎えたいものです。

宮城野高生の、本番はこれから。

今日は、このへんで。

 

雨確率・・・まだまだ下がる

曇り空の合間に、時々晴れ間がのぞく、こんなふうに文化祭当日も晴れてくれたらな、というお天気でした。まだ天気予報では、雨マークがついていますが、少しずつ雨確率が下がっているような気がします。このままどんどん下がってきて、せめて土曜日は、上から降らないでほしい、そうお願いして今日は帰ることにします。

文化祭準備がどんどん進む中で、昨日、夕方開祭式担当の生徒が校長室にやってきました。なにかたくらんでいるようです。こういう生徒は、えてして「ひとをのせる」のがうまいのですね。私も、ついついおだてられて・・・。みなさんの大事な大事な開祭式がうまくまわるように祈っています。

さて、先日の河北新報夕刊に「JR福田町駅エレベーターなし」「妊婦や高齢者を疑似体験」「バリアフリー 大切さ実感」という見出しの記事が大きく掲載されました。町内会関係のみなさんが中心になって、福田町駅のバリアフリーを推進する運動が展開されています。今回の記事は、その運動の一環だと思います。本校の多くの生徒が利用する福田町駅ですが、残念ながらまだバリアフリーにはほど遠い状態です。記事には、市がバリアフリーに向けた調査費を本年度予算に計上したと掲載されています。これを契機に、早期に福田町駅のバリアフリー化が実現されることを望みたいと思います。

今日は、このへんで

 

文化祭・・・天気予報を吹き飛ばせ

雨にはなりませんが、どんよりした梅雨空が続き、気温は上がらないまま。なんかこのまま冷夏になりそうなお天気です。夕刊には、この後2週間も低温が続くとか。もしかしたら昨夏の反動で、今年の夏は過ごしやすいかもしれません。そういう淡い(?)期待を抱かせる7月です。

今週はいよいよ文化祭です。準備もいよいよ最終コーナー。みんな朝早くから、放課後の下校時間ぎりぎりまで、準備に大忙しです。この梅雨空が心配なのですが、みんなのパワーで吹き飛ばしてほしいです。

 さて、村上春樹様の新作(短編)が出ました。1年生の「総合的な探究の時間」において「話を聞いてみよう」という企画があり、私のところにもフレッシュな1年次生が7人、やってきました。その私の拙い話の中で、村上春樹様との長い長いおつきあいをお話しさせていただいたのです。レポートの代わりとなる新聞(7/9現在、未発行)に、その村上春樹様のことがしっかり「おすすめの作家」として紹介されています。ぜひ一読を。

さて、その村上春樹様の新作短編が「文学界 8月号」に2編、掲載されています。「ウィズ・ザ・ピートルズ With the Beatles」と「ヤクルト・スワローズ詩集」。いかにも彼らしい掌編です。文化祭明けには、読み終わると思いますので、興味ある方は、どうぞ校長室へ。早い者勝ちです。

本日、教育実習の3週間組の3名が最終日を迎えました。とても元気の良い、はきはきとした実習生のみなさんでした。母校で実習ができて、最高でした。「自分たちの頃と変わらず、好きなことに一生懸命、夢中になっていて、みんなとても輝いて見えました」と語ってくれました。例の広瀬淡窓の『桂林荘雑詠諸生に示す』の漢詩についても、一生懸命プレゼンしてくれました。私は、結句の「君 汲 川 流 我 拾 薪」(君は水を汲んできなさい、私は薪を拾ってこよう。)から、教えられることを伝えました。苦しいとき、辛いとき、そういうときに、人には往々にして迷いが生じるもの。迷いが生じてしまうと、自分のやっていること、作っているものに、自然と「狂い」出てしまうもの。そういうときに、アドバイスできることとして「君 汲 川 流 我 拾 薪」をあげたいと思います。川の流れの「水」。薪は、もちろん「火」。「水」も「火」も人間生活の基本中の基本。迷ったら、基本に立ち返ること。基本を徹底していれば、自ずと結果が出てくるはず。それまでどれだけ「辛抱」できるか。

 2週間組の実習生からは、お礼状が届きました。うれしいですね。最終日に伝えた『桂林荘雑詠諸生に示す』についての感想もしっかり書いてくれました。ありがとうございます。実習生、計6名のますますの活躍と精進を期待します

今日は、このへんで。

 

仙台市内高校美術展・・・入賞、おめでとう

  朝から雨が降り続きましたが、夕方にはなんとかやんだようです。でも九州南部は大雨が降り続き、土砂崩れ等で被害も出ているようです。大きな災害にならないことを祈るばかりです。

 さて、昨日は仙台商業さんの創立10周年記念式典がありました。伝統ある仙商さんが10周年・・・? 一瞬不思議に思ったのですが、旧男子校の仙台商業と旧女子校の仙台女子商業が統合して新生仙台商業となり、統合10周年を記念しての式典でした。生徒のみなさんは、みんな気持ちよく挨拶ができていて、とてもすがすがしく、さすが仙商さんと思いました。みなさんも来年は25周年記念式典です。いろいろな場面で役割分担をしてもらうと思います。本校の良さを前面に出し、ぜひボランティア精神でかんばってほしいと思います。

 昨日は、仙台商業さんの式典の帰りに、県美術館に立ち寄り、仙台市内高校美術展を観覧してきました。すごいですね。市内の美術に情熱を傾ける高校生の祭典です。本校の美術科の1・2年次の生徒も出品し、惜しくも会長賞は逃しましたが、優秀賞や美研賞に多数の生徒が入賞しました。おめでとうございます。入賞していない作品にも、なかなかの力作があったりして、やっぱりすごいもんです。他校の生徒の作品の中に、本校生徒の作品が交じると、なにかしら独特の味わいがあります。さすが宮城野の美術科だという感じです。みなさん、宮城野美術科のDNAみたいなものをしっかり受け継いでいるんですね。今日も、美術科で教育実習生の研究授業があり、自画像を描いていましたが、内面を深く追究する独特のタッチでした。ぜひ今後も精進を。

 今日は、このへんで。

 

広瀬淡窓『桂林荘雑詠諸生に示す』

昨日の続きです。今年の教育実習生に出した課題は、次の漢詩についてです。

 

広瀬淡窓『桂林荘雑詠諸生に示す』

【白文】

休 道 他 郷 多 苦 辛

同 袍 有 友 自 相 親

柴 扉 暁 出 霜 如 雪

君 汲 川 流 我 拾 薪

 

【書き下し文】


道(い)ふを休めよ 他郷苦辛多しと

同袍友あり 自(おのずか)ら相親しむ

柴扉(さいひ)暁に出づれば 霜雪の如し

君は川流を汲め 我は薪(たきぎ)を拾はん

 

【現代語訳(口語訳)】


言うのはやめなさい、他郷での勉学は苦しく辛いことが多いと。

ここには一枚の綿入れの着物を貸しあう仲間がいて、おのずと仲良くなるのだから。

明け方に粗末な扉から(外に)出てみると、霜が雪のように(真っ白に)降りている。

君は水を汲んできなさい、私は薪を拾ってこよう。

 

この漢詩を読んで、自分の感想を述べなさい。時間は3分~5分。書き下し文と口語訳は、ネットでひけばすぐわかるので、それは省いてください。みなさんにお願いしたいのは、この漢詩から自分がくみ取れることを高校生に伝えるとして、自分はどういうことを伝えたいのか、教育実習の最終日にこの校長室でプレゼンしてください。よろしいですか。楽しみにしています。

こういうことを、実習の初日に伝えました。実習生は、みごとでしたね。予想以上にやってくれました。やはり彼ら彼女らは、第二句目(承句)の「同袍友あり 自(おのずか)ら相親しむ」にポイントを置いて、自分が苦しかったときの友人のありがたさを一生懸命語ってくれました。実習生のみなさんに、拍手です。

今日は、このへんで。

 

教育実習(2週間実施)お疲れ様でした

  いつのまにか、7月です。6月は、この校長通信を長く休むような状況でした。別に病休をとっていたわけではなく、ただ貧乏暇無し状態であったと言い訳しておきます。すみません。今日も、似たような状況です。が、少しでも綴ります。

 生徒は、相変わらず元気です。元気が良すぎます。火曜日ですからLHRの日です。外では、レクのクラスが、楽しそうに高校生ごっこをしていました。担任の先生がうらやましかったです。内容は、想像にお任せします。

さて、今日で、教育実習(2週間組)が終わりました。放課後に閉講式が校長室でありました。そこで、私からのリクエストで、開講式のときに伝えていたのですが、広瀬淡窓氏の漢詩を用いて、プレゼンをしてもらいました。

 感動しました。今時の学生さんのチカラってすごいですね。詳しくは明日。

 

 今日は、このへんで。

 

職業人講話と猿橋賞受賞記念講演会

  もう週末。でも本校は明日も登校日。恒例の「職業人講話」があります。明日は、16名の職業人の方々から講話をいただきます。生徒は、自分の好きなところを二つ選んで、一回目の講話の時間と二回目の講話の時間に聴講することになります。ぜひ自分のキャリアデザインの参考にしてもらえばと思います。本校OB・OGの方々も複数いらっしゃるようです。現在、教育実習生が来ていますが、考えてみれば実習生は、職業人ではないですが、りっぱなOB・OGです。ぜひいろいろと大学選びの参考に話を聞いてほしいと思います。今日も廊下を生徒と談笑しながら歩いて行く実習生がいました。とてもほほえましく、たのもしく思えました。ぜひ将来本当に教員になって母校に戻ってきてほしいと思います。

 ところで、明日は午後から東北大学の梅津理恵先生の講演会もあります。これは体育館で全校生徒対象です。25周年記念プレ事業として、実施します。梅津先生は、先月、日本の若手の優秀な女性科学者に贈られる「猿橋賞」を受賞されたばかりです。その先生の、受賞後初めての講演を本校でやっていただきます。他校からも聴講に来ます。

 梅津先生からは、ご自分の専門の話のみならず、今後のみなさんの勉学や進路選択、男女共生社会における望ましい生き方等について、きっと参考になるお話をしていただけると思います。明日の講演を楽しみにしてほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

防災対策と教育実習開始

本日から、本校では教育実習がスタートしました。6名の実習生のみなさん、ようこそ。母校での教育実習ということで、恩師の先生も少なくない中で、少しばかりプレッシャーもかかるかと思いますが、最後までがんばってほしいと思います。今日は、早速各分掌担当から、講話を多数もらったようです。すごいですね、メニューが。半端でないです。このへんを平気で課してくるのが、母校の「良い」ところですね。恩師である方々は、情け容赦なしできますので、へこたれず、がんばってほしいと思います。ここで学んだことは、どこの分野でも、必ず役に立ちます。

さて、今日は、美術科の夏休み中のボランティア活動の依頼に、閖上の公民館にもお邪魔してきました。これまで「さいかい市場」とか「美田園の仮設住宅集会所」で実施してきたものです。閖上の新しい公民館は、すごいモダンな作りで、機能性も高く、ワークショップ等を実施させてもらうには、とても素敵な場所であると思いました。美術科のみなさん、ぜひ積極的に参加をお願いします。

午前中は昨日に引き続き、中学校訪問。その帰り、四時間目頃に学校に到着したら、どこの教室でも定期考査の答案返却。神妙な顔をして答案を覗く者、にこっとして答案を元気よくもらう者、不安そうな顔をして答案をおそるおそるもらう者、いろいろです。いろいろですが、まずはきちんと復習して、財産をきちんと作ってから次の授業に備えること。

昨夜は、新潟、山形のほうで大きな地震。ここ宮城でも震度4。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。みなさんも、就寝時の安全確認をもう一度。就寝時のみならず、様々な場面での安全対策を家族間でもう一度しっかり確認しておきましょう。

今日は、このへんで。

 

ストロベリームーンと「未見の我」

 昨夜は、満月。帰りが少し遅くなったので、気づいたときは、もう満月は天空に移動。雲間からはっきりと満月が見えたのはよかったのですが、あとで確認したところ、6月の満月は「Strawberry Moon(苺月)」という名前がつけられているそうです。夏至の頃は月が低く昇るため大気の影響を受けやすく赤みがかることが多いので、赤い苺と結び付けたとのこと。残念ながら、昨夜はすでに天空にあったので、赤みがかったお月様を見ることはできませんでした。ストロベリームーンには「好きな人と一緒に見るとその人と結ばれる」というロマンチックな言い伝えがあるとか・・・定期考査最終日の勉学で、みなさんは、とてもそれどころではなかったですよね。

 さて、本日はその定期考査最終日。みなさんが一生懸命問題に取り組んでいるところ、小生は、今日から中学校訪問を始めました。中学校の先生方は、とても協力的で、小生の質問に丁寧に応えてくれました。びっくりしたのは、二つ目の学校です。玄関を入るとほぼまっすぐのところに三年生の教室。そして、そこでも定期考査中。中学生も実に真剣に取り組んでいました。玄関先で「こんにちは」と大きな声で挨拶したので、たぶんうるさかったかも・・・。失礼しました。

 さて、昨日は本校で、県内の進路指導の先生方が集まって進路研修会が開催され、小生の敬愛する弘前の先生をお招きして講演会を実施しました。すごかったですね。久々に気合いが入りました。講師の先生に改めて感謝申し上げたいと思います。

さて、昨日その講演会でいただいた言葉です。

 

「未見の我」ということばを知っていますか?

「持って生まれたものを深く探って引き出す」。そういうことをやっていますか?

「未見の我」を発見せよ・・・かつて、自分も繰り返し繰り返し言われた言葉です。

みなさんも、ひとつ、そういうスタンスで自分を鼓舞してみてください。

第一回目の定期考査が終わったばかりの、みなさんに贈ります。

 

今日は、このへんで。

 

定期考査初日/本校の良きDNA

第1期定期考査の初日です。梅雨入り後、それらしき天気が続きましたが、今朝はきれいに晴れ上がり、蒸し蒸しすることなく、気持ちのよい一日でした。今年度初めての定期考査の手応えは、どうだったでしょうか? 真剣に定期考査に向き合うみなさんの姿勢が、とても頼もしく思えたところです。明日も天気は持ちそうで、週末は崩れるとのこと。雨に降り込められて試験勉強するのも、実力に磨きがかかって成績がぐーんとアップするかも。みなさんの健闘を期待します。

昨日の夕方は、市内の某大学を訪問し、大学の先生と直接情報交換をしてきました。もちろん本校卒業生の様子も話題になったのですが、その先生の印象では、本校卒業生は、グループで何かやってもらおうとする時、チーフとかに、すんなりと手をあげる傾向が大であるとのこと。こういうときに出身高校の学風みたいなものが如実に現れるそうです。

みなさん、この話を聞いて、どうでしょうか。本校は確かに何をやるにしても、ボランティアというシステムが働きますよね。あれがいろいろな場面で将来役に立つのです。学校側がいろいろなものをあらかじめ準備しているのではなく、ゼロのところから、みなさんがいろいろなものを立ち上げ、果敢にチャレンジすること。そういう学風をいつまでも大事にしたいものです。本校の良きDNAの話でした。

今日は、このへんで。

 

明日からは定期考査

昨日も、バタバタして通信を休んでしまいました。すみません。

昨日は、LHRを利用して防災避難訓練がありました。天気が心配でしたが、なんとか予定通りグランドに避難することができました。余計なおしゃべり等もほとんどなく、みなさんがしっかりと避難訓練に集中できたこと、少し安心しました。でも、昨日6/11の河北には、ブロック塀が増えているとの記事も出ていました。気をつけたいものです。

(この時期、実はびっくりしたのですが、蚊が大量に発生していました。みんなも蚊に食われないよう、注意)

本校は、明日から第1期定期考査です。生徒は追い込みのため、先生方へ質問をしにやってきます。そのため職員室前の長机は、いつも満員状態です。来週火曜日まで、みなさんが精一杯がんばって、自分の持てる力を発揮できることを期待します。特に一年次の生徒にとって、高校生として初めての定期考査です。しっかり準備して、万全の状態で臨んでほしいと思います。

今日は、このへんで。

 

学びのあり方続編

6/3の記事の続き。鷲田氏のコメントは、こう続きます。

 

 芸術大学は、実技系の大学だ。だから学びの基本に、製作と演奏の技術がある。いってみれば〈いのち〉の表現と身体使用の技。技だから大学に入ってすぐにその技術の精密な学びに入る。その矢先に、〈いのち〉と身体について、このような広がりと奥行きのある見方を突きつけられたのだから、ひどく混乱したにちがいない。いや、芸術のように、世界をもっと別なふうに構想し、組み立てなおすという作業にこれから取り組むはずの学生にとっては、従来じぶんがもっていた感覚や判断を大きく揺さぶり、ぐらつかせる、困惑というよりむしろ陶酔の時間だったにちがいない。

 

「自分の感覚や判断を大きく揺さぶり、ぐらつかせる」、そういう刺激が陶酔に近いものというとらえ方。こういう学びのあり方を、本校でもどんどんやってほしいなと思います。

鷲田氏のコメントは、もう少し続きます。それは、また明日。

今日は、このへんで。

 

卒業アルバム個人写真撮影

6/3の月曜日に書いてから、またまた休載が続き、今日は6/7の金曜日。なかなかハードな日が続きます。でも、まだまだめげずに書き続けます。鷲田氏のコメントは、『本』6月号を持参しなかったので、すみません。来週へ。

 今日は、朝方の雨が登校時にはなんとか降りやんでくれましたが、一日中どんよりとした曇り空。ああ、あれかと思っていたら、やっぱり夕刊には「東北南部が梅雨入り」の見出しが・・・。いよいよですね。これから7月までは梅雨の季節。今年は、どうなるんだろう・・・。あまり降りすぎても、カラ梅雨でも大変です。お天道様に、ほどよい梅雨になるように祈りましょう。

 今週から3年次の生徒たちは、卒業アルバムの個人写真撮影開始。生徒たちがカメラマンに撮影される直前に、一生懸命鏡をのぞきこんでいるのが、ほほえましいです。一生ものですから、みんなよ~~く考えて、セットをきちんとして、写してもらってくださいね。

 今日は、このへんで。

 

三木成夫氏

6/1~2が土曜日曜だったので、6月は実質今日からスタート。梅雨入りまで、もう少しの期間、田子地区を吹き渡るさわやかな風を満喫できそうです。今日も、青々と茂った芝生のグランドでは、生徒たちが体育の授業で気持ちのよい汗をかいていました。運動能力テストでしょうか? まだまだ50M走を一生懸命走れるみなさんがうらやましいです。

 

さて、先週金曜土曜は、3年次生全員が模擬試験を受験していました。今年度になってから初めてのマーク型模試です。国語の問題を拝見したら、材料文になかなか良いものを採択しているなあと感心しました。後日実施する学校があるので、ここでは詳しく書けませんが、これだから模試問題も安易に侮れません。敵も手強いものです。二週間後ぐらいに、紹介したいと思います。

さて、講談社のPR誌『本』6月号です。鷲田清一氏が『三つの授業』というタイトルで、2Pの小文を寄稿しています。氏の新著『生きながらえる術』の紹介文です。その新著の一節に入れてあるものを紹介していると思います。

ある大学のピアノ科の先生が、東京芸術大学の学生だった頃に、受けた講義の中で特におもしろかった講義が三つあったとのこと。その一つが解剖学者の三木成夫氏の講義。

 

「その初回の授業。入ってくるなりカーテンを閉めて教室を真っ暗にした。 ~ 突然、前方のスクリーンに、眼と眼とがうんと離れた不気味な顔面らしきものから、鰓をもったサメのような顔、さらには両生類、爬虫類、哺乳類のような顔が次々と映し出される。それは、ヒトの胎児が数日間で『あの一億年を費やした脊椎動物の上陸誌を夢のごとくに再現する』その相貌の変化を記録した衝撃の画像だった」

 

この後、鷲田氏のコメントが続きます。それはまた明日。

 

今日は、このへんで。

 

ドローン、恐るべし

 早くも水無月。令和になってちょうど1ヶ月が経ちました。今日土曜日は、午前中に同窓会の幹事会、午後からは25周年記念事業の実行委員会が開催されました。土曜日のお休みのところ、出席された方々に改めて感謝申し上げます。

同窓会幹事会では、会報である「たんぽぽ」の編集進捗状況、9/14開催予定の同窓会総会の持ち方、また25周年記念事業について、同窓会員の皆様からの寄付金依頼についてなどが話し合われました。特に25周年記念事業の寄付金については、記念事業の充実をはかるべく、同窓会のみなさんのご支援ご協力をお願いするものです。よろしくお願いします。

また、25周年記念事業の実行委員会においては、新年度の新しい実行委員会体制と記念誌の編集について、またロゴマークの決定、生徒ボランティアの募集について、ホームページの立ち上げ、ポスター募集等について、協議されました。協議終了後には、先日の体育祭において、ドローンで空から撮影した校舎や生徒の様子の試写会がありました。すごくきれいに撮影されていて、改めてドローンの威力にびっくりしたところです。後日、中学生への学校説明会時に、利用予定です。ご協力いただいた多賀城高校に感謝です。

今日は、このへんで。

 

芥川

昨夜から降り続いた雨が登校時には小雨となり、9時頃にはやんでくれました。その後は、からっとした良いお天気でした。週初めの酷暑がうそのようです。

さて、昨日お知らせしたとおり、今日7校時は、『FTⅠ・産業社会と人間』において「話を聞いてみよう」が実施されました。校長室にも一年生の7名が来てくれました。ありがとうございます。「古本の世界に取り憑かれた男のこれまでの軌跡、ついでになんで文学というやっかいな世界があるのか、その存在意義について、みなさんと考えてみたい」という内容でしたが、やっぱり時間が足りなかったですね。ついつい早口になり、みなさんの期待するような話は何もできずに終わってしまったような気がします。ごめんなさい。

特に、「校長先生が特におすすめの作家は?」という質問には、具体的にこの人という話ができませんでした。みなさん一年生で、今ちょうど芥川をやっているので、芥川の話を少ししましたが、本来は「地獄変」あたりで、もう少し具体的な話をすればよかったなあと思っています。それと、好きになった作家とは、とことん付き合うこと。デビュー作から、最後の作品まで、つなげることで1人の人間の全体像が見えてきます。良い意味でも悪い意味でも。1人の人間のおいしい部分だけでなく、つらい部分もひっくるめて、引き受けること。そういう作家を何人か抱えることができたら、たぶん自分の「生」もずいぶんと幅の広さと深さが出てくるのでは・・・ということで、今日は、ごめんなさい。明日、少し続きを。

今日は、このへんで。

 

登下校に注意

おととい、昨日の酷暑から今日は幾分涼しくなり、さすがに三日連続の真夏日ではなかったです。ですが、朝の登校時間に川崎市のほうで、痛ましい通り魔事件が発生してしまいました。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、怪我を負わされた児童に心からお見舞い申し上げます。このような事件が起きるたびに、児童生徒の安全確保について、責任を痛感する次第です。本校生徒も自他の命の尊さについて、改めて深く自覚してほしいと思います。

 

さて、明日は2019年度『FTⅠ・産業社会と人間』において「話を聞いてみよう」が実施されます。指導目標は「身近な『外』の存在である先生方の話を聞き、自分のこれまでやこれからの生き方と対比させて考えさせる」とあります。すごいですね。私のところにも7人も来るそうです。「古本の世界に取り憑かれた男のこれまでの軌跡、ついでになんで文学というやっかいな世界があるのか、その存在意義について、みなさんと考えてみたい」と宣伝したら7人も希望が出たそうです。感心です。明日が楽しみです。頑張りましょう。

今日は、このへんで。

 

感想

 令和が始まったこの5月も、あっという間に最終週を迎えました。昨日は、まだ5月というのに、北海道では真夏日ならぬ以上高温。全国各地で熱中症により体調を崩す人が続出。宮城では、熱中症でお亡くなりになった方も出たとか・・・。怖いくらいの暑さです。今日も30度超え。明日は、少し涼しくなるようですが、くれぐれも注意が必要です。水分補給をこまめに。

 さて、先週は、東京出張のため、ほとんどこの通信をお休みにしていました。すみません。ようやく宮城に戻ってきましたが、まだまだボケが抜けきらず、頭がボーとしています。年をとると環境の変化についていくのがしんどくなります。いやですね。

 ひさしぶりの東京生活で、一番びっくりしたのが、通勤時間帯の人の動き。私は、向こうでホテルをとるとき、観察のため、あえて電車の乗り換えが必要なところを予約するのですが、今回もそういうところを選んで満員電車に揺られて、会議の会場に向かいました。駅のホームでびっくり、感心したのが、人の動きが、ますます行儀よくなっていること。本当によくこんなにきれいに列をなして動いているなあと感心した次第です。電車待ちの列や、乗り換えの移動のための列に、横から入るのは御法度です。仙台では、よく横から入るのを見るのですが、仙台に比べて、東京のほうは、ずっと整然とした動きをします。改めて日本という国の、「規律正しさ」にびっくりしてきました。私の学生時代と比べても、今は、ずいぶんきれいに並ぶようになったなあというのが、率直な感想です。そんな思いを抱きながら、今回はバタバタと目が回るようにして数種の全国会議に出席してきました。

 へこたれては、いられません。明日も走ります。

今日は、このへんで。

 

体育祭二日目

昨日は、体育祭の二日目。初日よりも一層青空が広がり、薫風の吹き渡るグランド、そして熱気であふれる体育館での二日目開催となりました。たくさんの生徒、お母様方から「校長先生、晴れましたねえ~」のお言葉をいただきました。体ボラのみなさんはじめ、保護者や関係のみなさまの熱い願いが、お天道様に通じたのだと思います。本当によかったです。

 二日目にびっくりしたのは、体育館のバスケットボールやバレーボール。(朝早くから、フリー競技のバドをやっていたそうです。ごめんなさい。応援に行けませんでした。)初日に行けなかったので、どんなふうになっているか、楽しみだったのですが、すごかったです。みんなうまいですね。バスケットボールやバレーボールは、中学時代に部活動でやっていた選手が相当多く交じっていて、そのせいかレベルが高いのなんの・・・。あれ? うちの生徒、こんなにうまかった? と思わず、びっくりしてしまいました。男女混合チームですが、女子も男子に劣らず、中心で活躍する選手がいたりして、みんなすごいなあ・・・と思ったところで、グランドへ。グランドでは、昨日の玉入れや12人13脚に続き、今日は「しっぽ取り」がありました。元気よすぎて、こわかったです。応援のお母様は楽しんでいましたが・・・。

 午後は、最後の「全員リレー」。グランドにみんなが出てくるときには、またまたびっくり。みんな思い思いの服装で、まさに「仮装」による「全員リレー」状態でした。かわいいのとか、かっこいいのとか、また恐竜さんとか・・・恐竜さんは、ちょっと暑かったですか。これが恒例なんですね。本校の。先生方も何名かいました、いました。イケメンの警察官に、ちょっとお年を召した魔女様が。すごかったですね。それぞれ個性あふれるかっこうをした生徒が、グランドに大集合。一つのトラックを「全力疾走」「お楽しみ」「借り物」「夏祭り」の四つのゾーンに分けての全員リレーです。私も借り物になって走りましたよ。ちょっとですが。

 予定されていた「先生方オリエンテーション競技」は、残念ながら時間の都合上、中止になってしまいましたが、これまた仕方のないことで、とにかく無事二日間の体育祭は終了しました。運営にあたった体ボラのみなさん、本当にお疲れ様でした。三年次生のみなさんは、閉会式で、一・二年次生の後輩に向かって、大きな声で「ありがとう」。昨年もそうでしたが、本当に宮城野高校生のみんながひとつになった瞬間だと思います。みんな、本当にお疲れ様でした。

週明けに元気な顔でまた登校してほしいなと思います。

 

さて、本日5/17は田子地区の4校(田子小学校・高砂小学校・田子中学校・宮城野高校)の連絡会が開催され、お隣の小中学校の先生方とPTA役員の方々との有益な情報交換ができました。本校に負けず劣らず、小中学校のPTAの方々も並々ならぬパワーの持ち主が多数いらっしゃることがわかりました。今後、ますます連携が密になりそうです。よろしくお願いします。

 今日は、このへんで。

 

体育祭初日

 晴れました。朝方、開会式の頃はまだ曇り空でしたが、生徒みんなの願いが通じたのでしょうか。次第にお日様が顔を出してきて、暑くもなく寒くもなく、またグランドには心地よい薫風が吹き、体育祭をやるには絶好のお天気でした。雨男返上です。今後は、私自身が晴れ男となって、各行事のお天気をコントロールしていきたいと思います。

さて、開会式では、例年どおり、生徒それぞれが思い思いの格好で整列しました。もちろんホームのTシャツをそろえたところもあります。胸に「平成」と大きく書いていたホームもありました。みんな確かに平成生まれですよね。担任の顔写真をプリントしたホームもありました。小学生に戻って、昔懐かしいランドセルを背負って出てきたのは、どこのホームでしょうか? かわいいですね。そんな生徒が玉入れに興じたり、ドッジボールに熱くなったり、みんな一生懸命でした。声をからして応援していました。お疲れ様です。お昼過ぎの時点では、大きな怪我はなかったと思います。夕方までも、特に大きな怪我の情報はなかったので、少し安心です。明日もくれぐれも怪我に気をつけて、みんなで楽しんでください。今日は、体育館のバレーボールやバスケットボールを見ることができなかったので、明日は、体育館にお邪魔したいと思います。

 体ボラのみなさんには、準備・運営等、たくさん仕事をしていただきました。ありがとうございます。明日もよろしくお願いします。また、PTAのみなさんにも、朝早くからたくさん応援をいただきました。ありがとうございます。

さて、番外編の教員チームVS生徒チームの試合です。たくさんの応援をもらいながら、教員チームは奮闘しましたが、足下がふらついたようで、大差がついたようです。捲土重来、来年はまじめにやりましょう。

今日は、このへんで。

 

白い花

早くも、5月の真ん中の15日。季節はあっという間に過ぎ去るもの。校舎南側の植え込みにある白いツツジの花。昇降口からグランドに出る手前の植え込みにあるドウダンツツジの白い花。桜の季節は、もちろん好きですが、青葉若葉の季節に白い花が咲いていると、これまたそのコントラストがとてもきれいで、うれしくなります。

 さて、明日は体育祭。今朝早くにはまだ昨夜来の雨が残っていましたが、登校する頃にはあがっていました。放課後には体ボラ中心にその準備や練習で生徒がグランドに出ていました。ありがとうございます。恒例の番外編の教員チームVS生徒チームの試合もあるようです。明日、みんなで楽しみましょう。

 今日は、このへんで。

 

卒Pのみなさまに感謝/「ために」と「ともに」

先週から昨日にかけて、この通信をずいぶんサボってしまいました。申し訳ありません。やめたわけではありません。今日から、またスタートです。

 さて、大津での交通事故の件、5/11土曜日のPTA三団体総会の場でも、連絡をさせていただきました。痛ましい事故が頻発しています。くれぐれも交通事故に遭わないよう、注意願います。また、PTA三団体総会の場において、役員改選が行われました。卒Pのみなさま、長い間、本当にありがとうございました。これからも、本校の良き応援団となっていただけるよう、よろしくお願いします。また新役員のみなさまには、令和の時代になって記念すべき最初の役員体制、また本校の創立25年目という節目の年の役員ともなります。ご協力、よろしくお願いします。

 5/11土曜日の午前中には、恒例の『学問の世界』が行われました。大学の先生方には、せっかくのお休みのところ、本校生徒のために、50分×2コマにわたって熱く、それぞれの専門である『学問の世界』を語っていただきました。うれしかったのが、一番遠いところからお越しいただいた京都造形大学の先生のお話。最後の「まとめ」のところで、こんなことを伝えていただきました。

     デザインする、あるいは何かをつくる際に、様々な立場の人の「ために」だけではなく、様々な立場の人と「ともに」つくりだすことを考える。

 

キーワードは「ために」と「ともに」。「ために」も、もちろん大事。でも「ともに」の視点も

持って、様々な人と何かを作り出す。それは、とてもワクワクする体験。そう思いませんか?

 

 

さて、同時に、三年生向けには、進路実現のために、『卒業生講話』が行われました。部長の加藤先生にうかがったところ、卒業生一人一人が心を込めて、後輩の3年次生に向かって、今、何をすべきか、これから何をしなければならないか、何がポイントか等、とても有益なお話をいただいたそうです。さすが先輩です。ありがとうございました。

 

 さて、まもなく、体育祭。今夜と明日の天気がちょっと心配ですが、本番は・・・晴れることを祈りましょう。

 今日は、このへんで。

 

交通事故に注意

 月齢2.2。昨日5/7の帰宅途中に、車から見えたお月様の月齢です。泉が岳に乗っかるようにして見えた、そのとてもとても細い月に、思わず願い事などをしたくなりました。今日も朝から快晴。この分だと、お願い事などしなくても、体育祭当日は、良い天気になりそうです。

今日は、午前中に東北大学の先生のところへご挨拶にうかがいました。その帰り、保育園の園児たちが片平のキャンパス内をお散歩しているのに出会いました。とてもほほえましく、子供たちは、ほんとうに宝物のように見えました。

 ところが、帰って見ると、関西のほうで、外を散歩中の園児たちの列に、車が突っ込み、大きな事故が発生したというニュースが・・・。怖いです。くれぐれも注意を。

今日は、このへんで。

 

ハナミズキ

  GW明けの今日5/7は、昨夜の雨もあがり、お天道様も顔をのぞかせて、過ごしやすい一日。(ちなみにこのGWは、始まりと終わりが雨でした。)久しぶりに学校に来たら、ピンク色のハナミズキの花が咲き始めていました。季節はどんどん進んで、昨日5/6は、立夏でした。本当に日が長くなりました。梅雨に入るまでのこの季節、何をするにも気持ちのよい時です。みなさん、長い長いGWは、どうでしたか? 宿題がたくさん出て、たいへんだったと思いますが、さっと片付けて自分の時間をきちんと作れましたか? 今日は、ホームのお友達とGWの話題で持ちきりだったと思います。(私は、ウグイスさんの鳴き声を励みにして、お庭の草刈りに精を出していました。)

さて、先日紹介した「河北美術展」ですが、GW中、見てきました。本校からは「賞候補」2名、入選6名の合計8名が受賞したわけですが、みなさんの作品をしっかり拝見してきました。一般の方々に交じって、みなさん、ひけをとらず、すごかったですね。りっぱなもんです。彫刻作品は、今回初めて会場になったTFUギャラリーミニモリの入り口正面に、二つ並んで展示されていました。日本画、洋画の作品もそれぞれに高校生らしい、若々しい力がみなぎる作品でした。みなさんの一層の活躍を期待したいと思います。また、今回入賞を逃したみなさんも、捲土重来を期して精進してほしいと思います。

今日もグランドでは、体育祭が近いということもあり、みんな一生懸命練習に励んでいました。待ち遠しいですね。今年はきっと晴れますよ。テーマがテーマですから。

今日は、このへんで。